2002年福岡国際マラソン 2002年12月1日 平和台陸上競技場発着

福岡国際マラソン、日本選手はやはり勝てませんでした。毎回ケニアやエチオピアの選手に、競技場で競り負けてしまうのはなぜなんでしょう…。なんていっても、仕方ないんですけど。
でも、2位に入った尾方剛選手は、予想以上にがんばってくれました。32km地点でスパートしたときは、「最後まで持つのかなー」なんて思ってたのが、ちゃんと競技場までこられたのは大したもんです。タイム差以上に力の差はあったかなーとは思いますけど。でも、ここのところ登り調子の尾方選手だけに、次に期待はできそうです。世界陸上でも、ぜひ積極的な走りを見せてほしいです。
逆に、佐藤信之選手は、なんとも救いようのない走りになってしまいました。1999年の世界陸上3位、シドニー五輪代表ということで、もう少しがんばってくれるかなーと思っていたのですが…。犬伏選手も良くなかったけど、彼の場合はケガの影響…ということがありますよね。でも、佐藤選手はなんの理由もなく突然の失速ですから、ちょっと心配になってしまいまます。
あと、一時はかなり期待されていた国近選手は、SB食品に移籍してからまったく鳴かず飛ばず。あの会社は、やはり選手を育てるのがあまりうまくないのでしょうか…?

【事前のみどころ】
福岡国際マラソンの招待選手、日本人選手では元日本最高記録保持者の犬伏孝行選手、1999年世界陸上銅メダリスト・佐藤信之選手といったシドニー五輪代表組に、2時間9分台の自己ベストを持つ浜野健選手などが名を連ねています。が、そのあたりはマスコミでも注目してくれるので、ここではそれ以外の、「私の」注目選手を挙げてみたいと思います。
まず前記3人以外の招待選手では、ここのところ地味ながらも着実に上位でゴールしている家谷和男選手。箱根で活躍したわけでもなく、強い実業団チームに所属しているわけでもないので、はっきりいって知ってる人はいないと思いますが、とにかく「大コケしたレース」がない選手です。それから一般参加では、ヱスビー食品に移籍してからイマイチぱっとしない国近友昭選手。一時はかなり注目されたのに…って感じなんですよねー。ここらでそろそろ復活の走りが見たいもんです。あとは…一般参加の選手で名前を知ってる人があまりいなかったりします。箱根の有名人とか高校駅伝でそこそこ活躍した人なら、多少は聞き覚えがあるのですが、うーん…。無名の市民ランナーが脅威の大記録で優勝、なんていうマンガみたいな展開は、やっぱりないでしょうねー(←昔の少女マンガの読み過ぎかも?)。
ちなみに、ここで2時間10分(だったと思うんですけど…まちがってたらすみません)を切って日本人1位になれば、自動的に来年の世界陸上の切符が手に入ることになります。さて、だれがこの条件をクリアするんでしょうか?

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