2005年のトピックス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2月27日
※ノルディックスキー世界選手権も最終日。複合個人スプリントでエース・高橋大斗選手は10位、クロスカントリー男子50kmクラシカルの日本勢トップは、蛯沢克仁選手の21位でした。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
あと1年で、どこまで立て直していけるでしょうか。なんだか、先の見えないトンネルに入ってしまったような感じもしています。
※アルペンスキーのW杯、男子回転第8戦で、皆川賢太郎選手が7位に入りました。1回目は11位につけ、2回目で7位まで順位を上げてくれました。
最近、アルペン競技で佐々木明選手にばかり注目が集まっていますけど、佐々木選手が出てくる前は皆川選手が日本のエースだったんですよね。回転では2回滑ってその合計タイムで争うのですが、2回のうち1回で最高タイムを出したことも(「ラップをとる」というらしい)何度かあるのです。ただ、一時期はケガで低迷が続いてて、その間に佐々木選手がぐっと伸びてきたもんだから、近頃ではすっかり立場が逆転した感じになってました。でも、皆川選手が復活すれば、トリノでは佐々木・皆川の二本柱で臨めそう。ちょっと期待してしまいます。
ただ、今回佐々木選手は、1回目のスタート直後に棄権。今季は昨シーズンほど勢いがないのが気にかかります。まあ、毎年そうそう順位が上がり続けるわけもないので、今季は来季に向けて力をためているんだ…と思っておくことにします。
なお、もう1人日本から出場している湯浅直樹選手は、1回目59位で2回目に進めませんでした。
※カーリング女子の日本選手権で、長野のチーム土屋が青森県協会に7−6で勝って初優勝を果たしました。これで、チーム土屋に、トリノ行きのチャンスがでてきたことになります。
トリノ五輪の出場権は、2003〜2005年の世界選手権での、獲得ポイントによって決まります。出場は10か国で、日本女子は現在7位。次の世界選手権で出場国が確定するのですが、そこには青森県協会が日本代表として出場することが決まっています。今回の日本選手権でも青森県協会が勝っていれば、出場権獲得=五輪代表内定となったのですが、チーム土屋が優勝したことで、それがわからなくなってきました。出場権がとれたら、最終的には青森県協会とチーム土屋の間で、「五輪代表決定戦」を行い、その勝者がトリノ行きの切符を掴むことになります。
カーリングの場合、ほかの団体競技と違って、代表の座もチーム単位で争うんですよねー。戦略が重視されるスポーツだけありますよね。
なお、日本男子は、すでに五輪出場権を逃しています。長野では健闘したのになー。
2月26日
※ノルディックスキーの世界選手権第11日、ジャンプ団体ラージヒルの日本は10位と、最悪ともいえる結果となってしまいましたただただ残念です。また、クロスカントリーの女子30kmクラシカルで、日本勢のトップは横山寿美子選手の23位でした。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
※フリースタイルスキーのW杯、女子モーグルで上村愛子選手が2年ぶりの優勝を果たしました。今季取り組んでいた難しいエアが、バッチリ決まったようです。なんでも、縦横の回転を組み合わせた3D系の技で、名前は「コークスクリュー720」というらしい…。エアの得点はただ1人6点台ということで、完成度の高さがうかがえます。一応、前にスポーツニュースで見たことはあるんですけど、できれば今回のを見たかったですねー。
今季の序盤は、エアの失敗が続いてなかなか上位に来られませんでしたが、ここへきてようやく本領発揮、といったところでしょうか。来年までに、完成度を一段と高めてほしいものです。でも、ほかの選手も続々と難しいのに挑戦してくるでしょうから…大変ですねー。
里谷多英選手は18位、畑中みゆき選手は24位、男子の西伸幸選手は31位、附田雄剛選手は39位でした。
※スノーボードのW杯、女子ハーフパイプで成田夢露選手が初優勝を果たしました。ここのところ何度も表彰台に上がっていて、好調のようでしたが、それを裏づける見事な優勝。まだ17歳なんですが、ここの兄妹は本当にすごいです。
なお、男子の村上大輔選手の6位が最高でした。
※アルペンスキーのW杯、男子大回転第7戦で、日本の佐々木明選手は1回目48位となり、上位30人で争う2回目には進めませんでした。佐々木選手は、回転は世界でも有力な選手の1人なんですけど、大回転はまだまだ…なんですよねー。こちらでも好成績がとれるようになると、楽しみが増えるんですけど。
2月25日
※ノルディックスキーの世界選手権第10日、ジャンプ個人ラージヒルで、日本勢は宮平秀治選手の25位が最高。岡部孝信選手は28位でした。伊東大貴選手と葛西紀明選手は、1回目がそれぞれ31位、36位で、ともに2回目には進めませんでした。また、クロスカントリーは団体スプリントが行われ、福田修子/夏見円組は予選(準決勝)8位で決勝には進めませんでした。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
※ところで、このノルディックスキー世界選手権、2年後の次回は札幌で開催されます。組織委員会はその際の新種目として、ノルディック複合の一斉スタート方式を検討しているとか。現在、W杯ではすでに実施されているのですが、通常のジャンプ→クロスカントリーという順で競技を行うのではなく、最初に走ってからジャンプ…という逆の順番で行われるものです。
そういえば先日、テレビで複合のエース・高橋大斗選手が、そのほうが好きとか言ってましたっけ。日本の組織委がこの種目を導入したいのは、そんなことも考えてのことかもしれませんねー。少なくともノルディック競技の中で、2年後に最も期待できる選手(現時点で)には違いないですから。
※フィギュアの安藤美姫選手が、世界選手権は昨シーズンのプログラム「火の鳥」に戻して挑むことになりました。今季のプログラムでは点が出ていないことから、昨季の世界ジュニア優勝、全日本制覇、世界選手権4位と、高い評価を得た演技に変更するようです。
たしかに彼女の場合、表現の面ではまだ課題が多くて、プログラムの良し悪しで評価が左右されることも多いですからねー。とはいえ「火の鳥」も、それほど表現力のなさをカバーできるプログラム…というわけでもないので、結局は当日の出来次第、ということになるのかな。ただ、ゲンのいいプログラムだと、精神的にもプラスにはなるかも?
2月24日
※ノルディックスキーの世界選手権第9日、クロスカントリー男子40kmリレーの日本チームは14位という結果でした。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
2月23日
※ノルディックスキーの世界選手権第8日、この日はノルディック複合の団体が行われましたが、日本のエース・高橋大斗選手は、腰痛が回復せず欠場。日本チームはジャンプで8位と出遅れ、後半は順位をさらにひとつ落としてしまいました。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
※日本スケート連盟より、スピードスケートの世界距離別選手権に出場する選手が発表されました。この大会は、3月3日〜6日にドイツで行われ、五輪と同じように、各種目(距離)ごとで争うものです。今シーズンの総決算というところでしょうか。
しかも、ここでメダルを獲得すればトリノ五輪の代表も決まるとあって、どの選手も力が入りそうです。ただし、ここで内定するのは各種目2人まで。仮に金銀銅すべてを日本勢がとったとしても、五輪代表になるのは金と銀の選手だけ…ということになります。まあ、実際にはそれはないと思うので、とりあえずはメダル獲得=トリノ行き、ということになるでしょうね。少なくとも、男女の500mで、だれかは代表に内定しそうです。
代表選手は次のとおり。男子500m…清水宏保、加藤条治、及川佑。同1000m…小林正暢、小原唯志、今井裕介。同1500m…中嶋敬春、牛山貴広。同5000m…平子裕基、宮崎今佐人。同10000m…宮崎。同団体追い抜き…今井、中嶋、牛山、平子、宮崎、糸川敏彦。女子500m…岡崎朋美、吉井小百合、大菅小百合。同1000m…岡崎、吉井、新谷志保美。同1500m…田畑真紀、根本奈美、石野枝里子。同3000m…田畑、根本、妹尾栄里子。同5000m 田畑、根本、石野。同団体追い抜き…田畑、根本、石野、妹尾、大津広美。
※全日本スキー連盟からは、3月15日からフィンランドで行われるフリースタイル世界選手権の代表が発表されました。こちらはやはり、女子のモーグルに期待がかかります。復帰してから尻上がりに調子を上げている里谷選手と、難しいエアに挑戦している上村選手。どちらか表彰台に上がってくれるでしょうか?
代表選手は次のとおりです。
【モーグル】
男子…附田雄剛、上野修、益川雄、野々垣宏記。女子…上村愛子、里谷多英、畑中みゆき、伊藤みき。
【エアリアル】
男子…瀬上悟。女子…逸見佳代。
【スキークロス】
男子…河野健児、上野正之、北村明史、小林幸世。女子…福島のり子、山下瑞絵。
【ハーフパイプ】
男子…上野雄大。
2月22日
※ノルディックスキーの世界選手権第7日は、クロスカントリーの男女スプリントクラシカルが行われましたが、日本勢は1人も決勝に進むことができませんでした。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
2月21日
※ノルディックスキーの世界選手権第6日、この日はクロスカントリーの女子20kmリレーが行われ、日本チームは16チーム中12位となりました。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
※そのノルディック世界選手権の血液検査で、ヘモグロビン値が規定を上回ったため、出場停止中だったクロスカントリーの恩田祐一選手ですが、21日の検査でまたもや基準値を上回ってしまい、結局この大会には出場できないことになってしまいました。
恩田選手はふだんからヘモグロビン値が高めで、故意に血液ドーピングなどは行っていないとのこと。現在は、血液検査に加えて尿検査も受けていて、その結果待ちのようです。
このところ、ドーピング検査がどんどん厳しくなっているようですが、あまりに厳しくしすぎて、なにもしていなくてもひっかかる…なんてことがあるみたいですよね。数日前にも、柔道の横澤選手のことが報道されてましたが、だれかの使った薬が付着しただけで(おそらく)、陽性反応が出てしまうというのは…。横澤選手の場合は、幸いにも五輪に出場することができましたけど、今回の恩田選手のようなケースはどうなるのでしょう。とりあえずは、検査の結果を待つしかなさそうです。
2月20日
※ノルディックスキーの世界選手権第5日はジャンプ団体ノーマルヒルが行われましたが、日本は9位と、最悪ともいえる結果となってしまいました。クロスカントリーの男子30km複合は、蛯沢克仁選手の36位が日本勢の最高でした。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
※スピードスケートのW杯、今季最終戦も最終日となりました。この日の結果で、シーズンを通しての成績も決まることになります。
まず、男子500mの日本勢は今季も好調。特に加藤条治選手はこの日2位に入り、総合でも2位となりました。総合、つまりシーズン通算で2位なわけですから、日本のエースも代替わり?という勢いですよね。ちなみに、清水宏保選手は、この日8位で通算5位、及川佑選手がそのひとつ上の通算4位。まあ、清水選手の場合は靴が合わなかったらしく、シーズン中盤の成績がすごく悪かったから、仕方ないでしょう。また、及川選手は100mでも総合2位と、短い距離が得意なところをアピールしてくれました。ただ、五輪種目じゃないし、今後も実施されるかどうかは「?」な種目ですけど。
で、500mの総合優勝は、相変わらずカナダのウォザースプーン選手なのですが、今季は2位以下との距離が少し縮まった感じもします。来季は日本勢が、上を行ってくれればなぁ…。
日本勢は、女子500mでも好調さを発揮。復活をとげた岡崎朋美選手はこの日4位で総合3位に入り、今季急成長の吉井小百合選手はこの日2位の総合4位、大菅小百合選手は総合5位、渡辺ゆかり選手は総合6位と、総合順位の3〜6位までを日本勢が占めました。ただ、総合優勝の王曼利選手(中国)とは、得点差がかなりあるんですよね。王選手は、W杯10戦中7勝してますから、現時点では1人別世界な感じです。こちらは来季、少しでも追いつくことができるんでしょうか?
また、女子100mでは、大菅小百合選手が3戦中2勝を挙げて総合優勝を果たしました。やっぱり、短い距離には強い選手です。
…とまあ、男女とも500mは良くて、あと、長らく低迷していた1000mでも、男子の小林正暢選手が総合6位、今井裕介選手が総合7位、女子では吉井選手が総合4位、岡崎選手が総合7位と少しは上昇傾向が見えてきた気もするのですが…。中長距離はいっそう厳しくなった感じです。
各種目の総合順位で、日本人トップをざっと挙げてみると、女子は1500m…田畑真紀選手11位、3000m/5000m…根本奈美選手10位、男子1500m…牛山貴広選手21位、5000m/10000m…宮崎今佐人選手29位…。女子の中長距離の成績が落ちているのが気にかかります。
残るは3月の世界距離別選手権ぐらいですが、今季の総決算として、各選手とも納得いく滑りをしてほしいですね。
※ショートトラックの全日本選手権最終日、男子の総合優勝は、前日の2種目を制した寺尾悟選手となりました。この日は1000mが2位、3000mは7位でしたが、貯金がものをいった感じです。3連覇を狙った西谷岳文選手は、3000mは勝ったのですが、総合では2位となりました。どちらにせよ、日本男子は相変わらず、寺尾・西谷の2人が引っぱってる…ってことですね。ベテランががんばってくれるのはうれしいけど、いくらなんでもそろそろ2人を脅かす選手が出てこないと、まずいのではないかと思うのですが…。2人が世界トップの実力を持っているならともかく、決してそうじゃないですからね。
また、女子の総合優勝は神野由佳選手で、これで3連覇を果たしたことになります。しかも、全種目を制しているから、日本ではダントツですねー。ただ、こちらも男子と同様、神野選手の対抗馬に出てきてほしいのですね。
※上記の結果を受けて、3月5日から韓国で行われるショートトラック世界チーム選手権と、3月11日から中国で行われる世界選手権の代表が決まりました。
代表選手は次のとおりです(○は世界選手権の個人種目に出場する選手、△は補欠)。男子…○西谷岳文、○寺尾悟、△末吉隼人、藤本貴大、小寺武大。女子…○神野由佳、○田中千景、△小沢美夏、古屋由布子、酒井智美。
※リュージュの世界選手権第2日、男子1人乗りで牛島茂昭選手は31位、小口貴久選手は35位という結果でした。また、初日に行われた男子2人乗りでは林部吾郎/戸城正貴組が14位、女子1人乗りは原田窓香選手は20位となっています。この競技って、世界トップの選手と日本選手とでは、どこがどういうふうに違うんでしょうねー。どうやったら少しでも順位を上げられるんでしょう?
2月19日
※フィギュアの四大陸選手権最終日は、女子シングルのフリーが行われ、村主章枝選手が優勝を果たしました。村主選手はショート1位、フリー1位の完全優勝で、世界選手権の切符も獲得。恩田美栄選手は2位、中野友加里選手は11位でした。
村主選手のフリーの演技は、すばらしかったですね。今季、ショートは良くてもフリーは失敗が目立ってて、全日本でもかなり崩れていたのですが、今回は違いました。カルメンの音楽に、最後の速いスピンがすっごく合ってましたね。小悪魔的な魅力にあふれた、彼女ならではの「カルメン」でした。世界選手権であの演技ができたら、相当いい成績が望めるんじゃないでしょうか。
ただ、ジャンプは昔に比べてぎこちなくなってきたような気がします。今季、主にジャンプを改良するため、アメリカへ行ったはずなのですが、成果は上がったのでしょうか…? 若いころのジャンプはすごく迫力があったんですよね。あれを今求めるのは、無理なことなのかなぁ…。もちろん、ジャンプ以外の技術は格段に進歩してるし、全体としてのレベルアップはすごいんですけどね。
恩田選手は、村主選手にあれだけの演技をされると、上回るのは難しいかな。彼女が一番アピールできるのは、やはりジャンプなのですが、高さはあってもランディングがぎこちなくて流れない、3−3もできない、というのはツライかも。これ以上の成績をとろうとすると、結局相手のミス待ちになってしまうんですよね。ただ、芸術性を出そう…としているよりは、元気いっぱいにジャンプしているほうが、見てるぶんには楽しくていいかな。恩田選手らしい滑りをしてほしいですね。
中野選手は、えらく調子が悪かったですねー。3アクセルにも結局挑戦はせずじまい。普通のトリプルを見てても、全然跳べてないというか、高さが出ていないというか…。もともと、難度の高いジャンプを跳ぶわりには、それほど高さが出る選手ではなくて、回転の速さでカバーしていた部分はあるんですけど、それにしても、あんな低くなかったですから…。ポジションは、以前に比べてよくなってきたし、ドーナツスピンの入り方なんかもスムーズできれいだし、もったいないと思うんですけどねー。ペア転向、という話もあるようですけど、果たして来シーズンはどうするんでしょうか?
※この四大陸選手権の結果により、フィギュアの世界選手権代表がすべて決まりました。すでに決定済みの選手とあわせて、代表は次のとおり。男子…本田武史、高橋大輔。女子…荒川静香、安藤美姫、村主章枝。アイスダンス…渡辺心/木戸章之組。予想どおりの、順当な代表となりましたねー。
※ノルディックスキーの世界選手権第4日は、ジャンプ個人ノーマルヒルが行われましたが、日本勢はいずれもふるわず。東輝選手の18位が最高でした。クロスカントリー女子15km複合は、曽根田千鶴選手が37位となっています。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
※スノーボードのW杯、札幌真駒内大会の第2日、昨日、女子パラレル大回転で7位に入った竹内智香選手が、この日のパラレル回転でも健闘。男女通じて、日本勢でただ1人決勝トーナメントに進み、1回戦を勝ち上がって8位に入りました。準々決勝では、惜しいところで逆転負けしてしまったとのこと。ここで勝てればベスト4なんですけど、この壁は分厚いようですねー。男子は、佐々木康友選手の36位が最高でした。
※スピードスケートのW杯、女子3000mは根本奈美選手が8位、田畑真紀選手は9位、妹尾栄里子13位、石野枝里子選手14位、大津広美選手16位という結果でした。今季、中長距離の日本勢は、最後まで上位に行けなかったですねー。唯一、女子団体追い抜きで優勝できたのが、良かったぐらいかなー。
また、1000mは、男女とも10位以内には入れませんでした。女子は、岡崎朋美選手が11位、吉井小百合選手は12位、男子は今井裕介選手が11位、小林正暢選手は15位となっています。
※ショートトラックの全日本選手権は、男女の500mと1500mが行われ、男子は寺尾悟選手が、女子は神野由佳選手が、2種目ともを制しました。この結果により、世界選手権の代表が決まることになっています。
※フリースタイルスキーのW杯、男女のエアリアルで、男子の瀬上悟選手は24位、女子の逸見佳代選手は6位でした。
※バイアスロンのW杯、女子10km追い抜きで、田中珠美選手は45位、目黒香苗選手は52位でした。
2月18日
※フィギュアの四大陸選手権第3日は男子シングルのフリーが行われ、高橋大輔選手が総合で3位に入りました。フリーだけなら2位だったのですが、残念ながら順位を上げるところまではいきませんでした。滑るのは上手い選手なので、あとはジャンプさえ成功すれば、一段階アップできるのですが…。4回転だって跳べるのですが、いかんせん成功率が良くないんですよねー。ただ、とりあえずはこれで世界選手権の代表入りは確実だし、大舞台でいい演技を見せてほしいです。
中庭健介選手は8位、岸本一美選手は10位。優勝は、ショート5位から逆転した、アメリカのライザチェク選手でした。
アイスダンスもフリーを終了。渡辺心/木戸章之組が前日の4位を守り、これで彼らも世界選手権の代表がほぼ確実になりました。都築奈加子/宮本賢二組は、さらに順位を下げて8位に終わりました。
宮本選手は、以前別の選手と組んでいたときは、渡辺/木戸組に迫ってたんですけど、パートナーの引退で都築選手と組んでからは、ちょっと離されてしまった感じです。前のパートナーより都築選手のほうが実力的に劣る…というわけではないのですが、そのへんがアイスダンスの難しいところなんでしょうねー。
※ノルディックスキーの世界選手権、複合個人で期待の高橋大斗選手は腰痛のため棄権。ほか2名の選手も、ウエアが規格外だったとかで失格。唯一出場した畠山陽輔選手は23位でした。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
※札幌で行われたスノーボードのW杯、女子パラレル大回転で竹内智香選手が7位に入りました。竹内選手は予選10位に入って、日本勢でただ1人決勝トーナメントに進出(予選通過は16人)。そして、1回戦も勝ち上がったものの、そこで当たったのが、今回優勝したダニエラ・ムリ選手(スイス)。さすがにかなわず、ここでベスト4入りはなりませんでした。
早い段階で強い選手と当たらないようにするには、予選でもっと上に行かないとダメなんですよねー(まあ、いちがいにはいえませんが)。竹内選手は、昨シーズンに急成長して、今季はそのレベルをキープしている状態ですが、あと1年でまたさらに上へ行くことができるでしょうか?
なお、男子の日本勢トップは川口晃平選手と戸崎啓貴選手の38位。こちらは、まだちょっと世界には遠いようです。
※スピードスケートのW杯も、オランダでのこの大会が今季最終戦。もうシーズンも終わりなんですねー。早いもんだ…。
で、第1日の結果です。まずは、女子500mで大菅小百合選手が3位に入りました。大菅選手も、シーズンインが遅れて前半はイマイチでしたけど、終盤でようやく調子が出てきたのでしょうか。また、今季、あっという間に日本のトップに躍り出た、ホープ・吉井小百合選手は4位、ベテラン復活を印象づけてくれた岡崎朋美選手が5位に入りました。
男子500mでは加藤条治選手が3位、及川佑選手が4位、清水宏保選手は5位と、偶然にも女子と同じ3、4、5位を日本勢が占めました。清水選手も、シーズン中盤は靴が合わずに苦しんでいたようですが、ここ数試合、やっと上にこれるようになりましたねー。
ただし、中長距離陣は今ひとつ。女子1500mが行われましたが、日本勢は石野枝里子選手の10位が最高でした。なお、日本男子の中長距離陣は、W杯のA(いわゆる普通のW杯)には出られません。現在はBに出場しているのですが、来季はせめて1人くらい、Aに出てくれないでしょうか…。
※フリースタイルスキーのW杯、女子モーグルで里谷多英選手が6位に入りました。復帰してまだ1か月ほど。最初のほうこそ20位台と低調でしたけど、すぐに順位を上げて、最近ではベスト10の常連になってますよね。さすがです。
上村愛子選手は、残念ながら予選17位で決勝に進めず。畑中みゆき選手は24位、男子は附田雄剛選手が15位に入り、西伸幸選手は18位、上野修選手は54位でした。
2月17日
※フィギュアの四大陸選手権第2日、女子ショートプログラムで村主章枝選手がトップに立ちました。後日のテレビ放送で演技を見たのですが、ミスはなく、いい感じで滑ってましたねー。日本選手以外の演技は見られなかったのですが、たぶん彼女だけ「格がちがう」って感じだったのではないでしょうか。
恩田美栄選手もノーミスで2位につけ、日本勢が上位を占めました。ただ、ほかの国も、もう少しいい選手を送ってきてほしいと思うんですけど…。なお、中野友加里選手だけは、ジャンプが決まらず9位と苦しい出だしになってしまいました。
アイスダンスはオリジナルダンスを終えて、渡辺心/木戸章之組は4位とひとつ順位を下げてしまいました。渡辺/木戸組は、コンパルソリーの評価が一番高いんですよね。OD、フリーで順位を落とすことが多いので、もったいないなーと思うんですけど。都築奈加子/宮本賢二組も5位から7位に後退。アメリカのベルビン/アゴスト組がトップをキープしています。
※ノルディックスキーの世界選手権はこの日から競技が始まり、クロスカントリー女子10kmフリーでは横山寿美子選手の29位が、男子は15kmフリーは金丸富男選手は62位が、日本勢の最高でした。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
※ところで、そのクロスカントリーの代表になっている恩田祐一選手なのですが、なんでもヘモグロビン検査で基準値を超えていたとか…。それにより、5日間の出場停止処分を科されてしまったそうです。
ヘモグロビンということは、いわゆる「血液ドーピング」にあたるわけで、ちょっとドキッとしましたけど、「違反」までいかないレベルのものだそうです。恩田選手は、クロスカントリーでもスプリント(1kmちょっとの距離)の選手なので、この日の15kmフリーにも登録していなかったし、特に問題はないようです。21日に再検査して、大丈夫なら22日からは出場できるとか。
それにしても、どういう作用でヘモグロビン値が上がってしまうんでしょうか? 恩田選手は自身も、原因がわからないとのことです。ドーピングは厳しく取り締まってほしいけど、体質によるものもあるだろうし選手も大変ですね。
2月16日
※フィギュアスケートの四大陸選手権が開幕。初日に行われた男子シングルのショートプログラムで、高橋大輔選手が3位につけました。3回のジャンプのうち、決めたのは出だしの4−3のコンビネーションだけ。続く3アクセル、3ルッツとも着氷で乱れてしまったようです。ただ、高橋選手の場合は、とにかくスケーティングが良いし、難しいプログラムだし、それでなんとか3位に踏みとどまった…という感じでしょうか。
トップに立ったのは中国の李成江選手で、中庭健介選手は7位、岸本一美選手は9位でした。
また、アイスダンスのコンパルソリーでは、渡辺心/木戸章之組が3位に、都築奈加子/宮本賢二組が5位につけています。
※51か国が参加し、ドイツでノルディックスキーの世界選手権が始まりました。くわしくは「世界ノルディックスキー選手権」のページでどうぞ。
※スノーボードのの成田童夢選手が、右ひざ故障のため3月に手術を行うことにしたそうです。W杯転戦中から痛みがあったらしく、今回、札幌入りした際に検査を受けたところ、じん帯の一部が切れていることが判明したとか。トレーニングを再開できるのは今年の10月になるそうで、来年2月のトリノ五輪へ出場するにはギリギリ間に合うかどうか…という感じです。日本期待の選手だけに、気がかりです。 |