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サーシャ・コーエン(アメリカ) |
2 |
ジェニファー・カーク(アメリカ) |
3 |
荒川静香(日本) |
8 |
中野友加里(日本) |
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ショートプログラムでは荒川選手が2位発進。ミスがあったわりには、いい順位なのがうれしいですねー。ただ、中野選手は12人中10位と、思わぬスタートになってしまいましたが…。失敗の多いトリプルアクセルは、特にショートでは安易にプログラムに入れてしまうのは危険かもしれないです。トップのサーシャ・コーエン選手は別世界な点数ですけど、アメリカ開催だし、やはり持っている力は突出したものがあると思うし、こんなところかなぁ。
…と、ショートのあとはこういう感じだったのですが、荒川選手はフリーでいくつかミスが出てしまい、総合ではひとつ順位を落として3位となりました。逆転で2位に入ったのは、地元アメリカのカーク選手。こちらは地の利があるうえ、ノーミスだったというから、しょうがないんでしょうね。とりあえずは、失敗してもちゃんと表彰台に乗れたし、国際舞台で着々と評価を上げつつあるのがうれしいです。
でも、彼女はこのところ、ぐっと力をつけていると思います。レイバックスピンのポジションとか、いろんなポーズがすごくきれいになっててびっくりしました。最後には今までやったことのない開脚のスピンまで見せてくれて、脚の長い彼女がやると迫力!って感じです。あと、これまでと比べたらめっちゃ踊ってるし。ただ、ジャンプは、大事そうに跳んでるな〜という印象が強かったですけど。
また、フリーで健闘し、総合8位にまで順位を上げた中野選手ですが、彼女の場合は新しい採点システムだと、減点されるポイントが多いのがネック。回転不足が目立つ3回転半は、チャレンジすることでかえって足を引っぱってるような感じさえしてきます。これから本当に世界へ出ていきたいと思っているなら、未完成な技を多く入れるより、少しずつでも完成度を高めていくようにしたほうがいいのではないでしょうか? |