2003年のトピックス           10 11 12

7月31日
競泳の日本選手団が帰国しました。ニュースで見ましたけど、さすがにすごい数の報道陣でしたね。まさに「フラッシュの嵐」って感じ。北島康介選手をはじめ、メダリストはインタビューされてましたが、みんないい顔してましたねー。「アテネをめざす」っていう決意が見えました。ただ、メダリスト以外では1人だけ、寺川綾選手がアップで撮影されてたのには、ちょっと笑ってしまいましたけど。カメラマンの趣味かい?と思ったりなんかして。
夜には、北島選手、ニュースステーションに出演してましたね。ふだんこの番組は見ないのですが、今日はおそらく…と狙いをつけて(笑)チャンネルを合わせてみたら、しっかり画面に大映しになってました(でも、ほかのチャンネルにも出演してたそうですね。どうせなら、いろいろ見てみればよかった)。
技術的なことも話してましたけど、最後に「プレッシャーのかかる大会のほうが好き」と言っていたのは、やっぱすごいと思いましたね。プレッシャーがかかるのはだれでも同じ。それを自分のなかでどのように消化するか、なんでしょう。まあ、それぐらいじゃないと、世界新なんて出せませんよねー。
ちなみに北島選手の次の試合は、9月に行われる静岡国体とのこと。今回ばかりは、会場も満員御礼、となるかも。
ソフトボールの日本代表チームが、イタリアに向けて出発しました。目的は強化合宿なのですが、前半の滞在先・メッシーナは五輪直前合宿の候補地。ギリシャに移動しての後半は、アテネで視察を兼ねた練習と、完全に「オリンピックモード」になってます。さすが、各競技のなかでいちばん最初に出場権を獲得した競技だけあって、準備のほうも着々と進んでますよね。
自転車の世界選手権トラック種目。昨日は結果を書くことができなかったので、第1日と第2日の途中までの分を取り上げておきます。
まずは初日の結果から。男子1000mタイムトライアルに出場した荒井崇博選手は18位。優勝はステファン・ニムケ選手(ドイツ)。男子1万5000mスクラッチの飯島規之選手は19位。フランコ・マルブリ(スイス)選手が2連覇を達成。日本選手はやはり、いい結果は出せませんでした。日本勢の出場していない女子2万4000mポイントレースは、オルガ・スルサレワ(ロシア)選手が3連覇を飾っています。
31日に行われたのは男子ケイリン。ご存じ、日本発祥の種目ですが、悲しいことに世界では全然勝てないという状況に陥っております。この日の1回戦も、突破したのは山田裕仁選手のみ。堤洋選手と吉岡稔真選手は敗者復活戦に回りましたが、ともに上位には入れず、準決勝進出は果たせませんでした。
このあとは、女子500mタイムトライアルに大菅小百合選手が出場しますが、果たしてどのくらいの結果を出してくれるでしょうか? 過剰な期待はせずに、でもしっかり注目はしておきたいと思ってます。
バドミントンの世界選手権は、男女シングルスの2回戦が行われました。女子シングルスでは第8シードの米倉加奈子選手に加え、森かおり選手も3回戦に進出。ただ、嶋田友紀選手は中国選手に逆転で敗れました。男子シングルスでは第11シードの山田英孝選手も勝って、3回戦へ進んでいます。
アテネの次の北京のほうも、準備は少しずつ進んでいるようです。北京五輪組織委員会によると、8月3日にはロゴを発表するそうで…。いったいどんな感じのものになるんでしょうねー。シンボルマークができれば、ちょっとはイメージしやすいかもしれませんね。

7月30日
自転車の世界選手権トラック種目が、ドイツのシュツットガルトで開幕しました。初日の30日は3種目が行われますが、日本勢はそのうち、男子1000mタイムトライアル(荒井崇博選手)と、男子1万5000mスクラッチ(飯島規之選手)に出場することになっています。
日本の自転車競技って、オリンピックでもあまり上位の成績はとれてないんですよね。メダルは96年アトランタの、十文字貴信選手の銅ひとつだけだし(男子1000mタイムトライアル)。いちおう「プロ」の競輪選手も出場してるんだから、少しぐらいはメダルに絡んでほしい…ですよね。
また、注目の大菅小百合選手が出場する女子500mタイムトライアルは、31日(日本時間だと1日未明?)に行われます。いきなり上位に入るのは難しいでしょうけど、できれば自己記録は更新してほしいかな。
バドミントンの世界選手権、第2日は男女シングルスと混合ダブルスの1、2回戦が行われました。
この日の結果をざっと書いておくと、勝った選手…(女子シングルス)米倉加奈子選手、森かおり選手、(混合ダブルス)今井紀夫/中山智香子組。負けた選手…(男子シングルス)舛田圭太選手、大束真也選手。…となっています。
ちなみに、私がバドミントンの選手で唯一名前を覚えている米倉加奈子選手は、第8シード。さすがに、けっこう上位にシードされてるんですねー。1回戦は順当にストレート勝ちしてるし、いいところまで勝ち進んでくれることを期待します。でもって、スポーツニュースで取り上げてもらえれば、バドミントンについて少しは知識も増えるかも?
アテネ五輪のサッカーの日程に、少々変更が出ています。先日は男子決勝の開始時間が2時間早くなることが発表されましたが、今回は女子のほうがかなり大幅に変わったもよう。3組に分けて1次リーグを行うことで、総試合数が24から20へ。それにともなって、決勝の日程も8月29日から26日へと繰り上がることになりました。目的が経費節減、というのがちょっと悲しいかな〜。
ついでに私も、五輪日程表を変更しておかないといけないので、「めんどくさ〜」と思ってしまったのでした(笑)。

7月29日
バルセロナでの世界選手権を終えた競泳の日本代表選手団が、そのままアテネ入りし、現地を視察しました。29日、まずはバスで選手村周辺を回り、続いて五輪のメーン会場へとやってきた日本の面々。ただ、ここでも何度か取り上げているように、アテネでは施設の建設が予定よりかなり遅れていて、「早くするよーに」とのお達しを度々もらっているのですね。水泳会場もその例にもれず、ただ今改修工事の真っ最中。当然、中に入ることはできず、外から雰囲気を確認するにとどまりました。水をたたえたプールなんかを目にできたら、選手たちも「来年はここで泳ぐんだなー」なんて、イメージしやすかったでしょうに…。まあ、アテネの地に実際に立てただけでも、ぐっと実感がわいてきたんではないでしょうか?
水泳が終わったと思ったら、もうバドミントンの世界選手権が始まっています。この大会、本来なら5月に行われる予定だったのですが、SARSの影響で7月に延期されていて、ようやく無事に幕を開けることができました。
大会初日の28日は、男女シングルスおよびダブルスの1回戦が行われて、男子シングルスでは第11シードの山田英孝選手が2回戦に進出。ただ、佐藤翔治選手はストレート負けしました。女子シングルスのほうは嶋田友紀選手は勝ちましたが、第14シードの田中美保選手は逆転負けとなりました。ダブルスは、男子の仲尾修一/坂本修一組、舛田圭太/大束忠司組、女子の山田青子/山本静香組がそれぞれ勝利を収めています。
ただ、考えてみたらバドミントンって、ふだんほとんど見ないんですよね。知っているのは米倉加奈子選手だけ、という知識のなさ(^^;)。これじゃ、アテネが開幕したときに困ること必至…というわけで、この大会期間中に有力選手の名前ぐらいは覚えておきたいと思ってます。

7月28日
柔道の世界選手権、男子無差別級の代表が決まりました。
これは、釜山アジア大会100kg級チャンピオンの鈴木桂治選手か、シドニー五輪・同級金メダルの井上康生選手の、どちらを無差別級の代表にするか保留となっていたもの。代表選考会の体重別選手権では、鈴木選手が井上選手を破って優勝したのですが、100kg級の代表の座は実績で勝る井上選手に。そして、その後の全日本選手権はというと、今度は井上選手が鈴木選手に勝って優勝を果たしています。
つまり、2人はともに、世界トップレベルというわけなんですね。ただ、それが運悪く同じ階級に重なってしまった…ということで、現在は先行する井上選手を、鈴木選手が激しく追い上げるという形になってます。
鈴木選手にしてみれば、本来なら体重別選手権で優勝した時点で、100kg級の代表になってもおかしくなかったのですが、実績の差で井上選手が選ばれ、ならば無差別級の代表を…と臨んだ全日本選手権では井上選手に完敗。結局無差別級の代表は保留となり、状況をみて鈴木選手か井上選手のどちらかに決める、ということになっていました。
そして今日、晴れて鈴木選手が代表に決定。二階級制覇を狙っていた井上選手にとっては残念な結果となってしまいましたが、私としては鈴木選手にもチャンスを与えてほしかったので、この決定は良かったなーと思ってます。ここでいい結果が出せれば、鈴木選手にはアテネに向けて階級変更(100kg超級)への道も開けるわけだし、やっぱり強い選手には活躍の場を与えてほしいと思います。
うまくいけば、アテネで金2個確保!なんていう「とらぬ狸のナントカ」を目論んでいる私なのでした。
アテネ五輪出場権がかかる、マウンテンバイクのアジア選手権と世界選手権。この代表選手が発表されました。アジア選手権で男子なら2位以内、女子ならトップになれば、出場枠が獲得できます。世界選手権は、成績が国別ポイントに反映され、今年末のランキングで枠が決まるので、ここでいい成績をあげたとしても即出場決定、というわけにはいきませんが。できれば日本(青森)で開かれるアジア選手権で、スッキリ代表の座を獲得してほしいものです。
なお、代表選手は以下のとおりです(五輪種目になっているのは、クロスカントリーのみ)。
アジア選手権(9月・青森)
クロスカントリー 男子…色川浩樹、竹谷賢二、野口忍、山口孝徳 女子…高橋いづみ、中込由香里、南部博子、真下正美
ダウンヒル 男子…内嶋亮、大島礼治、竹本将史、塚本岳 女子…猪俣浩子、末政実緒、増田まみ
世界選手権(9月・スイス) 
クロスカントリー 男子…鈴木雷太、宇田川聡仁 ジュニア男子…小野寺健、山本幸平 女子…南部博子
ダウンヒル 男子…内嶋亮、大島礼治、竹本将史 ジュニア男子…青柳修一郎 女子…末政実緒、増田まみ ジュニア女子…鴨下美穂
4X 男子…栗瀬 裕太女子…末政 実緒
こちらも五輪出場権がかかった、カヌーのスラローム世界選手権。ここで各種目10位以内に入れば枠が獲得できるはずだったのですが、残念ながらすべてそれ以下の成績に終わり、目標は果たせませんでした。次のチャンスは、来年4月にアテネで行われるW杯。これが五輪2次予選となります。
国内の団体が分裂し、アジア大会への選手派遣ができないなど、まるで「子供のけんか」のような様相を呈していたテコンドー。「日本テコンドー連盟」と「日本テコンドー連合」の二つに分かれていたのですが、先日、二つを統括する目的で、新たに「日本テコンドー協会」が誕生。それを受けて「連盟」のほうは、22日に解散手続きをとっていたことがわかりました。結局、今は「協会」と「連合」の二つが存在しているわけですけど、とりあえずは一本化に向けて動いてはいる…ということになるのかな? 部外者の私たちには、なぜに選手を犠牲にしてまでゴタゴタを繰り返すのかよくわかりませんが、いいかげん表面上だけでも丸く収めてほしいです。一本化については、8月のユニバーシアードが終わりしだい、話し合われるそうですが…。

7月27日
水泳の世界選手権第15日、最後を飾る男子400mメドレーリレーで、銅メダルを獲得しました! くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。

7月26日
水泳の世界選手権第14日、女子400mメドレーリレーが行われました。予選は順当に通過。ですが、決勝は思った以上に厳しかったですね。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
南部記念陸上が行われ、この日で世界選手権の代表がすべて出揃いました。予想どおりの種目もあれば、意外だった種目もあり。私としては、女子4×100mリレーに派遣が決まったのが、なによりもうれしかったですね。世界との距離はまだありますけど、世界の一流選手に混じって走れることは、得難い経験になると思います。その他、代表の氏名は、世界陸上のページでご確認ください。
そろそろ世界水泳も終わることだし、次はやっぱり「世界陸上」ですよね!

7月25日
水泳の世界選手権第13日、銀メダリスト山本貴司選手が100に登場しました。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
女子マラソンのリディア・シモン選手が、世界陸上を欠場することになりました。理由は調整不足。やはり、出産から1年弱では、トップレベルに戻すにはちょっと時間が足りなかったようです。たしかに、札幌ハーフの走りは、「まだ全然」って感じでしたもんね。これでは、世界陸上は出場したとしても、トップに絡むのは絶対無理だし、欠場は賢明な選択だと思います。いちおう、次のマラソンは年内には走りたい…という意向のようですが、アテネも控えていることだし、そのあたりにはベストに近い状態に仕上げてくるでしょうか?

7月24日
水泳の世界選手権第12日、北島康介選手、2個目の金メダル&二つ目の世界新達成! そして稲田選手、中西選手が銅メダル獲得! くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
マラソンの藤原正和選手が、合宿中の北海道士別市で会見を行いました。藤原選手は6月半ばから約1か月間、高地トレーニングのメッカ・ボルダーで練習しており、その成果は上々のよう。本人いわく「いい流れで来ている」そうです。目標に向かってきっちり計画を立て、それをこなしていける選手なので、この調子で世界陸上にもっていければ…と思います。ただ、五輪や世界陸上では、毎回オソロシイほどのサバイバルレースが繰り広げられるので、それにきちんと対応できるかどうかがポイントとなりそうです。
日本オリンピック委員会が、「ニッポン復活プロジェクト」で重点競技に配分する、約3億3000万円の内訳がわかりました。
 1.来年のアテネ夏季五輪と2006年トリノ冬季五輪でメダル獲得が有望。
 2.低迷している団体競技の復活。
以上の観点から、計17競技団体が助成対象になっています。
いちばん多いのが柔道で7200万円。やはり日本の金メダル獲得は、この競技にかかってるところがありますからねー。その次が、現在北島選手の世界新に沸く水泳の6050万円。以下、レスリング3400万円、スケート3100万円、陸上1700万円、野球およびソフトボールが各1450万円などとなっています。さすがに、どれもメダルが期待できる競技ばかり(あたりまえか)。せっかくの助成金、有効に使ってほしいもんですねー。
アテネ五輪の参加国・地域が、史上最多の201となりそうです。シドニーのときは199だったのですが、そこからさらに二つ増えたことになります。新たに参加するのは東ティモールとキリバス。東ティモールはともかく、キリバスってどこにあったっけ?と思ったら、太平洋に浮かぶ島々なんだそうで…。どういう種目に参加してくるんでしょうねー。開会式の衣装…じゃなかったユニフォームなんかも楽しみです。
なお、間に合えばイラクの参加の可能性もあるとか。これはなんだか、202に増えそうな感じもしますね。

7月23日
水泳の世界選手権第11日、男子200m背泳ぎで、山本貴司選手が銅メダルを獲得しました〜。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。

7月22日
水泳の世界選手権第10日、中村真衣選手はメダル獲得ならず。決勝でタイムを落としてしまったのが残念でした。また、バタフライの山本貴司選手が、好記録で決勝進出を決めています。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
アテネ五輪選手村の食堂でも、日本食が食べられることになりました。22日に、食堂運営でアメリカの企業との契約が発表されたのですが、メニューにはちゃんと日本食も入っているそうです。ちなみに料理人については日本から4人を採用するそうで、けっこうちゃんとしたものが食べられるかも? なんせ、食べ物は力の源ですから、日本選手の活躍のためにも、おいしいものを提供してほしいですねー。

7月21日
水泳の世界選手権第9日、北島康介選手がやってくれました。詳細は「世界水泳」のコーナーでどうぞ。
アーチェリーの世界選手権の女子団体で、日本がなんと銀メダルを獲得しました! これは、まさに快挙です。準決勝に進出しただけでもすごいのに、まさかそこでも勝つとは…。まったく考えてもなかったです。
さすがに決勝の相手・韓国は強すぎて歯が立たなかったですけど、これは無理のないところ。銀メダルはすばらしい結果です。
それにしても、試合の映像をぜひ見てみたいものですね。NHKあたりのスポーツニュースで、ちょっとでもいいからやってくれないかしら。

7月20日
水泳の世界選手権第8日、いよいよ競泳種目が始まりました。予想どおりの種目、意外な結果だった種目、初日からいろいろありましたねー。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
アーチェリーの世界選手権、第5日は個人戦の準々決勝から決勝までが行われました。日本の選手は残念ながら、だれもここまで駒を進めることができず。男子の優勝はイタリアのミケレ・フランジリ選手、女子は韓国の尹美進選手でした。なお、韓国女子は金銀銅を独占。さすがの強さを見せました。
現地ニューヨークの20日(日本時間20日夜〜21日朝)には、団体戦の準決勝、決勝が行われます。驚異の快進撃を見せて準決勝に進出した、日本女子がいよいよ登場。ここで決勝進出を果たせれば、凄い快挙になりますが…。とにかく、ベストをつくしてほしいですねー。
陸上男子110mハードルで、内藤真人選手が13秒47の日本新をマークしました。内藤選手は、この種目では日本でトップ。ただ、先日の日本選手権では3位に終わっており、世界陸上の代表内定には至っていませんでした。でも、この記録で追加の代表となる可能性は、かなり高くなってきたと思います。本番で同じぐらいのタイムが出せれば、相当いいところまで行けますからねー。

7月19日
水泳の世界選手権第7日、シンクロのチームで日本は銀メダルとなりました。ロシアの壁は厚い…ということで、くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
アーチェリーの世界選手権で、日本女子が快進撃を続けています。18日からは決勝トーナメントが行われていますが、そこでなんとベスト4にまで進出している、というのです。まず、1回戦でメキシコに勝ってベスト8入り。この段階で五輪の枠「3」は確保しました。これだけでも上出来なのに、続いての試合では、前回(2001年)の優勝国・中国から白星を挙げる大殊勲〜!
最初に行われた個人戦では、3人とも1回戦で負けてしまってるから、正直、団体戦にもまったく期待してなかったんですよね。まさか、4強入りするとは…。もちろん日本の女子が、五輪、世界選手権を通じて、団体でも個人でもベスト4に入ったのは初めてです。20日の準決勝ではフランスと対戦するそうですが、ここまできたら恐いものはないと思うので、のびのびと戦ってほしいですねー。
なお、アテネのほうは、今回のメンバー3人(松下紗耶未、川内紗代子、河崎由加里の各選手)が、そのまま代表に選ばれる見込みです。
ケガから世界陸上女子マラソンへの出場が危ぶまれていた松岡理恵選手ですが、19日に岡山で開かれた激励会で、「スタートラインに立ちたい」と明言。出場の意向を示しました。調子のほうは不明ですが、出ると決めたからには、レース当日までにできるかぎりのことをしてほしいですね。

7月18日
水泳の世界選手権第6日、シンクロのデュエットで日本の立花/武田組が銀メダルを獲得しました。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
アーチェリーも今、世界選手権が行われている(水泳だけじゃなかったのね)んですが、ここで男子日本勢が、めでたくアテネの出場枠「3」を獲得してくれました〜。
アーチェリーの出場枠のうち、この世界選手権で決まるのは男女とも46(1か国3名まで)。団体でベスト8に入った国は無条件で3枠を与えられ、開催国のギリシャも3枠、残りの19枠は個人戦の成績で決められます。
前日に行われた個人戦で、ベスト16に入った浜野裕二選手がまず枠を確保。この日の団体戦では、日本は決勝トーナメント1回戦で敗れてしまったのですが、ベスト8に入った国の選手を除くと、日本の2選手(山本博選手、古川高晴選手)はいずれも19人の中に入ってた…ということで、1か国最大枠「3」の獲得となりました〜。
なお、アテネに出場する選手に関しても、全日本アーチェリー連盟の規定で、枠を獲得した3人がそのまま代表になるもようです(詳細は連盟のHPに載ってます)。正式じゃないけど、代表選手もほぼ確定〜というわけで、まずは良かった!です。
ところで、山本博選手は現在40歳。五輪はなんと五度目の出場となるそうです。ロサンゼルス五輪では銅メダルを獲得している超ベテランの名選手。多少年齢が高くなっても続けられる競技とはいえ、それだけの長い間モチベーションを保ち続けられているのはすごいですよねー。

7月17日
水泳の世界選手権第5日、立花美哉選手は残念ながらメダル獲得はなりませんでした。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
男子ハンドボールの国際親善試合第1戦、日本はエジプト代表に34−28で先勝しました。日本は過去四度エジプトと対戦しているのですが、一度も勝ったことがなかったんですね。ここで勝てたのは大きいです。9月のアテネ五輪アジア予選に向けて、いい感じになってきたんじゃないでしょうか。
野球のアジア選手権(兼五輪アジア地区予選)の、日本代表候補選手33人が発表されました。全員がプロ選手で、12球団の、主に若手選手で構成されています。長嶋監督によると「今季の調子を優先した」のだとか。その調子の良さを、本番でもきっちり発揮してくれるでしょうか。…って、発揮してくれないと困るんですけどね。

7月16日
水泳の世界選手権第4日、シンクロ期待の新種目「フリールーティン・コンビネーション」で、日本チームが金を獲得しました〜! 感動と興奮の?テレビ観戦記ほか、詳細は「世界水泳」のコーナーでどうぞ。
また、前日に行われた男子3m板飛び込みの決勝で、寺内健選手が7位に入り、アテネへの出場権を獲得しました。
女子レスリングの世界選手権代表を決める最終参考試合が行われて、すべての代表が出揃いました。48kg級の高校生・坂本真喜子選手は、復帰した元世界チャンピオン山本美憂選手に判定勝ち。また、63kg級は伊調馨選手が代表となりました。
アテネでは、実施される階級が限られてて、上記の2階級と、あとは55kg級、72kg級だけなんですね。こちらについてはすでに決定済み(吉田沙保里選手と浜口京子選手)で、世界選手権で5位までに入れば、五輪出場枠を獲得できることになっています。はっきりいって、枠をとるのはもう「絶対条件」ぐらいのレベルなので、やはりここは、ひとつでも多く金を!というところでしょう。
また、今回だけ55kg級から59kg級に上げて臨んだ山本聖子選手も、代表に決定しました。ただし、五輪では実施されない階級なので、世界選手権が終わればすぐに55kg級に戻すとのこと。山本選手にとってみれば不本意な階級変更だったかもしれませんが、今回自分よりも大きな選手と戦うことで、また力をつけていってくれたらなーと思いますね。世界選手権は9月に、ニューヨークで行われます。
代表選手は次のとおり。48kg級…坂本真喜子、51kg級…伊調千春、55kg級…吉田沙保里、59kg級…山本聖子、63kg級…伊調馨、67kg級…斉藤紀江、72kg級…浜口京子。
肺炎のため延期となっていた、女子バスケットボールのアジア選手権(兼五輪アジア予選)の日程が、ようやく決まりました。来年の1月13日〜19日に、仙台市(場所は予定どおり)で行われるそうです。肺炎さえなければ、本当ならもう終わってるはずなんですけどねー。日本チームはかなり好調だったので、できれば変更なしでやらせてあげたかったなーと思います。まあ、事情が事情だけに、仕方ないんですけどね。
なお、男子のほうは9月23日から行われるそうです。
マラソンの早田俊幸選手が引退しました。故障が長引いたことで、「精神的にも肉体的にも限界」となったみたいです。マラソンデビューをしたころは、「ホープ誕生!」って感じで期待も大きかったのですが、いつのまにか結果が出せなくなって…。その後は、試行錯誤の連続でしたね。マラソンに専念したいから駅伝には出ない、とカネボウを退社。アラコに移籍し次のマラソンで結果を出すも、なぜかそこも退社。次にユニクロ→ホンダときて現在に至ります(記憶ちがいならお許しを)。
ただ、私には「やりたくない」という駅伝での早田選手の姿のほうが、印象に残ってるんですよねー。本当に強かったから。なんだか最後のほうは、やることなすこと裏目にでて、「大丈夫なんかな?」という感じだったんで、よけい昔の姿が印象に残ってるのかも。
今後は社業に専念するということで、すでにホンダでは普通の会社員として働いているそうです。指導者としてやっていく道をあえてとらなかったのも、一匹狼の早田選手らしい感じがしましたね。
つづいて、海外の陸上選手の話題です。先日は「引退しない」と発言したばかりの、キャシー・フリーマン選手(シドニー女子400m金)でしたが、やはりもう限界だったんでしょうか。結局は現役生活に別れを告げることになりました。地元開催の五輪で期待どおりに金をとり、すべてにおいて頂点を味わってしまった彼女には、競技に対する情熱を持ち続けることは難しかったのかもしれません。
それはそれでしかたのないことで、別に彼女のことを批判するつもりもないのですが、だからこそよけいに、頂点を極めてもなお次に向かっていく精神力の持ち主は尊敬してしまいます。たとえ競技力が落ちても「好きだから続ける」というコメントを聞いたりすると、すごくイイ気分になれるんですよね。
2012年の夏の五輪開催へ向けて、9つの都市が正式に名乗りをあげました。15日の締め切りまでに立候補を申請したのは、ロンドン、ニューヨーク、パリ、モスクワ、マドリード、ライプチヒ、イスタンブール、リオデジャネイロ、ハバナ。まずは来年5月に第1次選考が行われて、そこで正式候補地を選出。最終決定は2005年7月となります。どこになるかはまだ全然わからないけど、「好きな都市」じゃなくて、「日本に不利じゃない都市」に決まってほしい…と考えてしまう私です。

7月15日
水泳の世界選手権第3日は、シンクロのデュエット予選後半・フリールーティンが行われました。立花/武田組は2位は守ったものの、トップのロシアとはますます差が開いてしまいました。厳しいですね。また、昨日は書けなかったシンクロソロの予選後半も、立花選手は4位に後退。メダルは厳しくなりました。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
ボートのW杯第3戦の男子軽量級ダブルスカルで、武田大作/浦和重組が2位に入りました。W杯でのこの成績は、もちろん日本選手の過去最高です。シドニー以降、けっこう安定して好成績をあげているこのペア。このままいけば、アテネでもひっょとしてひょっとするかもしれないです(ちょっとワクワク)。また、男子軽量級かじなしフォアの日本チームも7位に入っています。 
陸上長距離の渋井陽子選手と土佐礼子選手が、中国・昆明での高地合宿に出発しました。肺炎騒ぎ以来ずっと自粛していましたが、ようやく思うように練習をこなすことができそうです。渋井選手が照準を合わせているのは、いわずとしれた8月の世界陸上。まだ代表に決定したわけではないのですが、日本選手権後の状況からみて、渋井選手が派遣される可能性は高いと思われます。また、土佐選手が狙いを定めるのは、11月の東京国際女子マラソン。高橋尚子選手との決戦に向けて、どれくらい調子を上げてきてくれるでしょうか?

7月14日
水泳の世界選手権第2日、シンクロの日本チームが見事な演技を見せ、トップに立ちました。これをきっかけに、日本チームが流れに乗れればいいのですが…。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。

7月13日
ついに始まった、世界水泳選手権。昨日の12日には開会式が行われ、そしてこの日から競技が始まりました。日本期待のシンクロ・ソロの立花美哉選手は、予選前半のテクニカルルーティンを終えて3位。デュエットも同じくテクニカルルーティンが行われ、立花/武田組は2位につけています。くわしくは「世界水泳選手権」のページでどうぞ。
同じく水泳の話題です。昨年のパンパシ水泳で過呼吸症候群を起こして以来、ずっと競技を休んでいた萩原智子選手が、国体予選に出場することになりました。エントリー種目は、100m自由形と200m個人メドレー。どちらも萩原選手自身が日本記録を持っている種目です、世界選手権が華やかに行われているその影で、着々と復帰へのシナリオは整いつつある…ってところでしょうか。絶好調時には及ばなくても、いい感じの出だしになればなあと思ってます。

7月12日
水泳の世界選手権も開幕目前。が、今日になって残念なニュースが飛び込んできました。飛び込みの大槻枝美選手がひじの故障のため、宮嵜多紀理選手とのペアで出る予定だったシンクロナイズド高飛び込みを、欠場することになりました。大槻選手と宮嵜選手は、前回の銅メダルペア。当然今回も期待されてただけに、かなり残念です。
ところで、テレビ朝日のスポーツニュースを見て驚いたのですが、現地の気温はなんと40℃にもなるんですねー。しかも屋外だから、水がお湯になって、下手したらプールというよりはお風呂になりそう…。まあ、最近はオリンピックも世界選手権もほとんど室内で行われているだけに、逆に新鮮な感じもしないでもないですけどね。
その世界水泳、次の11回大会はモントリオールに決まっているのですが、12回大会(4年後ですね)の開催地が、オーストラリアのメルボルンに決定しました。南半球ということは、またシドニー五輪のときみたいに9〜10月頃の開催になるのかしら?
ローマで行われた陸上のゴールデンリーグ、女子5000mに出場した福士加代子選手は10位となりました。タイムは15分9秒02ということで、悪くはないけど良くもない…ってところでしょうか。まあ、5000のほうは出るかどうかわからないし、本命はやっぱり10000mですからねー。あと、マラソン出場の可能性も出てきた小崎まり選手は15位。ただ、今は完全にトラック狙いの方向できてると思うので、これからマラソンに向けて調整していくのは難しそうです。
それから、男子200mではアメリカのバーナード・ウィリアムズ選手が優勝したのですが、そのタイムが20秒01。末續選手の20秒03は、今季世界2位の記録になっちゃいました。まあ、それでも凄い記録にはちがいないんですけどね。
アテネ五輪で、柔道の日本代表が使う練習会場が決まりました。アテネ市の東どなりに位置するビロナス市というところの、市営体育館だそうです。斉藤仁コーチによると、男女一緒に練習できる最高の環境だとか。また、9月の世界選手権に出場する男子日本代表の面々も、建設中の柔道会場や選手村を視察。「来年は絶対にここに来たい!」なんて、決意を新たにしたんじゃないでしょうか?

7月11日
世界陸上マラソン代表の藤原正和選手が、アメリカから帰国しました。パリでコースを下見したあと、その足でボルダーへ移動。本人いわく「110%の練習ができた」そうなので、手応えはあったのでしょう。なんでも、あのラドクリフ選手の練習方法も取り入れたとか。このあとは、北海道で合宿→ドイツ(フランクフルト)で最終調整→パリへ入る、というスケジュールになっていますが、なんとかうまく試合当日にピークを合わせてほしいです。
プロ野球のオーナー会議で、10月末からのアジア選手権(兼五輪予選)には最大限協力していくことを確認しました。また、北京五輪以降の存続が危ぶまれてる件については、今後、関係機関に働きかけていくとか。その姿勢はいいんですけど、どうせだったらシドニーのときからやってくれてたら良かったのに、と思いましたね。メダルはとれず、しかも廃止されるのでは…という事態になってからでは遅すぎです。
やっぱりオリンピックは、最高の力を持った選手たちが競う場であってほしいんですよね。ただ、アメリカは今のところメジャーリーガーを出すつもりはないみたいだし…。そういう姿勢のままだと、また廃止問題が再燃しそうです。

7月10日
自転車の世界選手権B、女子500mタイムトライアルで、大菅小百合選手が期待どおりに優勝を飾り、アテネ五輪の出場枠を獲得してくれました。しかも記録は、35秒709の日本新。走るたびに記録更新って感じです。
もちろん、今回はあくまで枠を獲得しただけで、大菅選手自身が代表に内定したわけではないんですけど、今の彼女のレベルからすれば、よほどのことがないかぎりアテネ行きは堅いでしょう。
ちなみにこの「世界選手権B」とは、国別のポイントで上位に位置していない国が参加できる大会です。つまり、日本の女子はまだまだ弱いってことなんですけど、それでもそこできっちり優勝したのはお見事。
今回の彼女の記録は35秒709、シドニーの優勝タイムは34秒140(当時の世界新、今はどうなのか不明 )で、3位が34秒768、8位(入賞圏内)が35秒486、ということで、あと少し世界とは差があるみたい。でも、この勢いを持続して、徐々にタイムを縮めていってほしいです。まずは、「B」じゃない本当の世界選手権で、ベストをつくしてくれれば…と思ってます。

7月9日
陸上短距離の末續慎吾選手が、世界陸上で100mに出場しない可能性が出てきました。今季は9秒台突入も期待されている末續選手ですが、本来は200mのほうを得意としています。先日の日本選手権では、今季世界最高の20秒03という驚異的な日本新を出して圧勝しました。もし世界陸上でもこの記録で走ることができたら、メダルの可能性はかなり高いものになります。
ただ、200mが行われるのは100mのあと。100のほうで準決勝や決勝にまで進出すると、3〜4レース走らないといけないわけで、それはかなり体力を消耗することになります。ならば、ここは200に懸けよう!ってな具合にもなるわけですよね。
今のところは、はっきり決めてはいないそうなので、高野進コーチと末續選手がどうでるか、楽しみにしておくことにしましょう。大会前に絶好調の状態なら200に絞るかもしれないし、そうでもないなら調整も兼ねて100に出場するかも…なんて、勝手に想像している私です(逆かもしれないけど)。
アメリカのほうでも、世界陸上の代表が決まっています。男子100m世界記録保持者のティム・モンゴメリ選手に、前世界記録保持者モーリス・グリーン選手。男子110mハードルのアレン・ジョンソン選手、女子棒高跳びの世界記録保持者ステーシー・ドラギラ選手、長〜く伸ばした爪でおなじみのゲイル・ディバース選手など、おなじみの選手も名を連ねています。さすがに陸上王国らしい豪華な顔ぶれで、どんな活躍を見せてくれるか純粋に楽しみですねー。唯一の不安は、TBSがまたとんでもないキャッチフレーズをつけないか…かしら(←可能性高し)。
アテネ五輪で新たに採用され、大量のメダル獲得の期待がふくらむ女子レスリング。この五輪出場枠がかかる女子世界選手権の代表に、55kg級の吉田沙保里選手と72kg級の浜口京子選手が内定しました。2人は昨年の世界選手権で、ともに圧倒的な強さを発揮して優勝。当然アテネでも、本命視されている選手です。
実をいうと55kg級にはもう1人、山本聖子選手という強い人がいるのですが、彼女はあえてひとつ上の59kg級に回ることになりました。理由は簡単で、「2人ともが55kg級だとメダルは絶対に1個しかとれない。それは、あまりにもったいない。なら、体重が重いほうを上の階級で出場させればいい」ということなんですね。うまくいけば、これで金2個…なんて胸算用もできてしまうわけです。ただ、これまでより重い選手と戦わなければならない山本選手は、若干不利になるかもしれませんが。
山本選手が挑む59kg級をはじめ、残りの5階級の代表については、16日の参考試合で決まります。
自転車の世界選手権B女子スプリントで決勝に進出し、アテネ五輪出場枠の獲得が期待された太刀川麻也選手でしたが、惜しくも優勝を逃し枠獲得とはいきませんでした。このうえは、500mタイムトライアルに出場する大菅小百合選手に、がんばってもらうしかないようです。9日に行われるはずだから、日本時間だと10日の朝には結果がわかってると思いますが…。

7月8日
自転車の世界選手権B、7日からはトラック種目が行われています。その女子スプリントに出場した大菅小百合選手ですが、対戦相手との駆け引きに勝てず、準決勝で敗退しました。予選の200mタイムトライアルでは1位だったので、走力はダントツなんでしょうけど、スプリントという種目は速ければいいというものじゃないですからねー。日本からもう1人出場している太刀川麻也選手は、さすがに経験豊富。しっかり決勝に進出しています。ここで優勝して、アテネ五輪の枠1をしっかりととってほしいもの。
なお、大菅選手にとっては、9日に行われる500mタイムトライアルのほうが本命レース。これはまさに、「速ければOK」な種目ですから、ね。
野球のアジア選手権開催決定を受けて、いろいろと情報が出てきました。きっと、すでに水面下では決まっていたことなのでしょうが、試合ができるかどうかわからないような状態では、発表できなかったんでしょう。
まずはアジア選手権でのコーチ陣が決定。ヘッド兼打撃コーチには中畑清氏、投手コーチに大野豊氏(現在、NHKで解説をされてますよね?)、内野守備コーチに高木豊氏の就任が承認されました。長嶋さんと中畑さんの組み合わせって、とてつもなくハイテンションになりそう(笑)。あとは、代表選手30人ですが、それもまもなく選出が終わりそうです。
また、アジア選手権で五輪出場権が獲得できた場合は、アテネに向けての最終合宿をイタリアのパルマで行うことになりました。長嶋さん自ら現地に出向き、「パルマが最適」となったとか。せっかく選んだところですから、是非とも本当に合宿ができるよう、気合い入れて戦ってほしいものです。
毎年11月に開かれている今年の東京国際女子マラソンも、今年で25回目。その記念イベントとして、市民マラソンを同時開催することになりました。通常、東京国際に出場できるのは女子300人まで。ですが今回に限っては、市民ランナー男女計2700人までが参加でき、合わせて3000人が東京の街を走ることになるそうです。女子は、選手も市民ランナーも同時スタート。男子はその15分後にスタートとなります。
このレースには、すでに高橋尚子選手が出場を表明しています。彼女がもしかしたら五輪出場を決めるかもしれないレースを、いっしょに走ることができたなら、なんだかすごい記念になりそうですね。
2012年の夏季五輪に、ブラジルからリオデジャネイロが正式に立候補することになりました。これまで、中米のメキシコでは開催されたこともありますが、南米はまだ一度もないんですよね。2010年がバンクーバーに決まったことで、北米はぐっと不利になりましたが、南米だったらそうでもないかな? 仮にリオで行われたとしたら、開会式は絶対カーニバル風になって、めっちゃ楽しくなりそうかも。

7月7日
自転車の男子個人ロードレースで、日本が五輪出場枠2を獲得しました。スイスで行われた世界選手権Bのこの種目で、岡崎和也選手が7位、田代恭崇選手が9位と、2人が15位までに入って枠を獲得。ちなみにシドニー五輪では、この種目の代表は1人だけだったので、それに比べるととっても順調ですよね。最終的には来年4月末のランキングで決まるそうですが、その成績次第で枠は最大で5まで増えるとか。7日からはトラックトラック種目が始まるので、こちらのほうでもいくつかとってくれることを祈りましょう〜。
千葉真子選手が、ボルダーへ向けて出発しました。かの地で高地トレーニングを積み、8月20日ごろにはアメリカから直接パリに入るそうです。いろいろなニュースで彼女の好調ぶりが伝えられてますけど、ここでいかに調子をピークにもっていくか…。まあ、そのへんは名将・小出監督の手腕を信じることにしましょう。すでにボルダーで練習を行っている高橋尚子選手とも、いい影響を与えあってほしいですねー。
新型肺炎の影響で開催が危ぶまれていた、野球のアジア野球選手権。五輪出場権がかかる大事な大会なのですが、肺炎のほうも落ち着きを見せているし、どうやら予定どおり行われることになりそうです。ここで決勝に進出すれば、その時点で五輪出場が決定。ライバルの韓国、台湾ともプロ選手がこぞって出場してくるでしょうけど、日本もそれに負けじと、ベストオーダーで臨んでほしいですね。なお、大会は10月31日に札幌で開幕します。
柔道の井上康生選手が、所属する綜合警備保障のテレビCMに登場します。内容は、井上選手が内またで相手を倒すシーンが中心とか。警備会社にはぴったり合いすぎて、想像すると笑ってしまいそうですが…。16日から全国で流れるらしいので、そのうちお目にかかれる日を楽しみにしておこうっと(笑)。
射撃のW杯男子ラピッドファイアピストルで、日本勢の最高は田沢修治選手の13位。残念ながら、五輪出場権獲得はなりませんでした。

7月6日
日曜の昼下がりは、マラソン観戦(ハーフですけど)が似合う…ということで、札幌国際ハーフマラソン。世界陸上マラソン代表組に注目が集まりました。くわしくは「陸上競技観戦記」のページでどうぞ。
札幌ハーフの結果を受けて、10月にポルトガルで行われる世界ハーフマラソンの日本代表が発表されました。男子…諏訪利成、奥谷亘、竹安昌彦、大島健太、前田和之。女子…原裕美子、高仲未来恵、萩原梨咲、野口みずき、小鳥田貴子。以上のようになっていますが、びっくりするのは野口みずき選手の名前が入っていること。世界陸上の代表としてアテネを走り、その1か月後にレースに出場とは、本当にものすごくタフな選手ですねー。でも、「ハーフの女王」としては、やはり世界「ハーフ」は自分が走らなきゃ!とでも思っているのかしら?
クレタ島で行われた陸上の競技会の男子ハンマー投げで、室伏広治選手が予想どおりの優勝を飾りました。記録は82m57で、先日の84m86の大記録には及ばなかったものの、なかなかの好記録。とにかく今の室伏選手は、まさに「絶好調」といった感じです。

7月5日
世界陸上マラソン代表の松岡理恵選手が、大会を欠場する可能性がでてきました。なんでも、左太ももの裏から膝の裏にかけて違和感があるんだそうで、今のところ満足な練習はできていないそうです。天満屋の武冨監督によると、今月中には欠場するかどうか決めるとのことですが、たぶん走り込みとかも不足してるだろうし、無理して練習するよりはスパッと決断したほうがいいのかも。
あと、補欠は小崎まりさんになっていますが、彼女は日本選手権の5000mで優勝し、今、A標準突破をめざしてレースを重ねている途中(Bは突破しているのですが)。もしマラソンで出場するのなら、なるべく早く練習を切り替える必要があります。つらいかもしれませんが、松岡選手にはできれば今月中ではなく、もっと早い段階でどちらか決めてほしいですね。
射撃のW杯の成績をざっと書いておきます。女子エアピストルでは、稲田容子選手がまずまずの9位に入り、福島実智子選手と与子田由紀選手は18位。女子ライフル3姿勢は相沢悠子選手が10位、源洋子選手は36位、佐々木亜子選手は39位でした。先日は、女子エアライフルで三崎宏美選手が優勝して驚かせてくれましたが、そうそうそんな活躍は望めるもんじゃないんだなーというのが実感です。

7月4日
競泳男子100m平泳ぎの世界記録保持者、ロシアのロマン・スロードノフ選手が、世界選手権を欠場することになりました。北島康介選手(200m平泳ぎ・前世界記録保持者)のライバルが減った…というのは、「金をとる確率」という面だけ見ればいいことなんでしょうけど、私としてはやっぱり強豪選手を破って、世界一になってほしいなーと思うのですが…。このうえは、是が非でも世界新を出して、有無を言わせない形で勝ってもらいたいです。
国際オリンピック委員会の総会で、五輪でメダルを獲得したチームは、補欠選手にもメダルが与えられることが決まりました。補欠といってもどの範囲までか…というのは、競技によってちがうみたいですが、いちおうサッカーの場合は、大会中に一度もピッチに立っていない選手でもメダルをもらえるそうです。そりゃ確かに、何ももらえないよりはいいと思いますけど、まったく試合にかかわってないのにメダルを渡される選手の気持ちには、ちょっと複雑なものがあるんじゃないでしょうか?

7月3日
アテネ五輪のメダルが公開されました。私としては、想像してたのとちょっと違う…って感じかしら(もっと重々しいのになるのかな、って勝手に思ってました)。それと、やけに「ギリシャ風」を強調してるのは、やっぱアテネ開催を機会に「ここが近代五輪発祥の地なんだぞ〜」ってアピールしたかったのでしょうか、ね。
なお、デザインは、アテネ五輪のページに行くと見られます。
そのほかにも、国際オリンピック委員会の総会ではいろいろ話題が出ています。
まずは、アテネ五輪の準備の遅れについて。競技会場はまだほとんどが建設中なんだそうで…。もう1年と少しに迫ってるのに、この調子で大丈夫なんかなーと思いますが、いちおう「日程は厳しいものの開幕には間に合う」らしいです(本当かな〜)。
あとは、始まったばかりの入場券の販売状況について。アテネ五輪組織委員会は、売れた59万枚のうちの8割以上がギリシャ国内、ということから「国民の五輪への情熱の表れだ」と強調。たしかに、情熱的ではありそうな国民性…には見えますねー。でも、その情熱でもって、準備のほうもちゃっちゃとやって!と思うんですけどね(笑)。
射撃のW杯昌原大会、女子エアライフルで三崎宏美選手が見事に優勝。アテネ五輪の出場枠を獲得しました。日本の女子選手がW杯のライフル種目で優勝したのは、なんと15年ぶりのことだそうです。私もまさか、射撃で「W杯優勝」なんて言葉が聞けるとは思わなかったですねー。アテネに三崎選手が出られるかどうかはまだわからないけれど、可能性は高いでしょう(ちなみに、シドニー五輪にも出場しています)。本番でもこの集中力を発揮してくれ〜なんて、期待しちゃいますね。
また、男子50mピストルの小林晋選手は13位、エアライフルの柳田勝選手と岡田貴之選手はともに15位でした。
ビーチバレーのワールドツアー、ノルウェー・オープンで、渡辺聡/白鳥勝浩組が予選を突破。今季初の本戦出場を決めました。ビーチバレー日本勢の成績は、シーズンはじめからどうもふるわず…って感じでしたけど、このあたりで調子をあげてくれれば、と思います。かなりの「希望的観測」になっちゃいますけど。

7月2日
陸上長距離のホクレン・ディスタンスチャレンジ最終戦、女子5000mは小崎まり選手が優勝。小崎選手は先日の日本選手権で、B標準を切って優勝しているのですが、A標準の突破はならずで代表入りはなりませんでした。今回も残念ながら突破できなくて、代表の座はまたもお預け。今季とても調子が良さそうな小崎選手だけに、なんとか世界陸上に出場してほしいのですが…。

7月1日
冬季五輪の開催地決定を控えて、国際オリンピック委員会の動きが活発になってきました。2日の総会を前に理事会が開かれてて、そこでいろいろと決まったみたいですね。
まずは、2008年北京五輪からの新種目のこと。自転車競技に男女のBMX(バイシクルモトクロス)が加わることになりました。これは、いろんな障害を自転車で越えていく種目、だったと思うのですが(ちがってたらお許しを)、五輪では同時にスタートした4選手が障害を通過しながらタイムを競う…という方式になるそうです。最近よくテレビでも取り上げられてるし、やっぱ人気なんでしょうねー。ただし男女1種目ずつ、計2種目が増えたぶんは、自転車競技のほかの種目を減らすことで帳尻を合わせるとか。消えてしまうのはいったいどれか、ちょっと気になるところです。
あと、全体の種目数に関しては徐々に削減したい…という意向のよう。このぶんだと、そのうちまた野球やソフトがやり玉に挙がるかも?
また、アテネ五輪から、メダルのデザインが変更されることも決まりました。実をいうと私も全然知らなかったのですが(^^;)、これまでは、裏側は開催都市が自由に決められても、表のほうはそうはいかなかったんですね。1928年のアムステルダム五輪以来ずっと、ギリシャ神話の勝利の女神ニケと古代の建物、の組み合わせ。それが、次回からは多少は変えられるみたいです。ただし、座ってた女神サマを立ち上がらせたり、競技場がローマ時代のものからギリシャ様式へと変更される…ぐらいなんですけどね。まあ、ギリシャ神話の女神様には、ギリシャ様式の建物のほうがふさわしい、ということで。新しいデザインは、2日に正式発表される予定です。
男子短距離のニューヒーロー末續慎吾選手が、熊本(地元ですね)で会見。世界陸上に向けての抱負を語りました。末續選手には記録の期待が大きいのですが、本人はむしろ、順位のほうを狙っているみたい。「メダルが欲しい」「歴史に名を残す走りができれば」という言葉からすると、かなり自信アリ、とみていいのかな? そりゃ確かに、日本人が陸上男子200mでメダルをとれれば、歴史的な快挙にはちがいないですからねー。

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