2002年のトピックス           10 11 12

2月28日
フィギュアのペアで、抗議の結果金メダルとなったカナダ組が、長野での世界選手権を欠場するそうです。私としてはあの曖昧なオリンピックの決着を、ぜひつけてほしかったところですが…。他のメダリストたちは、ちゃんと来てくれるんでしょうか?

2月26日
次回トリノ五輪での、ショートトラック廃止案が浮上しているそうです。今回あれだけ問題が噴出したことで、IOC内に「不要論」が巻き起こっているとか…。IOCのロゲ会長は、ショートトラックの存続を明言していますが、8月のIOC総会で正式種目からの除外が検討されるのはすでに決まっているようで、ショートトラック危うし!です。今回の審判の判定について、抗議がいっさい受け付けられなかったことから、IOCなんて人種的偏見の固まり、なんて思っていたのですが、実は内部ではけっこう問題になっていたんですね。しかも、それだけゴタゴタが続いているにもかかわらず、ビデオ導入など新しい方法をまったく受け入れようとしないところにも原因はありそうです。審判が自らの首を絞めたって感じもします。ただ、日本選手のためには、よりクリーンに競技が行える方法を取り入れて、存続させていってほしいんですけどねー。

2月25日
ミューレック選手のメダル剥奪が決まったようです。ドーピングによる失格は…やはりあまり後味のいいものではありませんね。ただ、50kmで7位だった今井選手が、ひとつ繰り上がって6位となったのは、よかったといっていいんじゃないんでしょうか。(追記:ミューレック選手と同様の理由で、女子のラズティナ選手、ダニロワ選手[ともにロシア]の2人も失格となりました。メダリストの大量失格で、波紋が広がりそうです)

2月24日
クロスカントリー3冠のスペイン、ミューレック選手の尿から、禁止物質のエリスロポエチンに似た物質が検出されたそうです。審議の結果によっては金メダルのはく奪もありえるらしく、最後に来て大物がひっかかった…という感じがします。とにかく、早く白黒はっきりつけてほしいですね。

2月23日
ショートトラックの失格判定をめぐって、韓国はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に抗告申し立てをしていましたが、完全に棄却されてしまったようです。「不正があるなら証拠を提出しろ」と請求されたもよう。カナダの抗議は受け入れても、アジアの国の抗議はどうでもいいんですね…きっと。

2月22日
フィギュアのプルシェンコ選手が、インフルエンザのためエキシビションを待たずして帰国してしまったとか。エキシビに村主選手も出られる…と喜んだのもつかのま…。サービス精神満点の彼の演技を見たかったです。(追記:プルシェンコ選手、出てました。失礼しました! これからは不確かな情報を信じないようにします…)
ロシアがいくつかの競技における判定を不服として、ボイコットも辞さないという強い態度を示しました。クロスカントリーの「ヘモグロビン値による失格」で、堪忍袋の緒が切れたようです。韓国もショートトラックの判定では、強く抗議をしている様子。正直、日本もいっしょになって抗議をしたいぐらいですが、いったいどうなってしまうんでしょうか…。次のショートトラックの試合までに、なんとかいい方向に持っていってほしいのですが…。(おかしなことになったら、西谷選手がなんのために手術したかわかんなくなる!←西谷贔屓の私)

2月21日
ノルディック複合の個人スプリントに、小林範仁選手が出場することになりました。小林選手は若干19歳で、超注目株のようです。私もまだ競技をしているところを見たことがないので、どんな選手なのか楽しみです。
スケルトンの越選手は、来年の長野の世界選手権までは現役を続行するそうです。あと1年、納得のいく競技生活を続けてほしいですね。

2月19日
フィギュアスケートの採点方法が、大幅に改正されるようです。あの不正事件発覚を受けてのことですが…。大筋の案は示されたようですが、効果のほうはどうでしょう。少しでも公平になればと願ってます。

2月18日
ヤグディン選手引退表明は、まったく未確認の情報だったことが判明! 情報源のサイト(Number web)に再度アクセスしてみたら、跡形もなく書き換えられてました。出版社のサイトなんだから、そういいかげんな情報は載せてほしくないですよね。でも、ほっとしました(笑)。
清水宏保選手が帰国しました。これからじっくり腰の治療をして、4年計画でトリノを目指すとのこと。「五輪の借りは五輪で返す」と力強く語った清水選手。万全の状態で彼がリンクに戻ってくるのを、楽しみに待つことにしましょう。
ジャンプ団体のメンバーから、葛西選手が外れることになりました。ソルトレークに来てからかなり調子が悪そうだったので、大丈夫なのかな?と思っていたんですけど…。やはり復調はならなかったようです。

2月17日
フィギュア男子金メダルのヤグディン選手が、アマチュア引退(プロ転向)を表明したそうです…。がーーん。ただただショック。悲しいです…。
ショートトラック寺尾選手の失格は、反則した選手をまちがえたのでは…。日本チームは、ルール改正を提案する文書を国際スケート連盟に提出するようです。判定が覆ることはなくても、今後のためにビデオの導入などを求めていくとか。なんと、これまでビデオによる判定は、いっさいされていなかったんですね。今やいろんな競技でビデオを利用していると思うんですけどねー。なんだかそちらのほうに、びっくりしてしまいました。

2月16日
さんざん物議をかもしたペアの判定に、やっと決着がつきました。フランスの審判がロシアとの談合ありと証言したため、この審判の判定を無効とすることに…。その結果、2位のカナダペアも金ということになりました。とりあえずは一件落着といった格好ですが、なんだか後味の悪さが残ります。ペアの優勝候補がカナダとロシア、アイスダンスの優勝候補がカナダとフランス(とイタリア)ということで、ロシアとフランスが密約を行ったというわけですが…。正直、今までも納得のいかない採点は数々あったし、日本選手なんて談合がなくても不利な採点ばっかなんですけどね。とりあえず、悪しき慣習(なんて言っていいのかしら?)が白日のもとにさらされたことで、少しでも公正な採点をする方向に進んでいけばいいと思います。

2月15日
荒天のため順延となったノルディック複合団体は、ジャンプが第9日目(現地16日、日本時間は17日早朝)に、クロスカントリーはその翌日に行われることになりました。アテにならない民放キャスターの言葉を信じるなら、複合陣のジャンプの調子は上がっているそうなので、なんとかそれを維持しててほしいですね。

2月14日
フィギュアで惜しくも銀メダルとなったカナダペアですが、その判定を不服として、カナダ側が国際スケート連盟に提訴したそうです。実際そういう事実があったのか、結果がどうなるかは謎ですが、これをきっかけとして、審判がより公平なジャッジを心がけてくれたらいいと思います。本田選手はじめ日本人にとっては、追い風になるかも?

2月13日
ショートトラックの西谷選手の、5000mリレー予選への出場が決定しました! まさに、驚異の回復ぶりです。日本チームのメダルには彼の力が不可欠なだけに、本当にうれしいですねー。

2月12日
ジャンプの練習で、原田選手が130mを越える大ジャンプを披露! 調子の上昇はまちがいないようです。

2月11日
ショートトラックの個人種目のエントリーが発表されました。順調な回復をみせていた西谷岳文選手の出場が本決まりになり、一安心。あのダッシュ力は、どこまで回復しているでしょうか?

2月10日
今回惜しくも6位に終わった上村選手のコーチの談話に、「なるほど」と思うものがありました。「トータルでまとまっているが、一番がないのが長所で短所」とのこと。たしかに、里谷選手のスピードのようになにかひとつ絶対的なものがあれば、もっと楽に試合に臨めるのかも。

2月9日
翌日に競技を控えた選手たちが、入念に最後の調整を行いました。期待のかかるモーグル勢は、2回のエアの構成も決めた様子。予選は、もうまもなく開始です!

2月8日
フィギュアスケートの本田武史選手が、ソルトレーク入り後の初練習を行いました。昨年末からの国際大会では、心配になってしまうような出来が続いていた本田選手でしたが、調子は上向きのようで4回転や3回転半のジャンプもミスなく決めていたとか。調子の維持を望みます!

2月7日
ジャンプの公開練習が行われ、原田選手らが元気な姿を見せてくれました。宮平選手も大丈夫そうで一安心。なんでもソルトレークは高地にあるぶん、空気抵抗が少なくて体重のない日本人には有利だとか。そういえば、この地で開かれたW杯の団体では優勝してるんですよね。とにかく、なんでもいいから希望にすがりたい…。
ノルディック複合の公開練習では、高橋選手がK点越えジャンプを連発! このまま好調を維持してってほしいですね。

2月6日
スキージャンプの宮平秀治選手に骨折の疑いがあるそうです。4日の練習中に、腰を打ったことが原因らしいのですが…。どの程度のケガなのか心配されるところです。しかし、代表が5人の日本は宮平選手が欠けたとしたら、ギリギリ4人になってしまうんですよね。調子悪くても使わなきゃいけないし、万が一もうひとり故障者が出たら、団体に出場できなくなってしまう…。大丈夫かな…。
ソルトレークで調整する選手の様子も、続々伝えられるようになってきました。今日はモーグルの公開練習の風景が放送されていましたね。「エアが課題」と常々話している里谷選手の練習の成果なども、充分見ることができました。しかし、技3つのエアはトリプルだけど、4つはなんていうんでしょう…。やっぱり「クワドラプル」?(追記:里谷選手の練習していた技は「クワッドツイスター」だそうです)

2月5日
モーグルの上村、里谷両選手と複合の荻原、高橋選手らがソルトレークシティー入りしました。ジャンプやスケルトン、ボブスレーなどの面々も日本を出発し、日本選手団もほぼ現地に揃ったようです。開幕までまさに秒読み、といった雰囲気ですね。
なんとあのサラエボが、2010年の冬季大会開催地に立候補したとか。1984年開催時の施設はめちゃくちゃのはずですが、そのあたりは大丈夫なのでしょうか?

2月4日
8日の開会式に向けて、聖火がいよいよユタ州に入りました。ここまでくると、本当に目前に迫ったんだなーと、実感させられますね。
前日に続いて行われたスピードスケートの記録会で、清水宏保選手が今季世界2位の34秒64をたたきだしました。シーズン前半は腰痛で苦しみ、ほとんどレースらしいレースをしていない同選手だけに、どこまでやれるか疑問が残っていましたが、これで不安は完全に取り除けたのではないでしょうか。しかし、この調整力には改めて脱帽です。また、女子では岡崎朋美選手も好タイムで3位に入りました。こちらも、故障から復活しギリギリで代表入りを決めたとは思えない仕上がり。両選手とも調子が上昇カーブを描いているだけに、本番での活躍が楽しみになってきました。

2月3日
現地でスピードスケートの記録会が行われ、日本選手も数人が出場しました。男子500mで、武田豊樹選手は34秒台のタイムで2位、しかし堀井学選手のほうは35秒台半ばともうひとつの調子で7位にとどまりました。前回悔しい思いをしている堀井選手だけに、今度こそ力を出し切った滑りをしてほしいところですが…。

2月2日
ソルトレークシティー五輪日本選手団の結団式が行われました。すでに現地へ出発している選手や関係者も多いため、出席したのはジャンプやフィギュアスケートなどの60人ほど。主将の原田選手が力強く決意を述べ、最後に「世界平和に貢献できるよう…」(だったかな…?)としめくくりました。また、壮行会には小泉首相も出席して、エールを送っていました。
ショートトラックの西谷選手が、カルガリーでの競技会に出場。こわごわ…といった感じの滑り出しでしたが、それでも1か月前に骨折したとは思えないほど元気な姿を見せてくれました。11日までに出場するか否かの判断をするそうですが、なんとかなりそう?

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