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| 1 | 小塚祟彦(日本) |  
| 2 | ジョニー・ウィアー(アメリカ) |  
| 3 | エヴァン・ライサチェク(アメリカ) |  |  | 初戦のスケートアメリカが始まると、フィギュアスケートのシーズンがやってきたなーと実感します。今回は、風邪と闘いながらぼーっと見ていたのですが、小塚祟彦選手の優勝で一瞬熱が吹き飛びました(笑)。昨シーズンの世界選手権では成長を実感させてくれて、今回も表彰台には乗れるんじゃないかと期待していたのですが、まさかその真ん中に立ってしまうとは、おそらく本人も思ってなかったでしょう。驚きです。 優勝はアメリカのライサチェク選手か、さもなくばウィアー選手だと、誰もが予想していたでしょうねー。それが、ライサチェク選手はジャンプの回転不足判定が響いてよもやの3位、ウィアー選手も僅差の2位。小塚選手は、その2人を技術点で大幅に上回ったことが、快挙につながりました。
 小塚選手はもともとスピンで高い点がとれるのですが、それに加えて今季はジャンプの成長が著しいんですよね。昨季までは危なっかしい降り方になることが多々あったのに、今季はそれがなくなって、成功率だけでなく見た目の安定感も増してきました。それにより、個々の技の点だけでなく全体の印象もよくなって、PCS(表現点)の向上につながっていると思います。
 グランプリシリーズは地元選手に高得点が出やすく、他国の選手は不利。しかも、アメリカの2人は世界選手権でメダルをとったこともある有力選手ですから。それをこうもあっさり上回るとは…って感じです。
 このあとも小塚選手の活躍は続いたし、スケートアメリカを契機として、一気に世界のトップクラスへ駆け上がった感じがしましたね。
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