2003年ラリック杯 2003年11月14日〜16日

■男子シングル

エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
ケビン・バン・デル・ペレン(ベルギー)
マイケル・ワイス(アメリカ)
高橋大輔(日本)
高橋大輔選手がショートで2位につける健闘を見せ、フリーでは順位を下げたものの総合で5位に入り、エキシビションへの出場も果たしました。
最初に「2位発進」と聞いたときは、「えええぇっ!」という感じ(笑)でかなり驚きました。今季は初戦のスケートカナダでショート5位(総合では7位)となり、昨年の絶不調から復活を感じさせていたので、今回もそこそこの期待はあったんですけど…。それでもさすがに2位は予想していませんでした。もともとスケーティングの美しさには定評があっただけに、ジャンプが安定してきたのが、好結果を生みだしているのかもしれません。フリーもこのままの調子で行って、表彰台に乗ってほしかったんですけどね。さすがにそう甘くはなかったようです。それでも、2位発進はかなりのアピールになったんじゃないでしょうか。

■女子シングル

サーシャ・コーエン(アメリカ)
荒川静香(日本)
ユリア・セベスチャン(ハンガリー)
最近「コーエン選手の次」が、定位置になってきたような荒川選手。カナダ大会ではかなり迫るところまで行ったので、そろそろ上回ってくれれば…と期待していたのですが、やはりその位置どりは変わらないままでした。
荒川選手は、今季初めてショートをノーミスで滑ることができて、それはとても良かったんですけど、コーエン選手も同じくノーミスとあって、点差は詰まらず。フリーではいくつかミスが出て2位にとどまりました。
それでも、ミスありで2位に行けるあたり、さすがというか、今季は予想以上に国際舞台での評価を上げている感じです。これでグランプリファイナル(グランプリシリーズの獲得ポイント数で、上位6人が進出できる)出場も、ほとんど決まったようなものだし、そこでは今度こそコーエン選手を上回ってほしいです。

■ペア

ツァン/ツァン(中国)
トットミアニア/マリニン(ロシア)
ティファニー・スコット/フィリップ・ドゥレボン(アメリカ)
ショートで首位に立っていたトットミアニア/マリニン組を、中国ペアがフリーで逆転し、優勝を果たしました。中国はエースの申雪/趙宏博組以外にも、どんどん選手が出てきてますねー。

■アイスダンス

デンコワ/スタビスキー(ブルガリア)
デュブレイユ/ロウゾン(カナダ)
デュロベル/ショーンフェルダー(フランス)
デンコワ/スタビスキー組が順当に勝ってます。

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