2003年全日本ジュニア選手権(11/23・女子フリー)

北村明子・北村明子(SP14位 フリー14位 総合14位)
lf_kitamura1.jpgショートでは、思いがけず14位スタートとなってしまった北村選手。フリーでも調子は今ひとつで、結局この日も順位を上げることはできませんでした。
3サルコウは成功して、今日は行けるかなーと思ったのですが、3ルッツは失敗。見せ場のスパイラルでもバランスを崩して手をつく箇所があったりして、ちょっと残念な出来となってしまいました。動きはさすがにきれいだったけど、ジャンプ以外にもここまで失敗が重なると、ジャッジも点数は出せないですよね。
やはり、ジャンプが見るからに低いのは、ちょっとツライです。これからジャンプ力をつけることって、できるのかなぁ…。

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萩原綾子・萩原綾子(SP13位 フリー6位 総合9位)
前日のショートでは、ほとんど印象に残らなかったのですが…。フリーでは、いろいろと変化をつけたスパイラルで、すごく楽しませてくれました。ほかの選手とは、明らかにちがってましたね。得点も伸びて、ショート13位からフリーでは6位と、大幅アップとなりました。
ただ、彼女もジャンプが低いのが、ちょっと惜しまれるところです。

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吉田美理・吉田美理(SP16位 フリー16位 総合16位)
順位はそれほど良くなかったのですが、芸術系の選手で印象に残りました。スパイラルがけっこうキレイだったかな。
ジャンプは不得意らしく、かなり転倒が多かったですね。でも、全然高さがないわけじゃないのに、なぜか降りられないという感じ。技術さえ身につければ、なんとかるかもしれないです。

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水津瑠美・水津瑠美(SP15位 フリー12位 総合13位)
身のこなしがきれいなのが、好印象でした。ただ、ジャンプはまだまた不安定で、失敗が目立ちましたね。それでも、いい感じに跳べてるのもあったので、今後の上達の余地はありそうです。

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望月梨沙・望月梨沙(SP11位 フリー13位 総合12位)
この選手も、きれいな動きができる人。印象に残ったのがスピンで、ポジションが特にきれいでしたねー。ただ、ジャンプはやはり、もうひとつでした。
演技中に腰を痛めたのか、リンクを出てから手を当てて、かなりつらそうにしてました。大したことがなければいいのですが…。

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林  渚・林  渚(SP8位 フリー8位 総合7位)
この日見て、「やっぱり踊れる選手だなー」と思いました。ひとつひとつのポーズが、決まってるんですよね。あと、スピードがけっこうある…と感じました。これは、ポイント高いかも。
ただ、弱点はジャンプなんですよねー。技術と表現を併せ持つ…といっても、やはりそうそう簡単にはいかないんでしょうね。

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村元小月・村元小月(SP7位 フリー7位 総合6位)
ジャンプはあまり得意でないのか、両足着氷が目立ちました。あまり両足ばっかだと、「ふだんから全然跳べていないのでは?」と思われそう。レイバックスピンのポジションとかは、良かったです。

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高山睦美・高山睦美(SP6位 フリー9位 総合8位)
前日のショートで6位につけていたのに、よく見てなかったので、この日は力を入れることに(笑)。ですが、残念ながらフリーの出来は、ショートに比べて今一歩だったようです。
出だしの3ループ?でミスをしたのが、響いたのでしょうか。続くフライングシットスピンは高くて良かったのですが、いいところはそれくらいかなぁ…。あとはジャンプを次々にミスしてしまって、かなり精彩を欠いた演技でした。動きも良くなかったですね。もしかしたら、最終組に入ってちょっと緊張してしまったのかも?

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浅田真央・浅田真央(SP4位 フリー4位 総合4位)
浅田真央そして、私が女子で一番楽しみにしていた浅田真央選手。昨年の全日本の衝撃はまだどこかに残っていて、1年でどれくらい伸びているかすっごく期待してました。…が、期待が大きすぎたのがいけなかったのでしょうか。この日の演技は、もちろんレベルは高かったんでしょうけど、正直「いい」とは思えませんでした。
最初の3アクセルは、回転不足の両足着氷。まあ、これは最初から予想がついていることだし、そのあとの演技を楽しみにしていました。ただ、次の3ルッツ−3ループはフリーレッグが着くのが早すぎて完璧とはいえず、続く3フリップ−3ループ−3トウループも、昨年のようなインパクトは感じられませんでした。回転不足は昨年も同様だし、どこがちがうということもなかったのですが…。私が見慣れてしまったからかなぁ…。
プログラムが、あまりいいとは思えなかったので、そのへんが原因なのかもしれません。ただ、あの元気の良さというか、身体全体から発散されるエネルギーみたいなものが、影を潜めてしまったようなのが残念でした。この大会での、調子が悪かっただけならいいのですが…。

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澤田亜紀・澤田亜紀(SP3位 フリー3位 総合3位)
全体に、一番「勢い」を感じたのが、澤田亜紀選手の演技でした。3ルッツ−3トウループ(たぶん)はなんとか降りて、難関の3アクセルもクリーンではなかったけど、どうにか転ばずに着氷。それで波に乗ったみたいですねー。
ただ、アクセルを降りた瞬間、リンクサイドで見ていた浜田コーチがぴょんぴょん跳びはねて、そのあまりの迫力にびっくり! そういえば、去年の全日本でも太田選手のジャンプが決まるたび、歓声あげてたよなーなんて思い出したりしました。もちろん、そのあともジャンプが決まるたび、同じように跳びはねてました。実をいうと、コーチのほうばかり気になって(けっこう視界に入りやすいところだったので)かんじんの演技を見るのが、ちょっとお留守になっていたかも。
でも、多少の失敗はあっても最初に書いたように、彼女の滑りにはとにかく勢いがありました。いい演技でしたね。

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浅田舞・浅田 舞(SP2位 フリー2位 総合2位)
男子フリーのとき、観客席にいた浅田舞選手とすれちがったんですね。もちろん「きれいな子だなー」とも思ったのですが、それよりも身体の細さにびっくりしてしまいました。太ももなんてスラリとしすぎて、「よくこの足で3アクセルなんて跳べるもんだ」と、おののいてしまいましたよ(笑)。
演技のほうですが、3アクセルはやはり回転不足&両足着氷。3ルッツ−3トウループも両足と、ちょっとミスが目立つ出だしでした。それでも、次の3サルコウをクリーンに降りると、そのあともジャンプはそこそこ決めてました。ショートほど、不満は感じませんでしたね。
しかし、なにをやっても容姿がいいとトクだなーと、演技をながめながら思ってしまったのでした。

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武田奈也・武田奈也(SP5位 フリー5位 総合5位)
全体に、悪くない演技だったと思います。まとまっていて、レベルもそこそこかな。
ただ、彼女の前後が浅田舞選手と安藤美姫選手というのが、ちょっと痛かったですね。いい演技をしても、影が薄くなってしまう…。私がそちらに気をとられてたっていうのも、あるんでしょうけど。
次回は、ちゃんと見るようにしよう…!(いつになるかしら)

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安藤美姫・安藤美姫(SP1位 フリー1位 総合1位)
ショートの1位は「うーん」って感じもしましたが、フリーはもう、ダントツでした。
lf_ando1.jpg昨年の全日本では、正直なところ「印象に残らないなー」って思ってました。なんせ、一番よく覚えてるのは練習での4回転成功で、本番の演技はどこへやら…。せいぜい3ルッツ−3ループのコンビネーションくらいかな。おもしろみのない選手だと感じていました。
ところがこのフリーでは、1年間の進歩をまざまざと見せつけられたというのでしょうか。とにかく、ひとつひとつのポーズがすごくきれいだし、やわらかいし、ジャンプを跳ばないシーンでも迫力がありました。
もちろん、ジャンプはやはり一級品。3ルッツ−3ループは安定感ばっちりで、入れるのかどうか「?」だった4回転もなんとか成功。どう見ても最後は回転不足なのを、無理矢理降りたという感じはありましたが、とにかく「いっぱい回った」というのは、遠目にもはっきりわかりました。なんていうか、「くるくるくる…くるっ」って感じ(笑)。
あと、迫力のあるスタイルを、いっそう引き立てるような衣装でした。胸の金の刺繍?は、スケート靴の金ブレードに合わせたのかな。すんごく似合ってましたね。
とにかく、すべてにおいて桁違い。子供の中に1人、大人が混じってるみたいでした。来月の全日本ではどういう結果が出るか、ものすごく楽しみになってきました。

 最終成績 11/22ダンス 女子 男子) 11/23ダンス 男子 女子
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