2004年のトピックス           10 11 12

6月26日
2006年のトリノ五輪では、ショートトラックの各種目に、1か国から最大3選手が出場できることになりました。人数については、実は長野までも3名だったのですが、ソルトレークシティーでは1か国2名に減らされていました。次は、これが「元に戻る」ということのようです。ただし、条件は「直前のW杯の個人ランキングで、各種目10位以内に3選手が入っていれば、最大3枠を獲得できる」ということだそうで、日本選手にとってはちょっと厳しいかなーという感じですけど。

6月14日
2007年の世界フィギュアスケート選手権が、東京で開催されることになりました。ここのところ日本で開かれるフィギュアの世界選手権は、1994年、2002年と五輪直後の大会ばかり。おかげでメダリストの多くが来日してくれなくて、ちょっと寂しい大会になっていました。正直、もう五輪と重なる大会はやめてほしいと思っていたので、ほっとしました。
2007年はトリノ五輪の翌年ということで、トップ選手の顔ぶれががらりと変わるフレッシュな大会になりそう。そのころ、日本のトップにいるのはだれでしょうか。今、日本の層はものすごく厚いだけに、安藤美姫選手(世界ジュニアチャンピオン、世界選手権4位)といえども、安泰というわけにはいかないでしょうから。

6月10日
ソルトレークシティー五輪のフィギュア女子シングルで優勝した、サラ・ヒューズ選手のことはご記憶でしょうか。五輪の翌シーズンは競技会にも参加していましたが、かなり体重が増えてしまったらしく、五輪当時の面影は見られず(とはいえ、私は演技を見ていないので、よくわからないのですが)。2003−2004のシーズンに至っては、学業優先ということで、まったく滑るところが見られないままでした。
おそらくこのまま引退してしまうんだろうなーと思っていたのですが…。驚いたことに本人は「復帰の意向」を持っているようなのです。ただ、写真を見るかぎりでは、「これはもう、競技復帰は不可能では…」という体型になってしまってるんですよね。今から絞ったとして、ちゃんと全盛時の状態に戻していけるのかなーという気がします。
でも、本当に復帰できたら、大したもの…かな。彼女は、まだ発展途上の段階で、運良く「金メダルがとれてしまった」人なので、ここでやめてしまわないで、ちゃんと極めてもらえたらと思います。

6月9日
国際スケート連盟の総会で、フィギュアの採点法はこれまでの6点満点を廃止し、昨年のグランプリシリーズで試験的に導入された、新しいものになることが決まりました。どうも、こうなりそうだなーという感じはあったので、別に驚きとかはないのですが、さすがに長年慣れ親しんできた「6.0」がなくなるのは、ちょっと寂しい気もします。
新採点法については、いい面も悪い面も両方あって、これまでと比べてどっちがいいかは、ちょっと言い切れないですねー。正直、採点競技であるかぎり、演技の良し悪しが完璧に順位に反映されるのは、不可能な気がします。
ただ、各ジャッジがどの技にどんな点をつけたのか、はっきりわかるようになったのは良かったんじゃないでしょうか。自国の選手を有利にするには、なんでもやる…というジャッジもいるんですけど、細かい採点が出るようになると、そういうジャッジの「節操のなさ」が浮き彫りになりますからねー。でも、どんなにあからさまになっても、それをやりつづける根性はスゴイと思いますけど。

6月8日
フィギュアの世界選手権で女子シングルを制し、一躍「時の人」となった荒川静香選手が、プリンスホテルと所属契約を結びました。スポンサーを大々的に?募集した結果、20社ぐらいが手をあげていたそうで、どこになるか注目が集まっていたのですが…。正直、プリンスはちょっと意外でした。国内で唯一、アイスショーを常時行っているところで、妥当といわれればそのとおりなんですけど、漠然と、スケートに関係のない一般企業を選ぶんじゃないかと想像してました。
まあ、それはともかくとして、これで完全にスケートに専念できる環境は整ったようです。現在はアメリカで新プログラムを作っている最中だそうで、そちらのほうも気になるところ。プログラムの出来で、結果が左右されることもありますからねー。世界選手権2連覇は簡単ではないけど、トリノまでは常に、世界のトップを争う1人でいてほしいです。

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