4月15日
※日本オリンピック委員会と福岡市が、パートナー都市協定を締結したそうです。これは、大阪市、長野市、福岡県に次く4件目になるとか。内容は、JOCが福岡市の施設を利用する際に便宜を図る…とか、いろいろあるようですが、福岡にとってはなにより、2020年のオリンピック招致に向けて、その第一歩といった意味合いが強いようです。JOCはすでにオリンピック誘致を目指すと言ってますからねー。このあと、いくつか手を挙げる都市は出てくるでしょうけど、どこでもいいからとにかく日本で開催してくれ〜というのが、私の正直な気持ちです。
4月13日
※日本水連から、世界選手権のシンクロ代表10選手が発表されました。ソロの代表は、先日のジャパンオープン兼日本選手権で日本人トップとなった鈴木絵美子選手に。デュエットには同じく鈴木絵美子/原田早穂組が出場することになりました。立花美哉/武田美保組と同じ成績を収めるのは難しいでしょうが、いい演技をして、次の試合につなげてほしいです。
代表選手は次のとおりです。
鈴木絵美子、原田早穂、川嶋奈緒子、北尾佳奈子、小村恵里佳、小西貴子、青木愛、松村亜矢子、橘雅子、小林寛美。
4月12日
※柔道男子の全日本選手権を目前に控えて、強化合宿のもようが公開され、注目の鈴木桂治選手らが会見を行いました。
鈴木選手は、左ひじの手術からの回復が間に合わず、先日の体重別選手権を欠場。世界選手権の代表入りをかけて、次の全日本一本に絞ってきたわけですが、まだ完全に回復したわけではないようです。痛みは依然ひかず、本人いわく「腹をくくってやる」と、不完全な状態のなかでの試合出場となりそう。
全日本選手権の結果で、100kg級、100kg超級、無差別級の代表が決まるのですが、体重別選手権では棟田康幸選手が準決勝で敗れたし、井上康生選手は当分ケガからの復帰が望めそうにないし、かなり混沌とした状況になってます。だれも安泰ではないようで、いったいどういう結果になるか注目されるところです。
※射撃のW杯、男子エアピストルで中重勝選手が6位に入りました。小林晋選手は26位でした。
4月11日
※日本陸連の強化委員会、各種目担当部長などが発表されました。新たに就任が決まったのは、女子長距離・マラソン部長の金哲彦氏。以前はリクルートで女子の指導をしていて、解説などでもおなじみの方です。
また、男女ハードル部長には、若干33歳の山崎一彦氏が起用されることになりました。これは、かなり思い切った若返り人事で、びっくりしてしまいました。私にとって山崎氏は、まだ「選手」のイメージが強いですから…。そういえば、同時代に活躍した苅部俊二氏も、先ごろ法政大の陸上部監督に昇格したそうだし、指導者もどんどん若返っていくもの…っていうか、若返らないといけないんでしょうねー。
※射撃のW杯、女子25mピストルで稲田容子選手が9位に入りました。女子エアライフルの古野本真希選手は12位、太田優子選手は13位、岩田聖子選手は30位でした。
4月10日
※柔道の全日本女子体重別選手権が行われ、五輪メダリストたちも元気な姿を見せてくれました。
注目の48kg級決勝は、谷亮子選手が延長戦の末、北田佳世選手に優勢勝ち。谷選手は体調を崩していた…と聞いていたし、1回戦では全然彼女らしくない試合で「これで大丈夫?」なんて思いましたけど。明らかにいつもより動きが鈍かったですからね。それでも、決勝の延長に入って、勝負どころで攻め勝ったという感じ。最後は北田選手に指導が行って、決着がつきました。やはり、谷選手は「勝ち方」ってものを知ってるんでしょうねー。北田選手にしてみれば、ここで勝っておきたかったと思いますが…。
78kg超級の塚田真希選手は、決勝でいつもどおり薪谷翠選手と対戦。技は出るもののポイントはとれず…という感じだったのですが、あまり攻められない薪谷選手のほうに指導が重なって、結局は塚田選手が勝ちました。手の内がわかっている者同士の対戦だと、結局は指導の数で決まってしまう感じです。
70kg級の上野雅恵選手は、決勝は効果ひとつのポイント差で優勢勝ち。ただし、試合は終始上野選手が押していたので、イメージ的には「圧勝」でした。
…とまあ、ここまでは五輪金の選手が順当に優勝したのですが、唯一63kg級の谷本歩実選手だけは、決勝で敗れてしまいました。ただ、相手が上野順恵選手(上野雅恵選手の妹)なので、これは仕方がないかなー。もともと力は接近してますから。お互い、技があまり出なくて、結局は指導ひとつで勝敗が決まりました。
また、52kg級のアテネ銀メダリスト・横澤由貴選手も準決勝で敗退し、君島奈津子選手が初制覇。阿武教子選手が引退した78kg級は中沢さえ選手、日本のウイークポイント57kg級は宮本樹理選手が、それぞれ初優勝を果たしています。
ところで、テレビ中継では全然まともに試合が見られなかったので、情報を求めて柔道連盟のサイトへ行ってみたら、なんと、全試合のハイライトシーンが動画で見られるようになっていてびっくり! 1試合30秒ほどなのですが、それでも充分参考になりました。ほかの競技団体も、こういうのやってくれないかなぁ。
※上記の結果を受けて、78kg超級と無差別級以外の世界選手権代表が決まりました。52kg級の横澤由貴選手、63kg級の谷本歩実選手は、今大会では敗れましたが、五輪メダリストの実績がものをいって、代表入りとなりました。各階級の代表選手は、次のとおりです。
48kg級…谷亮子、52kg級…横沢由貴、57kg級…宮本樹理、63kg級…谷本歩実、70kg級…上野雅恵、78kg級…中沢さえ。
※クレー射撃のW杯・女子トラップで、井上恵選手が88点の世界新記録を樹立し、初優勝を果たしました。今回からルールが変わったため、優勝記録=世界記録になるんですよね。優勝もうれしいけど、ひとつおまけがついてきた感じです。
井上選手は、音楽の道からの転向…ということで、アテネ五輪の代表に選ばれた当時、けっこう話題になりました。五輪では、女子ダブルトラップに出場して5位入賞。ただ、北京五輪ではダブルトラップが実施されないため、アテネ後はトラップに転向していたそうです。でも、転向後に早くもこんな結果を出すとは、やはりものすごく射撃に適性があるんだろうなぁ。
※バドミントンのヨネックスオープン・ジャパン最終日、男女のシングルス決勝は、いずれも中国勢同士の戦いとなり、女子シングルスはアテネ五輪金の張寧選手が、世界ランク1位の謝杏芳選手を破って優勝。男子は世界ランク1位の林丹選手が、相手の棄権により初優勝を果たしています。
それにしても、今さらながらの疑問なのですが、なぜバドミントンは中国や東南アジアの国が強いんでしょう。卓球とかだと、なんとなくわかるような気もするのですが、バドミントンも似た部分があるのかなぁ…。日本が、上に行けそうで行ききれないところも、ちょっと卓球と似てるような気もしますね。
※飛び込みの室内選抜競技大会最終日、男子高飛び込みは宮本基一郎選手が優勝。また、女子1m板飛び込みは、15歳の樋口絵里衣選手が制しました。女子シンクロナイズド高飛び込みは、世界でも通用する実力の宮崎多紀理/大槻枝美組が大槻選手の故障で欠場。石井めぐみ/山下美沙子組が優勝しています。
※国際陸連(IAAF)は、国籍を変更した選手は「変更後3年は試合に出場できない」とする方針だそうです。これは、中東諸国などが、資金力にものをいわせてアフリカの選手を国籍変更させ、自国の選手として出場させている状況に、歯止めをかけるのが目的です。
今のところ、出身国で最後に出場したIAAF関連の大会から、3年たてば変更後の国籍で出場することが可能です。が、今回の改正では、これを「国籍変更から3年」とするらしい。つまり、現在は大きな国際大会に3年以上出場していない選手なら、国籍を変えたらすぐにその国の選手として出られるのですが、改正後のルールでは、試合に出ていようがいまいが、国籍変更から3年たたなければダメ、ということです。
最近、ロングスプリントや中距離を中心に、カタールなどに国籍変更する選手が相次いでいて、アジアの勢力図もかなり変わってきてたんですよね。正直、このルール改正は、日本にとっても歓迎すべきことです。とりあえず、8月の総会で無事採決されてほしいですね。
4月9日
※バドミントンのヨネックスオープン・ジャパン第4日、女子ダブルスで準決勝まで勝ち進んでいた小椋久美子/潮田玲子組ですが、ここで当たったのは世界ランク2位、中国の魏軼力/趙テイ組。さすがにこの壁は越えられず、7−15、13−15で敗れました。2セット目のスコアとか見ると、惜しいなーとも思うのですが、ここまで競ってセットをとれないのも実力の差なんでしょうかねー。
※飛び込みの室内選抜大会第2日、男子3m板飛び込みは寺内佑選手が優勝しました。寺内佑選手は、今回は負傷で棄権した寺内健選手の弟。お兄さんの状態も気になります。また、女子高飛び込みは山下美沙子選手が接戦を制して優勝し、中学2年の浅田梨紗選手が僅差の2位に入っています。
※陸上も、いよいよアウトドアシーズンが始まります。この日は熊本で金栗記念が行われ、女子1500mで杉森美保選手が4分9秒30の日本新を出して優勝しました。杉森選手は、長らく低迷していた日本中距離界に、ようやく現れた世界に通用する選手。昨年のアテネ五輪では800mに出場し、予選通過まであと一歩という健闘を見せてくれました。今回の記録で、杉森選手は800、1000、1500と3種目の日本記録保持者となり、力の差を見せつけたなーという感じです。普通に行けば、今年の世界陸上にも出場するのは確実ですが、そこでの活躍を期待したいですね。
また、女子5000mはルーシー・ワゴイ選手が勝ち、世界陸上マラソン代表の小崎まり選手は5位。男子1500mは日本記録保持者の小林史和選手が、男子5000mはジョセファト・ダビリ選手が、いずれも大会新で1位となっています。
4月8日
※バドミントンのヨネックスオープン・ジャパン第4日、女子ダブルス準々決勝では小椋久美子/潮田玲子組と末綱聡子/前田美順組が対戦し、小椋/潮田組がストレート勝ち。この大会の女子ダブルスで、日本選手が準決勝まで勝ち進んだのは、なんと12年ぶりだそうです。
ただ、同じく準々決勝に登場した女子シングルスの米倉加奈子選手は、第4シードの王晨選手(香港)に逆転負け。米倉選手も、けっこう強い選手を倒すことはあるんですが、それが毎回は続かない…という感じです。そのへんが、世界との差なんでしょうか?
※飛び込みの室内選抜競技大会が開幕。第1日に行われた女子3m板飛び込みでは、18歳の中川真依選手が第一人者の西井亮子選手を抑えて初優勝しました。また、男子1m板飛び込みは、宮本幸太郎選手が勝っています。
※日本ホッケー協会から、今年度の予定などが発表されました。昨年、低予算のなか五輪出場を果たして、一躍注目されたホッケーですが、これをどう北京へ繋げていくか…が、一番の課題のようです。そこで、まずは北京五輪出場を目標に、女子は18〜34歳、男子は19〜30歳の25人を代表候補として、海外遠征や合宿などを行い、強化を図っていくとか。
また、今年から日本リーグ機構というのが新設され、今月16日から始まる日本リーグのレベルアップを図っていくそうです。男女ともチーム数、試合数が増えるんだとか。ホッケーって、なかなか見る機会が少ないんですけど、試合を数多く、いろんなところでやってもらえたら、少しは触れるきっかけもできるかも。
※卓球の福原愛選手と松下浩二選手が、グランプリと所属契約を結んだそうです。同社は、教育関係の事業を展開していて、卓球部には有力選手も多く所属しています。
福原選手は、ミキハウスと契約更新せず→フリーに…という発表だったのですが、結局はどこかに所属していたほうがいい、ということなんでしょうか、詳しい事情はわかりませんが。まあ、中国での所属チームも決まったし、国内での契約も済んで、これで安心して競技に取り組めるんじゃないでしょうか。
また、松下選手は、以前もグランプリに所属していて、今回は8年ぶりの復帰となるそうです。37歳と大ベテランながら、これまで日本男子の第一人者として競技を続けてきた松下選手ですが、最近は若手選手もどんどん出てきています。女子にばかり注目があつまりがちですが、今後の日本男子も、どういう力関係になっていくか楽しみですね。
4月7日
※バドミントンのヨネックスオープン・ジャパン第3日、女子シングルスで米倉加奈子選手が、1回戦でアテネ五輪3位の周蜜選手(中国)を破り、2回戦もストレート勝ちしてベスト8進出を果たしました。
また、女子ダブルスの末綱聡子/前田美順組は、世界ランク4位のサラリー/サーティニー組(タイ)に、2−1で逆転勝ちして同じく8強入り。1セット目は簡単にとられたものの、2セット目を接戦の末ものにすると、3セット目は逆に相手を圧倒。金星をあげました。準々決勝では、小椋久美子/潮田玲子組と対戦します。
シングルス、ダブルスとも、日本選手ががんばっているのはうれしいかぎりです。できれば、さらに上をめざしてほしいですねー。
※飛び込みの第一人者・寺内健選手が、上海での合宿中に負傷し、8日からの室内選抜大会を欠場することになりました。なんでも、トランポリンを使って練習している際に、部品が壊れ、鉄製の枠で左のかかとを強打したとのことです。打撲で済んだのは幸いでしたが、その後の回復が思わしくなく、結局、室内選抜大会への出場は断念することになったとか。
この大会は、世界選手権の代表選考会も兼ねているので、通常なら、欠場=代表落ち、ということになってしまいます。ただ、今回は本人に責任のない事故が原因だし、日本水連に事情を考慮してくれるよう要望を出すとのこと。飛び込みで世界上位を狙える、数少ない選手なだけに、やはり寺内選手には世界選手権に出場してほしいです。
4月6日
※ハンマー投げの室伏広治選手が、プロ野球の横浜−巨人戦で始球式をつとめ、なんと球速131kmを記録したとか。場内がどよめいたそうで、こればっかりは見てみたかったですねー。ちょっと練習すれば、すぐに140kmぐらい行きそうだわ。
…とまあ、始球式の話題はこのくらいにして、本題の、この日と前日に行った会見について。昨シーズンからアメリカでもトレーニングしている室伏選手ですが、今季も同様に、アメリカと日本を行き来するとのこと。いろんな投げ方も試してみるそうで、すぐに結果は出ないかもしれませんが、北京に向けて、今はいろいろ試してみたいんでしょう。ここのところ、安定はしているのですが、記録自体は伸びていないので、本人もそのへんの壁を感じてるのかもしれません。
今季の初戦は、5月7日に行われる大阪でのグランプリ陸上だそうなので、まずはこれを注目したいです。
※競泳の北島康介選手が、合宿先のアメリカ・アリゾナ州から帰国。間近に迫った日本選手権で、「いい泳ぎができるように」と意欲を見せました。とりあえず今季は、世界選手権2冠と世界記録奪取が目標になるでしょうか。アメリカでどのくらい仕上げてきたのか…。まずは日本選手権で、自己の日本記録をひとつでも更新してほしいですね。
4月4日
※シンクロのジャパンオープン兼日本選手権の最終日は、3種目の決勝フリールーティンが行われました。
デュエットでは、鈴木絵美子/原田早穂組が、初日からの2位を守って日本人トップの座につき、世界選手権のデュエット代表の座を確実にしました。優勝は、五輪4位のメングアル/ティラドス組(スペイン)。鈴木/原田組は、今のままではメダルも厳しい…ということになりますが、これから7月までの練習で、少しでもうまくなってほしいです。シンクロの場合、力はついても、点数がそのまま伸びてくるわけではないので、とにかく評価を高めるような、次につながる演技を見せてほしいですねー。
ソロは、世界チャンピオンのデデュー選手(フランス)が貫禄勝ち。次の世界選手権でも、あの美しい演技を見せてくれそうです。2位は鈴木選手で、やはりこの人が、「ポスト立花」ってことになるんでしょう。チームは井村シンクロクラブMチームが、初日からの首位を守って優勝しています。
※バレーボール女子の、新たな日本代表がチームが動きだしました。この日、東京の国立スポーツ科学センターに、柳本晶一監督と27人の選手が集合。柳本監督は、北京五輪のメダルを目標に掲げたとか。アテネの場合は、五輪最終予選でピークを迎えてしまいましたが、次は、ちょっと研究されたくらいではビクともしないチームになって、五輪のコートに立ってほしいですねー。
4月3日
※柔道男子の全日本体重別選手権が行われ、66kg級はアテネ五輪金の内柴正人選手が貫禄勝ちしました。決勝では秋本啓之選手に24秒で一本勝ち。アテネでは、あれよあれよという間に勝ち進み、決勝ではよくわからない一本勝ちを収めて、金を「とってしまった」という感じのあった内柴選手ですが、やはりその強さは本物だったんですねー。
73kg級も、五輪代表の高松正裕選手が制しましたが、90kg級の五輪銀メダリスト・泉浩選手は、準決勝で飛塚雅俊選手に一本負け。決勝では、その飛塚選手に斉藤制剛選手が勝って、初優勝を果たしました。
100kg超級は、03年世界選手権の覇者・棟田康幸選手が、準決勝でよもやの敗退。途中までは有利に試合を進めていたし、普通に勝つものと思って見ていたのですが…。
優勝は昨年の講道館杯を制した22歳の高井洋平選手で、3試合すべて一本勝ちして強さを見せつけました。高井選手は、十代のころから将来を嘱望されていた選手なのですが、ここ数年はケガに悩まされ、満足な試合ができなかったようなんですね。が、今回、見事な復活を遂げて、「新星誕生」を強烈に印象づけてくれました。今月末の全日本選手権で、ぜひ鈴木桂治選手と戦う姿が見たいもんですねー。
その鈴木選手が欠場した100kg級は、穴井隆将選手が優勝。また、60kg級は江種辰明選手、81kg級は小野卓志選手が制しました。
ところでこの試合、深夜に眠気と戦いながら録画中継を見たのですが、相変わらず試合と関係ない映像が多すぎ! なぜか、試合に出ていない鈴木選手と井上康生選手の映像ばかり目立って、肝心の試合はどこへやら…って感じでした。この2人が注目を集めるのは、別にいいのですが(私だって、復帰後を楽しみにしてますから)、ほかの階級も、ちゃんと取り上げてほしかったですねー。日本の弱点である中量級で、いい選手が出てきてないかなーとか、見てみたかったんですけど…そういうことはどうでもいいのか…テレビ朝日。
※上記の結果を受けて、重量級を除く男子5階級の代表選手が決まりました。90kg級のみ、五輪銀の実績で泉浩選手が選ばれたほかは、各階級の優勝者が代表となりました。100kg級、100kg超級、無差別級の代表は、4月29日の全日本選手権後に選ばれることになっています。代表選手は次のとおり。
60kg級…江種辰明、66kg級…内柴正人、73kg級…高松正裕、81kg級…小野卓志、90kg級…泉浩(旭化成)。
※シンクロナイズドスイミングのジャパン・オープン兼日本選手権の第2日は、3種目の予選のフリールーティンが行われました。ソロはやはりフランスのデデュー選手が、2位以下に圧倒的な大差をつけて最終日の決勝へ。2位は鈴木絵美子選手、3位は原田早穂選手で、次の日本は、やはりこの2人が背負って立つんでしょうねー。デュエットでも鈴木/原田組は、前日に引き続き日本勢トップの2位で、メングアル/ティラドス組(スペイン)が首位。チームは井村シンクロクラブMが、これも1位をキープしています。
※陸上の末續慎吾選手が、東海大での練習を公開。「出しておかないと身体に悪い」と、100m9秒台を出すことを宣言しました。
これまではケガが多く、ちょっとしたことたで脚がつったりしていたのですが、このオフはずいぶんトレーニングしてきたらしく、走りに安定感が出てきたとのこと。腰回りのサイズもアップしたそうで、これなら世界陸上で100、200、リレーと3種目走っても大丈夫かも。今季の初戦は4月29日の織田記念のようですが、ここでいい走りができれば、一気に世界陸上まで突っ走れそうです。
※競泳男子背泳ぎのアーロン・ピアソル選手(アメリカ)が、100m背泳ぎで、自身の持つ世界記録を更新する53秒17のタイムをマークしました。この種目、日本では森田智己選手が泳ぐたびに記録更新、って感じで、次の世界選手権ではアテネ銅以上の成績を…なんて期待してしまうんですけど、ピアソル選手まではやはり遠いですねー。日本記録は54秒25、世界記録より1秒以上遅いわけですから…。まあ、一気に追いつくのは無理かもしれないけど、次の日本選手権で、少しは差を縮めてほしいなーと期待してます。
4月2日
※シンクロナイズドスイミングの、ジャパンオープン兼日本選手権が開幕。初日は各種目のテクニカルルーチンが行われました。
今大会の注目は、なんといっても「ポスト立花/武田組」。デュエットは、アテネ五輪のチームの一員、鈴木絵美子/原田早穂組が、日本人トップの2位につけました。トップは五輪4位、スペインのメングアル/ティラドス組。また、ソロでは、圧倒的な強さを誇るフランスのデデュー選手がトップに立ち、2位が鈴木選手、チームは井村シンクロクラブMが首位となっています。
五輪のときに、立花・武田の2人と、次の選手の差は大きい…みたいなことを聞きましたが、それが実証されてしまったような感じがします。五輪4位の組に、あっさり上に行かれてしまう、それが実力なんだなーと…。ただ、23歳と22歳という若い組だし、焦らず、確実にステップアップしてほしいですねー。
4月1日
※卓球の福原愛選手が中国へ到着し、所属が決まった遼寧省チームとの入団調印式を行いました。現地では中国語で会見し、「入団できて光栄」「チームのためにがんばるので応援してください」などと話したとか。
ここには、世界トップクラスの実力を持つ王楠選手がいるのですが、福原選手はその王選手とダブルスを組む予定だそうです。実現すれば、ちょっとないくらい、いい経験になりますよねー。最近、苦手の中国選手にも勝てるようになってきたし、このリーグでの彼女の活躍が楽しみです。 |