2002年全国高校駅伝競走大会 2002年12月22日 西京極陸上競技場発着

高校駅伝の男子は、見事西脇工が優勝! ビデオで見たのですが、結果を知らずに観戦したのでかなりハラハラドキドキしました。
以前、もっともっと強かったときの西脇工だったら、3区で逆転してトップになったら、そのままどんどん後続との差を広げてっちゃうんですよ。それが今回はそうじゃなくて、少し差を広げると次の区間で詰められる…の繰りかえし。いつ逆転されるか本当にヒヤヒヤしました。
アンカーなんて、絶対に追いつかれる〜と思いながら見てましたもんねー。でも、競技場に入る直前で逆に突き放したから、あれは作戦だったんですけど…。やっぱ心臓に悪かったです〜。
それでも、終わってみれば8回目の優勝。男子では単独で史上最多となる回数です。まさに渡辺監督の「勝たなくてもいい、負けないレースを」という言葉通りになったなーと思いました。

【事前のみどころ】
皆様ご存じのように、コテコテの関西人の私。ちなみに出身は兵庫県でございます。知ってる人は知ってるんですが、この兵庫という県、高校駅伝ではめっぽう強いんですよね。10年ほど前までは報徳学園が強かったのですが、ここのところはずっと西脇工が代表になっていて、全国大会に出場すると、たぶん2回に1回は優勝してると思います。駅伝の高校最高記録を持ってるのも西脇工です。ここ2年ほどは優勝から遠ざかっていたのですが、今年は復活!となりそうな気配がかなり強いんですよね。大牟田との一騎打ち?を制して、なんとか高校日本一に返り咲いてほしいです〜。
と、ここまではみどころでもなんでもなく、私の単なる希望的観測なんですけど、ほかに「ここを見て!」と言うとすれば、やはり1区でしょうかねー。1区の距離は10kmなんですけど、京都のコースは、ずーっとダラダラした上りが続いていて、ものすごくしんどいんですよ。五条通りから北大路通りまで、つまり半分以上が上りなんですよね。私は以前、四条から北大路まで自転車で走ったことがあるのですが、もう、後半なんて息切れっぱなしでした(^^;)。
現在その1区の区間記録を持っているのは、ジュリアス・ギタヒ選手。そのときの走りって、もうハンパじゃないくらい凄かったです。トラックの1万m(つまり10km)の日本記録って、高岡選手が持ってる27分30秒前後(詳しいことは忘れました…)なんですけど、ギタヒ選手の区間記録が同じ27分台なんです。平坦なトラックじゃなくて、そんなきついコースで出したんですから、そのときは、「この記録、本人以外に破る人は出てこないだろう…」って思いましたもん。
が、今年の1区のラインナップは、ちょいと凄いみたいです。滋賀学園の1年生のナントカくん(忘れました)、仙台育英、青森山田と、実力のある留学生が目白押し。日本人にも強い選手がいるんで(西脇のエースはかなり凄いです)、彼らが留学生についていけたら、そこそこいい記録が出るかもしれません。もっとも、日本人高校生は、絶対に区間記録には手が届かないですけど、でも、「日本人最高」が出る可能性は充分あります。とにかく、そのへん期待して、見たいですねー。

 トップページ夏の競技−陸上競技観戦記2002年全国高校駅伝競走大会 「スポーツ観戦記」トップページへ