2005年のトピックス           10 11 12

1月30日
ノルディックスキーのW杯、複合個人第12戦で、高橋大斗選手が久々に表彰台へ上りました。前半のジャンプで2位につけ、後半のクロスカントリーでもその順位をキープ。もう、やっときたか〜という感じです。
高橋選手によると、3位に入ったコイブランタ選手(フィンランド)に「2人で逃げよう」と持ちかけられて、一緒に滑ったとのこと。そして、最後でそのコイブランタ選手も振り切ってくれました。スキーだと、併走しててもかなり距離がありますけど、相談なんてできるものなんですねー。日本でのW杯でいい成績を挙げて、これで世界選手権にもはずみがつきそうです。
優勝は、7位から逆転したハンヌ・マンニネン選手(フィンランド)で今季早くも8勝目。日本勢は、北村隆選手が18位、薄井智行選手21位、竹本和也選手は28位でした。
フリースタイルスキーのW杯、女子デュアルモーグルで、上村愛子選手が今季自己最高の5位に入りました。上村選手は予選をトップで通過。1回戦は難しいエアを決めて勝ち上がりましたが、準々決勝で敗れました。でも、技が決まるようになったということで、今後に期待が持てそうになってきました。
里谷多英選手も一戦ごとに順位を上げて、今回は予選を通過。1回戦で敗退したものの14位に入りました。ここ一番で力を発揮する選手だけに、試合慣れしてくれば楽しみが大きいですねー。
男子の日本勢は、残念ながら全員が予選で敗れています。
スキージャンプの全日本選手権、ラージヒルで一戸剛選手が優勝。一戸選手は複合から転向した選手で、国内ではわりに上位の成績を収めていたのですが、全日本は初優勝。W杯への出場も決まっているし、今後は注目していきたい選手です。2位は船木和喜選手、3位は原田雅彦選手でした。
スピードスケート中長距離のW杯、女子3000mは根本奈美選手の8位が最高。田畑真紀選手は9位、石野枝里子選手14位、妹尾栄里子選手15位、大津広美選手は20位でした。
前日に行われた女子の団体追い抜きは日本が優勝しましたが、この日の男子団体追い抜きは7位。男子はやっぱり厳しいです。
ボブスレーのW杯第6戦は、男子4人乗りが行われましたが、日本チームは1回目24位となり、前日に引き続き2回目には進めませんでした。

1月29日
札幌で行われたノルディックスキーのW杯、複合個人第11戦で、高橋大斗選手が4位に入りました。この試合は、先に走ってあとで飛ぶ…という順番。高橋選手は苦手のクロスカントリーで13位につけ、後半のジャンプで追い上げて4位に順位を上げました。もうちょっとで表彰台だったんですけど、惜しかったですよねー。北村隆選手は16位、竹本和也選手は28位、薄井智行選手は29位でした。
ジャンプの全日本選手権、男子ノーマルヒルで、なんと36歳の原田雅彦選手が優勝を果たしました。W杯メンバーが不在とはいえ、まさか優勝とは…って感じです。この分だと、40歳になっても飛び続けていそうですね。
スピードスケートのW杯、女子団体追い抜きで日本チーム(石野、田畑、根本)が優勝しました。この種目は、1チーム3人が先頭を入れ替わりながら、男子は3200m、女子は2400mを滑り、最後にゴールした選手のタイムを競うものです。トリノ五輪での実施も決まっているし、そういう種目で優勝できたとなると、今後への期待がふくらみますねー。
また、女子1500mのほうでは石野枝里子選手が8位、田畑真紀選手9位、根本奈美選手16位、大津広美選手は20位となっています。
ボブスレーのW杯第6戦、男子2人乗りに日本の鈴木寛/吉岡康典組と清川卓/土井川真二組が出場しましたが、鈴木/吉岡組は1回目28位、清川/土井組は1回目30位に終わり、どちらも2回目には進めませんでした。この競技に、日本の夜明けはあるのかなぁ…。
フィギュアのヨーロッパ選手権、女子シングルは、やはりイリーナ・スルツカヤ選手(ロシア)の優勝という結果になりました。結局、このヨーロッパ選手権では、ロシアが全種目制覇を達成しちゃいましたね。ほかの国の選手ももう少しがんばってほしい…けど、やっぱ仕方ないんでしょうねー。
スルツカヤ選手は、世界選手権でも優勝候補筆頭になるんでしょうか。地元での開催だし。日本選手が、ストップをかけてくれるといいんですけど。
なお、2位はスザンナ・ポイキオ選手(フィンランド)、3位はエレーナ・リアシェンコ選手(ウクライナ)でした。

1月28日
フリースタイルスキーのW杯、女子モーグルで上村愛子選手が日本勢でただ1人決勝に進出。11位に入りました。2番目のエアの着地でバランスを崩したそうで…。ただ、これは「コークスクリュー720」という、やったら難しい縦横の回転を組み合わせた技だそうで、今回、この手の技に挑戦したのは上村選手だけだったとか。完成した暁には、上位にどーんと進出してくれると信じてましょう。
女子のそのほかの日本勢は、里谷多英選手が18位、伊藤あづさ選手20位、畑中みゆき選手30位で、男子は上野修選手の26位が最高でした。
フィギュアのヨーロッパ選手権、アイスダンスはロシアのナフカ/コストマロフ組が2連覇を果たしました。また、女子シングルはショートプログラムが行われ、イリーナ・スルツカヤ選手(ロシア)が予想どおりトップに立っています。今季はずーっと勝ちっ放しで、負けそうにない感じです。

1月27日
フィギュアのヨーロッパ選手権、男子シングルでロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手が四度目の優勝を飾りました。ショートプログラムでは2位につけていたのですが、この日のフリーで逆転。順当すぎるくらい順当な優勝となりました。この分だと、今年の世界選手権もプルシェンコ選手が勝つんでしょうかねー。
2位はブライアン・ジュベール選手(フランス)、3位はシュテファン・リンデマン選手(ドイツ)でした。

1月26日
全日本スキー連盟より、2月17日からドイツで行われる、ノルディック世界選手権のジャンプ代表が発表されました。今季ぐっと伸びてきた19歳の伊東大貴選手やエース葛西紀明選手など、5人が代表に決まりました。今季不振の船木和喜選手が、外れてしまったのがちょっと気がかりですが、久々に岡部選手が復活してきたし、日本を応援したいですねー。
代表選手は、次のとおりです。葛西紀明、東輝、宮平秀治、伊東大貴、岡部孝信。
フィギュアのヨーロッパ選手権、ペアはロシアのトトミアニナ/マリニン組が4連覇を果たしました。まあ、これは予想どおりの結果です。…が、2位のオベルタス/スラフノフ組、3位のペトロワ/ティホノフ組と、すべてロシアだったのはさすが…というべきなんでしょうねー。とりあえずは、世界選手権での中国勢との争いが楽しみです。

1月24日
スピードスケートの世界スプリント選手権最終日、前日はメダル圏内につけていた男子の小林正暢選手と女子の吉井小百合選手でしたが、あと一歩及ばず。前日2位の小林選手は、この日は500m7位、1000m5位。前日3位の吉井選手は、500mは3位で一度は総合2位に浮上したのですが、最後の1000mで8位となり、ともに総合4位という結果でした。メダルに届かなかったのは残念だけど、2人の今後に期待したいです。小林選手は1000mが得意なのがいいし、吉井選手には若さと勢いがあるし、要注目ですね。
そのほかの日本勢は、男子は加藤条治選手9位、清水宏保選手10位、小原唯志選手28位、女子は岡崎朋美選手が2日目の500mで2位に入って総合7位、大菅小百合選手10位、新谷志保美選手13位となっています。

1月23日
スピードスケートの世界スプリント選手権が、カナダのカルガリーで開幕。初日は、男女の500mと1000mの1回目が行われました。
まず、女子では吉井小百合選手が大活躍。500mでは、日本記録にあと0.01秒と迫る37秒74を出して1位となり、1000mでも6位とまずまずの成績。総合で3位につける好調な滑り出しを見せました。岡崎朋美選手は500mで3位、総合では8位となっています。
男子では小林正暢選手が、500m5位、1000mでは1分8秒28の日本新で3位、総合2位と絶好のスタートを切りました。小林選手の場合、中長距離から短距離に転向してきたということで、1000mが得意なのが大きいですよねー。日本勢苦手のこの種目も、これからは期待が持てそうです。
清水宏保選手は、シーズン当初の好調はどこへやら…という感じ。得意の500mでも10位、総合では14位と「らしくない」順位で初日を終えました。靴を、シーズンの初めに使っていたものに戻したそうで、感覚がまだうまく掴めない様子。今季はW杯で久々の優勝を飾っているだけに、靴にさえ慣れれば順位は上がる…と思いたいです。
スノーボードの世界選手権最終日は、日本勢の好成績が期待される男女のハーフパイプが行われましたが、男子では中井孝治選手の8位が最高。成田童夢選手は10位、石原崇祐選手は11位でした。女子は、昨シーズンW杯女子総合優勝の山岡聡子選手が注目されましたが、結果は予選落ち。中島志保選手が7位に入っています。
やっぱスノーボードの場合、一流選手が一斉に出場してくる世界選手権で、上位に入るのは難しいんですよねー。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人第17戦で、伊東大貴選手が9位に入りました。伊東選手は、1回目は21位とやや出遅れたものの、2回目は最長不到(一番遠くまで飛んだということです)の134.5mをマークし、9位にまで順位を上げました。今季は大躍進の伊東選手、順位のばらつきはあるものの、やはり日本勢で一番いい状態であることはまちがいないようです。
岡部孝信選手は14位、宮平秀治選手、東輝選手は2回目に進めず、船木和喜選手は予選落ちとなっています。
ノルディックスキーのW杯、複合の個人第10戦スプリントで、高橋大斗選手は得意のジャンプで16位と出遅れ、後半のクロスカントリーでは27位と順位をさらに下げてしまいました。高橋選手が飛ぶときが、ちょうど不利な追い風だったとのこと。ただ、追い風でなくても、ここのところジャンプであまり上位に入れていないのが気にかかります。

1月22日
ユニバーシアード冬季大会最終日、アルペン女子で日本は2個のメダルを獲得しました。女子回転では湯本浩美選手選手が銀メダルを獲得。回転で10位だった花岡萌選手が、複合では銀となりました。この種目では、武田友希選手が8位、清沢恵美子選手9位、梅原玲奈選手11位となっています。最後でメダルを上積みできたのは良かったです。W杯でも、こんな成績がとれる日がくればなーと思ったりして。
また、同じくアルペンの男子複合では武田竜選手が18位、クロスカントリー女子15kmクラシカルでは大類美咲選手が13位となっています。
ショートトラックでもメダル2個を獲得。女子3000mリレーで銀、男子5000mリレーで銅を獲得しました。韓国に勝てないのは仕方ないけど、W杯でも2番手争いぐらいはしてほしいものです。個人種目では、男子3000mで藤本貴大選手が6位に、女子3000mで武田仁美選手が9位に入っています。
これでユニバは閉幕。日本は金5、銀6、銅6と計17個のメダルを獲得しました。次はもう1ランク上の大会で、メダルをとれるようになってほしいですねー。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人第16戦、日本勢のトップは伊東大貴選手の13位でした。久々にW杯メンバーに復帰した岡部孝信選手が22位となり、宮平秀治選手は28位、東輝選手と船木和喜選手は2回目に進めませんでした。
優勝は、フィンランドのヤンネ・アホネン選手。これでなんと、今季12勝目です。16戦で12勝なんて、驚くべき勝率ですよね〜。

1月21日
ユニバーシアード冬季大会第10日、アルペンスキー男子回転で武田竜選手が8位に入りました。湯浅直樹選手は1回目で失敗して2回目を棄権、本田浩樹選手は2回目の途中で棄権しました。この種目の日本勢はW杯でも健闘しているので、ここに出場している選手も続いてほしいです。
そのほか、クロスカントリー男子30kmでは山室忠選手が11位に、野上幸寿選手が16位に入り、ショートトラック男女1000mでは全員が準々決勝までに敗退。アイスホッケーの7〜8位決定戦で日本はイタリアに敗れ、8位が決まっています。

1月20日
ユニバーシアード冬季大会第9日、アルペンスキーの女子大回転で花岡萌選手が9位に入りました。1回目の27位から、2回目で大幅に順位アップ。梅原玲奈選手は11位、清沢恵美子選手は21位、武田友希選手は41位でした。
ショートトラックの男女500mは、全員が決勝に進めず。男子は藤本貴大選手の5位、女子は酒井智美選手の8位が最高でした。男子5000mリレーでは、決勝進出を決めています。
アルペンスキーW杯女子回転第6戦、広井法代選手が27位に入りました。アルペンの日本女子は、まだまだ世界との距離が遠いんですよね。27位でも上出来。なにか突破口があればいいんですけど。

1月19日
アテネに続いて、またもやこんなニュースをお届けすることになってしまいました。トリノ五輪のスピードスケートで使用する、会場の建設が遅れていて、プレ大会が本番の2か月前にならないと、行うことができないんだそうです。ちなみに、五輪の開幕は来年の2月、そしてプレ大会となるのは、今年の12月9日から始まるW杯だということです。
アテネの工事の遅れが叫ばれていたころから、「実はトリノも危ない」というのは聞いていたんだけど、指摘されたら少しは改善するだろう…と思ってたんですよね。でも、それはどうやら甘い考えだったようで…。アテネもそうだったけど、「とりあえず開幕までに完成すればいい」ということなんでしょうか。南欧人恐るべし、ですわ。
ユニバーシアード冬季大会第8日、アルペンスキーの男子大回転で湯浅直樹選手が6位に入りました。1回目から6位につけ、2回目でもその位置をキープ。もう少し順位が上なら…というのは、ちょっと欲張りなんでしょうねー。
また、クロスカントリー女子15kmリレーの日本チームは4位となり、バイアスロン男子15kmでは三好孝文選手が26位でゴール。この種目は、射撃になじみのない日本人には、やはり辛いのかなぁ…。
スピードスケートではショートトラックの男女1500mが行われましたが、日本勢はだれも決勝には進めませんでした。この競技も、若手が伸びてこないのが気がかりです。
スノーボードの世界選手権第3日、女子パラレル大回転で竹内智香選手は決勝トーナメントに進んだものの、1回戦で敗れて15位にとどまりました。昨年大躍進を遂げた竹内選手なので、今季ももう少し上まで行ってほしいんですけどねー。なお、それ以外の日本勢は、男女とも予選落ちとなっています。

1月18日
ユニバーシアード冬季大会第7日、スキーのクロスカントリー男子40kmリレーで、日本は7位となりました。アンカーの大森選手が順位を上げたそう。お世辞にも得意とはいえないこの競技で、ひと桁順位がとれただけでも収穫でしょう。
また、スノーボードの男子ハーフパイプでは小山功貴選手が9位となり、アイスホッケー1次リーグではカナダに敗れて、通算成績2勝2敗1分で予選リーグを終了。B組4位が確定し、7−8位決定戦へ回ることが決まりました。
2月16日から始まる、ノルディックスキー世界選手権のクロスカントリー代表が発表されました。男子5人、女子6人の計11人。今季はW杯でもあまりいい成績は残せていませんが、今シーズンでは一番大きな試合だけに、だれかベスト10にでも入ってくれればいいなーなんて思ってます。
代表選手は次のとおり。男子…恩田祐一、蛯沢克仁、駒村俊介、金丸富男、斉藤亮。女子…横山寿美子、曽根田千鶴、夏見円、福田修子、石田正子、大林千沙。
全日本スキー連盟は、今季から世界選手権のメダリストにも、報奨金を贈ることになったそうです。金…100万円、銀…50万円、銅…30万円だとか。とりあえず、がんばった選手が報いられるのは良いことですよねー。連盟では500万円の予算を計上しているそうですが、それで足りないくらいに活躍してくれればいいんですけど。

1月17日
ユニバーシアード冬季大会第6日、スピードスケート男子10000mで宮崎今佐人選手が優勝しました。宮崎選手は5000mでも銀をとっていて、10000mではさらに「いい色」のメダルとなりました。また、平子裕基選手と出島茂幸選手も3、4位に入り、長距離が最大の弱点である日本にとってうれしい結果となりました。この勢いで、W杯でも戦えるといいんですけどねー。
女子1000mでは、加治木彩選手が6位に入っています。
続いてノルディック複合。こちらは個人のスプリントが行われ、湊祐介選手がが5位に入りました。薄井智行選手は10位、田中耕介選手は14位でした。第2日の個人(個人はジャンプ2回、距離15km、個人スプリントはジャンプ1回、距離7.5km)では、田中選手の9位が最高だったのですが、団体の銀獲得で少しは意気も上がったのてしょうか。
その他、バイアスロン男子12.5km追い抜きは畠山和選手の35位が日本選手の最高、アイスホッケー1次リーグではウクライナに4−3で勝って、通算成績は2勝1敗1分となっています。

1月16日
スピードスケートのW杯、女子500mで岡崎朋美選手が5シーズンぶりの優勝を果たしました。しかも、タイムは37秒73の日本新。今季はとても調子がいいみたいでしたが、それでもまさかW杯で優勝できるとは…。スタートでフライングし、2回目は失格覚悟で飛び出したとのこと。本人もこの結果には驚いたようですねー。
ひと昔前は、アマチュアの選手生命って20代で終わり、みたいな感じでしたけど、ちゃんとトレーニングしていけば、30代になってもタイムって伸ばせるんだなーと思いましたね。ものすごい精神力は必要でしょうけど。
渡辺ゆかり選手は2位、吉井小百合選手は5位でした。
男子500mでも日本勢が健闘。及川佑選手が2位、加藤条治選手が3位に入りました。ただ、清水宏保選手は11位と、いまだ調子が上がらないのが気がかりです。本人も調子の悪さを自覚しているようで、どうも疲れがとれないようです。
あと、優勝はアメリカのジョーイ・チーク選手で、ここ何シーズンか、圧倒的な強さを誇ってきたカナダのジェレミー・ウォザースプーン選手は4位にとどまっています。昨シーズンも、W杯500mではほとんどの試合で優勝しているんですけど、今季はなぜか今ひとつ。原因はなんなんでしょうか。
スピードスケートの全日本ジュニア選手権最終日、女子総合で石野枝里子選手が5連覇を果たしました。この大会での5連覇は、もちろん史上初です。シニアと違って年齢制限のあるジュニアで、5年間勝ち続けるのは並大抵の強さじゃないですよねー。今季は、全日本選手権でも優勝したし、来月の世界ジュニアでも実力を発揮してほしいです。ちなみに、昨シーズンの世界ジュニアでも優勝してますから。
ジャンプのSTV杯で、一戸剛選手が日本勢トップの5位に入り、今後のW杯出場が確実となりました。先日は岡部選手がW杯への復帰を決めましたが、一戸選手もそれに続いた…という感じですね。とりあえずは、新しいメンバーが加わって、沈滞ムードの日本チームも雰囲気が変わればいいのですが…。
ノルディックスキーのW杯は、クロスカントリーのスプリントが行われましたが、日本勢は全員が予選を通過できませんでした。男子は恩田祐一選手が28位、女子は夏見円選手が26位、福田修子選手が40位、横山寿美子選手は45位でした。
アルペンスキーのW杯男子回転第6戦で、佐々木明選手が9位に入りました。1回目の18位から、2回目に9位まで順位を上げたとのこと。きっと、持ち前の積極的な滑りで行ってくれたんでしょう。ようやく調子が出てきたのかな?
ただ、1回目8位につけていた皆川賢太郎選手は、2回目で途中棄権。もったいなかったですねー。2人ともが上位に入ってくるようになれば、かなり心強くなるんですけど。
スノーボードの世界選手権第1日は、男女のスノーボードクロス予選が行われましたが、日本勢は男女とも決勝に進めませんでした。男子は32人、女子は16人が予選を通過できるのですが、日本勢のトップは男子が千村格選手の39位、女子は土井奈津子選手の25位。この種目で上位に入るのは、なかなか厳しいようです。
ユニバーシアード冬季大会第5日、フィギュアの女子シングルで、恩田美栄選手が優勝しました。ショート3位からの逆転で、とりあえずは良かった〜という感じです。2年前の荒川選手のように、恩田選手もこの優勝ではずみをつけてくれるといいんですけど。中野友加里選手は4位でした。
スピードスケート女子5000mでは菅原瑞枝選手が5位に入り、スキーのクロスカントリー女子5kmフリーでは、大類美咲選手が25位となっています。

1月15日
日本アイスホッケー連盟から、トリノ五輪の男子最終予選・代表候補27名が発表されました。最終的には今月末までに、23名に絞り込むそうです。予選は2月10日からスイスで行われ、スイス、ノルウェー、デンマークと総当たりで対戦して、1位のチームのみがトリノの出場権を獲得できるとのこと。日本は、最近では開催国だった長野にしか出場できてないんですよねー。今回も厳しい戦いになりそうです。
スピードスケート短距離のW杯で、女子500mに出場した岡崎朋美選手は3位に入りました。ホープ・吉井小百合選手は4位。今季は、大ベテランと期待の若手、この2人の活躍が目立ってます。
男子500mでは、及川佑選手が5位、清水宏保選手は8位ともうひとつの成績。清水選手は、今季久々にW杯優勝を果たして、このまま行ってくれるかなーと思ったんですけど、靴を替えたりした影響か、その後はなかなか上位に行けないのが気がかりです。
また、女子1000mでは吉井選手の5位が、男子1000mでは今井裕介選手の10位が最高でした。
ユニバーシアード冬季大会第4日、フィギュアスケートの男子シングルで、高橋大輔選手がフリー1位となり、ショート2位からの逆転優勝を果たしました。今季は、ショートはそこそこいい感じで滑れるのに、フリーはボロボロという状態が続いてたんですよね。もともと、安定感のある選手ではないけれど、「いくらなんでも…」という滑りばかりで、大丈夫かなと思っていたのですが…。シーズンも後半に入って、少しは取り戻してきたのでしょうか。このままの調子なら、世界選手権の代表の座も獲得できそうな感じです。代表が決まる、2月の4大陸選手権を楽しみにしておきます。
また、女子のショートプログラムでは、恩田美栄選手が3位、中野友加里選手が4位につけています。
スピードスケート男子1000mでも、中嶋敬春選手が優勝。日本勢は、この日だけで2個の金を獲得しました。小原唯志選手は銀、女子500mの加治木彩選手は銅をとり、スケート陣はメダルラッシュとなりました。
また、ノルディック複合の団体でも、日本は前半のクロスカントリー3位から、後半のジャンプで順位を上げ、銀メダルを獲得しました。個人ではふるわなかっただけに、団体でメダルがとれたのは大きいですねー。
そのほか、アルペンスキーの女子滑降では、清沢恵美子選手が7位、花岡萌選手が8位に入り、スノーボードクロス男子の大橋洋平選手は8位。アイスホッケー1次リーグの日本は中国から初白星を挙げ、1勝1分け1敗としています。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプの個人第14戦で、日本勢の最高は伊東大貴選手の19位でした。今季のジャンプ陣は、伊東選手の台頭があった以外は、かなり低調なんですよね。ベテランの奮起を願いたいです。宮平秀治選手29位で、船木和喜選手、葛西紀明選手、東輝選手は2回目に進めませんでした。
ノルディックスキーのW杯、クロスカントリーの女子10kmフリーで横山寿美子選手は29位となりました。30位以内に入ってW杯ポイントを獲得できたのはいいのですが、昨シーズンは10位台を何度かとっているだけに、今季ももう少し順位を上げてほしいですねー。
フリースタイルスキーのW杯エアリアルで、男子の水野剣選手は23位、瀬上悟選手は29位、女子の逸見佳代選手は28位でした。

1月14日
ユニバーシアード冬季大会第3日、スピードスケート男子500mで、長島圭一郎選手が合計1分12秒520で優勝を飾りました。この種目は日本のレベルが高くて、ユニバ優勝の長島選手といえども、トップには少し届かない状態。この層の厚さも、日本の強さの理由なんでしょうねー。小原唯志選手は4位、中嶋敬春選手は5位でした。
フィギュアスケートは、男子ショートプログラムが行われ、高橋大輔選手が2位につけました。これはまずまずのスタートかな。
ただ、スキーのジャンプ団体では、日本は6位。ジャンプ陣も、このあたりの底上げができてくるといいのですが…。
また、アイスホッケー1次リーグで、日本は強豪ロシアに1−9で完敗。1分け1敗となっています。ロシアに負けたのは仕方ないでしょうねー。でも、なんとか1勝は挙げてほしいです。

1月13日
ユニバーシアード冬季大会第2日、スピードスケートの男子5000mで宮崎今佐人選手が銀メダルを獲得しました。とりあえず、日本勢の苦手の長距離で、好成績がとれたのはうれしいことです。平子裕基選手は5位、出島茂幸選手は9位でした。女子1500mでは小野寺未夏選手が6位に入り、大松由香利選手は11位となっています。
スキーのジャンプでは、男女の個人が行われました。ユニバには女子のジャンプがあるんだ〜とかなり驚いたのですが、参加人数はわずか6名…。やはりまだ、競技人口は少ないんですねー。日本勢は2人が出場し、小浅星子選手が95.5mと91mを飛んで3位に入っています。前に、腹筋の弱い女子には、ジャンプはキツイ…みたいなのを読んだことがあるのですが(←うろ覚えなので、あまり信用しないでください)、それでも95.5mを飛べるんですねー。もう一名の金井理恵子選手は6位、男子の梅崎慶大選手は4位でした。
ノルディック複合個人は、前回大会は金を獲得しているのですが、今回は田中耕介選手の9位が最高。スノーボードのパラレル大回転にも日本勢が出場しましたが、男女合わせて5人全員が決勝に進めませんでした。
フィギュアの荒川静香選手が、ラジオ番組で、トリノ五輪後にプロへ転向したい…という気持ちを語りました。フィギュアファンにとっては、「わかりきってること」ではあるのですが、彼女が「トリノを目指す」のがはっきりとしたのは、良かったかなーと思います。本来は昨シーズンで引退するつもりだったのが、才能が一気に開花して、思いがけず世界チャンピオンに。さすがに即引退というわけにもいかず、中途半端な気持ちのまま続けていたみたいですから…。続けるんなら、覚悟を決めてもらったほうがいいですからねー。
ただ、こういうニュースが報じられるあたり、フィギュアに対する注目度の高さがうかがえて、ちょっとびっくりしましたね。

1月12日
オーストリアのインスブルックで、ユニバーシアード冬季大会が開幕しました。日本選手団は選手役員計141人。必ずしも一線級の選手が出場するわけではないのですが、ここでの活躍をはずみに、大きく飛躍する選手もいたりします。フィギュアの荒川静香選手も、前回大会で金をとって、翌年の世界選手権で優勝しましたからねー。今回は、どんなホープが現れるでしょうか。

1月10日
ジャンプのW杯に、あの長野の団体金メダリスト・岡部孝信選手が帰ってくることになりました。背の低い岡部選手は、ルールの変更で最も痛手を被った1人で、W杯メンバーからも何年も外れたままだったんですね。ですが、ここのところのコンチネンタル杯(W杯のひとつ格下の試合)で得点を稼ぎ、15〜23日のW杯4試合に出場する資格を得ることになりました。W杯に出場している日本勢が、イマイチ成績を伸ばせないなか、岡部選手はどんなジャンプを見せてくれるでしょうか。
ドイツのミュンヘンが、2014年の冬季五輪に立候補するようです。ミュンヘンといえば、1972年に夏の大会が行われた都市で、もし冬の開催が実現すれば、初の同一都市での夏冬開催となるそうです。2014年の大会には、すでに韓国の平昌が立候補を表明しているほか、ヨーロッパの諸都市もいくつか名乗りを上げそうです。激戦を制して、初の夏冬開催が実現するでしょうか?

1月9日
ノルディックスキーのW杯複合個人第9戦で、高橋大斗選手は25位に終わってしまいました。得意のジャンプでは4位とまずまずだったのに、クロスカントリーでなんでそこまで順位を下げるかな〜って感じです。けっこう走れているときもあるだけに、こういう試合が続くと歯がゆい思いがしてしまいますね。
同じくノルディックスキーのW杯、こちらはジャンプです。個人第13戦で伊東大貴選手が6位に入りました。この前の試合の3位には及びませんでしたが、2試合連続のひと桁順位で、これからの期待も高まってきましたねー。ニュースでは「6位に終わった」みたいな書き方をしているのもあるんですよね。全然悪い順位じゃないのに、こう書かれるということは、期待の表れなんでしょうか。
ただ、そのほかの日本勢は、相変わらず調子が上がらないようです。葛西紀明選手は13位に入りましたが、船木和喜選手、宮平秀治選手、吉岡和也選手、東輝選手は、全員2回目に進めず。そろそろシーズンも後半だし、だれか出てきてくれないものでしょうか?
フリースタイルスキーのW杯、女子モーグルに、里谷多英選手が帰ってきました。復帰第1戦は予選落ちの25位でしたけど、元に戻すにはもう少し時間がかかるということでしょうか。ゆっくり取り戻していってくれればなーと思います。
ただ、今季はどうも、上村愛子選手の調子が思わしくないんですよね。今回も予選落ちの16位。そのほかの日本勢も、畑中みゆき選手が14位、伊藤あづさ選手が18位で、結局だれも決勝には進めませんでした。
男子も、益川雄選手の23位が最高で、上野修選手、附田雄剛選手などが出場しましたが、全員が予選落ち。トリノは来年だというのに、このままで大丈夫なんでしょうか…。
アルペンスキーのW杯、男子回転第4戦で、日本勢トップは皆川賢太郎が21位に入ったのが最高。佐々木明選手は1回目で途中棄権しました。積極的に攻めていくのが佐々木選手の滑りなので、途中棄権はけっこう多いんですよね。攻めていって、しっかり2本ともゴールできれば、かなり上位の成績がとれるので、そのうち結果を出してくれると思ってます。
スピードスケートの世界選手権アジア地区予選会、男子は平子裕基選手が、女子は根本奈美選手が総合優勝し、日本の世界選手権出場枠は男女とも3と決まりました。女子は田畑真紀選手2位、石野枝里子選手3位、妹尾栄里子選手7位という順位でした。世界選手権で、この順番がどう変わるか、なかなか興味深いものがあります。男子は牛山貴広選手2位、宮崎今佐人選手3位、小原英志選手4位と、日本勢が上位を独占しました。
また、この結果により、2月5、6日にモスクワで行われる世界選手権の代表が決定しました。選手名は次の通りです。男子…牛山貴広、平子裕基、宮崎今佐人。女子…石野枝里子、田畑真紀、根本奈美。

1月8日
ノルディックスキーのW杯、クロスカントリーの女子10kmクラシカルで、福田修子選手は38位でした。この競技の日本女子は、ここ数年、目立たないけど少しずつ順位は上げてるんですよね。今季も停滞せずにいってほしいなーとは思うんですけどねー。
スピードスケート世界選手権のアジア枠を決める、アジア地区地区予選会が始まりました。第1日は男女各2種目が行われ、女子は根本奈美選手が1位、田畑真紀選手2位、石野枝里子選手3位、妹尾栄里子選手は7位につけ、男子は牛山貴広選手が1位で、以下、平子裕基選手2位、小原英志選手3位、宮崎今佐人選手5位と、男女とも日本勢が上位を独占しています。

1月6日
ノルディックスキーのW杯、複合個人第7戦で、日本の高橋大斗選手が3位に入り、ようやく表彰台に立つことができました。昨シーズンは、終盤でたてつづけに優勝を果たし、今季の活躍が期待されていたのですが、今季はベスト10に入るのがやっと。最近はそれすらもできなくなっていて、調子がよほど悪いのかと心配していたのですが…。やっと本来の力を発揮してくれたか〜という感じです。
今回は得意のジャンプで2位につけ、走るほうも粘って、終盤の3位争いに勝ったとか。この結果を知って、本当にほっとしました。
これで勢いづいて、表彰台の常連になってくれれば、来年への希望もぐっと高まってきそうです。

1月2日
ノルディックスキーのW杯、複合個人第6戦スプリントで、北村隆選手が自己最高タイの6位に入りました。不得意なジャンプで健闘して8位につけ、後半のクロスカントリーでは持ち味を発揮し、順位を二つ上げました。この調子でジャンプが良くなってくれば、走るほうは安定しているだけに、おもしろい存在になってくれそうです。
ただ、日本のエース・高橋大斗選手は、ジャンプで13位と出遅れ、クロスカントリーでは後続に抜かれて35位に終わってしまいました。たしかに、走るのは苦手な高橋選手ですが、それにしても35位というのは…。ジャンプの調子も落としているのが気にかかります。

1月1日
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人第10戦で、前回4位に入った伊東大貴選手は10位にとどまりました。…といっても、それでも日本勢トップの成績なんですけどねー。葛西紀明選手は15位、東輝選手は21位で、宮平秀治選手、吉岡和也選手は2回目に進めませんでした。このところの何シーズンかは、開幕直後はあまり成績が良くなくて、中盤から後半にかけてぐっと上げてくる感じなんですけど、今季はなかなかエンジンがかからないですよねー。そろそろ上昇気流に乗ってほしいんですけど。

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