２００２年のトピックス　　１　２　３　４　５　６　７　８　９　１０　１１　１２

６月２９日
※清水宏保選手が、７月中旬から練習を再開するそうです。五輪後は腰痛の治療に専念していた清水選手ですが、いよいよ動き始めるみたいですね。ただ、完全に治ったというわけではないので、恒例のカルガリーでの合宿は見送り。今季というよりは、来季を見据えたものになりそうです。とにかく、無理せずにまずは完治！ですよね。

６月２８日
※ノルディック複合のルールが改正されて、これまでは異なっていた個人（ジャンプ２本＋１５km）と個人スプリント（ジャンプ１本＋７.５km）の、ジャンプ得点のタイム換算方法が統一されることになりました。昨シーズンまでは、個人…点差１２点で１分、個人スプリント…点差１６点で１分だったのが、今季からはどちらも点差１５点で１分となります。つまりは、個人だとジャンプの比重がかなり軽くなって、スプリントだと逆に少しだけ重くなる、ということです。日本の新エース・高橋大斗選手は、ジャンプが得意。昨シーズンはスプリントで好成績を残している高橋選手だけに、この冬はさらなる期待も持てそうです。ただし、個人のほうはかなり厳しくなりそうですけど…。

６月２７日
※アルベールビル五輪スピードスケートの銀メダリスト・黒岩敏幸氏が、富士急のコーチに就任することが決まりました。彼がメダルをとったのは、もう１０年前のことになるのですが、私にはかなり印象深いメダル獲得でありました。その後はメダルには届かなかったけれど、真摯に五輪を目指す姿勢には敬服させられるところが多かったですね。この前のソルトレーク五輪では、視聴者にもわかりやすい語り口で説明してくれてたし、すごく指導者に向いているように感じました。富士急には岡崎朋美選手などの有力選手が所属していますが、黒岩さんの指導でどこまで伸びてってくれるでしょうか？　この冬の競技会に注目したいです。

６月２０日
※スキージャンプの日本勢の不振には、用具の問題もかなり関係していると聞いてましたが、そのスーツでの有利・不利をなくするため、国際スキー連盟は新スーツの導入を検討しています。今回、新しいスーツのテストを行ったのですが、選手にはもうひとつ不評のよう。浮力を得るための空気がほとんど入り込む余地のないぴったりしたスーツの着心地は、あまり良くないようですね。日本からは船木選手が参加しましたが、「体がぶれて、抑えがきかない」などと言っていたとか。ただ、スーツによる飛距離の差はけっこうあるらしいので、それをなくする方向に動いてるのは歓迎すべきことだと思いますね。

６月７日
※２００７年のノルディック世界選手権が、札幌で行われることになりました！　ちなみにノルディックスキーの種目には、ジャンプ、クロスカントリー、ノルディック複合がありまして、過去の大会では日本の活躍が多々見られました。私の印象に残っているのは、９７年の大会での原田選手のラージヒルでの金と荻原選手の個人優勝（これが大きな試合での、彼の最後の金になりました）、９９年ノーマルヒルでの３本の日の丸などでしょうか。ただ、かなり大きな大会にもかかわらずＢＳでしか放送しないので、世間の関心が低いのが残念なのですが…。それにしても、５年後に出場するのは、いったいどんな顔ぶれなんでしょうね。

６月６日
※国際スケート連盟がついに、ショートトラックでのビデオ判定導入を容認！　ビデオ設置が義務づけられたわけではないのですが、それでもビデオ映像を根拠に抗議できるようになるだけ、マシというものでしょう。これからは五輪のときのような、後味の悪い思いをしなくてすみそうですね。また、フィギュアの新採点法実施までの暫定措置として、「１４人の審判の採点のなかから、コンピューターが９人を無作為に抽出」して順位を決めることになりました。９人の審判ということは、今までとそう変わらないのかな？　ただ、正式な新案は、かなり斬新なものになりそうですけど…。

６月４日
※京都で開かれている国際スケート連盟の総会で、ショートトラックでのビデオ判定の導入について提案がありました。結論はまだ出ていない（５日以降に持ち越し）のですが、あんな変な判定がまかり通らないように、ぜひぜひ導入してほしいもの。後味の悪い思いは、もうたくさんですからねー。