2007年の雑記   

4月2日
あっという間に4月になってしまいました。気がつけば、電車の窓からは桜並木が見えたりなんかして、自分とのズレをひしひしと感じますわ。
フィギュア観戦と、そのせいで詰まってしまった仕事をこなすのに必死で、全然頭が回らなかったんですけど、世界水泳選手権も開かれてたんですよねー。今回は南半球の開催で、期間がフィギュアと完全にかぶってしまったのが恨めしいです。五輪前年の世界選手権は、翌年の結果を占う意味でも重要な大会なのに…。
でも、北島選手が金をとったレースは、運よく見ることができました。最近は勝てたレースでも、前半の貯金をなんとか保ってゴールってことが多かったんですけど、今回は後半もしっかり差を広げてましたよね。記録も良かったし、全盛期の北島選手に戻ってきた…と思っていいんでしょうか?

3月30日
昨日は大阪のエキシビションツアーがあったんですけど、徹夜明けで全然寝てないので泣く泣く断念…。まさに断腸の思いでした(笑)。わずか1時間の距離に、あの豪華メンバーが集結しているのに、見られないのは悔しすぎですわ。
今日は仕事が少しは落ち着いたんで、録ってあったビデオを少しは見ることができました。といっても、まだ男子ショートだけなんですけど、とりあえず、当日のことを思い出しつつ、感想を書いてみます。

21日は、男子ショートの後半から会場入りし、ペアフリー(表彰式も)まで観戦したのですが、正直いってこの日はめちゃ体調が悪かったんですよね。前夜は準備もあってロクに寝てないし、行きの新幹線の中でも仕事を片づけてたもんですから…。
でも、そんなしんどさも最終前グループの6分間練習が始まった瞬間、きれいに吹き飛びました。織田選手にバトル選手、ライサチェク選手などなど、名だたる世界のトップ選手が目の前で一堂に会してるんですもん。しかも、最終組になると、ジュベール選手、ランビエール選手、ウィアー選手、そして高橋選手ですからねー。この豪華メンバー全員が、今日と明日に照準を合わせて1年間準備してきたんだ…と思うと、それだけでワクワクしてきて、その場にいられるのがとても幸せに感じました。
ただ、よっぽど頭に血が上ってたのか、確かに見たはずなのに記憶にない選手もチラホラ(笑)。ビデオで見ても思い出せないのは、われながら情けないです。
最終前の組で一番印象に残ったのは…織田選手の失敗とバトル選手の完璧な演技でしょうか。織田選手の場合、安定している印象が強いし、それほど大きなミスはしないと思っていたのですが、やはり緊張していたんでしょうねー。3アクセルがすっぽぬけてほとんど宙に浮かず、1回転半にすらならなかったのはさすがにショックでした。しかも、最後のステップからの3フリップまで、着氷がおかしくなるし…。いつもはやわらかい着氷で点数をかせぎまくってる織田選手なのに、いったいどうなってしまったの?って感じでした。観客席も騒然としてたような気がします。
対照的に、バトル選手は素晴らしい演技でした。今季前半はケガでまったく国際大会に姿を現さなくて、ほとんどいきなり…って感じだったので、大丈夫なのかなーと思ってたら、ショートに関しては全然心配いらなかったようで…。いつもの、あまり安定感のない彼はどこへやら、すべてのジャンプをクリーンに降りて、客席も大盛り上がり! 近くにカナダ選手のファンが陣取ってて、えらく興奮してましたねー。うれしい驚きの演技でした。
ただ、優勝候補の一角・ライサチェク選手が、ジャンプの失敗で精彩を欠いてしまったのは残念。この選手は、ジャンプ、ステップ、スピンのどれも飛び抜けたものはなくて、総合力で勝負するタイプなので、失敗があると一気に印象が下がってしまいますね。
続いて、最終組の感想です。まずは、ディフェンディングチャンピオンのランビエール選手。この大会に出るのかどうか、ギリギリまで決まらなくて、私も半分あきらめていただけに、来てくれたのは本当にうれしかったです。やはり、彼がいると試合が引き締まる感じがするんですよね。ただ、この選手もバトル選手と同様、今季はほとんど試合に出ていないので、予想がつかない感じでした。結果からいうと、ショートはお世辞にもいいとはいえない出来でしたねー。3アクセルの失敗もそうですけど、コンビネーションジャンプが3トウループ−2トウループになってしまったのは、かなりがっかりしました。本当は4−3のはずが3−2で、しかも最初のジャンプがトウループなのは、世界チャンピオンの構成じゃないですもん。アクセルの失敗が影響したんでしょうけど…。期待してたスピンも、そんなに良くなかったし、正直この時点では「明日も期待できないなー」なんて思ってました。
…と、ここまで書いたのはいいのですが、これから出かけなくてはならないため、残りはまた後日に。

3月25日
21〜24日までフィギュアの世界選手権を見て、本日朝、帰宅しました。観戦中はホテルで更新するつもりで、ちゃんとネットのできるホテルをとったんですが、なぜかネットは見られてもHP更新はできず…。しかも、中途半端に接続したせいか、トップページが消えてしまって復旧もできずでさんざんでした。
とりあえず、22日の感想のみ↓にupしています(せっかく書いたんだし)。会場は、男子フリーが一番盛り上がりましたね。女子もいろいろドラマがあって、感動的でした。そのうち、ちゃんと更新します。ただ、仕事を中断して4日間も観戦してしまったため、これから数日は恐ろしいことになりそうで…。その後ですね。

3月22日
最近、ほとんど放置状態のこのページですが、一応私は生きてます。なんだかずっと暇がないままで、今も仕事の区切りはついてないんですけど…昨日から東京へ来てます。もち、フィギュアの世界選手権を見るために。
正直、このために3月前半はむちゃくちゃ無理しました。おかげで、観戦中に体力がなくなってくるのが困りものですが…。不思議と、一番いいところにくると、シャキッとしちゃうんですよね(笑)。

で、今日はまあ、なんといっても高橋大輔選手の銀メダル獲得に尽きるでしょう。いやー、無理して見に行って良かった!
6分間練習のときから、4トウループも3アクセルもきれいに決まってたんで、今日は行けるかなーと思いました。緊張はしてるだろうけど、昨日よりは落ち着いてるように見えたんですよね。本番では、最初の4回転で手をついて、かなりヒヤリとしたんですけど、そのミスをあとに引きずりませんでした。
なんか、ジャンプがひとつ決まるたびに、会場がうわーっと盛り上がっていくんですよ。後半の5連続ジャンプ、最後の3サルコウを降りたときは「うおぉぉぉぉ〜っ」って感じになってきて。ストレートラインステップシークエンスに入る前の高橋選手は、遠目にもかなりヘロヘロに見えたんですが、本当に会場全体で後押ししてるようになってました(実際、少しは助けになってたのかな)。
演技が終わったときは、もちろん場内総立ち! なんの躊躇もなく、みんな一斉にバッと立ち上がってましたねー。興奮が渦巻いてました。点数が出たあと、泣いている高橋選手が場内の大画面に大写しになって、それでまた感動してしまいましたねー。人前であんなに泣いたのを、初めて見ました。なんだか、いまだ興奮さめやらぬ…って感じです。
ほかに良かったのは、銅メダルのランビエール選手ですね。少しミスはあったんですが、ものすごく気合いが入ってて、惹きつけられる演技でした。4回転のコンビネーションも入ったし、それにやっぱり、最後のスピンは圧巻でした。ほかの選手も高速スピンはやってるけど、あそこまで速く回れて、見せられるのはすごいです。今回、直前まで世界選手権に出るかどうか分からなかったんですけど、これだけやれたんだから、来季もしっかり現役を続けてくれるものと期待しておきます。
優勝したジュベール選手は、フリーに限っていえば、ものすごく安全運転でした。正直、見てるときも「退屈なプログラム」だと思ってしまいました。全体に勢いがなかったし、とにかく慎重に慎重にジャンプを跳んでいた感じです。ショートでかなりの大差をつけていたし、確実に行ったんだと思いますが…。ジャンプの難度を落とすのはともかく、もうちょっとパワーのある演技が見たかったです。
織田選手は7位。またもやコンビネーションジャンプの跳びすぎで、ジャンプがひとつノーカウントになってしまうという、とってももったいないことをしてしまいました。演技の最中、ジャンプの数を数えてるわけではなかったのですが、なんとなーくコンビネーションの数が多いような気はしたんですよ。そしたら、演技後はやっぱり点が伸びてなくて、確認したら「ジャンプがひとつ無効」だということがわかって…。せっかく大きなミスなく演技ができたのに、本当にもったいなかったです。

本当はもっと詳しく感想を書きたいのですが、明日もあるのでこのへんで。
で、私がこの日、高橋選手のメダルの次にうれしかったのは、伊藤みどりさんが世界殿堂入りした、その表彰式を見られたことでした。式の間、彼女の現役当時のことが思い出されて、うるっときそうでした。で、改めて思ったのが、伊藤さんってとっても小さいんだなーということ。もちろん、彼女が145cmしかなくて、すっごく小柄だということは知ってるんですけど、現役時代、生でリンクの上の姿を見ても、全然小さく見えなかったんですよね。でも、今日、普通の格好をしてリンクのすみに立ってるのを見て、あんなに小さいのに、あんなにパワフルな滑りで、あんなに大きく見せてたんだなーと…。それでまた、じーんときてしまったのでした(笑)。

1月24日
前回から、ほぼ3か月ぶりの更新になります。11月はそれほど忙しくない…と思っていたので、実は念願の引っ越しを敢行したんですよね。しかも、ほかに出張予定まで入れて…。が、が、が、予想は大外れ! 予定が狂いに狂って、最後は引っ越し屋さんが来ても、荷造りが全部終わっていないという悲惨なありさま…。引っ越し屋の兄ちゃんたちにはあきれ顔をされるし、本当に「地獄を見た」という感じでした。
引っ越し後は引っ越し後で、先送りにしていた仕事を片づけるのに必死だったし、荷物の整理もままならず、いまだ部屋には段ボールが積まれています。暇もほとんどなく、フィギュアもグランプリシリーズは、中国大会あたりからまともに見てません。一応、NHK杯とファイナルだけは、なんとか見ましたけど…。そういえば、アジア大会とかもありましたよね〜。毎回、けっこう楽しみにしてたのに、何にも見られなかった…。悲しいです。
ですが、仕事をなんとか片づけ、年末の27、28日は全日本フィギュアの生観戦へ〜。チケットは全然とれないし、休めるかどうかもわかんないし、本当に見られるのか不安だったんですけど、ボツにならなくてよかったです〜。
本当は感想を書きたかったんですけど、そうしてるとまた更新が遅れてしまうので、とりあえずは現状報告まで。2月からはスポーツの大きな大会が続くので、少しは時間をとってテレビ観戦に勤しみたいです。