2003年のトピックス           10 11 12

12月31日
レスリングでは30日から「年越し合宿」を行っているのですが、31日にはその練習が公開されました。期待の女子には、なんと70人近くの報道陣が取材に訪れたそうです。テレビカメラも10台以上あったといから、注目度の高さが伺われますよねー。
ちなみにこの年末年始の合宿は、五輪前年から五輪年にかけての恒例となっているそう。技術的なものよりは、むしろ精神面を鍛えることが目的のようです。
ギリシャのシミティス首相が、日本などの首脳に向けてアテネ五輪への招待状を発送しました。招待された国は、日本以外ではアメリカ、ロシア、中国など10か国と、欧州連合加盟国の24か国。それからアナン国連事務総長も…とのこと。こういうことが始まると、「いよいよ…」という気持ちになってきますねー。
アメリカオリンピック委員会は、国内のドーピング検査で陽性反応を示していた選手がいたにもかかわらず、これまでその名前を明らかにしていませんでした。ですが、国外から批判を浴びたことで、ようやく公表に踏み切ったようです(「近いうちに公表する」みたいなことは言ってましたけど)。
陽性反応を示していた陸上選手は全部で6名。なんとその中には、世界陸上で興奮剤の使用が発覚し、金メダルの剥奪が確実となっているケリー・ホワイト選手も含まれているとのこと。世界陸上での発覚のさいは、興奮剤だったし、なんとかメダル剥奪だけで済んだのですが(筋肉増強剤だと、2年間の出場停止)、全米選手権でも使っていたとなると…。いちおう本人は、「睡眠障害のため」と弁明してますけどね。「ドーピング目的で」なんて言うわけはないし。とりあえずは、これから彼女が競技会に出場したときは、徹底的に検査されそうだなー。
ちなみにほかは、短距離女子のクリスティ・ゲインズ選手、女子400mハードルのサンドラ・グローバー選手、男子ハンマー投げのジョン・マクウェン選手、男子400mハードルのエリック・トーマス選手とクリス・フィリップス選手…だとか。マクウェン選手は、問題になっている新種のステロイド・テトラハイドロゲストリノンにも陽性反応を示したそうだし、これで「おとがめなし」って許されるんでしょうか? いちおう、全員が潔白を主張してはいるそうですけど。

12月28日
卓球のアテネ五輪アジア大陸予選会は、来年4月に北京で行われます。アテネ五輪で1か国のシングルス出場枠は、最大で3なのですが、日本男子はまだひとつもとれていません。枠獲得のためには、アジア予選会で7位以内に入る必要があります。
今回、そのアジア予選に派遣する選手を決めるべく、男子シングルス代表選考会が開催されました。試合は12選手による総当たり戦で行われたのですが、その結果、新井周選手が11戦全勝で代表の座を勝ちとりました。
3人の代表のうち、すでに松下浩二選手は先に決まっていて、新井選手は2人目。最後の1枠は、来年1月の全日本選手権男子シングルスで優勝した選手に与えられることになっています。
アジア予選会で7位以内に入って枠がとれる可能性は、掲示板に書き込んでいただいた情報によると「かなり厳しい」とか。女子のほうは、すでに2名がアテネ代表に決まっていて、残りの1枠を目指してアジア予選会に派遣される福原愛選手も、かなり有望と見られているのですが…。男子もせめて1枠が欲しいところです。

12月27日
日本オリンピック委員会が、アテネ五輪でのテロ対策に、現職警察官の派遣を検討しているそうです。そのさいは選手団の一員となり、日本選手の警備などにあたるとか。もちろん、警備のために現職警察官が選手団に加わるのは初めてです(「競技者として」なら、よくありますけど)。詳細は、1月に警察庁国際テロ対策室と協議して決めるようです。
やっぱ、最近の世界(特に中東)情勢は、ニュースだけ聞いてても怖いものがありますからねー。自爆テロとか、信じられないことをする人がいるし…。やっぱこういうことには、専門家の力を借りたほうが賢明かな。

12月26日
高橋尚子選手の、徳之島での合宿が終わりました。とりあえずは、「始動」という感じの練習内容だったようです。ただ、合宿期間中に決める…と聞いていた、選考レースへの参加については、本人いわく「なにも決めていないし、いつまでに決めるかも考えていない」とのこと。結局、小出さんとも話し合わなかったそうです。
ただ、その言葉どおりに受け止めていいものか、ちょっと考えてしまいますね。もう決めているけども言いたくない、ということだって考えられますから。彼女の言葉には、「聞かないでくれ」というニュアンスもあるような気がします。
私は、東京で身体に与えたダメージが少ないなら(途中までしか全力で走っていないので)、大阪に出たほうが「身体の作り直し」をしなくてもいいし、アテネへの準備期間もとれるのでは?と思っていたのですが、さすがにもうその可能性はなさそう。でも、名古屋に出場するのもなぁと…。まあ、私が気をもんでも意味がないので、いつか彼女が「決めた」と言うまで静観することにしますわ。
日本オリンピック委員会が、東京在住以外の聖火ランナーを募集することになりました。地方の一般人が参加しようとするなら、これに申し込むしかないみたい。ちなみに募集人数は5名程度で「6月4日までに14歳以上になっていて、400m(1区間)を約3分で走れる人」のような条件があるそうです。いくら運動音痴の私でも、400m3分ならなんとかなるかも…とちらっと思ったのですが、トーチがけっこう重そうなので、やめといたほうが無難かも。つーか、申し込んだところで5名に選ばれるわけもないのですが(まさか、申請用紙に「オリンピックのホームページを作っています。ぜひ、選んでください!」と書くわけにもいかないし…)。
でも、「我こそは」と思われる方は、よろしかったら申し込んでみてください〜。来年1月7日以降にJOCのサイトにアクセスして、申込用紙をプリントアウトし、1月30日必着で郵送すればいいそうです。なお、都内在住(通勤・通学者も含む)の方に関しては、東京都の教育庁が募集しているとのこと。どなたか本当にランナーになって、私に取材させてください!って感じです(笑)。

12月25日
バレーボールの全日本大学選手権で、日体大の部員が不正工作を行った問題は、少し前から大きく報道されています。その結果、日体大は1年間の出場停止(だったかな)という、かなり重い罰を科せられたのですが、罰は学生だけではとどまりませんでした。日体大総監督で、全日本男子の強化委員長も努める森田淳悟氏も、「道義的な責任は免れない」ということで、強化委員長の辞任がすることになりました(強化委員は続けるそうです)。強化委員長は、しばらく空席となるようです。
森田氏といえば、再三、田中幹保監督を批判してきて、かなり内部での争いがあったようですが…。彼の辞任によって日本男子の成績がどちらへ転がるのか、ちょっと見物ではあります。

12月24日
北京五輪のメーン会場「国家スタジアム」の建設が始まりました。報道によると「鳥の巣」のような形ということなんですが、ちょっと想像がつかない感じです。私にとって鳥の巣といえば、ツバメの子が口開けてエサを待っている、古い日本家屋で見られるアレ…しか浮かばない…。まあ、完成してからのお楽しみ?というところかな。
ちなみに、北京五輪の施設すべてが完成するのは、2006年の末の予定とか。こちらのほうは、国家の威信をかけて?、それまでに済ませそうですね。
世界反ドーピング機関(WADA)が、「アメリカ合衆国政府から、今年分の拠出金が納入された」と発表。…一見、なんでこれがニュースになるの?と思えるようなことなのですが、それはアメリカが、この納入を怠っていたからです(今年だけか、以前からかは、ちょっとわかりませんが)。つーか、払ってない国自体、けっこう多いみたいです。で、WADAのほうもいいかげん腹が立ってきたのか、「払わなかったら世界規模の大会に参加させない!」とかなんとか言い出してきたんですね。結局、参加させない…まではいかなかったと思いますが。
しかし、ここのところアメリカのスポーツ界は、ドーピング疑惑で揺れに揺れております。お金は出さないわ、自国でのドーピングは見逃すわ…では、さすがに「やばい」と思ったのでしょうか(←推測です)。今年度分の80万ドル(約8700万円)を、ようやく支払ったとか。ちなみに日本の納入額は、150万2800ドル(約1億6300万円)だそうです。なんで日本がアメリカの倍近く払わないといけないのか、イマイチ納得いかないですよね。

12月22日
卓球の世界ジュニア選手権、男子ダブルスで村守実/岸川聖也組が優勝しました! 決勝進出…というだけでも驚きなのに、そのうえ優勝までしてしまうとは…。決勝ではポルトガルのペアと対戦したのですが、1−2とリードされてから3セットを連取したのはお見事でした。中国ペアと最後まで対戦せずにすんだのはラッキーでしたが、その中国を退けたポルトガルに勝ったんですからね。次はぜひ、シングルスのほうでも結果を出してほしいです。
ところで、女子シングルスの優勝者は中国の李茜選手だったのですが、その李選手に団体決勝で黒星をつけたのが、日本の伊藤みどり選手だったんですよね。フィギュアと同様、卓球の伊藤選手も将来世界チャンピオンになれればなぁ…。
レスリングの全日本選手権最終日は、男女各階級の決勝が行われました。では、まず注目の女子から。
最軽量の48kg級は、この階級の世界選手権代表・坂本真喜子選手と51kg級から階級をひとつ下げた伊調千春選手の争いになりましたが、ここは伊調選手が勝ちました。伊調選手は、以前テレビで「減量が苦手」みたいなことを話していたんですけど、そのうえに今回は階級を下げざるをえなくて、またさらに苦しかったんじゃないかと思います。でも、もともと階級が上ということで、パワーで上回ったのかな? ただ、最後のほうは伊調選手のほうが押されてたようにも見えたので、この階級の代表は、まだちょっとわからないかも。
そして、最注目の55kg級では、吉田沙保里選手が山本聖子選手を破って連覇を果たしました。私は、2人の決勝での対戦を、ごく当然のように思っていたのですが、どうやら吉田選手にとっては「当然」ではなかったみたい。なんと、このわずか6日前の練習中に右ひざを負傷。半月板損傷の疑いがかかる重傷だったそうです。この日は、サポーターを巻いての強行出場ということで、本人も周りもかなり不安があったのではないでしょうか。しかし、結果は延長の末に、吉田選手が勝利を収めました。かなりな激戦だったようですけど、もうここまでくると「執念」なんでしょうかねー。ケガが悪化していないことを祈ります。そんなことになったら、ここで勝った意味もなくなってしまいますからね。
ただ、ちらっと見ただけですが、この2人は本当に強い。負けた山本選手にしても、ふつうなら身体が返ってもおかしくないところで、しっかり持ちこたえるあたり、「スゴイ!」と思ってしまいました。この2人の階級がバラバラだったら、まちがいなく金2個はとれるのに!
また、63kgは伊調馨選手が、72kg級は浜口京子選手が順当に優勝。ただし、伊調選手のほうは「勝って当然」と見られていたのが、けっこうなプレッシャーだったようです。最後の最後でポイントを挙げたのですが、そんな接戦になるとは思いませんでしたね。もっと楽に勝つものと思ってました。ここへきて、レスリング女子への注目度はかなり上がってきたし、重圧を感じることも多くなってるんでしょうね。対照的に、浜口選手は余裕の勝利に見えました。実力の差がありすぎましたね。
なお、女子の五輪代表は、今大会と来年2月のクイーンズカップの結果で決まります。両方で優勝すれば五輪代表、勝者が異なる場合は、4月(予定)にプレーオフを行います。つまり、今回負けてもまだチャンスはあるということ。2月にも、また凄い戦いが繰り広げられそうです。
さて、お次は男子です。フリースタイル66kg級の池松和彦選手は、すでに五輪代表が決まっているのですが、「負けて五輪代表なんて…」という本人の言葉どおり、ここは意地を見せたようです。見事に優勝し、最優秀選手に与えられる天皇杯も獲得。また、世界選手権で五輪出場枠を獲得していた、55kg級の田南部力選手、74kg級の小幡邦彦選手も優勝し、五輪代表の座を掴みました。
ただ、同じく枠を獲得していた、グレコローマン74kg級の永田克彦選手だけは、決勝でまさかの敗戦。永田選手はシドニーで銀メダルを獲得していて、優勝は堅いと思っていたのですが…。勝負とはやってみるまでわからないものですねー。

12月21日
全国高校駅伝は、男子が仙台育英、女子は須磨学園の優勝で幕を閉じました。
兵庫県のチームを応援する私にとって、女子の1位と3位(県立西宮)はとてもうれしい結果だったのですが、男子の西脇工3位はかなり残念でしたね。くわしくは「陸上競技観戦記」のページでどうぞ。
レスリングの全日本選手権が開幕しました。この大会は、当然アテネ五輪の選考会でもあって、特に激戦の女子に注目が集まっています。初日は、男女各階級の準決勝までが行われました。
女子48kg級は、世界選手権5位の坂本真喜子選手、世界選手権51kg級(1階級上ですが、五輪では実施されない)金メダリストの伊調千春選手、元世界チャンピオンの山本美憂選手の争い。この日の準決勝では、伊調選手が山本選手を破り、決勝進出を果たしました。決勝で対戦するのは、もちろん坂本選手。どちらが強いのか、その結果が楽しみです。
55kg級は、最大の注目階級。吉田沙保里選手と山本聖子選手という、2人の優勝候補が、順当に決勝へ進出しました。こちらの結果については、楽しみというより知るのが怖いですね。
また、63kg級の伊調馨選手、72kg級の浜口京子選手は、危なげなく決勝へ。この2人に関しては、五輪代表はほとんど決まったようなもの、ではないでしょうか。
男子は、すでに五輪代表に内定しているフリースタイル66kg級の池松和彦選手が、「全日本選手権出場」という内定条件をクリア。もちろん決勝にも進出して、貫禄を見せました。いくら「出場すれば内定」とはいえ、五輪代表がここで負けるわけにはいかないですからねー。
卓球の世界ジュニア選手権、男子ダブルスの村守実/岸川聖也組が決勝に進出しました。この結果には、かなり驚いてます。正直、決勝まで行ける選手がいるとは、あまり思ってませんでしたから。
ちなみにそれ以外の種目では、日本勢はすべて姿を消しています。女子ダブルスの平野早矢香/福原愛組と、混合ダブルスの伊藤みどり/時吉佑一組は準決勝で敗退。女子シングルスの福原選手、平野選手も中国勢を崩せず準々決勝止まりでした。
渋井陽子選手が大阪国際女子マラソンへ向けて、昆明での高地合宿に出発しました。実業団駅伝では、それほど目立った走りはできなかった渋井選手ですが…。あれは、不調から脱しきれていないためか、それともマラソン練習の影響で単にスピードが鈍っていただけか、気にかかります。本人いわく「気合は入っている」とのこと。この合宿の成果やいかに?というところでしょうか。

12月20日
卓球の世界ジュニア選手権、ここまでの状況をお伝えしておきます。
女子シングルスでは、予選は福原愛選手、平野早矢香選手、伊藤みどり選手の3人が全勝で突破。花田麻里選手だけは、残念ながら1勝2敗で予選落ちしました。本選では、伊藤選手は2回戦で敗れましたが、福原選手、平野選手は準々決勝進出を決めています。ただ、ここで2人が当たるのが中国選手なんですよね。なんとか勝てればいいんですけどねー。また、ダブルスでは、平野/福原組が準決勝へ駒を進めています。
男子シングルスは村守実選手、水谷準選手、時吉佑一選手、岸川聖也選手の4人全員が予選を突破しましたが、村守選手と岸川選手は1回戦で、残る2人も2回戦で敗れ、全員が姿を消しました。ダブルスでは岸川/村守組が勝ち残っていて、準々決勝では韓国ペアと対戦する予定。勝てる可能性って、どれくらいなんでしょう…?
それから、混合ダブルスでは時吉/伊藤組が準決勝へ進出! あとひとつで決勝です。本当に卓球って福原選手だけじゃないんですよねー。
詳しいスコアは、卓球協会のページに載ってます。つーか、ここもそれを見て書いてます。HPで早めに情報提供してくれる競技団体は、ありがたいですねー。
イギリスオリンピック委員会の五輪医学研究所が行った調査によると、アテネ市内の大気汚染は相当ひどいとか。詳しい数値は省きますが、ヨーロッパで2番目に空気が悪いそうで、マラソンやトライアスロンの競技中に、選手の心肺機能への影響も懸念されるほどです。対策としては、ビタミンCやEを摂取することだそうですが…。
それにしても、工事は進まないわ、暑くて空気は汚いわ…では、全然いいところがないじゃないですか〜。五大陸を巡る聖火リレーとか、遺跡の中で行う砲丸投げだとか、派手なことをやるのもいいけど、基本的なことをもうちょいなんとかしてほしいです。

12月19日
卓球の世界ジュニア選手権、現地時間の18日からはシングルスとダブルスが始まっています。これを書いている時点でわかっている結果を、ざっと書いておくと…。
男女のシングルスは予選リーグが行われていて、男子の村守実選手は3勝、水谷隼選手は2勝1敗、岸川聖也選手は2勝、時吉佑一選手は1勝1敗。女子は福原愛選手と平野早矢香選手が3勝、伊藤みどり選手は2勝、花田麻里選手は1勝1敗となっています。また、混合ダブルスは、岸川/福原、時吉/伊藤、村守/平野の各組は3回戦へ進出していますが、水谷/花田組は2回戦で姿を消しました。
今のところは、順当に勝ち進んでいる選手が多いですけど、そのうち嫌でも強豪と当たることになるし…。中国勢と当たったときが勝負でしょうか?

12月18日
卓球の世界ジュニア選手権、女子団体決勝で日本は中国に1−3で敗れ、準優勝となりました。やはり、中国の壁は厚かった…。ただ、平野早矢香選手、福原愛選手が次々に敗れるなか、がんばったのが伊藤みどり選手です。なんと、アジアジュニアチャンピオンの李茜選手を相手に大接戦を演じ、終わってみれば3−1で快勝。卓球で有望なのは、福原選手だけじゃないんですねー。私も、名前だけは知っていましたが(というか、一度聞いたら忘れられないし)、こんなにやれる選手だったとは…って感じです。シングルスのほうも、この調子で行ってほしいですねー。
また、男子は3位決定戦で韓国に1−3で敗れました。メダルまであと一歩だったんですけどねー。
高橋尚子選手が、徳之島での合宿に出発しました。26日まで、約1週間滞在するとのこと。この期間中に、選考レースに出るのか出ないのか、答えを出すのでしょうが…。東京のレースを見たときは、ここまで長引くとは思ってなかったですね。どっちにしても、モヤモヤしたままで練習するよりは、すぱっと決めてから取り組んでほしいものです。
日本オリンピック委員会は、従来のように選手の肖像権を一括管理するのではなく、個別に契約する方向へ転換することになりました。これまで、「がんばれ!ニッポン!」などのCMに選手が出場した場合、収入はいったんJOCに入り、そこから各競技団体へ分配されていましたが、有森裕子選手を皮切りに、高橋尚子選手、室伏広治選手、田村(谷)亮子選手、北島康介選手などが次々と「一括管理からの除外」を申請し、彼らはある程度自由な商業活動ができるようになっています。このような流れから、JOCとしてもこれまでの「一括管理方式」を続けることはできない、となったのでしょうか。
新しい計画では、肖像権をいったん選手に返還したうえで、各選手と任意で肖像権管理の委託契約を結ぶ…とのこと。つまり選手はここで、JOCと契約するか、自由に商業活動をするか、選べるということですよね。ただし、JOCと契約しない選手には、スポーツ振興基金からの個人助成は支給されないそうです(最高で年480万円とのこと)。ついでに、協力度によって各競技団体へ配分される強化費の比率が決まるらしく、こうなるとある程度はJOCと契約しないと…ってことになるんでしょうか。
なお、具体的な計画は来春までに、JOCと電通によって作成される見込みです。入札の結果、電通が4年間の権利を獲得したそうです。

12月17日
シンクロの五輪予選に向けて、日本代表が発表されました。今回選ばれた9人は、全員がバルセロナでの世界選手権に出場した選手。来年4月にアテネで行われる五輪予選で、団体7位に入れば出場権が獲得できるのですが、日本がこれを逃すことは考えにくいし、事実上、五輪代表が決定したことになりました。
以下に、代表選手の名前を挙げておきます。
立花美哉、武田美保、米田容子、北尾佳奈子、原田早穂、鈴木絵美子、巽樹里、藤丸真世、川嶋奈緒子。
これからこの9人で、あの凄まじい練習が繰り広げられるんだろうなぁ…。
卓球の世界ジュニア選手権、女子団体で、日本が決勝進出を果たしました。準決勝はチェコを相手に3−1で快勝。決勝では、最強・中国に挑みます。ただ、同じく順調に勝ち上がってきた男子は、残念ながら準決勝で台湾に0−3で敗れ、韓国との3位決定戦に回ることになりました。
来年1月25日に行われる、注目の大阪国際女子マラソンの招待選手が発表されました。陸連のサイトに詳しく出ていますが、エントリーするだろうと思われていた有力選手はほぼ全員、入ってますね。渋井陽子選手、千葉真子選手、坂本直子選手、弘山晴美選手、小崎まり選手、大南博美選手、小鳥田貴子選手、山中美和子選手…。これは、どう考えてもかなりのハイペースになりそう。
しかも、最初はつける予定だったペースメーカーも、東京との公平性を保つため「なし」と決定(大阪、名古屋、両方とも)。これで、少しは選考もすっきりするかも?
競泳の萩原智子選手が、来年4月の日本選手権に出場する意向を明らかにしました。100m自由形、200m背泳ぎ、200m個人メドレーの三つの種目で日本記録を持つ萩原選手ですが、昨年のパンバシ水泳で過呼吸を起こして倒れてからは、しばらく試合に出るのを避けていました。
でも、9月の国体には元気に出場。成年女子の100m自由形と200m個人メドレーを制して、「ほとんど完全復活」というところまできていました。
今回の「意向表明」は、だから、「完全復活を再確認」ぐらいに受け取ればいいのかな。パンパシでの過呼吸は、精神的なものが大きいみたいなので、リラックスして臨んで欲しいですね。休養中に、そちらのほうの成長も遂げていることを期待したいです。
バスケット女子のオーストラリア遠征も、この日で終了。2連敗のあと3連勝して波に乗ったかな〜と思ったのですが…。最終戦は71−77で敗れてしまいました。それでも、この遠征でいろんなチームと対戦できたし、その経験がきっと、来年1月のアジア選手権(兼五輪予選)につながるものと思っておきます。

12月16日
柔道は9月の世界選手権で、半分以上の階級の五輪出場枠を確保しています。残りの枠は、1.来年のアジア選手権1位の国、2.アジア大会と03年、04年のアジア選手権で獲得したポイントの合計が上位の国、がとることになっています(アジア枠は各階級につき男子5、女子3)。当然、1の条件については来年の試合が終わるまでわからないし、2についても来年のポイントを足してみるまでわからない…と思われていたのですが…。
ところがどっこい、世界選手権で枠をとれなかった5階級のうち、男子73kg級、男子90kg級、女子63kg級については、今年のアジア選手権が終わった時点で枠を確保できていたんだそうです。この三つの階級は、アジア選手権で優勝もしくは準優勝していて、ここでポイントを多く獲得できたのが効いたんでしょう。来年の同選手権でポイントがゼロでも、男子は5位、女子は3位以内になることが確定したそうです。
これは大変めでたい!ってところですが、でも、どうせならアジア選手権の終了時点で計算してくれてたら、もっとタイミングが良かったのに〜。でも、「来年まではわからない」と思い込んでいたのは私も同じなので、文句はいえないですけど(笑)。
というわけで、まだ枠を獲得できていないのは、男子66kg級と女子57kg級だけになりました。来年のアジア選手権での朗報を待ちたいです。
マラソンの藤原正和選手の復帰戦は、元旦のニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝)となりそうです。藤原選手は世界陸上を直前で回避して以来、ケガの治療に専念してきましたが、ようやく14日の日体大記録会でレースに復帰。ここで29分11秒とまずまずの走りができたことから、元旦出場が濃厚となったようです。
藤原選手本人のHPにも、少し前に「ニューイヤーには出たい」みたいなことが書いてあったんで、まずは順調に回復していると思っていいんでしょう。そして、元旦に走るからには当然、3月のびわ湖が念頭にあるわけですから…。なんとか出られるまでに、調子を上げていってほしいものです。
卓球の世界ジュニア選手権、団体の日本は男女とも準決勝に進出。女子は予選リーグを3戦全勝で突破し、準々決勝では韓国を3−0で下しました。韓国も、そんな弱くなかったような覚えがあるんですけど…。今のジュニア日本女子なら、ストレートで勝っちゃうんですね〜。そして、男子も負けじと?、予選リーグ全勝、準々決勝もフランスに3−1で勝利。こうなったら、どちらも決勝に行ってくれればいいですねー。
女子マラソンのマーガレット・オカヨ選手(ケニア)が、来年4月18日に行われるロンドンマラソンに出場することがわかりました。オカヨ選手といえば、五輪の優勝候補にも名前が上がるランナー。だけど4月に走って、アテネの8月に間に合うのでしょうか? ちなみに、去年のこの大会で2時間15分25秒の驚異的な記録をマークしたラドクリフ選手は、アテネ優先と決め、こちらには出ないことになっています。五輪を見据えるなら、そのほうがいいんですけどねー。大丈夫かな…?
今月22日のレスリング全日本選手権の最終日は、天覧試合として行われることになりました。天皇、皇后両陛下は、女子55kg級などの決勝3試合を観戦されるとのこと。さすが、金メダルの大量獲得が期待される種目だけありますねー。しかも、女子55kg級といえば吉田沙保里選手と山本聖子選手、この2人の「激戦区」ですから、見応えある試合になること間違いなし!
女子バスケットのオーストラリア遠征、第5戦は87−58で快勝しました。これで3勝2敗となって、調子はかなり上向き?
ギリシャ政府によると、アテネ五輪の多くの施設は、終了後も残しておくことになるそうです。目的は「ギリシャのスポーツ振興」とのこと。野球場も、「ギリシャ野球連盟の強い要望」があって、どうやら取り壊されずにすみそうです。
もともと野球の廃止案は、専用の施設が必要なうえに、大会が終わってからほかの競技に使うこともできない…ってことから出てきたと思うんですけど(世界的に普及しているわけではない、というのもありますが)、ギリシャで今後野球が少しでも発展すれば、「五輪が終わってからも、こんなに使われてるんだぞ〜」というアピールにはなるかも。
そのためにも、ギリシャチームにはがんばってもらって、国内の野球熱を高めて欲しいものです。もちろん日本チームは、レベルの高いゲームを披露して、野球のおもしろさを伝えて欲しいですねー。

12月15日
ホノルルマラソンで、日本の早川英理選手が優勝しました。成蹊大の4年で22歳とのことですが、正直いって全然知らない選手です。でも、暑いハワイ(いくら12月でも、「涼しい」ことはないでしょう)で2時間31分57秒という記録は、かなりのレベルですよね。コースもかなりきついそうだし。このあと、国内のマラソンに挑戦したら、「台風の目」になるかも?
卓球の第1回世界ジュニア選手権が開幕。この日は男女の団体1次リーグが行われて、日本は男女ともベスト8進出を決めました。ちなみに代表メンバーは、女子は福原愛選手、平野早矢香選手、伊藤みどり選手、男子は岸川聖也選手、村守実選手、時吉佑一選手で、当然ながら期待の若手ばかり。世界で、もう1ランク上に行くためには、彼らにがんばって欲しいところです。
オーストラリア遠征中のバスケット女子日本代表は、この日も77−71で勝って、通算成績を2勝2敗としました。相手はオーストラリア女子リーグ2位のチームだそうで、やっと日本チームもエンジンがかかってきたんでしょうか?
世界情勢は今、「激動」って感じになってますが、アテネ五輪で怖いのはやはりテロ。これに対して、日本選手団は厳戒態勢で臨むことが明らかになりました。別行動をとる選手(選手村に入らない人、という意味かな?)なども警備するとか、選手団が現地入りするさいは、直行便をチャーターするとか、けっこう大がかりなことになっているようです。ソルトレークシティー五輪のときの危機管理プロジェクトも再度立ち上げるそうで、いろいろとご苦労様ですよね。こういうのってどんなに努力しても、なにも起こらなくて当然で、なにかあればそれこそ袋だたきにされる、損な役回りなんですよね。本当に大変です。

12月14日
シンクロナイズドスイミングの日本代表最終選考会が行われ、立花美哉選手が1位、武田美保選手が2位となりました。まあ、この2人が頭ひとつ抜けてるのはわかってるんですけど、そろそろ迫るような選手も出てきてくれないと…とは思いますね。
とまあ、それはさておき、この日の上位9人が五輪予選(来年4月)のメンバーとなることは確実で、その予選で7位以下に落ちることはまず考えられないから、事実上シンクロの五輪代表は決まったようなものです。世界選手権ではロシアに遅れをとってしまいましたけど、アテネではぜひ、シドニーの雪辱を!と期待したいです。
全日本実業団対抗女子駅伝は、三井住友海上が2年ぶり三度目の優勝を果たしました。なんというか、「やっぱりなぁ」という感じです。駒が揃ってますからねー。
いつもならここで、ダラダラとレースの展開を書きつづるところですが、今回は中継も見てないし、当然ビデオにも録ってない(すみません、フィギュアに気をとられて、忘れ去ってました)。目にした映像はといえば、スポーツニュースがすべてです…。しっかり見ておいて、「大阪国際女子マラソンの展望」なんてことも考えなきゃいけなかったんですけどねー。
とりあえず結果から、エースの集まる3区に注目してみると…。福士加代子選手は3位、渋井陽子選手は7位。福士選手にはやはり、ここで区間賞をとってほしかったですねー。渋井選手も、マラソンのトレーニングを積んでいる最中とはいえ、もう少し上の順位でも良かったような気がします。来月の大阪国際、大丈夫なのかなぁ…?
福岡国際女子柔道、この日行われた4階級のすべてを、日本選手が制しました。優勝者は、48kg級…北田佳世選手、52kg級…佐藤愛子選手、57kg級…植田裕子選手、無差別級…塚田真希選手。このなかで、52kg級の結果はちょっと意外でしたね。世界選手権銅メダルの横澤由貴選手が、決勝で敗れてしまうとは…。世界選手権でメダルをとっても安泰じゃない…というところが、層の厚さの証明でしょうか?
オーストラリア遠征中のバスケット女子日本代表が、3戦目でようやく勝ってくれました。ここまで2戦2敗で「大丈夫なのかなぁ…」と危ぶんでいたのですが、なにはともあれ勝てて良かったです。ただ、92−65というスコアから見て、相手チームはそんなに強くなかったのかな? でも、正直「どこにでもいいから勝って!」って思ってたので、ちょっとホッとしてます。
高橋尚子選手が再度選考レースに出場するかどうかが、今月中には決まりそうです。小出監督によると、12月下旬に行う徳之島での合宿期間中に、高橋選手と話し合うとか。高橋選手は現在は休養中ですが、監督が「(合宿で)今年中に走れる体を作ろうかと思っている」と話していることから、いちおう心づもりはしているようです。そろそろ、タイムリミットは近づいてきている…かな?

12月13日
福岡国際女子柔道が開幕し、初日は4階級が行われました。この日、注目を集めたのは、世界選手権70kg級金メダルの上野雅恵選手と、63kg級の上野順恵選手の上野姉妹。実力には折り紙付きのお姉さんはもとより、妹さんのほうも最近は評価が急上昇中です。世界選手権はあと一歩のところで代表入りを逃しましたが、この日は、その日本代表・谷本歩実選手を破って初優勝を果たし、実力をアピールしました。このところの好成績から見ても、五輪切符をかけた争いで、妹・順恵選手が谷本選手を一歩リードしたんではないでしょうか。同じく、今回優勝した姉・雅恵選手とともに、五輪代表となる可能性が高くなってきました。
それから、78kg級は阿武教子選手が、終了まぎわにポイントを挙げて8回目の優勝。さすがに強いですねー。アテネは当確だと思いますが、彼女の場合、問題はその先かも…。なんせ、これまで五輪には2回出場して、2回とも初戦敗退してますからねー。一度目は若かったし、しかたがないところもありますが、二度目は…やっぱ、あそこで負けちゃイカンよなーって感じでしたからね。課題はやはり、精神面かな?
また、最重量の78kg超級に出場した塚田真希選手は3位でした。
卓球の五輪アジア予選会、女子シングルスの出場枠が「1」とされたことで、出場するのは福原愛選手だけと決定しました。卓球の女子シングルス五輪代表には、すでに梅村礼選手と藤沼亜衣選手が決まっていて(世界選手権の結果より)、残りの切符は1枚のみ。今回、「アジア予選に出場できる人数=残り切符の枚数」と判明したことで、現時点で内定していない選手の中では一番ランクが上の福原選手が、出場することに決まりました。アジア予選では上位7人が出場権を獲得できるそうで、福原選手がそこに入る可能性は、けっこう高いんじゃないでしょうか。。
また、ダブルスの予選にも福原選手を選ぶ方針だそうですが、残りの顔ぶれもちょっと気になるところです。
旭化成の橋口ヘッドコーチの解雇については、前日のトピックスでお伝えしましたが、橋口コーチの愛弟子・藤川亜希選手も旭化成を退社することになりました。彼女はチームのエースで主将。日本選手権10000m3位という実力の持ち主で、今夏の世界陸上へは惜しくも出場できなかったのですが、日本ではトップクラスのランナーとして活躍していました。
宗監督によると、藤川選手は「橋口コーチ以外の指導を受けるつもりはない」と言ったとか。秋田の実家に戻る…というのも、「とりあえず」って感じが強いし、今後どこかのチームに橋口コーチとともに所属…ということもあり得るのでしょうか? 来年の大阪国際女子マラソンに出場する予定だったこともあるし、今後の動向が注目されるところです。でも、絶対にこのまま終わりってことはない!と信じたいですね。

12月12日
オーストラリアに遠征しているバスケットボールの女子日本代表ですが、1戦目に続いて11日の第2戦でも、オーストラリアの国内チームに敗れました。しかも、スコアは79−80と、かなり惜しいところまでいきながら負けてしまった感じです。5月に日本で行われた、オーストラリア代表との試合では2勝1敗と勝ち越して、力の上がったところを見せてくれただけに、ちょっと残念ではあります。
旭化成陸上部の女子ヘッドコーチ、橋口良登氏が解任され、しかも「就業規則違反」で会社も解雇されていたことがわかりました。橋口氏はラララ陸上部の監督として、藤川亜希選手などを育てたのですが、ラララの廃部に伴い、陸上部ごと旭化成の女子部に移籍していました。
今まで女子選手の育成については、お世辞にも定評があるとはいえなかった旭化成も、これで少しは…と期待していたのですが…。残された選手を、ちゃんと育てることのできる人材がいるのか、かなり心配です。
それにしても、「就業規則違反」っていったいどういうことなんでしょう? 宗茂氏は、「具体的な理由は、私からは言えない」なんて、話してますけど。きっと、箝口令が敷かれてるんだろうなぁ…。
ギリシャ国民のアテネ五輪への関心が、半年前より低下しているそうです。五輪に「とても興味がある」と答えたのは21.2%(半年前から1.8ポイント減)、「ある程度興味がある」は34.7%(1.7ポイント減)。しかも、1年前との比較では、どちらも5ポイントほど下がっているとか。あと、五輪を「必ず観戦する」という人は、アテネ市内に住んでいる人でもたったの3.4%というから驚きです。私がアテネ在住だったら(ありえないけど)、毎日でもあっちこっちの会場を回って、朝から晩まで観戦してやるのに〜! 
ただ、日本でも長野五輪の前は「関心がない」という人が多かったのに、始まってみたらかなり盛り上がった…というのもあるので、ギリシャでも同じような状況になることを期待したいです。まあ、こんな時期から興味がある私のような人間は、世間にはあまりいない…ってことですかね(笑)。
アテネ五輪での警備計画の一部が明らかにされました。関連施設は大会45日前に点検を行い、それ以降に出入りする際は、認証カードをチェックされるとか。テロの危険性は増すばかりだし、警備に関わってる人にとっては気の休まる暇もないかも。

12月11日
アテネ五輪の聖火が日本にやってくるのは、来年の6月6日の予定ですが、その際、東京での主会場は東京都庁前広場になることがわかりました。日本オリンピック委員会としては、東京五輪の会場である国立競技場をゴールにしたかったそうですが、財政的な事情に加えて、東京都が事業主体となる…ということもあって、都庁前広場に落ち着いたようです。たしかに、東京五輪の会場でやるほうが「しみじみ〜」って感じになるとは思いますが、貸し切りのお値段はバカにならない金額なんでしょうねー。まあ、せっかくだから都知事にも出てきていただいて、盛り上げて欲しいものです。
ちなみに、聖火は6日に日本にやってきて、翌7日にはソウルへ行ってしまうのですが、たった1日の聖火リレーのために、約7000万円の予算が立てられているそうで…。「たかが火のついたトーチを運ぶだけ(それも1日)」なのに、やっぱ、そんなにかかっちゃうものなんですね。
五輪出場権がかかるアジア選手権を1か月後にひかえ、バスケットボールの女子日本代表チームは、オーストラリアに遠征しています。10日には現地のチームと試合を行ったのですが、残念ながら70−74で負けてしまいました。対戦相手も、オーストラリア代表が3人入っているとかで、そこそこ強いチームなんでしょうね。
この後日本チームは、17日までに6試合こなす予定とのこと。ここで調子を掴んで、本番に弾みをつけ、ぜひとも五輪出場権を勝ちとって欲しいですね。

12月10日
来年の1月2、3日に行われる、箱根駅伝のエントリーが発表されました。…とはいっても、これはまだ各校16人ずつのメンバーがわかっただけ。29日の発表で16人が14人に絞られ、各区間をだれが走るか、オーダーも判明することになります。ついでにいうなら、当日の朝のメンバー変更は可能なので、29日のときは重要区間にわざと「当て馬」を入れておく学校も多いです(やりすぎると、本当に補欠が必要になった場合、困ることになりますけど)。
今季は出雲駅伝を日大が、全日本大学駅伝は東海大が制し、「本命」といわれる駒大はまだ未勝利。毎回上位争いをしているのはさすがなのですが、途中でトップに立って、昨年までなら「これで決まり」という状況を作っても、そこから逆転されちゃうんですよねー。まあ、見ている側にとっては、強すぎる学校があるとつまんないので、この状況は歓迎すべきことなんですけどねー。
とりあえずは、29日のエントリー発表が楽しみです。
また、今大会から最優秀選手が選ばれることになったそうで、その選手には「金栗杯」が贈られるとか。「金栗杯」の名前は、箱根駅伝の創設を提唱した故金栗四三氏からとったもので、1912年のストックホルム大会から3回、マラソンで五輪に出場した選手です。毎年、その大会の「顔」となる選手はいるし、はっきりした形で賞が贈られるのはいいことかな? 過去の大会だったら、だれが選ばれてたかなーなんて、考えてしまいましたね。
全日本野球会議の全体会議が開かれて、アジア予選のコーチ3名(中畑清、大野豊、高木豊の各氏)をそのままアテネまで留任させることが決まりました。「メダル獲得に向け継続指導が必要」との理由。
また、長嶋監督は報道陣の質問に答えて、現在、各球団から2名まで…という人数枠を、撤廃したい意向を示しました。まあ、いい選手っていくつかの球団に固まってますからねー。
アメリカも韓国も出ない五輪で、ライバルといえばキューバくらい? こうなったら、狙うは金のみ…ですもんね。もしかしたら野球にとって、これで最後の五輪かもしれないですから…。
アテネ五輪の重量挙げ会場・ニケア五輪重量挙げホールで、こけら落としとなる大会が開かれました。地元ギリシャは重量挙げが強いのだそうで、シドニーでも2個の金メダルを獲得しています。5千人が収容できる会場には、多くの子供たちが招待されて声援を送ったとか。
でも、「準備の遅れ」が指摘されてるわりには、自国が強い種目の会場はさっさと作ってしまうんですねー。この調子で、柔道とレスリング会場への鉄道も、ちゃんと完成させてほしいですね。しかし、少し前の「できる」「できない」の騒動以来、情報がないのが気がかりです。まあ、IOCだって、そうそう監視ばっかしてるわけにもいかないんでしょうけど…。最後に「できる」と言い切ったアテネ側を、信じるしかないのでしょうか…?

12月9日
マラソンの五輪代表に内定している野口みずき選手が、今後の日程について会見を行いました。2004年は年明け早々の6日から、宮崎女子ロードレースのハーフマラソンに出場。春はトラックレースが中心で(4月後半から5月前半にかけて行われる、国内のサーキットに出場するのでしょう)、その後は、中国の昆明で高地トレーニングを行い、五輪直前はスイスのサンモリッツでの合宿となるそうです。野口選手によると、「ハーフとトラックではスピードを、合宿ではスタミナを強化。挑戦者として五輪に臨みたい」と語ったとか。順調に予定がこなせるよう、願っておきます。 
アテネ五輪で、古代遺跡の中での実施が決まった男女砲丸投げは、警備の都合で観客を1万5000人に制限するそうです。ちなみに観客は、芝生のスロープから観戦するとか。いかいせん「遺跡」では、さすがに警備を徹底させるのも難しいのでしょう。
それにしても昔のギリシャ人は、どんなふうに観戦してたんでしょうねー。観客席って、あったのかなぁ…。そのへんも、再現してくれたらおもしろいんですけどね。

12月8日
福岡国際マラソンで3位に終わった高岡寿成選手が、残る二つの選考会のいずれかに、再挑戦する考えであることを明らかにしました。来年は34歳。年齢的なものを考えれば、アテネがマラソンで五輪に出場する、最初で最後のチャンスでしょう。高岡選手本人も、「僕には4年後はないから」と言っているそうです。
短期間のうちにレースをこなすことに不安はあるかもしれませんが、それでも「出なければどうにもならない」のは事実。あえて参戦する高岡選手にエールを送りたいです。
いちおうレースは東京かびわ湖が残されているわけですが、高岡選手が照準を定めるのはどちらでしょうか? 報道では「びわ湖に決まり」みたいな感じで書かれてますけどねー(まあ、準備期間を考えれば、当然ともいえますが)。びわ湖で、今回実現するはずだった藤田選手との戦いが見られるのは、かなり楽しみかも。

12月7日
福岡国際マラソンは、大本命・高岡寿成選手が後半に失速。ダークホース(といっては失礼ですが…)・国近友昭選手が2時間7分52秒で優勝し、アテネに向けて大きく前進しました。くわしくは「陸上競技観戦記」のページでどうぞ。
ハンドボールの女子世界選手権、日本はノルウェーに19−33で敗れて、予選リーグでの敗退が決定。これで、日本の五輪出場は消えました。ただ、善戦はしてくれたようだし、今後に向けていい経験ができたのではないでしょうか。残るウクライナ戦でも、力を出し切ってほしいです。
体操の中日カップ、最終日は男女の種目別が行われました。さすがにここでは、鹿島丈博選手が、世界選手権2冠の実力を見せつけた…というところでしょうか? あん馬と鉄棒の2種目ではしっかり優勝。スポーツニュースでちらっとだけ見ましたが、あいかわらず美しい演技でした。鹿島選手はゆかでも2位になったのでちょっとびっくり。ゆかって、得意でしたっけ?って感じです(点は低かったですけど)。また、冨田洋之選手はつり輪で2位、鉄棒で3位、塚原直也選手は平行棒2位、あん馬3位、つり輪5位、笠松昭宏選手は跳馬、鉄棒、平行棒で4位、ゆかは7位でした。
女子はホルキナ選手が跳馬で優勝。ただし、平均台は2位、段違い平行棒は3位と、全体に調子はイマイチだったようです。特にゆかは、日本の石坂真奈美選手よりも下の5位で、「なにをやらかしたんだろう?」と思ってしまいました。日本勢は大島杏子選手が跳馬と段違い平行棒、石坂選手がゆかと段違い平行棒で4位に入ったのが最高でした。
トライアスロンの世界選手権、日本勢のトップは男子が田山寛豪選手の20位、女子は中西真知子選手の25位でした。
卓球の女子アジアカップ、梅村礼選手は準決勝で中国の范瑛選手に、3位決定戦でも帖雅娜選手(香港)に敗れて4位にとどまりました。福原愛選手は5〜8位決定戦の初戦で、前日に梅村選手に敗れている王珊選手に負けて、結局7位となりました。3−4と善戦したんですけど、あと一歩及びませんでしたね。以下、藤沼亜衣選手は10位、末益薫選手は14位でした。

12月6日
7日には、注目の福岡国際マラソンが行われます。いうまでもなく、アテネ五輪マラソン代表の選考会に指定されている、最初の大会です。
出場選手のなかで最も期待が集まるのは、当然ながら日本最高記録保持者の高岡寿成選手でしょう。早くからこの大会への参戦を表明し、順調に調整を続けてきました。ペースメーカーの設定タイムに「遅い」と不満を漏らすくらいの仕上がりだそうで、こうなると、期待するなといわれても無理ですよね。
ほかの選手に関しては、先日エントリーが発表されたときにも書いたんですけど、世界陸上12位の尾方剛選手、2時間9分台の記録を持つ諏訪利成選手などが、対抗馬となるでしょうか? でも、高岡選手が絶好調なら、勝つのはかなり難しいでしょうねー。それから、今は城西大のコーチが本業の(はずの)櫛部静二選手や、安定感のある間野敏男選手にも地味に注目。あと、小島忠幸選手にはがんばってほしいのですが、スタミナが切れてトップ集団から離れていくのが目に見えるようで…。あまり期待をかけないように応援することにします。
体操の中日カップ、初日は男女の個人総合が行われました。男子の優勝は、世界選手権個人総合銅の冨田洋之選手。スポーツニュースでほんの少しだけ映像を見たのですが、なかなか安定した演技を見せてくれたみたい。2位は塚原直也選手で、顔面を強打したんではないかと思われる、鉄棒での着地失敗が痛かったようです(本当に痛かっただろうなぁ)。また、世界選手権種目別2冠の鹿島丈博選手は5位でした。女子はロシアのホルキナ選手が貫禄勝ち?しました。
北九州市で始まった卓球の女子アジアカップ、福原愛選手は準々決勝で中国の范瑛選手に敗れました。范瑛選手は世界ランク21位。中国勢でなければ、もっと上のランクの選手にも勝てるんですけどねー。また、すでに五輪代表に内定している梅村礼選手は、準々決勝で王珊選手(中国・世界ランク44位)に勝ってベスト4入り。準決勝では、福原選手を下して勝ち上がった范瑛選手と対戦します。福原選手が2−4で負けた選手を相手に、梅村選手はどんな戦いを見せてくれるでしょうか。

12月5日
テコンドーのアテネ五輪世界予選が始まりました。日本からは4選手が出場しているらしいのですが、情報がほとんどネット上に存在してない…。分裂問題はまだ解消していないのですが、いちおう今回の派遣は、新たな統括団体となるべく誕生した「全日本テコンドー協会」が行っているそうです。だけど、まだできてから日が浅いので、公式サイトを作るまでには至ってないのでしょう。
というわけで、4人全員の名前はわからないのですが、初日の日本勢の結果だけは判明してます。男子58kg級には相原儀雅選手、女子49kg級には畠中恵美選手が出場しましたが、残念ながら両名とも五輪出場枠を獲得することはできませんでした。どこまで勝ち進んだか…とかは、全然わからないんですけどね。
それにしても、残りの2人ってだれなんでしょう? 岡本依子選手(シドニー銅)は、出ていないようですが…。いいかげん、しっかりした公式サイトを作ってほしいです。…つーか、早くまともな団体になってほしいですね。
ところで、今回の結果を知ろうとあちこち検索してたら、分裂問題がなぜ起きたか…を解説してあるページを見つけてちょっとびっくり。みっともないケンカを繰り広げてるトップの2人って、本当にテコンドーには縁もゆかりもない人たちなんですね。自分たちが競技者でもなんでもないから、選手が試合に出られない事態になっても平気なのかなー。しかし、こんな人たちにトップをまかせなきゃならない競技団体って、かなり不幸かもしれません。
陸上の砲丸投げを古代遺跡で行う、という案が国際オリンピック委員会に承認され、実施が本決まりになりました。競技が行われるのは18日で、表彰式は通常の五輪スタジアムになるそうです(20日)。いつも、日本ではほとんど注目されることのない砲丸投げですが、このときばかりは映像つきで放送されそうですねー。
新種のステロイド登場をうけて、水泳のほうでも、7月の世界水泳で採種した検体を再検査していましたが、国際水泳連盟によると、結果はすべて陰性だったそうです。とりあえずは、水泳には汚染は進んでない…と見ていいんでしょうね。
男子マラソンの元世界最高記録保持者、アメリカのハヌーシ選手がアテネ五輪出場を断念。太もも裏を痛めたせいで、アメリカの代表選考レースに出られないんだそうです。「耐久レース」を高速ランナーがどう走るか、けっこう興味深かったんですけどねー。
アテネ五輪を最後に引退…と報じられていた、体操のホルキナ選手(ロシア)が、一転現役続行を示唆。現在、中日カップ出場のため来日しているのですが、名古屋市内での会見で「競技を続けるかもしれない」と語ったそうです。美しい体操が今後も見られるのはうれしいことですが、現在24歳だから、体力的にはかなりキツそう。

12月4日
2日、ハンドボールの女子世界選手権が始まりました。この大会に急遽出場できることになった日本が、どこまでやれるか…。ちなみに、五輪出場権は5か国が得ることができます。
現在は1次リーグが行われているのですが、日本は初戦のチュニジア戦を30−24で、次のアルゼンチン戦も24−16で勝って、開幕から2連勝。ハンドボールで強い国はどこか…なんて、全然わからないんですけど、本来ならは出ることすらできなかった日本にすれば、上々の滑り出しでしょうか。ただ、3戦目はルーマニアに30−41で負けてしまったのですが…。
1次リーグ(予選ラウンド)は、AからDまでの四つのグループに分かれていて、各組6か国ずつ。総当たりで試合を行い、上位3か国が本戦ラウンドに進むことができます。とりあえず、その本選までは進まないと…ってところですね。
日本が次へ進むためには最低でも、ウクライナかノルウエーのどちらかには勝たないといけないのですが…。ヨーロッパの国って、やっぱ強いみたいなんですよねー。でも、健闘を祈りたいです。
日本レスリング協会によると、年末年始の恒例の「年越し合宿」を、今回は男女合同で行うことにしたそうです。趣旨は「人がやらないときに(練習を)やらないと、金メダルはとれない」だそう。でも、「新年の日の出に合わせ、海にも入って…」となると、想像しただけでも寒くて震えてしまいそうですけどね。
まあ、五輪の金を目指す年の、その1日目が練習で始まる…っていうのも、気が引き締まっていいのかも。
最近、アメリカ陸上界で巻き起こっているドーピング問題で、過去の同国陸連の対応に批判が巻き起こっているようですが…。そりゃ、自国の選手に陽性反応が出てても見逃したりしてたんですから、当然といえば当然でしょう。
で、アメリカ陸連としても、このままではイカン、ということでしょうか。協議の結果、自国の選手のドーピング違反が発覚した場合、一度目で永久資格停止処分を科すことにしたそうです。国際陸連の規定では、最初は2年間の出場停止、次に見つかればそこで永久資格停止となる…ということで、かなり厳しい対応といえそうです。
でも、最近のアメリカでのドーピング発覚は、あまりにも大規模すぎましたからね。過去の記録についても、疑いの目が向けられるのは避けられないだろうし…。薬物使用は相当蔓延しているみたいなので、厳しすぎるぐらいでちょうど良さそう。
国際オリンピック委員会のロゲ会長によると、五輪の競技施設は今後は縮小していくとのこと。といっても、競技や種目の数は現状維持(28競技、300種目)で、建物のほうを小さくするんだそうです。理由は「大会後に無用の長物が残るのを避けるため」だとか。すでにアテネも、シドニーより収容人員は減らしているそうですが…。
その是非はともかくとして、サマランチ元会長が拡大路線まっしぐらだったのと比べて、ロゲ会長になってからは正反対の方向に行ってますよね。トップが変わっただけで、こんなにちがうものなのか…という感じです。
性転換手術を受けた場合、変更後の性での五輪参加を可能に…との案は、結局来年2月の理事会に先送りされることになりました。どうやらまだ、細部を詰めるところまでは、行ってないみたいです。でも、自転車などではすでに、手術を受けた選手が世界選手権に出場しているそうだし、IOCとしてもきちんと対応する必要がある、ということなんでしょうね。

12月2日
1か月ほど前のトピックスに、「マラソンにランキングシステム導入!」と書いたのですが、どうやらこれが白紙に戻ってしまったようです。
この計画は、国際金融グループINGが新設を決めたもので、まず2年間で世界の主要16レースを指定し、選手が走ったなかで成績の良い3レースの結果を採用。得点化して順位づけし、男女を通じてランク1位となった選手には100万ドルが贈られることになっていました。ですが、指定された大会の主催者側に、事前になんの打診もなかったことで不満が噴出。計画は最初から見直しとなってしまいました。
結局のところ、ING側が先走って勝手にことを運んでしまったのが原因みたいですね。好成績を挙げた選手に見返りがあるのは、いいことだとは思うのですが、陸上の関連団体ではないINGが、なんの承認も得ずに決めてしまったのは、やはりマズかったのかも。
日本陸連が、末續慎吾選手を日本オリンピック委員会の特別認定選手として申請することを承諾。承認が得られれば、末續選手はCMに出演するなど、自分の肖像権を使った自由な商業活動ができることになります(ただし、JOCのスポンサーと競合しない業種で)。すでに数社からオファーは来ているそうで、そのうちテレビで見られるのを楽しみにしておこうっと。
もうひとつ陸上の話題です。来年の日本選手権の開催地が、鳥取市に正式決定。日程は6月4日〜6日で、ここで、アテネの代表の大部分が決まることになります。日本選手権、かなり盛り上がるんですよねー。鳥取なら、無理したら行けないことはないし…。現在、心が揺れてます(笑)。
工事の遅れが懸念されるアテネ五輪。五輪スタジアムに巨大な屋根をかける…という計画に、IOCは「それにより、ほかの工事が遅れるおそれがある」として懸念を示していたのですが、ギリシャ側はどうしても屋根を設置したいもよう。1日にはギリシャのベニゼロス文化相が、「来年4月末には工事は完了し、8月13日の開幕に間に合う」と明言したそうです。
ただ、言うだけならだれでもできますからねー。その言葉が現実のものとなるかどうかは、「神のみぞ知る」って感じですわ。ギリシャ神話の神様にでも祈っておいたほうが良さそう(建築関係の神様って、いるんかしら?)。
予定どおり実施するか、それとも代替地の検討に入るかで揺れていた、2006年のドーハアジア大会。が、アジア・オリンピック評議会の理事会で、とりあえずは予定どおり開催する…との方針を確認しました。アテネが同じように工事の遅れでゴタゴタしているだけに、こちらはどうなるのか気にかかるところです。
また、当初は行われないことになっていた野球とソフトボールについても、実施に向けて検討していくとのこと。五輪で存続するかどうかはアテネ後に決めることになっていますが、どちらにしても、アジア大会ぐらいは実施してほしいです。ただ、ネックは、やっぱり競技場なんでしょうねー。せっかく作っても中東じゃ、その後活用されることはなさそう。

12月1日
体操の種目別W杯DTB杯最終日、男子鉄棒で鈴木良太選手が9.700で優勝しました。鈴木選手は、先日の全日本で3位になっているのですが、昨年までの国内主要大会の成績は10位台が多く、それほど目立つことはありませんでした。現在25歳と、若手というわけではないし、それが今になってから伸びてくるなんて、競技者年齢というのは個人によって大きくちがうんだなーと実感しました。しかし、これでますます、アテネへ向けての争いが激化しそうです。
また、米田功選手はゆかで2位、鉄棒で4位と健闘。ゆかが得意な米田選手は、アテネメンバーからは外せない存在かも。
12月14日に行われる全日本実業団女子駅伝の、エントリーなどが発表されました。優勝候補筆頭は三井住友海上、対抗馬は資生堂、ワコールといったところでしょうか。でも、正直いって「どこが勝つか」よりも「だれが出るか」のほうに興味があります。なんせ、1月末の大阪と、3月の名古屋を走る選手が、揃ってエントリーしてますから。坂本直子選手、渋井陽子選手、弘山晴美選手、大南姉妹…。そして、マラソンには出ませんが、トラックの第一人者・福士加代子選手ももちろん出場します。だれがどの区間を走るのか、まだ陸連のページに載っていないので、はっきりとはわからないのですが、エース区間では特におもしろいレースが見られそうです。
卓球の松下浩二選手が、来年4月のアテネ五輪アジア予選に出場することになりました。1日付の世界ランキングで日本選手トップの44位となって、日本卓球協会が定めているアジア予選出場の条件を満たしたから…だそうです。女子では福原愛選手が、すでにアジア予選への出場を決めていますけど、男子は初めて。首尾良く枠を獲得してくれればいいのですが…。
なお、卓球の場合は基本的に、枠を獲得した選手=代表選手となります。出場したいなら自分で枠をとってこい、ってことかしら? でも、すっきりしてていいのかも。

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