2002年
ボフロスト杯

 概要

開催日 2002年11月7日
2003年11月〜10日

Men

エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
アレクサンダー・アブト(ロシア)
李成江(中国)
11 高橋大輔(日本)


男子は、今季グランプリ初登場のプルシェンコに注目。ショートでの安定感は、さすがというべきでしょうか。なんで、ソルトレークでは失敗してしまったのか、不思議なくらいです(だからこそ「オリンピック」なんでしょうけど)。
フリーでも、よくまあシーズン前半から、これだけミスなしで滑れますよね。途中、軸が傾いてもちゃんと降りてしまうあたり、さすがというしかないですねー。ただ、このプログラムだから、かもしれませんが、ヤグディンに比べて若干アピール力には欠けるような気もしました。本田くんが絶対に勝てない相手ではない、と思いましたね(ひいき目かしら?)。
アブトは、あいかわらずスタミナないですね。後半、一回転にもならなかったループと、やっとこさ二回転したサルコウが続いたのは、ジャッジにも印象良くないでしょう。最後のバタフライの連続も、本当なら盛り上げてフィニッシュ!となるはずなのに、もういっぱいいっぱいって感じでした。もうちょっと、後半ラクに滑れる方法って、ないんでしょうか?? あったら、苦労してないでしょうけど…。
そして、日本期待の(つーか、育ってくれなきゃ困る)高橋大輔くんですが、悲しいことにジャンプがほとんど決まってませんでした。昨年の演技は知らないのですが、世界ジュニアのタイトルをとったということで、どんな滑りをするのかとっても楽しみにしてたんですけどねー。あの失敗のしかたは、「グランプリ初出場の緊張感」だけでは説明しきれないような気がしました。
定評のあるスケーティングは、確かにきれいでした。が、いかんせん、もうちょっとジャンプが決まらないことには、点が出ない…。結局、このシーズンは最初から最後まで調子が悪いままだったので、来季にどれくらい取り戻せるか、というところでしょうか。まだ若いので、焦らずじっくり力をつけてほしいです。
 


出場メンバーから見て、最初から日本勢の優勝が予想された女子シングル。昨シーズンの世界選手権銅メダリストの村主さんが、その筆頭だったのですが…。
どうもこの大会は(というよりはグランプリシリーズ全般)、あまり調子が良くなかったみたいですね。それでもショートは目立ったミスもなく、順当に1位につけたのですが、フリーははっきりと「不調」がわかってしまう滑りでした。
そして、順位が示すとおり、この試合では恩田さんのほうが断然良かったです。なんといっても最初のトリプルアクセル、まがりなりにも着氷しましたからね。私が今まで見たなかでも、いちばんまともでした。かなり回転が不足してたので、さすがに認定はされませんでしたけど(彼女の三回転半は、みんな「挑戦してるだけ」と思ってるみたいだし)。
でも、それよりも驚いたのは、彼女の身のこなしが昨シーズンより格段に良くなっていたこと。これまでの恩田さんの動きは、表現力とかいう以前の問題だったのですが、それがかなりマシになってました。ほんの半年でこんなにまともになるんだから、次のシーズンにはもっと…という期待を持たせてくれましたね。
 

Ladies

恩田美栄(日本)
村主章枝(日本)
スザンナ・ポイキオ(フィンランド)

Pairs

申雪/趙宏博(中国)
ユリア・オベルタス/アレクセイ・ソコロフ(ロシア)
ドロタ・ザゴロスカ/マリウス・シュデク(ポーランド)
井上怜奈/ジョン・ボールドウィン(アメリカ)


井上怜奈さんがアメリカでペアをやってるらしい…というのは聞いていたのですが、今回やっと見ることができました。
井上さん、昔から「ものすごくスタイルのいい選手だなー」と思ってたけど、日本でペアをやってたときは、組んでた男子選手があまり大きくなかったんですね。だからせっかくの彼女の良さが生かしきれてなかったっていうか…。その後シングルに専念して世界選手権にも出場したんですけど、いつのまにか見なくなってたので「引退したんだ」と思いこんでました。
それが! まさかアメリカに渡ってペアを続けてたとは! 聞いたときはめちゃくちゃびっくりして、でも同時にすごくうれしくなりました。「根性ある〜!」と思ったし。
でも、ペアでやっていこうとしたら、こうでもするっきゃないですよね。男子選手は第一に背が高くて腕力がなけりゃどうしようもないですもん。日本の男子にそれを求めるのは酷でしょう。だけどアメリカまで行ってしまうとは、やっぱすごいです。
今のところ、全米代表になれるかどうか…っていうレベルみたいなので、もしかしたら今季の世界選手権に出てくるかも。彼女が星条旗の下で演技するっていうのは複雑な気もしますが、でもがんばってほしいです。
演技の感想としては…世界のトップレベルにはまだ少し距離はあるかなーと思いました。技術うんぬんもあるけど、雰囲気が、なんというか無機質な感じがする…とでもいうんでしょうか。2人の世界を作り上げるところまでは行っていないように感じました。
本当、もう一歩、ですね。とりあえずは私的に注目のペアです。
 


昨シーズンの世界選手権では3位に入ったチャイト/サカノフスキー組ですが、どうもこのシーズンは点が出ない感じです。速い動きはあいかわらず…なんですけどねー。どこが悪いのか、私にはわかんないです。
ドイツの組は、なんか「ドイツ最後の砦」って感じがしますね。昔は女子シングルではけっこう強かったのに(西も東も)、最近はさっぱり…。統一後のほうが弱いなんて、どうなってるんでしょ? …と、ここは女子の感想ではなかった(^^;)。ダンスでした。
ウィンクラー/ローゼは、悪くはないんだけど、どこか「決まってない」感じがしました。ああいう、感電したような振りのところとか、もうちょっとキレがあってほしかったです。
結局のところ、私はいつもスピードとキレを求めてるのかな。
 

Ice dancing

アルベナ・デンコワ/マキシム・スタビースキー(ブルガリア)
ガリト・チャイト/セルゲイ・サカノフスキー(イスラエル)
カティ・ウィンクラー/レネ・ローゼ(ドイツ)

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