2月15日
※ノルディックスキーのW杯、複合個人第14戦スプリントで、高橋大斗選手が自己最高の2位に入りました。得意のジャンプで2位につけ、後半のクロスカントリーでもトップ争い。最後の最後でフィンランドのマンニネン選手に振り切られてしまったそうですが、それでも堂々の2着でゴールしました。
今まで、3位は何度かとったことがあるんですが、なかなかその上に行けなかったんですよねー。でも、これでひとつ壁を突き破った…という感じです。あとはもう、表彰台の真ん中しかない…んですけど、これは来季のお楽しみかな。このオフに、走力をアップさせれば、夢じゃないと思います。
※ノルディックスキーのW杯ジャンプの団体、宮平、伊東、東、葛西の4選手で編成した日本チームは4位となりました。表彰台は、無理だったかぁ〜と思ってしまった…。ちなみに優勝はノルウェー、2位フィンランド、3位ドイツ。今季は、来月にあと1回だけチームの試合があるので、そこではなんとかドイツを上回ってほしいです。
※スピードスケートW杯、男子500mに出場した小林正暢選手は35秒23でゴールし、見事W杯初優勝を果たしました。小林選手は、前日の500mで、自己最高の3位をとったばかり。そして翌日には初優勝ですから…。今、絶好調なのかも。しかも常勝のウォザースプーン選手を抑えての優勝ですから、価値はありますよね。ちなみにウォザースプーン選手のタイムは35秒30。小林選手が100分の7秒上回りました。3位は清水亮平選手で、W杯初の表彰台。清水宏保選手は、スタートでアクシデントがあったらしく、21位となってしまいました。
女子500mは岡崎朋美選手が2位に入り、ベテラン健在を見せつけてくれました。女子100mのでは新谷志保美(竹村製作所)が10秒49で優勝。男子は加藤条治選手の4位が日本勢の最高でした。
※フリースタイルスキーのW杯猪苗代大会、女子モーグル第10戦で、上村愛子選手が5位に入りました。スポーツニュースでちらっと見たかぎりでは、相当天候が悪かったようですねー。滑ってても先が見えなかったのでは…?と思うほどでした。ニュースではアナウンサーが「エアは無難にまとめて…」みたいなことを言ってましたけど、さすがにこの状況では、無難に行くしかなかったんじゃないでしょうか。
でも、前日は4位でこの日は5位。ようやく上村選手らしい順位がついたということで、かなりほっとしました。地元でのいい感じを、次に繋げて欲しいですねー。
男子では、菅唯志選手の20位が日本勢の最高で、期待された附田雄剛選手は23位となっています。
※フリースタイルスキーのW杯、女子エアリアルで逸見佳代選手が14位に入りました。男子は瀬上悟選手27位、水野剣選手29位でした。
※アルペンスキーのW杯、男子回転の第9戦で佐々木明選手が13位に入りました。1回目は8位だったんですが、2回目の途中で、たぶんミスをしてしまったようで、順位を下げてしまいました。でも、それでも13位ですからねー。これは、コンスタントに上位の成績をとれるようになってきた…と見ていいんでしょうか。なお、皆川賢太郎選手と湯浅直樹選手は2回目に進めませんでした。
※リュージュの世界選手権最終日、男子1人乗りの日本勢トップは牛島茂昭選手で、順位は21位でした。もう少し上の順位をとれるかなーと思ったんですが、やはりそんなに甘くはない…というところでしょうか。
※スケルトンのW杯最終第5戦、越和宏選手は7位、東條香舜選手は15位、稲田勝選手は23位となりました。越選手はW杯総合で5位に入り、今季も世界トップクラスを保ったのは驚きです。
また、女子の中山英子選手は12位、仲奈津子選手は18位、川島誉子選手は26位。総合成績では中山選手の11位が最高でした。
2月14日
※フリースタイルスキーのW杯、モーグル第9戦猪苗代大会で、上村愛子選手が今季最高の4位に入りました。今シーズンに入ってからずっと、良くて1桁後半、悪いときには予選落ちも…って状況が続いてたんですけど、ようやくメダルまであと一歩のところまで来ることができました。もうシーズンも終盤だし、悪いまま終わるのっていやですもんねー。とりあえずは、ほっとしました。ただ、彼女以外の日本勢が、全員予選落ちしたのが残念でした。地元なんだし、少しぐらいは決勝の舞台で滑ってほしかったなぁ…。
※フリースタイルスキーのW杯、男子エアリアルで水野剣選手が12位に入りました。これは、いつも20〜30位台の水野選手にしては、大健闘の成績です。同じフリースタイルでも、エアリアルにはモーグルに比べてちょっと弱いのですが、これが浮上のきっかけになるでしょうか? また、瀬上悟選手は31位、女子の逸見佳代選手は19位でした。
※ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人第18戦で、東輝選手が5位に入りました。1回目は15位と、少々出遅れた東選手でしたが、2本目は131.5mを飛んで10人抜きでここまで浮上。札幌大会に続いての5位となりました。葛西紀明選手は15位、宮平秀治選手は2回目に進めませんでした。
※同じノルディックスキーのW杯でも、種目によって行われている場所はちがうのですが、クロスカントリーのほうでも日本勢は好調です。女子複合15kmでは、曽根田千鶴選手がW杯自己最高の11位に入りました。
クロスカントリーの女子では、今季は横山寿美子選手の好調さが目立ってたんですけど、ほかの選手もいい成績をとれるようになったのは、かなりうれしいです。この調子で少しずつ順位を上げていけば、トリノのころにはリレー種目での入賞が期待できるかもしれませんからねー。なお、横山選手は27位、越田夕香選手は49位でした。
※ノルディックスキーのW杯複合の団体戦で、日本の高橋大斗選手は、イタリアやノルウェーの選手との混成チームで出場。前半のジャンプは9位と出遅れ、クロスカントリーで1走の高橋選手がひとつ順位を上げたものの、次のイタリア選手が棄権してしまい、最終順位はつかないままになってしまいました。
で、なんで高橋選手が混成チームで出場しなければならないのかというと、今現在、日本からW杯に参戦できるのは2人だけで、チームを組むのに必要な4人に足りないから、なんですよね。団体戦で国のチームが組めないなんて、悲しすぎますよね。来季は、もう少し人数が増えてほしいなぁ…。
※スピードスケートのW杯男子500mで、小林正暢選手が3位に入りました。清水宏保選手は5位で、優勝はまたもウォザースプーン選手(カナダ)でした。しかも、屋外リンク初の34秒台まで出してしまったというんだから、本当にここ何年かはほとんど「スキのない」強さを見せつけてますねー。清水選手をはじめとする日本勢には、来シーズンあたり、そろそろ上回るくらいの成績をとってくれないかなー。
また、女子500mでも新谷志保美選手が3位となっています。
※ショートトラックのW杯、男子500mで西谷岳文選手は惜しくも準決勝で敗退。寺尾悟選手も準々決勝どまりでした。女子500mには、勅使川原郁恵選手、神野由佳選手、伊藤亜由子選手が出場しましたが、いずれも予選で敗退…。リレーでも男子は準決勝で敗れ、女子は準決勝で失格しました。女子1000mでは、小沢美夏選手が準々決勝で敗れたほかは、全員が予選で姿を消しました。
※長野で行われているリュージュの世界選手権第2日、女子1人乗りは、高校生の原田窓香選手の21位が日本勢トップ。以下、安田文選手は22位、柴田佳澄選手は26位でした。2人乗りに出場した林部吾郎/戸城正貴組は15位となりました。ちなみにどちらの種目も優勝はドイツで、なんでこの国だけこんなに強いのか不思議です。長いこと世界のトップにいるには、なにか理由(ヒミツ?)があるんでしょうねー。
2月13日
※ショートトラックのW杯は、もう今季最終戦。初日は男女の1500mとリレーの予選が行われました。男子では、伊藤潤二選手、吉澤純平選手が予選で敗退。唯一準決勝に進んだ有野美治選手は、惜しくも3着で決勝には進めませんでした。また、女子も同様で、小澤美夏選手と神野由佳選手が予選で姿を消し、勅使川原郁恵選手も準決勝で敗れました。やっぱ、決勝への壁は厚い…という感じです。リレーでは、男女とも予選は2着で準決勝に進んでいます。このリレーもやっぱり、なかなか準決勝が突破できないんですよねー。
※長野でリュージュの世界選手権が始まりました。第1日は国別対抗(1人乗りと2人乗り、計3レースの合計)が行われ、日本は10位という結果に終わりました。個人で10位なら大健闘なのですが…。でも、今の日本の力は、これぐらいなのかなぁ…。優勝はドイツで、これでなんと4連覇。2位はアメリカ、3位はイタリアでした。
※ノルディックスキーのW杯、クロスカントリー男子30km複合で、堀米光男選手は32位、斉藤亮選手は50位でした。
※バイアスロンの世界選手権、女子24kmリレーで日本は16位、優勝はノルウェーでした。
2月12日
※バイアスロンの世界選手権、男子20kmに出場した日本選手のうち、最高は菅恭司選手の37位。以下、井佐英徳選手は67位、笠原辰巳選手は92位、蛯沢大輔選手は97位でした。ちなみに、完走したのは全部で109名となっています。
ところで、日本選手は具体的に、世界とどのくらい距離があるんだろう?と、公式サイトにアクセスしてみたところ…。37位の菅選手で5分30秒、97位の蛯沢大輔選手は13分33秒、トップから差をつけられていました。あと、驚いたのが蛯沢選手の射撃のミスの多さで、20発のうちなんと11発も外しているのです。ちなみに、10発以上外しているのは109人中、蛯沢選手を含めて4人だけ。1位と2位の選手は1発、菅選手も3発におさえています。
この種目では、1発外すごとに30秒のペナルティが課せられるんですよね(ソルトレークのときとルールが変わっていなければ、そのはず)。だから、蛯沢選手のタイムは11発分、すなわち5分30秒分もプラスされているのです。92位の笠原選手も9発外しているし、やっぱ、最低でも5発以内に止めてもらわないと、とても上にはあがれそうにない感じです。
日本では、射撃の練習ができる環境が極端に少ないのが、低迷の原因となっているようですが…。どこかでなにかが変わらないかぎり、上に行くのはなかなか難しいのかもしれませんね。
2月10日
※バイアスロンの世界選手権、女子15kmで田中珠美選手が22位となりました。以下、築舘郁代選手は39位、目黒香苗選手48位、大高友美選手79位でした。
2月8日
※アルペンスキーのW杯、男子回転第8戦で、佐々木明選手が7位に入りました。1回目は10位につけて、2回目でさらに順位を挙げ、今季の自己最高成績を収めました。昨シーズン大躍進を遂げた佐々木選手ですが、今季はケガで少し休んでたんですよね。1月半ばからは復帰しているのですが、いよいよ調子が上がってきたかなーという感じがしています。できれば、今季一度は表彰台を期待したいですねー。
※スピードスケートの世界選手権最終日、女子総合で石野枝里子選手が5位に入りました。石野選手は1500mで6位、5000mは7位といずれも好成績。長距離の弱い日本にとっては、まさに「新星あらわる」といった感じになりました。
田畑真紀選手は1500m8位、5000m9位で総合9位。本当なら、1500mではもっと上位が狙えるはずなんですけど、どこか調子が悪かったのかなぁ…。今季は所属が変わったりして、いろいろと大変なのかなーとも思ったりするんですが。
なお、女子でもう1名出場している妹尾栄里子選手と、男子の宮崎今佐人選手は、最終種目には進めませんでした。男子の、次なる選手の台頭が待ち望まれますね。
※バイアスロンの世界選手権、女子10km追い抜きで、築館郁代選手が21位となりました。以下、大高友美選手は25位、目黒香苗選手は29位でした。男子12.5km追い抜きは、蛯沢大輔選手36位、井佐英徳選手42位、菅恭司選手45位となっています。
※7日と8日の2日間にわたって行われたショートトラックの全日本距離別選手権、女子は神野由佳選手がこの日の1000mも制し、前日の500m、1000mと合わせて完全優勝を成し遂げました。女子は、最近どうも「エース不在」の感が強かったんで、ここで神野選手が、国際大会でももっと活躍してくれるようになると心強いのですが…。次のW杯が楽しみです。
男子は、500mは西谷岳文選手、1000mは寺尾悟選手、1500mは有野美治が優勝。それぞれ自分の得意な種目で勝てたみたいなので、こちらもW杯に期待です。
同じスケート陣でも、フィギュアとスピード(ロングトラック)に比べると、世界のトップには少し距離があるようなので…。ショートトラック勢の奮起を願います。
※ノルディックスキーの世界ジュニア選手権、複合個人スプリントで、湊祐介選手が14位に入りました。湊選手はジャンプは32位だったのですが、後半のクロスカントリーで追い上げを見せて、14位まで順位を上げたとか。今後は、ジャンプの強化が課題ですねー。以下、加藤大平選手は25位、高尾康平選手は33位でした。
2月7日
※フィギュアのヨーロッパ選手権も最終日、女子シングルの優勝はハンガリーのセベスチェン選手となりました。ショート、フリーとも1位の完全優勝。グランプリシリーズでは2大会連続で表彰台、グランプリファイナル出場(6位)と、今季は安定した力を見せていましたが、ここでファイナル4位のリアシェンコ選手に勝ったことで、また評価を上げた感じがします。もともとジャンプの質には定評があったんですが、フリーでは必ずといっていいほどミスを連発して順位を下げてたんですよね。でも、今季はかなり安定してきたし、世界選手権では日本勢の手強い相手になりそうです。
2位はショート2位、フリー3位のリアシェンコ選手、3位はショート6位からフリーは2位をとって追い上げたソコロワ選手となりました。ソコロワ選手も、ここは意地を見せた…のかな。
※スケルトンのW杯第4戦、男子で越和宏選手が今季自己最高の3位に入りました。しかも、優勝したデュクルス選手(ラトビア)とは、わずか0秒02差というから、「3位で良かった!」というよりは「惜しかった〜!」って感じですよね。今年で40歳になる越選手ですけど、まだ充分世界で通用することを見せつけてくれました。これなら、トリノまで現役でいられるかな。
また、第3戦で2位に入った東条香舜選手は21位、稲田勝選手は22位でした。
※ノルディックスキーのW杯、ジャンプの個人第17戦フライングで、葛西紀明選手が3位に入りました。これは、札幌大会に続いての表彰台で、葛西選手はただいま絶好調!って感じでしょうか。スポーツニュースで少しだけ見ることができましたが、すごく安定したジャンプに見えました。この調子が続けば、昨年に続いて表彰台の真ん中に立つのも、夢ではないと思うのですが…。W杯の残り10試合のうちで、なんとか実現してほしいですね。
なお、伊東大貴選手は、15位でした。
※スピードスケートの世界選手権が始まりました。これは、短距離から長距離まで4種目を滑って、その総合成績を争うものです。第1日は、男女各2種目が行われました。
日本女子で最上位につけたのは、ホープ・石野枝里子選手。500mは10位、3000mでは4分9秒26の世界ジュニア新記録をマークして7位、トータルでも7位につけました。長い距離が得意な石野選手だけに、2日目は1500mさえうまくのりきれば、5000mでさらに順位を上げることも不可能じゃありません。今季はまさに「上り調子」って感じですねー。
エース・田畑真紀選手は、500m、3000mとも11位で総合10位。500mで思ったほど上位の成績をとれなかったのが痛かったですね。最終日の1500mは得意種目だし、ここで挽回して欲しいです。妹尾栄里子選手は500m18位、3000m15位で総合では19位となっています。
また、男子で日本からただ1人出場している宮崎今佐人選手は、500m20位、5000m22位、総合で25位(出場26人中)とかなり出遅れてしまいました。
※バイアスロンの世界選手権、女子7.5キロスプリントで、日本勢のトップは大高友美選手の25位。20位台は、そんなに悪くない成績です。以下、目黒香苗選手42位、築舘郁代選手47位、田中珠美選手は74位でした。男子10キロスプリントのほうは、菅恭司選手が37位、蛯沢大輔選手40位、井佐英徳選手54位、笠原辰巳選手67位となっています。
※スノーボードのW杯、女子スノーボードクロスで日本勢はいずれも決勝に進めず。三宅陽子選手は29位、土井奈津子選手は31位、三井香織選手は失格となっています。
2月6日
※フィギュアのヨーロッパ選手権、男子シングルの優勝は、本命視されたプルシェンコ選手(ロシア)ではなく、フランスのブライアン・ジュベール選手でした。プルシェンコ選手は、ミスもあってフリーは2位。それに対して、ジュベール選手はすばらしい演技を見せたようですねー。ショートを終えた段階では2位だったのですが、フリーで1位をとって大逆転。なんと、フランスにこの種目40年ぶり(!)の優勝をもたらしました。2位がプルシェンコ選手、3位はクリムキン選手(ロシア)でした。
それにしても、ヤグディン選手が引退してしまったこともあって、今季はプルシェンコ選手のトップは安泰…って感じだったんですけど、12月のグランプリファイナルに続き、まさかの敗戦。しかも、別々の選手に負けてるんですよねー。今までは「別格」扱いされてて、多少ミスが出ても「滑れば勝ち」みたいなところもあったんですが、それも徐々に崩れていきつつあるのかな? 世界選手権ではどんな結果になるか、かなり楽しみになってきました。でも、こんなチャンスに、本田選手が出られないのが残念です。
そして、その翌日の結果も、すでに入ってきています。アイスダンスは、ナフカ/コストマロフ組がフリーも1位で完全優勝。2位は再逆転を果たしたデンコワ/スタビスキー組、3位はグルシナ/ゴンチャロフ組でした。
注目の女子シングルはショートプログラムが行われて、トップはハンガリーのセベスチェン選手。2位がリアシェンコ選手(ウクライナ)で、グランプリファイナルに出場した2名が上位を占めました。最終のフリーでも、この2人が優勝争いをすることは、ほぼまちがいないでしょうねー。
ただ、気になるのがロシア勢の不調で、一番上位のソコロワ選手でさえ6位。点数から察するにミスが目立ったようで、昨年の世界選手権2位の力は、今のところ取り戻せてなさそう。その下の選手になると、15、16位に低迷してて、「数年前までの強かったロシアはどこに」?って感じになってしまいました。
※ノルディックスキーのW杯、クロスカントリーの男子15kmフリーで、堀米光男選手が16位に入りました。10位台はかなりの好成績です。斉藤亮選手は65位。
女子10kmフリーでは、横山寿美子選手が19位に入って、シーズン前半の好調を持続。このままいけば、総合成績で最終的にどれくらいをとれるか、楽しみになってきました。曽根田千鶴選手も健闘して24位、越田夕香選手は49位でした。
※ノルディックスキーのジュニア世界選手権、ジャンプ団体で、日本は14位という結果に終わってしまいました。正直、「そんなに弱かったの…」って感じです。現在、W杯では葛西選手などのベテラン勢ががんばってて、若手はなかなか伸びてこられないのですが、それも納得してしまう成績です。このままだと、世代交替したときに、どこまで落ちてしまうのか心配になってきます…。
※スケルトンのW杯女子で、仲奈津子選手は11位、中山英子選手13位、川島誉子選手は19位でした。
2月5日
※フィギュアのヨーロッパ選手権は、現在のところ第4日の競技の真っ最中。男子フリーの結果が出るまで待てそうにないので、その他の種目についてだけ、お伝えしておきます。
まず、昨日のトピックスにまにあわなかったペアから。これはショートで1位のトットミアニア/マリニン組が、フリーもトップで3連覇を達成。2位はペトロワ/ティホノフ組で、以下5位まではショートとフリーが同じ順位という、「無風」の結果となりました。ペアといえば、昔はロシア(旧ソ連)の独壇場だったんですが、最近は、上位を占めているとはいえ、ちょっと物足りない感じなんですよね。ほかにだれか、出てきてくれないかなーと思うんですけど…。
また、少し前に終わったばかりのダンスのオリジナルダンスでは、規定トップのナフカ/コストマロフ組が首位をキープ。2位と3位が入れ替わって、2位にグルシナ/ゴンチャロフ組、3位にデンコワ/スタビスキー組となっています。
※ノルディック複合の全日本選手権は、後半のクロスカントリーが行われて、高橋大斗選手がトップをキープ。3年ぶり二度目の優勝を果たしました。2位は北村隆選手、3位は小林範仁選手でした。3位の小林選手は日本人にはめずらしく、クロスカントリーの得意な選手なんですが、逆にジャンプは苦手なんですよね。高橋選手のジャンプと小林選手のクロカンを組み合わせたら、表彰台の常連になれそうなんですけど…。そうはいかないのが、複合のおもしろいところなのかも。
2月4日
※ノルディックスキーの全日本選手権・複合で、前半のジャンプを終え高橋大斗選手がトップに立ちました。さすがにジャンプは強いですねー。この前なんて、国内の純ジャンプの大会で2位に入ってしまいましたから…。ちなみに1位の高橋選手が93m、2位の北村隆選手は90.5mなのですが、3位の富井彦選手は82mなんですよね。あまりにも大きすぎる2位と3位の差に、愕然としてしまいました。W杯を転戦しているのも上位の2人だけだし、3番手以下がもう少し差を縮めてくれないと…と思ってしまいました。
なお、この日のジャンプは雪のため1回でうち切りとなりました。後半のクロスカントリーは、距離を通常の15kmから7.5kmに変更して実施するそうです(つまりは複合のスプリントの方式)。
※スノーボードのW杯、パラレル大回転で、日本勢は男女とも決勝には進めず。女子は竹内智香選手が34位、家根谷依里選手46位。男子は服部冬樹選手が39位、川口晃平選手47位でした。一時、竹内選手が調子良さげで、毎回のように決勝に進んでたんですが、今回は…少し調子を崩してるのかな?
2月3日
※フィギュアのヨーロッパ選手権が始まりました。日本やアメリカなどが参加する四大陸選手権のほうは、必ずしもうまくいっている…とはいいがたいのですが、ヨーロッパのほうは昔から権威ある大会として知られています。国内選手権ではなく、こちらを世界選手権の最終選考会にする国も多いし。
今回も、有力選手が勢ぞろい。男子シングルでは予選とショートを終えた段階で、本命のエフゲニー・プルシェンコ選手(ロシア)がトップに立ちました。ただ、2位以下を大きく引き離しての1位…というわけでもないようで…。2位のジュベール選手(フランス)、3位のクリムキン選手(ロシア)と、かなり競った点が出たみたいです。とりあえずフリーでは、下の2人にもうちょいがんばってもらって、あわよくば逆転でもしてほしいです。別に、だれかのファンというわけではないのですが、いつも同じ人が勝ってしまうと、面白味に欠けますからねー。
また、ペアはショートを終えてトットミアニア/マリニン組が、アイスダンスはコンパルソリーダンスを終えてナフカ/コストマロフ組が首位となっています。
2月1日
※冬季国体のスケート・アイスホッケー競技会も最終日を迎え、総合優勝は北海道、女子総合優勝は長野となりました。秋の国体だと、「なにがなんでも開催県が優勝!」みたいな感じなんですけど、冬はそういうわけでもないんですねー。…って、今さらな感想ですけど。
主な選手を見てみると…ショートトラック成年男子500mは西谷岳文選手が勝ち、成年女子500mは神野由佳選手が1000mとの2冠を達成しました。
それから、スピードスケートでは有力選手が専門じゃない種目に出てるのが、ちょっとおもしろかったですね。今季絶好調の新谷志保美選手は、本当なら短距離の選手なんですけど、成年女子3000mに出場して4位に入ってたり、専門とはいえない1500mで1位をとってたり…。あと、男子1000mでは、W杯転戦組の小原唯志選手や中嶋敬春選手が勝てなかったり…。成績を見てみると、けっこう興味深いもんです。
ただ、公式サイトがかなり見にくくて、困りました。スピードスケートの結果なんて、順位どおりに載ってないんですもん(名前のとなりに順位が書いてある)。あと、エクセルのファイルをHTML形式にしてあるらしいのですが、ところどころ選手の名前が重なってて読めなかったり、これはなんとかしてほしかったですねー。
※ジャンプのTVh杯は、前日のUHB杯を制した東輝選手が、2日連続の優勝を飾りました。1回目に137mを飛んだそうで、かなり好調のようですねー。このあとのW杯でも、この調子を維持してほしいです。2位は宮平秀治選手、3位は伊東大貴選手、4位が葛西紀明選手で、前日2位の高橋大斗選手は5位となりました。さすがに、2日連続表彰台は、純ジャンプ陣が阻止した、というところでしょうか。
それから6位に原田雅彦選手が入っていて、健在ぶりを見せつけました。W杯の代表から外れても、こうして飛び続けてくれているのはうれしいですね。
※フリースタイルスキーのW杯、女子デュアルモーグルで、上村愛子選手は19位とふるいませんでした。前日は8位だったんですけど、やっぱ今季はあまり調子が良くないのかな。畑中みゆき選手は30位、男子も上野修選手の19位が日本勢の最高でした。
※フリースタイルスキーのW杯、男子スキークロスで、滝沢宏臣選手が11位に入りました。小林幸世選手は41位でした。 |