2003年のトピックス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
11月30日
※フィギュアスケートのNHK杯最終日、男子シングルで勝ったのは、意外にもショート2位のジェフリー・バトル選手(カナダ)でした。ショートでトップに立っていたのはアメリカのゲーブル選手で、世界選手権2位という実績から見ても、その優位は動かないだろうと思っていたのですが…。この逆転には、かなり驚かされました。ケーブル選手は体調が万全ではなかったようで、そのへんが原因みたいですねー。
ただ、残念だったのが日本の2人。田村岳斗選手10位、中庭健介選手11位と、最後の二つの順位を占めることになってしまいました。特に中庭選手は、ショートは9位でも上位陣とそれほど差はついてなかったのに…。なんでこうなってしまったんでしょう? 昨年の全日本で見て以来、けっこう注目しているだけに…残念でした。
※ノルディックスキーのW杯、複合の個人第2戦スプリントで、高橋大斗選手が7位に入りました。前半のジャンプで4位につけられたのが、大きかったですねー。これで、第1戦の4位に続くベスト10入りで、今季の高橋選手はなかなか期待できそうです。ジャンプでトップに立てたら、表彰台も夢ではないですからねー。
※ノルディックスキーのW杯、ジャンプの個人第2戦、山田大起選手はここでも好調。強風のため、1回だけの結果で順位が決まったのですが、山田選手は116mを飛んで10位に入りました。昨日は11位、今日は10位…ということで、次回はぜひ1桁順位をとってほしいものです。なお、船木和喜選手は16位、葛西紀明選手は18位、宮平秀治選手は23位でした。
※ノルディックスキーのW杯、クロスカントリーは男子30kmダブル追い抜きが行われて、日本の神津正昭選手は50位。
※スケルトンのW杯も始まりました。大ベテラン・越和宏選手の今季の調子はいかに?と気になっていたのですが、開幕戦では6位とまずまずの順位。今季からスポンサーも増えて体制は整ったし、安心して競技に取り組めるんではないでしょうか。もう39歳になるはずですが、ぜひぜひトリノまで続けて欲しいです。なお、東条香舜選手は15位、女子の中山英子選手は14位でした。
※ショートトラックのW杯第3戦、男子1000mに出場した日本勢は、いずれも決勝には進めませんでした。西谷岳文選手と寺尾悟選手は準決勝で、藤本貴大選手は予選で敗退。優勝とまではいかなくても、せめて決勝に、だれか1人は進んでくれたらなーと思うのですが…。また、女子の同じく1000mは、勅使川原郁恵選手、神野由佳選手、高田貴子選手の3人とも予選で敗退。こちらは男子よりさらに厳しいです。
11月29日
※フィギュアスケートのNHK杯第3日、女子シングルで村主章枝選手が逆転で初優勝を果たしました。
前日のショートでは2位。ただ、トップのリアシェンコ選手とは僅差だったし、逆転のチャンスは充分あり…と見ていたら、本当にそのとおりやってくれました。演技のほうは、まだスポーツニュースでダイジェストを見ただけなのですが、失敗が少なくて(ほとんどなし?)かなりいい出来だったようですね。昨シーズンは試合ごとに好不調の波が激しくて、「滑ってみるまでわからない」って感じでしたけど、今季はこのまま行ってほしいですねー。
2位はショートトップのリアシェンコ選手で、恩田美栄選手が3位、太田由希奈選手は6位でした。この結果、12月に行われるグランプリファイナルの出場権を、村主選手、恩田選手が獲得。すでに出場を決めている荒川静香選手と合わせて、3人がファイナルへの進出を決めました。
ちなみにグランプリファイナルというのは、6戦あるグランプリシリーズの上位6名(順位ごとの獲得ポイント数で決定)のみが出場する試合です。つまり、ここに出られるのがすなわち、世界のトップ選手ということで…。その6名のうち日本勢が半数を占めたんですから、「日本強し」ですね。太田選手も、NHK杯の結果次第では進出のチャンスはあったんですけどねー。さすがに4人となると、偏りすぎっていう意識がジャッジにも働いたのかも(あくまで憶測ですが)。
ただ、6名のなかに、世界チャンピオンのミシェル・クワン選手は入っていません。彼女はここのところ、グランプリにはほとんど出ないで、全米選手権と世界選手権のみに絞って出場してきています。まあ、そういう道もあるのでしょうが、本来世界選手権の上位選手には、グランプリ出場が義務づけられているはずなので、そういうところにもきっちり出てきてほしいんですけどね。
また、男子シングルはショートが行われ、トップに立ったのはやはりアメリカのティモシー・ゲーブル選手。日本の中庭健介選手は9位、田村岳斗選手は11位となっています。ただ、中庭選手の61.85点なら、4位の64.80点とそれほど差はないので、フリーの出来いかんでは上がれる可能性もあるのですが、田村選手は53.95点と1人ダントツの最下位…。これで最後のNHK杯だと思うと、力が入ったのでしょうか…。コメントに困る結果となってしまいました。フリーでは、ひとつ順位を上げることすらままならないと思いますが、もう「悔いのない演技を」というしかないですね。
アイスダンスはデンコワ/スタビスキー組が優勝。渡辺心/木戸章之組は8位、都築奈加子/宮本賢二組は10位でした。せっかくODで7位に順位を上げた渡辺/木戸組は、風邪による発熱の影響で順位を下げてしまいました。これはちょっと、もったいなかったですねー。
※ノルディックスキーのW杯、複合の第1戦で、高橋大斗選手が4位に入りました。前半のジャンプで2位につけ、後半のクロスカントリーでも粘って4位。ソルトレークのシーズンは、ジャンプが冴えてW杯でも毎回のように上位に入っていましたが、昨シーズンはジャンプの調子が狂ってしまったのか、一転、苦戦が続くようになっていました。
しかも、昨シーズンの日本勢の不振から、今季はついに、W杯Aへ参加できるのが高橋選手1人になってしまって…。もう日本のノルディック複合はダメなのかと、ちょっとあきらめかげんでした。それが、この4位で一気に希望も見えてきましたねー。とりあえず、次の試合でもがんばって、コンスタントに上位でゴールできるようになって欲しいです。
※ノルディックスキーのW杯、お次はジャンプです。こちらでも、21歳のホープ・山田大起選手が、再び調子を上げてきました。山田選手は、19歳で五輪代表になって期待されたのもつかのま、昨季はまったく調子が出ず、途中からはW杯メンバーからも外されていました。それがこの開幕戦、1回目は17位につけ、2回目で11位にまで順位を上げるという健闘ぶり。2回目だけでは4位で、今後に充分期待できる内容だったのではないでしょうか?
なお、葛西紀明選手は1回目8位につけながら、2回目で失敗して12位。船木和喜選手は21位、宮平秀治選手は2回目に進めませんでした。
※同じくノルディックスキーのW杯、クロスカントリー女子15kmダブル追い抜きで、横山寿美子選手が12位に入りました。「ダブル追い抜き」とは、クラシカルとフリーの二つの走法を続けて走る種目です。昨シーズンから登場したのかな。クロスカントリーもいろいろ種目が増えてきて、なんだかごっちゃになりそうです。以下、曽根田千鶴選手は37位、福田修子選手は40位でした。
※ショートトラックのW杯、男子500mで西谷岳文選手と寺尾悟選手は準決勝で、吉沢純平は予選で敗れて、決勝には行けませんでした。西谷選手は、決勝まであと一歩なんですけどねー。また、女子500mに出場した日本勢は、すべて予選で敗退。男女のリレーでも、ともに準決勝で姿を消しました。
※スピードスケートの浅間選抜最終日、男子10000mは佐藤克憲選手が初優勝。2位は糸川敏彦選手でした。
11月28日
※フィギュアスケートのNHK杯第2日、女子シングルのSPでトップに立ったのは、ウクライナのエレーナ・リアシェンコ選手でした。村主章枝選手は2位、恩田美栄選手が3位。ホープ太田由希奈選手は7位からのスタートとなりました。実は、ビデオに録っただけで、まだ見ていないのですが…恐れていたことが起こってしまった、という感じです。
なんでも、リアシェンコ選手と村主選手はミスあり、恩田選手はノーミスだったそうですが、新採点法だとショートでミスしてもあまり響かないんですよね。基礎的な部分で劣る恩田選手は、多少下げられても仕方ないのかもしれないけど、これじゃ本当にフリーの縮小版になってしまって、ショートの意義がないように思えました。
まあ、1〜3位の点差はほとんどないに等しいので、最終順位はフリーの得点次第になるでしょう。やはり、村主選手か恩田選手のどちらかに優勝してもらいたいです。ファイナル出場もかかってますからね。
ただ、心配なのが太田選手です。スケートカナダでは観客から拍手喝采を浴びたはずなのに…いったいどうなっちゃったんでしょう。ミスがあったうえに、全体にスピードもなく精彩を欠いた演技だったようですが…。やっぱ、プレッシャーもあるんでしょうかねー。昨年はジュニアタイトルを総なめにした彼女も、シニアに上がったばかりでは、同じ気持ちで演技に臨むことは難しいのかなぁ…。
また、ペアの井上怜奈/ジョン・ボールドウィン組(アメリカ)は、ショートからひとつ順位を落として4位となり、若松詩子/ジャンセバスチャン・フェクトー組(カナダ)は5位。日本代表としては出場していない彼女たちですが、異国の地でがんばってるんだなーと思うと、応援したくなりますよね。優勝はペトロワ/ティホノフ組(ロシア)でした。
アイスダンスの渡辺心/木戸章之組は、コンパルソリーダンスからひとつ順位を上げて7位。健闘してますねー。ただ、都築奈加子/宮本賢二組は逆にひとつ下げて、11位となってしまいました。宮本選手は昨シーズンまで有川梨絵さんと組んでいたのですが、そのときは渡辺/木戸組に僅差で続いてたんですけどねー。今季はしかたないかな。
※スピードスケートの浅間選抜第2日、男子1000mは清水宏保選手が500に続いて優勝。2位には小林正暢選手が入りました。男子5000mは糸川敏彦選手が制し、小原英志選手が2位。また、女子1000mは吉井小百合選手が初優勝を飾り、外ノ池亜希選手が2位。今季は開幕から好調の新谷志保美選手は、残念ながら風邪で棄権してしまいました。女子3000mは、今季すでに中長距離のW杯で好成績を残している石野枝里子選手が勝っています。
これまでの結果を受けて、短距離のW杯前半戦の代表が決まりました。男子…清水宏保、加藤条治、小林正暢、及川佑、小原唯志、今井裕介。女子…新谷志保美、吉井小百合、大菅小百合、岡崎朋美、渡辺ゆかり、外ノ池亜希。国内ではかなりいい感じの清水選手が、W杯でも優勝できるか。ホープ加藤条治選手はどこまで迫れるか。女子では新谷志保美選手が圧倒的に調子が良さそうなので、こちらもかなり楽しみです。
※ショートトラックのW杯第3戦、男子1500mで有野美治選手が5位に入りました。西谷岳文選手と寺尾悟選手は準決勝で敗退。決勝への壁は厚いです。男子5000mリレーは、準決勝に進出していますが…。また、女子1500mは勅使川原郁恵選手が準決勝まで進んだ以外はすべて予選で敗退。女子は、男子よりさらにキビシイようです…。
※クロスカントリーのW杯、女子10kmクラシカルで、横山寿美子選手が16位に入りました。この調子で行ってくれればいいんですけどねー。以下、石田正子選手は28位、福田修子選手は34位、夏見円選手は71位でした。男子15kmクラシカルは、駒村俊介選手が35位に入ったのが最高。今井博幸選手は52位でした。
11月27日
※スピードスケートの浅間選抜第1日、初日は男女2種目が行われました。
さすがというべきか、清水宏保選手がぐっと調子を上げてきた感じです。男子500mの1回目は35秒42、2回目は35秒39と、どちらもトップのタイムをマーク。特に2回目は大会新を記録しているし、いい感じで仕上がっているようですねー。2位は加藤条治選手で、1、2回目とも35秒台中盤と、こちらも開幕から安定して好成績を挙げています。昨シーズンのW杯男子500mは、たしか全部?ウォザースプーン選手の優勝で終わってしまってるんですけど、今季はぜひストップをかけてほしいですよね。
女子500mは今季好調の新谷志保美選手が、2回目に国内最高をマークして初優勝。この種目は開幕から3連勝と、波に乗ってますねー。また、男子1500mは小林和朗選手が2連覇を果たし、女子1500mは小野寺未夏選手が初優勝しています。
※フィギュアのNHK杯が始まり、初日はペアとアイスダンスが行われました。
アイスダンスはコンパルソリーダンスが行われて、トップに立ったのはブルガリアのデンコワ/スタビスキー組。日本の渡辺心/木戸章之組は8位、都築奈加子/宮本賢二組は10位につけています。渡辺/木戸組の8位は、なかなかの健闘。日本のダンスはあまり強くない(というか、弱い)ので、一気に上昇というのは難しいんですよね。でも、昨年の10位から二つ上げたし、じわじわと評価を高めていってるのはうれしいです。都築/宮本組は、やはり結成から1年足らずでは、まだまだ…ってところでしょうか。もう少し様子を見ないと、なんともいえないですね。
また、ペアのSPでは、予想どおりペトロワ/ティホノフ組(ロシア)が首位で、井上怜奈/ボールドウィン組(アメリカ)は3位、若松詩子/フェクトー組(カナダ)は5位となっています。ペアがまったくダメ…というか、現時点では存在すら皆無の日本ですが、他国の男子と組めばいいセン行くんですよねー。やはり、日本にペア向きの男子(長身で力が強い)は、なかなかいないのかも。
11月26日
※ノルディック複合の荻原兄弟が共同でプロデュースして、「草津温泉ノルディックスキーフェスティバル2004」なる催しが開催されるそうです。来年の3月6日からで、初日はまず、荻原健司さんのスキー教室。翌7日にはクロスカントリー大会やスキーハイキングが実施されるとか。
目的は、クロスカントリースキーの振興で、「だれでも気軽に楽しむようになってほしい」との思いからだそうです。日本では、スキーといえばどうしてもアルペンを想像してしまいがちですけど、「歩く(走る)スキー」ももっと広まって底辺が拡大してくれば…と思います。それが長い目で見れば、競技力の向上にもつながってきますもんね。
※フィギュアの田村岳斗(たむらやまと)選手が、今季かぎりでの引退を表明しました。報道によると、「NHK杯と全日本選手権で最後だと思っている」と語ったとか。いちおうシーズンは3月までですけど、12月末の全日本選手権の結果で1月からのスケジュールも決まってくるし、全日本が最後の正念場になる…って意味なんでしょうか。
田村選手はずっと日本男子の「二番手」の位置にいて、長野五輪に出場した当時はかなり将来を期待されてもいました。長野の選考会となった全日本選手権、私は神戸まで見に行ったのですが、そのときの田村選手の演技はすばらしかった。「シェルブールの雨傘」のメロディーにのってノーミス(だったと思う)で滑りきり、満場の喝采を浴びていました。
ただ残念ながら、私が見たかぎりではそのときから今まで、一度もそれを上回る演技はできませんでしたね。あのまま伸びてくれることを、当然のように期待していたのですが、スタミナ不足やジャンプの不安定さなどを指摘されつつ、克服できないままピークを過ぎてしまった感じがします。長野当時は、本田選手とも今ほど大きな差はついていなかったんですけどねー。
とりあえず、これからの一戦一戦、きっちりと滑りきってほしいです。
11月25日
※今週末のフィギュア・グランプリシリーズは、待ちに待った日本でのNHK杯…なのですが、当然出るはずだった日本のエース本田武史選手が、右足首の捻挫で急遽欠場ということになってしまいました。20日の練習中に捻挫して全治3週間、ということで、さすがに1週間後の試合に出るのは無理なようです。
でも、日本で本田選手の演技が見られることを楽しみにしていただけに(もちろんテレビ観戦ですけど)、欠場はものすごく残念! 一応、12月末の全日本には出るらしいので、そのときまでには完璧に治しておいてほしいです。
また、女子では、すでに欠場の決まっているスルツカヤ選手に続き、同じロシアのソコロワ選手も、体調不良のため出場しないことになりました。まあ、せっかく昨シーズンの世界選手権で銀をとったにもかかわらず、今季はずっと絶不調でしたからねー。ある程度予想されたことだし、しかたないのかも。
11月24日
※アルペンスキーW杯の回転第1戦で、日本の佐々木明選手は12位と上々のスタートを切りました。昨シーズンのW杯で2位に入り、びっくりさせてくれた佐々木選手。それも1大会だけでなく、その後の試合でも好成績をとってくれて、今後にかなり期待させられる内容でした。
ただ、昨シーズンは、攻撃的な滑りはものすごく良かったんですけど、どうしてもそのの分、棄権が多くなっていたのも事実なんですね。100か0か、って感じだったし。でも、その面でも今季の佐々木選手は一味違うようです。「全戦を完走して、ポイントをとり、第1シード入りを目指す」と、攻撃的な滑りは維持しながらも、「ゼロ」はなくしたい様子です。
そして今季第1戦は、17番スタートから1回目は11位につける上々の滑り出し。2回目でさらに上を狙う…はずでしたが、なぜか逆に順位をひとつ下げてしまいました。特に失敗した部分もなかった…ということで、もしかしたら堅くなってしまったのでしょうか(単なる想像ですが)。
けど、昨シーズンは60番台あたり?からスタートしていたのを考えれば、よくぞ17番にまで上げてきた…という感じです(スタートの数字が大きくなるほど、レベルが低い…と考えておいてください。厳密に説明しようとすると長くなるので)。目標の第1シードに入れるのは15人。もうほとんど目前ですよね。次の回転の試合(12月15日)を楽しみにすることにします。
※スピードスケートのW杯、女子1500mで、田畑真紀選手が4位に入りました。中長距離のエースに、いよいよエンジンがかかってきたかなーという感じです。根本奈美は10位、石野枝里子選手は12位でした。
11月23日
※フィギュアのグランプリシリーズ、ロシア杯。最終日はアイスダンスのフリーが行われて、日本の都築奈加子/宮本賢二組は11位となりました。まだ、組んで1年にもならないし、この段階でいろいろいってもしかたないかな。徐々に評価を上げてってくれれば…と思います。
※ノルディックスキーのW杯、クロスカントリー男子40kmリレーで、日本チームの成績は16位でした。出場が17チームなので、ちょっと残念な結果になってしまいました。男子のリレーでは、調子がいいとベスト10に入れることもあるんですけどねー。コンスタントに上位に顔を出すところまでは、まだ行っていないようです。
※フリースタイルスキーのW杯、男子ハーフパイプで上野雄大選手は42位となりました。ハーフパイプと聞いて、最初は「スノーボード?」と思ったのですが、さにあらず。あくまでもスキーなのだそうです。なんだかフリースタイルスキーって、いろいろ種類がありすぎてわかんなくなりそう。
※スピードスケートの真駒内選抜、最終日は男女各2種目が行われました。男子1000mは清水宏保選手が制し、前日の500mとあわせて2冠を達成。スポーツニュースで「後半は足が止まった」って聞きましたけど、それでも勝ってしまうあたり、さすがだなーと…。また、男子5000mでは糸川敏彦選手が圧勝しました。
女子1000mは新谷志保美選手が勝って、これも500mとの2冠。女子3000mの小野寺未夏選手も、前日の1500mとあわせて2冠となっています。
11月22日
※フィギュアのグランプリシリーズ、ロシア杯。日本の中野友加里選手はフリーでは8位となり、前日のショートからひとつ順位を落としてしまいました。このロシア杯、村主選手やスルツカヤ選手は欠場だし、出場している有力選手も今季は不調だったりと、あまりレベルが高いとはいえない状況なのですが、それで8位になってしまったのは、かなり残念です。
優勝は、中国杯でも優勝しているエレーナ・リアシェンコ選手(ウクライナ)で、ショート6位から追い上げたコストナー選手(イタリア)が、2位に入りました。
また、ショート11位と、最下位スタートになってしまった中庭健介選手は、フリーで順位をひとつあげて10位となりました。とりあえず、「良かった」といっておくことにしましょう。優勝はやはり、エフゲニー・プルシェンコ選手でした。
アイスダンスはオリジナルダンスを終えて、都築奈加子/宮本賢二組は11位となっています。
※スピードスケートの真駒内選抜が始まり、初日の22日は男女各3種目が行われました。男子500に出場した注目の清水宏保選手は、1回目トップ、2回目は3位で昨年に続いて優勝。でも、なんで2回目は3位なんだろう…と思ったら、最終のカーブでふくらんでしまって、かなりタイムをロスしたから、だとか。でも、それでも合計タイムは大会新なんだから、さすがだなぁ…と。腰は完全に治ったわけじゃないし、スタートも本来のスピードはまだないそうですが、感触は悪くないみたいですね。1月の世界スプリント選手権を楽しみにしたいです。なお、男子1500mは篠原泰洋選手、10000mは小原英志が優勝しています。
また、女子500mは新谷志保美選手が1、2回目ともトップをとって圧勝。1500mは小野寺未夏選手が、5000mは川崎みなみ選手が、それぞれ初優勝を果たしています。
※スピードスケートのW杯第3戦、女子5000mで根本奈美選手が6位に入りました。根本選手は今季、3000mで5位、6位となっていて、好調を維持しているみたいですねー。以下、石野枝里子選手は11位、妹尾栄里子選手は15位、田畑真紀選手は17位となっています。
※ノルディックスキー・クロスカントリーのW杯、女子10kmフリーは横山寿美子選手の19位が最高。福田修子選手は44位、曽根田千鶴選手は48位。男子15kmフリーの日本勢トップは、堀米光男選手の31位。以下、蛯沢克仁選手68位、今井博幸選手85位となっています。今井選手って、50kmだと抜群に強いんですけど、15kmは短すぎて調子が出ないんでしょうか?
11月21日
※フィギュアのグランプリシリーズ、今週はロシア杯です。初日の21日は、アイスダンスのコンパルソリーダンスと、男女シングル、ペアのショートプログラムが行われました。…といっても、時差の関係で、これを書いているときはまだ女子ショートの真っ最中。はじめに行われたアイスダンスで、日本から出場している都築奈加子/宮本賢二組は10位スタート(12組中)となりました。
この2人は、今季から新たにカップルを組んでいて、世界でどのくらいの位置につけられるのか、ちょっと注目してました。ここでは10位で、スケートカナダの渡辺/木戸組(8位)より低いんですけど、点数的には上回っているので、最初の大きな試合としてはそこそこの出だし…といっていいかも。
(追記)男女のシングルのショートは、女子の中野友加里選手は7位発進。もうちょっとで6位だったんですけどねー。6位だったら、フリーを最終組で滑ることができたのに…。また、男子の中庭健介選手は11位と、出場選手中最下位になってしまいました。重ね重ね残念です。
11月20日
※27日からのフィギュアNHK杯に出場予定だった、ロシアのスルツカヤ選手の病気欠場が決定。地元での大会にも出ない…となった時点で、ほとんどわかっていたことなんですけどね。かなり体調が悪いようなので、今季の後半も、試合に出られるかどうか…。彼女の、弾むような演技がまた見たいです。
11月18日
※ジャンプの船木和喜選手が、新しいコーチにアリペッカ・ニッコラ氏を起用するそうです。ニッコラさんって、確か、ちょっと前まで選手だったよなーと思って、年齢を見てみたら、やっぱりまだ34歳。長野五輪後に引退したんですね。
船木選手は、この数年ずっとバシャ・バイツ氏のコーチを受けていて、なんだかものすごく信頼している感じだったんですね。バイツ氏が日本チームのヘッドコーチを解任されても、自分だけは個人コーチ契約を結んでたくらいですから。でも、そのあいだ船木選手の成績は落ちるばかり。正直、「コーチと心中する気?」って思ってましたもん。
とにかく、この報道で少しは安心しました。ニッコラ氏と相性が合えば、いうことないんですけどねー。今後のW杯の成績を見守りたいです。
11月17日
※フィギュアのグランプリシリーズ、今週はロシア杯が行われるのですが、出場を予定していた村主章枝選手が、風邪のため欠場することになりました。先々週の中国杯では、かなり不本意な出来だったと思うので、ここで立て直して欲しかったんですが…。少し休養して、NHK杯ではいい滑りを見せてほしいですね。
このロシア杯、五輪銀のスルツカヤ選手の欠場もすでに決まってるんですよねー。昨年も元気がなかったのですが、今年はさらに心臓?かどこかが悪いんだそうで…。弾けるようなあの演技を、もう一度見たいです。
11月16日
※スピードスケートのW杯、女子3000mで根本奈美選手が6位に入りました。今季、1500mで好調の石野枝里子選手は10位、田畑真紀選手は12位、妹尾栄里子選手は16位。男子1500mの今井裕介選手は19位でした。中長距離の男子は、あいかわらず厳しい順位です。
11月15日
※フィギュアのラリック杯、女子シングルはコーエン選手(アメリカ)の優勝で幕を閉じ、荒川静香選手は2位にとどまりました。また、同じくショートで2位につけ、驚かせてくれた高橋大輔選手は、フリーでは5位と順位を下げてしまいました。優勝は、もちろんプルシェンコ選手(ロシア)でした。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
※スピードスケートのW杯第2戦、女子1500mで石野枝里子選手が8位に入りました。初戦の4位からは、少し順位を落としてしまいましたが、それでも日本勢ではトップだし、まずまずの成績でしょうか。田畑真紀選手は10位、根本奈美選手は14位でした。
11月14日
※フィギュアのグランプリシリーズ第4戦、今週はフランス・ラリック杯です。現地時間の14日夜(日本時間だと15日未明)には男女シングル&ペアのショートとアイスダンスのオリジナルダンスが行われました。で、私が注目する男女シングルの日本勢は、荒川静香選手と高橋大輔選手が出場しているのですが、結果は2人ともショート2位発進。荒川選手は下馬評どおりですが、高橋選手に関しては「えええぇっ!」という感じ(笑)でした。なお、男子はプルシェンコ選手、女子はコーエン選手、ペアはトットミアニア/マリニン組(ロシア)が、ダンスはデンコワ/スタビスキー組(ブルガリア)と、どれも本命がトップに立っています。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
11月9日
※スピードスケート中長距離のW杯、女子1500mで石野枝里子選手が4位に入りました。石野選手は、まだ白樺学園高校の3年生。昨季もジュニア日本新を出したり、距離別選手権でも1桁順位に入ったりと、可能性を感じさせてくれましたが、今季はいっそうのステップアップが望めそうです。中長距離では、ずっと田畑真紀選手が1人がんばってましたけど、ようやく続く選手が現れてくれたなーという感じですね。また、田畑選手も今回は10位でしたけど、あっさりと若手に抜かれるのではなく、意地を見せて切磋琢磨していってほしいです。その他の日本勢は、根本奈美選手が11位、妹尾栄里子選手は24位、大津広美選手は26位でした。
また、男子5000mBクラスに出場した宮崎今佐人選手は10位、土井槙悟選手は20位。Aクラスには平子裕基選手が出場しましたが、残念ながら失格となっています。
※ショートトラックの全日本選抜選手権、最終日は男女の1000mと3000mが行われました。男子は、前日からトップに立っていた西谷岳文選手が、1000mでも1位となって三連覇を果たしました。今季はまだ、W杯でもあまり結果が出せていないのですが、これから少しは調子が出てくるでしょうか。ただ、3000mは7位で、やっぱ長い距離は苦手なのかなと思ったりして。その3000mで勝ったのは寺尾悟選手で、総合でも前日の3位からひとつ順位を上げ、2位に入りました。
女子は、両種目とも勅使川原郁恵選手が制し、前日の2種目と合わせて4種目すべてで1位をとって、完全優勝を果たしました。
11月8日
※フィギュアのチャイナ杯、女子シングルで優勝したのはなんと、ショート7位のリアシェンコ選手でした。2位には前日の4位から二つランクアップした恩田美栄選手が入り、ショートトップの村主章枝選手は、失敗が重なってフリー5位、総合3位となってしまいました。
男子シングルのは、結局ティモシー・ゲーブル選手が優勝。2位がフランスのジュベール選手、3位は地元中国の李成江選手と、前日の波乱がうそのような順当すぎる結果となりました。ショートでトップに立っていたソン・ガオ選手は、フリーは8位となって、トータルで4位まで順位を落としました。アイスダンスは、ナフカ/コストマロフ組(ロシア)がフリーでも1位をとって優勝。こちらは「無風」の結果でした。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
※スピードスケートのW杯が開幕しました。中長距離のハーマル大会第1日、女子3000mで根本奈美選手が5位に入りました。妹尾栄里子選手は13位、石野枝里子選手は14位。また、初戦はBクラスでの出場となった田畑真紀選手は2位に入り、次回からのAクラス昇格を決めました。先日の全日本距離別選手権ではこの種目5位と、思わぬ順位でのスタートとなりましたが、これから調子を上げていってほしいところ。
男子1500mでは、今井裕介選手の19位が日本勢のトップ。以下、宮崎今佐人選手33位、牛山貴広選手37位、土井槇悟選手40位となっています。あいかわらず、中長距離の男子は苦しいようです…。
※ショートトラックでは、全日本選抜選手権が始まりました。初日は男女500mと1500mが行われて、男子でトップに立ったのは3連覇を目指す西谷岳文選手。西谷選手は得意の500mで1位、1500mでも2位をとって上々のスタートとなりました。寺尾悟選手は総合3位と少々出遅れてしまったかな。得意の1000mに期待したいです。また女子は、勅使川原郁恵選手が両種目とも1位となっています。
11月7日
※フィギュアのチャイナ杯、この日行われた男子のショートでトップに立ったのは、意外や意外、中国のソン・ガオ選手でした。本当なら大本命のはずの、ティモシー・ゲーブル選手(アメリカ)は2位発進、中国のエース・李成江選手は3位につけています。ペアはフリーでも申雪/趙宏博組が1位となって順当に優勝。ダンスはODまで行われて、ナフカ/コストマロフ組がトップに立っています。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
それにしても、中国開催というのはかなり調子が狂いますね。写真を見てみたら、観客席に全然人はいないし、情報も入ってこないし、オフィシャルページもないし…。こんなんでいいのかなぁ。
11月6日
※フィギュアのグランプリシリーズ第3戦は、昨年までのボブロスト杯に代わってチャイナカップが行われ、女子シングルに村主章枝選手と恩田美栄選手が出場しました。結果は、村主選手が期待どおりのトップ発進、恩田選手は3位。そのあいだの2位につけているのがアメリカのマクドノー選手で、4位がボルチコワ選手(ロシア)となっています。1位から真ん中ぐらいまでは僅差で続いてるので、フリーの出来次第で順位は大きく変わってくると思います。なにせ、新採点法では「順位点」がありませんから。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
※モーグルの里谷多英選手が、年内のW杯を欠場することになりました。今季は大きなイベントもないし、国内でじっくり調整したいとのこと。昨年は上村選手に大きく水をあけられてしまっただけに、彼女としても期するところがあるのかもしれません。本人が納得いくようにやってほしいです。
11月3日
※フィギュアのスケートカナダ、最終日にはアイスダンスのフリーが行われ、タチアナ・ナフカ/ロマン・コストマロフ組(ロシア)が優勝しました。8位につけていた日本の渡辺心/木戸章之組は、この日も8位をとってトータルでも8位となりました。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
この日はエキシビションも行われましたかせ、日本勢はどんな演技を見せてくれたのでしょうね。荒川選手や本田選手はもちろん、太田選手がエキシビでどれくらいの反応をもらえたのか、とっても気になります。ヤグディン選手の引退セレモニー?とあわせて、放送を楽しみに待ちたいですねー。
※国内で行われたフィギュアの西日本選手権、男女シングルの優勝者は、恩田美栄選手と中庭健介選手でした。恩田選手は、今季まだ国際試合への出場がないので、その仕上がり具合が気になるところです。ショートはかなり悪い出来だったようですが、フリーでは少し持ち直したみたいですね。
来週のグランプリ中国大会には、いよいよ村主選手とともに登場。荒川選手、太田選手が好スタートを切っただけに、やはりここは、2人とも表彰台に乗ってほしいですね。
11月2日
※フィギュアのスケートカナダ、女子シングルはアメリカのサーシャ・コーエン選手が優勝し、で荒川静香選手は2位に入りました。ショート2位の太田由希奈選手は、ミスが出て4位に順位を下げました。また、男子シングルの本田武史選手はフリー4位でトータル3位。ミスが多い大会で、チャンスがあっただけに残念です。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
スケートカナダの最終日は、アイスダンスのフリーとエキシビションが行われます。先日引退を表明したばかりの、ヤグディン選手も出てくるということで、こちらにも注目したいですね。
※スピードスケートの全日本距離別選手権、最終日は男女各2種目が行われました。注目の男子500mは、1回目を終えてトップに立っていた加藤条治選手が、この日の2回目でも1位となって、堂々の初優勝を飾りました。清水宏保選手は、前日からひとつ順位を上げての2位。
スポーツニュースで放送された加藤選手のインタビューを聞いていると、なんだか日ごとに自信を深めていってるような感じがしました。デビューしたばかりの昨年も、なかなかの滑りでしたけど、今年はもうワンランク上に行けそうな気がします。今まで、国内では敵なしだった清水選手も、うかうかしてられませんね。ベテランと若手で、いい刺激を与えあってほしいです。また、男子1500mは、土井槇悟選手が初優勝しました。
女子500mも、昨日トップの新谷志保美選手が優勝。以下、2位は渡辺ゆかり選手、3位岡崎朋美選手、5位大菅小百合選手選手と、1回目の順位そのままの結果となりました。女子1500mでは、田畑真紀選手が5連覇。やはり今季も、3000mよりは中距離の1500のほうがいい感じみたいですね。
この試合の結果により、中長距離のW杯前半戦の代表選手が、以下のとおりに決まっています。男子…平子裕基、宮崎今佐人、牛山貴広、土井槙悟、今井裕介。女子…田畑真紀、根本奈美、大津広美、妹尾栄里子、石野枝里子。
11月1日
※フィギュアのグランプリシリーズ、スケートカナダ。女子ショートプログラムでトップに立ったのは、アメリカのサーシャ・コーエン選手。2位にはなんと、今季シニアに上がったばかりの太田由希奈選手がつけ、荒川静香選手はコンビネーションジャンプで失敗し、3位発進となりました。また、アイスダンスの渡辺心/木戸章之組は、ODを終えて順位は変わらず8位。ペアはフリーが終了し、逆転でトットミアニア/マリニン組(ロシア)が優勝。SPトップの申雪/趙宏博組(中国)は2位に順位を下げています。くわしくは「フィギュアスケート観戦記」のページでどうぞ。
※フィギュアに続いてスピードスケートの話題です。国内開幕戦となる全日本距離別選手権が始まりました。注目が集まったのは、やはりこの人清水宏保選手。が、初日に行われた500mの1回目では3位。トップに立ったのは、昨シーズン彗星のごとく登場した加藤条治選手でした。
意外や意外…と思いきや、スポーツニュースで見た清水選手は「納得」の表情。いい感触で滑れたのが良かったらしく、順位は特に気にしていないようでした。まだ腰の不安も多少残っているみたいだし、初戦は様子見って感じだったんでしょうね。また、トップに立った加藤選手は、昨年よりさらに上を狙っているとのこと。こちらもインタビューでは「いい顔」してました。
その他の男子の結果はというと…。1000mで勝ったのは小林正暢選手で、清水選手は3位。5000mは平子裕基選手が2連覇を果たしました。
女子500mの1回目は、新谷志保美選手がトップに立ち、渡邊ゆかり選手が2位、岡崎朋美選手は3位、大菅小百合選手は5位。大菅選手は思わぬ出遅れ…に見えますが、このオフは自転車に専念してて、スケートのトレーニングに入るのが遅れたと思うので、しかたないでしょうね。アテネに向けて、来春は早めに自転車に切り替えるらしいし、彼女のスケートでの勝負は来季までおあずけかも。
また、1000mでも新谷選手が勝って、以下、2位外ノ池亜希選手、3位岡崎選手。3000mは根本奈美選手が優勝で、田畑真紀選手は5位。田端選手、今季は所属していた富士急を辞めて、独自にトレーニングしてるんですよね。思い切った決断だなーとは思いましたけど、それだけに、できればいい結果を出してほしかったんですけどね。明日の1500mに期待したいです。 |