2005年のトピックス           10 11 12

3月30日
日本スケート連盟が日本雑誌協会に対し、安藤美姫選手についての報道を自制するよう要請文を送ったそうです。正直いって、動くのが遅かったんではないか…とも思うのですが…。最近の取り上げられ方って、ちょっと異常な感じがありますもんね。どう考えても、「アスリート」という取り上げ方じゃないだろう!ってのも多いし…。たまにスケートのことに触れていても、全然競技のことを理解してない人が書いてるのがミエミエの文章だし…。
安藤選手自身、注目されるのが好きみたいなので、今までは「まあ、いいんじゃないの」って思ってたんですけど、本人もさすがに少しイヤになってきたみたいだし、常識を逸脱した報道は、さすがにちょっと慎んでほしいかも。

3月27日
スキーの全日本選手権、フリースタイル女子モーグルは、上村愛子選手がデュアルモーグルに続いて優勝。今大会2冠を獲得しました。この日は、前日は封印した3D系の技を披露し、しっかり決めて、26.35という高い得点をたたき出しました。シーズン始めは失敗続きだった技も、後半にはかなりの確率で成功するようになったし、点が伸びているところから察するに、きっと技の質自体も良くなっているんでしょうねー。
今季は、W杯で久々の優勝、世界選手権でメダル獲得=五輪代表内定、そして締めの全日本では2冠達成と、上村選手にとっていいシーズンだったんではないでしょうか。これでオフに入りますけど、次に姿を見せてくれるのが本当に楽しみです。できればそのときは、里谷多英選手の元気な顔も見たいものですが…。
なお、男子の優勝は、益川雄選手でした。

3月26日
スキーの全日本選手権フリースタイルの女子デュアルモーグルで、上村愛子選手が2年連続四度目の優勝を果たしました。先日、世界選手権でトリノ行きを決めたばかり。帰国してすぐの強行出場でしたが、やはり、調子がいいときはいい結果が出るものですねー。いい感じで、オフに入れるんではないでしょうか。
また、男子は楠泰輔選手が、決勝で附田雄剛選手を破って、初優勝しています。男子は少し前まで、世界に通用するのは附田選手ぐらいだったんですけど、最近はそうでもないようで…。ベテラン選手を倒して、世界でももっ上に行ってくれればいいですねー。
ノルディックスキー世界ジュニア選手権最終日は、複合個人スプリントが行われて、湊祐介選手が24位となりました。前半のジャンプでは27位だったのですが、クロスカントリーで三つ順位を上げたとか。ただし、走るほうだけでは6番目の成績とのこと。せめてジャンプで10位台につけられるようになれば、かなり上位に行けると思うんですけどねー。以下、高尾康平選手は38位、渡部暁斗選手は50位、佐藤幸一郎選手は51位でした。

3月25日
ジャンプの国内今季最終戦、伊藤杯大倉山ナイターで、優勝したのは高橋大斗選手でした。ただ1人、130m台を2回揃えたというから、やっぱ強いなーという印象です。…が、ご存じのとおり、高橋選手はノルディック複合の選手なんですよね。もちろん、ジャンプの巧さには定評があるとはいえ、「本職」ではない。純ジャンプの選手が負けてしまっては困るのです。サマージャンプの大会でも、こういうことはありましたけど、今回の結果は、まさに今季の力関係を証明してるなーと思いましたね。
ただ、2位に入った金子祐介選手が、2回目にジャンプ台記録の145mを飛んだ、というのがせめてもの救いです。W杯組は葛西紀明選手4位、船木和喜選手5位、伊東大貴選手8位と、いずれももうひとつの成績。伊東選手はW杯後半で調子がよさそうだったんですけどねー。転戦の疲れもたまっているでしょうが、日本を代表するメンバーなんだから、せめてだれか1人は表彰台に上がってほしかったですね。
ノルディックスキーの世界ジュニア選手権、クロスカントリー男子10kmフリーで、吉田圭伸選手が2位に入りました。正直いって、最初に「2位」というのを見たときは、「???」という感じでしたねー。だって、シニアの大会では、20位にすら入るのが難しい状態なんですから…。それが銀メダルですからねー。これは、絶対名前を覚えておかなくては…! しかも、木村正哉選手も7位タイに入ってるし、これからの活躍を期待したいもんです。以下、嶋田翼選手は21位、井川純一選手は27位でした。

3月24日
モーグルの上村愛子選手が、世界選手権の開かれていたフィンランドから帰国しました。大会では銅メダルを獲得して、早々にトリノ行きを決めたわけですが、上村選手もさずがにほっとしたようです。今回メダルがとれなかったにしても、代表になるのはほとんど確実ですけど、それでもちゃんと「内定」が出ると、精神的な面で違いが出てくるんでしょうねー。本人も「これで練習に100%の力を入れられる」と話していたとか。
今季は、大技で徐々に順位を上げていった上村選手ですが、来季にはライバルたちもエアの難度を上げてくるでしょうねー。上村選手はこのオフに、また新たな技に挑戦するんでしょうか?
ノルディックスキーの世界ジュニア選手権、複合団体で日本(高尾康平、湊祐介、渡部暁斗、畠山長太)は8位となりました。この試合では、最初にクロスカントリー、後でジャンプが行われたのですが、日本チームは前半は好調で3位。ただ、ジャンプで8位にまで順位を下げてしまいました。
これまで、複合の日本といえば、ジャンプで上位につけ、走るほうで後退…というイメージが強かったのですが、今はそういうわけじゃないんですねー。でも、なんで、走力が上がるとジャンプがダメになるんだろう…。

3月23日
カーリング女子で、日本がトリノ五輪出場権を獲得しました。カーリングには10か国が出場できるのですが、そのうちひとつは開催国イタリアが占めるため、残りは9枠。その枠を決めるのが、2003〜05年の世界選手権でのポイントです。各大会で、順位に応じて与えられたポイントを加算し、合計で9位に入ればいいわけ。そして、この日現在で行われている05年世界選手権で、日本が9位以内に入ることが確実になったため、出場権獲得が決まりました。
もともと、まず大丈夫だろう…と思われていたけど、まずはちゃんと出場権がとれて良かったです。なんせ、カーリング女子以外の団体競技は、カーリング男子、アイスホッケーの男女と、すべてトリノ行きを逃してますからねー(団体といっても、個人競技のチーム種目は除きます)。これだけはとりたい!って感じですよね。
ちなみに、この世界選手権には青森県協会チームが出ているのですが、2月の日本選手権では、その青森県協会を破ってチーム土屋が優勝しています。どちらが五輪に出場するかは、この2チームの間で「五輪代表決定戦」を行って決めることになります。球技のように、全日本チームを組むわけではないんですよね。やっぱ、戦略とかが重視される、カーリングならでは…ですね。
フィギュアの村主章枝選手が帰国しました。安藤選手より1日遅れてのことで、全員が同じ飛行機で帰ってくるわけじゃないんですよねー。ただ、報道されたニュースは「彼氏募集」…。なんでやねん!って感じです。そんなこと聞くより、もっと重要なことがいろいろあると思うのですが…。
村主選手は、昨年末まではアメリカで練習してましたけど、その後はほとんど日本に居続け。やっぱ、佐藤コーチが一番良く、彼女を指導できるんでしょうねー。本当なら、そのへんのことを、もっとしっかり聞いてほしかったです。
ところで、国際スケート連盟の発表によると、今季終了時点で女子のフィギュア世界ランクは、1位・荒川静香選手、2位・安藤美姫選手、3位・村主章枝となっています。うーん、不可能だとは知りつつも、世界選手権がこのとおりであってくれれば良かったのになーなんて思ったりして。来季は…というかトリノでは、少しでも近づけるといいですねー。

3月22日
世間からえらく注目を浴びた、フィギュアの世界選手権もついに終わり、この日は安藤美姫選手が帰国しました。ふだんの年ならこんなに大々的に報道されることもないのでしょうが、今季は大会が終わってもいろんなニュースが聞こえてきています。
安藤選手が佐藤信夫コーチのもとを離れ、外国人コーチにつくとか、来季は全試合4回転に挑戦するとか。話題の中心は、やはりこの人のようです。ただ、トリノまであと1年の時期に、コーチ替えして大丈夫なのかなぁ…。外国人コーチにつけば、すぐに表現力が向上するわけでもないんだし…。それと、「全試合で4回転」はどうなんでしょう。来季までに、そこまで完成度を高めることはできるのかなぁ。
あと、「カメラに囲まれるのは、もうイヤ」とのこと。そりゃそうだろうとは思いますね。タレントじゃあるまいし、あそこまでくっついて取材されたら、競技にも影響するんじゃないかと思いますもん。1年なんてあっという間だし、じっくりとトリノを目指して練習してってほしいですね。
また、荒川静香選手のほうですが、今回の結果がさすがに悔しかったみたいですねー。「このままでは終われない」と闘志に火がついたとのこと。今季は、精神的にも肉体的にも、つらいことが多かったんじゃないかな。短いオフにしっかりケガを治して、気持ちもリフレッシュして、トリノでは昨年の世界選手権のようなすばらしい演技を見せてほしいもんです。
ノルディックスキーの世界ジュニア選手権第2日、複合の個人では高尾康平選手の26位が最高。以下、湊祐介選手35位、畠山長太選手38位、佐藤幸一郎は39位でした。ノルディック複合は、ジュニアでもあまり上位には行けないんですねー。早く、下からいい選手に出てきてほしいのですが…。

3月21日
ノルディックスキーのジュニア世界選手権、クロスカントリー男子20km複合で、吉田圭伸選手が6位に入りました。井川純一選手は26位でした。シニアのクロスカントリーは、今ちょっと低迷してるので、若い世代の選手がどんどん出てきてくれればいいのですが…。
女子10km複合は、丸山智恵選手の14位が日本勢の最高。石垣寿美子選手は33位でした。

3月20日
フリースタイルスキーの世界選手権、女子デュアルモーグルで上村愛子選手が3位に入り、トリノ五輪の代表に内定しました。今季前半は、難しいエアがなかなか成功しなくて、下位で低迷してたこともありますけど、後半はかなり安定してきたようですねー。とりあえずは「トリノに出るべき人」が順当に内定したということで、良かったんじゃないでしょうか。オフシーズンは、しっかりトリノを見据えてトレーニングできますもんね。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人最終戦で、伊東大貴選手が13位に入りました。これで、総合得点でも13位。途中、調子が落ちて苦しんだこともあったようですが、伊東選手にとって、全体としてはまずまずのシーズンだったんじゃないでしょうか。あとは、1.ベテラン勢の復活、2.伊東選手以外の若手の台頭、を願いたいものです。でも、現時点ではどちらも難しそうですねー。
なお、船木和喜選手は29位、葛西紀明選手は31位。総合得点では葛西選手16位、船木選手30位、宮平秀治選手35位、東輝選手42位、岡部孝信選手49位、山田大起選手58位、一戸剛選手63位…(以下略)となっています。葛西選手が、後半低迷したにもかかわらず、総合順位がまずまずなのは、前半が良かったから。昨季は、前半は今季と同じくらいで、後半にぐっと上げてきたからなぁ…。とりあえず、望みはあると思いたいです。船木選手の30位は、優勝1回が効きました。これをはずみに復活を遂げてくれれば…という感じですね。とにかく、この重苦しいムードを、なんとかしてほしいですね。
ノルディックスキーのW杯、クロスカントリー最終戦、男子40kmリレーで日本は12位でした。優勝はノルウェーA。また、女子20kmリレーでは最下位の10位で、優勝はフィンランド。今季のクロスカントリー勢は、ほとんどいいところがないまま終わってしまいました。一朝一夕で順位が上がる競技じゃないだけに、来季もちょっと難しそうです。
バイアスロンの世界選手権、男女混合リレーで日本は22チーム中18位でした。とりあえず、最下位じゃなくて良かった…。優勝はロシアAでした。

3月19日
世界フィギュアスケート選手権、最後に行われた女子シングルのフリーで村主章枝選手が5位となり、総合でも5位に入りました。安藤美姫選手はフリー7位で総合6位、荒川静香選手はフリー9位の総合9位。優勝は、地元ロシアのイリーナ・スルツカヤ選手でした。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人第27戦で、伊東大貴選手は18位となりました。とりあえず、安定して2回目に進めるようになっただけでも、良しとしなければ…って感じです。ほかの日本勢は、まだまだ不振のまっただ中。全員が2回目に進めず、1回目の順位は船木和喜選手32位、岡部孝信選手37位、葛西紀明39位でした。

3月18日
フィギュアの世界選手権第5日は、女子シングルのショートプログラムが行われ、予選3位につけていた安藤美姫選手はショートだけでは7位、トータルで4位とひとつ順位を下げてしまいました。荒川静香選手は、3フリップの着地でミスが出ましたが、あとは無難にまとめて、ショートだけでは日本人トップの5位、トータルでは6位と順位を上げました。村主章枝選手はコンビネーションの転倒が響き、8位に順位を下げています。
また、アイスダンスはフリーダンスが行われて、渡辺心/木戸章之組は18位、総合では16位となりました。これは大健闘といっていいでしょう。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。
スノーボードのW杯、ハーフパイプの最終戦で成田夢露選手が優勝。すでに決めているこの種目の総合優勝に華を添えました。また、昨季に総合優勝を果たした山岡聡子選手は、この試合は5位、今季総合で3位に入り、2人がトリノ五輪代表に内定しました。成田選手は伸び盛りだし、山岡選手は2年連続して結果を出しているし、順当な選考でしょうか。五輪ではすんなり優勝…とはいかないでしょうけど、過去最高の成績は出してくれるんじゃないでしょうか。
フリースタイルスキーの世界選手権、女子スキークロスで福島のり子選手が6位に入りました。福島選手は、決勝トーナメントの準決勝まで進出。惜しくも決勝へは進めませんでしたが、5−8位決定戦では2着でゴールし、6位入賞を決めました。これまでスキークロスといえば、男子の滝沢宏臣選手ばかり目立ってたんですけど、ようやく女子も上昇のきざしが見えてきた…ということでしょうか?
また、男子は河野健児選手が20位、小林幸世選手は30位。優勝は、男子がトマス・クラウス選手(チェコ)、女子はカリン・フッタリー選手(オーストリア)でした。

3月17日
フィギュアの世界選手権第4日、男子シングルの競技が終了しました。ショートを終えて8位と健闘していた高橋大輔選手でしたが、このフリーは大きく崩れて18位。総合15位にまで順位を下げてしまいました。また、アイスダンスはオリジナルダンスが行われ、渡辺心/木戸章之組は15位と大健闘。総合でも15位と、規定17位から二つ順位を上げています。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。
フリースタイルスキーの世界選手権、男子ハーフパイプの予選に上野雄大選手が出場しましたが、12位となって、上位10人による決勝への進出はかないませんでした。また、この日は男女エアリアル予選も行われましたが、こちらも男子の瀬上悟選手は27位、女子の逸見佳代選手は20位と、上位12人に入れず決勝には進めませんでした。
スノーボードのW杯、女子スノーボードクロス最終戦で、土井奈津子選手は予選25位で決勝に進めず、三宅陽子選手は右足首の故障で棄権となってしまいました。トリノ五輪の新種目なのですが、日本勢の活躍はちょっと難しいでしょうか。

3月16日
フィギュアの世界選手権第3日、女子シングルの予選で、安藤美姫選手がB組2位、全体では3位につけました。A組で滑った村主章枝選手も2位で全体では4位、同じくA組のディフェンディングチャンピオン・荒川静香選手は、ジャンプの転倒などもあって同組4位、全体では6位のスタートとなりました。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。
フリースタイルスキーの世界選手権が、フィンランドで開幕。初日はスキークロスの男女予選が行われ、男子の河野健児選手は16位、小林幸世選手は30位となり、上位32人で争われる決勝トーナメントに進みました。北村明史選手は39位で残念ながら予選落ち。女子の福島のり子選手は14位で、決勝トーナメントに進出(上位16人)しています。
ノルディックスキーのW杯は、クロスカントリーの男女スプリントが行われましたが、日本勢は全員が予選16位以内に入れず、決勝には進めませんでした。予選の順位は、男子は山岸修選手の21位、女子は夏見円選手の19位が最高でした。
スノーボードのW杯、女子パラレル大回転最終戦で、竹内智香選手は予選28位、家根谷依里選手は30位となり、どちらも決勝には進めませんでした。今季、好成績も残している2人ですが、最終戦は力を発揮できなかったようで…。来季はまた少しランクを上げることができるでしょうか?

3月15日
フィギュアの世界選手権第2日、男子シングルのショートプログラムが行われて、高橋大輔選手は7位、通算では8位という上々の位置につけました。また、アイスダンスはコンパルソリーダンスが行われて、渡辺心/木戸章之組が17位と大健闘を見せています。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。
モーグルの里谷多英選手が、25日からの全日本選手権を欠場することにしたそうです。本当なら出場したいけれど、その場合、競技会場へ報道陣が詰めかけることが予想されるため、周囲への影響を考えて欠場を決めたとのことです。今は札幌にいて、練習などはまったく行っていないとか。このままで終わる選手だとは思えないので、どうにか立て直しを図ってほしいのですが…。

3月14日
ロシアで、フィギュアの世界選手権が開幕。初日は、男子シングルの予選とペアのショートプログラムが行われましたが、エース・本田武史選手がまさかの棄権。高橋大輔選手は、予選B組の6位スタートとなりました。くわしくは「世界フィギュアスケート選手権」のページでどうぞ。

3月13日
アルペンスキーのW杯、男子回転の最終戦で佐々木明選手が12位となり、今季、W杯のこの種目の得点で14位に入って、トリノ五輪代表に内定しました。「種目別得点で15位以内に入れば五輪代表に内定」という条件から、佐々木選手は内定がとれるんじゃないかと思ってたので、まずは順当…というところでしょうか。ただ、14位よりはもう少し上の順位で終わってほしかったかな、というのはありますけど。とりあえずはこの内定で、このオフはしっかりトリノを見据えて練習できるんじゃないでしょうか。
また、皆川賢太郎選手は1回目は8位につけたんですが、2回目に旗門不通過で失格となってしまいました。皆川選手のW杯の得点は、この前の試合までで17位。15位まであと一息だったんですけどねー。今回5位以上でないと15位には入れなかったそうで、果敢に攻めたけれど果たせなかった…という感じでしょうか。ただ、今季後半は皆川選手も佐々木選手と遜色ない成績をあげていると思うので、来年がけっこう楽しみになってきましたね。
ノルディックスキーのW杯、複合個人最終戦スプリントで、高橋大斗選手は15位となりました。前半のジャンプでは2位だったのですが、後半は逃げ切れずに順位を下げてしまいました。今季のW杯を終えて、高橋選手は総合8位。クロスカントリーをもう少し強化しないことには、この上に行くのは難しいんでしょうねー。やっぱ、外国勢と一緒に走っていると、どうしても弱々しく見えてしまうので…。走力はそんなにすぐにつくものじゃないですけど、せめてジャンプで上位につけたときに、逃げ切れるくらいの力はほしいですね。
また、北村隆選手はこの大会は26位、総合でも26位となりました。こちらは、もう少しジャンプで上に行ければ…というところ。両方併せ持った選手は、なかなか出てこないようです。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人第26戦で、伊東大貴選手が10位に入りました。しかも、1回目のジャンプは、距離では2番目の126.5m。惜しくも着地で手をついたため、減点されてしまいましたが、とにかく「2番目に遠くまで飛んだ」という事実は大きいです。シーズンもすでに終盤ですが、最後はいいイメージで終えて、五輪シーズンにつなげてほしいですね。
東輝選手は21位、岡部孝信選手は29位で、葛西紀明選手と宮平秀治選手は1回目31位と43位で、2回目には進めませんでした。

3月12日
ノルディックスキーのW杯、複合個人第16戦で、高橋大斗選手が4位に入りました。高橋選手は得意のジャンプで首位に立ち、逃げ切りを図りましたが、結局はうしろの選手にかわされて4位。惜しいところで表彰台を逃しました。後半のスタート時、2位とは29秒差があったのですが、やはり15kmをトップで走り抜こうと思ったら、30秒足らずではどうにもならないんですねー。やっぱ、1分はないと難しいのかも。

3月11日
ショートトラックの世界選手権が北京で開幕。第1日に行われた女子1500mで、神野由佳選手が5位に入りました。ショートトラックは、とりあえず決勝まで行かないと…って競技なのですが、日本選手はなかなか進めないんですね(決勝進出者は500m、1000mは4人、1500mは6人)。でも、今回の神野選手は予選2位、準決勝も2位と余裕で通過。メダルには届きませんでしたが、世界選手権という大きな大会で、決勝進出を果たせたのは意義があると思います。これが1回限りでなく、来季につながればいいんですけど。
なお、田中千景選手は予選4位で敗退。優勝は韓国の陳善有選手でした。
また、男子1500mは寺尾悟選手が準決勝で敗れ、西谷岳文選手は予選で失格。優勝はこちらも韓国の安賢洙選手でした。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人第25戦で、伊東大貴選手が12位に入りました。なんというか、久々の「まともな順位」という感じです。しかも、1回目は130mを飛んだというから、2回目も同じようなジャンプができていれば、かなり上位に入れたはずなんですよね。結局、2回目は118mだったんですけど、そのへんの不安定さがなくなればなーと思います。とりあえずは良かったです。
ただ、葛西紀明選手は相変わらず低迷から脱せず…の27位、船木和喜選手は1回目37位で2回目に進めませんでした。フィンランドのハウタマキ選手が、2回とも130m以上を飛んで優勝しました。
なお、この大会4位のヤンネ・アホネン選手(フィンランド)が、今季の総合優勝を決めました。アホネン選手は昨季も総合優勝しているし、本当に強すぎますねー。

3月9日
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人第24戦で、日本人トップは伊東大貴選手の23位でした。シーズン前半の活躍から見ると、物足りない感じもしますけど、ここ最近の2回目にすら進めず(1回目で30位以内に入れず)という状況よりは…という感じです。葛西紀明選手は29位でしたが、岡部孝信選手は1回目32位、宮平秀治選手は1回目50位で、2人とも2回目には進めませんでした。

3月7日
スノーボードのW杯、女子スノーボードクロスで、日本勢は土井奈津子選手の12位が最高。藤森由香選手は16位、男子の千村格選手は22位でした。ちなみにこの「スノーボードクロス」、トリノからの新種目となっています。スノーボーダーの増加が、五輪種目にも影響してくるんですねー。

3月6日
フィギュアの世界ジュニア選手権最終日は、男子シングルのフリーが行われ、織田信成選手がショートプログラムの2位から逆転、初優勝を果たしました。予選1位、ショート2位ときてたから、優勝してもおかしくないはずなんですが、それでもやっぱり驚きましたねー。今季はプログラムもいいと聞いているし、織田選手の優れた面をアピールできたのではないでしょうか。ほとんどノーミスだったという演技を、早く見たいものです。
ところで、電車の中で、どこかのおじさんが読んでいたスポーツ新聞が見えたのですが、お約束のように「信長の末えい」と書かれてありました(笑)。もっと有名になって、今さら書かなくても…って状態に早くなってほしいですね。
なお、ショート4位の南里康晴選手は、フリーは崩れて9位、総合では6位となっています。
スピードスケートの世界距離別選手権最終日、女子1000mが行われて、日本勢のトップは吉井小百合選手の10位。岡崎朋美選手は14位、新谷志保美選手19位で、結局女子の女子短距離陣は、この大会では五輪内定が出ないままとなりました。だれか1人くらい表彰台に上がってもおかしくなかったんですけどねー。五輪シーズンまでお預けとなってしまいました。優勝はオランダのバーバラ・デロール選手でした。
また、女子の長距離陣は、今季は特に調子が出ないようです。この日の5000mでも、最高は根本奈美選手の13位で、田畑真紀選手は15位、石野枝里子選手はスタートで失格と、ちょっと悲しい結果になってしまいました。ホープ・石野選手は、今季前半はけっこう調子も良かったと思うんですけどねー。この種目の優勝は、アンニ・フリージンガー選手(ドイツ)でした。
男子1500mは牛山貴広選手が11位、中嶋敬春選手は19位で、優勝はルネ・ストルダル選手(ノルウェー)。また、五輪新種目となる団体追い抜きの男子なのですが、日本はなんと最下位の8位となってしまいました。この種目、日本の弱点なのはわかってたんですけど、チームになっても最下位というのはかなりショックでした…。なお、優勝は当然のごとく「長距離王国」オランダでした。
スノーボードのW杯、女子ハーフパイプで、山岡聡子選手が今季初勝利を挙げました。昨シーズンは種目別の総合優勝も果たした山岡選手ですが、今季はここまで未勝利。ようやく…という感じです。また、成田夢露選手も3位に入り、これで今季の種目別総合優勝の可能性が高くなりました。以下、田村弥生選手5位、中島志保選手7位、三宅明寿子選手9位となっています。
男子は渡部耕大選手が5位で、国母和宏選手は7位、村上大輔選手は9位でした。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ個人第23戦で、日本勢の最高は葛西紀明選手の25位。そのほかの選手は、伊東大貴選手41位、船木和喜選手45位、宮平秀治選手47位、東輝選手48位と、全員が1回目で30位以内に入れず、2回目には進めませんでした。それにしても、「この絶不調の原因はなに?」って感じです。シーズン当初は、ここまで悪くなかったのに…。
ノルディックスキーのW杯、クロスカントリー女子10kmフリーで、横山寿美子選手は30位、曽根田千鶴選手40位、大林千沙選手61位、大類美咲選手68位でした。また、男子15kmフリーは、金丸富男選手の31位が最高で、斉藤亮選手は39位、蛯沢克仁選手61位、今井博幸選手68位…となっています。
ところで、今井選手ってまだちゃんと現役だったんですね。この前の世界選手権にも出ていなかったから、引退したのかと思ってました。なんせ、3年前の五輪では、奇跡とも思える「男子50kmで6位入賞」を果たした人ですからねー。あのときの力は、今どれくらい残ってるんでしょうか?
バイアスロンの世界選手権、男子12.5km追い抜きで、井佐英徳選手は25位、笠原辰己選手は43位でした。優勝はノルウェーのビョルンダーレン選手。この人は、私が唯一名前を覚えている外国人のバイアスロン選手で、おっそろしく強い人なんですけど、やっぱり今季も強さはそのままなんですねー。トリノでもまた、金メダルをごっそりと持っていくんだろうなー。
また、女子10km追い抜きでは目黒香苗選手が33位、田中珠美選手は50位で、ドイツのウシ・ディスル選手が優勝しています。
ショートトラックの世界チーム選手権最終日、日本は男女とも4位となりました。優勝は、男子がカナダ、女子は韓国でした。

3月5日
フィギュアの世界ジュニア選手権第5日は、男子シングルのショートプログラムが行われて、織田信成選手が2位につけました。予選トップはダテじゃなかった…という感じで、大健闘してくれました。南里康晴選手も4位と好位置につけ、日本勢は男子も至極好調なようです。
スピードスケートの世界距離別選手権第3日、期待の女子500mで、日本勢は吉井小百合選手が4位、岡崎朋美選手は5位、大菅小百合選手は7位で、いずれも五輪内定を勝ちとることはできませんでした。
吉井選手は1回目6位とやや出遅れ、2回目では2位と順位を上げたのですが、表彰台(内定)にはあと一歩届きませんでした。岡崎朋美選手は、1回目は吉井選手より上の5位だったのですが、こちらは2回目に順位を上げられず。前日に男子で2人も内定が出ただけに、女子も期待してたんですけどねー。優勝は中国の王曼利選手でした。
また、女子団体追い抜きでは、石野枝里子選手、根本奈美選手、田畑真紀選手で組んだ日本チームが3位に入りました。W杯では優勝もしているし、個人種目ではメダルにちょっと届きそうにない中長距離ですが、これなら来年もメダルの可能性は充分ありそうです。優勝はドイツでした。
男子1000mは今井裕介選手の9位が最高で、小林正暢選手は13位、小原唯志選手は16位となりました。今季は少し、日本勢も成績を出せるようになっていたのですが、やっぱりまだまだ苦手種目なのかなぁ…。優勝はノルウェーのエベン・ベッテン選手でした。
男子10000mはさらに苦しく、宮崎今佐人選手は14位。オランダのボブ・デヨング選手が、13分25秒64の屋外世界最高をマークして優勝しています。
ノルディックスキーのW杯、クロスカントリーの女子スプリントで、夏見円選手は13位となりました。とりあえず、久々に予選を通過して決勝トーナメントに進んでくれただけで良かったです。世界選手権でも全然調子が出なかったみたいだし、どうしたのかと思ってました。
また、男子の恩田祐一選手も予選を突破。16位に終わりましたが、こちらの結果も一安心でした。なんせ、世界選手権の期間中は、ずっと「ヘモグロビン値が規定を上回った」ままで、一度も試合に出られなかったんですよね。だから、とにかく出場できただけでも良かったです。それにしても、結局のところ原因はなんだったんでしょうか?
そのほか、男子では本田尚平選手、山岸修選手が、女子は福田修子選手、石田正子選手、大類美咲選手が出場しましたが、決勝には進めませんでした。
ノルディックスキーのW杯、複合個人第15戦で、北村隆選手は23位、高橋大斗選手は31位でした。高橋選手は、ジャンプで着地をミスして18位。こうなると走力の劣る高橋選手では、その順位を維持することも難しくなってしまうんですよね。結局、15km走る間に10人以上に抜かれてしまいました。
ところで、世界選手権のときに痛みのあった腰はどうなんでしょうか。試合に出ているということは、少しは良くなってるんでしょうけど、きっと完治はしてないだろうなぁ…。
ノルディックスキーのW杯、ジャンプ団体最終戦で、日本(宮平秀治選手、船木和喜選手、伊東大貴選手、葛西紀明選手)は7位という結果でした。優勝したノルウェーは、計8回(2回×4人)のジャンプで全員が120m台。日本は8回のうち船木選手の118mが最高。つまり、ノルウェーの最悪ジャンプより日本の最高ジャンプのほうが下なんですから、距離が大きすぎてどうしようもないって感じですもんね。ただ、それでも世界選手権(団体9位と10位)よりマシ、と思ってしまうのが、ちょっと悲しいです。
バイアスロンの世界選手権、女子7.5kmスプリントで目黒香苗選手が17位に入りました。これは、今季、私の知るかぎりでは初めての好成績! 男女とも低迷を極めていた…という感じだったのですが、これでちょっとだけほっとしましたねー。ただ、バイアスロンの場合は「次につながらない」のが悲しいんですけど。なお、田中珠美選手は51位、大高友美選手は67位、築舘郁代選手は78位でした。
男子10kmスプリントの日本勢は、井佐英徳選手34位、笠原辰巳選手49位、蛯沢大輔選手73位、渡辺剣之助選手80位となっています。

3月4日
フィギュアの世界ジュニア選手権第4日は女子フリーが行われ、浅田真央選手が179.24点でぶっちぎりの優勝を果たしました。
すばらしい選手なのはわかってるし、かなり前からフィギュア界でも注目されてたし、優勝は堅いだろうと思ってはいましたが…。正直、ここまでの高得点がもらえるとは思っていませんでした。なんというか、凄いことを平気でやってのけるんですけど、その反面、未熟なところも残ってるんですよ。まだジュニアだなーとも思うし。それにもかかわらず、こんな得点をもらえたのは驚きです。世界の評価は、私が考えてた以上に高かったようですね。
彼女の場合、技術が凄いというのもあるんですけど、それ以上に天性の明るさというか、観客も知らず知らずのうちに引き込まれてしまうような演技をするんです。それはもう、持って生まれたものとしか言いようがなくて、そのへんが「天才」と呼ばれるゆえんなんでしょうね。
小学生のころは、本当にこのまま順調に育ってくれるかどうか…という感じで、期待半分不安半分、みたいなところもありましたけど、これ以上ないくらい順調に育ってくれているようです。
それにしても、大会が始まってから、テレビでの露出度が一気に増えましたね。このまま国民的アイドル路線へと行ってしまいそうで、ちょっと不安です。
なお、澤田亜紀選手は9位、北村明子選手は14位でした。
テレビを見たら、演技の感想などを書き加えたいと思ってます。
スピードスケートの世界距離別選手権第2日は、男子500mで加藤条治選手が優勝、清水宏保選手も2位に入って、2人がトリノ五輪代表に内定しました。もちろん、トリノ行きの切符を掴んだ選手は、2人が初めて。しかも、1位と2位での内定というのは、すばらしいですよねー。20歳の加藤選手は初の五輪代表、清水選手は4大会連続での代表入りとなりました。
1回目を終えた時点で35秒57の加藤選手がトップに立ち、清水選手は35秒75で0秒18差の2位。そして、同走となった2回目でも加藤選手が清水選手を抑え、またもやトップタイムの35秒45でゴール。1、2回目とも1位で、文句なしの優勝を果たしました。
今シーズンの最後を飾る、しかもトリノ行きの切符がかかった大会で、完全優勝というのは凄いですよねー。今季はW杯でもコンスタントに好成績を収めていて、総合では2位に入っているのですが、優勝だけはシーズンとおして一度もなかったんです。それが、世界選手権で表彰台の真ん中に上がってしまうんですから…。若い力というのはオソロシイ…。
また、ベテラン・清水選手は、惜しくも敗れて2位でしたが、シーズン中盤の絶不調から見事な復活を果たしてくれました。なんだかんだいって、大きな試合にぴったり合わせてくるんですから、大したもんです。不調の原因だった靴の問題もほぼ解消したみたいだし、ずっと苦しめられてきた腰の痛みも相当良くなっているようだし、W杯でも久々に優勝できたし、こちらも来季に期待が持てそうです。
3位は、ここ数年圧倒的な強さを誇ってきた、カナダのウォザースプーン選手。あまりに強すぎて、日本勢も歯が立たないという感じだったのですが、今季は少しだけ陰りが見えてきたような気も。正直なところ、来季に復活…はしてほしくないですねー。今でも充分強いんですから。
また、及川佑選手は1、2回目とも5位で、総合4位に入りました。これだって充分立派な成績なのですが、上が強すぎた…ということでしょうか。もちろん、メダルが狙える選手ですから、来季に代表入りを狙ってほしいですね。
このほかに行われた女子3000mでは、田畑真紀選手が6位に入りました。さすがエースというべきか、今季それほど好成績のなかった3000mで、ちゃんと入賞ラインにもってきてますからねー。以下、根本奈美選手は11位、石野枝里子選手は13位で、優勝はカナダのシンディー・クラッセン選手でした。
ノルディックスキーのW杯、複合個人第14戦スプリントで、高橋大斗選手は9位となりました。前半のジャンプは4位だったのですが、後半のクロスカントリーで順位を下げてしまいました。やはり、上位を狙うなら、ジャンプでもっと大差をつける必要がありそうです。
ところで、この試合では新しく、ジャンプの差をタイム差ではなく距離差に換算する方式で行われたとか。つまり、スタートする時間は同じなんだけど、ジャンプで出遅れた選手は余分に走らないといけない…というわけですね。高橋選手の場合は、トップの72m後ろからスタートしたそうです。ジャンプが得意な選手にとっては、タイム差と距離差では、どっちが有利なんでしょうねー。
スノーボードのW杯、男女のパラレル大回転で、日本勢は全員が予選16位以内に入れず、決勝へは進めませんでした。女子は家根谷依里選手の20位が、男子は川口晃平選手の29位が最高でした。
モーグルの里谷多英選手が、泥酔して警察に拘置されたことが原因で、世界選手権の代表を外されることになってしまいました。世界選手権は16日からフィンランドで行われるのですが、3位以内に入ればトリノ行きも決まるという大事な試合なんですね。復帰してから尻上がりに調子を上げている里谷選手なら、切符獲得の可能性も充分あったのですが…。
以前からお酒が好きなことは聞いていましたが、妙な話はなかったんですけどねー。結婚して悪いほうに行っちゃったんでしょうか? それも解消したとのことだし、なんとか軌道を修正してほしいですね。

3月3日
スピードスケートの世界距離別選手権が開幕。女子1500mで田畑真紀選手が7位に入賞しました。1500は田畑選手が最も得意とする種目だと思うのですが、世界のレベルは高いですよねー。中長距離で好成績をとるのは、やっぱり難しいです。石野枝里子選手10位、大津広美選手は18位、優勝はカナダのシンディー・クラッセン選手でした。
また、男子5000mは平子裕基選手の18位が最高で、宮崎今佐人選手は22位。優勝はチャド・ヘドリック選手(アメリカ)でした。
フィギュアの世界ジュニア選手権第3日、男子シングル予選で織田信成選手が全体のトップに立ちました。今季の織田選手の演技はまだ見る機会がないのですが、昨季の全日本ジュニアでは一昨年と比べて「成長したなー」と思ったんですよね。もともと技の質がいいところに、完成度と確実性が高まったという感じで。それが世界でも評価されているのは、うれしいかぎりです。
もう1人の南里康晴選手は、A組7位と少々出遅れぎみ。南里選手も、うまくいけばもっと上位の成績をとれる選手なのですが…。やはり、大きな大会というのは、難しいものなんでしょうか。
モーグルの里谷多英選手が、2月8日の午前3時ごろに、泥酔して警察に1日拘置されていたことがわかりました。ここ数日、いろんな話が報道されてましたけど、さすがに酔って拘置…というのは…。別に、スポーツ選手だからといって、品行方正である必要はないと思いますが、いくらなんでも警察沙汰はまずいのではないでしょうか。五輪2大会連続メダリストということで、かなり顔も名前も知られてる人ですし。
私生活についても、いろいろと報道されているようですが、個人の問題だし、本当のところは当事者でないとわからないと思うんですね。ただ、そのことと今回のことは、別次元の話です。
天才的なすばらしい選手なのは、だれもが認めるところだし、なんとかいい方向にもってってほしいです。ただ、「悔い改めます」と言って終わるような、簡単なことではないと思いますが。

3月2日
フィギュアの世界ジュニア選手権第2日、女子シングルのショートプログラムで浅田真央選手が60.11の高得点をマーク。2位のアリシャ・シスニー選手(アメリカ)に7.20差をつけてトップに立ちました。
浅田選手は、予選に引き続き好調。…というよりは、今季はずっと好調でここまできています。このショートでも、すべてのジャンプを決めたそうだし、60.11は、はっきりいってジュニアの点じゃないですからねー。見た目は、かわいい女の子なんですけど。
また、澤田亜紀選手は8位、北村明子選手は17位と、2人とも予選に比べて少々低い順位となりました。できれば、浅田選手に続いてほしいんですけどねー。

3月1日
28日、カナダでフィギュアの世界ジュニア選手権が開幕。初日に行われた女子シングルの予選では、優勝候補筆頭の浅田真央選手がA組1位と、順調なスタートを切りました。
3アクセルは回転不足と判定されたようですが、ニュース映像で見た限りでは、ほとんどわからないくらいの微妙なもの。それ以外は、ミスらしいミスもなかったようです。首位も当然…という感じですね。とはいえ、予選では下位選手の足切りを行うのと、ショートで滑るグループを決めるだけで、得点が加算されるわけではないんですけど。
なお、澤田亜紀選手はA組2位、北村明子選手はB組5位。B組1位は、韓国の金妍兒選手となっています。

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