2005年のトピックス           10

7月31日
世界水泳選手権最終日、男子メドレーリレーで日本チームが銅メダルを獲得し、有終の美を飾りました。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
ソフトボールのジャパンカップ最終日、前日の1次リーグでアメリカを破った日本は、この日の決勝でも同国と対戦。エース・上野由岐子投手が4安打に抑える好投を見せ、3−0で快勝、初優勝を果たしました。なんでも、上野選手がすばらしい投球を見せたとか。それに、前日は僅差のサヨナラ勝ちでしたが、この日は早い回に点をとることができて、かなり楽に勝てたのではないでしょうか。北京に向けて、これはいやでも期待してしまいそうです。

7月30日
世界水泳選手権第14日、女子800m自由形の柴田亜衣選手、女子200m背泳ぎの中村礼子選手が銅メダルを獲得しました。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
ソフトボールのジャパンカップ第2日、日本がまたもアメリカを破りました。0−0で迎えた延長10回、2死三塁から藤本選手が三塁強襲のヒットを放ってサヨナラ勝ち。先日の米国カップでもアメリカに勝ちましたが、ちょっとラッキー?なんて思ってたんですよね。でも、連勝したとなると、実力でもアメリカと五分か、上回りつつあるのかも?

7月29日
世界水泳選手権第13日、男子200m平泳ぎで今村元気選手が銅メダルを獲得。また、メダル獲得はなりませんでしたが、女子200m平泳ぎの種田恵選手は4位、男子4×200mリレーの日本チームは日本新で5位と、いいレースを見せてくれました。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
コナミスポーツの施設が「JOC認定アスリートサポートセンター」となり、日本オリンピック委員会の強化指定選手は、無料で利用できることになったそうです。期間は2008年12月末までということですが、全国にあるスポーツ施設を、いつでも使っていい…というのは、大きなサポートになりそうです。同社はJOCのオフィシャルパートナーで、アテネ五輪の前にも施設を提供してくれていたとか。強化選手の方々には、ぜひ有効利用していただきたいものです。
中国で行われた、プエルトリコとのバスケットボールの試合で、試合中に乱闘が起こってしまい、その際、観客がプエルトリコの選手にペットボトルなどを投げつける…という騒ぎがあったそうです。サッカーの日本戦でもいろいろありましたけど、別にマナーが悪いのは日本相手に限らないようで…。こんなことで、無事にオリンピックが開けるんでしょうか?

7月28日
世界水泳選手権第12日、女子200mバタフライで中西悠子選手が銅メダルを獲得。女子50m背泳ぎの中村真衣選手は4位で、惜しくもメダルを逃しました。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
アメリカのシカゴ市が、2016年の夏季五輪開催に立候補を検討しているそうです。この前、2012年の五輪招致にニューヨークが敗れたばかりなのですが、アメリカの場合、次々にいろんな都市が名乗りを上げてきますねー。2016年か2020年の開催を狙っている日本としては、またライバルが現れたか…という感じです。これから、どんな都市が手を挙げてくるんでしょうか。
ビーチバレーのワールドツアーで、女子の楠原千秋/浦田聖子組は敗者復活4回戦まで勝ち上がりましたが、そこでスイスの組に敗れて9位となっています。

7月27日
世界水泳選手権第11日、男子200mバタフライで松田丈志選手が銀メダルを、北島康介選手も苦手の50m平泳ぎで銅メダルを獲得しました。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
9月にエジプトで行われる、柔道の世界選手権に向けて、男子の日本代表8選手が練習を公開しました。午前中は畳の上での乱どりなど、午後からはウエートトレーニングや走り込みを行ったとか。注目の100kg級・鈴木桂治選手は、痛めた左ひじがまだ万全ではない様子。痛みはなくなったようですが、まだ思うように動かせないとのことです。ただ、本人は「あと1か月あれば」と口にしているようなので、その言葉を信じておくことにします。

7月26日
世界水泳選手権第10日、女子100m背泳ぎの中村礼子選手、男子100m背泳ぎの森田智己選手とも、惜しくも4位となって、メダル獲得はなりませんでした。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
夏季五輪の招致成功に向けて、日本オリンピック委員会は専門チームを設置し、2012年の開催が決まったロンドンなどの調査を行うことになったそうです。候補に残った5都市の招致活動や戦略を把握し、有効な方法を探っていこう…ということのよう。1988年の名古屋、2008年の大阪と、夏季五輪では連続して敗れているだけに、今度こそ勝ちとりたいんでしょうねー。こうした努力が、実を結ぶよう願いたいです。やはり、自国開催の夏季五輪を生きているうちに?見たいですから(笑)。

7月25日
世界水泳選手権第9日、期待の北島康介選手が、男子100m平泳ぎで銀メダルを獲得しました。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
世界陸上に、男子短距離で代表に選ばれていた佐分慎弥選手が、故障によりメンバーから外れることになりました。せっかく、今年の日本選手権男子100mで優勝してたんですけどねー。7月初めの日本学生対校選手権で右太もも裏を故障し、回復が間に合わなかったようです。

7月24日
世界水泳選手権第8日、この日からいよいよ競泳が開始。女子400m自由形で柴田亜衣選手が銀メダルを獲得しました。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
日本ソフトボール協会は、国際的な普及を図るため、プロジェクトチームを発足させることになりました。チームは前の日本代表監督・宇津木妙子さんほか10人で、ヨーロッパやアフリカなどでの普及を図りつつ、五輪種目への復活を目指すようです。とにかく、少しでもソフトボールという競技が、浸透してくれればいいんですけど。
トライアスロンのW杯第7戦で、女子の庭田清美選手は9位、上田藍選手は21位、大松沙央里選手は24位でした。男子は杉本宏樹選手の33位が最高でした。

7月22日
今季も、すでに何度か世界記録を更新している、陸上女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ選手が、ついに5mの大台を越えてきました。大台は世界陸上までとっておくんじゃないか…なんて思ってましたけど、大会前に跳んでしまったんですねー。この種目では、ほかの選手を引き離して突っ走ってる感じです。なんだか、「鳥人」ブブカ選手のあとをなぞってるみたいですね。

7月19日
ソフトボール女子の米国カップ最終日、日本は決勝でアメリカと対戦し、3−1で勝って見事に優勝を果たしました。ここのところずっとアメリカには負け続けてたから、この結果には驚きです。なんせ、この前勝ったのは、2002年7月だそうですから…。エース・上野由岐子選手が3安打完投と、相手打線をほぼ押さえ込んだのに加えて、得点力不足だった打線が3点をとってくれましたからねー。これまで負け続けてきただけに、とにかく「勝った」という事実は大きいです。
日本オリンピック委員会の竹田恒和会長が、北京で中国オリンピック委員会の会長らと会談。スポーツ分野で協力していくことを確認し、また北京五輪の際には日本選手団の安全に配慮してくれるよう要請しました。竹田会長いわく「言いにくいこともあえて言った」とか。確かにここ最近、中国の観客の態度はお世辞にもいいとはいえないですからねー。言っておくだけでも少しは違うんじゃないでしょうか。

7月18日
バレーボール女子のワールドグランプリもこの日で終わり。日本は中国と対戦しましたが、ストレートで敗れて通算1勝4敗の5位となりました。ちなみに日本は、これで中国に13連敗だそうで…。スコアは23−25、22−25、23−25と、そこそこ接戦なんですけど、結局1セットもとれないままで、やっぱり日本より実力は一枚上だと感じました。中国も、当初は不調だったんですけど、最後にしっかり取り戻してきましたねー。
ただ、高橋みゆき選手が決勝ラウンドで96得点を挙げ、得点王に輝いたのはお見事。あの小さな身体をいっぱいに使った攻撃は、見ていて気持ちよかったです。
なお、優勝は通算4勝1敗のブラジルで、以下イタリア、中国、キューバという順位でした。
トライアスロンW杯第6戦、庭田清美選手が2時間9分48秒で3位に入りました。これで庭田選手は、W杯ランキング2位に。このまま好調を維持してほしいものです。

7月17日
バレーボール女子のワールドグランプリ、決勝ラウンド第4日、日本はキューバにフルセットの激闘の末、惜しくも敗れました。が、この日の試合に限っては、「競合相手によくがんばってくれた」で終わらせたくはないですね。正直、勝てた試合でしたから。
第4セットは、途中まで完全な日本のペース。ところが、セットの後半にさしかかると、勝利を意識したのか、とたんに追い上げられて逆転を許してしまいます。そして第5セット、14−13とマッチポイントを握り、サーブで相手を崩して絶好のチャンスが来たにもかかわらず、スパイクミスが出て同点にされてしまいました。相手にねじ伏せられたのなら仕方ないですけど、みすみすチャンスを逃してしまっただけに、悔いが残る試合でした。
そのほか、イタリア3−2オランダ、中国3−0ブラジルという結果でした。現在最下位のオランダが、トップを走るイタリアを下したのいうのが驚きですね。
16日の夜、カナダのモントリオールで、第11回世界水泳選手権の開会式が行われました。競泳などの要素を盛り込んだ、華やかな演出だったとか。いよいよだなーという感じですね。競技は17日から始まり、日本からは期待のシンクロ勢が登場します。がらりと代替わりした日本チームがどれだけやってくれるか、注目したいです。
2009年に行われる第13回世界水泳選手権の開催地は、ローマに決まりました。日本の横浜も立候補していましたが、ローマとの決選投票で9−11と敗れました。惜しかったんですけどねー。なお、2007年の大会は、オーストラリアのメルボルンで開催されることが決まっています。通常は7月に行われるこの大会ですが、メルボルンではいつになるんでしょうか?
陸上の女子棒高跳びで、またも世界新が生まれました。マークしたのは、いつものごとくエレーナ・イシンバエワ選手(ロシア)。1cm刻みに更新していくのが、なんとももどかしいのですが、今回は前回を2cm上回る4m95…というのがいつもと違うところでしょうか。あまり出し惜しみしないで、さっさと5mに到達してくれればいいんですけどね。

7月16日
バレーボール女子のワールドグランプリ、決勝ラウンド第3日、日本はブラジルに1−3で敗れました。2セット目はいい感じでとれたんですが、結局はブラジルの高さに負けてしまいましたね。これで通算成績は1勝2敗。あとひとつ勝つのは…難しいのかなぁ。そのほか、イタリア3−1キューバ、中国3−1オランダとなっています。

7月14日
バレーボール女子のワールドグランプリ、決勝ラウンド第2日、日本はオランダに3−1で勝って、このラウンドの初白星を挙げました。正直、ここで勝てないと…という感じはあるので、とりあえずほっとしたという感じです。ただ、第1セットをとられ、3セット目はジュースにもつれ込むなど、お世辞にも「楽勝」という感じではありませんでしたが…。まあ、第4セットはしっかりとってくれたので、良しとしましょう。
そのほかの試合は、ブラジル3−2キューバ、イタリア3−0中国となっています。決勝ラウンドに入ってから、中国が弱くなってしまったような…。前日の敗戦のショックでしょうか?
マラソンの野口みずき選手の次のレースは、大方の予想どおり、9月25日のベルリンマラソンになりました。この日、合宿先のサンモリッツに出発する際、成田空港で野口選手が明かしたもの。「日本記録を目標に」とのことです。
この大会では、高橋尚子選手(2時間19分46秒)、渋井陽子選手(2時間19分41秒)が日本記録で走っていて、記録が出やすいことで知られています。野口選手には、単に日本記録を破るだけでなく、さらに上を狙ってほしいですね。といっても、世界記録の2時間15分25秒はちょっと難しいでしょうけど。

7月13日
バレーボール女子のワールドグランプリは、いよいよ決勝ラウンドが始まりました。初日の日本は強豪イタリアと対戦しましたが、残念ながら0−3のストレートで敗れ、黒星スタートとなってしまいました。やはり、イタリアの力は一枚上だったようで…。勝つのは難しいようです。
そのほかの結果は、キューバ3−2中国、ブラジル3−0オランダ。アテネ五輪金の中国が負けたのは、少々意外でしたね。

7月12日
日本陸連から、世界陸上の追加代表選手8名が発表されました。先日の南部記念で実力を見せた短距離の末續慎吾選手、日本選手権ではまさかの記録なしに終わった棒高跳びの澤野大地選手などが名を連ねました。選考のゴタゴタで白紙に戻っていた男子10000mの代表も、改めて正式に発表されてます。とりあえず、代表に入るべき人がほぼ入ったのは良かったかなーという感じですね。
代表選手は次のとおりです。
男子・短距離…末續慎吾、吉野達郎、堀籠佳宏。跳躍…澤野大地、醍醐直幸。長距離…三津谷祐、大森輝和。女子・短距離…鈴木亜弓。
福岡市の山崎広太郎市長は、2016年以降の夏季五輪招致へ向けて、秋にも正式立候補を表明する考えだそうです。前々から立候補の意思表示はしていましたが、ここで一番に名乗りを上げて、他都市より先んじたい…ということでしょうか。先日のIOC総会では、副会長に猪谷千春氏が当選しているし、少しは日本にとって追い風が吹いてくれるかもしれないですからねー。
私としては、日本が勝ってくれるならどの都市でもいいです。できれば、うちからそんなに遠くないところがいいんですけど(笑)、もう絶対に負けてほしくないので、とにかく「勝てそうに都市」が、最終的に日本から立候補してほしいですね。

7月10日
スイスで行われたボートのW杯、男子軽量級シングルスカルで、武田大作選手が見優勝を果たしました。タイムは7分3秒80で、もちろん日本人がW杯で優勝したのはボート競技で初めてのことです。
武田選手は、アトランタ、シドニー両五輪の軽量級ダブルスカルで6位入賞していて、日本では数少ない世界に通用する選手なのですが、W杯ではたしか3位が最高だったと記憶しています。それが、今回は優勝ですからねー。惜しむらくは、軽量級シングルスカルが五輪種目ではないことかなぁ…。ならば、次は五輪種目の軽量級ダブルスカルでの活躍を願いたいですね。
陸上の南部記念、男子100mで末續慎吾選手が優勝。記録も追い風参考ながら10秒15とまずまずで、これで世界陸上の代表入りはほぼ確実となりました。あとは、世界陸上までケガなく順調にトレーニングができればいいのですが。
また、女子400mは好調の丹野麻美選手が、53秒00の大会新記録で優勝しました。これまで世界とはかなり差があったこの種目にも、ようやく有望選手が登場した…という感じで、世界陸上での走りを期待したいです。
仙台国際ハーフマラソンの男子で、世界歴代2位の記録が誕生しました。59分43秒で走ったのは、弱冠18歳のサムエル・ワンジル選手。日本の実業団に所属しているのですが、ここまで強いと、そりゃ日本選手がかなうはずもない…という感じです。2位はダニエル・ジェンガ選手で、日本人トップは1時間3分49秒で走った家谷和男選手の4位、という結果でした。
また、女子はテグラ・ロルーペ選手(ケニア)が優勝。ただし、記録は1時間12分50秒とやや低調なもの。2位はマーガレット・オカヨ選手(ケニア)でした。
バレーボール女子のワールドグランプリ予選ラウンドの最終日、日本はタイに3−1で逆転勝ちを収めました。日本は第1セットを落としたものの、残りのセットはきっちりとって、予選の最終戦を飾りました。これで日本は通算6勝3敗の5位。中国、ブラジル、キューバ、イタリア、日本、オランダの6か国が、13日から仙台で行われる決勝リーグに駒を進めました。
ソフトボール女子の日本代表チームが、アメリカでの大会に出場するため日本を出発しました。先日、ロンドン五輪での除外が決まったとあって、選手の意気込みもちょっと違った様子。北京ではなにがなんでも金を、という一方で、普及にも力を入れていきたい、という気持ちもあるようです。
やはり、北米と東アジアだけ…という状況を脱しないことには、どうしようもないですもんね。ソフトボールのルールになじんでいる私たちには、おもしろいスポーツですけど、たしかに全然興味がない人たちにとっては、難しいのかも。どうやったら、世界中の人たちになじんでもらえるんでしょうか。

7月9日
国際オリンピック委員会の副会長に、猪谷千春氏が当選しました。猪谷氏は日本人初の冬季五輪メダリストで、副会長選にはこれまで二度立候補して、二度とも敗れていました。今回のIOC総会では、野球とソフトの除外、空手の採用ならず…と、悪い結果ばかり続いていただけに、最後の朗報はうれしかったですねー。五輪招致をするうえでも、自国の人物が要職についているとなにかと有利ですから。なんとか、日本開催に結びついてほしいです。
これでIOCの総会は全日程を終了。ロゲ会長によると、野球とソフトボールは北京五輪での内容次第で復活のチャンスあり、とのことです。2016年の五輪で実施される競技は、2009年に決定するそうですが、果たして2競技の復活はなるか、空手の新規採用はありえるのか…。とりあえず、日本が有利になる競技が多くなってほしいです(←セコイですが、本音です)。
体操のNHK杯最終日は男女個人総合の2回目が行われ、男子は水鳥寿思選手が逆転で初優勝を果たしました。ここのところは冨田洋之選手がずっと日本選手のトップを走っていて、第2次選考会までの持ち点も当然首位。今大会も順当に勝つだろう…と思っていたので、この結果には驚きました。
ただ、冨田選手は相当調子が悪かったのか、完全に自滅した…という感じでした。苦手の床で着地の失敗、得意のあん馬と鉄棒では落下と、普段ではとても考えられないミスの連続。2位にとどまるのがやっとでした。それに対して水鳥選手は、どの種目も無難にこなして安定感を見せつけました。水鳥選手の場合、絶対的な得意種目はないのですが、どれもそこそここなしますからねー。アテネ五輪ではちょっぴり影の薄かった水鳥選手ですが、今度の世界選手権では中心選手として活躍してくれそうです。
3位にはあん馬で強さを発揮した鹿島丈博選手が入り、この3人がまず世界選手権の代表に決定。残る3人は種目別の成績で、米田功選手、山田辰也選手、関口栄一選手に決まりました。ちなみにこの3人の総合成績は、米田選手18位、山田選手15位、関口選手17位。4〜14位の選手をすべて飛ばして選ばれたことになります。故障の米田選手はともかくとして、山田選手はつり輪、関口選手は跳馬1種目の得点で代表入りを果たしました。個人的には、山田選手のつり輪が、もう一度世界選手権で見られるのがうれしいですねー。
女子は、石坂真奈美選手が3連覇を果たし、2位の大島杏子選手、3位の黒田真由選手、4位の佐原礼香選手が代表となっています。
バレーボール女子のワールドグランプリバンコク大会で、日本はついにアメリカから勝利を挙げました。第1セットは26−28で落としたのですが、続く3セットを連取。第3、4セットはアメリカを10点台の得点に抑えました。これまで、あと一歩のところまで迫るのに、いつも最後で突き放される…という感じだったので、うれしい驚きでしたねー。これで日本は通算5勝3敗、アメリカは4勝4敗となっています。

7月8日
2012年のロンドン五輪から、ついに野球とソフトボールが姿を消すことになってしまいました。以前から危惧されていたことが、ついに現実になってしまった…という感じです。国際オリンピック委員会の委員による投票で、過半数を獲得すれば存続…という、比較的有利な条件だったにもかかわらず、廃止が決まってしまったのは残念です。つまり、半分以上の委員から「野球とソフトは不要」とされてしまったんですから…。
廃止の要因は、世界的な普及度が低いこと、そしてメジャーリーガーのトップ選手が参加しないこと、などにあるようです。アテネ五輪の地区予選でアメリカが敗れたことも、大きかったかもしれませんね。バスケットなどではすでにトッププロが多く出場しているのに、かたくなに参加を拒んだメジャーの関係者。その姿勢が廃止につながった…といえるのではないでしょうか。
これで日本は、メダル獲得が有望視される競技の二つを失うことになってしまいました。正直、ほかの団体競技では、メダルは望み薄ですからねー。なんとか北京で盛り上げてもらって、ロンドンの次の大会からは復活!となればいいのですが…。
そして、除外された野球とソフトボールの代わりに入るのはどの競技か…と思ったら、結局、新競技はなし。ロンドン五輪は、現在の28競技より二つ少ない26競技で行われることになりました。最終候補として残った空手とスカッシュも、結局、採用に必要な賛成票を得ることができなかったそうです。当初は7人制ラグビーやゴルフが有力…といわれていたわりには、その二つが最終にも残らず消えてしまったのが意外でしたね。あと、空手がそんなに善戦するとも思ってなかったです。もしかして、野球とソフトの復活を願うより、空手が実施種目になるよう運動するほうが早いのかも?
北京五輪の馬術は、香港で分離開催されることになりました。北京五輪の組織委は、馬の検疫体制の問題から、香港で開催されるよう要望していましたが、国際馬術連盟がこれに反対していました。が、結局は分離開催で合意したもようです。なんだか、馬術だけ全然違った雰囲気のなかで行われそうですね。
体操のNHK杯第1日は男女個人総合の1回目が行われ、男子は第2次選考会までトップの冨田洋之選手がトップを守りました。意外にも(といっては失礼ですが)、この日の得点だけではトップだったのが、水鳥寿思選手。第2次までは3位でしたが、ここで2位へ浮上。鹿島丈博選手が3位に続いています。
逆に、第2次まで2位の米田功選手は、右肩の不調で一気に17位へ転落。なんと、まともに演技できたのは鉄棒と床だけだったそうで、今回もほとんど強行出場だったとか…。今回の成績だけでなく、今後の回復具合も気にかかります。
また、女子は石坂真奈美選手が首位をキープ。2位は大島杏子選手で、またいつもの順位に落ち着きそうな気配です。
ロシアで行われているビーチバレーのワールドツアー、日本の朝日健太郎/渡辺聡組は、敗者復活2回戦で敗れて17位となっています。

7月6日
2012年の夏季五輪開催都市は、ロンドンに決定しました。直前まで「パリ優勢」と伝えられていたので、ロンドンに決まったときは驚きました。もちろん、ロンドンもパリに次ぐ有力候補だったわけで、逆転は想定の範囲内。パリの「凱旋門やエッフェル塔などを取り込んだコンパクトな開催計画」に対し、ロンドンは「巨額を投じた鉄道や道路などの整備など、五輪後も見据えた構想」で対抗。直前にブレア首相やベッカム氏が、IOC総会の開催地であるシンガポールへ入り、誘致をアピールしたのも功を奏したようです。
候補地はロンドンとパリのほか、マドリード、ニューヨーク、モスクワの計5都市。1回の投票が行われるごとに、最下位の都市が脱落していく方式です。1回目でモスクワ、2回目でニューヨーク、3回目でマドリードが落ち、最後に残ったのがロンドンとパリ。決選投票では54対50の4票差で、ロンドンに軍配が上がりました。
それにしても、「ベッカム効果」は大きかったようですねー。やはり、持つべきものは地元の有力選手。かの長野五輪だって、決め手のひとつは伊藤みどりさんのスピーチだったといわれてますからねー。日本も次に立候補するときまでに、世界的な「超」のつく有名選手を育成したほうがいいのかも?

7月5日
陸上女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ選手(ロシア)が、またも世界新を記録しました。今回の記録は、前回を1cm上回る4m93。ますます、全盛期の鳥人・ブブカ氏のようになってきましたねー。でも、出し惜しみしないで、さっさと5mを越えてほしいんですけどね。
五輪招致へ向けて、ロンドンからはサッカーへのデビッド・ベッカム氏がシンガポールへ入りました。ビクトリア夫人とともに歓迎を受けたとか。現地はまさに、スーパースター勢揃い…って感じになってきました。

7月3日
アテネ五輪の女子マラソンで金を獲得後、初のロードレースとなった野口みずき選手が注目された札幌国際ハーフマラソン。野口選手は、最初からヌデレバ選手ととともに女子のトップを走りましたが、折り返してからは引き離され、最後は岩本靖代選手にも抜かれて3位という結果になりました。タイムは、ヌデレバ選手が1時間9分24秒、岩本選手が1時間9分45秒、野口選手は1時間9分46秒でした。
野口選手いわく、レースの前日から足が重かったとのこと。まあ、出場する大会すべてで優勝するのは無理なことだし、きっちり上位に入ったことで、まずまずの手応えはつかめたんじゃないでしょうか。これからも、負けることを恐れず、どんどんレースに出てくれそうな感じです。
秋の海外マラソンは、ベルリンになるのでしょうか。シカゴには世界記録保持者のラドクリフ選手が出場するらしいので、対決してほしい気持ちもあるんですけどねー。
なお、世界陸上マラソン代表の大島めぐみ選手は4位、弘山晴美選手は10位。こちらの調整具合も気にかかりますね。
それと、男子で日本人トップだったのは、1時間3分0秒で走った藤田敦史選手。順位は11位と、やはり外国勢には歯が立たなかったかなーという感じですが、少なくとも3月のびわ湖りは復活してきてるみたいです。冬のマラソンを期待したいです。
バレーボール女子のワールドグランプリ韓国大会第3日、日本はアメリカに1−3で敗れ、通算成績を4勝2敗としました。日本は1、2セットとも落とし、3セット目をようやくとったものの、第4セットを接戦の末アメリカに奪われ、結局は競り負けてしまいました。セットごとの得点を見てみると、日本はすべて20点以上とってて、どのセットもかなりの接戦なんですよね。特に第4セットは27−29とかなりもつれたし…。ここでとれないところが、日本とアメリカの差なんでしょうね。
アテネ五輪馬術の障害飛越個人で金メダルを獲得していたシアン・オコーナー選手(アイルランド)が、ドーピング違反によりメダルを剥奪されることになりました。これによって、銀だったロドリゴ・ペソア選手(ブラジル)が、金メダルに繰り上がります。
最初にこのニュースを知ったとき、「馬術でドーピングなんかして、効果があるのかなー」と思ったのですが、よくよく確認してみれば、本人ではなく乗っていた「馬」の違反なのだとか。そこまでやるんか〜と感心してしまいました。障害飛越は、特に馬の馬力を必要とする種目なので、こういうことも起こってしまうんでしょうねー。

7月2日
バレーボール女子のワールドグランプリ韓国大会第2日、日本は韓国に3−0のストレート勝ちを収めました。1セット目、最初は16−8と韓国を圧倒しましたが、そこから追いつかれて、ついには20−21と逆転されてしまいます。が、ここで踏ん張ってこのセットをものにすると、2、3セット目もとって、結果的にはストレート。日本で行われた試合同様の結果となりました。
韓国は、世代交代がうまくいってないのかなー。でも、この問題は、韓国に限ったことじゃないですよね。それが、日本の場合はベテラン、中堅、若手とバランス良く揃ってて、そのへんがいいところじゃないかと思ったりしますね。
柔道女子の日本代表8選手が、合宿のためスペインへ出発しました。谷亮子選手に代わって代表入りした北田佳世選手も、いい表情をしていたとか。4月の全日本体重別では、「谷選手に勝ちたい」とかなり気合いが入っていたにもかかわらず、敗れてしまいましたからねー。ようやく巡ってきた世界と戦えるチャンスを、ぜひ生かしてほしいものです。
また、男子の鈴木桂治選手と高井洋平選手も同様に、フランスとスペインでの合宿へ出発しました。念願の100kg級で世界へ挑む鈴木選手ですが、手術の影響はそろそろ脱しているでしょうか。全日本選手権には、意地で間に合わせたという感じでしたが、世界選手権へは完璧な状態で臨んでほしいですからねー。

7月1日
バレーボール女子のワールドグランプリ韓国大会第1日、予選ラウンドD組の日本はドミニカ共和国に3−0で勝って、通算成績を3勝1敗としました。第1セットを逆転でものにし、第2、第3セットも続けてとってストレート勝ち。勝つべきときにしっかり勝った…という印象ですね。2日は、韓国と対戦することになっています。

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