2003年札幌国際ハーフマラソン 2003年7月6日 円山競技場発着

日曜の昼下がりは、マラソン観戦(ハーフですけど)が似合う…ということで、札幌国際ハーフマラソンについて。
まずは男子ですが、レースを見終わって「やっぱりカーニー選手には勝てないのかな〜」と、ちょっとがっくりきてしまいました。期待の世界陸上マラソン代表の中国電力勢も、一番安定していると思っていた油谷選手が最初に脱落。佐藤選手と尾形選手はかなり粘りましたが、カーニー選手のスパートにはつくことができませんでした。それでも佐藤選手は、一度は2位を行くカギカ選手を抜いて、「すごい」と思わせてくれたのですが、そこで力尽きましたね。結局カーニー選手がそのまま1着でゴール。2着にカギカ選手が入り、佐藤選手は3着、尾形選手は僅差の4着となりました。油谷選手はトップから1分以上遅れる14着に終わりました。
とはいえ、マラソンのトレーニング中ということで、スピード不足なのは仕方ないんですよね。それに、ハーフとフルマラソンでは、かなりちがいますから。ただ、いくら調整の一環だとしても、「勝つ」ということにはそれなりの意義があると思うので…。まあ、佐藤選手も尾形選手も、そこそこ手応えは感じているようなので、良しとしましょう。私的には、佐藤選手の微笑みが見られなかったのも、ちょっと残念ではありました(期待するところがズレてますけど)。
それと、世界陸上には出ませんが、やはり藤田敦史選手にはふれておきたいですね。途中、集団から後れたときは「これくらいのスピードにも、対応できないの?」って思ったんですけど(実はそのとき腰痛が起こったんだそう)、それでも終盤、1人先頭集団を追い始めたことでかなりほっとしました。それがちょうど、カーニー選手のスパートと同じくらいだったので、前に追いつくことはできませんでしたけど。もうちょっと早く出ていれば…と思うのですが、仕方ないのかな。このうえは、腰痛を悪化させないように願います。
女子のほうは、ヌデレバ選手が途中からは独走で2連覇を達成しました。最近、ラドクリフ選手の活躍で影が薄くなりつつある彼女ですが、やはりフルマラソン世界歴代2位の記録はダテじゃないですよね。さすがでした。それから、出産後初レースが注目されたシモン選手は、トレーニングがまだ不足しているみたいでしたね。あの状態だと、レースには「参加するだけ」の意味あいが強かったのかも。
…これでも一応「ざっと書こう」としたつもりなんですけど、やっぱり長くなってしまいました。レースを見ちゃうと、どうしても思ったことを全部書かなくては気がすまなくなってしまうのが、悲しい性ですわ(笑)。

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