2003年のトピックス           10 11 12

4月30日
昨年のソルトレークを最後に引退…したはずだった、カナダのエルビス・ストイコ選手が現役復帰を発表しました。フィギュアファンなら説明はいらないでしょうが、過去世界選手権で三度優勝している、「元祖・4回転ジャンパー」とでもいうべき選手です(初めて成功させた選手ではないのですが…)。全盛期の彼の演技は、エネルギッシュで本当にすばらしかったのですが、もう31歳になるとあっては「大丈夫かな〜?」という感じのほうが強くなってしまいます。もちろん、活躍を期待はしますけど…。とりあえずは、復帰後第1戦を見てみたいです。といっても、公式の試合は半年先のことですけどね(^^;)。

4月22日
スキージャンプのナショナルチームチーフコーチ・八木弘和氏が、新チーム「ワールドスポーツクラブ シュピッツ」の設立を発表しました。メンバーは、3月で廃部したデサントのジャンプ部に所属していた長野冬季五輪代表の吉岡和也選手ら2人。八木さんによると「五輪に出場することが目標」とのことです。チームは札幌市内のイベント企画会社サン・スタッフのスポーツ事業部として運営され、企業や個人から活動資金を募るそうです。

4月9日
フィギュアのシーズンも終わり…なのですが、世界選手権の余韻が残るアメリカはコネティカット州ブリッジポートで、国際チャレンジという大会が行われました。日本から出場したのは、村主選手と荒川選手。村主選手は演技後に泣いてしまったくらい完璧な演技ができたらしく、堂々の2位。荒川選手はワンミスの演技で7位となりました。
ところでこの大会、アメリカ勢4人(世界選手権代表3人+マクドノー選手)、ロシア勢2人(スルツカヤ選手、ソコロワ選手)に日本勢の計8人で争われたのですが、一種のお祭り大会とはいえ、超豪華な出場メンバー。そのなかで2位に入った村主選手は、よくやった〜!って感じですよね。荒川選手は見てないからなんともいえないけど、相変わらず点が出なかったなーって気がしました。コーチが佐野さんからキャラハン氏に変わったそうで、そうなるともしかしたら本格的にアメリカで練習するかもしれないし、向こうで名前を売って基礎点アップを図ってほしいです。
ちなみに優勝は、やはりクワン選手。村主選手が完璧な演技をしても勝てなかったのは、ちょっと残念でした。

4月2日
先日、「フィギュアの新団体発足?」とお伝えしましたが、その「世界スケート連盟」に対して、従来からの「国際スケート連盟」が強く非難する声明を発表しました。確かに分裂の危機だけに、旧勢力が新勢力を批判するのはもっともだと思うのですが、気になるのは選手への脅迫めいた警告。「一部のスケート連盟幹部の野望のために、世界選手権や五輪に出場する夢を選手から奪うことになるだろう」というのは…。ようは、「新団体についた国や選手は、五輪にも世界選手権にも出してやらない」ってことですよね? なんか、いや〜な感じです。いったいどうなっちゃうんでしょう。

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