2002年のトピックス           10 11 12

3月28日
JOCのソルトレーク対策特別委員会が解散。これで五輪も完全に終了したなーという感じです。最終会議では、ソルトレークの敗因を分析し、トリノ五輪強化策の見直しを図ることを確認したとか。ぜひとも的確な対策をお願いしたいもんです。

3月27日
スピードスケートの白幡圭史選手が、現役引退を表明。ソルトレーク男子1万mで過去最高の4位入賞を果たし、今後いっそうの活躍が期待されていたのですが…。4年後が見えてこず、それなら区切りのいいところでやめたいというのが、白幡選手の気持ちのようです。やっぱり4年って、長いんですよね。
日本スケート連盟が、陸連、水連に次いで選手のプロ活動を認めることになりそうです。メダリストなどに限定している陸連などより枠を広げる意向で、実現すれば選手がスポンサー頼りにならずとも、自己の力で競技を続けていく道が開かれることになります。企業チームに属さず1人でがんばっている堀井選手なども、少しは光明が見えてきたのでは?

3月26日
欧州を転戦していた、ジャンプ日本チームが帰国しました。船木選手は、昨年の大不振からはかなり脱することができて、今後に自信が持てた様子。また、低調な成績に終わってしまった原田選手は、改めて現役続行を宣言。来季への思いの強さを感じさせてくれました。

3月25日
ジャンプ日本チームのバイツコーチが、今シーズン限りで退陣とか。やはり五輪惨敗の責任をとって…っていうことなんでしょうね。船木選手は彼にこれからもついていきたいようですが、バイツ氏にはフィンランドやオーストリアからも引き合いがあるらしいし…。そうなった場合、船木選手の個人コーチはできないですよね。いったいどうなるんだろう? なお、日本チームの新体制は、まだ固まっていないみたいです。早いとこ整えて、次に向けて始動して欲しいですね。

3月24日
世界フィギュアが終わってしまいました。TBSの番組づくりは最悪でしたが、それでも例年は女子フリーしか放送してくれないことを考えると、ペア以外の金メダル争いが生中継で見られたのはうれしかったです。それにやはり、選手の演技がとても良かったですね。最後のエキシビションは見られないけれど…。それから本田選手は、次に向けてすでに明確なビジョンを描いているようです。まずは今夏の練習で、4回転半ジャンプ(!)に挑戦するそう。もし成功すれば、もちろん世界初の偉業となります。そして、トリノでは金をとりたいという力強い言葉! 来シーズンからは、ますます成長していく本田選手が見られそうですね。また、村主選手も4年後を目指す気持ちはあるようで、こちらも次がとても楽しみです。
24日に行われる予定だったジャンプW杯最終戦は、強風のため中止になりました。前日の団体では、宮平選手が大ジャンプを見せていただけに、この中止は残念です。これでジャンプはすべて終わってしまったわけで、ソルトレーク後にも日本選手の活躍は見られないままでした。日本勢のW杯総合順位は、船木和喜選手11位、宮平秀治選手18位、葛西紀明選手23位、山田大起選手24位、原田雅彦選手38位。ちなみに総合優勝は、ポーランドのアダム・マリシュ選手でした。それから、すでに現役続行宣言をしている原田選手に続いて、葛西選手も続けると決めたようです。「この悔しさを来季に思い切りぶつけたい」ということで、若手とベテランが切磋琢磨しながら、上位を追いかけていってほしいですね。

3月23日
世界フィギュアスケート選手権で、村主選手が3位に入りました。銅獲得はすごいです。大会前は、メダルにはちょっと届かないかな…と思ってたんですが、最終組であそこまでやれたのは賞賛に値します。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。
ジャンプW杯、今シーズン最後の団体戦が行われたのですが、ここでも日本は4位。メダルにはあと一歩届きませんでした。メンバーは宮平選手、原田選手、葛西選手、船木選手。宮平選手は大ジャンプを見せたそうですが、4人とも実力発揮とはいかなかったようです。

3月22日
世界フィギュア5日目、女子ショートプログラムで村主選手は完璧な演技を見せ、総合2位につけました。恩田選手もノーミスの滑りで4位。上位選手の失敗があったとはいえ、予想を大きく上回る好成績に驚きです。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。
国際スケート連盟は、4月29、30日に臨時理事会を開いて、冬季五輪のペア不正採点問題を審議するそうです。また、6月の総会では、検討中の新採点方法についても議論される様子。私にとっては、長年慣れ親しんだ6.0満点の現方式が大幅に変更されるのは、ちょっとさびしいことなのですが…。あと、連盟の会長によると「ショートトラックのビデオ判定に関しては、現時点では実現は難しい」とか。なんで、ほかの競技でできていることができないのか、はなはだ疑問ですね。
スノーボードの全日本選手権女子大回転で、ソルトレーク五輪で決勝進出を果たした飯田蘭選手が優勝しました。いい形で今シーズンを締めくくれて、来季のさらなるステップアップも期待できそうです。
モーグルの全日本選手権で、男子は五輪後絶好調の附田雄剛選手が、女子は上村愛子選手が優勝しました。里谷多英選手は予選で転倒してしまったのですが、そのさいひじを強打。検査の結果、骨には異常なしとのことで、一安心でした。ただ、24日のデュアルモーグルは欠場するそうです。
ドーピング疑惑が浮上していた、アルペン男子回転の銅メダリストバクスター選手のメダル剥奪が決まりました。喘息の治療薬に興奮剤が入っていたとのことで、ちょっと気の毒ではありますが、市販薬、特に風邪薬等に気を付けるのは常識。自らの不注意が招いたことなので、しかたがないでしょうね。

3月21日
世界フィギュア4日目、本田選手がついに銅メダルを獲得しました。日本男子としては、20数年ぶりのメダルです。今回、最初からメダルを期待されていて、それをきっちり実現させたのは本当にすごいことです。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。

3月20日
世界フィギュア3日目、女子シングルの予選では日本選手がともに好発進してくれました。村主選手のA組2位は期待通りの結果でしたが、驚いたのはB組3位の恩田選手! 五輪成績からすれば、奇跡ともいえる成績です。このあとの滑りがとっても楽しみになってきました。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。

3月19日
世界フィギュア2日目、本田選手はショートで3位をとり、総合4位に浮上しました。ほぼノーミスの演技で、フリーがますます楽しみになってきましたね。ちなみに、トップはやはりヤグディン選手でした。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。
日本オリンピック委員会の理事会が開かれ、ソルトレーク五輪の不振の原因がとりざたされたそうです。「メダル10個の目論見は甘かったのでは」とか「戦える選手を連れて行くべきだ」という意見があったそうですが、こちとら「そんなん専門家やったら、最初から10個なんて無理なのわかってるやん〜」とつっこみをいれたくなることばっかり。JOCの委員の皆様方には、ちゃんと現状を認識していただいたうえで、適切な強化の方策を立ててくださるよう望みますわ。

3月18日
世界フィギュアが開幕しました。本田選手は予選A組3位のスタート。とりあえずは、合格最低ラインはクリア…というところでしょうか。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。
スピードスケート世界選手権、前日まで12位につけていた白幡圭史選手は、得意の1万mで順位を上げ総合8位となりました。過去に表彰台の経験もある白幡選手にとっては少々不満の残る結果となってしまいましたが、「来季は苦手の短距離にもしっかり取り組む」と意欲を見せてくれました。
ジャンプW杯個人で、宮平選手は9位、船木選手20位、葛西選手28位でした。W杯もそろそろ終わりに近づいてきていますが、今季はもう表彰台は無理なのでしょうか…? 最後のがんばりを期待したいところです。

3月17日
パラリンピック最終日、アルペンスキー女子回転のチェアスキーで、大日方邦子選手が今大会2個目の銅メダルを獲得しました。今回、大活躍とはいかなかった日本勢のなかにあって、1人で2個はお見事。この結果、日本はメダル3個で大会を終えることになりました。長野では大活躍を見せましたが、今回はそううまくはいかなかったようです。パラリンピックの成績は用具の良し悪しによるところも大きく、おそらくは自国開催のときと比べて資金をそう潤沢には使えなかったでしょうから…しかたがない面もあるのかなとは思いますね。
スピードスケート世界選手権の女子はすべてが終了し、田畑真紀選手は総合8位となりました。3種目が終わった時点では総合6位につけていたんですが、5000mで10位に終わってしまい、それで順位を下げることになりました。根本奈美選手は総合10位でした。また、男子では白幡圭史選手が3種目を終えて総合12位となり、最終日の1万mに進出しています。しかし牛山貴広選手は残念ながら、1万への進出はかないませんでした。
ノルディック複合のW杯は、ついに今季の最終戦が行われました。しかし結果はふるわず、森敏選手の35位が日本人トップ。富井彦選手37位、荻原健司選手41位、期待された高橋大斗選手は46位となってしまいました。高橋選手の談話によるとスキーの選択ミスだったそうで、好調だったシーズンのなかで最後の試合を失敗してしまったのはちょっと残念でした。でも、これで高橋選手はW杯総合5位。来季の活躍もさらに期待できそうです。また、総合26位の荻原選手は、去就については明言を避けたそうです。引退か、もう1年現役を続行するのか…。どちらにしても荻原選手が納得したうえで、結果を出してほしいですね。

3月16日
スピードスケートは、現在世界選手権が行われています。これは五輪のように種目別のトップを決めるのではなく、1000m以外の全部の種目を滑ったその総合成績で王者を決定するもの。当然ながらオールラウンドな力が要求され、これに勝利するのは五輪より困難といえるでしょう。男子は500mと5000mの2種目を終えた段階で白幡圭史選手が9位、牛山貴広選手が12位、糸川敏彦選手が23位につけています。女子は500mと1500mを終えて田畑真紀選手は6位、根本奈美選手が15位、石野枝里子選手が16位、妹尾栄里子選手が22位となっています。田畑選手は一昨年のこの大会でメダルを獲得しているのですが、今回はどこまでやってくれるでしょうか?
世界フィギュアまであと1日と迫り、ついにヤグディン選手も来日! 女子は女子で、金メダリストヒューズ選手は来ないものの、実力者はほとんど参加してくれるようで、レベルの高い戦いが見られそうです。

3月15日
パラリンピック、アルペンスキー女子大回転のチェアスキー2で、大日方邦子選手が銅メダルを獲得しました。これは日本勢2個目のメダルです。また、立位3で佐々木如美選手が4位に入りました。大会も残りわずかとなりましたが、残る種目での日本勢の健闘を願いましょう。

3月14日
世界フィギュアに向けて、本田選手がカナダから帰国。さっそく練習を開始しました。スポーツニュースでちらりと見たところでは、4回転などもきっちり跳べているようです。また、ミシェル・クワン選手が来日、アレクセイ・ヤグディン選手もまもなく到着とのことで、メダリストの欠場ラッシュもようやく打ち止めになった…のかな?
パラリンピック、アルペンスキー男子大回転のチェアスキー2で、四戸龍英選手が5位となりました。四戸選手は49歳の大ベテラン。パラリンピックには息の長い選手が多いですね。しかし、五輪本番もその後も、メダルは遠いです。だれか2個目のメダルを〜。
ジャンプW杯ラージヒルで、日本勢の最高はは船木選手の10位でした。予選は好調だったので、今回は!と期待がふくらんだのですが…。葛西選手は22位、宮平選手は25位でした。渡瀬雄太選手と伊東大貴選手は1回目で30位内に入れず、2回目には進めませんでした。が、伊東選手はまだ16歳の高校生。W杯初参戦でしっかり予選を突破したのは、たいしたものではないでしょうか。
複合のW杯は個人スプリントが行われ、高橋大斗選手が6位に入りました。高橋選手は、前半のジャンプでは3位。しかしやはり、クロスカントリーで順位を落としてしまいました。あと少し走力がつけば…とは思いますが、それはやはり来シーズンのお楽しみかもしれませんね。また、荻原選手は20位、富井選手は30位、森選手は35位でした。
スピードスケートの武田豊樹選手が、競輪学校の特別選抜入試に応募したそうです。武田選手は五輪で入賞して技能テスト免除枠の対象となり、過去に競輪選手を目指していたこともあって受験にふみきったようです。18日に試験、3日以内に合否が発表されるそうですが、結果はどうなるでしょうか。合格したら武田選手はスケートとの「二足のわらじ」でいくそうで、夏のオリンピックも目指したいとのことです。

3月13日
世界フィギュアに出ると言っていたエルビス・ストイコ選手が、欠場を発表! 最後に長野での演技を見られると思っていただけに、かなりショックです…。五輪での疲労が抜けないとのことですが、なんとかして来てほしかったなぁ…。しかも、プルシェンコ選手の欠場も濃厚らしいし…。
パラリンピックでも、薬物違反が出てしまいました。男子バイアスロンと距離の立位2で優勝した、ドイツのエールスナー選手の金メダルが剥奪されるそうです。まさかこちらにまで薬物使用が広がっているとは…。これにより、日本の新田佳浩選手は短距離銅メダルに繰り上がったわけですが、新田選手にとってエールスナー選手はあこがれの存在だったそうで、思いがけないメダル獲得にも心境は複雑のようです。

3月12日
パラリンピックのアルペン女子スーパー大回転チェアスキーで青木辰子選手が5位に、長野の同種目銀メダリスト大日方邦子選手が7位に入りました。青木選手は世界選手権2位の実力の持ち主。ただ、今回は最初の滑降で練習、本番のいずれも途中棄権となっているだけに、安全策をとって大事に滑り降りたそうです。一度ゴールできたことで、次のレースからは思い切って行けるのではないでしょうか?

3月11日
パラリンピックのクロスカントリー5キロクラシカルの立位で、新田佳浩選手が4位に入りました。新田選手のゴールタイムは3位。しかし、あとからゴールした選手のなかに障害がより重い選手がいたため、タイムの調整で新田選手は4位になってしまいました。前回はパラリンピックも金メダルラッシュに沸いただけに、まだメダルがないのはちょっとさびしいですね。
スピードスケートのW杯女子3000mで最終戦で、田畑真紀選手が3位に入りました。これで田畑選手は同種目総合3位。改めてソルトレークの結果が悔やまれます。本当は、シーズン通した成績で表彰台に乗るほうがすごいと思うのですが、日本ではどうしても五輪の成績のみで評価されてしまいますから。

3月10日
チェコのハラホフで行われているジャンプのフライング世界選手権(めっちゃ大きな台から飛ぶヤツです。ちなみにK点は185m)は、前日の1、2回目に続いて3、4回目が行われる予定だったのですが、強風のため中止となりました。この大会、実際の競技が始まる前のトライアル段階から風にたたられ続け、予定がほとんど消化できていなかったのですが、結局まともにできたのは初日の2回だけ。その成績で最終順位が決まることになりました。優勝はドイツのハンナバルト選手で、2回とも202mを飛んでの勝利でした。日本勢は、船木選手の23位が最高。距離は146mと162mで、トップとの差を見せつけられた感じです。東輝選手は41位、宮平秀治選手は45位でした。
スピードスケートW杯の女子1000mで、外ノ池亜希選手が6位に。これにより外ノ池選手は、1000m種目別総合で3位に入りました。また、同日行われた男子1500mでは、今井裕介選手が7位になっています。
斑尾で行われていたモーグルのW杯で、里谷選手は決勝で転倒して12位。上村選手は15位で決勝に進めませんでした。また、男子では遠藤淳平選手が豪快なエアを決めて7位に入っています。(モーグルについては長くなりそうなので、掲示板のほうに書いておきます)
フィギュアの世界ジュニア選手権、女子の最終結果は中野友加里選手が2位、安藤美姫選手3位、太田由希奈選手は9位となりました。男子に続いての金メダルはなりませんでしたが、今後に期待を持てる結果だったのではないでしょうか?

3月9日
スピードスケートW杯最終戦の第2日、男子500mで武田選手がまたも優勝しました。この調子が、もう1か月前に出てたらなーと思いますが…。また、堀井学選手は9位でした。なお、武田選手はこの優勝で、500m総合2位。引退→復活からのこの成績は、本当にすばらしいですね。ちなみに総合優勝は、あのウォザースプーン選手でした。それから、女子500mでは外ノ池亜希選手が3位となりました。W杯総合優勝は五輪金のルメイ・ドーン選手で、日本勢の最高は大菅小百合選手の6位でした。
フリースタイルスキーW杯斑尾大会の第1日は、男女デュアルモーグル最終戦が行われました。男子では、附田雄剛選手が前回に続いての3位。「五輪までの試合は、調整のためと思って捨てていた」という附田選手ですが、結果を出そうとすればすぐにここまでやれてしまうのには感心しました。来季に期待しましょう。ただ、女子のほうでは里谷選手を含め、日本勢は結果を出せませんでした(上村選手は出場していません)。
フィギュアの世界ジュニア選手権女子シングルで、ショートプログラムを終えて中野友加里選手が3位につけました。予選A組1位の安藤美姫選手は4位、太田由希奈選手は6位。男子は堂々の優勝だったのですが、こちらはさすがに金は厳しいでしょうか?

3月8日
冬季パラリンピック・ソルトレークシティー大会が開幕しました。開会式には36カ国から400人を超える選手が参加し、日本選手団は22番目に行進。旗手は前回バイアスロンで金メダルを獲得した小林深雪選手がつとめました。日本は今回、開催国アメリカに次ぐ選手団を送り込んでいるそうですが、はたして長野同様いい結果を出すことができるでしょうか? 健闘を祈りましょう。
スピードスケートW杯最終戦のインツェル大会第1日が行われ、男子500mで武田豊樹選手が優勝しました。この勝利で、武田選手にはW杯総合3位内の可能性も出てきたようです。すべては翌日の最後の試合にかかっています。他の日本勢は、堀井学選手が11位、羽石国臣選手が12位でした。また、女子500mでは大菅小百合選手が5位、岡崎朋美選手が6位、外ノ池亜希選手が7位に入りました。今季のW杯は残り1戦となりましたが、しめくくりの大会をぜひ悔いなく滑ってほしいですね。
先日からここでたびたびお伝えしているフィギュアの世界ジュニア選手権ですが、男子シングルでトップに立っていた高橋大輔選手が、見事優勝を果たしました。最終日のフリーだけは惜しくも2位でしたが、前日までの貯金がものをいっての勝利です。女子でも現在安藤美姫選手が好調のよう。こちらはどうなるでしょうか?

3月7日
パラリンピック開幕が目前(7日、日本時間では8日)に迫ってきました。ユタ州の各地からリレーされた炎も、ソルトレークで一つの聖火に合わせられたそうです。今回、代表選手が資格を失うなどの問題もありましたけど、それを吹き飛ばすような日本勢の活躍を期待しましょう!
フィギュアの世界ジュニア選手権で、男子に続いて女子の安藤美姫選手も予選A組で首位をとりました。さて、次のショートプログラムはどうでしょうか…?

3月6日
長野での世界フィギュア、サラ・ヒューズ選手は欠場だそうです。五輪の金はいくつもの幸運が重なった結果なだけに、ちゃんと決着をつけてほしかったのですが…。理由は練習不足とのことですが、世界フィギュアに出る予定の選手が早々に練習を開始しているなかで、彼女はテレビ出演等ばかりしていたそうですから、おそらく金をとった時点で出場する気持ちはなくなっていたんでしょうね。
フィギュアスケートの世界ジュニア選手権で、高橋大輔選手が予選B組、ショートプログラムとたてつづけに1位をとり、現在トップに立っているそうです。ソルトレークでの好成績に続け!ってところでしょうか?

3月5日
また、新たなドーピング疑惑が浮上しました。疑惑の主は、イギリスのバクスター選手。アルペンスキー男子回転の銅メダリストです。アルペンで母国に初のメダルをもたらした選手として、話題にもなっていたのですが…。検出されたのが興奮剤ということなので、もしかしたら不用意に服用した風邪薬などに含まれていたのかも? バクスター選手は「全く身に覚えがない」と言っていますが、果たしてどういう結果になるのでしょう。それにしても、今回の大会はなぜに、いやーな話題ばかり続くんでしょうね。

3月4日
今月18日から長野で行われる、フィギュアスケート世界選手権のエントリーが発表されました。ざっと見たところ、五輪の主な上位選手はほとんど入っている様子。ただし、欠場を公言しているカナダペアまでリストに載っているところをみると、「エントリーだけ」という選手も何人かはいそうです。それでも、普段はもりあがらない五輪後の世界選手権にしては、今回はかなりの豪華メンバーが期待できそう…。これは、うれしい限りですねー。ただ、男子のエルドリッジ選手の名前がなかったのが、少し残念ですが。
ひきつづき、オスロでスピードスケートW杯が行われ、前日2種目で優勝している外ノ池選手は500mで2位、1000mでは5位となりました。また、渡辺ゆかり選手が500mで3位に入りました。渡辺選手がW杯で3位以内をとったのは初めてだそう。また、男子500mで、羽石国臣選手が3位となりました。
フィンランドのラハティで行われているノルディックスキーのW杯、複合の個人スプリントで、前日のジャンプで2位につけていた高橋大斗選手がクロスカントリーで順位を落とし5位となりました。レース終盤でドイツ勢に競り負けてしまったとか…。クロスカントリーは、やはりまだまだのようです。なお、森敏選手は32位、荻原健司選手は33位でした。

3月3日
スノーボードのW杯札幌大会ではハーフパイプが行われ、中井孝治選手が2位に入りました。これは、中井選手のW杯自己最高成績だそうです。五輪での順位についてはいろいろ意見もあるでしょうが、採点の基準をちゃんと理解していなければ、結局のところ真偽のほどはわかりません(私もわからない)。中井選手自身不満はあったようですが、今後は「どんな審判でも高得点をつけざるを得ない」演技ができるように、がんばってってもらいたいです。そうやって4年後を目指してくれたら、いうことないんですけどねー。また、女子では山岡聡子選手が6位に入っています。
モーグルW杯では、上村愛子選手と附田雄剛選手がそれぞれ3位に入りました。里谷多英選手は5位。ただ、みんなオリンピックよりあきらかにエアの難度を落としてましたね。やっぱり五輪直後の大会って、気が抜けてしまうのかしら…?
ジャンプW杯、団体で日本は6位でした。優勝は五輪銀のフィンランドで、4人全員が2回ともK点を越える圧倒的な勝利だったそうです。今シーズン中に日本がいい成績を上げるのは難しいでしょうが、なんとか来季への足がかりだけでもつかんでほしいものです。
スピードスケートW杯オスロ大会の第1日、外ノ池亜希選手が500mと1000mの2種目優勝を成し遂げました。外ノ池選手にとって500mは初の、1000mは二度目の勝利となります。五輪チャンピオンのルメイ・ドーン選手は参加していないとはいえ、この優勝は今後へ向けて大きなはずみになるのではないでしょうか。ほかの日本女子は、500mで岡崎朋美選手が6位、1000mで大菅小百合選手が12位に入りました。また、男子500mでは、武田豊樹選手が2位、羽石国臣選手が13位、堀井学選手は15位でした。ちなみに五輪金のフィッツランドルフ選手は3位だそうです。武田選手はよかったのですが、堀井選手はなかなか浮上できないままですね。ジャンプ陣と同様、なにかきっかけだけでもつかんでほしいところです。

3月2日
雪印スキー部の複合部門が、今月末で廃止されます。業績悪化はやはり、一連の騒動が原因なんでしょうね(本当は、雪印食品とは別会社なんですけど)。ただ、雪印所属の複合選手は、実は富井彦選手1人だけ。せっかく先日の全日本で優勝したというのに、気の毒ですね。今後のことは、シーズン終了後に決めるそうですが、やっぱりソルトレークでの不振も、要因のひとつなのかなあ…。
モーグルのW杯では、里谷選手、上村選手とも順当に予選を通過。スポーツニュースでちらっと見ましたが、雪が溶けかけててめちゃ滑りにくそうでした。本番は日曜です。
スノーボードのW杯男子ビッグエアで、石川健二選手が3位、ソルトレークで活躍した中井孝治選手は4位に。しかし、ビッグエアってどんな種目なんでしょう(←わからないのに書くなって感じですけど…)。また、パラレル回転では、飯田蘭選手が13位、竹内智香選手が16位となりました。予選は通過できても、決勝トーナメントで勝つのはまだ難しいんでしょうねー。
ラハティではジャンプが行われ、日本人の最高は船木選手の12位でした。団体戦での浮上を願います。

3月1日
オーストリアのクロスカントリー選手が利用していた宿舎から、使用済みの輸血用具や血液の残留物が発見されました。ドーピングの疑いは濃厚で、IOC医事委員会では証拠を固め次第、処分を科すということです。スペイン、ロシアから始まってオーストリアにまで広がったこの騒動、いったいどこまで飛び火するのでしょうか。しかし、クロゼットの後ろにあった袋が掃除するさいに見つかったとのことですが、こんな重大な証拠品を残していくなんてあまりに抜けている…と思うのは私だけ?

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