2003年のトピックス           10 11 12

5月31日
体操のNHK杯最終日、この日は個人総合の2日目が行われました。
男子で優勝したのは、昨年のチャンピオンの冨田洋之選手。昨日はミスがあって3位にとどまっていたのですが、やっぱり強かったですねー。キレのある演技を見せて4種目が終わった時点でトップに立ち、次でいったんは2位に落ちたけど、最後の鉄棒で再逆転(ちょっと危なかったけど)。2連覇を飾りました。
2位に入ったのは、復活をとげた塚原直也選手。いちばん強いときの、あのダイナミックな演技がまた見られて、とってもうれしくなりました。5種目めの平行棒が特にすばらしくて、説明しにくいんですけど、とにかく「きっちり決まってる」んですよ。ここでトップに立って、優勝できるかなーと思ったんですけどねー。しかも、最後の種目の鉄棒で、冨田選手の出来が完全じゃなかったから(途中で回転のスピードが落ちて、力で持っていった)、これは塚原選手優勝?と半分確信したんですけど…。でも、どこかで意識してしまったのかな。塚原選手のほうがもっと「止まりそう」になっちゃって、かなり危なかったんですよね。結局そのミスが響いて、2位にとどまりました。
それでも、かなりいい感じになってきたのにはちがいないし、新旧2人のエースが揃っていい演技をしてくれて、「明るい未来」(笑)を信じることができましたわ。
あと、「復活」といえば4位に入った笠松昭宏選手。4種目が終わった時点で、代表選考の順位は9位だったので、これは無理かなーと思ってたら、残りの2種目で上位選手が次々に失敗。完璧とはいかないまでも、無難にこなした笠松選手があっというまに4位にまで浮上しました。肩の手術をしてからというもの、ほとんど名前を聞くことがなかったのですが、世界選手権を前にして「出てきたなー」という感じがしましたね。
女子は石坂真奈美選手が、前日の2位から逆転優勝。ただ、この日は平均台と床が行われたのですが、床を見ていると「世界との距離は遠い」と実感してしまいましたね。たぶん、難易度としてはそこそこがんばってるんでしょうけど、致命的なまでに「踊れてない」選手が多いんです。あまりに動きが鈍くて、悲しくなってしまいました。運動神経に関しては問題ないだろうし、クラシックバレエのレッスンもやってるとは思うんですが…。できればもう少し、ジャズダンスなどの「ショー」的な動きを学んだほうがいいんじゃないかと思いましたね。
これで、8月の世界体操選手権の代表選手が決定しました。選手名は次のとおりです。男子…冨田洋之、鹿島丈博、塚原直也、笠松昭宏、佐藤勇志、山田辰也。女子…石坂真奈美、大島杏子、溝口絵里加、佐原礼香、竹中美穂、水鳥舞夏。 
トルコのイスタンブールが、2012年の夏季五輪開催に名乗りをあげることになりました。とはいえ、イスタンブールは2000年、2004年、2008年と立候補を続けていて、すべて敗れてるんですよね。それでもめげずに、今回四度目の立候補、です。負けても負けても立ち上がる…イスタンブールが勝つときは、果たしてやってくるのでしょうか?

5月30日
体操のNHK杯が開幕しました。初日は男女1回目の個人総合が行われて、男子でトップに立ったのは鹿島丈博選手。そして、ここ数年不振続きだった塚原直也選手が、復活の2位につけました。日本のエース・冨田洋之選手は、床でミスして3位と出遅れ。女子は大島杏子選手が首位に立っています。
それにしても塚原選手、よくぞ復活してくれたなーという感じです。4月に行われた第2次選考会と、この大会の成績とで、世界選手権の代表が決まるのですが、塚原選手の第2次の成績は8位。去年の全日本ではなんと29位に終わってるし、正直「もうダメなのかな…?」と思ってました。
それが今回は、出場選手中ただ1人の全種目9点台。代表選考のほうの順位も8位から3位に上げて、世界選手権に向けて大きく前進しました。「楽しんで演技しよう」としたそうですけど、それでリラックスできたのかな。最近の不振は精神的な要因が大きかったのかもしれませんねー。
最近は冨田選手の1人勝ちが続いてまたしが、これでようやく新旧のエースが揃った…といえるでしょうか。日本の選手層も、少しは厚くなりそうです。とりあえずは、明日の試合を楽しみにしておきましょう〜。

5月29日
このサイトではおなじみ、陸上の末續慎吾選手が会見し、6月の日本選手権へ向けての抱負を語りました。まずは順当に世界陸上の代表になること、だとか。まあ、200mでは国内に敵なし、なので、普通に走れば優勝できるでしょう。注目すべきは、勝敗よりも走りの内容ですね。それから、もちろん記録も。100mの10秒切りはもちろんですけど、200mでの日本記録もそろそろ期待したいですねー。
ボートの全日本選手権が始まりました。第1日は各種目の予選が行われて、有力選手が順当に勝ち進んだもよう。私が唯一名前を知っている武田大作選手も、男子シングルスカルで準決勝に進出しています(シドニー五輪では軽量級ダブルスカルという種目で、6位に入った選手です)。まずはこの種目で7連覇を達成して、次にはずみをつけてほしいですねー。

5月28日
シドニー五輪ビーチバレーで4位に入賞している佐伯美香選手が、結婚、出産を経て現役復帰。アテネ五輪を目指し、6月からの世界ツアーに参戦することになりました。シドニーでのパートナー高橋有紀子選手は、現在出産でお休み中のため、今回新たに組むのは浦田聖子選手。昨年ビーチバレーに転向したばかりの、若手の有望株です。高橋選手がものすごく巧い人だったので、最初は同じようにはいかないでしょうけど、なんとかアテネの出場権がとれればいいなーと思います。ちなみに、来年7月時点での五輪予選ランキングで、23位以内に入れば出場権がもらえるそうです。
シドニーでは、佐伯選手の組はすごくいい試合をして、メダルまであと一歩!というところだったんですよね。正直、6人制のバレーよりも、ずっとおもしろかったです。五輪後、名前を聞かなくなったので「引退したのかな?」と思ってたら、出産でお休みしてたんですねー。
外国選手なら、子供を産んだあとも普通に競技に戻って、第一線で活躍してますけど、日本ではまだまだ「結婚・出産→引退」という図式が一般的。佐伯選手にはそんな現状を少しでも変えてってほしいですねー。まだまだやれるのに引退なんて、もったいなさすぎ!

5月27日
卓球の世界選手権で大活躍した福原愛選手が凱旋帰国。報道陣の数に、びっくりしたみたいな感じでしたねー。いろいろ答えたあと、最後に「寝たいです」(だったかな?)と言ってたのが印象に残りました。たぶんものすごく集中して、本当に全身全霊でぶつかってたんだなーと思いましたね。きっと大会期間中にも、どんどん成長してたんじゃないかしら?
アテネ五輪では、野球もドリームチームを結成…するはずだったんですけど、これがどうやら不可能になるたいです。メジャーの選手は、秋のアジア予選にベンチ入りできない、らしいんですよね。理由はいろいろ取りざたされてるけど、私にはよくわかんないです。わかってるのは、「出られない」ことだけ。最初は、予選はOKのはずだったんですけどねー。このままだとやっぱ、五輪本番もダメなんだろうなあ…。バスケットもアイスホッケーも、どんどんトッププロが出場してるというのに…。このままじゃ、また「削減」の対象にされちゃうかも。
またか…という感じの、大会中止情報です。7月に行われる予定だった、ソフトボールの「2003 JAPAN CUP 国際女子ソフトボール大会」が、延期されることになりました。日本、アメリカ、中国、オーストラリアの、いわば世界の4強が参加する大会なんですけどねー。今はもう、肺炎が治まるのを待つしかない、のかな。

5月26日
卓球の世界選手権、昨日もれてしまった分を書いておきます。女子ダブルスは王楠/張怡寧組が優勝。シングルス金と銀の組み合わせは、やっぱり強かったですねー。ちなみに王楠選手は、これでシングルス、ダブルス、混合ダブルスをすべて制したことになりました。女子での3種目制覇は、32年ぶりのことだとか…。今さらな疑問ですが、中国ってなんでこんなに強いんでしょうねー。
また、男子シングルスは、オーストリアのウェルナー・シュラーガー選手が優勝。オーストリアの選手がこの種目で優勝したのは、なんと66年ぶりだそうです。ということは、日本だってそのうち、何十年ぶりかで優勝できるかも…しれないですよね(笑)。希望は捨てないでおこう…。
アテネ五輪代表内定第1号です〜。卓球の出場枠は、今回の世界選手権が終了した時点での世界ランキングをもとに、男女各20選手分が決まるのですが、その結果日本は女子の2枠を獲得。出場枠を獲得した選手=代表内定、が日本卓球協会の方針ということで、梅村礼選手と藤沼亜衣選手が国内の内定第1号となりました。福原愛ちゃんは、今回の活躍で91位→54位にランクを上げたんですけど、代表権を得るにはもうちょっと足りなかったですねー。五輪に出られるかどうかは、来年4月のアジア予選の結果しだいとなりました。
男子のほうは残念ながら、枠は獲得できず。アジア予選で、ひとつでも多くとってきてほしいです。

5月25日
卓球の世界選手権も最終日。といっても、時差の関係でまだ全部終わったわけじゃないので、わかってるところまで書いておきます。女子ダブルスは準決勝が終わって、決勝に勝ち進んだのはどちらも中国ペア、となりました。これで女子は、シングルスもダブルスも中国の金銀独占が決定。強いのはわかってたけど、ここまでほかの国が入り込む余地もないとは…。いったい、なんでこんなに強いの〜?と、本当に素朴な疑問を投げかけてしまいそうです。あと、男子シングルスもやってるはずなので、最終結果はまた明日にでも。
高橋尚子選手が、黒部名水ロードレースのハーフマラソンにゲスト参加しました。とりあえずはちゃんと走りきってるので、骨折の不安はもうない…とみていいのかな。ゲストとはいえ、走る距離もどんどん長くなってるし、ボルダーへの出発を1か月後に控えて、仕上がりは順調といったところでしょう。まあ、ゲスト参加はこのへんで終わりにしてもらって、そろそろ本腰入れて調整してってほしいですねー。

5月24日
ケガでずっと試合から遠ざかっていた、陸上女子長距離の福士加代子選手がようやくレースに復帰。「ゴールデンゲームズinのべおか」の女子5000mで、2位に入りました。ほかにだれが出たのか、どんな内容だったのか、詳しいことはわからないし、タイムも15分27秒とめちゃくちゃ良いってわけでもないんですけど、それでもちゃんと走れたのは大きいです。これで、来月の日本選手権も出場できるだろうし、世界陸上への道も開けてきたかなーって感じです。なんたって彼女は10000mの日本記録保持者だし、やっぱ世界陸上には出てほしいですからねー。とにかく、ホッとさせられました。
次も陸上ネタです。こればっかりで申し訳ありませんが、それは管理人の趣味ゆえ、あきらめてください。室伏広治選手が、中京大土曜記録会で82m67をマークしました。しかも、1投目が78m台だった以外は、すべて80m以上の投擲。相変わらずの「高レベル安定」ぶりを見せつけてくれました。今、世界でこれ以上、ここまで高いレベルの投擲をずっと続けられる人っていないです。実力では完全に世界一でしょう。だからこそ、世界陸上では前回逃した金メダルを、ぜひぜひ持って帰ってほしいです。
卓球の世界選手権、女子シングルス決勝は、これまで2連覇中の王楠選手と世界ランク1位の張怡寧選手(福原愛ちゃんに勝った人)の、中国勢同士の対戦となりました。4−3の接戦をものにしたのは、ディフェンディングチャンピオンの王選手。意地を見せた…って感じなんでしょうかねー。ちなみに中国勢はこの種目、5大会連続で優勝してるそうです。強すぎ…だけど、もしかして福原選手ならいつかその牙城を崩せるかも?なんて、大きな期待をかけてしまう私でした(本当はもう少し気長に見守ったほうがいいんでしょうけど)。
男子バレーボールのワールドリーグ…というものが行われているそうです。最近ますますバレーを見なくなってる私としては、「ふう〜ん」ぐらいの関心度なのですが…。この1次リーグ、D組の日本−フランス戦で、日本が今大会初勝利を挙げました。フランスって昨年の世界選手権3位だというし、そのチームに勝てたということは「よくがんばった!」ってことなんですよね? これで日本の通算成績は1勝2敗。快進撃…は無理だろうけど、地道なステップアップを望みたいです。

5月23日
卓球の世界選手権女子シングルスで、4回戦も勝ち抜き、ついに準々決勝まで駒を進めた福原愛選手。ですが、ここで当たってしまったのが、世界ランク1位・中国の張怡寧選手だったんですよねー。さすがにここは、大金星!とはいきませんでした。0−4で完敗。だけど相手が相手だし、よくぞここまで来たもんだ…って感じです。日本人が世界選手権のシングルスでベスト8まで勝ち上がったのって、14年ぶりらしいですからねー。しかし、昔よく泣きながら試合してるのをテレビで見ましたけど、あの女の子がこんなに強くなるなんて、正直、思ってなかったなあ…(しみじみ)。
なお、福原選手以外の結果ですが、女子ダブルス準々決勝で、梅村礼/高橋美貴江組は中国のペアに0−4と完敗。メダル獲得はなりませんでした。ちなみにここで日本ペアを破ったのは、世界1位の張選手(愛ちゃんに勝った選手)と2位の王選手の組で、やっぱ世界No.1は格がちがうんやなぁ…と、ちょっと思い知らされてしまった感じ。男子シングルス3回戦では、田崎俊雄選手が世界2位の馬琳選手と対戦して、一時は2−1とリードを奪ったものの、あとは3セットを続けざまにとられて負けてしまいました。
バスケットボール女子の日本代表が、アメリカ選抜に86−60で快勝! いつのまにか、日本チームってかなり強くなってたのかしら…? アジア選手権は延期になってしまったけど、このまま行けば五輪出場は固い、と信じたいです。

5月22日
卓球の世界選手権、福原愛ちゃん…もとい福原選手、驚異の快進撃を続けてるようです。代表入りしたときはけっこうギリギリっぽかったし、まさかここまでやるとは思わんかった、です。
それでは、まずは昨日途中までしか書けなかった第3日の結果から…。女子シングルスでは、福原選手に続いて小西杏選手と藤沼亜衣選手も3回戦へ進出。ただ、梅村礼選手だけが、思わぬ敗戦を喫してしまいました。本当ならエースは梅村選手なんですよね。なんせ世界ランク23位(福原選手は91位)なんですから…。女子ダブルスでは福原選手と小西選手の組、梅村選手と高橋美貴江選手の組が3回戦に。男子シングルスでは田崎俊雄選手ただ1人が3回戦へ進出(昨日、「松下選手だけ」なんて書いてしまいました。失礼!)。松下選手は2回戦で敗れました。
続いて、第4日です。女子シングルスで福原選手、なんと4回戦進出、ベスト16入りを果たしました。14歳でランク91位の選手が、世界の16人に入るって…凄すぎです。この種目では、とうとう福原選手1人だけが勝ち残りとなってしまいました。ベスト8、行けるかな〜? 4回戦は23日、ランク28位の韓国の選手と対戦します。女子ダブルスでは、福原選手の組は3回戦で負けちゃいましたけど、梅村/高橋組が準々決勝に進出。こちらのほうも楽しみです。ただ、男子ダブルスのほうは、3回戦まで勝ち進んでた田崎/鬼頭組、坂本/岸川組の両方とも3回戦で敗れてしまいました。
卓球って、その昔(私もよく知らない)は世界チャンピオンを多数輩出した競技なんですけど、ひところはその面影もなく…って感じでした。でも、今の選手も、がんばってますよねー。福原選手にばっかスポットが当たってますけど、彼女1人じゃないのがうれしいです。ただ、男子はちょっと苦しいかな〜。それでも若手選手が伸びてきてるようだし、これからまた強くなることを期待しときます。

5月21日
卓球の世界選手権第2日、混合ダブルスで予選を突破した福原愛選手と岸川聖也選手の組は、1回戦でドイツの組に完敗。第3セットをとって、なんとかストレート負けは免れたものの、ほかのセットは大差をつけられてしまいました。やはり、世界の壁は厚い…のかな? まあ、これからの組ですからねー。ただ、混合ダブルスに出場したほかの組も、すべて1回戦で負けてしまったのが残念。男子シングルス予選も行われて、こちらは木方慎之介選手、坂本竜介選手、新井周選手の3人ともが本戦へ勝ち進んでいます。
で、なぜか引き続き第3日の結果も入ってます(途中までですが)。福原選手は女子シングルス1回戦を勝って2回戦へー。が、そこでの対戦相手は世界ランク12位の選手。てっきり「ここまでだろうなー」と思ってたら…なんと福原選手は4−2で勝ってしまったというじゃありませんか! びっくりしました〜。世界ランク12位に勝つって、相当なもんですよー。次がマジで楽しみになってきました。福原選手は小西杏選手と組んだ女子ダブルスでも2回戦に進んでるし、こちらも上を目指してほしいですねー。ほかの女子選手(梅村礼選手、小西杏選手、藤沼亜衣選手、高橋美貴江選手)も、女子シングルス1回戦は揃って突破していますが、男子シングルスのほうは、1回戦を勝ち上がったのは松下浩二選手だけ(←私が名前を覚えている唯一の現役男子選手)。坂本竜介選手、新井周選手はどちらも1回戦で敗れてしまいました。 
陸上の日本選手権のエントリーが発表されました。この結果で世界陸上に出場できるかどうかが決まる、いわずとしれた国内の最重要大会。近くでやってくれたら、何としてでも見に行くところなんですけど、横浜じゃね〜。遠すぎます。
で、注目は、まずはおなじみ、短距離の末續慎吾選手かな。100と200の両方にエントリーしてるので、あわよくばどちらかで日本新を…というところです。伊東浩司さんが日本記録を作ったのは、考えてみればもう5年前のことなんですよね。後輩の末續選手には、そろそろそれを超えてもらいたいのですが…。グランプリでは調子の上がってなかった朝原選手も、そろそろピークにもってくると思うので、2人で競い合って記録狙ってほしいですねー。
あとは、女子長距離陣の争いも楽しみ。12月の駅伝で故障して以来、レースから遠ざかっていた福士加代子選手が、半年ぶりにレースに復帰します。ただ、完全に戻った…というわけではないみたいなので、当日、本当に走るかどうかはわかりませんが…。でも、山中選手や渋井選手との勝負、ぜひ見てみたいですねー。ほかの有力選手も、ほとんどが5000、10000の両方にエントリーしていますが、当日の状況次第でどちらかに絞る可能性のほうが高いかな。まあ、エントリー段階ではまだなんとも言えないです。マラソン代表の野口みずき選手の名前が10000のところにあるので、これはちょっと楽しみですね。
ここには男子短距離と女子長距離しか書いてないですけど、もちろんほかの有力選手もほぼ全員が参加します。室伏選手なんかは、普通に投げれば優勝するのはまちがいないので、もう記録を狙っていくっきゃないですよね。日本新の投擲、見たいですねー(欲をいえば、この前のグランプリで生で見たかったですけど)。
ちなみに、A標準を突破していて(A突破者がいなければB標準でも可)、なおかつこの大会で優勝した選手は、即世界陸上の代表に内定します。ただ、この「A標準」とやらがクセモノ。そうそう簡単に突破できるもんじゃないんですよねー。
「五輪に関する意識調査」、なるものの結果が発表されました。ようは、国民は現在、どのくらい&どの競技に興味を持ってるか、ってことなんですね。今年2月に首都圏で調査したそうですが、五輪への興味・関心は「ある」が70.5%とそこそこ高い数字。でも、前回調査時よりは下がってるんだそうです。
が、それはともかくとしてちょっと悲しいのは、一番興味ある競技が「サッカー」になってしまったこと。もちろん、サッカーの人気が高いのはわかってるけど、五輪だと年齢制限もあるし、やっぱW杯より落ちるじゃないですか? ほかのほとんどの競技は、オリンピックが最高峰の大会なのに…。やっぱ、アマチュアスポーツのファンとしては、悲しいです〜(決して、サッカーが嫌いなわけではありませんが)。
ちなみに、サッカーの次は陸上で、以下野球、柔道、水泳、バレーボール…となっているそうです。

5月20日
今、卓球の世界選手権やってますけど、スポーツニュースでちゃんと「映像つき」で取り上げられてるのを見て、「やっぱ、スター選手の存在は大きい!」と思ってしまいましたねー。だって、これまで卓球の世界選手権が映像つきで紹介されたことなんて、ほとんどなかったような気がするんですよね。せいぜい、日本の選手がかなり勝ち進んだときぐらい。それが、今回は予選から、ですからね。やっぱ、マイナー競技をメジャーにするには、スターが必要なんだわー!と実感しました。
さて、その福原愛選手は、第1日の混合ダブルス予選を無事突破。インタビューされて「うれしいです」と答えてはいたものの、表情は「勝ってあたりまえ」って言ってたような気がします。ダブルスのパートナー・岸川聖也選手もまだ高校生、しかも1年!ということで、もしかして「天才少女&天才少年」の組み合わせだったんですねー。岸川選手は男子ダブルスでも本選に進んでるし、この2人、要注目ですわ。
混合ダブルス本選の1回戦ではドイツの組と対戦するそうですけど、これを書いている今、ちょうど試合が行われてるのかな。結果はまた、明日のトピックスでとりあげることにします。
バスケットの女子アジア選手権の延期が決定しました。数日前から「ほぼ延期」と言われてたので、やっぱり…ってところですね。せっかくオーストラリアといい試合をして調子を上げてたのに…。それにしても、五輪の出場権がかかった試合だけに、いつ開催されるのかが気になります。

5月19日
卓球の世界選手権が始まりました。第1日に行われたのは男女計5種目の予選で、あの福原愛ちゃんも混合ダブルスに登場。見事に予選を通過しました。しかも、その福原選手(やっぱ、「選手」と書いておきます)と組んだのは、高校生の岸川聖也選手。男子のほうにもちゃんとホープはいるんだなーと、うれしくなりました。なんせ、卓球関係のニュースって、ほとんど福原選手ばっかですからね。岸川選手は男子ダブルスでも2回戦を突破、3回戦に進んでます。

5月18日
高橋尚子選手が東京シティロードレースの10kmにゲスト参加。一般ランナーに混じって楽しく走りながらも、五輪を狙う東京国際のコースと重なるだけあって、本人も「ドキドキ、ワクワクした」そうです。東京のコースといえば最後の坂。過去にここでいろんな名勝負がありました。そして、坂のせいで後半のタイムが落ちるのも、このコースの特徴です。それでも山口衛里選手はここで22分台の、当時としては驚異的な記録で走っているだけに、高橋選手にはやはり、それ以上を望んでしまいますね。
ところで、この日は夜にNHKのサンデースポーツに出演してました。やたらとラドクリフ選手と比較されてましたけど…。現時点では、やはり「脱帽」といった感じなんでしょうけど、全然あきらめてはいませんでしたよね。高橋さんには驚異的な心肺機能という大きな武器があるし(走り終わったあとケロッとしてるのは、このおかげ)、暑さにも強いし、これからはそれに加えてスピードにも磨きをかけてもらうことにしましょう〜。
陸上の東日本実業団、最終日。弘山選手は1500mに続いて5000mでも優勝し、トラックでの強さをますます発揮している感じです。タイムは15分34秒03とそれほどでもなかったんですが、それでも大会新記録。あともう少しスピードがつけば…というところですね。世界陸上は当然10000m狙いでしょうから…とりあえずは日本選手権が楽しみですね。
また、男子5000mでも、徳本一善選手が1500mに続いて優勝。1500mからハーフまでこなせる徳本選手ですが、当面は5000と10000で行くそうです。ただ、どちらもまだB標準も切ってないので、こちらも日本選手権に期待ですねー。10000は、A標準切る力は充分あると思うので。あと、同じ5000mで、マラソン代表の藤原正和選手が9位に入りました。タイムは13分53秒だからまずまずかな。ただ、本人はもう少し上を狙ってたらしく、納得はしてないみたいですけどね。今後は日本選手権の10000に出場したあと、ボルダーで高地トレーニングに入るそうです。徳本選手にしても藤原選手にしても、日本男子長距離界の数少ない若手ホープにはちがいないんで、とりあえず「日本選手権を待て!」ってことで。
国際オリンピック委員会によると、新型肺炎のせいで予選が中止になったりして五輪出場枠を逃した選手には、何らかの救済策をとってくれるんだそうです。たしかに、ここのコーナーでも毎日のように「○○大会が延期」とか書いてますもんね。先に延ばしたはいいけど、もし五輪までに予選が間に合わなかったら…そりゃあ問題でしょう。でも、いちばんいいのはさっさと肺炎が治まってくれて、予選がきちんと行われることなんですけどねー。ほんと、早くどっか行ってほしいです、ウイルス。

5月17日
自転車のW杯最終戦で、大菅小百合選手が女子500mタイムトライアルの日本新を樹立し、7位に入りました。これまでの記録は、昨年のアジア大会で大菅選手自身が出した36秒030なのですが、今季はスケート靴を脱いでから約1か月で、早くもそれを超えたことになります。しかも、大菅選手の「世界は34秒台。体をつくればできると思う」という言葉からすると、まだまだ更新は可能みたいですねー。来季のアテネまでに、世界と肩を並べることはできるでしょうか?
陸上は現在、東日本実業団というあまりメジャーでない大会が行われてます(でも、出場選手は一流)。メジャーじゃないのになぜとりあげるか、それは「陸上だから」。私の好みで決まってしまうところが、全然公平じゃないですよね(笑)。
さてさて、その男子棒高跳びで、沢野大地選手が世界陸上のB標準(5m60)をクリアし、優勝しました。これで世界陸上への道が開けた…というのもあるのですが、加えてもうひとつ。沢野選手といえば高校時代から将来を嘱望されてた、すっごい有名人だったんですよね。なんせ、高校記録(5m40)、日本ジュニア記録(5m50)ときて、5m60は時間の問題…って感じで。が、そのあたりからあまり名前を聞かなくなり、どうしたのかなーなんて思ってたんですが、先日のグランプリ陸上で顔を見て、がんばってることを確認。それからわずか1週間で、今回のB標準突破となりました。
でも、本人はまだまだ上を狙っている様子。今年から社会人になって、自分でも力の向上を実感してるみたいです。まずは5m71の日本記録更新を目指してほしいですねー。
また、女子1500mでは、練習の一環として出場した、ベテラン・弘山晴美選手が優勝。最近は距離を伸ばしていたせいで、中距離を走る弘山選手はほとんど知らないのですが、さすがは前日本記録保持者! スピードはさすがに当時には及ばなくとも、強さを見せつけたようです。彼女は先日の静岡国際10000mでも日本人1位になってるし、これは、充分世界陸上も狙えそうな勢い。シドニーではマラソンで惜しくも代表に選ばれず、10000で出場した彼女でしたが、当時はなんとなく悲壮感が漂ってたし、そのせいか、本番でも彼女の持ち味が生かされないまま終わってしまいました。が、今回はトラックでの出場にかなり執念を燃やしているようで、これは実現すればおもしろいかも…なんて思ったりしてます。弘山選手の、ほかの日本選手にはないラストの切れが戻れば…ですね。

5月16日
国際陸連によると、パリ世界陸上は「予定通りに開催する」そうです。現時点で中止とかはまったく考えてないみたいで、陸上おたくな私にとってはうれしい…というかホッとするニュースです〜。今年の夏のスポーツイベントでは一番大きなものだし、来年の五輪の行方も占える大会だけに、なくなっちゃうとツライものがありますからねー。
バリでは19日から卓球の世界選手権が開催されますけど、感染者の多い国の選手や役員には健康チェックを求めてるそうです。そういえば、あの福原愛ちゃんも「マスク持参」とか言ってましたっけ。卓球が何ごともなく終了してくれれば、ほかの大会(陸上だけでなく)の実施にもつながると思うので…。祈りますわ。
2012年の夏季五輪に、ロンドンが立候補しました。「パリが再立候補を検討」と書いたばかりなので、「いろいろ出てくるんやなー」と…。2012年には今のところ、ニューヨーク、マドリード、モスクワ、ライプチヒが立候補していて、検討中なのがリオデジャネイロとパリ。締め切りは7月15日なので、もうそろそろ出揃った…とみていいんでしょうか。
でも、アメリカなんていっつも五輪開催してるみたいだし、スペインは1992年だし、近すぎですよね。日本なんて夏季は東京以来やってないというのに…。モスクワは1980年にやってるけど、ボイコット騒動でいいイメージないし、「ロシア」として開催するのも悪くないかな。ライプチヒは旧東ドイツの都市で、「経済政策の一環」というのが泣かせます。そんなに悪化してんのかなーと思いつつ、応援したい気分。リオは「暑そう!」だけど、過去に中南米で開催されたのはメキシコだけなので、バランス的にはいいかも。サッカーの試合のみ加熱しそうで恐い(笑)ですけどねー。パリはこれまでに2回開催されてるんですけど、なんせ1900年と1924年ですからねー。つーか、フランスでの開催がそれだけ…っていうのが、ちょっとびっくり。そろそろ回ってきてもいいような気もしますが、できればパリ以外の都市が立候補してくれたらいいのに。
で、ロンドンですが、ここもパリと似たような感じです。過去2回開催してますが、1908年と1948年でかなり遠い昔。ロンドンのメリットというと、「夏でもそんなに暑くない」(たぶん)というところかな。あとは…実をいうと、バッキンガム宮殿とエリザベス女王と皇太子一家のゴタゴタ…しか頭になかったりします(←教養ゼロ)。しかも、イギリスに旅行した友達から聞く話は、いつも「食べ物がマズイ」ですからねー。ここで開催されたら、選手村の食事ってどーなるんでしょ。

5月15日
バスケットボールの女子日本代表メンバー12人が決まりました。出場権がかかっていたアジア選手権はどうやら延期されるみたいですけど、とりあえず五輪予選はこの陣容で臨むそうです。つまりは、出場権がとれて、しかもいい感じで戦えてたら、このメンバーがほとんど五輪代表になるってことなのかな? それが現実になるよう、がんばってほしいですねー。
代表選手は次の通りです。楠田香穂里、立川真紗美、大神雄子、大山妙子、矢野良子、紺野麻里、川畑宏美、浜口典子、薮内夏美、矢代直美、永田睦子、江口真紀。
国際柔道連盟によると、9月の世界選手権(in 大阪)は、とりあえず予定通り開催する(つもり)みたいです。なんか、いろんな大会が延期されたりなくなったりしてるみたいですけど、やっぱ「世界選手権」と名のつくものだけはやってほしいですよねー。世界保健機関の予測だと、「夏になって気温が上がれば、ウイルスが威力を失う」そうなので、それに期待をかけることにしますわ。

5月14日
バスケット日本代表の壮行試合、最終戦が行われました。かなりの接戦だったみたいですが、なんと88−82でまたもやオーストラリアから勝ち星を上げました〜。前半でかなりリードされたのに、後半に巻き返したんだからお見事。シドニーでは逃した出場権を、今回はぜひ掴んでほしいですねー。
ただ、その出場権がかかったアジア選手権が、ついに延期になってしまいました。きのうまでは「やる」って言ってたんですけどね。いつになるんでしょうか…。
アテネ五輪でのマラソンの暑さ対策として、コースに噴霧装置をつけるそうです。シャワー(冷水?)を浴びられるということなんですけど、なんと、そのためには、立ち止まってシャワーの下のボタンを踏まないといけないらしい…。せっぱ詰まったときに、だれがそんなことするっちゅーねん! まあ当然、こういう意見は出ているらしく、本当にそんな装置がつけられるかどうかは?、です。そういえば昔々、ロス五輪のときだったと思うんですが、踏んづけるんじゃなくて、選手の通るあいだシャワーを出しっぱなしにしていた大会がありました。あまりに前のことでよく覚えてないんですけど、たしか選手は「全然効果なし。ムッとするだけ」とかなんとか言ってたような…。その二の舞になんなきゃいいんですけどねー。
2008年は北京に負けたパリが、2012年への立候補を決めたそうです。うーん、がんばるなあーという感じ。でも、アテネなんかも最初は2000年に立候補してて、負けたけど再度手を挙げたのが功を奏しましたからねー。パリも二度目の正直?で、なんとかなるかも。それにしても、今投票をしてたら、きっと一番最初に北京が負けたでしょうに…(←いまだに「大阪のほうが北京より汚い」と言われたことを、根に持っている関西人)。

5月13日
アテネ五輪のチケットの、販売受け付けが始まりました。販売枚数は300万枚で、料金は日本円にして約1500円から、約960万円まで(!)とか。960万って、いったいどんなチケットなんでしょう…? 「オリンピック体験」パックとやら…なんですけど、きっとものすごく優遇されて、いい席で見られるんだろうなぁ…。私も、そんなチケット買ってみたいです〜! これから、宝くじかロト6かtotoにでも挑戦しようかしら? うーん、スポーツを愛する身としては、やはりtotoにするべきでしょうか(笑)。
あ、チケットの売れ行きは、とりあえず「滑り出しは好調」らしいです。 やっぱ、人が少ないと悲しくなっちゃいますからねー。

5月12日
今日も肺炎関係のニュースから…。アテネ五輪の組織委員会でも、本格的に対応策を考えることになりました。まだ1年以上あるとはいえ、このままの勢いで拡大し続けたら、と思うと、やっぱり何らかの対策は必要ですよね。とりあえずは、ギリシャで流行らないようにと、発生地域からの観光客受け入れを制限するそうですが…。
肺炎の影響で、射撃のアジア選手権が今年8月→来年2月に、ソフトボールのアジア選手権も今月末→11月下旬に延期されることになりました。バスケットの女子アジア選手権のほうは、予定通り6月21〜29日に仙台で開かれるそうですが…。でも、ほかの日本開催の大会でも、日本で患者なんて出てないのに延期、とかになっちゃったりしてるんですよね。中国と近いから、不安もあるんでしょうけど。本当、早く終息に向かってくれないかしら。
カヌー・レーシングの世界選手権に出場する、4人の選手が発表されました。この大会はアテネ五輪の1次予選を兼ねていて、各種目で上位6〜8位までに入れば、その国が出場枠を獲得できるんだそうです。ちなみにシドニーのときは、世界選手権では1枠のみ獲得できてますが、今回はどうでしょう…?
期待のかかる代表選手は、以下のとおりです。男子カヤック…尾野藤直樹、男子カナディアン…大園政伸、安保泰斗。女子カヤック…北本忍。

5月11日
バスケットボール・日本女子代表の壮行試合が行われました。昨日の第1戦では、シドニー銀のオーストラリアを破る大健闘を見せた日本チームですが、この日はさすがに前日同様とはいかず。第2クオーターまでは接戦だったのですが、最後で突き放されて65−84。対戦成績は1勝1敗となりました。でも、五輪出場が充分期待できるレベルには、仕上げてきてるみたいですね。とりあえずは13日の第3戦と、6月のアジア選手(五輪出場権がかかってる)が楽しみです。

5月10日
長居陸上競技場にて、グランプリ陸上を観てきました。日本記録寸前のハンマー投げや、戦域録保持者が出場した100mなど、いろいろ楽しませてもらいました。くわしくは「陸上競技観戦記」のページでどうぞ。

5月9日
日本オリンピック委員会が、ユニバーシアードにテコンドー選手団の派遣を決めました。アジア大会は分裂が解消されずに、結局派遣中止。選手がいちばんの被害者になってしまっただけに、かなり残念だったのですが…。とりあえずは出られる、ということでほっとしてます。いちおう、第3の団体ができたり、歩み寄りろうとする方向ではいるんでしょうけど、分裂状態なのはあいかわらず、なんですよね。どーでもいいけど、いいかげんにせいっ!と言いたいですわ。

5月8日
柔道世界選手権の女子代表が記者会見。有力選手が抱負を語ってくれました。田村亮子選手は、先日の全日本女子体重別で痛めた古傷(右ひざ)の状態が気になるところ。でも、打ち込みの練習なんかも披露してくれたということで、そんなにひどい状態ではないみたいです。また、78kg級の阿武教子選手は、体重が72kg台にまで落ちたというのが気がかり。以前、72kg超級(現在だと78kg超級)に出場していたころも、体重の維持には苦労していたし、体質なのかもしれないですね。もし体重が減った状態で安定してるなら、階級を下げるのもひとつの手だとは思うのですが…。なにはともあれ、4連覇は達成してほしいですね。

5月7日
昨年、分裂騒ぎでアジア大会まで棒に振ってしまったテコンドー。問題を解消すべく?、新たに「全日本テコンドー協会」が発足しました。分裂した二つの勢力は、とりあえずは協力はしようとしてる…のかな? なにはともあれ今度こそ、「選手のため協会」になれるよう、努力してってほしいですねー。

5月6日
日本の成績アップを目指しての「ニッポン復活プロジェクト」、強化費の配分対象となる競技が決まりました。夏季は柔道、レスリング、競泳、シンクロなど15競技団体、冬季はジャンプ、フィギュア、スピードスケートの3競技団体だそうです。額はまだ決まってないらしいけど、最低でも1000万以上になるとか。せっかくのプロジェクト、お金は有効に使ってもらって、少しでも競技力を向上させてくれたらなーと思います。
ライフル射撃のW杯・女子エアライフルで三崎宏美選手が6位に入りました。が、「やった〜」と思ったのもつかのま、なんとたったの0.4点差でアテネ五輪出場枠を獲得できなかったんだそうです。これは、惜しすぎますねー。なお、加藤由紀子選手は14位、佐々木亜子選手は24位でした。
そのライフル射撃のアジア選手権は、8月にクアラルンプール行われる予定だったのですが、またもや新型肺炎の影響で来年2月に延期となってしまいました。アジア選手権にはアテネ五輪の出場枠獲得がかかっているだけに、けっこうやきもきさせられますよね。
続いて、フェンシングでもW杯中止が決定。6月上旬に高円宮杯W杯が開かれることになっていたのですが、予備エントリーの段階で参加の意志表示をしたのは数か国。日本では肺炎患者は出ていない…とはいうものの、中国との距離からして、やはり心配になってしまうんでしょうねー。残念です。
2012年の夏の五輪、開催都市の立候補締め切りは7月15日と決まりました。正式決定は2005年7月6日になるそうです。これまでに、けっこういろんな都市の名前が挙がってますけど…最後に笑うのはどこになるんでしょうか?

5月5日
陸上の水戸国際・男子100mで、末續慎吾選手が10秒03をマーク。2位に入りました。ちなみにこれは、伊東浩司さんの10秒00、朝原宣治選手の10秒02に次ぐ日本歴代3位の好記録。シーズンはじめにしては、かなりのものです。もしかしたら今季は、本当に9秒台突入を果たしてくれるかもしれません。はっきりいって、かなりワクワクしてます。世界陸上でもこの記録で走れたら、決勝進出はほぼまちがいないでしょうし…。10日のグランプリ陸上が、ますます楽しみになってきました。

5月4日
高橋尚子選手が記者会見し、6月23日にボルダーへ発つことを明らかにしました。ここで高地トレーニングを積み、11月の東京国際へ備えることになっています。最近、レースのキャンセルばかりが目立つ高橋選手だけに、ここはきっちり調整してもらって、東京では有無を言わせない快走を見せてほしいですねー。

5月3日
サッカーのアテネ五輪アジア地区2次予選、日本−ミャンマーの第2戦が行われ、日本はミャンマーに連勝。来年3月の最終予選進出を決めました。最終予選では、2次予選を突破した12か国が3組に分かれてリーグ戦を行い、各組の1位が五輪出場権を得ることになっています。ただ、本当に3月に最終予選がやれるのかが、ちょっと心配ではありますが…。
陸上の春季サーキット・静岡国際が行われ、男子10000mは高岡寿成選手が優勝しました。さすが、長距離種目の日本記録をほとんど独占しているだけありますねー。やはり、強いです。また、女子10000は弘山晴美選手が日本人最高の4位に入り、ベテラン健在をアピール。女子砲丸投げは森千夏選手が17m53の日本タイ記録で、女子走り高跳びは今井美希選手が1m92で制しています。

5月2日
欧州を訪問している小泉首相が、アテネ五輪マラソンのゴールとなるパナシナイコ競技場を訪れたそうです。両手を上げて「これで高橋選手が入ってくると、いいなあ」と、言ったとか。それが実現すればいいんですけど、現実はキビシイ…ってとこでしょうか。ぜひとも首相に「感動した」のコメントをいただきたいもんです(来年まで彼が首相でいるかどうかはわかりませんが…)
自転車の2003年トラック世界選手権は中国南部で開催される予定だったのですが、新型肺炎の影響で変更されることになりました。なんだかもう、「またか」って感じですね。当分中国では、何もできないですよねー。また、レスリングのアジア選手権は6月にインドのニューデリーで行われることになってるんですけど、日本レスリング協会は代表選手に出場を強制しないとか。なんかこの分だと、アジアで開催予定の大会は、のきなみボツってことになっちゃいそうです。

5月1日
サッカーのアテネ五輪アジア地区2次予選、日本−ミャンマーの第1戦が行われ、日本代表が3−0で先勝しました。試合前は「いったい何点とるか?」なんて言われてたみたいですけど、フタを開けてみれば意外に苦戦を強いられてしまいましたねー。前半が無得点のままとは思わなかったです。やっぱ、「甘く見ちゃいけない」ってことでしょうか。
日本オリンピック委員会が、2003年度の競技団体ランク付けを発表しました。最高ランクの特Aは水泳と柔道で昨年度と変わらず。体操と卓球がBからAに昇格しました。また、ボブスレー・リュージュ、バスケットボール、フェンシングもCからBに格上げ。ただ、フェンシングは少しは成績が伸びてきたようですけど、ボブスレーやリュージュって…いい成績なんてとってましたっけ? もしかして、スケルトンがここに入っているならわかるのですが…。それにしても、このランク付けによって強化費の配分が決まるだけに、各競技団体にとってはけっこう気がもめることなんじゃないかなーと思ったりして。

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