2003年のトピックス           10 11 12

3月30日
フィギュア世界選手権第6日村主章枝選手が銅メダルを獲得しました! 荒川選手は8位、恩田選手は11位でした。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。
国際スケート連盟のチンクワンタ会長は、フィギュアの新採点方式(「6点満点」を撤廃し、加点方式へ変更)を世界選手権に導入するのは、早くても2005年になると明言しました。来季はグランプリ・シリーズのみ、加点方式を導入するとか。ただ、新連盟設立でいったいどうなるのか…って感じもするんですよね。チンクワンタ氏は、新連盟について「脅威とは感じない」と強気の姿勢ではいますが…。私としては、普通に開催してくれればそれでいいんですけどねー。

3月29日
フィギュア世界選手権第5日、女子シングルはショートプログラムを終えて、1位クワン選手、2位ソコロワ選手、3位村主選手。荒川選手は10位、恩田選手11位となっています。また、アイスダンスはカナダのボーン/クラッツ組が逆転優勝を果たし、日本の渡辺/木戸組は20位でした。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。

3月28日
フィギュア世界選手権第4日、男子シングルの本田選手はフリーでも3位となり、銅メダルを獲得しました。アイスダンスはオリジナルダンスが行われて、日本の渡辺/木戸組は20位につけています。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。

3月27日
フィギュア世界選手権第3日、女子シングル予選A組の荒川静香選手は4位、B組では村主章枝選手がトップに立ち、恩田美栄選手は4位につけました。ペアは申雪/趙宏博組が逆転優勝。川口/マルクンツォフ組は14位でした。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。

3月26日
フィギュアスケート世界選手権第2日、男子のショートで、本田選手は3位。総合でも3位で、とりあえずはメダル圏内、といったところ。アイスダンスは規定が行われて、渡辺心/木戸章之組は10位発進。予選は2組に分かれているので、だいたい20位相当というところです。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。

3月25日
フィギュアスケートの世界選手権が開幕し、男子シングル予選で本田武史選手は2位発進となりました。ペアはショートプログラムが行われ、日本の川口悠子/アレクサンドル・マルクンツォフ組は12位につける、まずまずの出だし。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。

3月24日
国際スケート連盟が新採点法をうちだしていることについて、反対のアメリカなどがフィギュアだけの新しい国際連盟を立ち上げるとか。詳細はわかんないですけど、変な分裂さわぎにならないことを願いますわ。
ショートトラック世界選手権、日本の成績はあまりふるいませんでしたねー。総合では、男子が寺尾悟選手15位、西谷岳文選手18位、女子は小沢美夏選手13位、神野由佳選手34位となりました。

3月23日
ジャンプのW杯も、ついに今季最終戦を迎えました。最後の最後に力を出せたのは宮平選手。209m、213.5m(飛距離でおわかりかと思いますが、もちろんフライングの台です)と、2本揃えて3位に入りました。優勝こそなかったけど、宮平選手はシーズン通してコンスタントに上位に顔を出していたし、最後にいい思いができてよかったです。葛西選手は2本目に飛距離を伸ばして7位に。今季の葛西選手は、世界選手権にピークを持ってこられたのが大きかったですね。このへんがベテランの味というところかな。まだまだ活躍してほしいです。船木選手は13位。今季はあまりいい成績はありませんでしたが、来季の飛び出しのために、今いちばん腰をかがめてる状態だと思いたいです。夏に力をつけてほしい!
世界フィギュアの開幕を目前に、この日は本田、村主、恩田の3選手が公式練習に参加しました。調子のほうは、情報のソースによってまちまちで、いいのか悪いのかはっきりしないですけど、恩田さんは相変わらず安定しているみたい。このへんが彼女の強みですねー。村主さんは…ファイナルの悪夢から脱却しているといいんですけど。あと、デトロイトで調整している荒川さんは、いつ現地入りするのかしら。そして本田選手は…大コケすることだけはないよう願ってます。

3月22日
ショートトラックの世界選手権第2日。期待の男女500mが行われましたが、男子の西谷選手と女子の小沢選手はともに準々決勝で敗れてしまいました。一番メダルの可能性の高いのが、男子500mの西谷選手だったんですが…。次の1000mに期待したいです。
ジャンプのW杯第26戦フライングヒルで、宮平選手が1回目の15位から巻き返して6位に入りました。2回目には203.5mメートルも飛んだとか。これを2回揃えられたらなーと思うんですけどねー。船木選手は団体戦の不調がうそのような10位。葛西選手と高野選手は2回目に進めませんでした。

3月21日
ショートトラックの世界選手権が、ポーランドのワルシャワで始まりました。第1日の男女1500m、日本勢は男子の寺尾、西谷の2選手と、女子の小沢美夏選手が準決勝敗退。神野由佳選手は予選で敗れました。女子3000mの予選でも3位となって決勝進出ならず。やはり、厳しいスタートとなってしまいました。
ジャンプのW杯・団体戦フライングヒルで、日本は6位の成績でした。世界選手権の2位はよかったんだけど、その後はまた落ち込みが目立つようになってしまいましたねー。葛西選手と宮平選手はけっこう好調を持続してるんですが、船木選手と高野鉄平選手がイマイチ。200m前後まで飛べるはずのフライングで、船木選手は122mと133.5m、高野選手は2回目に84mという大失敗ジャンプ。なんというか…「がんばってくれ〜」以外に言いようがないです。
バイアスロンの世界選手権、この日は男子30kmリレーが行われて、日本チームは16位となりました。浮上のきっかけは…ないのかなあ…。
「本当に開催できるんだろうか…」と危惧されるフィギュアの世界選手権。24日の開幕まであとわずかのこの日、女子シングルの村主章枝選手と恩田美栄選手がワシントンへ向けて出発しました。村主選手は「親は止めても行くだろうと思っている」「練習してきたものを出し切りたい」と、相当気合いが入っている様子。恩田選手も「戦争には負けたくない」と気概を示しました。しかし、傷害生命保険の額を通常の3倍に増やした、というのが凄いですよねー。とにかく無事に大会が終わることを祈りたいです。

3月20日
クロスカントリーのW杯・スプリントで日本勢の最高は、男子が恩田祐一選手の15位、女子は夏見円選手の30位でした。ユニバ以来、恩田選手の名前を聞く機会が増えましたねー。今まで、クロカンってわりと同じ顔ぶればっかだったので、ホープ出現にほっとしてる感じです。
バイアスロン世界選手権第5日、女子24kmリレーで日本チームは13位でした。

3月19日
きな臭い…というか、今日か明日か…という状況のようですね。世間様から隔離(笑)された生活をしている私には、「いつの間に?」って感じもしないでもないのですが…。で、ここでフィギュアネタにつなげるところが私です。世界選手権は24日からワシントンで行われるんですが、懸念されていたとおり、本当にピッタリのタイミングになってしまいました。国際スケート連盟はいちおう「中止や会場変更、順延をする理由はなく、欠場するチームはない」としているそうなんですけど…。本当に大丈夫かと思ってしまいます。しかも、ブッシュ大統領までが観戦するというし…。本当、来なくていい、っていうか、「フィギュアなんて見てる場合じゃないだろ!」 とりあえず、無事終わってくれ〜っ!と願う今日この頃です。
で、続いて同じくフィギュアネタ(最近のネタって、フィギュアと陸上しかないかも…)。女子シングルのディフェンディングチャンピオン、ロシアのイリーナ・スルツカヤ選手が、世界選手権を欠場することになりました。母親の病気が理由とのこと。以前から噂になっていたことではありますが…。当然いるべき顔が欠けてしまうのは、ちょっと寂しいかも。
バイアスロンの世界選手権第4日、男子20kmで日本勢は菅恭司選手の25位が最高。まぐれでもなんでもいいから、ひと桁順位に入ってくれたら「おおっ!」って思うんですけどねー。

3月18日
バイアスロンの世界選手権第3日、女子15kmで日本勢トップは築館郁代選手の19位でした。

3月16日
ジャンプW杯の第25戦で、宮平選手は7位、葛西選手は踏み切りで失敗して16位。船木選手と高野選手は、残念ながら2回目に進めませんでした。
ノルディック複合のW杯は15日で全日程を終了したのですが…。悲しいことに来季、開幕戦から出場できるのは、日本勢では高橋大斗選手ただ1人となってしまいました。W杯の出場資格を与えられるのは、世界ランキング上位45位以内の選手のみ。森選手が今季限りで引退ということで、条件を満たすのは高橋選手だけなんですよね。さすがにこれは、ちょっとどころじゃない、かなり厳しい状況です。来季、若手選手のなかからだれか、伸びてくれればいいんですけどねー。
ショートトラックの世界チーム選手権第1日、日本チームは予選で3位、敗者復活戦でも3位で決勝には進めず…。結局5位となりました。やはりこの競技、トップとは少し差があるようです。
アルペンスキーのW杯男子回転最終戦で、日本のホープ佐々木明選手は、残念ながら2回目途中棄権という結果に終わりました。せっかく1回目、7位につけたんですけどねー。惜しかったです。これで今季のW杯男子回転はすべて終わり。佐々木選手は回転の種目別で総合15位となりました。これは本当に大躍進だし、来季、もっと安定してくれば、優勝もありうると思います。ますます期待がふくらみますねー。
クロスカントリーのW杯・女子15kmフリーで、横山寿美子選手は23位となりました。今季六度目のポイント獲得です。
スピードスケートの世界距離別選手権も最終日。この日は男女計4種目が行われました。男子1000mでは清水宏保選手が6位、今井裕介選手が11位に。女子1000mのほうは、新谷志保美選手12位、大菅小百合選手16位、岡崎朋美選手17位ともうひとつの結果でした。女子5000mは石野枝里子選手が7分23秒90のジュニア日本新をマークしたものの、順位は10位。あいかわらず、長距離は世界との差を実感させてくれますねー。男子10000mは糸川敏彦選手が13位、平子裕基選手は14位でした。
スピードスケートの女子短距離で圧倒的な強さを誇った、カナダのカトリオナ・ルメイ・ドーン選手が引退を発表しました。今季は背中のケガに泣かされて不振だったということですが、500mでは1998年の長野と昨年のソルトレーク両五輪で金メダルを獲得。この種目の世界記録保持者でもある、というわけで、本当にものすごく強い選手でした。でも、そんな選手でもやはり「引退」からは逃れられないんですね…。ちょっと寂しいニュースでした。
バイアスロンの世界選手権第2日、男子12・5km個人追い抜きは菅恭司選手の29位が最高でした。女子10km個人追い抜きの田中珠美選手は33位でした。

3月15日
ジャンプのW杯第24戦、日本勢は、葛西選手が2回目に120.5mを飛んで6位に入ったのが最高。宮平選手は風に恵まれず15位、船木選手は30位、高野鉄平選手は残念ながら2回目に進めませんでした。
ノルディック複合のW杯は、これが最終戦。今季はどうもジャンプの調子が良くなかった高橋大斗選手ですが、最後の最後で本領を発揮してくれました! 126mの大飛行でなんと前半トップに。これは表彰台も…と思ったのですが、残念ながら後半の距離は粘れず、11位に終わりました。ちょっと残念ではあるけど、とりあえずジャンプに関してはシーズンをいい形でしめくくれたんじゃないでしょうか? 来季につなげてほしいですねー。なお、これが現役最後の試合となった森敏選手は27位、青木純平選手は36位でした。森選手は4月からは大学に進学し、将来は指導者を目指すそうです。いい選手を育ててほしいですね。
スピードスケートの世界距離別選手権第2日、女子3000mで高校2年の石野枝里子選手が高校新をマークし7位に入りました。エース・田畑真紀選手は、残念ながら足首の故障で棄権。女子500mは新谷志保美選手の5位が最高。大菅小百合選手は6位、渡辺ゆかり選手は8位でした。

3月14日
スピードスケートの世界距離別選手権が開幕〜。今シーズンを締めくくる、大きな大会です。清水宏保選手は、これまで男子500mで4連覇を果たしていて、ここで勝てば5連覇…というところだったんですが…。合計タイム1分10秒36で惜しくも2位。優勝は、2回ともリンクレコードを更新したウォザースプーン選手でした。今季はもう圧倒的に強かったし、仕方ないですよね。来季に期待したいです。また、女子1500mでは田畑真紀選手が銀メダルを獲得。石野枝里子選手が5位と健闘しました。男子5000mは、依然として世界との距離は大きいです。糸川敏彦選手17位、平子裕基選手22位でした。
ノルディック複合のW杯第14戦、日本勢の最高は高橋大斗選手の26位でした。

3月12日
クロスカントリーのW杯・男子スプリントで、恩田祐一選手が8位に入りました。スキーのクロカンで1桁というのは、かなりの好成績。しかも、予選では3位だったというから驚きです。
この種目はまず予選を行い、上位16名が決勝へ進出。4名ずつの組に分かれてトーナメントを戦います。準々決勝は4名×4組で、上位2名が準決勝へと勝ち上がり、そこで2着に入れば決勝進出がかなう…というわけ(わかりにくい説明でごめんなさい)。
恩田選手は準決勝までは進んだのですが、惜しくもそこでは3着。5−8位決定戦では4着で、総合で8位となりました。準決勝3着ということは、あとひとつ上だったら決勝進出だったんですよねー。もし、決勝に出られてたら、本当にメダルも夢じゃなかったのになー。惜しかった〜!

3月9日
ケガが心配されていたフィギュアの恩田美栄選手ですが、愛知県選手権で優勝して復活をアピール。世界選手権へ向けて、まずは前進といった感じです。しかし、靴が合わないだけでこれぐらい長引いてしまうものなんですねー。ちょっとしたことでも、おろそかにはできませんね。
ジャンプW杯の個人第23戦で、葛西選手が5位に入賞。宮平選手は10位、高野選手36位、船木選手37位でした。
ノルディック複合のW杯、日本勢は高橋大斗選手の27位が最高…。あいかわらず、調子の上がらないのが残念です。森敏選手は30位、青木純平選手は42位で、本当に複合はどうなっちゃうんだろう…という感じです。
スピードスケートのW杯もこれで終わり。女子1000mで新谷志保美選手が10位に入り、この種目で総合6位となりました。岡崎朋美選手は11位でした。男子1000mは今井裕介選手の10位が最高で、中嶋敬春選手は16位、加藤条治選手は21位。男子5000mでは糸川敏彦選手が16位となっています。

3月8日
アルペンスキーのW杯男子回転第9戦で、佐々木明選手が6位に入る健闘を見せてくれました。1回目は15位につけた佐々木選手、2回目はなんと2位のタイムをたたき出したのです! これで今季三度目のベスト10入りで、もう「あっぱれ」としか言いようがないです。昨年の五輪でちらっと見たときは、1年後ここまで凄いことをやってのけるなんて思ってもみませんでしたねー。なお、皆川賢太郎選手は2回目で途中棄権、現役最後のレースとなった木村公宣選手は2回目に進めませんでした。長いこと日本のアルペン界を引っぱってくれた木村選手の最後の試合で、次代のホープの活躍が見られたこともうれしかったですね。
ジャンプのW杯団体、日本は船木、高野、宮平、葛西の4選手で臨み、4位となりました。優勝はオーストリア、フィンランドが2位、ドイツが3位でした。
ノルディック複合のW杯個人第12戦、日本勢の最高は高橋大斗選手の37位。なんか、沈むとこまで沈んでるような気が…。
スピードスケートのW杯最終戦、男子500mで清水宏保選手が2位となりました。今季は最後まで優勝はできませんでしたが、故障あけということで仕方ないのかも。加藤条治選手はこの試合は8位でしたが、総合得点では3位。高校生スケーター、来年も楽しみです。なお、清水選手は総合6位でした。女子500mは大菅小百合選手が6位となり、総合で3位。この試合4位の新谷志保美選手は総合4位に入りました。男子1000mは、日本勢は今井裕介選手の12位が最高でした。

3月7日
スピードスケートのW杯、男子500mで清水宏保選手は3位、加藤条治選手8位。女子500mでは大菅小百合選手が6位となりましたが、岡崎朋美選手は二度のフライイングで失格となりました。女子1500mは根本奈美選手が15位、田畑真紀選手は16位でした。
クロスカントリーのW杯・男女のスプリント1.5kmクラシカル、男子は恩田祐一選手が予選を突破して20位に入りました。女子の夏見円選手と横山寿美子選手は予選落ち。夏見選手はスプリントが得意なんですけど…ちょっと残念でした。

3月6日
アルペンスキーの木村公宣選手が、今季限りでの現役引退を表明しました。少し前から引退を匂わせるような発言はありましたが、この日の記者会見で「現役から退きたい」と明言。ついに長年の選手生活に、終止符を打つことになりました。「97年の志賀高原でのW杯で4位になったのが一番の思い出」だとか。私にとっては…長野五輪で、ちらっとでも「メダル」の夢を見せてくれたこと、かな。アルペンの日本男子では久々に現れた、世界に通用する選手でした。それにしても、長野でピークを迎えた選手が、こうやって次々と表舞台から去っていくのは、やっぱり寂しいものがありますねー。

3月5日
骨折の疑いがあったため、W杯遠征メンバーとは離れて急遽帰国した葛西選手でしたが、検査の結果骨には異常なしと判明。即、遠征先に向けて出発したそうです。W杯優勝時は、飛んだ距離が距離でしたからねー。「激痛が走った」と聞いたら、そりゃ、骨が折れてても仕方ない…と思っちゃいました。でも、なんともないと知って一安心。心おきなく、残りの試合も飛びまくってほしいですねー。

3月3日
スピードスケートのW杯で、今季二度目の100mが行われました。日本勢は男子の加藤条治選手が2位、女子の大菅小百合選手と新谷志保美選手は同タイムでしたが、2回戦のタイムで新谷選手が2位、大菅選手が3位となりました。この100m、今季から試験的に実施されてるんですけど、スケートで意味があるのかしら…?と思ってしまいます。陸上なら、スタートから序盤の走り、中間疾走、後半からゴール前…と、たった100mでも走り方が違ってくるんですけど、スケートだとやっと氷に乗ったころに終わってしまいそう。ただし、ロケットスタートの清水選手が完調で臨めば(今回は出てないです)、勝てる可能性がけっこうある種目だけに、ちょっと複雑な気もしますが…。

3月2日
フィギュアのグランプリファイナル、女子シングルで荒川静香選手が4位に入りました。この日は二つ目のフリーが行われたのですが、荒川選手はほとんどノーミスだったみたい。NHKのニュースでもちょこっと映ってましたが、3回転−3回転のコンビネーションも決めてたし(かなり回転不足だったけど…)、5種類の3回転が全部入ったそうだし、いい出来だったんでしょう。この演技だけなら3位だったんですが、最初のショートでのつまずきがたたって、4位に上げるにとどまりました。
でも、滑るたびに基礎点も高くなっていってるし、たぶん世界選手権ではもう少し上も出るはず。試合続きではありましたが、ファイナルに出られて、そしてこの成績がとれたことは、彼女にとってものすごいプラスになったんじゃないでしょうか。これからアメリカでプログラムの最終の手直しをするそうなので、世界選手権ではもっと練り上げられた白鳥とタイタニックが見られるかな。とっても楽しみです(テレビ中継があれば…)。
反対に村主選手は、かなり調子が悪かったみたいですね。一つ目のフリーなんて、3回転が1回しか入らなかったというし…。ニュースで見た演技後の表情は、なんだか泣いているような感じでした。二つ目のフリーはそんなに悪くなかったと思うんですが…。彼女の場合もろいように見えて、追いつめられると案外力を発揮できるので、世界選手権では開き直って演技してくれ〜としか言えないですねー。本当、滑りの良さは一級品なんだから。
優勝はアメリカのサーシャ・コーエン選手。世界チャンピオン・スルツカヤ選手が2位。この2人の壁はかなり厚いですけど、乗り越えて欲しいです。(←一瞬、「愛と青春の旅立ち」の壁昇りを思い浮かべてしまった…って、見てない人にはわかんないですよね。失礼しました〜!)
男子は、やっぱり最初から勝負は決まってましたかねー。プルシェンコ選手が圧勝しました。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
フィギュアの、こちらは世界ジュニア選手権。前日まで2位につけていた太田由希奈選手が、フリーは堂々の1位をとって初優勝! やはり、あの柔らかい(今までの日本女子とはちょっと異質)表現が評価されたんでしょう。あと、私は昨シーズンの演技は知らないんですが、ジャンプがかなり正確になってきたみたいですね。
安藤美姫選手は、4回転が決められず2位。全日本の6分間の練習のときは、目の前ですっごいきれいなサルコウを見せてくれたんですが、試合となるとまだ確率が良くないのかなあ…。彼女の場合、やっぱりジャンプが決まらないとツライんですよね。次回は太田さんとノーミス対決で決着をつけてほしいですねー。
浅田舞選手は、フリー3位で総合4位。ショートの失敗が響きました。でも、3回転半のコンビネーションを降りて(未認定だそうですが)、初出場とは思えないほど高い点数をもらえて良かった! 彼女の場合、バレエの訓練はきっちりできてるし、ジャンプでは折り紙付きの指導者についてるわけですから、このまま伸びていければもしかしたら凄い選手になるかも? とにかく1、2、4位という、これ以上ないくらいの好結果でありました。
ショートトラックの全日本選手権、男子は西谷岳文選手が、女子は神野由佳選手がそれぞれ初の総合優勝を果たしました。西谷選手は前日の500m、1500mで1位をとり、この日行われた3000mもトップ。1000mでは寺尾悟選手が一矢を報いましたが、3種目を制した西谷選手が総合1位となりました。でも、西谷選手が3000mで勝ったと聞いてびっくり。ショートトラックの選手なのに駆け引きがあまりうまくなく、これまではダッシュ力で上に行ってた感じだったので…。骨折もほぼ完治したみたいだし、世界選手権では思い切ったレースをしてほしいです。
モーグルのW杯も今季最終戦。上村愛子選手が2位に入りました。畑中みゆき選手は10位、里谷多英選手は11位でした。今季の上村選手の種目別総合順位は7位で、総合2位となった年よりは下ですけど、初優勝もしたし、いいシーズンだったんじゃないかな。里谷選手は14位で、いってみれば我慢のシーズンでした。来季、エアの完成度を高めて、また上には行ってほしいですねー。
スピードスケートW杯男子500m、高校生の加藤条治選手は7位。優勝はやはりウォザースプーン選手で、なんと今季ここまで負けなし! 強すぎです。弱かったのは昨年の五輪だけ…って感じですね。女子は大菅小百合選手が500m5位。新谷志保美選手は500m6位、1000m9位でした。

3月1日
ノルディック世界選手権の最終日、クロスカントリー男子50kmフリーで、 今井博幸選手が9位に入りました。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
フィギュアのグランプリファイナル、この大会はショート1回とフリー2回、計3回で争われるのですが、ショートで5位だった村主選手はほとんど3回転が成功しなかったらしく、6位に落ちました。荒川選手はいい演技はしたみたいなのですが、やはり点数が出きらずこのフリーは4位、総合で5位。ただ、最終日のフリーに非常に評判の良いタイタニックを滑るだけに、普通にできればもうひとつは順位を上げられそう。村主選手は精神的なものが大きいと思うので、うーん、なんとか立て直してほしいですねー。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
世界選手権の代表最終選考会を兼ねた、ショートトラックの全日本選手権が行われて、男子は西谷岳文選手がトップに立ちました。寺尾悟選手は3位につけています。西谷選手は、まだこの大会での総合優勝がないそうで…。ぜひとってほしいですね。

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