2010年の雑記

3月29日
男子の高橋選手に続いて、女子も日本の浅田真央選手が優勝。安藤美姫選手は4位、鈴木明子選手は11位、そして五輪女王のキム・ヨナ選手は2位。浅田選手以外は、SPで信じられないミスが続出して、その時点でめちゃくちゃ暗い気分に…。特に、鈴木選手はすべてのジャンプがクリーンに入らなくて、まさかの20位発進(涙)。それがものすごいショックで、女子については無理矢理思考を停止させて、前日の男子の感想を書いてました。フリーではみんながんばって巻き返してくれたので、よかったんですけどねー。
本当はいろいろ感想を書きたいところですが、仕事を置き去りにして男子を見ていたツケがきてしまい、今、まじでシャレにならない状況に陥っております(いつもやん!といわれそうですが…)。次の更新は、早くても来週以降になります。あー、週末までにある程度終わらせないと、ダイヤモンドアイスが見に行けへんやん〜! チケットをムダにしないためにもがんばります。

3月27日
続きはまた夜に…と書きながら、ぼーっと録画したのを見返したりしているうちに、1日以上たってしまいました。あまりに気合いが入りすぎていた、その反動がきたんでしょうかねー(笑)。なんというか、心地よい脱力感を味わっております。そういえば、4年前に同じトリノで荒川静香さんが優勝したときも、こんな感じだったかも。
でも、実はSPを終わった時点では、高橋大輔選手がここまで差をつけて勝つなんて思ってませんでした。五輪のときと今回を比べると、今回のほうが明らかにライバルは少ないはずなのに、なぜか五輪のフリー前のほうが楽観的でしたね。あとでなんでかなーと考えてみると、これまでは「絶対本命!」となったときに限って、期待して期待して、極限まで盛り上がったところーで「どーん」と突き落とされることが多かったんですよね。だから、もうそんな悲しい思いをしたくない…と、私の中で無意識にセーブをかけていたのかも…。
実際、モチベーションを上げるのは難しそうだったし、SPも結果は1位だったとはいえ、バンクーバーのときより身体が動いてない感じだったし、4回転の確率もぐっと下がってましたからねー。特に4回転トウループに関しては、五輪前なら練習での成功がけっこう報じられていたのに、今回はそれが全然なくて、かなり絶望的に見えました。まだまだ練習中の4回転フリップのほうが、ましだっていうくらいですもんね。インタビューでも、高橋選手から「回避の可能性」が聞かれたりして、こりゃ相当調子悪いんだなーと…。普通の状態なら「回避」は選択肢にないでしょうから。
でも、なんだかんだいっても、試合では入れてくるだろうと思ってました(まさか、本当に滑り出してから跳ぶかどうか決めるとは予想外でしたが…)。で、助走の軌道が、これまでの4回転トウループとは違うのを見て、(たぶん)フリップをやると確信。ターンして力強く踏み切り、高く高く跳び上がったのを見て、一気にテンションが上がってしまいました(笑)。本当に、ケガ前を彷彿とさせるほど高いジャンプで、軸もきれいだったし、一瞬「跳べた?」って思ってしまったくらい。着氷は両足でしたが、回転はけっこう足りてそうで、これで観客も、そして高橋選手自身も、のってきたんじゃないでしょうか。
続く3回転半ジャンプはいつもどおり美しく決めて、次の3ループも問題なし。ここまでくると「あとは見せてくれ!」って感じ…なんでしょうけど、結局ハラハラしどおしで、最後のジャンプが終わるまで全然気が抜けませんでした(笑)。落ち着いて演技を堪能できたのは、ストレートラインステップシークエンスくらいかなー。
ただ、SPのときは若干重く感じたけれど、フリーではすごく伸び伸び滑っていて、動きも大きかった気がしました。観客も引き込まれてるのが、テレビ画面からでもわかりましたよねー。最後のステップは、エッジを深く使いながらぐんぐん進んでいくところが、ものすごく好きなのですが、この日の出来は格別! ご本人のインタビューを聞くと、五輪のほうがよかった…みたいですけど、私には今回のほうが、いい感じに力が抜けて伸びやかに思えました。
演技を終えたあと、高橋選手は余韻を楽しむかのようにちょっと間を置いて、それからゆっくりとガッツポーズ。なんというか、本当に落ち着いて演技していたんだなーと、やっぱり五輪の経験を経て、一段高いところに上ったんだって思いましたねー。あーしみじみ(笑)。
それにしても、4回転をトウループでなくフリップにしたのは大正解でしたね。軸がちゃんとできていたから、回転不足の両足でも着氷できたし、なぜか生中継では回転もそこそこ足りているように見えたし…。あとでリプレイを見てみると、半回転近く足りていないのに、なんであんなに回っているように見えたんでしょう…? それに、転倒すると完全に「失敗」のイメージになってしまいますけど、あれくらいなら「挑戦」って感じになりますもんねー。あと、トウループよりフリップのほうが基礎点が高いので、失敗してもちゃんと点が残ったし、転んでないからディダクション(減点)もなかったし。成功ではなかったけど、来季にものすごく期待を抱かせてくれる4回転フリップでした。
五輪でも表彰式で台に乗るのが見られたけど、一番高いところはやっぱり格別ですね。それに、なにより「君が代」! 国歌が聞けるって、本当にいいもんですねー。
…例によって例のごとく、なかなか書き終われそうになくなってきました。とりあえず、ほかの選手の感想を。
2位のパトリック・チャン選手(カナダ)は、いろいろかたさが見られましたけど、それはやっぱり「金メダル」の重圧でしょうかねー。もともとジャンプは不安定で、いつも一度は転倒するのですが、今回はそれでもふんばったかなーと。2回目の3回転半が決まったのには、正直驚いてしまいました。スケーティングやつなぎは抜群にいいだけに、ジャンプが決まればものすごく怖い存在。来年からどう成長していくか、驚異だけれど楽しみな選手です。
3位のブライアン・ジュベール選手(フランス)は、五輪での失敗を見事に取り返してくれました。とにかく、4回転を2回決めたのにはびっくり! 最後まできちんと滑りきろうとするなら、本当は2回入れちゃだめなんでしょうけど、やっぱり「意地」があったんだと思います。世界選手権では表彰台の常連なのに、五輪17位はさすがに屈辱でしょうから。願わくば、ジャンプ以外の要素にももう少し力を入れてほしいです。スピンとかステップとか、あんまり「きっちり点をとろう」って意識がないようだし…。とにかく、4回転2回で技術(要素)点が73点というのは悲しいです。現役は続行するそうなので、また来季も豪快なジャンプを跳んできてほしいですねー。
4位のブレジナ選手(チェコ)は今季絶好調!で、世界選手権ではメダル目前まで上がってきました。まだまだ若手と思っていたら、20歳ごろの男子選手って、伸びるときはあっという間なんですよねー。ただ、ジャンプの構成にはまだ穴が多くて、点が伸びなかったのも仕方ないかな。実際の会場だと、ちょっとこじんまりした感じに見えたので、そのへんもまだ「若さ」かなーという感じです。そのあたりが来季からどう進化していくか、こちらも楽しみにしたいと思います。
ほかにも書きたい選手はいるのですが、このままだと永久に終わりそうにないので、外国勢はすっとばして(すみません)日本選手へ行きます。
まずは10位の小塚崇彦選手。SPの演技はとてもよくて、出来だけでいうと全選手中トップといってもいいくらいだったんですよねー。持ち味のスケーティングは一段とすばらしくて、スピードも十分のってたし、正直、SPが終わったときは「日本人2人、台乗りくるかも?」なんて期待してしまったくらいです。表彰台は無理でも、過去最高位の6位を更新することはまちがいないと思ってました。
フリー当日も調子はよさそうだったんですけどねー。五輪では両足ながら着氷した4回転で、完全に転倒。そこで立て直せればよかったんですが、続く3回転半はすっぽ抜けで1回転半に。その後の3回転はなんとか決めていたのですが、後半の3回転半もやはりすっぽ抜け。得点源の高難度ジャンプをすべて落としてしまったのは、さすがに傷が大きすぎました。
これが「重圧」ってものなんでしょうか。過去の世界選手権は8位、6位で、力はちゃんと発揮できていたんですが、メダルが見えていた今回のプレッシャーは、やっぱりわけが違ったんでしょう。でも、その「プレッシャーがかかる位置」まで上ってこられたのは、やはり大きいです。この経験を無駄にしないよう、必ずや来季からの演技に生かしてほしいですね。
そして、まさかのSP落ちを喫してしまった織田信成選手ですが…。すべてのジャンプが1回転になってしまうなんて、いったいどうして?という感じです。3年前の世界選手権でもSPの3回転半で失敗し、下位発進となってはいますが、それでもほかのジャンプはちゃんと降りてたし、フリーでも順位を上げましたからねー。もっとプレッシャーの大きかったはずの五輪は、SPはノーミスの4位だったんだし…。精神的によほどショックなことがあったんでしょうか?
結局、原因がわからない状態では、なにもいいようがないですよね。織田選手にもやっぱり「この経験を生かして」としか言えないですね。

3月26日
結局完徹して世界選手権を見てしまいました。高橋選手が滑ってるときは、息をするのが苦しくて、窒息しそうでした。バンクーバーの会場で応援するより、何倍も緊張しましたよー。
それにしても、高橋選手は落ち着いてました。4回転フリップもしっかり挑戦してきて、回転不足だけど着氷できたし、3回転半は2回とも完璧に決まったし、スピンもステップもオールレベル4ですもんねー。この演技がバンクーバーでできていたら、とは一瞬思いましたけど、五輪がなければここまで滑れたかどうかわからないし…。やっぱり、五輪の大舞台を乗り切れたことで、ひと回り大きくなれたのかなぁ。
それにしても、やっぱり金はいいですねー。「君が代」の響きは格別だなーなんて(笑)。
なんだか要領を得ない感想ですみません。続きはまた夜に。

3月25日
23日から始まってる、フィギュアの世界選手権。アイスダンスのコンパルソリーダンスとペアショートプログラムが初日に行われたはずなのですが、日本ではほとんど報道されないままなのが悲しいところです。まあ、いつものことなんですけどねー。昔に比べると、男子が放送されるようになっただけでもマシか…と思ったりして(笑)。
ペアは今のところ、五輪銀のホウ清/トウ健(中国)の組が1位。金メダルペアが出ていないので、まあ順当なのですが、演技自体も高さのあるツイスト+迫力+抜群の安定感でとてもよかったです。2位はロシアの川口/スミルノフ組。五輪ではフリーで失敗して4位に順位を下げてしまいましたが、今回は少し不安定な箇所も見られたものの、大きなミスはなし。まあ一安心といったところでしょうか。昨年も銅メダルはとっているのですが、できれば今回はもうひとつ順位を上げてほしいですねー。3位は五輪銅のサブチェンコ/ゾルコビー組(ドイツ)。こちらはジャンプでミスがあったりして、なんとなく精彩に欠ける演技でした。いつもはすごく安定してるんですけどね。
ペアの感想(にもなってないですが)としては、こんなもんでしょうか。ストリーミング放送のちっこい画面だったのと、余裕がなくて上位しか見てないので、若干ピントがずれてたり、いい演技をした組も見逃してたりするかと思いますが、そのへんはご容赦くださいませ。
アイスダンスは、残念ながらまたっく見ておりません。日本のリード姉弟組が転倒して23位発進になってしまったのが残念というかもったいないというか…。詳しい状況はわかりませんが、写真を見るかぎりでは、お姉さんが転んだときに、弟の手をひっぱってしまったような? なんとか挽回を期待するしかないですね。なお、1位はバーチュー/モイヤー組(カナダ)、2位はデービス/ホワイト組(アメリカ)。五輪とまったく同じなので、よほどのことがないかぎりこの順位のまま行きそうです。

3月23日
仕事がまだまだ片づいてないのに、フィギュアの世界選手権が始まってしまいました。あー、演技は見たい、でも時間がない。とりあえず、試合やってるとき以外は、がんばって仕事します。
今回、男子とアイスダンスは有力選手がごっそり抜けて、ちょっとがっくりな気分です。男子が一番好きな私としては、残念というかなんというか…。あーせめてプルシェンコ選手くらいは、出てほしかったなぁ。おかげで高橋選手は、一気に優勝候補筆頭になっちゃうし、織田選手、小塚選手も有力メダル候補ですもんねー。やっぱりもうちょっといろんな選手を見たかったです。もちろん、日本勢には期待!なんですけどね。高橋選手、4回転フリップやるんですかねー。あとは、五輪で沈んでしまった、ジュベール選手(フランス)とアボット選手がどう巻き返すかとか、そのへんも楽しみにしたいです。
それにしても、女子は豪華すぎ! 世界選手権に出てこない有力選手は、ロシェット選手(カナダ)くらいですもんね。コンディションを整えるのは大変そうですけど、五輪の再現か!ってくらい好演技続出となることを期待しておきます。

3月3日
昨日、日本選手団の本隊が帰国。夕方から夜にかけてのニュースでは、メダリストたちの顔がテレビ画面を占領してました。かなりお疲れのようでしたが、やはりなにかを成し遂げた人たちというのは、いい表情を見せてくれるもんだなーと…。ただ、金メダルがとれなかった悔しさを、ほとんど全員が言葉の端々ににじませていたのも印象的でした。結果は出しても、やはり誰かに負けたことは悔しいものなんでしょうねー。というか、あと少しで世界一になれたのがわかっているからこそ、よけい悔しいのかもしれません。
そして、華やかなニュースに隠れるように、フィギュアの中野友加里選手の引退も報道されていました。世界選手権の代表も、肩のケガが治りきらないため(?)、辞退するとのこと。今季限りでの引退は予想されたことでしたが、彼女のキレのある動きは好きだったし、世界選手権で引退の花道を飾ってほしかったです。
結局、10月初めに出場した、おそらくちょっとした足慣らし程度に考えていた試合で、肩を脱臼してしまったことが、最後の最後まで響きました。見ているほうもそこまで大きなケガだとは思わず、そのうち調子を取り戻してくると楽観視していたのですが…。五輪の代表になれたかどうかではなく、最後なんだから、やはり充実したシーズンを送ってほしかったですね。
五輪シーズンがすべて終わると、またこんなニュースを聞くことになるんでしょうか。そういえば、清水宏保選手も、五輪の期間中にテレビで見かけて、引退してしまったことを実感しました。こうやって、なじみのある選手が見られなくなるのは、やはり寂しいです。もちろん、その分若い選手が、どんどん出てくるんですけどねー。

3月2日
待って待って、本当に楽しみにしていたオリンピックも、始まってみれば駆け抜けるように毎日が過ぎていって、気づいてみれば閉会式…。考えてみれば、毎回このパターンの繰り返しだったりします。さびしいけれど、これで普通の生活に戻れると思うと、ちょっとだけほっとしたりして(笑)。
いつもと違うのは、やはり「初の五輪現地観戦」にチャレンジしたことでしょうねー。スケートの生観戦はけっこうしているけれど、3年前に世界選手権東京大会を現地で見たとき、それまで観戦した大会とは全然違う空気を感じたんですね。すべての選手が恐ろしいくらい真剣で、彼らは1年間、この大会を目指してやってきたんだなーというのを、ひしひしと感じたのです。トリノ五輪を見に行きたくて、でも結局あきらめて、次はできれば…と考えていたところにそういう経験をして、ますます行きたい思いが募っていったんでしょうねー。世界選手権が1年間の総決算だとしたら、五輪は4年間の、いえ、場合によってはその選手の人生をかけた試合になるわけですから…。
初めて現地で見た五輪は、とてもエキサイティングで、会場にも街にも、いろんな国からいっぱい人が集まってて、やっぱりこれは「お祭り」なんだなーと実感させられました。そして、本当の意味でこのお祭りを「楽しめた」選手が、結果を出してメダルを持ち帰るんだろうなーと…。
五輪生観戦は今回が最初で最後だと思ってましたけど、なんだかクセになりそうです。同じツアーへ参加していた中に、アテネ五輪を生観戦したという方がいらっしゃったんですが、男子体操の「栄光への架け橋だー!」をその目で見たという話を聞いて、心底うらやましくなってしまいました。夏の大会にも行ってみたいなーと思ったりして…。少なくとも、ロシアのソチよりは、ロンドンのほうが行きやすそうですしねー。
ただ、今回久しぶりに海外へ行って、自分の英語力の悲惨さに、改めて愕然とさせられました。昔っから英語はまったくダメだったんですが、今となってはもう「ダメ」レベルを超えてますもん。
とにかく、ヒアリングができないのが致命的。入国審査で「ほわい どぅー ゆー なんちゃらかんちゃら かなだ〜」と言われたのも1回では聞きとれなくて(しかも「なんちゃらかんちゃら」の部分すら、すでに失念している…)、「わんすもあ ぷりーず」と聞き返すダメっぷり。ゆっくり言い直してくれて、なんとか「なんでカナダに来たのか」聞かれているのはわかったのですが、「おりんぴっく!」と答えたら、次はまさに「ぺらぺーら ぺらぺーら ぺらぺらぺらぺら」としか形容できない言葉で襲いかかってきた(笑)ではないですか! 昔アメリカへ行ったときは、特になにも聞かれなくて、仮に質問されたとしても「さいとしーいんぐ」と答えればOKだったはずなのに…。
入国審査はそれで終わりだったのですが、そのあとの税関で、いったん止められるはめになってしまいました。といっても、「英語わっかりませ〜ん」な日本人のことは、向こうもよく知っているらしくて、滞在日数と、あとは「カンコウ?」と聞かれただけ。そう「さいとしーいんぐ?」でなくて「カンコウ?」なんですねー。彼らも、必要に迫られて日本語を覚えたんだろうなーと、私のお仲間のような方がいかに多く入国していったか、実感させられたのでした(笑)。そのあとも、ちょっとした会話にすら困る状態で、次に海外観戦に挑戦するとしたら、せめて「日常会話集」でも買って、頭にたたき込もうと思いましたわ。
ただ、「終わったなー」などと書きつつ、実は昨日の閉会式をまだ見られてなくて、まだどこか終わりを実感していなかったりします。たまった仕事を片づけたら、録画したのをゆっくり見返したいと思ってます。

2月25日
ここらでちょいと気分を変えて、バンクーバーで撮った写真をupしてみます。

聖火 パシフィック・コロシアム
やはりまずは聖火でしょう。ダウンタウン(バンクーバー中心部)の、海沿いにあって、大勢の人が写真を撮りにきてました。 フィギュアスケート&ショートトラックの会場となった、パシフィック・コロシアム。本来はアイスホッケーの会場で、かなり古い建物らしいです。
 
リンク 表彰式
パシフィックコロシアムの中。改修されたばかりで、けっこうきれいでした。 表彰式です。唯一、高橋選手の顔が見える写真(ほかの写真は、全員お尻向けてるのばっか…)。
 
グランビル・アイランド
ダウンタウンにある、グランビルアイランドの港。市場とか雑貨店とか工場とかいろいろ集まってて、対岸に住んでる人は船で買い物にやってくるそう。

2月20日
とりあえず、無事に帰国しました。1週間といっても、現地にいたのは4日ほどだし、なんかあっという間に過ぎてしまった感じです。許されるものなら、ダンスや女子も見たかったなー。いや、事情が許しても、資金が許さないんですけど(笑)。
帰ってきて、とりあえず男子フリーの録画をチェック。ざっと飛ばながら見てみたら、恐れていたことが起きてました。なんと、くっきりはっきり、自分の姿が映像の中にあるじゃないですか〜。別に、どアップで映ってるわけじゃないんですが、かなり目立ってるよーな気が…。私を知ってる人が見れば、絶対にわかってしまうやん!
録画しておいたのはBS1の放送なんですが、民放ではけっこうカットされやすい場面なんで、ちょうどスタジオとかに切り替わってることを祈ります。
競技の感想は、録りだめした映像を見つつ、おいおい書いていこうと思います。さすがに今日は無理そうです。

2月15日
これからバンクーバーへ向けて出発します。一応、向こうで更新するつもりですが、もしアップロードできなかった場合に備えて、ブログ借りておきました。2日たっても更新されなければ、こちらへアクセスしてみてください。

2月14日
明日の昼には家を出ないといけないのに、まだ買い物全部すんでないし、荷物も詰めてないし〜。仕事なら、2泊程度の荷物でも15分か20分くらいで詰めちゃうんですけどねー。忘れ物しても、日本だったらどこででも買えるじゃないですか。しかし、海外へ行くのは、ものすごーくものすごーく久しぶり。はっきりいって、すっかり舞い上がっております(笑)。これから最後の買い物に行ってきます。夜の放送までに帰ってこなければ!

2月12日
月曜の出発までになんとか仕事を片づけてしまわなければ…と必死になってるうちに、開会当日がやってきてしまいました。仕事はまだ残ってるし、このサイトもまだ更新しないといけないところがあるし、やることがありすぎて頭がパニックになりそうです。とりあえず、今日は現金をカナダドルに両替してきました。本当ならあまり現金は持たないほうがいいんでしょうけど、もしダフ屋さんからチケットを買うことになったら、トラベラーズチェックやカードじゃダメだろうし…。1日だけフリーの日があるので、できればフィギュア以外の競技も見たいんですよねー。英語力ゼロのくせに、願望だけはいろいろあるんだから困ったもんです(笑)。
まあ、それはおいといて、とりあえずは開会式を待つことにします。仕事があって、生では見られそうにないのが残念です。

2月10日
開幕まで、秒読み段階に入ってきました。気づいてみれば、上のカウンターはあと「1」。といっても、これは日本時間で計算してあるので、現地より17時間早くなってるんですけど。
開会式はどんな感じなんでしょうねー。今回は会場が屋内なので、選手の負担が少ないのはいいんですけど、冬季大会独特の雰囲気が失われるのはちょっと残念だったりします。リレハンメル大会なんて、聖火ランナーがジャンプ台から飛んでましたけど(しかも、リハーサルで転んでケガし、本番は交代していた…)、あれも屋外ならではですもんね。次からはどうなるんでしょう。
それはさておき、選手も続々とバンクーバーへ集結している感じです。ジャンプとクロスカントリーの選手が現地入りしたとか、フィギュアの小塚崇彦選手が日本を発ったとかで、力強いインタビューも聞かれました。
そんななかで、スピードスケートの加藤条治選手が、調子をかなり崩しているというのが気がかりです。なんでも、スタート直後にバランスを崩してしまうとか…。男子500mが行われるのは15日なのですが、果たしてあと5日で修正できるのでしょうか。

2月9日
開幕早々の注目種目といえば、なんといっても女子モーグル。本番のコースで初滑りをしたらしく、上村愛子選手のインタビューが流れてましたが、なかなか感触はよさそう。やわらかい雪が日本人向きという報道もあるし、ちょっとしたことでもプラスの材料になればいいですねー。
ところで、あのモーグルのこぶ、テレビではさほどデコボコしているようには感じないのですが、実際にスキー場で見るとものすごい起伏なんですよね。昨日書いた「北海道で4〜5回転びかけた話」の次の日、テイネスキー場へ行ったんですよ。で、途中までは、緩やかなゲレンデで危なっかしく滑っていたのですが、ほんの少し色気(笑)を出して、上のコースへ行ってみたのがまちがいのもとでした…。
確かに「初心者コース」と書いてあったほうへ降りたと思ったのに、気づいてみれば目の前にはこぶ・こぶ・こぶ! いや、本当に身体の半分くらいこぶが盛り上がってるんですよ〜。私はボーゲンしかできないっちゅーねん! 戻ろうにも戻れないし、もう顔は真っ青でした。
どう考えても滑るのは無理なので、結局、スキー板をかついで歩き始めたんですが、そのとき救世主が現れたんですねー。うしろから軽やかに滑ってきたおにーさんが、「持っていってあげようか」となんともありがたいお言葉をかけてくれて、私がうなずくやいなやひょいと板を取り上げ、そのまます〜いすい。あっという間に平坦なところまで運んでくれ、お礼をいう間もなくそのまま去ってしまったのでした。あの重い板をかついで、こぶだらけのコースを平然と滑っていく技術に、心の底から感心しました。ああ、おにーさんありがとう!
ついでに、そのあと友人と別のコースを行ってしまい、「遭難か?」とえらく心配をかけてしまいましたが、こけながらでもなんとか滑れたので私的にはけっこう楽しめました(笑)。今度行くことがあったら、迷惑をかけない程度にがんばろうと思ってます〜。
そうそう、テイネのコースはあの里谷多英選手のホームゲレンデなんですよね。ということは、私が遭難しかけたあのこぶのコースで、里谷選手も常日ごろ練習しているはず! オリンピック選手と同じコースを滑った(正確には歩いた)ことに、ちょっとばかし自己満足していた私でした(←なんてバカ)。
ここまでくると、バンクーバー五輪と全然関係ないですね。まあ、実際に見るとあのこぶはスゴイ!と言いたかっただけなんです。どうも失礼しました〜。

2月8日
先週末から、スポーツニュースでも五輪の話題が多くなってきましたねー。今日はどの選手がバンクーバーへ到着したとか、選手村に入ったとか…。人数の多いスキーやスピードスケート勢が向こうで揃うと、言葉どおり「日本選手団」って感じになってきました。
そんなバンクーバーはというと…なんだかえらく暖かいみたいですね。モーグル会場に雪がなくて、近くの山から運んでたり。さすがにアルペン会場となるウイスラーの山は、大丈夫みたいですけど。バンクーバー市内もかなり穏やかなようで、現地へ行く私としては少し安心です。なんせ私の運動神経ときたら、以前行った真冬の北海道で、積もったばかりの雪に足をとられて転びかけること4〜5回! そのたびに隣の友人が支えてくれてたのですが、それが間に合わず、派手に尻もちをついてましたから…。バンクーバーでこけて捻挫でもしたら、どうしようかと思ってましたが、雪がないなら安心です(笑)。
しかし、出発まであと1週間だというのに、まだ荷物とか全然詰めてません〜。あー両替にも行かねば! 大丈夫なのか、自分?

2月5日
約1年ぶりの更新になります…。もともとこのサイトを始めたのは、2002年ソルトレークシティー大会のころ、冬の五輪に合わせたものだったんですよねー。それから夏の五輪に手を広げたのはいいけれど、手を広げすぎて管理しきれず、そのうち仕事に追われて放置ぎみになってしまい…現在に至るというわけです。でも、一応「オリンピック」と銘打っているサイトなんだし、バンクーバー五輪を目前にした今くらいは更新せねば…という感じで、久々にこうやって文字を打ち込んでいる次第です。
ただ、今ちゃんと見ているスポーツって、はっきりいってフィギュアスケートしかないんですよね。最近、また少し駅伝やマラソンを見るようになったのですが、選手の顔と名前が半分以上わからないという悲惨な状況です。以前はレースを見たら、必ず翌日はダラダラと感想だかレース経緯だかを書き散らしていたのに…! 冬季競技も同様で、五輪直前になってもフィギュア以外、有力選手をほとんど知らないんですよねー。こんなことでいいのか!? とはいえ、一応スポーツニュースで取り上げられる程度の選手はわかるので、大会期間中は感想くらい書こうと思ってます。
と、前置きはこのくらいにして…。今回の大会で、私、重大決心をいたしまして、念願の
現地観戦にチャレンジすることにしたんです! 前回大会のとき、荒川静香選手を応援していた私は、現地へ行くかどうかさんざん迷って、思い悩んだあげく、結局あきらめちゃったんですよね。当然ながら、あとでそのことを悔やみまくって、「次は絶対に行く!」と決心したわけです。もちろん、トリノのような結果がついてくるかどうかはわからないけど、それはそれ。とりあえず、現地の空気を楽しんできたいと思ってます。
本当は最初から最後まで現地にいて、フィギュアだけでなくいろんな競技を見てみたかったのですが、なんせツアー代金がバカみたいに高いもんで、男子シングルに絞らざるをえませんでした。私が英語ペラペラで、チケットやホテルの手配もなんのその!だったら、可能だったかもしれないけど、残念ながら今や中学生の英語すら???な悲惨な状態…。おとなしくツアーのお世話になることにしました。それでも、相当な出費を余儀なくされてしまったので、今年の残り10か月はおとなしく生きていかないといけないようです。