2003年のトピックス           10 11 12

11月30日
バレーボールのW杯最終日、日本はブラジルに3−0のストレート負けを喫しました。ブラジルはここまで全勝で、昨年の世界選手権チャンピオン。勝てるとは思っていなかったけど、健闘を見せてくれたイタリア戦とはうってかわって、かなり一方的な試合になってしまいましたね。
では、いつものとおり、「バレーボール大好き子さん」の観戦レポをどうぞ。
「あ〜あ、終わっちゃいました〜。
何が違うんでしょうね? 日本と世界の差って何なのか、よくわからないというのが正直な感想。ブラジルの攻撃は確かに早いし、レシーブ力も上だけど、それほどの違い、感じないんだけどな。
とにかく、皆さん、お疲れさまでした。
5月22〜30日の東京での最終予選、密かに観戦計画を練ろうかと思いはじめてます。管理人さんもよかったら、ご一緒にいかがですか?
弱いとか、世界ランクが低いとか、いろいろ言われて、バレーファンっていうのも、他のスポーツに比べたら少ないんだろうけど、でもでも、やっぱりバレーボールが大好き!」
うーん、本当に日本と世界の差って、どんなところにあるんでしょうねー。サーブ、レシーブ、その他すべての要素で少しずつ劣っているのが、全部加算されると大きな差となってしまうのかもしれません。この謎?を探るために、「バレーボール大好き子さん」にくっついて東京へ行ってみようかしら?
なにはともあれ、これでW杯は終了。ブラジルが全勝で優勝を飾り、2位はイタリア、3位はセルビア・モンテネグロで、日本は3勝8敗で12チーム中9位という結果に終わりました。せめて、あと1勝してほしかったなぁ…。
ちなみにアジア各国の成績は、韓国が6位、中国は10位。アテネへの一番の近道は、この2か国を倒すこと…みたいですね。
ソフトボールの「2003 JAPAN CUP」最終日、日本は今回もアメリカに勝つことはできませんでした。スコアは0−1。1回にタイムリーヒットを打たれて先制を許したのが、最後まで響きましたね。その後はアメリカの攻撃を封じ、日本もチャンスはあったらしいのですが…。アメリカ以外の国が相手なら、打線も爆発するんですけどねー。あと一息で勝てそうなのに、それが難しいんでしょうね。
新体操の全日本選手権、最終日は種目別決勝などが行われて、個人総合を制した村田由香里選手がフープ、ボール、リボンの3種目で優勝。クラブは中村八千代選手が勝って、村田選手の独占を阻止したって感じですね。
競泳の短水路W杯第2戦、女子50m背泳ぎで中村真衣選手は2位、女子50m平泳ぎの田中雅美選手は7位でした。
五輪出場の経験者で構成される世界組織「世界オリンピアンズ協会」の理事に、鈴木大地さんが選出されました。この組織は1995年に設立された…ということですが、どういうことをするのかイマイチ不明。でも、日本人が選ばれたのは初めてということで、鈴木さんにはこれから国際舞台でどんどん発言してってほしいもの。日本が活躍するとすぐルールを変えられてしまうのも、こういう場での発言力がないから、ですもんね。鈴木さんも活躍したらとたんに、バサロの制限という新ルールが作られてしまったし…。今後そういうことがないよう、本当にがんばってほしいです。

11月29日
バレーボールのW杯第10日、日本はイタリアに1−3で敗れました。これで日本は7連敗、通算成績は3勝7敗となりました。
…とまあ、負けたことは負けたんですけど、昨日の試合よりはずっと良かったんではないでしょうか。例によってダイジェストしか見ていないのですが、予想してたよりもずいぶんと接戦になったようですねー。21−25、25−27、27−25、20−25というスコアから見ても、一方的にとられたセットってないですもんね。
では、このへんで「バレーボール大好き子さん」に登場してもらいましょう〜。
「対イタリア戦、結構健闘してましたよね。今日のような試合展開なら、たとえ負けても、かなり満足度が高いのですけど。
しっかし、今日も、両方ともサーブミスが多くて、日本は伊藤選手が続けてサーブミスをして…。チームプレーのつらさで、失敗すると即相手の得点になるし、自分自身、みんなに迷惑をかけてるとか、全然戦力になってないとか、きっと自分でも悔しくて歯がゆかったんだと思います。
それが、あのブロックが決まって、タイムアウト時に思わず吠えてしまったんでしょう。何か見ててほろっとしちゃいました。
それから、第4セット目、加藤選手のスパイクのアウト判定、絶対納得いかない!!! そのあとすぐに映ったスローで、完全にワンタッチがわかるのに。今日の主審、ちょっと変! あんなに文句ばっかり言ってたイタリアには何も言わず、日本が抗議すると、即イエローカード。審判との相性ってのもあるのかなあ???(←絶対あります!!)
とにかく、明日が最終戦。それもあのブラジル! ここまできたら、もうのびのび楽しんでプレーして!」
そうなんですよねー。明日は全勝のブラジル。胸を借りるつもりで、ぶつかってってほしいですよね。
なお、今日までの結果により、ブラジル、イタリア、セルビア・モンテネグロが上位3か国となることが決定。よって、アテネ五輪出場権はこの三つの国が獲得しました。
ソフトボールの「2003 JAPAN CUP」、第1試合で日本は中国と対戦し、10−1で大勝しました。昨日は2−0と僅差だったので、この大量得点にはびっくり。何年か前までは中国との実力差はそれほどなかったと思うんですが、最近は断然日本のほうが強くなっちゃいましたね。ただ、残念なのが第2試合の日本×アメリカ戦が、雨で中止になってしまったこと。最終日にも、もう1試合は行われますが…。1試合でも多くやってほしかったです。
新体操の全日本選手権、女子個人総合で村田由香里選手が3連覇を果たしました。前日に行われた2種目では、ともにトップだった村田選手は、この日のクラブでも落下ミスがありながら最高点をマーク。リボンは演技の途中で結び目ができてしまって3位に終わりましたが、総合では圧勝。2位は横地愛選手、3位は中村八千代選手でした。

11月28日
バレーボールのW杯第9日、日本はフランスにストレートで敗れました。敗戦は予想されたことですが…。あまりにあっさりと負けすぎてしまった感じです。では、「バレーボール大好き子さん」(注:中垣内ファン)の感想を…。
「何か、アメリカ戦を思い出しませんでしたか? 技術的に、そんなに差を感じられなかったのは私の甘さ? でも、結局3−0でしたけどね。ボールに対する執着度が、またまた元に戻ってきちゃった。崩れはじめると、ガタガタガタといく悪いパターン。
それから、監督が指示を与えるのにコートサイドに立つのは、どうかと思いませんか? 以前、どこかの国の時もプレーの邪魔になってたし、今日は、田中監督、やってくれちゃいました。
それからそれから、解説の中垣内さん(キャッ!)もおっしゃってましたけど、アタックやブロックがきまったとき、もっともっともーっと喜んで欲しい。コートをグルグル廻って喜んでる選手が観たい! アドレナリンの放出が足りないんじゃない? だから、自分たち自身、盛り上がれないのかもね。」
とのこと。やっぱり、日本チームってあきらめが早いのね…。
29日の対戦相手は、ここまで8勝1敗のイタリア。「勝て」とは言わないけど、少しは意地を見せて欲しいですよね。
高橋尚子選手が「次のことはまだ決めていない」と、トークショーで発言。ただ、注目すべきは「大阪に出るか、名古屋に出るか、それとも二つとも出ないかの可能性は同じぐらい」と語ったことです。「出るなら名古屋」というわけでもないようですね。どうせなら、強豪ひしめく大阪に出てくれると、レースがめちゃくちゃおもしろくなりそうなんですけどねー。
競泳の短水路W杯第2戦、男子100m自由形予選で細川大輔選手が49秒02の短水路日本新をマーク。決勝は49秒28でで4着となりました。ここでもし予選の記録で泳いでたら…と思って調べてみたら、それでもやっぱり4着でした。ちなみに3着の記録は48秒61、優勝は47秒36…。やはり、トップの記録は「別世界」ですねー。
また、女子100m平泳ぎで、オーストラリアのリーゼル・ジョーンズ選手が1分5秒09の短水路世界新を記録。田中雅美選手5位でした。中村真衣選手は50mバタフライに出場しましたが、残念ながら予選落ち。でも、これは「バタフライ」だし、きっと調整かなにかの目的で出たんでしょう。本職の背泳ぎでの好記録を期待したいです。
新体操の全日本選手権第1日、3連覇を目指す村田由香里選手が、前半の2種目を終えてトップに立ちました。村田選手は、フープとボールの2種目とも最高点をマーク。世界選手権で五輪枠を獲得したのも彼女だし、日本国内では完全に「抜けた」存在になってますね。2位は横地愛選手、3位は中村八千代選手がつけています。
ソフトボールの「2003 JAPAN CUP」が開幕。初日は、日本×中国、アメリカ×中国の2試合が行われました。結果、日本は2−0で、アメリカはなんと11−2で、ともに中国に勝利。やはり、アメリカは強い…です。
イギリスの健康保護局はギリシャ政府から、炭疽菌などを使ったテロへの対策を依頼されたそうです。たしかに、最近のテロの報道を聞いていると怖すぎだし、対策はいくらしても、しすぎるということはないかも。

11月27日
女子レスリングの、ジャパンクイーンズカップの日程が決まりました。来年の2月23日と24日、東京の駒沢体育館で行われるそうです。12月末に行われる全日本選手権と、このジャパンクイーンズカップの両方で優勝すれば、その時点でアテネ行きが決定。優勝者が異なれば、4月のプレーオフで決着をつけることになります。
現在の実力からすれば、72kg級の浜口京子選手と63kg級の伊調馨選手はほぼ確定(この2人を破る選手が出てくれば、それはそれでおもしろいですけど)で、55kg級は吉田沙保里選手と山本聖子選手の、どちらが代表になってもアテネ金の最有力候補。唯一のウイークポイント48kg級は、坂本真喜子選手、山本美憂選手、伊調千春選手のうちだれが代表の座を手に入れるのか、非常に気になるところです。12月の全日本を見てみなければ、全然見当がつかないですね。
競泳の北島康介選手が、アメリカのアリゾナ州フラッグスタッフへ向けて出発しました。これから約半月あまりを高地トレーニングに費やして、来月16日には帰国。その後はナショナルチームの年越し合宿、続いてW杯出場と、もう休む間もなく…って感じのスケジュールになってます。この調子で4月の選考会まで持っていくんだろうなぁ…。そのときが楽しみです。

11月26日
アテネ五輪の聖火リレーの概要が、ついに発表されました。5大陸を回ること、過去の五輪開催都市が入っていること、などでかなり注目を集めていましたが、最終的には26か国33都市を巡ることになりました。
大まかな日程としては、まず来年3月25日(ギリシャ独立記念日で第1回五輪の開会式の日)にオリンピアで採火式が行われ、6月4日、シドニーから海外のリレーがスタート。6月6日に東京にやってきて、ソウル、北京、インドのデリーとアジア諸国を回ったあとアフリカへ。エジプトなどでリレーが行われてから南米に移動し、そこから北米、ヨーロッパときて7月初旬にギリシャへ戻り、最後にアテネへ…というようになっています。
ちなみに聖火ランナーは約3600人、ランナーが運ぶ総距離は約1500kmになるそうです。東京では40年前に競技が行われた施設や、その他の名所を回るとか。詳細はまだ決まっていないようですが、約48kmのコースを120の区間に分けてつなぐ予定で、ランナーの顔ぶれが今から楽しみです。
ただこの発表では、私的に注目の「エベレスト越え」について、なにも触れられていないのがちょっと解せないのですが…。まさか、無謀すぎてボツになった…ってことはないですよね?

11月25日
バレーボールのW杯、韓国と対戦した日本は0−3で完敗しました。ミスが多く、結局1セットもとれなかったというのは、かなり辛い結果です。特に2セット目の13−25は…。とりあえず、最後の3連戦では、いい戦いをしてほしいです。ただし、ブラジルやイタリアなど、優勝争いをしている国とやらなきゃならないんですけどね。
競泳の短水路W杯、女子100m背泳ぎで中村真衣選手が優勝。前日の50mとあわせて、2種目を制しました。男子200m個人メドレーの奥出泰史選手は3位でした。
体操のアジア選手権、男子鉄棒で遠藤真希選手が4位に入っています。

11月24日
バレーボールのW杯第7日、日本はチュニジアに2−3で逆転負けしてしまいました。1、2セットを連取して、行けると思ったんですが…。後半はミスが出てしまいましたね。でも、ここまで全敗のチュニジアには勝って欲しかったです…。残念。
これで日本は通算3勝4敗。この大会で3位以内に入れるとは、最初から思ってなかったけど、さすがに「絶望」になるのが早すぎるなーと…。もうちょっと粘って欲しかったですね。
ラドクリフ選手の出場で注目された国際千葉駅伝。ですが、それほど調子を合わせてきた…というわけでもなかったんでしょう。1区に出場し、途中までは精力的な走りを見せてくれましたが、結局は区間3位で次の走者につなぎました。1区を制したのは、エチオピアのアデレ選手。エチオピアはすべての区間でトップをとるという、まさにぶっちぎりの優勝でしたね。日本の福士選手にも、期待がかかったんですけど、競うメンバーが強すぎました。
エチオピアは男子でも同様に、オール区間賞で優勝。本気でオーダーを組んできたら、こんなに強いんだということを思い知らされた感じです。
日本は男女とも3位。でも、完敗ですね。
競泳短水路のW杯、女子50m背泳ぎで中村真衣選手が優勝しました。男子400m個人メドレーの奥出泰史選手は2位、男子バタフライの50mと200mに出場した高松泰武選手も、両種目で2位となっています。
国際陸連の評議員会で、ハンマー投げの室伏広治選手が選手委員に指名されました。8月の選挙では落選していたのですが、地域や種目のバランスを考慮して選ばれたということです。選手委員会の役割は、大会運営や国際陸連の方針に選手側の意見を反映させることだそう。ぜひともこれから活躍してほしいもんです。。
先日、性転換手術を受けた場合、変わったほうの性で五輪に出場できるように…との方針が発表されたのですが、23日、その具体的な内容が明らかにされました。なんでも、十分なホルモン治療をしてから適合手術を受け、術後2年が経過すればオリンピックに出られるんだそうです。現在、五輪選手には厳密な性別のチェックがされてるはず。生まれてからずっと女性として育ってきたのに、実は染色体上は男性だった…ってことも、まれにありますからね。そういうのは認められなくて、手術を受けた選手の場合はOKというのは、ちょっと解せない気分です。

11月23日
バレーボールのW杯第6日、日本はベネズエラに0−3で敗れました。加藤選手は風邪で体調不良、山本選手は捻挫。ここまで善戦できたのは、2人の存在によるところが大きいだけに、その2人ともが先発メンバーから外れてしまっては、戦えなかったですね。
現在、ブラジルとセルビア・モンテネグロが6連勝中。イタリアとアメリカが5勝1敗となっています。
射撃の中重勝選手が、五輪代表に内定しました。中重選手は6月のW杯で男子エアピストルの枠を獲得していて、その後も好成績を維持。準備期間を充分にとるためにも、早いうちに内定を出したようです。これで中重選手は、3大会連続の五輪代表。アテネでは、その経験を生かしてほしいですね。
重量挙げの世界選手権が終わり、日本の男子は国別対抗で28位となってしまい、27位までに与えられる五輪出場枠をとることができませんでした。正直いって「まさか」という感じです。目標の13位以内は苦しい…というのは聞いていたけど、いくらなんでも27位には入れると思っていたんですよね。でも、期待された選手が次々に失敗して、順位なしに終わってしまったのが痛かったです。あとはアジア予選で枠をとるしかないんですけど、まさかそうなるとは予想してなかったので、何枠とれるかが、ちょっとわからないです…。
卓球のスウェーデンオープン、21歳以下女子シングルスで福原愛選手が優勝しました。ハンガリーの選手に4−0のストレートで勝ったというから、けっこう楽な試合だったのかも(スコアはわかりませんが)。本当に最近の福原選手は、中国系の選手以外なら勝てる…って感じになってきました。
また、男子シングルス2回戦で、世界ランク1位の馬琳選手を破った田崎俊雄選手ですが、3回戦は2−4で敗退。ここで勝ち上がってほしかったなぁ…。
中国で行われた体操のアジア選手権、男子団体総合で日本は中国に続いて2位となりました。ただ、個人総合は中国が3位までを独占。斎藤良宏選手の4位が日本勢の最高でした。

11月22日
先日ここに「陸上の砲丸投げだけ、古代遺跡の中で行われるかもしれない…」と書いたのですが、それがどうやら、実現に向けて前進しそう。国際陸連もオリンピアでの実施を承認したそうです。IOCの了承がないと、正式には決定されないのですが、可能性が高くなってきたのは事実。本当にやれたら、古代のムードたっぷりの試合になりそうですねー。
重量挙げの世界選手権の結果により、日本女子の五輪枠は2となりました。目標の数字「3」には、届かなかったのが残念です。
卓球のスウェーデン・オープン、男子シングルスの2回戦で、田崎俊雄選手が世界ランク1位、中国の馬琳選手を4−1で破りました。これは、かなりうれしいです。ここ最近、中国選手に勝つことってなかったですからねー。
新種のステロイドに関して、世界陸上で得たサンプルを再検査していましたが、国際陸連は結果として、2選手の尿から陽性反応が出たことを発表しました。選手名はまだ公表されてないですけど、それがだれなのか、めちゃ気になります。しかし、2人というのは思ったより少ない数で、これは「良かった」というべきなのかな…。

11月21日
バレーボールのW杯第5日、日本はシドニーの覇者、セルビア・モンテネグロに戦いを挑みましたが、善戦むなしく1−3で敗れました。正直いって、かる〜くいなされちゃうかなーと思っていたのですが、意外に(失礼!)健闘してくれましたよね。まさか、1セット目をとれるとは…。ただ、肝心なところでミスが出るのが痛いですね。第4セットなんて、とれててもおかしくなかったのに、最後にきて崩れちゃった感じです。
では、ここでいつもの「バレーボール大好き子さん」のお助けレポを…。
「予想通り、金メダルチームは強かった。でも、でも、今回の試合で、『新生全日本いけるかも?!』って感じました。昨日のアメリカ戦より、全然健闘してましたもん!
つくづくバレーボールってリズムだと思います。全日本も、第1セットのように、ずっとリラックスできていたらね。あせりがでると、今回も勝てない相手ではなかったようなのに、ちょっとしたミスでガタガタとなってしまう悪いパターン…。
まだまだ強い相手国ばかりですけど、かなり楽しみになってきましたよん。今日のような試合運びなら、奇跡も起こるかも?!」
…だそうです。ずっと見てきて、負けるのに慣れている(重ね重ね失礼!)人でも、こんなふうに感じるんですねー。
これで日本は3勝2敗。少しでも白星を積み重ねられるよう、願っておくことにします。なお、現在無敗なのはセルビア・モンテネグロとブラジル。さすがに、五輪チャンピオンと世界チャンピオンですよね。
高橋尚子選手が、来年1月から五輪に向けた準備に入る…ということなんですけど、本当でしょうか。このまま大阪も名古屋も走らず、選ばれるのを待つつもりなのかな。でも、大阪で2、3人が20分前後で走ったら、さすがにちょっと厳しいと思うんですけどねー。
世間では、「五輪出場or引退」みたいに言う人がいますけど、別に五輪に出られなくても、いくらでも強さを示すことはできるわけで、私は引退はしてほしくないんですよね。ただ、あの走りで選ばれてしまったとしたら、ちょっと納得がいかないのも事実です。もちろん、東京のコースは大阪より難しいし、暑かったし、風も強かったということで、条件が最悪だったのはわかってるんですけど。せめて、24分ぐらいでゴールしてたらなぁ…。
まあ、今のところは「大阪待ち」ってところでしょうか。たしかに、もうひとつ選考レースを走るのは、五輪本番のことを考えると、あまり得策じゃないですからね。
北島康介選手が、世界新を出した世界選手権以来、初めてレースに登場しました。所属する東京SCで行われた記録会の、男子100m平泳ぎに出場。1分2秒33で1位となりました。もちろん、59秒78には全然及ばないですけど、世界選手権からここまでは休養と身体作りに充ててたし、こんなものでしょう。北島選手自身、納得していたらしいし。今後のスケジュールとしては、アリゾナでの高地合宿とか、来年1月にオーストラリアでレースに出るとか聞いてます(というか、以前のトピックスに書きました)。いい練習を積んでほしいです。
新種のステロイドを使ったドーピングがアメリカで発覚したのは、記憶に新しいところですが、これを受けて、世界陸上で採種したサンプルについても再検査が行われています。すでに90%は終わっていて、そのなかの数件が陽性反応を示しているとか。最終的な結果の発表が、待たれるところです。

11月20日
バレーボールのW杯第4日、日本はアメリカに1−3で敗れました。1セット目をとったときは、ちょっと喜んだのですが…。結局残りの3セットを、立て続けにとられちゃいましたね。世界ランク10位の国にも歯が立たないということで、改めて日本男子のレベルを思い知らされた感じです。
…では、このへんでゲスト執筆者?の「バレーボール大好き子さん」に、ご登場を願いましょう。
「アメリカ戦、今見終わって、がっくりしてるとこです。世界ランク10位のアメリカに善戦した第1セットを、手をパチパチしながら見てたのに…やっぱしねって感じの試合展開になっちゃいました。
技術的な感想は今回はなし。だって、たいして力の差はなかったから! でも、アメリカのブロックは高い!
それから、サーブミスなどミスが多くて、自滅っぽい試合運びだったような…。
明日は、ランキング2位のセルビア・モンテネグロ! 健闘を祈ります!」
…以上です。確かに、サーブミスは目立ちましたよねー。厳しいところを狙っていってるから、しかたがない面もあるのでしょうが…。あんな簡単に、相手に点をやることもないですよね。
金曜の相手はセルビア・モンテネグロですが、あまり一方的な展開にならないよう、私も祈ることにします。
重量挙げの世界選手権、女子63kg級で二つの世界新が誕生しました。スナッチではハンナ・バチューシュカ選手(ベラルーシ)が113.5kg、ジャークではナタリヤ・スカクン選手(ウクライナ)が138kgを挙げて、それぞれ記録を樹立。優勝はスカクン選手で、トータルは247.5kgでした。ちなみに、日本から出場している北村芳子選手は、トータル190kgで26位。ちょっと、力の差を思い知らされてしましました。

11月19日
聖火が東京へやってくるのは、来年の6月6日日曜日になりそうです。まだ正式決定ではないのですが、予定では、オーストラリアのシドニーとメルボルンを経て6日の朝、日本に到着。東京で120人のランナーにリレーされて、7日にソウルへ…となるそうです。きっと過去の有名選手とかも走るんでしょうねー。なんだか、見に行きたくなってしまいました(←絶対ムリだけど)。ちなみに、全経路と日程が発表されるのは26日。どういうコースになるのか、とっても楽しみです。
12月7日に行われる福岡国際マラソンの、招待選手が発表されました。アテネに向けて、男子選手の戦いも、まもなく開幕します。
最大の注目は、いうまでもなく日本最高記録保持者の高岡寿成選手。マラソンだけでなく、5000m、10000mの日本記録も持っており、シドニーの10000mでは7位入賞も果たしている、まさに日本長距離界の第一人者。二度目のマラソンで日本最高をマークした高岡選手が、五輪がかかる三度目は、どんな走りを見せてくれるでしょうか?
また、世界選手権12位の尾方剛選手、2時間9分台の記録を持つ諏訪利成選手、あと岩佐敏弘選手、国近友昭選手、櫛部静二選手なども名を連ねてます。櫛部選手は、今は城西大のコーチがメイン?のはずですけど、どう考えてもSBにいた頃より、成績が上がってるので、地味に期待。
ほかには小島忠幸選手も出るんで、活躍して欲しいけど、きっとまた前半だけ前のほうにいて、後半はあっというまに遅れてってしまうんだろうなー。それから、八番麺屋所属の間野敏男選手は、いつも日本人2、3番手に入っているので、けっこう注目かな。エリートランナーじゃない選手が好走してくれると、楽しかったりするんですよね。
また、今回は初めて「認められたペースメーカーが走る」というのも、要注目。設定タイム(ペース配分)については、レースの2日前に発表されるそうです。ペースメーカーについては、はっきりと知らせたほうがわかりやすいので、私は歓迎ですね。どうせ、今までも存在してたんだし。
とまあ、いろいろと書きましたが、やはり一番の注目は高岡選手。首尾良く好タイムでゴールすることができるでしょうか? 12月7日が楽しみです。

11月18日
バレーボールのW杯第3日、日本はカナダと対戦。3−2で辛くも勝利を挙げました。はじめの2セットを連取して、これは楽勝か?と思いきや、第3、第4セットを取り返されるいや〜な展開。これでまた、いつものようにズルズルと負けてしまうのかな?と思ったのですが…。最終セットの途中からは、常に日本が1、2点先行する展開になり、その差をどうにか保って逃げ切ることができました。
とりあえずは、良かったです。勝てる国からは、きっちり白星を挙げてほしいですからね。
とまあ、私の素人な感想はこのへんにしといて、あとは「バレーボール大好き子さん」の、お助けテレビ観戦レポをば…。
「今回のワールドカップの出場国は、日本の男子バレーの世界ランキングが19位ということを思うと、ほとんどが上位国。昨日のカナダは、20位なので、数少ない下位国ですが、爆弾選手を控えにおきながら、それであの善戦。
確かに、ラリーポイント制になってから、不利な面もあるんですけど、前のルールなら、3セット連取できたかも。あの3セット目からのカナダペースには参っちゃいました。あの3セットはとらなきゃ! とれたはずのセットを落として、おまけに敵を波に乗せてしまって、フルセットに持ち込まれちゃったんですものね。
ただ、今回、今までの全日本と違うなと思うのは、かなり追い詰められても、ずるずると引っ張られなくなったこと。今までのパターンなら、昨日の5セット目はとれてません。
ということは、若い、かえって未経験の選手の強みでしょうか。山本選手、加藤選手の決定率はかなりだし、他の選手もボールに対する執着度は上がってるような気がします。
あと、8試合。チュニジア以外は、すべて上位国なので、これからの試合次第で、新生全日本の正しい評価ができるのでは?」
とのことです。そーなのか。とりあえずは、ちょっとは戦えていることを知って、安心しました。ここで3位以内を…とまでは期待はしていませんが、せめて以前より少しはレベルアップしててほしいですもんね。
テニスの杉山愛選手は、やはり五輪は回避するもよう。「98〜99%出ない」ということで、意志は固そうです。先日、やっとトップ10入りを果たして、来季さらに上を狙おうとするなら、コンディションの面からも五輪は出ないほうがいいんでしょうね。
杉山選手も、もう28歳。プロテニスプレーヤーとしては、それほど先があるわけではありません。やはり、最後の勝負所ですから、ツアーに集中してもらったほうがいいのかも。

11月17日
信じられない敗戦から一夜が明けて、高橋尚子選手が会見を行いました。この様子に関しては、さんざんニュースで流れたので、今さら…という気もしないでもないのですが…。彼女の気持ちとしては、「アテネには行きたいけど、選考レースを走ることは、今は考えられない」という感じでしょうか。力を使い果たした(脚は使っていないでしょうが)あとだけに、次のことを考えるのは、「身体が拒否している」のかもしれません。
ただ、選考レースに出る可能性は、ゼロではないもよう。巷では、「出るなら名古屋」というふうに言われてますけど、私としては大阪で走って欲しいなぁ…。脚へのダメージは少ないと思うので、もう一度身体を作り直すよりは、このままの調子で持っていける大阪のほうがいいような気がするんですよね。そしたら、アテネまでの準備期間もそこそことれるし…。
まあ、マスコミや世間だけでなく、小出監督ですら「高橋選手の決断待ち」みたいなので、とりあえず彼女が落ち着くのを待つしかないんでしょうね。
バレーボールのW杯男子大会の第2日、日本は中国に3−1で逆転勝ちしました。1セット目は落としたもの、続く3セットを連取して、まずは一安心…かと思ったら…。友人の「バレーボール大好き子さん」によると、「中国チームはまだ出来上がっていない。若いチームなので、ミスに助けられた感じ。この先が心配」とのことです。やっぱ、私みたいに「とりあえず勝てて良かった」なんて、いいかげんな感想ではないのだわ。とりあえず、はじめのほうに当たるのは、そんなに強くないチームなので、なんとか勝っていってほしいです。
東日本実業団駅伝は、やはり大本命・コニカミノルタが勝ちました。この大会は、元旦の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選も兼ねているんですが、そのニューイヤー駅伝では、コニカはここ何年か、ぶっちぎりで勝ち続けてるんですよね。正直いって、あまりに強すぎるので興味がなくなるくらい。ただ、今回はオール日本人選手でオーダーを組んだので、ほかのチームにもつけいる隙はあるかと思ったんですけどねー。7区間のうち4つで区間賞をとられたら、どうしようもないかな。2位の日清食品、3位のホンダetc.には元旦にがんばってもらって、少しでもレースを盛り上げてほしいです。あ、もちろんほかの地区のチームも…ですけどね。
重量挙げの世界選手権第3日は、女子53キロ級で松宮紅美恵選手が、スナッチで82.5kgの日本タイ記録をマーク。トータル187.5kgで10位となり、三宅宏美選手も185kgで11位に入りました。男子69kg級は、新谷義人選手の20位が最高。シドニー五輪11位の宮路由久選手は、ジャークで失敗して順位なしに終わってしまいました。軽量級である程度上位に入っておかなければ、日本としては非常に苦しくなってしまうのですが…。
柔道の、ヨーロッパでの国際大会に派遣される、男子選手が決まりました。100kg級での代表争いが注目される鈴木桂治選手は、2月21日からのドイツ国際にエントリー。鈴木選手としてはここできっちり優勝して、体重別選手権へはずみをつけたいところ。井上康生選手を抑えて代表になるには、選考会までにもっと評価を高めておく必要がありますからね。
また、100kg超級の棟田康幸選手もドイツ国際へ。アテネでは五輪三連覇がかかる60kg級の野村忠宏選手は、2月7日からのフランス国際へ。世界選手権で思わぬ敗戦を喫してしまった野村選手にも、しっかり勝って欲しいです。
大混戦の81kg級は、秋山成勲選手がフランス国際、中村兼三選手がドイツ国際、滝本誠選手が1月24日からのロシア国際にそれぞれ派遣されます。講道館杯では3人とも優勝を逃しているだけに、各国での戦いが非常に注目されるところです。

11月16日
東京国際女子マラソンは、予想もしなかった結果で幕を閉じました。レース前の記者会見では、近年にない好調ぶりをアピールしていた高橋尚子選手が、後半まさかの失速。2時間27分21秒という、とても彼女のものとは思えないタイムで、2位となってしまいました。くわしくは「陸上競技観戦記」のページでどうぞ。
バレーボールのW杯は、女子が終わったと思ったら、休む間もなく男子大会が開始。結局、今月いっぱいは、日本の勝敗を気にしながら過ごさなくてはいけないようです。
そして、初日の結果は…まずはエジプトに3−0で快勝。まあ、勝っておかなければいけない相手だと思うので、順当ってところでしょうか。私が、バレーにはイマイチ弱いので、友人の「バレーボール大好き子さん」(←この名前は、本人の希望によるものです)に聞いてみたところ…。「勝ったけれども、点を与え過ぎ」とのこと。確かに、第3セットなんて23点もとられちゃってますもんねー。ここは軽〜く勝つぐらいでないと、だめなのかも。
体操の全日本選手権、最終日は男女の種目別が行われました。
まず、なんといっても驚かされたのが、鉄棒の優勝者。星陽輔選手って、「だれ、それ?」状態だったんですけど、なんとまだ18歳の高校生なんですねー。でもって、9.750も出すんだから、大したもんだ!って感じです。体操協会のHPによると、コールマンをきれいに決めて、大逆手エンドー1回ひねり(←すみません、どんな技なのか名前と動きが結びつきません…)も良くて、着地の瞬間はガッツポーズだった…ということは、ぴたっと止まったんでしょうね。もちろん、過去にも高校生で結果を出した選手はいましたけど、最近はあまり聞かない感じだったので…。ベテランと若手がバランス良く配置されたチームが一番いいと思うので、今後の伸びに期待したいです。
床運動は米田功選手が2年ぶりに優勝。あん馬は笠松昭宏選手、つり輪は山田辰也選手、跳馬は関口栄一選手、平行棒は小川泰弘選手がそれぞれ勝っています。あん馬の笠松選手とつり輪の山田選手については、「やっぱり」ってところでしょうか。なお、あん馬で世界選手権金の鹿島丈博選手は、右肩痛のため棄権したとのこと。しっかり治して、次の第2次選考会に出てきてほしいです。
また、女子は跳馬と平均台で大島杏子選手が2冠を獲得し、個人総合を制した石坂真奈美選手はゆかで優勝。段違い平行棒は14歳の黒田真由選手が2連覇しました。14歳ということは、アテネは出られないのかな? 勢いのある若い選手が、どんどん出てきてくれたらいいんですけどね。
柔道の講道館杯は前日の女子に続いて、この日は男子の試合が行われました。強豪3人がひしめく注目の81kg級、勝ったのは意外にも谷口徹選手でした。中村兼三選手(アトランタ金)は3位。秋山成勲選手(世界選手権代表)はその3位決定戦で中村選手に敗れました。また、瀧本誠選手は(シドニー金)は敗者復活最終戦で秋山選手に敗れています。3人のうちだれかが優勝する、と思っていただけに、かなり驚きました。しかし、ただでさえ熾烈な代表争いを繰り広げるこの階級に、またまた有力候補が出てきてしまいましたねー。 
また、66kg級では、60kg級からひとつ階級を上げた内柴正人選手が優勝。世界選手権代表の鳥居智男選手を破りました。60kg級で野村選手と争うよりは、日本が厳しい位置に置かれている66kg級に変えたほうが、いろんな面でプラスになるかも。
重量挙げの世界選手権第2日、男子62kg級の斉藤和己選手は15位、富永憲志選手は16位。女子48kg級では大城みさき選手の19位が最高でした。

11月15日
バレーボールのW杯、女子大会もあっというまに最終日。アメリカとイタリアがどちらも負けて、日本が中国に勝てば五輪切符獲得…ということでしたが、残念ながら日本の試合が始まる前に、アメリカが勝利を収めてしまい、その時点で、今大会での出場権獲得はなくなりました。
それでも、なんとか中国といい勝負をしてほしい…と思ったのですが…。正直なところ、まったく歯が立たなかったですね。一度も「勝てるかも」って気がしなかったですから。
やっぱ、高さが全然ちがうんですよね。同じアジア人種なのに、なんであんな背の高い人がいるの?って感じ。膨大な人口の中には、あいう体格の女性も存在するってことなんでしょうか。日本選手でも、一般人からすれば充分すぎるぐらい大きいんですけどねー。あと、パワーの差も実感させられました。なんだか、スパイクを打つ音からして、ちがってたような気がしますね。
最終順位は、1位中国(11勝)、2位ブラジル(10勝1敗)、3位アメリカ(8勝3敗)、4位イタリア(7勝4敗)、5位日本(7勝4敗)となりました。切符獲りは果たせなかったけど、キューバやポーランドに勝てたのは良かったですよね。
最終予選を楽しみにしておくことにしましょう〜。
重量挙げの世界選手権が、カナダのバンクーバーで開幕。この大会の国別順位によって、アテネ五輪の出場枠が決まります。初日に行われた男子56kg級では、菊妻康司選手が16位に入りましたが、山田政晴選手はジャークの試技を3回とも失敗してしまいました。なんというか…微妙な出足です。
アーチェリーの五輪枠は、男女とも最大の3枠を獲得済みです。基本的に枠をとった選手を代表とする方針のため、世界選手権後に、5人には内定が出たのですが、男子の1枠だけ、なぜか保留になっていました。…が、結局は予定どおり、世界選手権で枠を獲得した古川高晴選手の内定を承認。まだ大学1年生の19歳…ということで、即内定は出しづらかったのかもしれませんね(推測ですけど)。
しかし、アーチェリーの代表は、19歳の古川選手から41歳の山本博選手まで、えらく年齢の幅のある陣容なりました。まあ、多少年がいっても、できる競技ではありますけどね。
体操の全日本選手権、第2日は男女の個人総合が行われました。男子で優勝したのは、前日トップに立っていた米田功選手。5種目を終えて首位の塚原直也選手が、最後の鉄棒で失敗し、ミスなくまとめた米田選手が逆転優勝を果たした…とのこと(例によって、体操協会のページより)。2位は中野大輔選手、3位は鈴木良太選手で、鉄棒で8.900しかとれなかった塚原選手が4位。以下、世界選手権代表組は、鹿島丈博選手が17位、山田辰也選手18位、佐藤勇志選手20位、冨田洋之選手28位、笠松昭宏選手32位と、かなりさんざんな成績だったようです。
冨田選手は鉄棒で8.200なんて出してるかと思えば、笠松選手は平行棒で8.050…。いったいどんな失敗をしたら、こんな点数になってしまうんだろう…。まあ、ここでは30位に入れば2次予選に進めるし、32位の笠松選手も、おそらくは協会推薦6名のなかに入れるでしょうが…。世界選手権にピークをもってった、ってこともあるでしょうけどね。来年4月の第2次選考会では、もう少し調子を上げてくるでしょう。っていうか、上げてもらわないと困る(笑)。
なお、女子は石坂真奈美選手が、唯一全種目で9点台を出して優勝しました。
柔道の講道館杯(兼アテネ五輪代表第1次選考会)が始まり、初日は女子の7階級が行われました。78kg超級(一番重いクラス)は薪谷翠選手が、全試合一本勝ちで優勝。世界選手権の無差別級では初戦敗退を喫していて、まだケガの影響があるのかなーと思いましたけど、この2か月で調子を上げてきたみたいですね。この階級は、今回は出ていない塚田真希選手(世界選手権銀メダル)との争いになるでしょうけど、さて、どちらが代表の座を勝ちとるでしょうか。決まるのは、来年4月(だったと思う)の体重別選手権後です。
また、52kg級は横澤由貴選手、57kg級は茂木仙子選手、63kg級は谷本歩実選手が優勝。世界選手権代表組が、貫禄を示した…といっていいのかな。ただし、有力選手の欠場はけっこう多いので、最終選考が終わるまではだれが代表になるかちょっとわからないですね。横澤選手は、安泰でしょうけど。

11月14日
バレーボールのW杯、前日の敗戦で3位以内は絶望的か…と思われた日本女子ですが、ここに来てほんの少し希望が見えてきました。この日、キューバと対戦した日本は、序盤は立て続けに得点を許し第1セットを失うも、途中からの佐々木選手の投入が効いて、第2セットを奪い返します。その後は1セットずつを獲得し、勝負は最終の第5セットへ。ここでも、最初はキューバがリードしていたのですが、中盤当たりで逆転し、その差を保ったまま15点目まで到達することができました。
私は、夜中のダイジェストしか見られなかったのですが、細切れ映像だけでもかなり興奮させられました。生で見ていたら、のめりこんでただろうなぁ…。しかし、選手起用の大切さを思い知らされた試合でしたね。やっぱ、ワンパターンじゃイカンのだわ。
これで日本は7勝3敗。勝敗数ではアメリカとイタリアに並びました。正直なところ、アメリカとイタリアがどちらも負けてくれる…とは思っていなかったので…。イタリアが中国に負けたのはともかく、アメリカがブラジルに3−0なんていう大差で敗れるとは…。驚きました。これで中国に続いて、ブラジルも五輪切符を確保。残る1枚の行方は、最終戦に持ち越されることになりました。
なんか、「首の皮一枚つながった」って感じになってきましたね。最終日は、イタリアはブルジルと、アメリカはキューバと対戦します。とりあえず、この2か国が負けてくれないことにはどうしようもないわけですが…。ブラジルには期待できそう、として、問題はキューバがアメリカに勝ってくれるかどうか、ですよね(すごい他力本願だなー)。ただ、一番の難関は、日本が全勝街道を突っ走る中国に、勝てるかどうかなんですけど…。
でも、もしここで中国に勝てたら、たとえ3位には入れなくても、五輪に向けてはめちゃくちゃ明るい感じになってきそうです。いい試合が見たいですね。
全日本体操選手権が始まりました。初日に行われたのは男女の団体総合で、男子は徳洲会が、女子は朝日生命クが優勝しました。
それから、この試合は、五輪の第1次選考会になっているのですが、男子でトップに立ったのは、意外にも(といっては失礼ですが)、世界選手権の代表は惜しくも逃した米田功選手。塚原直也選手は2位、冨田洋之選手は3位と、この2人は順当に上位につけましたが、金2個を獲得した鹿島丈博選手は7位と出遅れました。
鹿島選手がなんで7位…と詳細を見てみたら、なんと跳馬で8.800、つり輪にいたっては8.400という、超低得点を出してしまったようで…。跳馬は着地で手をついたらしい(体操協会のHPより)のですが、つり輪の点数の謎については全然触れられてませんでした。いくら不得意種目でも、8.4なんかとってたら、日本代表に入れなくなっちゃいますよ〜。せめて9点台にはのせてほしいです。まあ、得意のあん馬と鉄棒では、しっかりトップの点をもらってるから、そんなに心配することはないのかもしれませんが。
土曜は、個人総合が行われます。順位変動が起きるかどうか、楽しみですね。
高橋尚子選手が、東京国際女子マラソンへの抱負を語りました。スポーツニュースで放送された一語一句を覚えているわけではないのですが、なんだか、走りたくて走りたくてウズウズしてる…っていう感じでしたよね。まあ、仮にアクシデントがあったとしても、絶対に言わないでしょうけど。これは、久々に鳥肌がたつような走りを、見せてくれるのかな。
ただ、東京国際の残念なニュースがひとつ。小崎まり選手が、気管支炎のためレースを欠場するそうです。今年の大阪では、いい走りをしてくれたんですけどね。ほかの大会にスライド出場…ということはあるんでしょうか。
アテネの自転車代表を、ほぼ手中にしている大菅小百合選手ですが、「本職」のスピードスケートは、今季は来年1月の世界スプリント選手権まで、ということになりました。その後は完全に自転車に切り替えて、来年2月から5月まで行われる自転車のW杯を転戦するそうです。今季は早めに自転車にシフトする…というのは聞いていたんですが、スケートは1月までとは、また思い切った決断ですねー。しかも、W杯転戦ですから、かなり力入ってますよね。まあ、大会ごとに日本記録を更新してるし、期待がかかるのは当然なのかも。

11月13日
バレーボールのW杯、日本はこの日ブラジルにストレート負け。五輪出場権が獲得できる3位以内に入るのは、難しくなりました。
1、2セットはともかく、第3セットは行けると思ったんですけどね。中盤までは大量リードしていたのが、17点をとったあたりからは完全に停滞。攻撃が、ことごとくブロックに引っかかってました。それでも、いったんは23−21とリードしたんだし、あれはとっておかなければいけないセットでした。
そして全勝の中国は、アメリカにも勝って3位以内を確保。2試合を残して、五輪出場を決めました。日本が3位に入るには、残り2試合に連勝して、なおかつアメリカとイタリアが連敗するしかない…ということで、はっきりいって「絶望的」な条件です。でも、この大会で五輪出場権をとるのは厳しい、ということは最初からわかっていたし、私は、善戦しているほうかなーと思ってます。このままの感じで最終予選に臨めたら、なんとか出場権はとれるんじゃないでしょうか。
14日からカナダのバンクーバーで、重量挙げの世界選手権が始まります。当然のように、ここにも五輪出場権がかかっているわけで、日本は男子5枠、女子3枠を目標としているそうです。それには、国別順位で男子は13位以内、女子は14位以内に入ることが必要となります(出場枠獲得の詳細は、「アテネオリンピック−日本代表選手」の項でご確認ください)。日本は、有望選手のいる軽量級で得点を稼ぎたいところ。というか、重量級はかなり望み薄なようです。さて、首尾良く目標達成…といきますかどうか。
先日のアジア予選では4位に終わり、五輪出場への道が閉ざされた…かに思えたハンドボールの女子でしたが、突然チャンスが巡ってきました。世界選手権への出場権を持っていたカザフスタンが辞退したため、日本にその権利が回ってきたのです。ここで5位以内に入れば、五輪切符をとることができます。
ただ、アジアのレベルはお世辞にも高いとはいえないうえに、そんなアジアのなかでも4位に終わってしまった日本にとって、ここで5番目までに入るのはものすごく厳しいことなんですけどね。それでも、いちおう「自力」でなんとかできるチャンスはもらったわけなんで…。切符獲得は難しくても、今後につながる試合をしてほしいですね。
新種のステロイドを使用したドーピング疑惑に揺れるアメリカ陸上界ですが、このほど、陽性反応を示していた4人の選手の名前が公表されました。男子砲丸投げのアメリカチャンピオン、ケビン・トス選手ら…とのこと。トス選手は、先日の世界陸上では4位に入賞していますが、これってやっぱり記録抹消とかになるのかな。現在、世界陸上のときに採取した尿を再検査しているそうなんで、そちらの結果も待ちたいところです。
2004年の五輪開催地・アテネと、2008年の北京が、姉妹都市協定を結んだそうです。アテネ市長のコメントによると、「共通の課題を抱えている両都市が交流するのは有益」だとか。でも、「工事の遅れ」という課題は、アテネの専売特許になってるような気もしないでもないんですけどねー。

11月12日
バスケット女子の五輪出場をかけた、アジア女子バスケットボール選手権(兼アジア地区予選)の日程が発表されました。開幕は2004年1月13日、5か国が出場してまずは総当たりで予選リーグを行い、上位4か国が決勝トーナメントに進出します。五輪出場権を得るのは3位まで。アジア枠はわずか1だった男子に比べると、可能性はぐっと高くなっています。
ただ、昨年のアジア大会では、日本は準決勝で中国に、3位決定戦では台湾に敗れて4位にとどまっており、それほど楽な戦いにはならないと思われます。予選リーグの初戦で、いきなり中国と当たるのですが、その結果によって、だいたいの力関係が見えてくるんではないでしょうか。
日本の予選リーグの対戦日程は、次のとおりです。13日…中国、14日…韓国、15日…タイ、17日…台湾。準決勝は18日、決勝は19日です。
今月24日に行われる、国際千葉駅伝の出場国や選手などが発表されました。実は、「国際駅伝」があまり好きでない私ですが、今回ばかりはちょっと別。なぜなら、あのラドクリフ選手がイギリスのメンバーに入っているから…なんですよね。どうせなら、力をセーブなんて絶対にしないで、ぶっちぎりの走りを見せてほしいもんです。彼女の走りを見たことがない方は、ぜひぜひ一度ご覧になってみてください。「なぜ、あのフォームで、そんなに速く走れるのか」驚くことうけあいです。
日本も、福士加代子選手や田中めぐみ選手など、一線級の選手を揃えているようだし、これは楽しみになってきました。どうせなら、ラドクリフ選手と同じ区間に福士選手をぶつけてほしいですね。

11月11日
アメリカの敗戦で注目が集まった、野球の米大陸予選。決勝に進出したキューバとカナダが、すでに五輪出場を決めています。そして、決勝で勝ったのはやはりキューバ。5−0で完勝したそうです。アテネの本番で日本の前に立ちはだかるのは、やはりこの国になるんでしょうね。
ギリシャ特命全権大使のロドゥサキス氏が、東京で行った講演によると、五輪の警備には警察官5万8000人、兵士7万5000人を動員するとのこと。アメリカなどと連携して、国際テロの情報も収集しているそうです。いちおう終結したはずのイラク問題も、長々と尾を引いているようだし、どれだけ警戒しても「しすぎ」ということはないでしょうね。本当は、開幕までに全面解決していればいいけど、さすがにそれは無理な感じですね。
現在は大英博物館の所有となっている、「エルギン・マーブルズ」という古代ギリシャの大理石彫刻群がありまして、ギリシャ政府は現在この返還を求めています。五輪に合わせて新設する博物館の目玉にしたいとのことですが、交渉は進んでいないようです。
もともとこの彫刻群がイギリスに渡ったのは、200年ほど前のエルギン伯という人が、トルコ政府から発掘や運び出しの許可を受けて、自国へ持ち込んだから…なんですよね。そりゃ、ギリシャ政府にしたら返してほしいでしょうけど、イギリスにしてみれば「返してなるものか」ってことなんでしょうか。
…とまあ、こういう事情があるのですが、そんななか、イギリスの五輪メダリストが、返還運動の支援に動きを見せました。名を連ねているのは、三段跳びの世界記録保持者ジョナサン・エドワーズ氏やアイスダンスのトービル/ディーン組など12名。あとは、私にはよくわかりませんが、そうそうたるメンバーなんだそうです。
たしかに、ギリシャ彫刻は古代遺跡の中にあってこそ…とは思うのですが、私たちが「返してやればいいのに」って思うほど、簡単にはいかないのかな。でも、大英博物館にしても、大枚を投じてこの彫刻群を手に入れたわけではないんだし。どさくさまぎれでもなんでも、「手に入れたモン勝ち」でいいのかなぁ。

11月10日
バレーボールのW杯、日本はポーランドをフルセットの末に降して、6勝目をあげました。
私はちょうど、第4セットの終わりごろから見てたんですが、かなり手に汗握りましたねー。5セット目に入っても、途中までは一進一退の攻防が続いてたし。でも、中盤のサービスエース、あれで流れがぐっと日本のほうへ傾きましたね。そのあと、立て続けに3点?ぐらい奪ったあたりで勝負がついたかなーという感じです。しかし、15点までなんて「あっ」という間ですよね。一度流れを逃すと、挽回不可能って感じですもんね。
これで日本は6勝2敗。トップは中国で、あいかわらずの8戦全勝を守り、アメリカ、イタリア、ブラジルが7勝1敗と、上位陣はすべて勝っています。日本は13日からの最終第4ラウンドで、ブラジル、キューバ、中国と対戦していくわけですけど、この三連戦で勝ち越せたら、かなり五輪も有望になってくるかもしれません。ただ、それは並大抵じゃないぐらいキビシイ戦いになるでしょうけど、ね。
卓球のフォルクスワーゲン・オープン、日本勢同士の対戦となった21歳以下の女子シングルス決勝は、福原愛選手が樋浦令子選手を4−2で破って優勝しました。次は「21歳以下」の文字のない試合で、同じ結果を出してほしいけど、中国勢の壁が厚すぎるんですよね。一度、その壁を突き破ってほしいものです。
メジャーリーガーが、アテネに参加できる可能性が出てきました。大リーグ機構のアルダーソン運営担当副会長が、その意向を大リーグ公式サイトで伝えました。具体的には、各チーム25人のメジャー選手登録枠のうち、数人ずつは五輪出場を認める、という形にしたいそうです。日本にとっては大歓迎の案なんですけどねー。今のところ、この副会長のみの考えということで、本当に実現するかどうかは「?」です。
まあ、アメリカが五輪に出場できないので、少しぐらい選手を出してもそれほど影響はないから、なんでしょうけど…。それでも、今回の予選敗退がなければ、こんな案が出てきたかどうか…。アメリカ国内でも「次の五輪にはメジャーリーガーを出すべき」という意見が出てきているそうで、これをきっかけになにかが変わる可能性はありそうです。

11月9日
バレーボールのW杯、日本はドミニカにも勝って通算成績を5勝2敗としました。第2セットは相手に奪われ、第4セットでは最後までもつれるも、26−24でとってこの試合をものにしました。ほかの強豪国も、この日は波乱なし。あいかわらず中国が7戦全勝でトップを走り、6勝1敗でイタリア、ブラジル、アメリカ、それに続くのが日本…となっています。日本はまだ、中国、ブラジルとの試合を残していて、仮にこれに勝つようなことがあれば、五輪への希望も少しは見えてくるのではないでしょうか。ただし、かなりキビシイにはちがいないですけど。
それから、ドミニカのヌリス・アリアス選手が、ドーピング検査で陽性反応を示したため、大会から追放されることになってしまいました。詳細はよくわからないのですが、そのためにドミニカは、三つの試合が没収となったそうです。いちおう、今後も大会に参加はするそうですけど…チーム競技って、こういうときはツライですよね。
神戸全日本女子ハーフマラソンで、野口みずき選手が初優勝を飾りました。タイムは1時間9分52秒と、それほどすごいわけじゃないですけど、順調にアテネへの道を歩んでるなーという感じです。2位は元世界最高記録保持者のテグラ・ロルーペ選手(ケニア)。なんだか、最近はすっかり影が薄くなっちゃいましたけど、まだまだがんばって走ってたんですね。
卓球のフォルクスワーゲン・オープン、日本勢で勝ち残っていた選手は、この日すべて、中国選手に敗れました。女子シングルス準々決勝では平野早矢香選手が牛剣峰選手に、ダブルス準決勝では梅村礼/藤沼亜衣組が張怡寧/王楠組に、それぞれ完敗。中国強し、です。
また、21歳以下の女子シングルスで、福原愛選手と樋浦令子選手がともに決勝へ進出。日本勢の優勝が決まっています。
テニスの杉山愛選手が、「アテネ五輪には出ない可能性がある」と発言。理由は、日程の厳しさだそうです。ようやく世界のトップ10入りが確実となり、来年はさらなる飛躍と、当然のように五輪出場を期待していたのですが…。残念です。
正確な日程はちょっとわからないのですが、たしか全英→五輪→全米という流れになっていたはず。日程が詰まっているといわれれば、そうかもしれないですけどねー。出てほしいけど、プロテニスの選手にしてみれば、やはり四大大会優先になっちゃうんでしょうね。
バドミントンの全日本総合選手権、女子シングルスで森かおり選手は、18歳の高校生・平山優選手に逆転勝ち。2年ぶり二度目の優勝を果たしました。男子シングルスは佐藤翔治選手が、女子ダブルスは世界選手権銅メダルの山本静香/山田青子組が勝っています。

11月8日
バレーボールW杯、日本はこの日3−0でトルコに快勝。連敗を2で止めました。これまでの対戦成績から見ても、絶対に落とせない試合だっただけに、勝ててホッとしましたねー。試合内容でもトルコを圧倒してたし、これでチームのムードも、いいほうへ流れていくんじゃないでしょうか?
ただ、驚いたのがアメリカの敗戦。しかも、そのアメリカを破ったのは、これでようやく2勝目をあげたポーランドなんですからねー。うーん、わからないもんだわ。これで6戦全勝は中国のみ。アメリカ、ブラジル、イタリアが5勝1敗となっています。中国が一歩リード、といったところでしょうか。
ケニアのマラソン五輪代表に、男子のポール・テルガト選手(世界最高記録保持者)と、女子のキャサリン・ヌデレバ選手(世界陸上金メダル)の2人が決まりました。やっぱ、有力選手には先に内定を出す国が多いのかな。ケニアでも、シドニーのときはマラソン代表選考でいろいろともめたようで、その反省を踏まえてのことなのかもしれまん。でも、この2人のエントリーが決まった…というだけでも、なんだか期待がかきたてられますよね。おもしろいレースになりそうです。
アメリカが、野球でのアテネ五輪出場を逃しました。アメリカ大陸の枠は二つで、米大陸予選の決勝に進んだチームが獲得できることになっているのですが、アメリカチームは準々決勝でメキシコに敗退。前回金のチームが、予選で姿を消すことになってしまいました。
原因はどう考えても、一線級の選手を送ろうとしないアメリカ側にあると思うのですが、大リーグ機構のアルダーソン副会長によると、この敗戦は野球の国際化を証明するもので、選手の質の問題ではない、とのこと。今後も「ドリームチーム」を結成する気持ちはないそうです。しかし、ここまで頑なのも、どうかと思うんですけどね。野球は、アメリカ国内だけでNo.1を決めればいいという考えなのかな。
ドイツで行われている卓球のフォルクスワーゲン・オープンで、女子ダブルスの梅村礼/藤沼亜衣組は準決勝へ進出。女子シングルスの平野早矢香選手も準々決勝に進みました。ただ、期待の福原愛選手は、すでに2回戦で香港の選手に敗れています。早い段階で中国や香港の選手と当たってしまうと、そこで終わっちゃうのがツライですね。

11月7日
野球の、アテネ五輪出場が決まりました! アジア選手権の最終日、日本は宿敵・韓国と対決。日本は3回に先制するも、なかなか追加点が奪えなくて、本当にハラハラさせられました。でも、6回に福留選手のタイムリーでようやく2点目をあげて、あとはなんとか逃げ切った…って感じでしたね。ピンチも何度かあったけど、早めの継投策が功を奏したみたいです。しかし、やはり韓国は手強かったですねー。台湾に負けたのが不思議なくらいでした。
というわけで、日本は期待どおり五輪出場権を獲得。2位の台湾もアテネ行きを決めて、前回のシドニーで銅メダルを獲得している韓国は3位に沈みました。やっぱ、この結果は意外ですよねー。
バドミントンは、全日本総合選手権が行われています。すでに前日から始まっていて、この日は準々決勝までが行われました。男子シングルスは、前日に5連覇中の舛田圭太選手を破った清水裕選手、第2シードの佐藤翔治選手らがベスト4へ進出。その他、男子ダブルスの舛田圭太/大束忠司組、女子シングルスの森かおり選手、女子ダブルスの中山智香子/吉冨桂子組など、有力選手が順当に勝ち進んでいます。
米連邦捜査局(FBI)の長官が、アテネ五輪の警備についてギリシャ側と協議するため現地入り。話し合いだけではなく、会場の視察なども行う予定だそうです。五輪の警備については、アメリカと、それ以外ではイギリスやイスラエル、フランスなど6か国の情報機関が、テロ対策に関わっているそうで、知らないあいだにかなり厳重な警備体制ができあがりつつあるようです。何事もなく大会を終えられるのも、こういう「見えない努力」のおかげなんですよねー。感謝しなくては…。
男子体操の五輪選考について、詳細が決まりました。11月14日からの全日本選手権(第1次選考)、来年4月の第2次選考、5月のNHK杯(最終選考)の、三つの選考会で決定する…というのはすでに発表されていたのですが、単純に個人総合の上から6人を選ぶのか、種目別のスペシャリストを加えるのかは、保留となっていました。
結論からいうと代表には、個人総合の上から4名と、ゆか&跳馬のスペシャリスト2名を選ぶことになりました。この発表を聞いて、ホッとしましたね。世界選手権では、特にゆかの点数が全然伸びなくて、ここで2位のアメリカに大差をつけられてしまいましたからねー。オールラウンダーを6人揃えても意味がない(団体決勝では、1種目につき3人しか演技できない)し、どうせなら、弱点をカバーできるような陣容であってほしいですからねー。

11月6日
野球のアジア選手権は、日本が台湾に9−0でまたもや圧勝しました。昨日の中国戦とは違って、大量得点した回はありませんでしたが、小刻みに追加点を挙げていったのは良かったんではないかと思います。松坂投手も、すごく安定してたし…。私も久々に、野球の試合というものをじっくりと見ました。
もう一試合は、予想どおり韓国が中国を6−1で破っています。最終日、日本はその韓国と対戦するわけですが、韓国としては日本に勝たなければ五輪はないわけで、これはもう、死にものぐるいで向かってくるんではないか…と思われます。日本が相手だと、目の色が変わる国だけに、ちょっと怖いものはありますね。
ただ、仮に2勝1敗で日本、韓国、台湾が並んだとしても、失点も得点も日本が大きくリードしているし、出場権獲得はかなり濃厚なんじゃないでしょうか。でも、やっぱ「勝って」とってほしいですよね。
バレーボールのW杯、日本はこの日強豪アメリカと対戦。途中、いい感じの攻めも見せてはいたのですが、結局は3−0のストレートで敗れました。正直、実力のちがいはいかんともしがたい…という感じがしましたね。やはり、サーブレシーブでは常にセッターにボールを返せるようにしないと、結局つながれて、最後に力負けしちゃうんですよね。
これでアメリカは5戦全勝。中国もポーランドを3−0で下して、同じく5戦全勝。次いでイタリアとブラジルが4勝1敗で、日本はその次となっています。この大会の3位以内は、かなり厳しくなってきました。
高橋尚子選手が、ボルダーでの高地合宿から帰国しました。そういえば、16日の東京国際まで、あと10日もないんですよね。会見での発言を聞くかぎりでは、かなり強気の様子。レースを心待ちにしている…といった感じだし、これはかなりいい練習ができたんじゃないでしょうか。まあ、仮に調子が悪かったとしても、口には出さないでしょうけど。東京のコースを、どのくらいのタイムで走ってくれるのか、ものすごーく楽しみです。
卓球少女・福原愛ちゃん(というフレーズも、最近は聞かなくなってきましたが)が、12月14日からチリで行われる第1回世界ジュニア選手権に出場することになりました。日本からエントリーするのは男女各4人。福原選手はシングルスと、平野早矢香選手と組んでのダブルス、岸川聖也選手との混合ダブルスにも出場します。ジュニアじゃない世界選手権では、ベスト8まで進んだ彼女ですが、今大会は当然、もっと上を狙ってくるでしょうね。でも、中国勢が立ちはだかりそうな、いや〜な予感もしてます。
また、女子のW杯への、梅村礼選手の出場も決まりました。これは、世界のトップ選手16人がシングルスで争う大会。現時点での梅村選手の世界ランクは17位なんですけど、少し前はもう少し上だったはずだから、そのあたりのランキングを採用しているのでしょうか? 詳細はよくわからないんですが、そういう大会に出られるのは名誉なこと。しかも、女子W杯に日本選手が参加するのは初めてだというし、卓球は決して福原選手1人じゃない、ですよね。
国際オリンピック委員会と世界反ドーピング機関は、問題になっている新種のステロイド・テトラハイドロゲストリノンを、禁止薬物リストに載せたことを発表しました。アメリカだけじゃなく、世界中でかなり大規模に使われている可能性もあるそうで…。いつのまに、そんなに蔓延してたんでしょう…。
2006年のアジア大会は、カタールのドーハで開かれることになっていたのですが、準備の遅れがかなり深刻なようです。ついに、開催は不可能か?というところまできてしまったそうで、12月1日のアジア・オリンピック評議会の理事会で、開催が取り消される可能性もかなり高いみたい(シャレにならんなぁ)。その場合は、即、代替開催地の検討に入るそうですが…。準備の遅れは、アテネの専売特許ではなかったようです。

11月5日
野球のアジア選手権は、いよいよ決勝リーグの始まりです。やっと「大会本番」って感じになってきましたねー。そしてこの日、日本チームは中国と対戦。13―1と、予想以上の圧勝となりました。
日本は2回、7回、9回に、それぞれ4点、4点、5点を挙げるという猛攻を見せ、投げては先発の上原投手が7回を1失点の好投。中国も力をつけてきてるみたいだし、もうちょっと競り合いになるかなーと思ってたんですが、それほど心配することもなかったみたいですね。上々のスタートを切ることができました。
そして、もうひとつ行われた試合では、なんと台湾が5−4で韓国に勝利。9回に追いついた台湾が、延長10回に1点を挙げてサヨナラ勝ちしたのですが、この結果にはちょっとびっくり。漠然と、アジアのなかでは日本と韓国が強いのかなーと思ってたもんですから、台湾の勝ちは予想外でした。
6日、日本はその台湾と対戦します。ここで勝てば、五輪出場へ大きく前進するわけですが…。台湾が予想以上に手強そうなので、ちょっと心配。総合的な実力では日本のほうが上だとは思いますけど、野球の場合、すべての試合が実力どおりの結果になるわけじゃないですもんねー。
バレーボールのW杯、これまで3戦全勝の日本ですが、この日対戦したイタリアにはさすがに歯が立たなかったようです。第3セットをとって、一時は流れを引き寄せたんですが、それも長くは続きませんでしたね。第4セットは攻撃も雑になってしまった感じで、日本はわずか11点しか奪うことはできませんでした。
さすが、昨年の世界選手権の優勝国…なんですけど、そのイタリアはすでに、アメリカにストレートで負けてるんですよね。アメリカとの対戦を前に、日本はなんとしてもイタリアに勝っておきたかったところでしょうが、逆に実力差をまざまざと見せつけられてしまいました。やはり、この大会で3位以内をとるのは厳しいんでしょうねー。
そのほかの試合結果は…。今大会、抜群の強さを発揮しているアメリカは、エジプトにストレート勝ち。キューバ3−0ポーランド、中国3−1トルコと、強豪国が順当に勝利を収めました。また、韓国3−0アルゼンチン、ブラジル3−2ドミニカ、となっています。

11月4日
競泳の、五輪派遣標準記録が決まりました。日本水連は、先に「世界ランク16位程度」という基準を発表していましたが、4日の常務理事会で、詳細が決定。水連が独自に作成した世界ランキングを基に、8位までを派遣標準記録1に、16位までを派遣標準記録2に設定し、来年4月の日本選手権の決勝で、標準記録1または2を突破して2位以内に入れば、その時点で代表に選ばれるそうです。わざわざ1と2に分けてあるのは、ほかにも細かい規定があるからなのか、ちょっとわからないんですけど。
世界選手権では北島選手の世界新をはじめ、連日のメダルの獲得に大いに盛り上がりましたけど、アテネでその再現といきますかどうか…。まずは選考会の日本選手権を、楽しみにしたいです。
野球のアジア選手権は、5日から決勝リーグが行われますが、その前日の4日、出場する4チームの監督が記者会見を行いました。情報が必要以上に漏れるのを恐れてか、各監督とも口数は少なかったもよう。日本チームは、長嶋監督によると「仕上がりは最高」だそうですが、先日の壮行試合ではプロ野球選抜に敗れているだけに、「本当かな〜?」なんて思ってしまいました。
5日の対戦相手の中国・ラフィーバー監督は、「どこまでやれるか見るいい機会」とのこと。今までは、「3強」より少し格下かな?と思われていた中国ですが、やっぱり力をつけてきているんでしょうね。ちょっと不気味?
マラソンの世界ナンバーワンを決めるべく、2003年11月〜2005年11月に行われるレースで、ランキングシステムが導入されることになりました。スタートとなるのは、東京国際女子マラソン。最後が2005年のニューヨークシティーマラソンだそうです。日本の大会では上記の東京国際女子以外に、女子は大阪、男子は福岡と東京が対象レースとなっています。2年間で世界各国の16大会が指定されていて、そのなかで成績の良い三つのレースで獲得したポイントの合計で争われるのだとか。世界最高記録などを出せば、ボーナスポイントも付くそうです。
2005年11月の時点で男女を通じて1位になった選手には、なんと賞金100万ドル(約1億1000万円)が贈られます。10位までの選手にも総額70万ドル(約7750万円)が贈られるそうで(順位ごとの詳細は不明)、日本の選手も、1位は無理でも10位以内なら希望は充分あるのではないでしょうか。実業団チームの廃部も相次いでいることだし、少しでも賞金獲得の道が開かれるのは、大いに歓迎したいですよねー。
アテネ五輪では、宿泊施設の不足を解消するため、五輪期間中はホテル代わりに豪華客船11隻を使用するのですが、そのひとつ、ホランドアメリカラインの客船ウーステルダム号が公開されました。この船は客室数924で、期間中はアテネのピレウス港に停泊。ちなみに宿泊料金は、1泊300ユーロ(約3万8000円)からだそうです。うーん、豪華客船といえど、かなり「いいお値段」ですよねー。でも、泊まれるもんなら泊まってみたいですわ。
国連が、世界中の紛争当事者に対し、アテネ五輪期間中の停戦を呼びかけました。もし実現しても、五輪が終わればまた紛争が始まってしまうのかもしれませんが…。でも、「平和の祭典」の開催期間だけでも、本当に平和であって欲しいものです。

11月3日
バレーボールのW杯第3日、日本はフルセットの末韓国に逆転勝ち。ほとんどのセットで接戦を演じるという、かなりヒヤヒヤものの勝利でしたが、韓国に勝てたことで上位進出への希望も少しはふくらんだかなーと思います。まあ、本当の戦いはこれからなんですけどね。
ほかの試合の結果は…。強豪同士の対決となったアメリカvsイタリアは、3−0でアメリカが勝利を収めました。昨年の世界チャンピオンのイタリアが、ストレートで負けた…ということに、ちょっとびっくり。また、中国は3−0でドミニカを破って強さを見せつけました。以下、ブラジル3−0ポーランド、トルコ3−2キューバ、アルゼンチン3−0エジプトとなっています。
アテネ五輪の新企画?が発表されました。組織委員会によると、陸上競技のなかで男子砲丸投げのみ、会場を古代五輪の発祥地であるオリンピア遺跡に移したいとのこと。なんと、古代五輪で使われた競技場(スタディオン)が、まだ残っているんだそうです。たしかに砲丸投げって、遺跡の中でやってみたらすごく絵になりそうな感じはしますよねー。反対意見もあり、まだ決定ではないようですが、これに関してはけっこう見てみたいかも。
昨日の学生駅伝に続いて実業団駅伝も本格的にスタート。埼玉では東日本実業団対抗が、淡路島では中部・北陸・関西・中四国の各実業団で争われる、淡路島女子駅伝が行われました。
東日本は、優勝候補筆頭の三井住友海上が、大会最高記録で4年連続四度目の勝利を収めました。2位の資生堂とは3分近くの差がついてしまったということですが…。資生堂にはもうちょっとがんばってほしかったなー。まあ三井住友が強すぎるということで、しかたがない面もありますが。
また、淡路島では、エース福士加代子選手の活躍でワコールが、京セラを振り切って優勝を果たしました。やはり、大エースがいると強いですねー。天満屋は3位でしたが、坂本直子選手がいい走りを見せてくれたようです。
全日本実業団対抗女子駅伝は12月14日に行われますが、これを制すのはどこのチームになるのでしょうか?

11月2日
バレーボールのW杯第2日、日本はエジプトにストレートで勝って、開幕から2連勝となりました。試合は見ることができなかったのですが、スコアから察するに順当勝ち…といったところでしょうか。公式サイトを見たら、日本の圧勝みたいに書かれてました。
ただ、3セット目は25−21とけっこう競ってるんですよね。日本が集中力を欠いたとありますが、最後までピシッと決めてほしいなーとは思いました。まあ、控えのメンバーを使ったらしいし、とりあえずは格下の相手にきっちりストレートで勝てた…ということで、良かったんじゃないでしょうか。これから徐々に強い国と当たることになるので、そのときが正念場でしょう。
その他の結果をざっと書いておきます。中国は3−0でキューバに完勝。W杯4連覇中のキューバが歯が立たないというのは…。さすが、今年ワールドグランプリを制しただけあります。また、昨年の世界選手権で優勝しているイタリアも、韓国に3−0と実力を見せつけました。特に、韓国が一度も20点とれてないってのが、力の差を感じさせますね。あとはアメリカ3−0アルゼンチン、ドミニカ3−1ポーランド、ブラジル3−1トルコとなっています。
日本は、明日は韓国と対戦します。イタリアにストレート負けしている韓国には、日本は負けられないですよね。
全日本大学駅伝、制したのは東海大でした。本命・駒大は出雲に続いての逆転負け。その出雲で優勝した日大は7位と、イマイチふるわず…でした。
1区の第一工業大学の飛び出しは、ここ数年の「お約束」(しかし、アブドラ・バイ選手はもはや「留学生」ではなく「助っ人」ですね…)。2区から有力校の追い上げが始まるのも、いつものパターンです。ただ、出雲の優勝校・日大は1区で出遅れて、2区でトップに立つつもりで置いていたエースの藤井選手も、追い上げを見せるのが精一杯。ここで先頭に出たのは、本命と思われた駒沢大学でした。
そして、途中に順位の変動はあったものの、中盤あたりからは常に駒大、東海大、大東大の3校がトップを争うようになります。最終区に入っても、3校の争いは続いていました。
こうなると、昨年までなら駒沢で決まり、のはずでした。それが、最初に遅れ始めたのはなんと、その駒大の田中選手だったのです。東海大の中井選手は、田中選手が遅れたのを見ると、すぐさま大東大の野宮選手も離しにかかりました。まだ中間点を過ぎたばかりで、思いもよらぬ早い仕掛けでした。
結局、勝負はそこで決まりでした。あとの10km弱を、中井選手はゆうゆうと走り続け、2着以下に大差をつけてゴール。エースの実力と、そのエースにタスキが渡るまで、ずっとトップ付近をキープしてこられる総合力に驚きました。数年前までは、上位に顔を出すことすらままならなかった東海大ですが、今季は大躍進…といった感じです。
なんだか、どこが本当に強いのかわからなくなってきました。箱根も混戦になるとおもしろいんですけどねー。2位は大東大、3位には駒沢をかわした山梨学院大が入りました。
野球のアジア選手権第3日、1次リーグの最終戦が行われました。まず、インドネシアがフィリピンを7−0で降し、中国は19−0でパキスタンに7回コールド勝ち。この結果、中国が3戦全勝で決勝リーグへの進出を決めました。シードされている日本、韓国、台湾に、勝ち上がってきた中国を加えた4か国で、決勝リーグが行われます。日本は、まずは5日に中国と対戦します。これは、絶対に負けられない試合ですよね。
その日本代表は、この日札幌入り。長嶋監督によると、「三つとも勝つつもりで臨む」とのことなので、その言葉は実現させてもらわないと…。

11月1日
柔道のアジア選手権最終日、この日行われた男女4階級のうち、男子無差別級の森大助選手と女子57kg級の日下部基栄選手が優勝しました。男子73kg級の金丸雄介選手は2位、60kg級の江種辰明選手は3位、66kg級の小見川道浩選手は5位。女子は無差別級の江口啓選手、52kg級の佐藤愛子選手、48kg級の北田佳世選手の3人とも2位に入りました。
これで、女子57kg級の五輪枠確保は、かなり有力になりました。女子は全7階級のうち、先日の世界選手権で5階級の枠を獲得していて、残るは63kg級と57kg級だったんですね。でも、昨日の63kg級と今日の57kg級の優勝で、この二つもなんとか出られそうだし、ほっと一息というところでしょうか(といっても、来年のアジア選手権が終わるまでは、確定じゃないですけど)。
ちなみに男子は、7階級のうち世界選手権で獲得したのは4階級分(60kg級、81kg級、100kg級、100kg超級)。残されたのは66kg級、73kg級、90kg級の三つで、このなかで昨日優勝しいてる90kg級は大丈夫そう。あとは66kg級と73kg級ですが、これも、順当ならばとれるはず。来年のアジア選手権待ちですね。
バレーボールのW杯が開幕しました。さっそく、フジテレビではにぎやかに中継してましたねー。オープニングは見ていませんが、やっぱ歌はあったのかな…。あと、試合中にも何度も彼らが応援している姿を映したり、なんというか「期待を裏切らない」中継姿勢を見せてくれました。アナウンサーの、必要以上の絶叫実況といい、本当に趣味悪いよなぁ…。まあ、バレーではいつものことなんで、あきらめたほうがいいんでしょうね。
で、初日の結果です。日本はアルゼンチンに3−0で勝って、とりあえずは白星スタートとなりました。私は第3セットからしか見ていないのですが、第1セット25−16、第2セット25−20、第3セット25−23と、徐々に差を詰められてきているのが、ちょっと不安かも。第3セットも序盤はリードしていたのに、途中で逆転されてちょっとヒヤッとしましたね。でも、とりあえずはストレートで勝てたということで、良しとしましょう〜。
日本以外の結果もざっと書いておきます。ワールドグランプリ優勝の中国はブラジルに3−1で逆転勝ち。世界ランク1位のアメリカは、フルセットの末韓国を破りました。韓国がかなり上手いバレーを見せたようです。その他、イタリア3−0エジプト、キューバ3−1ドミニカ、ポーランド3−2トルコと、強豪が順当に白星をあげています。しかし、このなかで3位に入って五輪切符をとるのは、正直いってかなり苦しいでしょうね…。
アジア野球選手権に向けて、日本代表の壮行試合が行われました。相手は、王監督率いるプロ野球選抜でしたが、なんと日本代表がまさかの敗戦。3安打に抑えられ、わずか1点しかとれなかったのが敗因ですが、なんつーか、ここで負けちゃいかんだろ!って感じです。プロ野球選抜は「日本代表に選ばれなかった選手」なわけだし…。5日からの試合、大丈夫なんでしょうか?

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