オリンピックでのメイン競技、といえば、やはり前半の水泳、後半の陸上のふたつだと思うのですが、水泳では代表も決まって、ますますオリンピックムードも高まってきたような気がします(ただ、千葉すず選手の代表落ちは、なにかと物議をかもしているようですが…。)。
でも陸上のほうは、マラソンとあと数人が決まっているのみで、代表選考はまだまだ続く…という感じ。だから気になる選考のゆくえ…というわけで、行って来ました、グランプリ陸上大阪大会。
100メートルの伊東選手や朝原選手が、ケガで欠場になってしまったのは残念でしたが、そのぶん興奮させてくれたのがハンマー投げの室伏広治選手! 日本新記録が出た3投目はハンマーの軌道からしてすごく大きくて、80メートルのラインを越えたところに落ちた瞬間、競技場のなかに観客の「うおーっ」という声があふれて、一種、興奮状態になっていました。今思い出しても、本当にすごかった。ただ、だれが投げたのか、ファウルになった投てきで、芝生の外にハンマーが落ちてしまい、トラックをバウンドしながら転がっていったのは、えらく恐かったんですけど。
あとは、マラソン代表を惜しくも逃した弘山選手の走りも良かったです。女子5000mに出ていたのですが、日本のトップクラスがほとんど揃っているなかで、みごとに日本人1位(全体では惜しくも2位)になって、やはり彼女の実力はすごい!と、改めて感心してしまいました。最後の直線での争いは、目の前で見ていて、本当に見応えがありましたね。
外国選手では、やはり100m世界記録保持者のグリーンが凄かった。私はゴール付近で観戦していたのですが、スタートしてから、すーっと流れるようにゴールまで来た、という感じがしました。ダイナミックなんだけど無駄がない、とでもいうんでしょうか…? ピストルが鳴って、気がついたらもう目の前にいたんですよね。やっぱ、世界一足の速い人って、ものすごい(あたりまえなんだけど)ものがあるなーと。うまく言えないんですけど。
とにかくどの競技でも、生で見るのはやはりいいですね。私はけっこう運が良く、観戦したときはいつも、なにかしら日本新記録が誕生しているのですが、記録誕生の瞬間は競技場の中すべてが興奮状態に包まれてしまうんです。あの、陶酔させてくれる感じが、たまりません(笑)。
そのうちまた、なにか観戦に行こう、と思ってます。 |
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