2002年のトピックス           10 11 12

11月30日
スピードスケートの浅間選抜競技会が開幕しました。男子500mでは清水宏保選手が貫禄勝ち。真駒内選抜に続いての勝利で、W杯代表を確実にしました。また、女子500mでは、渡辺ゆかり選手が同走の大菅小百合選手に競り勝って、こちらも真駒内から二連勝。ソルトレークではまだあどけなさも残る雰囲気で、「これから」の選手といった印象だったんですけど、この1年で大きく成長したみたいですねー。スピードスケートって、五輪でもないとあまりお目にかかれないですけど、そのうち機会があれば成長ぶりを見てみたいです。
スキー・ジャンプのW杯個人第1戦ラージヒル、船木和喜選手は11位でした。ただ、1回目は2位。2回目は転倒して順位を下げたものの、そこそこ飛んでるんですよね。決して悪い出だしではないのでは? また、葛西紀明選手は12位、宮平秀治選手は17位でした。

11月29日
ノルディック複合のW杯第1戦・個人スプリントで、森敏選手が7位に入りました。荻原選手の引退でこれからは高橋大斗選手の時代か…と思いきや、当の高橋選手は21位とふるわず。逆にベテランの森選手が予想以上の健闘を見せてくれました。森選手はジャンプは得意なのですが、走るほうが弱くて、前半好位置につけていても結局落ちてしまうのが常だったんですよね。でも、今回はなんとか踏みとどまってくれたようで…。これから走力をつけるのは難しいかもしれませんが、なんとか少しでも上を目指してほしいですねー。

11月28日
というわけで、フィギュアスケートのNHK杯が始まりました。初日の28日にはアイスダンス規定とペアのショートプログラムが行われ、ダンスでは世界チャンピオンのロバチェワ/アベルブフ組(ロシア)が、ペアは申雪/趙宏博組がそれゾれトップに経っています。とりあえず、7日の放送を楽しみに待つことにしますわ。

11月24日
テレビ中継のあったスケートカナダのことばっか考えてて、今実際に行われてるロシアカップのことをコロッと忘れてました(^^;)。おととい、女子シングルのショートで荒川静香選手が失敗して7位発進、と書きましたが、荒川選手、フリーではかなりいい演技をしたみたいです。フリーだけでは4位、総合で5位に入りました。ショートでもう少しいい出来だったら、表彰台も狙えたかもしれないのに…。惜しいです。さてさて優勝は、だれも予想しなかった…というより、フィギュアファン以外ではだれも名前知らないだろう(笑)、ロシアのボルチコワ選手。地力はあるのに、いつも失敗の連続で点が出ない…という選手なんですけど、いったい何が起こったのか、ほとんどミスなしで滑ったらしくて見事に優勝してしまいました。大本命と見られていた世界チャンピオンのスルツカヤ選手は、派手に転んでしまったみたいでまさかの3位。やっぱ、フィギュアって終わってみるまでわからないもんですね(フィギュアだけに限らないけど)。
男子のほうは、順当に五輪2位のプルシェンコ選手が優勝しました。4回転トウループ−3回転トウループ−3回転ループ、などという、おっそろしいコンビネーション決めたそうで、テレビ中継が待ち遠しくなってきましたね。日本の中庭健介選手は、ショート8位、フリー7位、総合で8位という結果でした。ただ、スケートアメリカで11位(悲しいことに最下位)だったことを思えば、下に3人もいるだけ良かったなーと…。本田選手に続く選手はおらんのかい!って感じですけどね。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
青森冬季アジア大会のリハーサル大会で、とんだアクシデントが発生してしまいました。ショートトラックのアジア選手権の最終日は、なんと氷に異物が混ざっていたため中止に…。数日前の練習の時点で、「肉眼では見えないようなほこりか何かが、氷に含まれている」と選手側から指摘が出ていたそうで、いろいろ対策は講じたようですが、結局は解決せず中止という事態になってしまいました。こんなことで本番のアジア大会は大丈夫なのか、ちょっと心配になる出来事です。
スピードスケートの真駒内選抜競技大会。これが今季初の試合となる清水宏保選手ですが、前日の500mでは1位、この日の1000mでは7位と、万全とはいかないながらもまずまずの出足となったようです。先シーズンは腰の痛みにさんざん苦しめられた清水選手、その回復具合はW杯でわかるでしょうか。ちなみに、男子1000m優勝は中嶋敬春選手、女子1000mは外ノ池亜希選手。自転車挑戦で話題になった大菅小百合選手は3位でした。
スピードスケートは国内だけじゃなくて、もちろんW杯も始まってます。ただ、今までここに書けるような好成績がないだけで(フィギュアは、ボロボロの成績でも書いてるんですけどね)。第3戦のオランダ・ヘーレンフェイン大会女子5000mでは、日本選手最高で田畑真紀選手の12位。妹尾栄里子選手14位、根本奈美選手15位という結果でした。中長距離はやっぱりつらいのかなあ…。
ついでに(といっては失礼ですが)、ノルディックスキークロスカントリーのW杯、女子5キロフリーで横山寿美子選手が10位に入りました。こちらの10位はかなりの好成績。まあ、上位選手の参加状況がまったくわからないので断言はできないですけど、それでも五輪では良くて20位台…という日本女子選手の成績からすれば上々でしょう。五輪で入賞を果たした男子の今井選手に続け!という感じですねー。

11月22日
週末がやってまいりました。今週もひきつづき、フィギュアのグランプリシリーズが行われてます(今回はロシア)。女子シングルはショートが終わって、日本の荒川静香選手は11人中7位につけました。荒川選手っていいものは持ってて4年前の長野五輪では日本代表にもなってるぐらいなのに、その後は村主選手に負けつづけ…。今回こそは…と思ってたんですけど、7位では苦しいですねー。明日の挽回を期待したいです。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。

11月17日
フィギュアのラリック杯、結局恩田美栄選手はコーエン選手に勝てず、2位にとどまりました。正直、「やっぱりなー」と思っちゃいました。完璧な演技ができたらどうにか勝負になる…と予想してたんですけど、トリプルアクセルだけでなくルッツも失敗したということで、必然的に点数が抑えられてしまったみたいです。ただ、恩田選手の国際舞台での評価は、今シーズン確実に上がってきてます。まだ彼女のプログラムを見ていないので、詳しいことはわからないけど、去年よりはプレゼンテーションが下げられてないですから。それに、これでグランプリファイナル進出も確実になったし(グランプリの獲得ポイント上位6人のみが出場)、そこでいい演技を見せてほしいですねー。まあ、彼女の演技はNHK杯でじっくり見られるので、それを楽しみにしておくことにします。また、前日8位だった中野友加里選手は6位にまで順位を上げました。今後は、まずはショートで出遅れないようにしてほしいです。名前が知られてない選手の場合、フリーでどんなにいい演技をしても、下位グループじゃ点は出ないですから。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。

11月16日
フィギュアのグランプリシリーズ、第4戦はフランス・ラリック杯です。前週のボフロスト杯で見事グランプリ初優勝を飾った恩田選手は、この大会でも絶好調のよう。ショートプログラムを終え、トップに立ちました。本命と目されるアメリカのサーシャ・コーエン選手は、ダブルアクセルをミス。対する恩田選手はノーミスでのりきったようで、堂々の首位発進となりました。コーエン選手は昨年の五輪4位に入った選手で、その演技に対する評価は非常に高いものがあります(たぶん、五輪金のヒューズ選手より上)。その彼女の上に立ったということは、ものすごく大きな意味があるんですよね(ミスがあったということを差し引いても)。もしかしたら、フリーで逆転されてしまう…という可能性はけっこうあるんですけど、とにかく、恩田選手らしい豪快な演技をしてもらいたいです。そして、今度こそ認定されるトリプルアクセルを! それから、同じく山田門下生の中野友加里選手は、ジャンプで失敗して最下位の8位となりました。やはりまだ、世界の壁はきびしいですねー。
ラリック杯男子シングルでは、本田武史選手がショートで2位につけていたのですが、フリーで大崩れしたらしく、最終順位は3位。フリーだけでは4位で、今後に不安を残す結果となってしまいました。せっかくスケートカナダで優勝したというのに…。次のNHK杯では、ぜひ表彰台の中央に立ってほしいものです。また、田村岳斗選手はショートの11位からひとつ順位を上げ、10位となりました。日本の二番手と目される選手だし、正直、もう少し上に行ってほしいんですけどねー。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。

11月12日
盛り上がるのかどうか、いったん何カ国が参加してくれるのか、密かに(おおっぴらに、かもしれない…)危惧していた青森冬季アジア大会ですが、12日、新たに台湾からの参加申し込みがありました。エントリーする競技は、スケート(フィギュア、ショートトラック)、スキー(スノーボード)、カーリングで、選手数は16名だとか。これで、参加申請をした国・地域は15。ちなみに前回大会は最終的に21か国が参加しているんだから、いくらなんでも今回はそれよりは多いでしょう。予想では30か国となってるんですけど…。本当にそれだけ集まるんでしょうか?

11月11日
全日本アーチェリーバイアスロン連盟の理事会で、来年2月にドイツで開催される世界選手権の代表選手を決定。…って、このニュース読んだとき、私は正直「なんじゃ、そりゃ?」って思いましたよ(笑)。その競技名から想像するに、バイアスロン→スキーのクロスカントリー+射撃、なら、アーチェリーバイアスロン→スキーのクロスカントリー+弓、ってことですよね? そんな競技、存在すら知りませんでした(断言!)。しかも、2006年のトリノ五輪から採用されるらしい(正式種目か公開競技かは未定)っていうんだから…。びっくり。だけど、もっとびっくりなのは、それでもちゃんと世界選手権の代表に選ばれる選手がいる、ってことです。彼らはいったい、どういう動機でアーチェリーバイアスロンなるものを始めたんだろう…? なんだか、めちゃ気になってきました。ちなみに、代表選手は次の通りです。男子…山田琢也、山本浩二、玉山博隆、進藤直樹。女子…柳原安里、丸山さやか。

11月10日
フィギュアのボフロスト杯女子シングル、恩田美栄選手が前日の2位から逆転で初優勝を飾りました! スポーツニュースとかでも全然やってくれなくて詳細は不明なんですけど、1.トリプルアクセルは降りられたけど少々回転不足で正式には認定されず、2.ほかの3回転はフリップで転んだ以外は成功、ということらしいです。3回転半に関しては昨年よりも進歩はしてるみたいで、認定まであと一歩ってとこでしょうか。早く映像で見たいですねー。衛星で放送されるのはしばらく後になりそうですけど…。また、前日首位の村主章枝選手は2位。こちらの演技内容も気になるところです。
同じくボフロスト杯の、こちらは男子シングル。日本からただ1人出場していた高橋大輔選手は、ショートプログラムで10位と出遅れ、挽回を期待されたフリーでもミスを連発。結局最下位の11位に終わってしまいました。高橋選手は昨シーズンの世界ジュニアで優勝している期待の新星なんですけど、シニアとなるとまたちがってくるのかなあ…。「緊張して、足がガクガクした」っ言ってるし。まあ、最初から結果を求めるのは酷だし、徐々に場慣れしてってほしいです。ちなみに優勝は、五輪銀のプルシェンコ選手。こちらは今年も強さを発揮してますねー。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
スピードスケート・ショートトラックの全日本選抜選手権で、男子は長野五輪金の西谷岳文選手が、女子は勅使川原郁恵選手が優勝を果たしました。五輪では、直前のケガで実力を発揮できないままだった西谷選手ですが、これで完全復活なったといえるのでしょうか? あのスタートダッシュが戻ってることを願います。また、この大会は青森冬季アジア大会の代表選考会でもあって、次の通り決定しています。男子…西谷岳文、寺尾悟、池智徳、有野美治、末吉隼人。女子…勅使川原郁恵、神野由佳、小沢美夏、酒井智美、飯塚容子。この種目ではやはり韓国や中国のほうが一枚上なので…とにかく、がんばってほしいとしかいえないですねー。

11月9日
スケートアメリカ、スケートカナダに続くフィギュアのグランプリシリーズ第3戦、ボフロスト杯(ドイツ)が始まりました。女子シングルには日本の二枚看板、村主章枝、恩田美栄両選手が出場がしていますが、ショートプログラムで村主選手が1位、恩田選手が2位と、上々のスタートを切ってくれました。世界各国のグランプリで好成績を挙げる…っていうのは、すごく重要なことなんですよね。世界選手権に向けてのアピールの場といっていいし、ポイント合計で上位6人に入れば、グランプリファイナル出場がかなう…というより、ファイナルに出場できなければトップクラスの選手とは認めてもらえないですから。ちなみに昨シーズンは、女子では恩田選手のみがファイナル進出を果たしています。今回は2人揃って出場となりますかどうか…。フリーもこの調子で滑ってくれて、日本人1、2位独占!を願いたいもんです。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。

11月8日
フィギュアの五輪金、アレクセイ・ヤグディン選手は、先日のスケートアメリカの際にケガをし、今季の競技会出場は絶望的とみられていましたが、どうやらそれほど深刻なものではないようです。今季の世界選手権(来年3月)までには復帰できるということで、一安心。あの自己陶酔した演技が見られないとちょっと寂しいので、私はとってもうれしいかも(笑)。

11月5日
スキーのほうも、そろそろ始動…。里谷多英選手と上村愛子選手が、4日、今シーズンに向けての抱負を語りました。今回からチーフコーチが変わったそうで、里谷選手いわく「情熱のある人」だとか。ソルトレーク五輪では銅と6位で私たちを大いに熱狂させてくれた両選手ですが、同時にチャンピオンのカーリー・トロー選手との歴然とした差も思い知らされました。世界一となるためには彼女を超えなければならないわけで、それはかなり大変だろうなーとは思いますが…。まずは夏のトレーニングの成果がどれほどのものか、最初の試合で見せてほしいですね(とはいえ、テレビでやってくれるのかなー?)。

11月3日
フィギュアスケートのスケートカナダで、本田武史選手が見事に優勝! こういう主要な国際大会で勝つことは、彼の評価アップに直結するだけに、ものすごくうれしい結果です。しかも、二種類の4回転を決めるという、彼自身初の快挙もなしとげました。このままいけば、昨シーズンの世界3位より上も狙えそうです。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。

11月1日
フィギュアスケートは、先週のスケートアメリカに続いて、スケートカナダが行われています。日本からは、昨年の世界選手権銅メダリストの2人がそろって参加。ショートプログラムを終えた時点で、本田選手は2位につけました。…といっても、有力選手がほとんど出てないこの試合、本当言うと首位に立ってなきゃまずいんですけどねー。どうやら4回転−3回転のコンビネーションジャンプに失敗したみたいです。フリーでの逆転は充分可能ですが、最終結果はどうなるでしょうか。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
青森冬季アジア大会に、北朝鮮が正式にエントリーしました。かの国も、とりあえずは「友好ムード」を見せようとはしてるわけで…。でも、まさか釜山のときみたいに、美女の応援団なんて出してこないですよね??? さすがに私もあれはちょっと引きます。ゆーか、彼女たちはルールとかをきちんと把握しているんでしょうかねー。

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