2002年のトピックス           10 11 12

10月30日
ノルディック複合の新エース・高橋大斗選手が、卒業後、土屋ホームへ入社することになりました。ここは、葛西紀明選手らが所属するチーム。旧マイカルの廃部を受けて発足し、選手育成にとても協力的だと聞いています。複合の選手が入部するのは初めてだということですが、高橋選手にとっていい環境であるのはまちがいないんじゃないでしょうか。
おなじくノルディックスキーのクラブについて。デサント・スキー部の、今季限りでの廃部が決まってしまいました。ここは、以前船木選手がいたし、現在も全日本コーチの八木弘和さんが監督をされているところなのですが…。経費節減とはいえ、厳しさをひしひしと感じさせられますねー。ただ、八木さん自身が新会社を設立し、選手はそちらで競技を続けられる…ということで、少しはほっとした点もあります。今後はどこのチームでも、監督や選手が個人個人で「お金」の問題と向き合う必要がありそうですね。

10月27日
フィギュアのスケートアメリカ、女子シングルフリーで中野友加里選手が見事にトリプルアクセルを決めてくれました! NHKのスポーツニュースでは映像も見られたそうなんですが、残念ながら外出していてかなわず…。見たかったです。でも、せっかく3回転半を決めても、フリー6位でトータル7位。このへんが、「名前がものをいう」フィギュアなんですよねー。それでも国際舞台での成功は、日本のローカル大会とは比べ物にならないですから、これからは少しずつ上に上がっていけるんじゃないかと思います。ちなみに優勝は、やはりミシェル・クワン選手でした。だけど、彼女より中野選手の技術点のほうが下っていうのは、やだなあ…。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
スピードスケートの全日本距離別選手権はこの日が最終日。女子500mで、先日のアジア大会自転車銀の大菅小百合選手が、2連覇を果たしました。ちがう競技を経験した彼女が今シーズンどんなレースを見せてくれるか、私としてもかなり楽しみだったのですが、まずは堂々の優勝です。スケート練習に入るのが遅れたのも、そう影響はなかったみたいですねー。また、2位は岡崎朋美選手で、前日5位からの逆転でした。あいかわらずの勝負強さに脱帽です。

10月26日
フィギュアのスケートアメリカ、2日目に行われたペアフリーで、川口悠子/アレクサンドル・マルクンツォフ組が5位に入りました。昨シーズン終了後、いったんはペアを解消したらしいのですが、すぐに再結成。言葉がちがうと大変だとは思いますが、せっかく新たにペアを組んだんだから、今シーズンもがんばってほしいですね。日本は、シングルのレベルは高いのですが(アメリカとロシアの争いに割って入れるのって、日本だけ)、ペアやダンスはほとんど「不毛地帯」って感じなんですよね。もうちょっとなんとかならないかなーと思うのですが…。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
そのスケートアメリカで、大きな話題となっているのが新採点方式。ソルトレークでのゴタゴタの結果、今回から新しい方法を試験的に実施しているのですが、それがさんざんな評判のようです。アメリカの新聞は「採点できないような無意味なシステム。困惑する」と酷評したとか。ここで詳しく説明するにはちょっとスペースが足りないのですが、どの審判がどの点をつけたかわからないようになっているため、はっきりいってめちゃくちゃ不透明な感じです。こんなんで、本当に公正な採点がなされるのかどうか、はなはだ疑問。早く別の方法を試してくれることを願いますわ。
スピードスケートも開幕です。全日本距離別選手権が始まりました。第1日に行われたは女子3000メートルでは、日本記録保持者の田畑真紀選手が妹尾栄里子選手に敗れるという波乱もあったりして、五輪後の勢力図の変化が注目されるところです。

10月25日
フィギュアスケートも、いよいよシーズン到来。今季のグランプリシリーズの幕開けを告げる、スケートアメリカが始まりました。この日は女子シングルのショートプログラムなどが行われましたが、日本の中野友加里選手は8位と、少々出遅れる形となってしまいました。コンビネーションジャンプでのミス(3回転が入らなかった)が、響きましたね。先日、「トリプルアクセルを決めた」と、話題になった選手だけに、ショートはノーミスで乗り切って、フリーに臨んでほしかったのですが…。フリーでの巻き返しを願いたいです。ちなみに、トップはミシェル・クワン選手。昨シーズン、「もうピークは過ぎたかなー」という感を強くした彼女ですが、滑り出しはとりあえず順調?なんでしょうか。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。

10月23日
先日お伝えしたばかりの「青森冬季アジア大会」。日本スケート連盟によれば、「各部門とも一線級選手を派遣する」とのことです。代表枠はスピードスケート20人、ショートトラックが10人、フィギュアが12人ですが、スケートは中国や韓国がかなり強いし、下手にレベルの落ちる選手を出したりすると、メダルも危なくなるでしょうね。特にショートトラックなんて、韓国や中国がトップ選手出してきたら勝ち目はほとんどないですからねー。

10月21日
スピードスケートの清水宏保選手が、26、27日の全日本距離別選手権を欠場することになりました。原因は腰痛…と聞いて、「もしかして、まだ治ってなかったんかな」と一瞬不安になったのですが(五輪のときは悲壮感漂ってましたからねー)、そういうことでもないみたい。「順調に回復してきたが、ここにきて違和感が出た」んだそうです。まあ、大事をとっての欠場ということでしょうか。ただ、全日本距離別選手権はW杯の選考レース、っていう意味合いもあるので、できれば出ておきたかったんじゃないかなー。選考レースとしてはまだ真駒内選抜、浅間選抜も残ってるので、どちらかには絶対に出てくるでしょうけど。

10月20日
いつのまにか、ショートトラックのW杯なんてのが韓国で行われてました。本当に冬のシーズンになったのね…って、毎日書いてるような気がしないでもないけど、そんな感じです。さて、ここで唯一3位以内に入ったのが、男子5000mリレー。ソルトレークでは「リレーでもメダルは遠い」と思い知らされただけに、まずまずのスタートといったところでしょうか。ただし、レース展開とかが全然わからないので、断言はできないですけど(どこかの国が転んだために、日本が3位になれた、っていうんだったらヤだなー)。
釜山アジア大会が終わったと思ったら、もうすぐ(来年2月)「青森アジア冬季競技大会」も開かれるんですよね。20日には、大会のメダルが公開されたらしいです。…が、正直、私がいくらアマチュアスポーツ好きで、アジア大会まで注目する珍しい人間であっても、さすがに過去の「冬季アジア大会」の記憶って、ないです…。競技が成立するぐらい、参加する国があるのだろーか?
まずスキーですけど、オリンピックで日本以外のアジアの参加国って、韓国ぐらいしか覚えがないんですよね。韓国ならジャンプの団体にも出てたし、アルペンとかでも見たことあるような気がする…。めっちゃ不確かですけど(^^;)。
次にスケート。これも韓国はけっこう強いですよね。ショートトラックはいうに及ばず、ロングトラックでもそこそこ実績あるし。弱いけど、フィギュアにも出てたし。まあ、フィギュアならむしろ中国でしょうか。ペアでは五輪メダリストを輩出した強国(かなり「雑伎団」入ってますけど)だし、男子シングルの選手は機械みたいにジャンプ決めてくるし…。あ、ショートトラックも中国は強かったんだった。あと、ウズベキスタンとかの旧ソ連の国々も、けっこうフィギュアはがんばってますよね。
だけど、それ以外の競技って…。ボブスレーとかリュージュなんて、日本以外に選手がいるとは思えない!ってんで、公式サイトを見に行ってみたら、なんのことはない、実施競技に入ってませんでした。そりゃ、そうだろうなー。
今、特集を組むかどうか迷ってます。けど、数カ国しか参加がないなかで「日本、連日のメダル獲得!」なんてやっても、かなりむなしい気もするんですよねー。たぶん、この欄でちょこっと触れるだけになってしまいそうです。

10月6日
フィギュアスケートの中部選手権で、17歳の中野友加里選手が優勝しました。あの恩田美栄選手を逆転しての優勝。しかも、その恩田選手がどうしても降りられなかったトリプルアクセルを成功させての逆転勝ちです。彼女は、恩田選手と同じく山田コーチの門下生であり、伊藤みどりさんの後輩ということになります。今シーズンから本格的にシニアの試合に参戦するそうですが、さい先良いスタートを切った、って感じですね。でも、できればどっかのスポーツニュースで、映像を見せてほしいんですけどねー。完成度がどれぐらいのものか、見てみたいです。

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