2003年全国都道府県対抗女子駅伝競走大会 2003年1月12日 西京極陸上競技場発着

昨日、みどころを書くのをコロッと忘れてました。そう、今日は日曜、つまり駅伝・マラソンデー。都道府県対抗女子駅伝があったのでした。しかも、わが兵庫が見事に優勝を果たしたというのに…。でもまあ、今さら悔やんでも仕方ないので、とりあえずざっとレースをなぞってみることにします。
実をいうと私、兵庫県の優勝は厳しいかなーと思ってたんですよね。なんでかというと、この駅伝は最後のアンカー区間が一番長い。10kmあるんですが、力のあるランナーとないランナーでは、ここですごい差がついてしまうんです。兵庫は中高校生は強いし、2区早狩選手は力あるし、いいセンいくだろうなーとは思ってたけど、肝心のアンカーが少々弱いんですね。愛知や広島、香川あたりに追われたら、1分差くらい簡単にひっくり返されてしまう…。これは、過大な期待を持つのはやめにしよう…と自分に言い聞かせていたのでありました。
が、が、なぜか兵庫は強かった。1区6位から始まって、2区早狩選手は順当に区間賞の走りで2位に上げ、3区の中学生でトップに立ち、4区からの高校生が後続との差を開いていって…と、あまりに目論見どおりの展開にびっくり。アンカーの大山選手は京都に追い上げられてかなり危なかったのですが、結果的に貯金がものをいいましたね。前半抑えて後半勝負、という駅伝の定石のような勝ち方を見せてくれました。しかし、ゴール前であれだけ差が開くとは思わなかったです。一時は5秒差まで詰められたのが、20秒以上あいてましたもんね。京都も、追って追って、いっぱいいっぱいだったんだろうなー。
とりあえずは、兵庫が優勝〜です。目出度い!です。
で、優勝チームのことはこれくらいにしといて、お次は目についた選手のことを書いてみたいと思います。まずは見事に区間新を記録した1区の山中選手(奈良)。なんといっても前半からの積極的な走りが良かったですよねー。「区間新を出すんだ!」っていう、気迫にあふれてました。今まで、この大会と暮れの高校駅伝とで、何人もの選手が19分切りに挑戦してたんですよー。それをだれ1人として果たせなかったのに、あっというまに15秒も更新してしまったんですから…。あと、早咲きの選手は伸び悩む…みたいな風潮があるなか、彼女は中学時代からトップクラスで、実業団に入ってからもさらに伸びている希有な選手でもあります。マラソン挑戦のほうも楽しみですねー。
マラソンといえば、1区にはあの弘山選手も出てました。2位集団の後方に、サングラスをかけた彼女の顔がチラチラ見えていたので、「がんばってるなー」と思いつつ見ていたのですが、アナウンサーは最後まで一言も彼女に触れずじまい。きっと顔を知らないんだろうなぁ…。私としては、一度でも話題に上らせてほしかったです。そしたら、フォームとかもわかるくらいアップで映してくれてたかもしれないのに。
ほかの選手では、やはり9区にずらりと並んだ五輪候補たち、でしょう。大南(姉)選手と小鳥田選手は、やはり貫禄かな。ごぼう抜きが見られるだろうなーとは思ってたけど、入賞圏内にまで入ってくるとは…って感じです。もし、彼女たちが兵庫と1分以内でタスキをもらってたら、絶対に逆転されてただろうなー。ただ、9区のもう1人の注目選手・香川の大越選手は、最初と最後以外登場せず、で残念でした。しかも、アナウンサーは明らかに、彼女を知らないようだったし。解説者が「大越選手も注目」と言ってくれたので「はいはい」みたいな感じで話を合わせてましたけど。女子駅伝担当するくらいなら、知ってて当然の選手なんですけどね。
さて、来週は男子駅伝です。これは絶対に、事前みどころを書きたい!と思ってます。

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