2003年全日本実業団対抗駅伝競走大会 2003年1月1日 群馬県庁前発着

「三連覇危うし」の声をものともせず、コニカが優勝を果たしました。
故障者が多いとか調子が上がってないとかいろいろ言われてて、正直なところ、そのくらいのほうが混戦になっておもしろいかなーと思ってたんですけど、フタをあけてみればなんのことはない、圧勝でしたね。粒ぞろいのメンバーのうえに、助っ人外国人がまた速いですから、実力通りに走られたらほかのチームは太刀打ちできないでしょう。特に、松宮兄弟のロードでの強さが目を引きました。
2位の日清食品、ここならなんとか…と期待してたんですけど、やはりコニカの牙城を崩すことはできず…で、残念でした。徳本選手の強烈なキャラクターには、笑わせてもらいましたけど。ああいうのも強いから許されるんでしょうねー。
今年は優勝かと目された中国電力が3位、4位はNEC。5位のカネボウは、高岡選手はさすがにエース区間で区間賞をとりましたが、あとが今一歩。6位に過去は常勝だった旭化成が入りました。
それにしても来年は、せめてもうちょっと「レースをおもしろくする」チームに出てきてほしいです。最初から「見えてる」レースほど、つまらないものはない!ですからねー。

【事前のみどころ】
元旦のニューイヤー駅伝、もとい実業団対抗駅伝について少し。
ここのところ絶対的な強さを誇っていたコニカが優位…と思っていたのですが、今回はどうも故障者続出だそうで…。それでも優勝候補には違いないんですけど。
あとは、中国電力か日清食品かトヨタ自動車か富士通か…。このあたりのチームは、近年箱根で活躍した選手がチームの主力になっているので、箱根ファンにとっても要注目かも。
あ、忘れちゃいけないのがカネボウ。先日マラソンで日本最高を出した高岡選手を擁するチームですからねー。
このニューイヤー駅伝、正直なところ箱根より注目度は低いのですが、当然のことながらレベルは断然上。有力選手の走りを見て、アテネの代表がだれになるか…なんて予測するのもいいかもしれません。

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