2002年のトピックス           10 11 12

7月31日
スキージャンプのナショナルチームの新チーフコーチに、かねてから名前の挙がっていた八木弘和氏の就任が決まりました。あの船木選手の育ての親だけに、期待はふくらみますね(船木選手も、八木コーチのときのほうが調子が良かったように思うのですが…)。今季の当面の目標は、ノルディック世界選手権の団体戦でのメダル獲得だそうで、とにかく地道な立て直しを望みます。
昨シーズン限りで引退した荻原健司さんに、群馬県の県民栄誉賞が贈られました。正直、もっと大きな賞だってあげていいと思うんですけど、でも、地元からもらう賞というのは、また格別なんでしょうね。「これだけ群馬の人たちに祝ってもらって、うれしい」と語っていたそうです。

7月27日
札幌で行われたスキーのサマージャンプ大会で、船木和喜選手が優勝しました。2月の五輪では試合後に悔し涙も見せていた船木選手ですけど、どうやら調子を上げてきているみたいです。なんと、スリランカの寺院まで精神修行にも行ったそうで…。やれることはなんでもやるぞ!っていう感じですよねー。「早くいいときの位置まで戻りたい」一心なんでしょうか。また、2位は宮平秀治選手、3位は原田雅彦選手で、原田選手の衰えを知らない競技力と精神力には脱帽です。本当に、次の五輪まで現役バリバリでいるかもしれないですね。

7月25日
ソルトレークのときさんざんここで取り上げてきた、フィギュア男子金メダリスト、アレクセイ・ヤグディン選手のことは、ご記憶でしょうか? 「仮面の男」で観衆の喝采と女の子の熱い視線をひとりじめにした、ロシアの選手です。五輪直後からプロ転向を噂されていたのですが、その彼が、来年の世界選手権と欧州選手権を欠場することになりました。なら、アマチュア引退か…と一瞬思ったのですが、コーチによるとそうではなく「来季、例年とは少し違った課題に取り組む」ためだとか。おそらくはアイスショーとか、そういうものへの出演が多くなるんだろうとは思いますが…。再来年からはちゃんとアマチュアの競技会に戻ってきてくれることを願います。プロへ行くとどうしても力は落ちてしまうし、私ももう少し、彼の高レベルな演技を見たいですから。

7月23日
全日本スキー連盟が、ジャンプとノルディック複合の国際サマーグランプリ派遣選手を発表しました。ジャンプは、船木和喜、原田雅彦、渡瀬雄太、葛西紀明、宮平秀治、吉岡和也、山田大起の7選手、複合が、高橋大斗、富井彦、森敏の3選手となっています。五輪が終わっても顔ぶれはほとんど同じで、続く若手の台頭にはもう少し時間がかかりそうな気配。とりあえずはメンバーのなかで、少しでも上昇のきっかけをつかめる選手がいればいいんですけど…。

7月12日
スピードスケーの清水宏保選手が、トレーニングを再開しました。腰の故障から、五輪後はずっと治療に専念していた清水選手ですが、どうやら痛みも治まりつつあるようです。以前のような身体に戻すにはまだまだ時間がかかりそうですが、今季はあせらずゆっくり調整してほしいものです。トリノまではまだ長いんですから…。

7月11日
スキージャンプのナショナルチーム・チーフコーチに、八木弘和氏が就任することになりました。八木さんといえば、1980年レークプラシッド五輪銀メダリストで船木選手の育ての親。現在はデサントの監督を務めていますが、テレビのジャンプ中継などでは解説もされていて、的確な言葉が印象に残ってます。はたしてこれが、「日の丸飛行隊」復活のきっかけとなるでしょうか?

7月4日
「もうそんな時期なの?」なんていう感じもしないではないですが、IOCではそろそろ、2010年冬季五輪開催都市の絞り込みに入るようです。今のところ8都市が名乗りを上げているのですが、来月のIOC理事会でまずいくつかが落とされることになるもよう。立候補しているのは、戦火からの復興をめざすサラエボとか、初の冬季開催をと意気込む韓国の江原道や中国のハルビン、あとはバンクーバー(カナダ)、ハカ(スペイン)、ザルツブルク(オーストリア)、ベルン(スイス)。さて、最初におっことされるのはどこで、そして最後に選ばれるのはどこになるのでしょうね。

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