2003年のトピックス           10 11 12

5月31日
30日に腰(お尻?)の手術を受けた、フィギュアのヤグディン選手が声明を発表。手術は成功で、6週間以内にスケートを再開できる見通しだそうです。成功したのはよかったんですが、「難しい手術」って聞いてただけに、そんなにすぐに復帰できるもんなの?と、ちょっと拍子抜けしてしまいました。ニュースでは「内視鏡手術」と書いてあったので、それだったら回復が早いのは納得ですが。
秋からのグランプリシリーズにエントリーはされていたけど、正直「出場できるんかいな?」と思ってたんですよね。でも、6週間で練習が始められるなら、それも不可能ではなさそう。大会への出場予定も変更なしとのことで、秋にはまた、あの演技が見られることを期待しててもいいのかしら。

5月30日
スピードスケート中長距離のエース・田畑真紀選手が、所属する富士急を来月で退社することになりました。一瞬、「まさか引退?」と思ってしまいましたが、そうではなくて、トリノでメダルを目指すために、あえて退社という選択をしたみたいです。なんでも、ソルトレーク五輪までのコーチ・羽田雅樹氏に、もう一度指導してもらいたいんだとか。
田畑選手は、昨シーズンあまりいい成績を挙げられなかったけど、それももしかしたらコーチが替わったせいなのかもしれませんね。年齢的にも、彼女には次の五輪がラストチャンスだろうし、それならば納得いくコーチについてトレーニングしてほしいです。次の所属先とかは決まってないそうですけど、彼女が競技に全力投球できる環境が用意されればいいですねー。

5月28日
東京運動記者クラブ・スキー分科会が選ぶ、2002−03年シーズンの「スノーリート賞」に、アルペンスキーの佐々木明選手が決まりました。これは、「最も印象に残る活躍をした選手を表彰する」もの。佐々木選手のことはここでも何度か取り上げましたけど、W杯男子回転で2位に入り、世間をあっと言わせた期待の新星です。途中棄権覚悟でどんどんアタックしていく滑りは、見ていてめっちゃ爽快! この受賞は納得ですねー。また、今季限りで引退したジャンプの斉藤浩哉選手とアルペンの木村公宣選手に、特別賞が贈られました。

5月27日
フィギュアのグランプリシリーズ、エントリーリストが発表されました。男子は、本田選手がスケートアメリカ、スケートカナダ、NHK杯の3つに出場する予定。NHK杯には、ゲーブル選手やアブト選手なんかも(いちおう)エントリーしているので、対決が実現すれば、かなりおもしろくなりそう。あと、ヤグディン選手が中国(本当にここでやるのかどうかは、わかんないですけど)とフランスのところに名前があるんですけど、手術を受けることだし、出られない可能性のほうが高いかもしれませんねー。でも、載っているということはやる気は充分…と思って、復活を楽しみにすることにしますわ。あ、復活といえば、ストイコ選手もちゃんとエントリーされてます。地元カナダと中国。あのパワフルさが衰えてなければいいんですけどねー。
女子のほうは、村主選手と荒川選手が3試合に出場。村主選手は中国、ロシア、日本、荒川選手がアメリカ、カナダ、フランスとなってます。荒川さんがNHK杯で見られないのは、ちょい残念。恩田選手は中国と日本で、あとは中野選手とジュニアから上がる太田選手が2試合、同じく昨季までジュニアの鈴木明子選手が1試合に出場。注目は、ジュニアタイトルを総なめにした太田選手でしょうか。NHK杯に出場ということで、彼女に対する期待の高さがうかがえます。シニアでどこまでやれるかしら?
あと、アイスダンスの有川梨絵選手、引退しちゃったらしくて残念です。全日本では勝ったし、これからのカップルだと思ってたのに…。パートナーの宮本賢治選手は、都築奈加子選手と組んで競技を続けるみたいですけど、ね。

5月25日
腰(お尻でしたっけ?)の故障でずっと競技会を休んでいた、フィギュアのアレクセイ・ヤグディン選手が、ついに手術に踏み切ることになりました。ニュースでは「コーチの話」となってるので、タラソワさんが会見でもしたのかな? 彼女の話によると「難しい手術なので、現時点で復帰について予測するのは難しい」んだそうです。そんなに大きな手術なんでしょうか…? 腰は神経が集中してる部位だし、そこにメスを入れるのは恐いとは思いますが…。どうも、この手術に彼の進退がかかってるような感じなんで、成功するとこを祈りたいですねー。いちおう、復帰を前提に新しいプログラムを作ってる…ということなので、前向きに捉えることにしましょう〜。やっぱ、競技会で見られないと寂しいですもんね。
清水宏保選手が練習を公開。今後は若い男子短距離選手と、一緒にトレーニングしていく計画だとか。この日一緒に練習したのは小林正暢選手だけでしたが、川田知範選手、加藤条治選手とも同様に、チームを組んでやっていくそうです。清水選手も、若手の育成…なんことを考える年になっちゃったんですねー。それはそれですばらしいことだとは思うけど、なんとなく清水選手には「ベテラン」にはなってほしくないような…勝手な言い分ですけど、そんな気がします(「ベテラン→引退が近づく」って構図がイヤなのかも)。
とはいえ、清水選手が老け込んでしまったわけでは全然なくて、来年、長野で開催される世界スプリント選手権に向けて、モチベーションは高まってる様子。なんせ、総合優勝を狙ってくそうですからねー。これは500mと1000mの2種目×2回=計4回の滑走の合計で決まるので、1000mがイマイチ得意でない清水選手は今まで優勝したことがないのです。これに狙いを定めてるんだから、腰もほとんど大丈夫なんでしょう。来シーズンを楽しみにしておくことにしましょう〜。

5月15日
スケルトンの越和宏選手。先日「トリノまで続行」宣言をしましたが、それまで所属していたホクトとの契約が切れてしまい、お金どうするんだろう?なんて思ってたんですけど…。なんと、このほど11社との契約が決まったとか。新しい所属先は「システックス」という会社(何してるとこなんでしょ?)で、4つのスポンサーが金銭面に協力。3社が物品提供、4社が技術提供でバックアップとのことです。トータルで昨年の約2倍の資金…というんだから、たいしたもんですよねー。
若い選手だと、五輪のあとけっこう「燃え尽き症候群」みたいになっちゃって、成績が伸びなかったり、引退したり…ってこともあるじゃないですか。でも越選手の場合、五輪が終わってもちゃんと翌シーズンに結果を出して(W杯総合3位でしたっけ?)、しかも次まで続けようとしているのは、あっぱれっていうか、本当、頭が下がります。ああいう真摯な姿勢で競技に取り組んでいるからこそ、バックアップする企業も出てくるんですよねー(衝突するところも多そうだけど)。とりあえずは、1年1年がんばってってもらいたいです。

5月13日
ノルウェーのトロムセ、という都市が2014年の冬季五輪招致を計画しているらしいです。なんでも北極圏にあるんだそうで、人口は6万人あまりとか。冬季に立候補するのは小さな都市も多いですけど、今回はそれに加えて北極圏ですからねー。めっちゃこじんまりしてそう。でもって、ものすごく寒そう。しかも冬だから、あっという間に日が暮れそう(^^;)。とはいえ、ノルウエー国内でもリレハンメルが再度名乗りをあげるらしいし、立候補するところまでいくかどうか…? ちなみにほかの国では、ブルガリアのソフィア、中国のハルビン、それにアメリカのニューヨーク州&カナダのケベック州(共同で招致)などが計画を進めています。まあ、その前に2010年の開催地が決まんなきゃ、ですけど。ちなみにそちらは、7月2日の予定です。

5月8日
2007年に札幌で開催される、ノルディックスキー世界選手権の組織委員会・設立総会が開かれました。とりあえずは、準備のスタートを切った…ってところでしょうか。まだ先のことではありますが、注目度の高い大会だし、ぜひぜひ成功させてほしいもの。そして、これが一番大事なのですが、ホスト国にふさわしい活躍を見せてくれるように、切に願います〜。長野五輪並とは言いませんが、少しでいいから競技力が向上してますように…。

5月3日
2010年の冬季五輪には、今のところザルツブルク(オーストリア)、バンクーバー(カナダ)、平昌(韓国)の3つが立候補しているのですが、それらの都市に対する国際オリンピック委員会の評価は、現段階では「ザルツブルクとバンクーバーがリード」なんだそうです。平昌は、競技場の新設計画や宿泊施設などに課題アリ、だとか。とはいえ、まだ平昌落選が決まったわけじゃないし、これから7月2日のIOC総会に向けて巻き返しを図ってきそうです。個人的には、ザルツブルクの街に興味があるので、開催が決まればいろいろ紹介してくれるんじゃないかなーなんて思っているのですが…。

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