2003年国際グランプリ陸上大阪大会 2003年5月10日 長居陸上競技場

2003グランプリ大阪プログラム競技場に着いたのは12時ごろ。開始は1時、メインの競技は2時にならないと始まらないとあって、その時間だとまだそれほど人は入っていませんでした。スタンドに入ったら目の前に元日本記録保持者(100mです。200も持っていたかも)の井上悟さんがいて、ちょっとびっくり。「陸上観戦に来たんだなぁ」と、久々に実感しましたねー。
フィニッシュ地点の少し手前…という特等席、しかも2列目に陣どった私たち(一番前もまだ空いていたのですが、手すりがあって見にくいので一段上に。陸上の場合、必ずしも前から埋まっていくわけではないです)。高校生の試合を眺めつつ、腹ごしらえに精を出しながら(笑)競技が始まるのを待ちました。
 

花岡麻帆選手1花岡麻帆選手2■女子走幅跳
最初に始まったのがこの種目。ちょうど目の前が砂場で、選手のジャンプが一番よく見える場所、のはずだったのですが、試合開始直前に日テレのテレビカメラがやってきて、目の前を見事にふさがれてしまいました…。これは、かなり残念! しかも、テレビ中継はNHKなのになんで日テレ?だったのですが、たぶんスポーツニュースかなにかで、日本選手2人の特集でも組むんでしょうね。花岡麻帆選手と池田久美子選手を中心に撮影してました。せっかく撮ったんだから、陸上の良さをアピールするような作りにしてくれぃ!と思いますわ。
池田久美子選手試合のほうは、花岡選手と池田選手が5回目までで6m42と、まったく同じ記録でした。順位は花岡選手のほうが上の3位につけていたのですが、6回目の跳躍で池田選手が1cm距離を伸ばして逆転を果たします。しかし、直後に花岡選手がそれを大きく上回る6m54を跳んで、再逆転。結局花岡選手が3位、池田選手4位で競技を終えました。
とまあ、こうして順位はついたんですけど、それはともかく、この記録に関してはちょっと…いえかなり不満です。今の日本記録は花岡選手の6m82なんですけど、この記録が出たときは同じ試合で池田選手も6m78を跳んで、すごい高レベルの争いにワクワクしたんですよねー。それからすると、54と43は物足りない…というより、このままじゃ世界陸上に出られるのは、B標準を突破してる花岡選手1人になってしまう〜。だから、なんとかして2人ともA標準(6m75)を突破してほしかったんですけど…。特に池田選手は、調子良くないのかなーと心配になってしまいました。とりあえずは、日本選手権を見てから…ですけどね。

■女子4×100mリレー
この種目で世界陸上に出場するためには、リレーメンバー上位2名のタイムが、国別で上から16番目までに入ってなくてはならないんですけど、日本女子にとってそれは少々厳しい条件。それでも、なんとか出場につながるような走りを…と思って見ていました。
けれど、アメリカ、バハマ、ナイジェリアの選手で構成した混成チームには、まったく歯が立たず。これはまあ、走力からみても仕方ないんですけど、同じアジアのタイにも負けてしまったのは、ちょっと残念でした。日本チームは上2人とその次の選手の、力の差が大きいので、もう少し底上げができればいいのですが…。

■男子4×100mリレー
運が良ければ、世界陸上での入賞はおろかメダルの可能性もなくはない、この種目。2走の末續選手、4走の朝原選手という新旧2人のエースの走りと、その間の選手がどうつないでくれるかに注目しました。
日本Aの1走は川端選手、Bは宮崎選手。スタートしてから2人の差はほとんどつかず、そのまま2走へリレーします。Aチームの2走は、ここが定位置の末續慎吾選手。さすが本領発揮とばかりに、Bを引き離し、前方を走る2チームに迫ります。そして3走へバトンパス。このあたりで何かトラブルがあったのか、日本Aしか見ていなかった私はよくわからないのですが、4走へ渡ったときは、トップはオーストラリア、2位が日本A、3位日本B、4位アメリカと、少々意外な順位になっていました。1位オーストラリアと日本Aとの差はわずか。アンカー朝原選手は前をとらえるか…に思えたのですが、残念ながらあと一歩届かず。逆に後ろからアメリカのモンゴメリ選手(いわずと知れた世界記録保持者)が猛烈に追い込んできます。あわや上の2チームを抜くか?の勢いでした。結局、アメリカは3着にとどまったのですが、その速さには脱帽させられました。やっぱ、ダテに世界記録で走ってない!
で、日本Aは2着…と思っていたのですが、最終的にオーストラリアが失格となり、1着に繰り上げ。よく見てないうえに、テレビでも映してくれなかったので、詳細は不明なんですけど、アメリカがあんなに遅れるなんて考えられないし、走路妨害でもあったのかな?(←われながら、毎度ぼーっと見てますね、ははは)。

■女子1500m
中距離は、男女とも日本が最も不得意とする種目です。女子800のほうは室内で杉森選手が日本新を連発し、希望の光が差し込んできたような感じもするのですが、1500は依然「真空地帯」のまま。日本記録を大幅に更新しなければ、世界陸上や五輪には出場することすらできません。なんとか少しでも記録更新を…と願いつつ見ていたのですが、日本選手は最初から集団の後方にしかつけず、しかもラストスパートにはまったくといっていいほど対応できませんでした。日本人のトップは那須川瑞穂選手でしたが、順位は5位、記録は日本記録(4分10秒39)に遠く及ばない4分16秒24に終わりました。私としてはベテラン早狩選手に期待してたんですけど(今年の都道府県駅伝でも区間賞をとってるし)、最初からついて行くのがやっとという感じだったから、調子が悪かったのかな? 残念でした。
日本では長い距離が得意な人って、ほとんどが距離を伸ばして最終的に10000とかマラソンを目標にしちゃいますからね。そちらのほうが日本のレベルは高いし、注目度も大きいので仕方ない面もあるかとは思いますが、そのせいで本来中距離のほうに適性がある人までがそっちに行っちゃうのが残念です。

男子400m■男子400m
この種目も、ちょっと停滞しちゃってる感があります。日本記録は高野進さんが持っているのですが、これももう10年以上前に作られたもの。現在は、小坂田選手、田端選手のベテラン勢頼りで、続く若手は伸び悩み…。はっきり言ってジリ貧傾向なんですよね。なんとかして現状打破を…とは思うけど、一朝一夕にはままならぬって感じで、今回も8人走って日本勢は6、7、8位に終わってしまいました。せめて、1人くらい真ん中あたりの順位をとれる選手が出てこないものかしら…。

男子5000m■男子5000m
日本選手にとっては、やや速めのペースで推移した男子5000m。それでも、さすがに日本勢はトップレベルの選手ばかりとあって、いっぱいいっぱいの状態ではあってもなんとか集団にくらいつきます。岩佐選手や徳本選手が集団の中ほどで粘るなか、日本記録保持者の高岡選手は後方に下がり気味。どうなのかな?と多少心配しながら見ていたのですが、そこはやはり高岡選手でした。レース終盤に近づくに従って徐々に前へ上がっていき、終わってみれば日本選手トップの6位。世界陸上のB標準も突破して、No.1の面目躍如といった感じでした(世界陸上には出ないかもしれませんが←マラソンに備えて)。日本人2位は徳本選手で、B標準にはわずかに1秒弱届かず。惜しかったですねー。でも、外国選手が絶妙のペースで引っぱってくれたおかげで、日本勢は総じて好タイムで走ることができ、収穫のあったレースでした。

室伏広治選手1■男子ハンマー投
いわずとしれた、超注目種目。競技場中の目が室伏選手を見ている…といっても過言ではありませんでした。場内アナウンスも、室伏選手が投げる前には絶対知らせてくれるし…。特に今季は開幕から絶好調とあって、私も「久々に日本新の瞬間に立ち会えるのでは?」と、かなり期待を持って見ていました。
そんな期待に応えてか、室伏選手は最初から80mを越える投擲を見せてくれます。いつもなら1投目はたいてい「様子見」って感じで、2投目からパワー全開になることが多いんですが、早々に80mを越えてきたってことはやはり相当好調なんだなーと胸はワクワク(笑)。2投目は同じくらいの位置に落ちたのですが、3投目で本領を発揮しました。こんなのめったに聞かない…くらいのものすごい雄叫びが競技場全体に響いたかと思うと、ハンマーはどこに行ったか見失いそうなほど高く遠く飛んでいき、落下したところは黄色の線(日本記録のライン)の数10cm手前! その瞬間場内が、「おお〜っ」という声に包まれましたねー。いやー、胸が躍った(笑)。
室伏広治選手24投目はそれほど距離が伸びず(それでも81mは越えてます=五輪メダルレベル)、次は期待のかかる5投目(室伏選手は、2、3投目と5投目にいい記録出してる印象が強い)。投げた瞬間の雄叫びがなかったので「イマイチなのかな?」と思ったんですが、なんのなんの、ハンマーは大きく距離を伸ばし、3投目よりさらに日本記録に近いところまで飛んでいきます。場内はまたもや沸き…。でも、同時に「惜しい、あともう少し!」というため息に似た声も聞かれます。
そして、最後の6投目。声は出ませんでしたが、ハンマーはさらに遠くへ飛んでいき、またもや日本記録ラインのほんのわずか手前に落下! ほとんどラインにかかるくらいの投擲で、記録は82m95と、日本記録(アジア記録)まであと52cm。めちゃくちゃ惜しかったです〜。
でも、記録を伸ばした5投目と6投目に声がなかった…ということは、室伏選手自身、その投擲に満足してないってことなんですよね。日本選手権あたりで雄叫びが聞けたら、日本新…てことになるかも? さすがに横浜までは見に行けませんが、テレビで見守ることにします。
ところで、競技とは関係ないのですが、久々にこの種目で非常な恐怖を覚えました…。なぜか、左に大きくそれる投擲をする選手がいたんですね。で、なんと、トラックとフィールドの境に張ってあるネットにハンマーが直撃。ネットはなぎ倒され、ハンマーは係員(そのとき、トラックで行われていた110mハードルの係)のそばまでゴロリと転がっていったんです。競技場は騒然。もうちょっと飛んでたら直撃?ってくらいで、さすがに役員氏も恐怖を感じたのでしょう。位置をトラックの反対側に変えてました。しかもそのあとでも、飛んでったハンマーがネットを越えてトラックをバウンドしていったりと、怖さ炸裂。見ている私たちの顔はひきつりまくりでした。

ドリバル選手■男子110mハードル
ハンマーの怖さで、こちらの種目に対する興味がどっかへ飛んでしまった…。内藤選手と谷川選手の2人に期待したのですが、内藤選手が5位(13秒73)という結果でした。レース内容に関しては、日本勢が「置いていかれてる〜」って感じが強かったです。
ちなみに、同行者のあきべ嬢の感想→「ハードルってめっちゃ高い!」 そーなんですよねー。いつも見てるし、彼女もこれが初めてじゃないんだけど、ハードルをセットしてる係員の人と改めて見比べると、かなりの高さなんです。なんせ、ウエストより上ですからねー。あれを、ほとんど走ってるのと変わらないくらいの速さで跳び越えていくのは…やっぱり凄い!ですよね。

■男子三段跳
目の前で行われていたこともあって、日本選手の好記録を期待していたのですが…。出場していた杉林選手と渡邉選手は、どちらもあまり調子が良くなかったのかなぁ…。何度跳躍を行っても表情はさえないまま。
渡邉選手は、97年の国体で高校記録を出していて、その跳躍は今でも記憶に残ってるくらいなのですが(生観戦してました。ホップ・ステップ・ジャンプの「ステップ」のときに、ふわっと身体が浮き上がるような感じでした)、昔のいいジャンプが影を潜めてしまってたのが残念でしたね。

女子5000m■女子5000m
市川選手と山中選手が欠場。有力選手2人の不在に、かなりがっくりしちゃいました。レースは最初から1周75秒と、5000mにしては遅いペースで始まります(これだと10000の速さ)。しかも、途中ペースが上がるわけでもなく、だれかがゆさぶって振り落としにかかるでもなく、トップ集団の顔ぶれはスタート時からほとんど変化なし。大越一恵選手などがトップに立ったりするのですが、いかんせん「前に出るだけ」で「引っぱる」感じじゃないんですよね。最後のほうになると、ほとんど外国人選手が先頭を走り、日本人はただついていくだけ。長距離好きの私でも「こんなつまんないレース、見たことない」ってくらいでした。
結局ラスト1周で外国人2人が日本勢を引き離し、日本人トップは3位の大越選手。15分33秒と平々凡々なタイムでした。なんていうか、あまりの覇気のなさにがっくり。ラストスパートでは外国人に勝てないんだったら、途中でなんかやってみようと思わないのかなあ…。全然速いペースじゃないんだし。山中選手あたりが出てたら、ちょっとはちがう展開になってたんじゃないかと思うだけに、つくづく欠場が残念だったのでした。

■女子400mハードル
この種目は、一昨年あたりから何度も日本記録を更新している吉田真希子選手に注目。あともうちょっとで世界陸上に出られる…とあって、「できればB標準を切ってくれ〜」と願いつつ見てました。
スタートからバックストレートの直線までは、なんとか外国勢についていけてて、これで最後までスピードが落ちなければ…という感じ。第4コーナーを回ったところでは真ん中あたりの順位で、「これはいい線行けるかも?」という思いがふくらみます。そして最後の直線。吉田選手のスピードは最後まで落ちませんでした。トップとの差を保ったまま、4位でゴールに飛び込み…。
直後にはタイムはわからず、場内アナウンスもなかったので「日本新ならず?」と思われたのですが、しばらくしてから電光掲示板に「日本新記録」の文字が! しかもB標準を突破する56秒13で、インタビューのとき初めて記録を知った吉田選手も、すごくうれしそうでした。これで、おそらく世界陸上に出場できるでしょうし、このまま持続できれば来年の五輪へも…と、夢はふくらみますねー。とにかく、世界に少しは近づいた…って感じは大きいです。

男子400mハードル■男子400mハードル
一昨年の世界陸上で銅メダルをとっている、為末選手が最大の注目選手。昨年はあまり調子が良くなかったので、今季の調子を占う意味でもちょっと見てみたい、って感じでした。レースは為末選手らしく最初から飛ばしていったのですが、最後までもたなかったのかなあ。ラストの直線でトップと離されてしまいました。タイムも49秒60と、少々不満が残るし…。ただ、為末選手自身、手応えは感じているようなので、日本選手権→世界陸上に向けて、いい調子に上げてきてくれたらなーと思います。
ところで昨年のこの大会では、スタンド(しかもかなり前のほう)に「為末目当て」と思われる若い女の子がけっこういたのですが、今年は明らかに少なくなってました。まあ、昨年は大きな大会がなかった、というのもあるんですが、それにしても「変わり身早いな〜」と苦笑してしまいましたね。

■女子100m
坂上選手の欠場で、ちょっと寂しくなった女子100m。新井初佳選手にB標準突破の期待がかかりましたが、2m近くの向かい風にたたられて11秒72にとどまりました。この日は、風はそんなになかったと思うんですが、なぜか100mの直前になって突発的に少し強く吹いたりして…。これが追い風なら公認ギリギリで、好記録も期待できたんですけどね。残念でした。エース2人の対決は、来月の日本選手権までお預けですね。

■男子100m
この大会の目玉、世界記録保持者のティム・モンゴメリ選手が登場〜! が、私は「ビデオがあるさっ」とばかりに、日本人選手ばかり見ておりました。なんせ末續選手は、つい最近10秒03を出したばかり。現役選手では日本人トップの記録を持つ朝原選手もいるし、というわけでひたすら2人に注目してました。
これは、風さえよければ10秒切りも…?ってな感じだったのですが、直前に行われた女子のレースは、向かい風にたたられて記録が伸びず。男子の番になっても、吹いたりやんだりと安定しないんですよね。結局、微風、くらいでピストルが撃たれちゃいました。仕方ないかな。
で、レースです。朝原選手3レーン、末續選手8レーンと、2人を同時に見るにはキビシイ位置。目をあちこちにやってたら、わかんなくなりそうでした…が、それでも必死で見てました(笑)。スタートは両選手ともあまり反応が良くなくて、やっぱりなーという感じ。が、その後がちがいましたね。末續選手は頭を上げてからぐんぐんスピードを増していき、順位を上げます。が、朝原選手のほうはもうひとつ伸びを欠いて、なかなか上に行けず…。末續選手はフィニッシュでさらに1人をかわし、向かい風のなか10秒16の3位でゴール。朝原選手は10秒36で6位にとどまりました。
それにしても末續選手は、今、本当に伸び盛りなんでしょうねー。試合後のインタビューも自信にあふれてました。日本選手権では200mに絞るのか、100mにもエントリーするのかわかりませんが、本当にそろそろ9秒台の声が聞けそうな気がしてきました。
朝原選手は、まだ調子が上がりきってないみたいでしたね。本来の朝原選手なら、後半の伸びはハンパじゃないんですよ。外国人選手に混じっても見劣りしないくらい。日本選手権〜世界陸上あたりにはピークを持ってきてくれると思うので、次に期待、ですね。
こんなわけで、モンゴメリ選手のことなど見る暇はほとんどなかった私。ビデオを見て「すごいなー」と思った…だけでした(汗)。
ちなみに私の隣のあきべ嬢は、ひたすら末續選手を見つめておりました。なんせ400mリレーのときなぞ、2走の末續選手を間近で見たくて、「慎吾ちゃんの走るときだけ、向こう(バックストレートのほう)へ行って見る! で、朝原さんにバトンが渡る前にこっちに帰ってくる!」などと言い出す始末…。「アンタは観客席を、選手より速く走れるんかい!」と、思わずつっこみを入れてしまいました(笑)。

■男子4×400mリレー
日本Aがナショナルチーム、Bがその下…というのチーム分けでしたが、途中まではAのすぐあとをBが追って、その少しうしろにオーストラリアとニュージーランドが続く…という状況。一時はBがAを抜くんじゃないか…と思ったくらいでしたが、さすがにアンカーの田端選手で差がつきましたね。タイムも3分2秒97と、まずまずでした。
AとBの力が接近してる…ってことは、全体の底上げはできてるんだと思いますが、残念ながら今は「絶対的なエース」が不在なんですよね。アトランタ五輪の決勝で出した3分0秒台の日本記録を破るのは、並大抵のことじゃ無理みたいです。
ところで今回のテレビの解説は、そのアトランタ五輪リレーメンバーの1人、苅部俊二さんでした。私が初めて観戦したときは、選手としてトラックを走ってたんですけどねー。月日のたつのは早い…とまたもや実感してしまったのでした。

【事前のみどころ】
グランプリ陸上に出場する有力選手が、記者会見を行いました。先日10秒03を出したばかりの末續慎吾選手は、そのまま好調を維持している様子。「毎試合9秒台を狙っている」「強い外国人とどれだけ勝負できるか楽しみ」などと、頼もしい言葉を聞かせてくれました。また、同じく100mに出場する、世界記録保持者のモンゴメリ選手は「大会記録(9秒91)を破りたい」。ご存じハンマー投げの室伏広治選手も、順調に仕上げてきているようです。
私としては、まずは男子100mで日本の二枚看板(末續&朝原)がどんな走りを見せてくれるかに注目です。やっぱ、目の前で日本新が出るとめっちゃ興奮するし、それがアジア初の9秒台とかだったりすると、ボルテージ上がりきってわけわかんなくなりそう(笑)。そして、この大会と相性の良い室伏選手にも、やはり注目です。今季はかなり調子がいいみたいなので、日本記録のラインを越える投擲が見れるかな?と思ってるんですけど…。そのほか、書ききれないくらい注目点いっぱいなので、興味のある方はぜひぜひテレビ中継をご覧になってみてください〜! 私もどこかに映ってるかも(笑)?

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