2002年全日本選手権(最終成績&総評) 2002年12月20日〜22日

■男子シングル

本田武史
田村岳斗
中庭健介
やっぱり、本田選手とほかの選手の差は大きい…。彼があれだけミスをしても、絶対に順位は入れ替わらないという事実が、日本の選手層の薄さを露呈してしまってるよーな…。最初からわかってることなんだけど、もうちょっとなんとかならんかなーと思ってしまう、この結果だったのでした。
ところで、世界選手権の代表には全日本の1、2位がそのまま選ばれるもの…と思っていたのですが、決定したのは本田選手だけ。2枠目はアジア大会と四大陸の結果が出てから決めるみたいですね。
本田選手以外では、高橋選手が2大会に出場、田村選手はアジア大会のみ、中庭選手は四大陸のみとなっているので、高橋選手ちょい優遇されてるなーなんて思ったりしました。私的には、ちょっぴり影の薄い中庭選手の奮起を願いたいところです。あれだけクリーンな4回転が跳べるんだから!
(追記)世界選手権の男子2枚目の切符は、結局宙に浮いたままになりました。候補の3選手はいずれも、アジア大会または四大陸で、アピールできるような成績は収められませんでした。せっかく枠があるのにだれも出せないなんて、もったいなさすぎ…だけど、反面「仕方ない」と思えてしまうところがありますからねー。だれでもいいから、本田選手に続く選手の出現を願います。

■女子シングル

村主章枝
恩田美栄
荒川静香
「だれが勝つのかわからない」大混戦も、こうやって結果だけ見ると、めちゃ順当ですね。あんなドラマがあったとは思えないくらい。ただ、来年もこの顔ぶれになるかどうかは、神のみぞ知るところです。
さて、世界選手権の代表には上位3人がそのまま選ばれました。また、村主選手と恩田選手はアジア大会と四大陸の両方に出場、荒川選手は四大陸のみ、中野選手はアジア大会のみだそうです。
(追記)恩田選手の足の故障が長引き、アジア大会、四大陸とも村主、荒川、中野の3選手が出場しました。靴が合わなかったのが原因だそうですが、ちょっとしたことでも甘く見ちゃいけない…ってことなんでしょうね。

■ペア

川口悠子/アレクサンダー・マルクンツォフ
小笠原牧子/小笠原健雄
川口選手を初めて生で見た感想…「ほっ、細い〜!」。いやー、あんなにか細いスケーターって、ちょっといないのではないか…というくらいです。いかにもペア向き、なんでしょうけど。
感想としては、1、2位のレベルが違いすぎました。小笠原組にもがんばってほしいんですけどねー。
世界選手権代表に決まった川口/マルクンツォフ組には、四大陸ともども上をめざしてほしいものです。小笠原組も、アジア大会でがんばれ!

■アイスダンス

有川梨絵/宮本賢ニ
渡辺心/木戸章之
春木満寿美/時田公明
有川/宮本組が大逆転で優勝を果たしました。得点(順位)が出た瞬間、有川選手が号泣してました。
ただ、世界選手権への派遣はなし。1、2位のカップルが、四大陸とアジア大会の両方に出場することになりました。
(追記)結局、世界選手権には2位の渡辺/木戸組が出場しました。2位といっても僅差だったこと、国際大会ではすべて渡辺組のほうが勝っていること、が評価されたんでしょう。派遣ゼロなんてあまりに悲しいから、急遽でもなんでも、出られて良かったです。

 最終成績 12/20 12/21 12/22 写真集1 写真集2 表彰台
 トップページ冬の競技−フィギュアスケート観戦記2002年全日本選手権−最終成績

「スポーツ観戦記」トップページへ