2005年のトピックス           10 11 12

8月31日
今月17日のトピックスで、スノーボードの成田童夢選手、夢露選手の兄妹が全日本の強化合宿に参加できない…と書いたのですが、それから10日あまりでどうやら状況が変わったようです。19日から始まっている合宿に合流すべく、妹の夢露選手は30日に日本を発ったとか。どういう経緯があったのかはわかりませんが、とりあえず参加できるのは良かったです。代表に決まっている選手が、ほかの選手に後れをとっちゃ、困りますもんね。また、兄の童夢選手も間もなく合流することになっているそうです。
スキー・ジャンプのサマーグランプリ個人第5戦、日本勢の最高は岡部孝信選手の28位で、山田大起選手は30位でした。勝ったのはチェコのヤンダ選手で、第4戦に続いての勝利でした。
先日、書類送検されたとお伝えしたモーグルの里谷多英選手ですが、相手方と和解が成立。幸い起訴猶予となって、これでトリノへの希望が少しは出てきました。現在は札幌の実家で故障の回復に努めているとのこと。なんとか早く治ってくれることを願います。

8月20日
モーグルの豪州選手権はこの日2レースが行われ、女子の第1レースで上村愛子選手が優勝しました。第2レースは4位でしたが、ひとつは勝てたことで、気分良くシーズンに入れるのではないでしょうか。
それにしても、当初はこの試合に出るはずだった里谷多英選手の今後が気にかかります。
アメリカとカナダで合宿を行っていた富士急スケート部のメンバーが、この日帰国しました。ベテランの岡崎朋美選手は、新しいエッジの感触がなかなかのようで、五輪切符獲得に自信を見せている様子。昨年のこの時期に比べて、1000mのタイムは2秒もいいそうです。先日は三協精機の面々が帰国しましたが、どのチームもいい練習ができたようですねー。

8月17日
スノーボードの成田童夢、夢露の兄妹選手が、19日からニュージーランドで行われる全日本の強化合宿に参加できなくなったそうです。理由は書類不備。これまで2人は、父親のもとでスノーボードの練習に取り組んでいたのですが、今年になって相次いで家を飛び出し、現在は父と絶縁状態にあります。しかし、未成年の兄妹が海外合宿などに参加するには、保護者の承認が必要で、現状ではその承認がとりつけられない…ということだそうです。
妹はすでに五輪代表に内定し、兄も有力(ほぼ確実)。彼らが強くなったのは、父親の指導のたまものだと思うのですが、いったいなにが原因でこんなに溝が深くなってしまったんでしょうか…。それはともかく、この時期に雪の上で練習できる機会を、みすみす逃してしまうのは本当に残念です。

8月16日
今年の2月に泥酔して騒ぎを起こした里谷多英選手が、書類送検されてしまいました。六本木のクラブで男性従業員と殴り合ったとかで、相手も同様に書類送検されたのですが、今のところはそこまでしか進んでいないようです。
里谷選手はこの事件のせいで、3月の世界選手権と全日本選手権に出られなくなり、ナショナルチームの合宿にも参加していません。本来なら今月20日にオーストラリアで行われる大会で復帰する予定だったのですが、それも故障で断念。もう四面楚歌という感じです。トリノへの切符を手に入れるためには、W杯で好成績を挙げるしかなさそうですね。

8月15日
スピードスケートのサマークラシック最終日、男女500mで日本選手がともに1位となりました。男子は及川佑選手が35秒12を、女子は岡崎朋美選手が38秒56をマーク。とりあえずは、まずまず…といったところじゃないんでしょうか? そのほか、女子3000mで田畑真紀選手が4分6秒15の1位、男子1000mは小林正暢選手が1分10秒68で2位に入っています。
同じスピードスケート陣でも、三協精機の選手はソルトレークシティーで合宿を行っていました。この日、加藤条治選手や大菅小百合選手、吉井小百合選手らが当地から帰国。加藤選手によると、前回五輪の男子500mで金をとったフィッツランドルフ選手とも練習できたそうで、本人曰く「いい刺激になった」ようです。すでに五輪代表に内定している加藤選手だけに、期待が高まりますね。
カナダで13〜14日に行われたフィギュアのサマー大会で、男子は織田信成選手が、女子は恩田美栄選手が揃って優勝しました。男子には世界トップクラスのバトル選手(カナダ)も出場していたのですが、織田選手が勝ってしまったのは驚きです。バトル選手は基礎点が非常に高いので、格下の選手に負けることはほとんどないんですよね。しかも、地元カナダでの試合だし。聞くところによると、バトル選手は相当調子が悪かったようですが、それでも織田選手が上回れたのは大きいですね。小さい大会とはいえ、収穫はあったんじゃないでしょうか。

8月14日
スピードスケートサマークラシック第2日、女子5000mで石野枝里子選手が7分3秒34の日本新をマークして1位となりました。前日も3000mで好記録を出したそうですが、シーズンオフのこの時期に日本記録を更新するとは…。シーズンに入れば、もっと記録を上げてきてくれるかもしれないですねー。
また、男子500mの及川佑選手は35秒31で1位、女子500mの岡崎朋美選手はスタートを失敗して3位となっています。
スキー・ジャンプのサマーグランプリ個人第3戦、日本勢の最高は東輝選手の18位でした。

8月13日
スキー・ジャンプのサマーグランプリ個人第2戦で、日本勢は1人も30位以内に入れず、2回目に進むことができませんでした。最高でも東輝選手の36位で、以下、山田大起選手は40位、宮平秀治選手41位、船木和喜選手50位…。サマージャンプの大会とはいえ、ここまで不振で大丈夫なのか、かなり心配になってきました。
現在、日本のスピードスケート陣は、カナダのカルガリーで合宿中です。そこで12日に行われたサマークラシックの第1日、田畑真紀選手は女子1500mで1分57秒51をマークして1位となりました。若手の石野枝里子選手のほうは3000mで4分3秒45の1位。いずれも好記録で、順調に練習できていることをうかがわせてくれました。
カルガリーは1988年のオリンピックが行われたところで、ここのリンクは高速で有名なんですよね。たぶん、この時期は世界中から有力選手が集まってるだろうし、ライバルを目の当たりにすれば、精神的にも充実してくるんじゃないでしょうか。
男子500mの小林正暢選手は36秒65の5位となっています。

8月7日
スキー・ジャンプの国際サマーグランプリ個人第1戦、船木和喜選手の1回目は87.5mと伸びず、47位で2回目には進めませんでした。ちなみに優勝したオーストリアのロイツル選手は、98.5mと106mを飛んでいます。昨シーズン、久々のW杯優勝を果たして、復活の足がかりを掴んだかに見えた船木選手ですが、道はまだまだ遠いようです。
一方、国内の札幌市長杯大倉山大会では、伊東大貴選手が前日のUHB杯に続いて優勝。原田雅彦選手は10位、複合の高橋大斗選手は14位でした。今のところ、伊東選手の好調さが目立っているようですねー。

8月6日
スキーのUHB杯サマージャンプで、19歳の伊東大貴選手が初優勝を飾りました。昨シーズンのW杯総合成績は、日本勢トップの13位。今回も2回ともK点越えの129.5m、130mをマークしました。これまでは若手選手が出てきても、なかなか安定した成績を挙げることができなかったのですが、ようやく次世代のエース候補が出てきてくれたかなーという感じです。
2位は重松健太郎選手、3位は金子祐介選手で、大ベテランの原田雅彦選手は11位、複合のエース・高橋大斗選手はちょっとふるわず13位。昨シーズンから調子を落としている葛西紀明選手は、腰に違和感があったそうで1回目を飛んだだけで棄権しました。ベテランの中では一番期待できる葛西選手だけに、今季の調子を早く知りたいものです。

8月2日
トリノ五輪の、日本選手団の公式ウエアetc.が発表されました。開会式のユニフォームというかコスチュームは、白が基調のスーツで、シューズは札幌五輪モデルをモチーフにしたデザインだそうです。なぜか開会式での日本のウエアは、毎回お世辞にも「センスがいい」とはいえないものですが…。今回はどんなふうに映るでしょうか?

8月1日
スノーボードのハーフパイプで五輪代表に内定している成田夢露選手ですが、依然、新しいスポンサーとの契約はされないままです。最悪の場合、内定取り消しもあり得る事態が起こっているのですが、スキー連盟もそれは避けたいのでしょう。規定を柔軟に解釈して、用具の決定(つまりスポンサーの決定)を、最大9月30日まで延期する方向でいるようです。あと2か月あることだし、いいスポンサーが見つかることを願います。

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