2002年
ラリック杯

 概要

開催日 2002年11月14日
2003年11月〜17日

Men

マイケル・ワイス(アメリカ)
張民(中国)
本田武史(日本)
10 田村岳斗(日本)


本田くんが優勝すると信じて疑っていなかったこの大会。よもやワイスだとは…予想外でした。しかもショート5位からの逆転優勝ですからねー。
で、そのワイスなんですけど、実をいうと私、なぜか彼の演技があまり好きになれないんですよね。そこそこジャンプも跳べるし、表現力だってゲーブルよりはあると思うんですけど、なんでかな。「いい」と思えないんです。なので、少々辛口になってしまいますが、そのへんはお許しくださいませ。
最初の4回転ルッツは、両足ながらなんとか着氷。ただし、かなり回転が不足していたので、これはたぶん、練習でもまともには降りられてないんじゃないかな? 次の4トウ−3トウもランディングがイマイチ。ただ、その後は3アクセル−3トウのコンビネーションをはじめ、だいたい決まってたので点数的にはまあ納得かな。ただ、「5位からの大逆転」と聞いて予想したほどではなかったので、ちょっと拍子抜けした感じでした。
2位の張民も、どんなにいい演技だったのか楽しみにしてたんですが、けっこう着氷が不安定でがっくり。数年前、彼ら(中国男子)を初めて見たときは、あまりのジャンプの正確さに「機械みたい」と薄気味悪く感じたものですが、最近は「やっぱり人間だ」と思うようになってきました(笑)。
でも、1位も2位も決して完璧じゃなかったのに、それに勝てない本田くん…。実力的には上なのに…。最近はこういう思いをさせられることも少なくなっていただけに、この大会の失敗はちょっと悲しかったですねー。最初に連続して失敗しちゃったのが、印象悪かったかな。四回転トウループは完全に失敗だし、サルコウは三回転になっちゃうし、アクセルからのコンビネーションはあとのトウループ、回転途中であきらめてるし…。その後はなんとか持ち直したんですけどねー。
ところで、シーズンが終わってから改めてビデオを見返すと、妙にミイラが懐かしく感じました(笑)。でも、たしかに盛り上がらない(落ち込む)音楽やなーと。やっぱり、あのプラグラムは封印して正解だったのかも。
あと10位の田村くんは、なんでこうどのジャンプも、あんなに危なっかしい降りかたなんでしょうねー。あれじゃ成功しても全然きれいに見えないし、余分な力も必要になってきますよね。ただでさえ後半バテることが多いのに、よけい効率悪いだろうと思うのですが…。
 


恩田さん、せっかくショートでは1位につけたんですけどねー。フリーでしっかりコーエンに逆転されてしまいました。今季、最初に彼女の演技を見たときは、「成長した」って思ったんですが、やはり何度も見るとアラがわかってしまうんですよね。まだまだ荒っぽいし、あと、せっかくジャンプは高いのに、流れがなくて「ガサッ」っていうランディングなのが損してるなーと思いました。
コーエンは、やはり総合力では全然上だなーと実感。ただし、ショートでもミスしていたけど、ダブルアクセルはあまりうまくないですね(って、毎回思ってしまうんですけど)。それから、あのスパイラルなんですけど、もう自信満々で滑ってますよねー。なんか表情が「見て! どうこのスパイラル」って言ってるような気がして(笑)、でも、たしかにあれはスゴイです。好き嫌いはあるかもしれないけど、あれだけ足を高くキープできるというのは、よほどの筋力がないとできないですよね。
ところで、演技とは関係ないんですけど、コーエンの衣装、なんか変…ていう気がしました。紺地に、首から胸にかけて白い線が何本か入ってるんですけど、お世辞にもセンスがいいとはいえないような…。こういうふうに思うのって、私だけなんでしょうか?
 

Ladies

サーシャ・コーエン(アメリカ)
恩田美栄(日本)
アリサ・ドレイ(フィンランド)
中野友加里(日本)

Pairs

タチアナ・トットミアニア/マキシム・マリニン(ロシア)
サラ・アビトボル/ステファン・ベルナディス(フランス)
チン・パン/ジャン・トン(中国)


このところ、中国の申雪/趙宏博組と「2強」って感じになってきたトットミアニア/マリニン組。出だしはジャンプも決まったし「いいかな?」と思ったのですが、後半にいくにしたがって明らかに疲れが見えてきて、盛り上がりにも欠けてしまいました。比べちゃいけないんでしょうけど、中国組のあのダイナミックな演技を思い浮かべてしまうと…すべてにおいてこじんまりしてるんですよね。演技力のほうも、さほどあるとは思えないし…。このままだと、当分中国の時代は続きそう、かな? もしかしたら、中国国内の争いのほうが熾烈になってきたりして。
 


ダンスに関してはドシロウトな私。はっきりいって、中継もとってもいいかげんにしか見ていないのですが、今回は4位に入ったロシアの若手、クリコワ/マルコフ組にちょっと注目してしまいました。まだまだ粗さは目立ちますが、スピード感のある滑りは私の好みとするところです。コーチがタラソワさん(ヤグディンのコーチ)に変わったそうですが、彼女のところにはウソワさんもいるし(たしか)、ダンスの選手にとってはいい環境なのかしら。しかし、ロシアってどうしてこう、次から次へと有望な若手が出てくるんでしょうねー。

Ice dancing

エレーナ・グルシナ/ルスラン・ゴンチャロフ(ウクライナ)
イザベル・デュロベル/オリビエ・ショーンフェルダー(フランス)
タニス・ベルビン/ベンジャミン・アゴスト(アメリカ)
10 有川梨絵/宮本賢二(日本)

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