2004年のトピックス           10 11 12

8月27日
80年代にスキーのジャンプで活躍した、フィンランドのマッチ・ニッカネン氏が、殺人未遂容疑で警察に拘束されたそうです。なんでも、知り合いの男性をナイフで刺したらしい…。警察によると、原因は「酒のうえでのケンカ」だとのこと。殺意を持っていたわけではなさそうだし、刺された男性も命にかかわるケガ、というわけではないみたいです。
引退してからのニッカネン氏は、現役時代の栄光からは想像もつかない道を歩んできたようです。堕ちるところまで堕ちた…というべきか。ただ、徐々に立ち直りつつある、というようなことをテレビで見ていたし、大丈夫かなーと思ってたんですけどね(といっても、けっこうチラホラと、トラブルの話題がニュースになってましたけど)。
でも、ニッカネン氏って、現役時代は本当にすばらしい選手だったんですよ。あんな強い選手はいなかった、ってくらい。だけど、一度お酒におぼれるようになると(アルコール中毒?)、立ち直るのは難しいんでしょうねー。
なお、ニッカネン氏については、「なつかしのオリンピック→カルガリー大会→ジャンプ」の項に書いてあります。興味がおありの方はどうぞ。

8月8日
スキー・ジャンプの国際サマーグランプリ第2戦で、葛西紀明選手が7位に入りました。開幕戦(3位)に続いての表彰台、とはいきませんでしたが、ベスト10入り&日本人トップは変わらず。この人には「年齢的な限界」ってあるんでしょうか? というより、30を過ぎても毎年強くなってる感じがします。
ほかの日本人選手は、伊東大貴選手11位、宮平秀治16位、船木和喜選手24位で、山田大起選手は2回目に進めませんでした(1回目に30位以内でないと、2回目は飛べません。念のため)。せめて毎回もう1人くらい、一桁順位をとってくれるようになればなーと思うのですが。
なお、優勝は初戦同様、ポーランドのマリシュ選手。この人も相変わらず強い…。もうちょっと手加減してくれ〜って感じです。

8月2日
スキー・ジャンプのサマーグランプリ、前日の個人ノーマルヒルに続いて、この日は団体が行われ、日本(伊東大貴選手、船木和喜選手、宮平秀治選手、葛西紀明選手)が2位に入りました。優勝はオーストリアで1073.0点、日本は1051.0点だから、本当に少しの差ですよねー。冬に向けて、充分期待ができそうな感じです。
今季からフィギュアの国際大会は、すべて新採点法で行われ、6点満点の旧方式は姿を消すことになっています。これに対して、日本国内の競技会はこれまでの方式で行われる、と、いったんは決まっていたのですが…。それが一転、やはり新採点法を導入していく方針のようです。
新採点法って、計算が面倒なんですね。ひとつひとつの技のレベルを判定し、そのレベルによって点数がつけられ、さらに技の質によって加点または減点がなされる…。この作業を、技の数だけ行って、それ以外に従来の「表現点」にあたるものもあって…と、はっきりいって説明している私も、あまり把握してないんですけど、とにかくヤヤコシイ作業が必要なんです。6点満点なら、紙と鉛筆さえあれば採点できるけど(順位点の計算がちょっと面倒ですが)、新採点法はコンピュータがなければ不可能です。問題は、小さな規模の地方大会にも、そういう設備を備えられるのか…ってことなんですよね。
ただ、世界をにらんだ場合、当然新方式を導入していくほうがいいわけで、設備のほうは…なんとかしてもらうっきゃなさそうです。

8月1日
スキー・ジャンプのサマーグランプリが、ドイツで開幕しました。日本勢では、葛西紀明選手が3位と見事に表彰台に上り、以下、宮平秀治選手が13位、伊東大貴選手が15位、船木和喜選手が25位で、東輝選手は2回目に進めませんでした。初戦からこの成績だと、葛西選手は今年もやってくれそうな感じです。W杯(冬の、本当に雪の上でやる大会のほう)の最年長優勝記録は、葛西選手が持っているはずですけど、この分だと次の冬に、その記録を更新するのも夢ではなさそうです。
ちなみに、優勝したのは ポーランドのアダム・マリシュ選手。相変わらず、この人も強いですねー。

 トップページトップページ日々の雑記−今日のトピックス・過去ログ冬の競技2004年8月