2002年のトピックス           10 11 12

12月29日
ジャンプのW杯は、これから「ジャンプ週間」に入ります。たてつづけに試合が続くわけですけど、ここらで日本勢の奮起を…と願うのは、やっぱりちょっと無理があるのかなあ…。第1戦の結果は、宮平選手の16位が最高。葛西選手は21位、船木選手は23位でした。船木選手、せっかく先週5位に入って「行けるかな〜?」と期待させてくれたんですけど、またいつもの順位に戻っちゃいましたね。気を取り直して、第2戦を待ちたいです。

12月26日
スピードスケートの全日本スプリント選手権で、清水宏保選手が完全優勝を果たしました。これは、2日間で500mと1000mを2回ずつ、計4回滑るんですけど、清水選手はそのすべてで1位。国内では敵なし、と改めて実感しましたねー。ただ、正直なところ「敵」も出てきてもらわないと困るんですけど…。また女子は、外ノ池亜希選手が優勝、2位に大菅小百合選手が入っています。

12月22日
フィギュアスケートの全日本選手権、男子は本田武史選手、女子は村主章枝選手が優勝しました。生観戦してきましたが、とにかくめちゃ満足度の高い内容でした。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
ジャンプのW杯第8戦、船木選手にようやく復調のきざしが見えてきました。1回目130m、2回目125mで5位。もちろん、日本選手の今季最高順位です。あともう一歩…なんですけどねー。ただ、ほかの日本勢はあいかわらず悪し…て感じ。葛西選手は17位、宮平秀治選手と山田大起選手は2回目にも進めませんでした。 
スノーボードハーフパイプのW杯で、男子の成田童夢選手、女子の山岡聡子選手がともに8位に入りました。

12月21日
ジャンプW杯第7戦、日本勢の最高は宮平選手の10位でした。葛西選手は20位、船木選手は24位。山田選手は2回目に進めず、でした。
クロスカントリーのW杯、ダブル追い抜き(クラシカル、フリーの各走法を続けて走るんだそうです。初めて聞いたわー)の男子20kmで今井博幸選手は29位、神津正昭選手は33位でした。今井選手、もっと長い距離だといいとこまで行くんですけどねー。なお、女子10kmは横山寿美子選手が15位に入っています。

12月20日
モーグルのW杯で、上村愛子選手が今季最高の7位に入りました。最近予選落ちの続いていた上村選手ですけど、別に絶不調…とかではないみたい。里谷選手は決勝に進めませんでしたけど…。でも、彼女たちの滑りが見られるのは、いったいいつ? 五輪シーズンじゃないと、有名人のお2人さんでも、見られる機会は少ないですよねー。
クロスカントリーのW杯、スプリントで、この種目を得意とする夏見円選手が10位に入りました。これは、自己最高タイの成績だそうで…。一桁順位は、すぐそこに見えてます。
バイアスロン女子7.5kmでは、田中珠美選手が16位に。この競技で16位はかなりの好成績。願わくば、これを持続させてほしいんですけどねー。
青森冬季アジア大会のアルペン代表が決まりました。木村公宣選手の名前を見て、「まだ現役でがんばってくれてるんだー」と、ちょっとうれしくなりましたね。代表選手は以下のとおりです。男子…木村公宣、横田昇平、梶悠亮、大瀧徹也、工藤昌巳。女子…湯本浩美、滝下樹理、梅原玲奈、武田千夏。

12月15日
スノーボードのW杯男子ハーフパイプで、成田童夢選手が初優勝を飾りました。またスノーボードで知らない名前がでてきた(笑)。ただ、スノーボードの場合、レベルの高いプロの選手は、ふだんはW杯とか出ないらしいんですね(以前、五輪中継のときに聞いたよーな…)。だからW杯優勝→即世界のトップ、とまではいかないみたいだけど。実際、この優勝って五輪だと何位ぐらいのレベルになるんでしょうか?
クロスカントリーW杯のスプリントで夏見円選手が14位に入りました。彼女は短い距離が得意らしく、五輪でも同種目で12位になっています。やっぱりこの競技も、スピードスケートみたいに距離のスペシャリストが求められる時代になっていくのかなあ…。
お次はジャンプのW杯。日本勢、あいかわらず浮上の気配なしって感じです。最高が葛西選手の19位、続いて宮平選手の20位。原田選手、船木選手、吉岡選手は2回目にも進めませんでした。なんか最近、ジャンプの結果書いてると悲しくなってきますわ。
スピードスケートのW杯短距離、こちらは日本勢がさすがの成績です。男子500mで川田知範選手が3位と、W杯初の表彰台に上がりました。ただ、開幕からなかなか好調だった清水選手は15位。ここへきて、ちょっと疲れもでてきたでしょうか? 腰も完治したわけじゃないし、気にかかるところです。また女子は、500mで大菅選手が、1000mでは外ノ池選手がともに4位に入りました。

12月14日
フィギュアのジュニアグランプリファイナルで、安藤美姫選手が女子で史上初の4回転ジャンプを成功させました! しかも種類は一番簡単なトウループじゃなくてサルコウ(なぜか、トウループが苦手らしい)。あの本田選手が、今シーズンやっと競技会で降りられたジャンプなんですから…。先日のNHK杯のエキシビションで成功させていたのは知ってたので、たぶんここで挑戦するだろうなとは思っていましたが、もうお見事!としか言いようがないです。NHKのサンデースポーツなら、映像つきで取り上げてくれるでしょうか? 絶対に見よっと! 順位のほうは、ショートでの失敗がたたって5位→3位に上げるにとどまりましたが、この快挙には優勝以上の価値がありますよね。そして、優勝はやはり日本の太田由希奈選手。こちらもショート3位からの逆転優勝で、日本人が表彰台の1、3番目を占めることになりました。
スピードスケートのW杯、男子500mで加藤条治選手が2位、清水宏保選手3位、川田知範選手4位となりました。優勝は開幕から負けなしのウォザースプーン選手。彼を止めるには…やはり清水選手の完全復活を待つしかないのでしょうか? 女子500mは、大菅小百合選手の4位が最高。1000mでは、外ノ池亜希選手が2位に入っています。
ノルディック複合のW杯、日本勢のトップは高橋大斗選手の20位でした。先シーズンはいきなり、世界が見えるところへと躍り出た高橋選手でしたが、今シーズンは開幕から絶不調…。調子ははたして取り戻せるのでしょうか?
クロスカントリーのほうも、日本勢精彩なし、といった感じです。女子15キロは横山寿美子選手の32位が、男子30キロでは神津正昭選手の33位が日本人の最高。ときたまベスト10に入って「上昇のきざしが?」と喜ばせてはくれるのですが、それが継続しないところが「う〜ん」って感じです。まあ、気長に見守ることにしましょう。

12月9日
ジャンプW杯個人第4戦、日本人トップはまたもや葛西紀明選手でした。成績のほうも9位と、ようやくトップ10に入ってきましたねー。あともう一歩(か二歩)って感じです。
ショートトラックのW杯第4戦最終日、この日行われた男女の1000mで、寺尾悟選手、勅使川原郁恵選手、小沢美夏選手はいずれも準々決勝で敗退。表彰台への道のりは遠そうです。

12月8日
スピードスケートのW杯長野大会、女子500mで大菅小百合選手がようやく本領を発揮してくれました。国内最高記録をたたき出してのW杯初優勝! スポーツニュースに出演していたのを見たのですが、本当にいい笑顔でした。男子500mの清水宏保選手は、前日に続いての2位。が、ご本人に言わせれば「こんなに練習しないで勝ってしまったら申し訳ない」(だったかな?)だそうですから、まだまだこれからといったところなんでしょう。腰も昨年に比べたら全然マシみたいだし。この分なら、今季初勝利もそう遠いことではないかも。
ジャンプW杯個人第3戦、日本勢の最高は葛西紀明選手の11位でした。宮平秀治選手は13位、船木和喜選手は24位。せめて、もうちょっと上に行ってほしいのですが…。
ノルディック複合のW杯、7日に行われた個人で高橋大斗選手は16位でゴール。前日のジャンプで13位だったので苦しいだろうなあ…と思っていたのですが、やっぱり順位を落としてしまいました。でも、3つしか落ちなかったのは好材料かな。このあたりの位置って、クロスカントリーが弱いとあっというまに10人ぐらいに抜かれちゃいますからねー。また、翌8日の個人スプリントでは、ジャンプ20位、最終順位も20位という結果でした。お願いだから、前半のジャンプでせめてベスト10に入っててくれーって感じです。
スノーボードのW杯、男子ハーフパイプ第2戦で村上史行選手が自己最高の7位に入りました。この競技といえば、ソルトレークで有名になった中井孝治選手以外ほとんど知らない私(^^;)。でも、女子もそうだけど、いろんな選手がいるんですよねー(ほとんどシロートな感想ですみません〜)。
モーグルのW杯第2戦で、里谷多英選手は決勝で12位、上村愛子選手は予選落ちとなりました。まあ、里谷選手のことだから、きっと難度の高い技を試したりしてるんでしょう。上村選手については、ちょっとわからないですけど…。一度、ちゃんとした映像で演技を見てみたいです。男子では下山研朗選手の9位が最高でした。
ショートトラックのW杯第4戦、日本勢はあいかわらず結果を出せていません。男子500mでエース西谷岳文選手は準々決勝で敗退。女子500mの勅使川原郁恵選手も同じく準々決勝で敗れてしまいました。だれか決勝まで行ってくれ〜と切に望みます。
バイアスロンのW杯男子30kmリレーで、日本は17位でした。リレーで17位って、かなり「うーん」な成績ですよねー。やっぱ、この競技に日本人は決定的に向いてないんでしょうか?

12月7日
スピードスケートは中長距離に続いて短距離でもW杯が開幕。長野で第1戦が行われました。女子500mでは新谷志保美選手が見事に優勝! なんと、五輪金メダリストで絶対本命のルメイ・ドーン選手を抑えての勝利でした。新谷(「しんや」と読むんだそうです)選手、正直、今まで名前も知らなかった(^^;)ぐらいで、五輪代表でもなかったし…。それがいきなりのW杯初優勝ですから、本当にびっくりです。とりあえず、次のレースにも注目したいですねー。また、1000mでは外ノ池亜希選手が2位に入りました。男子500mは、ウォザースプーン選手が優勝。五輪では本命視されながらスタート直後につまづいて涙をのみましたが、プレッシャーさえなければやはり強い選手です。清水宏保選手は2位、3位には弱冠17歳の加藤条治選手が入って大器ぶりを見せつけました。
スキークロスカントリーのW杯・男子15kmフリーで、堀米光男選手が9位に入りました。昨年の五輪では今井選手が50kmで6位に入賞してるし、地味ながらも着実に進歩してる競技です。でも、表彰台まではまだもう少しかかりそうかなあ…。
ノルディック複合のW杯第3戦、前半のジャンプで高橋大斗は13位につけました。後半の距離が苦手の高橋選手にとっては苦しいスタート。とにかくこの複合、だれか出てきてくれ〜って感じなんですけどねー。

12月6日
アルペン以外の、冬季アジア大会代表37人が決まりました。ジャンプはエース船木和喜選手や原田雅彦選手、モーグルは里谷多英選手、上村愛子選手…というように、本当に日本のトップが出場するみたいです。勝負のゆくえはともかくとして、このメンバーならやはり、注目しないわけにはいかないですよね。

12月3日
スノーボードのW杯、女子ハーフパイプで山岡聡子選手が見事に優勝しました〜! が、スノーボードなんてオリンピックでもなけりゃ見ない(^^;)私にとって、完全に「山岡さんってだれ?」の世界。で、詳しいニュースを見てみると現在28歳の方で、ベテラン選手?と思いきや、競技を始めたのはわずか4年前ということなんですよね。遊びでスノーボードを始めたときは、すでに20代半ば。普通だったら年齢を考えてしまうと思うんですけど、なんと会社までやめて競技者生活をするようになったとか。そして、昨年全日本で優勝。今季から本格的にW杯参戦しているんだそうです。うーん、人間、やっぱ「やる気」やなーと、ちょっと感動してしまったのでした。「五輪でメダルをとることが目標」だそうですが、年齢はいってても競技歴は浅いだけに、まだまだ伸びる余地は充分にありそうです。今後、注目していきたいですねー。
青森冬季アジア大会のバイアスロン代表の一部が発表されました。今回選出されたのは代表枠各6名のうち、男子2名、女子1名。残りはW杯の成績で決めるそうです。選手名は次のとおり。男子…菅恭司、井佐英徳。女子…田中珠美。
先日、青森アジア冬季大会のショートトラック会場で、氷に異物が混じって競技中止という事態が起こりましたが、その原因がようやく判明しました。水に溶け込んだケイ酸の結晶化…なんだそうです。化学があまり(かなり?)得意でない私には、それがどーゆーもんなのか全然わかんないんですけど、とりあえずは判明して良かった!ということで…。しかし、本当にショートトラックって、目に見えないような異物でも影響するぐらい、繊細な競技なんですねー。

12月2日
青森冬季アジア大会のエントリーが締め切られました。締め切り直前の11月30日、ネパールから正式な参加申請が届き、最終的に参加国と地域は17、選手、役員数は1175人となりました。選手と役員数では過去最多となるそうですが、果たしてどのくらい盛り上がるのか…。日本からは、いったいどんな選手が出ることになるんでしょうねー。

12月1日
フリースタイルスキーのモーグルもいよいよ幕開け。フランス・ティーニュで行われたW杯第1戦で、里谷多英選手が4位に入りました。どんな滑りをしてくれたのかはわからないんですが、シーズン最初の試合としては上々の滑り出しといっていいんじゃないでしょうか? 一方、上村愛子選手は残念ながら決勝に進めず。まあ、焦る時期ではないし、徐々に調子を上げてってくれればと思います。ちなみに男子は、下山研朗選手の8位が最高でした。
スピードスケートの浅間選抜競技会最終日、男子1000mで清水宏保選手が前日の500mに続く勝利を収めました。先週の真駒内では後半失速して7位。まだまだ腰は万全じゃないのかなーと思ってたんですけど、わずか1週間で国内トップにまで持ってきてしまいました。もう、さすがとしか言いようがないですねー。腰は完治しているわけではないそうですけど、それでも五輪当時よりは良くなってるんでしょう。W杯も前半から楽しみにできそうです。また、代表入りは難しいかなーと見られていた岡崎朋美選手ですが、1000mで3位に入って見事代表の座を射止めました。さすが、ここ一番は強い選手ですね。ちなみに代表選手は次の通りです。
男子…清水宏保(NEC)、川田知範(日体大)、加藤条治(山形中央高)、清水亮平(吉田産業)、鈴木暢(日大)、中嶋敬春(日体大・長野のみ)、小原唯志(明大)
女子…渡辺ゆかり、岡崎朋美、清水知美(いずれも富士急)、大菅小百合(三協精機)、外ノ池亜希(アルピコ)、新谷志保美(竹村製作所)
アメリカはユタ州で行われたスケルトンのW杯で、越和宏選手が3位に入りました。ソルトレークでは思うような成績はあげられなかった越選手、今シーズンの活躍はいかに? しかし、年齢を感じさせない活躍には頭が下がりますねー。 
ジャンプ のW杯第2戦は、日本勢いずれも今ひとつ。船木選手が10位に入ったのが最高で、葛西紀明選手は22位、宮平秀治選手と高野鉄平選手は2回目に進めませんでした。前日は「少しは良くなったかな?」と思わせてくれたんですけど、うーん、やっぱりまだまだ道は険しい…のかな?
ショートトラックのW杯第3戦、西谷岳文選手は男子500mで決勝まで進んだものの、残念ながら失格となってしまいました。五輪は直前のまさかの骨折で残念な結果となりましたが、今回得意の500mで決勝まで進めたということは、ある程度力は戻っているとみていいんでしょうか? 正直この競技、今の日本勢で世界と戦えるのは西谷選手だけなんですよね。なんとか全盛期のロケットスタートが戻っていてほしいです。

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