2004年のトピックス           10 11 12

1月31日
冬季国体のフィギュアスケート少年女子は、やはり太田由希奈選手の逆転優勝で幕を閉じました。さすがにフリーになると、ちょっとほかの選手とは格がちがうんじゃないでしょうか。完璧ではなかったものの、悪くない演技だったようだし…。これで今季は太田選手の主要な試合は終わりになっちゃいますけど(たぶん)、オフは弱点を強化して、来季はいっそう成長した姿を見せて欲しいですねー。2位は浅田舞選手、3位は澤田亜紀選手でした。
また、ショートトラックの成年男子1000mは寺尾悟選手が、成年女子1000mは神野由佳選手が優勝しています。
ジャンプのUHB杯は、2回目に139mを飛んだ東輝選手が優勝。2位はノルディック複合の高橋大斗選手で、3位が葛西紀明選手、4位伊東大貴選手、5位宮平秀治選手となりました(船木和喜選手は欠場)。ただ、やっぱ、複合の選手に純ジャンプの選手が負けちゃイカンだろ〜って思うのですが…。風の影響を受けやすい競技なので、不利な状況の選手もあったかもしれないですけど。
けど、ここは高橋選手の実力のほうを、認めるべきなんでしょうね。さすがにW杯複合で、毎回のようにジャンプ5位以内につけるっていうのは、このくらいの力がないとダメなんだなーと実感しました。
フリースタイルスキーのW杯女子モーグルで、上村愛子選手が8位に入りました。なんか、今季の成績があまり良くないだけに、8位でもまずまず…と思ってしまいますね。いつも上位を望むわけじゃないけど、たまには5位以内にも入ってくれたらなぁ…。また、畑中みゆき選手は、残念ながら予選落ちとなりました。男子は附田雄剛選手の11位が日本人最高でした。

1月30日
冬季国体のフィギュアスケート、少年男子で優勝したのは織田信成選手でした。織田選手は、ショートもフリーも1位。特にフリーは、全ジャッジからけっこういい得点をもらっているので、まずまずの出来だったのではないでしょうか。確かに、全日本ジュニアを見たかぎりでは、ほかの選手と完成度が違ってましたからねー。一般の新聞とかでは「織田信長の子孫」と、そういうことばっかクローズアップされているみたいですが、ちゃんとスケートにも注目してほしいです。
2位は柴田嶺選手で、ショート3位からひとつ順位を上げました。これは、全日本ジュニアでのケガはもうほとんど治った、と思っていいんでしょうか。踊れるし、とにかく演技を見ていて楽しい選手なんで、見られないと寂しいんですよねー。ケガだけには気をつけてほしいもんです。
3位は小林宏―選手で、ショート2位だった岸本一美選手は、4位まで順位を下げました。岸本選手はジャンプはいいんですけど、けっこう波があって、あと、ジャンプを失敗してしまうとちょっと…ってタイプなんですよね。もうちょい、表現力もアップさせてほしいです。
そして、少年女子のほうは、四大陸を制したばかりの太田由希奈選手が出場するとあって、優勝は堅いと思われたのですが…。ショートを終えた段階でトップに立ったのは、なんと浅田舞選手。太田選手は音楽でトラブルがあったらしく、2回もやり直しになったそうで、影響は免れなかった…ってところでしょうか。3ルッツも3フリップも失敗してしまっては、さすがに旧採点法のショートでは点を下げられてしまいましたね。それでも2位にとどまったあたり、さすがに彼女というべきなんでしょうけど。
浅田選手はノーミスで、全体に揃った得点をもらってました。3位は武田奈也選手、4位は澤田亜紀選手で、澤田選手も失敗が目立ったようなのは気がかりです。
フリーは土曜に行われますが、やはり太田選手が逆転するんでしょうか。浅田選手が勝ってしまったりすると、おもしろいんですけど、さすがに持ってる力はかなり違いますからねー。

1月29日
国体のフィギュアスケート、成年男子は田村岳斗選手が優勝しました。ショートもフリーも1位の完全優勝ですが、世界選手権代表に決まったんだから、特にライバルのいない国体では勝って当然…というか、勝ってもらわないと困るというか…。それでも、ショートはノーミス(難度はちょっと落としたみたいだけど)、フリーも4回転を失敗した以外はほとんどOKだったみたいで、ジャッジ全員から1位をもらい、完全優勝を果たしました。この調子で、世界選手権に行ってほしいですねー。でもって、4回転も決めてくれい!と思いますわ。
成年女子では長谷部文選手が初優勝。2位はフリートップの竹内理恵選手で、ショート5位からの追い上げでした。また、少年男子はSPまでを終えて、織田信成選手が1位、岸本一美選手が2位、柴田嶺選手が3位となっています。少年男子はけっこう粒ぞろいなんで、見てみたいんですけどねー。フリーではがらっと順位が入れ替わる可能性もあるので、結果が楽しみです。あと、四大陸で優勝した太田由希奈選手が出てくる少年女子も、見られるもんなら見たいですね。

1月28日
アルペンスキーのW杯男子回転第7戦で、佐々木明選手は17位となりました。1本目は18位、2本目でひとつだけ順位を上げました。皆川賢太郎選手、岡田利修選手、湯浅直樹選手は2回目に残れませんでした。やっぱ、日本で今のところ世界に通用しそうなのは、佐々木選手だけなのかなー。

1月27日
札幌で行われているノルディックスキーのW杯、複合個人第13戦で、高橋大斗選手は4位と、惜しくも表彰台を逃しました。
前半のジャンプは3位。その3位も、クロスカントリーの強い選手にかなりの差をつけた、いってみれば「表彰台に上る絶好のチャンス」だったんですよねー。しかも、ジャンプ1位の選手は、走るのが得意じゃないんですから。でも、「どうしても表彰台に上りたい」という気持ちが強すぎたのか、途中でトップに追いついてもスパートすることができず、モタモタしているあいだに後続に抜かれてしまったようです。
高橋選手の場合、走力にも課題はあるけど、駆け引きという点でもまだまだ発展途上なんでしょうね。それでも4位に入るあたりはさすがですが、早く表彰台への壁を突破してくれることを願ってます。
なお、ほかの日本勢の成績は、北村隆選手が28位、富井彦選手36位、畠山陽輔選手37位となっています。

1月25日
フィギュアスケートの四大陸選手権最終日、男子シングルで勝ったのは、地元カナダのジェフリー・バトル選手でした。ショートで2位につけていた田村岳斗選手は、フリーは7位で総合5位と、順位を下げてしまいました。やっぱ、出だしの4回転を完全に失敗してしまったのが、痛かったですねー。見事に転んでたし…。
また、ショートは9位と出遅れた高橋大輔選手は、フリー4位で巻き返し、総合では6位に順位を上げました。こちらは、公式試合で初めて4回転を成功させるなど、会心の出来だったようです。ニュースでも少し見られましたが、最後のガッツポーズは本当にうれしそうで、「良かったねー」と声をかけたくなるくらいでした(ほとんどオバサンしてますね)。
高橋選手のフリーは4位より、もっと上でもよかったと思うんですけどね。優勝したバトル選手は、かなりミスが目立ったというし…。バトル選手の映像はまったく見ていないので、断言はできないんですけど。なんだかこの大会、やけに地元選手に高得点が出すぎているような気がしました。地元がある程度有利なのは仕方ないし、そのへんは納得して見ているんですけど、最近は「やりすぎ」の大会が目立ちますね。
ソルトレークで採点疑惑が起こって以来、いろいろと試行錯誤しているようですが、ジャッジの国名表記がなくなってからは、本当に「やりたい放題」になってしまいました。以前の採点法なら、最低点と最高点で1点以上の差がつくことはめったになかったんですが、最近では自国の選手のじゃまになると思ったら、平気でとんでもない点を出すようになってきました。グランプリで試行された新採点法でも、不透明な点が多々ありましたよね。採点競技って、どうしても公平性を保つのは難しくなりますけど、この現状はどうにかしてほしてもんです。
なお、この大会の結果を受けて、保留になっていた世界選手権の代表が決まりました。男子シングルは、田村岳斗選手と高橋大輔選手に決定。本田武史選手はケガの具合が思わしくないということで、結局今季は試合に出ずに治療に専念することになりました。早く治してほしいし、田村選手と高橋選手にはがんばってほしいですね。来季の枠もかかってますから。またアイスダンスは、今大会5位と健闘した渡辺心/木戸章之組に決まっています。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人第16戦で、葛西紀明選手がついに表彰台に上りました。ここのところずっと好調を維持してて、今か今かと待っていたのが、ようやく実現したという感じです。考えてみれば、W杯では昨年2月の優勝以来、3位以内はなかったんですねー。
葛西選手は1回目に125.5mを飛んで3位につけ、2回目は127.5mと距離を伸ばして順位をひとつアップ。2位となりました。地元日本で表彰台に…とは、ご本人も思っていたでしょうが、本当に良かったです〜。飛型もすごくきれいで(といっても、最近は飛んでいる最中の姿勢は、点数とは関係ないんですけど)、「決まって」ました!
ほかの日本勢は、好調の東輝選手が5位となかなかの健闘ぶり。以下、高野鉄平選手17位、伊東大貴選手18位、船木和喜選手27位でした。
スノーボードのW杯、女子ハーフパイプで、山岡聡子選手が優勝〜。今季2勝目をあげました。昨日の試合でも3位に入っているし、今、すごく調子がいいんでしょうね。伏見知何子選手も5位に入りました。また、男子でも村上史行選手が2位と健闘。成田童夢選手は6位、石原崇祐選手は7位となっています。
フリースタイルスキーのW杯デュアルモーグルで、女子の上村愛子選手は15位、畑中みゆき選手は18位でした。今季の上村選手は、どうも調子が上がりきらないですねー。そのうち…と思ってるあいだに、もうシーズンも後半に入ってしまったし…。まあ、こういうシーズンもある、ということなんでしょう。男子では下山研朗選手の16位が日本勢の最高でした。
ノルディックスキーのW杯、複合個人第12戦の札幌大会で、高橋大斗選手は15位と、少し物足りない成績に終わってしまいました。地元の大会だし、声援に後押しされて、上位をとってほしかったなんですけどねー。この大会は、通常のように先にジャンプを行うのではなく、クロスカントリーから始まったんですけど、そこで転倒もあって36位と出遅れ。15位に上げるのがやっとでした。
ただ、今回は不運だったかもしれませんが、転倒がなくても高橋選手の場合、クロスカントリーが先に行われる試合は、たいてい順位が悪いのです。順番がちがうだけで、両方行われることに変わりはないのですが…。「最初に上位につける」ことができないと、精神的にもちがってくるんでしょうか。
なお、北村隆選手は17位、富井彦選手32位、畠山陽輔選手38位でした。
スピードスケートのW杯、男子500mで清水宏保選手は4位、清水亮平選手は5位でした。1000mは相変わらず日本勢は不得意のようで、今井裕介選手の13位が最高。清水宏保選手は18位。女子は外ノ池亜希選手の500m4位、1000m10位が最高。岡崎朋美選手は500m12位、1000m14位でした。

1月24日
フィギュアの四大陸選手権第3日、女子シングルで太田由希奈選手が初優勝を果たしました。太田選手はショートで3位、フリーは2位でしたが、フリー1位のファヌフ選手(カナダ)はショート8位。総合では太田選手のほうが上に行き、うれしい初優勝となりました。でも、2位とはいっても、かなり良い出来だったようです。ミスは、二度目のルッツで転倒したのと、フリップが両足になったくらい。持ち前の美しい動きで、観衆を魅了したのではないでしょうか。
2位は、フリートップで急上昇した、地元のファヌフ選手。10月の、岡谷で行われたジュニアグランプリでは5位と、そう目立った成績ではなかったのですが…。フィギュアは無名の選手に点が出にくい競技なので、地元ということが少なからず有利に働いたのかもしれませんねー。でも、プレッシャーのかかる自国開催で、ノーミス?で滑ったのはお見事。カナダにもようやく、「若手有望選手あらわる」って感じでしょうか。
それから、ショート5位の中野友加里選手はフリー6位で総合6位、恩田美栄選手はショート、フリーとも7位だったのですが、総合では8位と順位を下げてしまいました。ただ、フリーの3位から7位まではかなり僅差で、特に中野選手はフリー3位でもおかしくないぐらいの点数でした。運が悪かったとしかいいようがないですねー。でも、中野選手は、今季ずっと新採点法に苦しめられてきたので、ここで良い点がもらえたのは自信につながるんじゃないでしょうか。恩田選手は体調不良が悔やまれますね。彼女にとっては、最後までいいシーズンじゃなかったけど、来季は巻き返してくれると思ってます。
また、アイスダンスでは渡辺心/木戸章之組が5位と、健闘を見せてくれました。昨年の世界選手権では20位で、これも悪くない成績でしたが、今年はさらに上が狙えるかもしれません。都築奈加子/宮本賢二組は9位でしたが、こちらは組んだばかりだし仕方ないでしょうね。来季はもう少し慣れてくるんじゃないかな。
日本で行われていたのは、スケートのインターハイ。こちらには、今季の全日本女子シングルで優勝した安藤美姫選手が出場しました。フリーでは4回転への挑戦も見せましたが、かなり派手に転んでしまったようで…。でも、ほかのジャンプはきちんと決めて、当然のように優勝を果たしました。さすがに、高校生の中では無敵という感じですね(ライバルになれる選手は、四大陸に出場しているし)。
男子は、織田信成選手がショート5位から逆転優勝。2位は南里康晴選手、3位は柴田嶺選手でした。柴田選手は全日本ジュニアで捻挫して棄権し、その後の経過が心配されましたが、元気に復活してきたようで安心しました。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人第15戦、今日は札幌大会です。この日の日本勢トップは、7位の東輝選手。前日は2回目に進めなかった葛西紀明選手も8位と、2人が10位以内に入りました。葛西選手は2回とも風に恵まれなかったのですが、それでも1桁順位をとれるあたり、さすがという感じです。また、このところ調子の良くなかった宮平秀治選手は15位と、まずまずの成績で一安心。昨日9位の伊東大貴選手は18位、船木和喜選手は20位でした。
スノーボードのW杯女子ハーフパイプで、山岡聡子選手が3位に入りました。また、男子の石原崇祐選手は6位、樋口守選手は8位、村上史行選手は10位となっています。しかし、なんで日本は、ハーフパイプだけはいい成績がとれるんでしょう…?
スピードスケートのW杯、男子500mに出場した清水宏保選手選手ですが、結果は10位。世界スプリントでは、いい感じに滑れていたのですが…。また、このところず〜っと勝ち続けていたウォザースプーン選手は3位に終わり、「さすがに全部は勝てなかったか」と、ホッとしてしまいました。今季の残り試合で、清水選手が優勝するチャンスもある、ってことで。ちなみに勝ったのは、カナダのマイケル・アイルランド選手、日本人トップは小林正暢選手の9位でした。1000mは今井裕介選手12位、清水選手は17位でした。
女子の日本勢の最高は、500mは渡辺ゆかり選手の6位、1000mは外ノ池亜季選手の7位となっています。
バイアスロンのW杯女子7.5kmスプリントで、目黒香苗選手が21位に入りました。目黒選手は最近、バイアスロン勢で唯一、期待できる存在になってきたかも。とりあえず、コンスタントにこのあたりの順位をとってほしいです。田中珠美選手は49位、築舘郁代選手は76位、大高友美選手は83位でした。
男子10kmスプリントは、菅恭司選手41位、蛯沢大輔選手51位、井佐英徳選手57位となっています。

1月23日
フィギュアの四大陸選手権第2日、男子シングル・ショートプログラムで田村岳斗選手が2位につけました。これは、予想以上…というよりは、信じられないくらいの好成績。最近の田村選手は「ノーミス」ってありえない、って感じだったので、本当に驚きました。4回転−3回転のコンビネーションを決めて、いい出来だったみたいですねー。今季で引退…というときになって、ようやく満足いく演技ができたのかな? フリーでもこの調子で滑ってほしいですね。
また、高橋大輔選手は、滑走順の不運もあって9位スタート。本田武史選手は、昨日のトピックスでもお伝えしたように、演技の直前で棄権しました。なんでも、この大会前にまたケガをしてしまったらしく、それがかなりひどい状態なんだそうです。いつまでに治るのかもはっきりしないし…。日本男子の場合、世界トップクラスは本田選手だけなので、世界選手権に出られなかったら来季の枠も減ってしまいそうです。とりあえず、ケガはきっちり治して欲しいです。
トップに立ったのはカナダのジェフリー・バトル選手でした。
アイスダンスはオリジナルダンスまでを終えて、渡辺心/木戸章之組は5位、都築奈加子/宮本賢二組は9位となっています。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプは現在日本で行われています。23日は白馬で個人第14戦が行われました。ここで、日本勢の好成績が期待されたのですが…。W杯転戦組は、揃ってもうひとつの順位。船木和喜選手は18位、宮平秀治選手は30位、葛西紀明選手、東輝選手、山田大起選手は2回目に進めませんでした。
そんななか健闘したのが高校3年の伊東大貴選手で、1回目は8位につけ、2回目は順位を下げたものの、それでも10位以内に踏みとどまる9位で試合を終えました。
ジャンプは、若手が出てきた…と思っても、なかなかベテラン勢を追い越せないんですよね。いろんな年代の選手が切磋琢磨してこそ、チームも活気づくと思うので、伊東選手には期待したいところです。
ノルディックスキーのW杯、複合の会場は北海道の名寄。個人第11戦が行われ、高橋大斗選手は前半のジャンプは4位と好位置につけたのですが、後半は12位まで順位を下げてしまいました。やっぱ、後ろとのタイム差があまりなかったら、一気に抜かれてしまうのかなぁ…。

1月22日
カナダでフィギュアの4大陸選手権が始まりました。21日に行われた女子シングルのショートプログラムで、太田由希奈選手は3位と好位置につけ、中野友加里選手もまずまずの5位、恩田美栄選手はかなり体調が悪かったそうで、7位と出遅れてしまいました。トップはアメリカのコーウィン選手、2位も同じくアメリカのニコディノフ選手となっています。
太田選手は、得点を見るかぎりでは、1、2位とかなり僅差。開催地がカナダということで、アメリカ選手には高めに点が出ることから考えて、太田選手の出来はかなり良かったのかな。中野選手も、今年のグランプリではあまりいい思いができなかったけど、ここでいい評価をとって、巻き返せればなーと…。恩田選手は心配なのですが。
また、アイスダンス規定は、渡辺心/木戸章之組が5位、都築奈加子/宮本賢二組は9位からのスタートとなっています。
なお、この翌日からは、男子も始まるんですけど、これを書いている時点で日本の本田武史選手の棄権が決まりました。数日前に、またもケガをしてしまったとのこと。今季はケガにたたられっぱなしで、本当に大丈夫なのかなぁ…。
バイアスロンのW杯男子20kmで、日本勢のトップは蛯沢大輔選手の57位。以下、井佐英徳選手63位、菅恭司選手82位でした。やっぱ、日本の選手にとって射撃はネックなんだろうなー。
スケルトンのW杯、中山英子選手は14位、仲奈津子選手は17位となっています。

1月21日
バイアスロンのW杯女子15kmで築館郁代選手は45位、目黒香苗選手は60位でした。目黒選手は、前の試合は19位、その前は8位だったんですけど、一気になんと60位まで下がってしまうんですねー。せめてもう少し落ち込みの幅が少なくなれば…。

1月19日
フリースタイルスキーのW杯、エアリアルで、女子の逸見佳代選手は21位、男子の水野剣選手は30位、瀬上悟選手は最下位の34位でした。次は、最下位脱出を願います。
2月7日からノルウェーで開催される、スピードスケート世界選手権の代表が決まりました。ちなみに、前日まで日本で行われてたのは「世界スプリント選手権」で、短距離の大会。今度の世界選手権は短距離から長距離まで、オールラウンドな力が求められる大会です。といっても、出場するのは中長距離の選手ばかりですけど。
なかでも、楽しみなのは石野枝里子選手です。まだ高校生なのにもかかわらず、長距離では完全に日本のトップに立ちましたからねー。もちろん、女王・田畑真紀選手にも当然のごとく期待してます。2人とも、総合でのメダルは苦しいかもしれないけど、得意な種目ではいい成績とってほしいですね。
代表選手は次のとおりです。男子…宮崎今佐人、女子…田畑真紀、石野枝里子、妹尾栄里子。

1月18日
スピードスケートの世界スプリント選手権、前日に女子500mで1位をとった大菅小百合選手は、この日は2位。総合13位で大会を終えました。さすがに500で2日連続のトップ…というわけにはいきませんでしたが、今季最後の試合をかなりいい感じで滑ることができたようです。インタビューでも、表情がすごく明るかったですね。自転車では、昨年は「走るたびに日本新」を出していたので、その勢いを今年も持続してほしいです。
女子の総合は、最高が外ノ池亜希選手の7位で、以下、新谷志保美選手8位、岡崎朋美選手は9位でした。
また、清水宏保選手は、500mは2位、1000mは14位の総合7位。500の映像を見ることができましたが、全盛時のスタートダッシュがかなり戻っていて、後半のちょっとしたミスさえなければ、充分トップをとれる滑りだったのではないでしょうか。少しずつですが、確実に調子は上向いているようです。
小林正暢選手は総合9位、中嶋敬春選手は13位、今井裕介選手は16位でした。
フリースタイルスキーのW杯、女子モーグルの上村愛子選手は9位となりました。今季はイマイチ上位に上がれないですよねー。なにが原因なんでしょう? また、畑中みゆき選手は18位で、男子では上野修選手が20位、菅唯志選手28位でした。
ノルディックスキーのW杯、クロスカントリーの女子スプリントで、日本から出場した横山寿美子選手と夏見円選手はともに予選落ちしました。ただ、横山選手は41位、夏見選手は52位と、ともに「らしくない」成績。特に夏見選手はこの種目を得意としていて、今までも何度も決勝に進出(予選16位以内)しているだけに、52位は少し残念でした。ワックスの選択でもまちがったんでしょうか…?
バイアスロンのW杯、女子10kmで目黒香苗選手が19位に入りました。この前の8位からは少し下がったけれど、それでもなかなかの好成績です。できれば、今後もこの調子で!って感じですね。田中珠美選手は42位、築舘郁代選手は46位でした。
また、男子12.5キロでは菅恭司選手が28位、井佐英徳選手は38位、蛯沢大輔選手は43位となっています。

1月17日
スピードスケートの世界スプリント選手権が、長野市のエムウエーブで始まりました。初日は男女の500mと1000mの各1回目が行われ、女子500mで大菅小百合選手が1位をとりました。今季の大菅選手は、あまり調子が上がっていないようだったのですが、この一番大きな試合でトップになるあたり、さすがですよね。彼女の場合、アテネ五輪に向けて自転車の練習に入るため、今季のスケートはこの試合が最後。やっぱ、気合いが入ったんでしょうか。でも、これで、いい感じで自転車に移行できそうですね。なお、大菅選手は1000mは20位で現在のところ総合11位。1000はあまり得意ではないので、仕方ないかな。
そのほかの日本勢は、女子では外ノ池亜希選手が6位、新谷志保美選手は9位。男子ので清水宏保選手は500m3位、1000mは14位で、総合では8位となっています。
ノルディックスキーのW杯、クロスカントリーの女子10kmクラシカルは、石田正子選手の34位が日本勢の最高でした。今季絶好調の横山寿美子選手は「ちょっと一休み?」の42位、福田修子選手は43位。男子15kmクラシカルでも日本勢はふるわず、今井博幸選手が46位で、蛯沢克仁選手は53位、金丸富男選手は59位となっています。
フリースタイルスキーのW杯、エアリアルに出場した日本勢は、男女とも決勝に進めませんでした。女子の逸見佳代選手は22位だったのですが、男子の成績にはちょっと悲しいものがあって、水野剣選手33位、瀬上悟選手34位と、最下位とそのひとつ上が日本の2人…という結果になってしまいました。最下位は…さすがにちょっとキツイです。
アメリカのフィギュアスケート連盟は、当初は新採点法に反対していたのですが、16日に一転、「試験的に」認める意向を示しました。来年の世界選手権での採用と、それがうまくいけばトリノ五輪での実施も推進していくそうです。ようは、自国のサーシャ・コーエン選手がダントツの高得点を叩きだしているのをみて、「有利」との判断をしたんでしょう。彼女の場合、信じられないほど基礎点が高くて、あれならどんなに失敗しても、ある程度の順位は見込めますからね。
私は、どちらの採点法にも、いいところもあれば欠点もあると思いますが…。アメリカの態度については「現金なもんだ」というしかないですわ。

1月16日
バイアスロンのW杯、女子7.5キロスプリントで目黒香苗選手がトップから1分22秒9差の8位に入りました。このところ、バイアスロン勢はあまりに不振続きだったので、前日のトピックスには「結果を書くのがつらくなってきた」と書いてしまったのですが…。とたんに8位とは驚きです。どうも失礼しました〜。
たぶん、射撃が奇跡的にうまくいったんだろうなぁ。この「奇跡」の頻度がもう少し高くなると、けっこういいところまでいける選手も多いと思うんですけどねー。
スノーボードのW杯、女子スノーボードクロスで三宅陽子選手が決勝に進出し、14位に入りました。前回は28位だったので、16位以内にに入って予選を通過できたのは収穫でしょうか。それ以外の日本勢は、大巻裕子選手39位、男子の小口雅裕選手は63位、家根谷穣選手66位でいずれも予選落ちとなっています。
国内各競技団体の2004年度のランクが決まり、最高の「特A」にスケートが加わりました(これまでは水泳と柔道のみ)。スピードスケートに加えてフィギュア勢も、国際大会でどんどん表彰台に乗っているし、あと、スピード、フィギュアとも若手の台頭がめざましいのも評価された理由かもしれません。ショートトラック勢の不振は、少し気になるところではありますが…。
とにかく、ランクが上がれば、強化費なども多くもらえるし、ぜひぜひ有効利用してほしいもんです。フィギュアスケートは、「お金がかかるので有名」なスポーツですけど、スピードスケートのほうはどうなんでしょうか?

1月15日
アテネ関連のニュースは、一時期「工事の遅れ」ばかりになっていましたが、どうやら遅れているのはアテネばかりではないようで…。国際オリンピック委員会のトリノ冬季五輪調整委員会が、現地を視察したところでは、かな〜り危ない施設があったそうです。テスト大会開幕の、数週間前にならないと使えないものもあるそうで、「またこんなニュースばっかになるのか…」とげっそりしてしまいました。考えてみればギリシャもイタリアも南欧だし、のんびりした(しすぎた?)民族性にも関係してるんでしょうか?
バイアスロンのW杯女子24kmリレーで日本は10位。ちなみに完走した国の中で最下位でした。正直、最近はバイアスロンの結果を書くことが苦痛になってきました…。男子30kmリレーは8位でした。

1月12日
国内3連戦の最後、HBC杯ジャンプで勝ったのはまたも葛西紀明選手でした。この試合は、予選を通過した16人が1対1で対戦し、勝ったほうが次へ進むという方式。原田雅彦選手、宮平秀治選手は1回戦で敗れ、東輝選手、船木和喜選手は準決勝止まり。4人で競う決勝に残ったのは、葛西選手以外は、高野鉄平選手、山田大起選手、西下和記選手の4人でした。そして決勝では、葛西選手がなんと140.5mの大ジャンプを披露して、堂々の優勝。以下、2位が高野選手、3位は山田選手という順位になりました。
この「勝ち抜き方式」って、今季はW杯でも何戦か行われていたようですけど、けっこう緊張感が味わえそうなやり方ですよね。一度、ちゃんと見てみたいもんです。
フリースタイルスキーのW杯、スキークロスで、2試合連続で3位に入っている滝沢宏臣選手は、今回は16位。女子の福島のり子選手は10位と、日本勢は男女とも決勝に進めませんでした。でも、スキークロスで「決勝に進めなかった」ことがニュースになっているのは、ちょっと驚きました。今までなら完全にスルーされていたと思うんですけど、こういうふうに取り上げられるのもやはり、滝沢選手の活躍があればこそ、ですよね。
フリースタイルスキーのW杯、こちらはエアリアルですが、日本勢はやはり男女とも決勝進出に進めず。最高位は、男子は瀬上悟選手の26位、女子は逸見佳代選手の16位でした。
11日に行われたノルディックスキーのW杯、複合個人第10戦で、高橋大斗選手は9位となりました。前半のジャンプで8位につけ、後半のクロスカントリーでも9位にふみとどまりました。ただ、クロカンだけの順位は28位で、これが10位台の成績をとれるようになると、もっと楽に戦えるようになるんですけどねー。でも、一口に「走力をつける」といっても、それがなかなか難しいわけで…。とりあえず今季は、ジャンプが安定してきただけでもよしとしたいです。
なお、もう1名日本からW杯に参戦している北村隆選手は風邪で欠場。この前の試合では、高橋選手が体調不良でクロカンを欠場しているし、チーム内で風邪がはやったりしているのでしょうか。このあとは23日の名寄大会まで試合がないので、ここで帰国するそうですが、日本で少しゆっくりして、疲れをとってほしいですねー。
同じく11日に行われたスノーボードのW杯女子パラレル大回転で、家根谷依里選手が決勝に進み、14位と健闘を見せてくれました。この種目の場合、まずは予選で16番目までに入ることが大切で、これをクリアしてようやく決勝トーナメントで戦うことができるんですよね。日本選手だと、それもなかなか難しいのが現状なので…。とりあえずは、もう少し多く決勝に進出できるだけの力をつけて、決勝の舞台での「場慣れ」をしてほしいです。

1月11日
STV杯国際ジャンプ大会は、前日に続いて葛西紀明選手が優勝しました。最長不倒の139mを飛んだのは船木和喜選手。それに対して、葛西選手は138mと距離では及びませんでしたが、飛型で上回って「巧さ」も見せつけた感じです。船木選手も、これが浮上のきっかけになってくれれば…と思うのですが。また、3位は東輝選手で、この日もW杯代表組が上位を占めました。
ただ、吹雪で2回目がうち切りになってしまった、というのは残念ですね。ニュースで見たのは葛西選手と船木選手だけなのですが、いい感じて飛べていたようなので、2回目もやってほしかったなー。まあ、ジャンプではよくあることなんで、しかたないんですけどね。
フリースタイルスキーのW杯、男子スキークロスで、滝沢宏臣選手がまたも3位に入りました。この前、ようやく「スキークロス」というものを、なんとなく理解したばかりなので、詳細は不明ですが…。でも、こんなに立て続けに好成績を挙げられたら、一度映像で見たくなってしまいました。なお、女子の福島のり子選手は12位でした。 
ノルディックスキーのW杯、複合個人第9戦スプリントで、北村隆選手は40位。ジャンプで27位と出遅れた高橋大斗選手は、体調不良もあってクロスカントリーは棄権しました。ここらで一息入れて、気分も新たに次に臨んでほしいです。
フリースタイルスキーのW杯モーグルでは、日本勢は男女とも決勝に進めず。男子は益川雄選手の14位が、女子では上村愛子選手の20位が最高でした。上村選手は、高難度の技にでも挑戦したのかな? 無難に滑れば、決勝には行ける人だと思うし…。
考えてみれば、モーグルも今シーズンは映像で見てないので、一度、ニュースで上村選手だけでもやってほしいです。じゃないと、どんなエアに挑戦してるのか、全然わかんないですから。
フィギュアの全米選手権、女子シングルを制したのはやはりミシェル・クワン選手でした。今回はコーエン選手が上回るのでは…と思われたのですが、大事なところでミスをする悪いクセが出たようで…。前半は調子良く滑ってたみたいですが、後半はジャンプミスの連続。対するクワン選手はノーミスのすばらしい演技で、プレゼンテーション(表現点)でなんと七つの6.0をもらい、圧勝しました。やはりこの2人の最大の違いは、「精神力」ってことですかね。3位にはジェニファー・カーク選手が入りました。
男子はジョニー・ウィアー選手が、ショートに続いてフリーも1位をとって優勝。アメリカ男子も、ようやく「世代交代の波」が押し寄せてる…というところでしょうか。以下、マイケル・ワイス選手が2位、マシュー・サボー選手が3位となりました。
世界選手権代表には、当然1〜3位までの選手が選ばれたわけで、フリーを棄権したゲーブル選手は出られないわけですけど、あの正確なジャンプを跳ぶ技術の持ち主が、いったいどうしちゃったんでしょうねー。気がかりです。
ロシア男子は、エフゲニー・プルシェンコ選手が、フリーでもほかの選手を圧倒。なんとプレゼンでは9人の審判全員から6.0をもらって、「いったいなにをやったんだろう」としばし頭をひねってしまいました。でも、とんでもないコンビネーションを見せたのなら、高得点がつくのは技術点のはずですもんね。まあ、ふつうに考えれば、「ミスのない(少ない)すばらしい演技」ってことなのかなー。2位はイリヤ・クリムキン選手、3位はアンドレイ・グリャーツェフ選手でした。
残念なのは、アレクサンドル・アブト選手が、ショートのあと棄権。どうやらそのまま引退してしまったようで…。今季のグランプリでも、かなり調子が悪そうでしたからねー。でも、シーズン途中での(しかも試合途中での)引退って、かなり寂しいものがあります。
カナダ男子は、エマニュエル・サンデュ選手が優勝。グランプリファイナル以来、突然崩れるクセが治ったのでしょうか…? 2位はベン・フェレイラ選手、3位がジェフリー・バトル選手でした。

1月10日
フィギュア全米選手権のペアで、井上怜奈/ジョン・ボールドウィン組が初優勝を飾りました。ショートで2位につけ、フリーで逆転。彼女がアメリカでペアに挑戦している…と聞いたときは、まさか全米チャンピオンまで行くとは予想してませんでしたねー。井上選手はすごくスタイルもいいし、向こうに行っても見劣りしないんじゃないかな。すでに永住権は持っているそうですが、トリノではアメリカ代表で出ることになるんでしょうか?
なお、同じ全米でショート10位となってしまった、世界選手権銀のティモシー・ゲーブル選手は、フリーを棄権することになりました。今季の世界選手権は、どうなっちゃうんでしょう?
ロシア選手権では女子の結果が出ました。優勝したのは、エレナ・ソコロワ選手。昨シーズンの世界選手権銀メダリストなのですが、今季のグランプリシリーズは絶不調で、「いったいどうなっちゃったの?」と思ってたら、少しは立て直してきたみたいですね。ただ、フリーは2位。ショート1位の貯金が効いて優勝はできましたが、まだまだ完全復活には遠いようです。
2位は、フリーで1位をとったユリア・ソルダトワ選手で、ビクトリア・ボルチコワ選手は6位に沈みました。しかも、ショートは2位だったのに、フリーは7位…。ロシア女子は、スルツカヤ選手も病気で復帰のメドが立ってないし、世界選手権ではかなり苦しい戦いを強いられそうですね。
ジャンプのHTB杯には、W杯転戦組も参戦。葛西紀明選手がこのところの好調ぶりを国内でも発揮し、三度目の優勝を果たしました。2位はやはりW杯組東輝選手。ただ、山田大起選手は18位、宮平秀治選手は2回目に進めず…で、特に宮平選手の不調が気になります。あと、船木選手はこの試合はお休み。日本で少しでも、調子を上向きにもってってほしいですね。
ショートトラックの世界ジュニア選手権、男子500mで、吉沢純平選手が3位、藤本貴大選手が4位に入りました。この大会、ほかの種目では全然上位に行けてないんで、正直、メダルがとれるとは思ってなかったです。シニアのほうも苦戦してるし、やっぱ若手が育ってくれないと…。他種目も続いてほしいです。
ノルディックスキーのW杯、クロスカントリーの女子15kmクラシカル(マススタート)で、今季好調の横山寿美子選手は23位となりました。さすがに、そうそう続けて10位台はとれないですよねー。でも、23位でも「イマイチ」と感じられるんだから、すごいもんです。今までなら、「そんなに悪くない」順位でしたからね。以下、石田正子選手は33位、福田修子選手は3939位でした。
男子30kmクラシカル(マススタート)は、蛯沢克仁選手が27位、金丸富男選手は49位、今井博幸選手は52位となっています。
スノーボードのW杯、女子パラレル大回転の結果は、竹内智香選手の18位が日本勢トップ。この前は、1桁順位までとった竹内選手ですけど、さすがにそうそう上位はキープできないですよね。でも、昨シーズンよりかなり力は上がっているようです。家根谷依里選手は31位、飯田蘭選手は34位、男子の川口晃平選手は48位でした。
バイアスロンのW杯男子12.5kmパシュートで、井佐英徳選手は38位、菅恭司選手は39位でした。

1月9日
バイアスロンのW杯女子10キロで、日本勢の最高順位は目黒香苗選手の48位でした。築舘郁代選手は52位、田中珠美選手は56位。クロスカントリーのほうは日本勢もかなり成績を上げてきているのに、射撃がくっつくと「全然別」になっちゃうのかなぁ…。

1月8日
4日にスロベニアで行われたジャンプのコンチネンタル杯で、伊東大貴選手が優勝。その結果、この後のW杯に出場できることになりました。ニュースに「期待の若手」と書いてあったので、いったい何歳なんだろう…とスキー連盟のサイトを見てみたところ、なんとまだ17歳の高校生だと判明! 今まで若いと思っていた(本当に若いんですけど)山田大起選手や高野鉄平選手よりも下だなんて、かなり驚きました。
ただ、山田選手や高野選手は、彗星のように登場してからはちょっと停滞ぎみ、なんですよね。伊東選手には、できれば順調に伸びてってほしいですねー。
フリースタイルスキーのW杯、男子スキークロスで、滝沢宏臣選手が3位に入りました。そういえば、昨シーズンも滝沢選手が2位に入ってて、「どんな種目?」で終わらせていたような気がする…。ということで、ちょっとまともに検索してみたら、
ご本人のHPを発見しました。
それによると滝沢選手は、以前はアルペンやモーグルの選手で、2000年ごろからスキークロスに転向したらしい。で、スキークロスというのは、簡単にいえば「同時スタートのアルペンスキー」みたいですね。でも、W杯が行われているくらいだから、スキーが好きな人ならきっと「知っててあたりまえ」の種目なんでしょうねー。
なお、女子の福島のり子選手は15位でした。
フィギュアは、各国で国内選手権が行われてます。全米選手権は、ショートを終えて女子はサーシャ・コーエン選手がトップに立ち、ミシェル・クワン選手は2位。男子は、世界選手権銀メダルのティモシー・ゲーブル選手が絶不調らしく、ジャンプをすべて失敗して10位と出遅れました。マイケル・ワイス選手もミスがあったらしく4位で、トップに立ったのはなんとジョニー・ウィアー選手。
なんでもゲーブル選手は、靴が合わないのが原因で、かなりなスランプに陥ってるらしいですね。大丈夫なのかな…。また、ペアでは井上怜奈/ジョン・ボールドウィン組が2位につけています。
お次はロシア選手権。こちらの男子シングルSPは、順当にエフゲニー・プルシェンコ選手が首位に立ちました。2位はイリヤ・クリムキン選手で、アレクサンダー・アブト選手は4位と、ちょっと出遅れ。でも、ゲーブル選手の10位を聞いてしまうと、4位なんて出遅れのうちに入らないなーと思ってしまいますね。
なお、女子はエレナ・ソコロワ選手、ビクトリア・ボルチコワ選手が1、2位となっています。2人ともグランプリシリーズでは苦労してましたけど、少しは調子を取り戻しているのでしょうか。
バイアスロンのW杯男子10kmスプリントは、菅恭司選手の39位が日本人トップ。以下、井佐英徳選手は46位、笠原辰己選手は65位でした。
新種のステロイド登場を受けて、世界陸上、世界水泳など、すでに終了した大会で再び検査が行われましたが、IOCはソルトレークシティー冬季五輪のサンプルについても再検査をしていたそうです。そういえばこの大会は、「メダル剥奪」が多かったですからねー。でも、今回改めて検査を行っても、この薬物は検出されなかったとのこと。とりあえず「よかった」と言っておくべきなんでしょうね。

1月6日
ノルディックスキーのW杯、クロスカントリーの女子15km複合で、横山寿美子選手が13位に入りました。またもや10番台ということで、ここまで上位が続くと、「これは本物かなー」という感じがします。しかも、この大会から第1シード入りを果たしたと聞いて、二度びっくり。この競技の日本選手がそこまで来られたなんて…。シーズン後半の、さらなる活躍を期待したいですね。なお、福田修子選手は32位、石田正子選手は36位でした。
ジャンプ週間もついに最終戦。このW杯個人第9戦で、葛西紀明選手は11位となりました。ここまでずっと1桁順位をキープしていたので、そろそろ…とその上を期待していたのですが、さすがに毎回毎回、思いどおりにいくもんじゃないですよね。それでも、ジャンプ週間の総合では8位。日本選手が1桁をとったのは、4シーズンぶりのことだそうです。うーん、日本の低迷もけっこう長いんだなーと変なところで感心しつつ、そんななかで結果を出した葛西選手はやっぱすばらしい、と思うのでした。
なお、山田大起選手は30位、船木和喜選手と東輝選手は2回目に進めませんでした。それでも、船木選手にしても、予選落ちの連続だったころから比べれば、少し上向いているんじゃないでしょうか。今回は1回目35位で、あともう一息で2回目に進める30位内に入れそうです。ただ、宮平秀治選手の予選落ちが続いているのだけが、ちょっと気になるところです。
スノーボードのW杯、女子スノーボードクロスで、日本勢の最高は三宅陽子選手の28位。大巻裕子選手は37位でした。男子のほうはさらに世界との差があるようで、一番いい家根谷穣選手でも60位、小口雅裕選手は70位という結果でした。

1月4日
スピードスケート世界選手権のアジア地区予選、日本は女子3、男子1の枠を確保しました。女子の田畑真紀選手と石野枝里子選手は、この日も力を見せつけた感じ。田畑選手は1500mで、石野選手は5000mでそれぞれ1位となり、総合でも当然のごとく1、2位を占めました。石野選手の、長い距離での強さは際だってますねー。また、妹尾栄里子選手は3位に上がって枠を獲得。これで大津広美選手が4位だったら、アジアの4枠はすべて日本勢で占めることができたんですが…。惜しくも5位で、独占はなりませんでした。
男子では平子裕基選手が10000mで1位、総合2位となり、2枠のうちのひとつを獲得。宮崎今佐人選手は5位でした。
世界選手権は、2月にノルウエーのハーマルで行われます。たぶん、「枠を獲得した選手=代表」でいいんでしょうね。短距離とは違って、中長距離はあまり得意でない日本選手ですが、少しでもいい結果が出ればいいなーと思います。特に男子の奮起を願いたいですね。
ノルディックスキーのW杯、複合第8戦は前半のジャンプを終え、高橋大斗選手がトップに立ちました。これは、今季初の快挙です〜。ちなみに、通算でも四度目とのことで、ジャンプ得意の高橋選手といえども、やはり首位で折り返すのは並大抵のことではないんですねー。
ただ、2位以下が僅差で続いているそうなので、クロスカントリーでこの順位を維持するのは難しそう…と思ったら、やっぱりそう。接戦を演じるも、最後に振り切られて6位に順位を下げてしまいました。おそらくは、何人かでトップ争いを繰り広げたんではないでしょうか。でも、2位と2秒差では、差はないに等しいし、そのなかで終盤まで勝負ができた…というのが、高橋選手の走力の向上を物語ってますよね。
なお、北村隆選手は32位でした。
ジャンプ週間第3戦(兼W杯個人第8戦)で、葛西紀明選手が6位に入りました。あいかわらず好調を維持…というところですが、なんだか最近、このあたりの順位に定着してしまっているような気もするので、そろそろランクアップを果たしてほしいです。東輝選手も12位とまずまずの成績でしたが、船木和喜選手と山田大起選手はまたも2回目に進めず。なんとか浮上のきっかけをつかんでほしいのですが…。
海外はジャンプ週間、そして国内でも競技会は行われています。5日の雪印杯では、梅崎慶大選手が初優勝を果たしました。2位は吉岡和也選手、3位は原田雅彦選手でした。
原田選手は、今季も細く長く競技生活を続けていくんですねー。しかも、3位に入っただけでなく、1回目には最長不倒をマークしてるんだから、大したもんです。ただ、そろそろ原田選手を負かすような若手も、もっと現れてくれないと…とは思うんですけど。上回ったのが、梅崎選手と吉岡選手の2人だけではねぇ。奮起を期待します。もちろん原田選手には、いつまでも飛び続けてほしいです。

1月3日
スピードスケート世界選手権の出場枠を決めるべく、アジア地区予選が始まりました。初日を終えて、女子のトップは田畑真紀選手。石野枝里子選手が2位につけています。田畑選手は500mで1位、3000mで2位、石野選手も3000m1位と、好調な出だしのよう。以下、妹尾栄里子選手は5位、大津広美選手が7位につけています。
男子は平子裕基選手が5000mで1位をとり、総合で2位と良い位置につけたのですが、宮崎今佐人選手は7位と少々出遅れた感がありますね。
ちなみにアジア枠は、男子2、女子4だそう。男子の2って少なすぎ…と思うんですけど、やっぱしかたないのかなー。悲しいかな、それだけアジア男子のレベルが低いってことなんでしょうね。

1月2日
ノルディックスキーのW杯、複合個人第7戦のスプリントで、高橋大斗選手は17位となりました。ここのところ、ずっと1桁順位をキープしていた高橋選手でしたが、前半のジャンプで9位と少々出遅れたのが響きましたね。後半のクロスカントリーで持ちこたえられず、順位を下げてしまいました。
なお、北村隆選手は22位。W杯Bから昇格したばかりにしては、がんばってくれてるんではないでしょうか。

1月1日
ジャンプ週間の第2戦(兼ノルディックスキーW杯ジャンプ個人第7戦)で、葛西紀明選手が6位に入りました。葛西選手、ここへきて好調さを一段と増してきたようですねー。そろそろ表彰台が見えてきたんじゃないでしょうか。
なお、船木和喜選手と山田大起選手は、1回目の勝ち抜き対戦方式に敗れて2回目には進めませんでした。

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