2002年のトピックス         10 11 12

4月26日
室伏広治選手の、出演CMが決定〜。なんでも栄養ドリンク剤のCMらしいのですが、メーカーは「製薬会社」としか発表されず、商品はなんなのか気になるところです。でも、投げたハンマーがドリンク剤に変化する…というんだから、きっと迫力満点な出来になるんではないでしょうか?

4月25日
釜山アジア大会の派遣選手数は、650人前後になる見込み。競技団体の希望だと合計800人程度になるらしいのですが、ソルトレークの反省から「少数精鋭主義」にするんだそうです。夏と冬の大会を同一で考えるのも?なのですが…。有力選手の派遣漏れだけはないようにしてほしいですね。
高橋尚子選手が、出身校の大阪学院大と契約を結んだそうです。ということは、入学案内の表紙とかに、バーンとアップで登場したりするのでしょうか? ちなみに、その近くに住んでいる人から聞いたのですが、かなりな坊ちゃん嬢ちゃん大学だそうです。

4月23日
バレーボール男子の、ワールドリーグ日本代表18人が決まりました。このワールドリーグ組とアジアチャレンジ組のなかから、9月の世界選手権メンバーを選ぶそうです。長く低迷の続く日本男子ですが、どうにか現状を打開してほしいですね。ちなみに日本で行われるワールドリーグ(の1次リーグ)の試合は、7月6、7日のフランス戦(国立代々木競技場)、27、28日のユーゴスラビア戦(大阪市中央体育館)、8月3、4日のギリシャ戦(富山市総合体育館)となっています。バレーの試合も、一度見てみたいですねー。
同じくバレーボールの話題ですが、元全日本男子監督・寺廻太氏の、台湾男子チーム監督就任が決まりました。秋のアジア大会での優勝を目指す台湾側が、国際経験豊かな同氏の起用にふみきったもの。寺廻さんといえば、シドニー五輪の出場権がとれずに辞めた方ですよね。彼の手腕のほどは、どんなものでしょうか? アジア大会が見物ではあります。
自転車競技のほうも、トラックのW杯派遣選手が発表されました。長塚智広選手、太田真一選手、神山雄一郎選手の3人となってます。みんな競輪選手でシドニーの代表ですけど、日本生まれの「ケイリン」でさえメダルには届きませんでした。ルールとか試合の進め方とか、いろいろちがって戸惑うみたいですけど、本音をいえばもうちょっと上に行ってほしいですね。
クレー射撃のW杯女子トラップで、竹葉多重子選手が6位に入りました。予選は2位通過だったんですが、決勝では敗れて6位に。クレー射撃の女子ではアトランタで6位に入った選手もいて、普段はあまり注目されないけど、けっこう日本もやれるんだなーと再認識です。これからはもうちょっと注目しておこう…。

4月21日
ロッテルダムマラソンで、大南敬美選手が優勝しました。テレビ中継はまだ見ていない(深夜に録画でやるみたい)のですが、記録の出やすいコースとはいえ2時間23分43秒はなかなかのもの。ちなみに2位が千葉真子選手、3位が赤城純子選手で、日本勢が3位までを独占しました。

4月20日
陸上競技の春のサーキットが始まりました。20日は幕開けとなる群馬リレーカーニバルの1日目が行われ、女子ハンマー投げで日本記録保持者の綾真澄選手が優勝。大会新記録となる63m28での圧勝でした。2位には室伏由佳選手が入りました。
ちなみに室伏選手は名前からもわかる通り、室伏広治選手の妹さんです。円盤投げでは日本記録を持っているのですが、ハンマーでは現在綾選手に一歩前を行かれてます。コーチは同じ室伏重信氏なのですが、やはり彼の元にはレベルの高い選手が集まってくるのでしょうね。仲間内で切磋琢磨して、日本のレベルをもっと上げていってほしいです。

4月19日
体操競技では、世界選手権出場に際しての年齢制限があるのですが、ルーマニアが制限以下の選手を出場させるため、パスポートの年齢を偽って記載していた疑いが出てきました。新体操の元世界チャンピオン、アレクサンドラ・マリネスク選手が、1年早く生まれたことになっていたと証言。また、1980年代後半に活躍した体操のダニエラ・シリバス選手も2歳のごまかしがあったことを認めているそうです。これが証明されたら、彼女たちがとったメダルとかはどうなってしまうんでしょう…。

4月18日
格闘技の「PRIDE(プライド)」って、ご存じでしょうか? 私はそちらのほうにはまったく疎いので、名前も聞いたことがなかったのですが、そのプライドが29日の柔道全日本選手権を最後に引退する吉田秀彦選手の獲得を目指しているそうです。仮に実現したら、吉田選手も小川直也さんみたいになるのかしら?

4月17日
選手のプロ化というか、肖像権の問題について、やっと結論が出たみたいです。ここのところ、多くの選手から要望が出ていたにもかかわらず、なかなかはっきりしたことが決まらなかったのですが…。結局、基本的には認めるけど、高橋尚子選手のようなほとんど完全に自由ではなくて、ある程度制約もつくみたいです。
ようは、これまでJOCが一括管理してきた選手の肖像権を、選手自身が使えるようにはなります(CMとかに出た場合、出演料を選手自身がもらえる等)が、JOCの協賛社と競合しない分野に限るといったことらしい(←わかりにくくてすみません)。スポンサー獲得に頭を悩ませる選手も多いので、とにかくこれで一歩前進という感じでしょうか。

4月16日
ボストンマラソンの女子の部は、ロンドンに続いての好記録。ケニアのオカヨ選手が世界最高保持者のヌデレバ選手を終盤にふりきり、2時間20分43秒の大会新で優勝しました。坂の多いボストンでのこの記録は、たぶん世界最高以上の価値はあるのでは? 高橋さんがケガでレースに出られないあいだに、世界は毎日進歩してるようで…。焦りそうです(私が焦っても意味ないけど)。

4月15日
2005年の世界陸上は、フィンランドのヘルシンキで開催されることが決まりました。この大会は最初はロンドンに決まっていたのですが、スタジアム建設の中止?で白紙に戻されていました。日程は2005年8月5日〜14日ですが、涼しいヘルシンキ開催ということで、長距離やマラソンには好都合かもしれないです。
シドニー五輪銀メダリストの柔道、楢崎教子選手が引退を発表しました。彼女は、立ち技から寝技に持ち込むのが上手くて、ものすごくスムーズに相手を押さえ込んでしまうんですね。私のとても好きな選手だったのですが…。シドニーでは納得いかない判定で銀メダルに泣きました。あれが彼女の最後の試合になってしまったのが、残念です。今後はいい指導者になってほしいですね。

4月14日
ヤワラちゃんの連勝、ついにストップ…! というわけで、アトランタ五輪の決勝以来勝ち続けていた田村亮子選手が、負けてしまいました。黒星をつけたのは、まだ高校生の福見友子選手。全日本選抜体重別選手権1回戦でのことでした。田村選手にはケガの影響も当然あったでしょうし、練習を開始してから間がないとなれば、敗戦はある程度仕方がなかったのかもしれません。できれば、彼女のケガが完全に治ってからもう一度、真剣勝負を見てみたいですね。
ロンドンマラソンでは好記録が続出。男子ではハヌーシ選手が、自己の持つ世界最高記録を更新する2時間5分38秒で初優勝、女子でも地元イギリスのラドクリフ選手が、あわや世界最高の2時間18分56秒で勝利を収めました。ラドクリフ選手はトラックやクロスカントリーでもとても強くて、初マラソンとはいえ優勝候補だったのはたしかですが、まさかここまですごい記録で走ってしまうとは…。彼女に関しては「あの首振り走法でよく最後まで持つなー」といつも感心していたのですが、あれで42.195kmを走りきれるとは思ってませんでした。最初飛び出したときなんて、絶対途中でつぶれると予想してたのに、大外れ(笑)。早く、彼女と高橋尚子選手やヌデレバ選手の戦いが見てみたいです。また、日本期待の土佐礼子選手は、日本歴代3位の2時間22分46秒で4位に入りました。途中からずっと第2集団を引っ張ったのがひびいたのか、最後にロシア勢にかわされてしまいましたが、仕方がないですね。どのレースでも好成績を残せるところが、凄い!って思いました。

4月8日
短水路世界選手権競泳で、この日も3つの世界新が誕生しました。アメリカのピアソル選手が男子200m背泳ぎ(1分51秒17)と、男子400mメドレーリレー(3分29秒00)で2つ。女子200m自由形では、これもアメリカのベンコ選手が1分54秒04の世界新。いつものことだけど、アメリカ強し、ですね。
柔道の田村亮子選手が、実は6年も前からプロ化を希望していたとか。でも、全日本柔道連盟はそれをJOCには伝えてなかったそうで、えらく頭の固い団体だなーと思いましたね。今回はちゃんと対応するみたいですが…。現在、かなり多くの選手がプロ化を申請してますけど、結局は何人が認められるんでしょうね。

4月7日
柔道の全日本選抜体重別選手権が行われ、アジア大会の代表などが決定しました(代表者名はアジア大会のページでどうぞ)。この大会は、シドニー五輪の代表がケガや休養を理由にのきなみ欠場し、優勝者にはこれまでとはちがった顔ぶれが並ぶことになりました。
そんななか、ベテラン中村行成選手がこの大会で引退。中村三兄弟のなかでも天才肌といわれた行成選手ですが、有終の美を飾ることはできず、準決勝での一本負けに終わりました。でも、「悔いはない」との言葉通り、試合後の表情はさっぱりしたものでした。今後は選手育成に携わっていくそうなので、いい人材を発掘して育てていってほしいですね。弟の中村兼三選手がこの大会2年ぶりの優勝で、兄の引退に花を添えました。
また、大本命井上康生選手が左手のケガで欠場した100キロ級では、21歳の鈴木桂治選手が初優勝。今後が楽しみな存在です。井上選手との直接対決が待たれるところですね。
パリマラソンで、松岡理恵選手が2位に入りました。2時間24分33秒は日本歴代5位の好タイム。昨年の世界陸上では、直前で補欠から代表入りしたこともあって、いい成績は残せませんでしたが、今回の記録は堂々たるものですね。優勝できなかったのが惜しかったです。ちなみにその優勝はベルギーのレンダース選手。シドニー五輪で最初に1人飛び出した選手、といえばおわかりかも? 
シンクロの日本選手権兼ジャパンオープン、デュエットで立花美哉/武田美保組が「女王の舞」を見せてくれました。今回の演技は動物をテーマにした、ちょっと今までとは趣向が変わったもの。ニュースで見ただけなので演技全体はわかりませんが、コミカルな感じなんでしょうね、きっと。ただ、ソロでは昨年の世界選手権銀メダリストのフランス、ドデュ選手が優勝。銅だった立花選手はまたも上に行けませんでした。
競泳の短水路世界選手権競泳で、スウェーデンのイゲルストルム選手が女子50m平泳ぎに続いてまたも世界新を樹立しました。今回の種目は女子100m平泳ぎ。これまでスウェーデンという国は、あまり競泳の強い国というイメージがなかったので、ちょっと驚きです(←無知をお許しあれ〜)。ちなみに日本勢は、男子50m平泳ぎで北島康介選手が決勝に進出しています。

4月6日
競泳の短水路世界選手権、女子200m背泳ぎで中村礼子選手が銀メダルを獲得しました。昨日の北島選手に続いてのメダルで、ほかの日本勢にもいい影響を与えたんじゃないでしょうか。次のメダルは「金がいいですぅ〜」(笑)。なお、同種目では伊藤華英選手も4位に入ってます。また、2個目のメダルを狙って、男子200m平泳ぎ決勝に出場した北島選手は惜しくも4位。男子200m個人メドレーの森隆弘選手は6位でした。

4月5日
なんと、バレーボールに「背が低い人限定」の種目ができるらしいです。種目名は「チャレンジ・バレーボール」で、男子185cm、女子175cm以下の選手に限るそう。なんというか、斬新なアイディアですよねー。でも、これがもしオリンピック種目になったら、日本の将来は明るい…かな?
競泳の短水路世界選手権、ちゃんと日本の選手も出てました(失礼!)。男子100m平泳ぎでは、北島康介選手が見事銀メダルを獲得! 北島選手は200mでも決勝進出を決めています。男子200m個人メドレーの森隆弘選手、女子200m背泳ぎの中村礼子選手と伊藤華英選手も決勝へ進出していて、泳ぎ次第ではメダルも充分可能のよう。いい結果を待ちたいです。それから、この日もまた世界新が誕生しました。女子50m平泳ぎのイゲルストルム選手(スウェーデン)が、この種目の女子では初めて30秒の壁を破る、29秒96というタイムで優勝。このあともまだ、世界新は出てきそうですね。
アテネ五輪のマスコットが発表されました。男の子と女の子で、なんでもギリシャ神話をイメージしてるらしいです。ちなみに少年…太陽神アポロをイメージした「フィボス」、少女…アテネを治めたとされる女神の「アティナ」だとか。画像を見ていないので、どんなもんかちょっとわからないのですが…。明日の新聞にでも載ってるかしら?

4月4日
2004年アテネオリンピックの準備が、かなり遅れてるようです。国際オリンピック委員会の視察団が現地に行ってるんですけど、どうやら競技会場の建設も、交通機関の整備も、宿泊関係のことも、全部が満足に進んでないみたいです。IOCがこれまでも何度か準備の遅れを指摘してるのに、いっこうに進んでないらしいんで、最悪の場合、開催地変更なんてこともありえるかも(←まさかとは思いますが…)。
昨日まで日本では競泳の短水路日本選手権が開かれてたんですけど、現在モスクワではその世界選手権をやっているそうな。なんで同時期に国内大会をやって海外への選手派遣はしなかったのか、ちょっと謎は残りますが、それはおいといて、あちらでも世界記録が誕生しています。女子800mリレーで中国チームが出した7分46秒30なんですけど、中国の競泳チームって常にドーピング疑惑がささやかれてるだけに、どうしても「灰色な目」で見てしまいます。陸上にせよ競泳にせよ、あとで取り消しになる世界新って、あまり気持ちいいものじゃないですからね。

4月3日
短水路日本選手権もあっというまに最終日。今日も好記録が誕生しました。女子400m自由形では、昨日800mで世界新を出した山田沙知子選手が堂々の日本新、女子200m個人メドレーでは、萩原智子選手が3つめの日本新で制覇、女子200mバタフライは三田真希選手がこれも日本新で優勝と、全体的に女子の好調さが目につきました。また、シドニー後いったん現役を退いていた稲田法子選手も、女子100m背泳ぎで優勝して実力を見せてくれました。
今年は8月のパンパシフィック選手権が大きな大会ですが、日本勢の活躍が期待できそうですねー。
シドニー五輪の金メダリスト、柔道男子81kg級の滝本誠選手がフランスへ武者修行に…。「国内とは違う環境で刺激を受けながら、自分を磨くのが目的」だそうで、来週には出発とか。異国の地でもまれて、一回り大きくなってくれることを期待しておきます。
室伏広治選手らのプロ化申請が、現在承認を保留されているらしいです。JOCによると、「スポンサー販売で説明したルールが崩れている」という懸念があるとか。どのへんが崩れてるのか、もひとつよくわからないんですけど…。もともと、肖像権が選手自身に無い、ってことが変だと思うので、JOCにはできるだけ柔軟な対応をお願いしたいもんです。

4月2日
競泳で、世界新記録が誕生しました! 日本短水路選手権、女子800m自由形で山田沙知子選手が8分14秒35をマーク。短水路とはいえ、自由形での世界新は日本初の快挙です(やはり自由形は、他種目にくらべてレベルが高いのです)。しかしこの大会、初日の昨日からいくつも日本新が出ていましたが、日本の水泳のレベルはますます上がっているようですねー。
また、女子200m自由形では萩原智子選手が、男子200m自由形では細川大輔選手が、男子50m背泳ぎでは森田智己選手が、男子400m個人メドレーでは谷口晋矢選手がそれぞれ短水路日本新で優勝しています。

4月1日
日本陸連のページに、春の海外マラソンへの派遣選手が載ってました(陸連のページって、こういう情報をマメに載っけてくれるのが良いです)。有名どころでは、昨年の世界陸上銀メダリストの土佐礼子選手がロンドンマラソン(4月14日)に、大南敬美選手と千葉真子選手がロッテルダムマラソン(4月21日)に派遣されるそうです。男子では、五十嵐範暁選手が4月15日のボストンに出場します(その他の選手を知りたい方は陸連のページへどうぞ)。
海外の大会は日本とは全然雰囲気がちがってて、国内の大会ではそこそこ走れる選手も力を出し切れなかったりするんですよね。でも、そのなかで走れてこそ真の実力者、だと思うのでとりあえずがんばってほしいです。ただ、テレビ中継とかはあるのかしら?。
今日から東京で競泳の日本短水路選手権が行われていますが、初日から多くの短水路日本新が誕生しました。女子200m背泳ぎの萩原智子選手、女子100m自由形の永井奉子選手、男子200m背泳ぎの園田直哉選手、男子100m自由形の奥野智裕選手…。特に萩原選手は、シドニーでのメダルを期待されながら不振に終わっているだけに、この結果を起爆剤としてほしいです。
飛び込みの寺内健選手が、2月に左ひざの手術を受けていたそうです。寺内選手はずっと日本のエースとして活躍してきて、昨年の世界選手権では銅メダルも獲得しています。コーチによれば「完全に治すための手術」ということなので、それを信じるよりなさそうです。ただ、今シーズンの試合に出られるかどうかは、微妙みたいですね。

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