2005年のトピックス           10 11 12

7月31日
モーグルの里谷多英選手は、8月にオーストラリアで行われるレースに出場の予定…と、先日はお伝えしたのですが、結局はそれをキャンセルすることになりました。今月中旬、カナダでの合宿中に転倒して、首を痛めたのが理由だそうです。これ以上、始動するのが遅れなければいいのですが…。

7月29日
国際オリンピック委員会は、2014年冬季五輪の開催に、アルマトイ(カザフスタン)、ボルジョミ(グルジア)、ハカ(スペイン)、平昌(韓国)、ザルツブルク(オーストリア)、ソチ(ロシア)、ソフィア(ブルガリア)の7都市が立候補したと発表しました。このあと、IOCは各都市へ五輪開催についての質問状を送り、その回答をもとに第1次選考を行います。そして、2006年6月理事会で候補を数都市に絞り、残った都市は開催計画を2007年1月までに提出。その後、都市評価委員会が現地調査などを行い、同年7月のIOC総会で開催都市が決まることになります。2006年はヨーロッパのトリノ、2010年は北米のバンクーバー、2014年は果たしてどの都市が開催を勝ちとるでしょうか?

7月21日
スキー・ジャンプの葛西紀明選手と伊東大貴選手は、ヨーロッパでのサマーグランプリには出ないで調整するんだそうです。これは8〜9月に開催されるサマージャンプの大会で、一線級の選手も多く出場してきます。日本勢も、当然のようにこれに出ていたのですが、この2人は所属チーム(土屋ホーム)のトレーニングを優先するとか。8月には五輪会場のジャンプ台で練習するそうだし、夏のトレーニングで上を目指そう…ということなのでしょうか。ちなみに、2人とも日本での大会には出場するそうなので、そこで成果が見られるかもしれませんねー。

7月19日
スピードスケートの岡崎朋美選手は、現在アメリカで合宿中。7月25日からのカナダ合宿では、五輪用のスケート靴を試すことになったそうです。オーダーした靴ができあがるのが遅れて、当初は合宿中の試用をあきらめていたとか。でも、スケート選手にとって靴が合うかどうかはものすごく重要だし、新しい靴を早く試せれば、それだけ微調整もしやすくなりますからねー。大ベテラン・岡崎選手が、シーズンに入ってどんな滑りを見せてくれるか、楽しみにしておきます。

7月14日
スノーボードの成田夢露選手が、いまだ新しい用具スポンサーが決まらず、本格的な練習に入れない…ということを11日のトピックスに書きましたが、それから3日を過ぎても事態に進展はない様子。コーチでもある成田選手の父が、「前メーカーの圧力で契約変更ができない」と言っているのに対し、全日本スキー連盟側は、「圧力などない」と答えていて、本当はどっち?という感じです。スキー連盟では、遅くとも9月中に用具の変更届を出してほしい、と伝えたそうで、それができない場合は最悪、内定の取り消しもあるとのこと。大きなケガがあるわけでもないのに、取り消しは普通ありえないですからねー。こういう問題には、早くけりをつけてほしいのですが…。

7月13日
富士急のスケート部が、ソルトレークシティーでの合宿のため、成田空港から飛び立ちました。約1か月の間、氷上での練習に取り組むことになっています。このチームには、ご存じ岡崎朋美選手や、中長距離のホープ石野枝里子選手などが所属しています。少し前には、清水宏保選手も同地での合宿に出発しているし、この時期のソルトレークシティーは、日本の有力選手でにぎわいそうな感じですね。

7月12日
モーグルの里谷多英選手が、8月にオーストラリアで開かれる競技会に出場し、当地での日本代表合宿にも参加することがわかりました。この大会のコースは、長さやこぶの位置などをトリノ五輪のものと同様にするそうで、シーズンイン直前の腕試しには絶好の大会。ここで結果を出せば、五輪への道も開けてきそうです。
現在の里谷選手は、しっかりとトレーニングに取り組んでいる様子。2月の泥酔事件がかなりスキャンダルだっただけに、本当に復活できるのか疑問もありましたが、今は着実に前を向いて進んでいる…という感じです。もともと「ここ一番」という場面での強さには定評があるだけに、ぜひトリノへの出場を果たしてほしいですね。

7月11日
スノーボード・ハーフパイプ女子で、五輪代表に内定している成田夢露選手が、今のところ本格的に練習できない状況にあるそうです。原因は、左足の故障に加えて、用具の提供先が決まらないこと。なんでも、昨シーズンまで使用していたメーカーのものに不満があったらしく、新しいメーカーを探しているそうなのですが、それがなかなか決まらないのだとか。4〜6月の3か月間は、乗馬、トランポリン、ダンスなどをして過ごしたらしく、それを聞いたら、さすがに素人の私でも不安になってしまいます。そんなに長いこと、雪の上で練習しなくて大丈夫なんでしょうか? しかも、昔のケガが悪化したとかで、3週間は練習できないらしいし…。
先ごろ、兄の成田童夢選手の独立の話題がありましたが、次は妹の夢露選手の危機…。このスノーボード一家は、果たして大丈夫なのでしょうか?

7月7日
スピードスケートの清水宏保選手が、氷上合宿のため、アメリカ・ソルトレークシティーへ出発しました。予定は1か月で、現地では加藤条治選手と合流して練習するそうです。2人とも、すでに五輪代表に内定しているし、お互いにいい影響を与えあえるのではないでしょうか。
清水選手としては、例年より早めに仕上げてくる様子。狙った大会にはきっちり合わせてくる選手だけに、どういうプランを立てているのか楽しみですねー。

7月4日
トリノ五輪組織委員会は、大会の予算を1520億円に固めたそうです。政府からの支援金投下が決まって、3月末の時点より上方修正されたとか。入場券もすでに半分以上が売れているし、資金面の問題はなさそうな感じですね。

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