2003年のトピックス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
11月30日
※バレーボールのW杯最終日、日本はブラジルに3−0のストレート負けを喫しました。ブラジルはここまで全勝で、昨年の世界選手権チャンピオン。勝てるとは思っていなかったけど、健闘を見せてくれたイタリア戦とはうってかわって、かなり一方的な試合になってしまいましたね。
では、いつものとおり、「バレーボール大好き子さん」の観戦レポをどうぞ。
「あ〜あ、終わっちゃいました〜。
何が違うんでしょうね? 日本と世界の差って何なのか、よくわからないというのが正直な感想。ブラジルの攻撃は確かに早いし、レシーブ力も上だけど、それほどの違い、感じないんだけどな。
とにかく、皆さん、お疲れさまでした。
5月22〜30日の東京での最終予選、密かに観戦計画を練ろうかと思いはじめてます。管理人さんもよかったら、ご一緒にいかがですか?
弱いとか、世界ランクが低いとか、いろいろ言われて、バレーファンっていうのも、他のスポーツに比べたら少ないんだろうけど、でもでも、やっぱりバレーボールが大好き!」
うーん、本当に日本と世界の差って、どんなところにあるんでしょうねー。サーブ、レシーブ、その他すべての要素で少しずつ劣っているのが、全部加算されると大きな差となってしまうのかもしれません。この謎?を探るために、「バレーボール大好き子さん」にくっついて東京へ行ってみようかしら?
なにはともあれ、これでW杯は終了。ブラジルが全勝で優勝を飾り、2位はイタリア、3位はセルビア・モンテネグロで、日本は3勝8敗で12チーム中9位という結果に終わりました。せめて、あと1勝してほしかったなぁ…。
ちなみにアジア各国の成績は、韓国が6位、中国は10位。アテネへの一番の近道は、この2か国を倒すこと…みたいですね。
※ソフトボールの「2003 JAPAN CUP」最終日、日本は今回もアメリカに勝つことはできませんでした。スコアは0−1。1回にタイムリーヒットを打たれて先制を許したのが、最後まで響きましたね。その後はアメリカの攻撃を封じ、日本もチャンスはあったらしいのですが…。アメリカ以外の国が相手なら、打線も爆発するんですけどねー。あと一息で勝てそうなのに、それが難しいんでしょうね。
※新体操の全日本選手権、最終日は種目別決勝などが行われて、個人総合を制した村田由香里選手がフープ、ボール、リボンの3種目で優勝。クラブは中村八千代選手が勝って、村田選手の独占を阻止したって感じですね。
※競泳の短水路W杯第2戦、女子50m背泳ぎで中村真衣選手は2位、女子50m平泳ぎの田中雅美選手は7位でした。
※五輪出場の経験者で構成される世界組織「世界オリンピアンズ協会」の理事に、鈴木大地さんが選出されました。この組織は1995年に設立された…ということですが、どういうことをするのかイマイチ不明。でも、日本人が選ばれたのは初めてということで、鈴木さんにはこれから国際舞台でどんどん発言してってほしいもの。日本が活躍するとすぐルールを変えられてしまうのも、こういう場での発言力がないから、ですもんね。鈴木さんも活躍したらとたんに、バサロの制限という新ルールが作られてしまったし…。今後そういうことがないよう、本当にがんばってほしいです。
11月29日
※バレーボールのW杯第10日、日本はイタリアに1−3で敗れました。これで日本は7連敗、通算成績は3勝7敗となりました。
…とまあ、負けたことは負けたんですけど、昨日の試合よりはずっと良かったんではないでしょうか。例によってダイジェストしか見ていないのですが、予想してたよりもずいぶんと接戦になったようですねー。21−25、25−27、27−25、20−25というスコアから見ても、一方的にとられたセットってないですもんね。
では、このへんで「バレーボール大好き子さん」に登場してもらいましょう〜。
「対イタリア戦、結構健闘してましたよね。今日のような試合展開なら、たとえ負けても、かなり満足度が高いのですけど。
しっかし、今日も、両方ともサーブミスが多くて、日本は伊藤選手が続けてサーブミスをして…。チームプレーのつらさで、失敗すると即相手の得点になるし、自分自身、みんなに迷惑をかけてるとか、全然戦力になってないとか、きっと自分でも悔しくて歯がゆかったんだと思います。
それが、あのブロックが決まって、タイムアウト時に思わず吠えてしまったんでしょう。何か見ててほろっとしちゃいました。
それから、第4セット目、加藤選手のスパイクのアウト判定、絶対納得いかない!!! そのあとすぐに映ったスローで、完全にワンタッチがわかるのに。今日の主審、ちょっと変! あんなに文句ばっかり言ってたイタリアには何も言わず、日本が抗議すると、即イエローカード。審判との相性ってのもあるのかなあ???(←絶対あります!!)
とにかく、明日が最終戦。それもあのブラジル! ここまできたら、もうのびのび楽しんでプレーして!」
そうなんですよねー。明日は全勝のブラジル。胸を借りるつもりで、ぶつかってってほしいですよね。
なお、今日までの結果により、ブラジル、イタリア、セルビア・モンテネグロが上位3か国となることが決定。よって、アテネ五輪出場権はこの三つの国が獲得しました。
※ソフトボールの「2003 JAPAN CUP」、第1試合で日本は中国と対戦し、10−1で大勝しました。昨日は2−0と僅差だったので、この大量得点にはびっくり。何年か前までは中国との実力差はそれほどなかったと思うんですが、最近は断然日本のほうが強くなっちゃいましたね。ただ、残念なのが第2試合の日本×アメリカ戦が、雨で中止になってしまったこと。最終日にも、もう1試合は行われますが…。1試合でも多くやってほしかったです。
※新体操の全日本選手権、女子個人総合で村田由香里選手が3連覇を果たしました。前日に行われた2種目では、ともにトップだった村田選手は、この日のクラブでも落下ミスがありながら最高点をマーク。リボンは演技の途中で結び目ができてしまって3位に終わりましたが、総合では圧勝。2位は横地愛選手、3位は中村八千代選手でした。
11月28日
※バレーボールのW杯第9日、日本はフランスにストレートで敗れました。敗戦は予想されたことですが…。あまりにあっさりと負けすぎてしまった感じです。では、「バレーボール大好き子さん」(注:中垣内ファン)の感想を…。
「何か、アメリカ戦を思い出しませんでしたか? 技術的に、そんなに差を感じられなかったのは私の甘さ? でも、結局3−0でしたけどね。ボールに対する執着度が、またまた元に戻ってきちゃった。崩れはじめると、ガタガタガタといく悪いパターン。
それから、監督が指示を与えるのにコートサイドに立つのは、どうかと思いませんか? 以前、どこかの国の時もプレーの邪魔になってたし、今日は、田中監督、やってくれちゃいました。
それからそれから、解説の中垣内さん(キャッ!)もおっしゃってましたけど、アタックやブロックがきまったとき、もっともっともーっと喜んで欲しい。コートをグルグル廻って喜んでる選手が観たい! アドレナリンの放出が足りないんじゃない? だから、自分たち自身、盛り上がれないのかもね。」
とのこと。やっぱり、日本チームってあきらめが早いのね…。
29日の対戦相手は、ここまで8勝1敗のイタリア。「勝て」とは言わないけど、少しは意地を見せて欲しいですよね。
※高橋尚子選手が「次のことはまだ決めていない」と、トークショーで発言。ただ、注目すべきは「大阪に出るか、名古屋に出るか、それとも二つとも出ないかの可能性は同じぐらい」と語ったことです。「出るなら名古屋」というわけでもないようですね。どうせなら、強豪ひしめく大阪に出てくれると、レースがめちゃくちゃおもしろくなりそうなんですけどねー。
※競泳の短水路W杯第2戦、男子100m自由形予選で細川大輔選手が49秒02の短水路日本新をマーク。決勝は49秒28でで4着となりました。ここでもし予選の記録で泳いでたら…と思って調べてみたら、それでもやっぱり4着でした。ちなみに3着の記録は48秒61、優勝は47秒36…。やはり、トップの記録は「別世界」ですねー。
また、女子100m平泳ぎで、オーストラリアのリーゼル・ジョーンズ選手が1分5秒09の短水路世界新を記録。田中雅美選手5位でした。中村真衣選手は50mバタフライに出場しましたが、残念ながら予選落ち。でも、これは「バタフライ」だし、きっと調整かなにかの目的で出たんでしょう。本職の背泳ぎでの好記録を期待したいです。
※新体操の全日本選手権第1日、3連覇を目指す村田由香里選手が、前半の2種目を終えてトップに立ちました。村田選手は、フープとボールの2種目とも最高点をマーク。世界選手権で五輪枠を獲得したのも彼女だし、日本国内では完全に「抜けた」存在になってますね。2位は横地愛選手、3位は中村八千代選手がつけています。
※ソフトボールの「2003 JAPAN CUP」が開幕。初日は、日本×中国、アメリカ×中国の2試合が行われました。結果、日本は2−0で、アメリカはなんと11−2で、ともに中国に勝利。やはり、アメリカは強い…です。
※イギリスの健康保護局はギリシャ政府から、炭疽菌などを使ったテロへの対策を依頼されたそうです。たしかに、最近のテロの報道を聞いていると怖すぎだし、対策はいくらしても、しすぎるということはないかも。
11月27日
※女子レスリングの、ジャパンクイーンズカップの日程が決まりました。来年の2月23日と24日、東京の駒沢体育館で行われるそうです。12月末に行われる全日本選手権と、このジャパンクイーンズカップの両方で優勝すれば、その時点でアテネ行きが決定。優勝者が異なれば、4月のプレーオフで決着をつけることになります。
現在の実力からすれば、72kg級の浜口京子選手と63kg級の伊調馨選手はほぼ確定(この2人を破る選手が出てくれば、それはそれでおもしろいですけど)で、55kg級は吉田沙保里選手と山本聖子選手の、どちらが代表になってもアテネ金の最有力候補。唯一のウイークポイント48kg級は、坂本真喜子選手、山本美憂選手、伊調千春選手のうちだれが代表の座を手に入れるのか、非常に気になるところです。12月の全日本を見てみなければ、全然見当がつかないですね。
※競泳の北島康介選手が、アメリカのアリゾナ州フラッグスタッフへ向けて出発しました。これから約半月あまりを高地トレーニングに費やして、来月16日には帰国。その後はナショナルチームの年越し合宿、続いてW杯出場と、もう休む間もなく…って感じのスケジュールになってます。この調子で4月の選考会まで持っていくんだろうなぁ…。そのときが楽しみです。
11月26日
※アテネ五輪の聖火リレーの概要が、ついに発表されました。5大陸を回ること、過去の五輪開催都市が入っていること、などでかなり注目を集めていましたが、最終的には26か国33都市を巡ることになりました。
大まかな日程としては、まず来年3月25日(ギリシャ独立記念日で第1回五輪の開会式の日)にオリンピアで採火式が行われ、6月4日、シドニーから海外のリレーがスタート。6月6日に東京にやってきて、ソウル、北京、インドのデリーとアジア諸国を回ったあとアフリカへ。エジプトなどでリレーが行われてから南米に移動し、そこから北米、ヨーロッパときて7月初旬にギリシャへ戻り、最後にアテネへ…というようになっています。
ちなみに聖火ランナーは約3600人、ランナーが運ぶ総距離は約1500kmになるそうです。東京では40年前に競技が行われた施設や、その他の名所を回るとか。詳細はまだ決まっていないようですが、約48kmのコースを120の区間に分けてつなぐ予定で、ランナーの顔ぶれが今から楽しみです。
ただこの発表では、私的に注目の「エベレスト越え」について、なにも触れられていないのがちょっと解せないのですが…。まさか、無謀すぎてボツになった…ってことはないですよね?
11月25日
※バレーボールのW杯、韓国と対戦した日本は0−3で完敗しました。ミスが多く、結局1セットもとれなかったというのは、かなり辛い結果です。特に2セット目の13−25は…。とりあえず、最後の3連戦では、いい戦いをしてほしいです。ただし、ブラジルやイタリアなど、優勝争いをしている国とやらなきゃならないんですけどね。
※競泳の短水路W杯、女子100m背泳ぎで中村真衣選手が優勝。前日の50mとあわせて、2種目を制しました。男子200m個人メドレーの奥出泰史選手は3位でした。
※体操のアジア選手権、男子鉄棒で遠藤真希選手が4位に入っています。
11月24日
※バレーボールのW杯第7日、日本はチュニジアに2−3で逆転負けしてしまいました。1、2セットを連取して、行けると思ったんですが…。後半はミスが出てしまいましたね。でも、ここまで全敗のチュニジアには勝って欲しかったです…。残念。
これで日本は通算3勝4敗。この大会で3位以内に入れるとは、最初から思ってなかったけど、さすがに「絶望」になるのが早すぎるなーと…。もうちょっと粘って欲しかったですね。
※ラドクリフ選手の出場で注目された国際千葉駅伝。ですが、それほど調子を合わせてきた…というわけでもなかったんでしょう。1区に出場し、途中までは精力的な走りを見せてくれましたが、結局は区間3位で次の走者につなぎました。1区を制したのは、エチオピアのアデレ選手。エチオピアはすべての区間でトップをとるという、まさにぶっちぎりの優勝でしたね。日本の福士選手にも、期待がかかったんですけど、競うメンバーが強すぎました。
エチオピアは男子でも同様に、オール区間賞で優勝。本気でオーダーを組んできたら、こんなに強いんだということを思い知らされた感じです。
日本は男女とも3位。でも、完敗ですね。
※競泳短水路のW杯、女子50m背泳ぎで中村真衣選手が優勝しました。男子400m個人メドレーの奥出泰史選手は2位、男子バタフライの50mと200mに出場した高松泰武選手も、両種目で2位となっています。
※国際陸連の評議員会で、ハンマー投げの室伏広治選手が選手委員に指名されました。8月の選挙では落選していたのですが、地域や種目のバランスを考慮して選ばれたということです。選手委員会の役割は、大会運営や国際陸連の方針に選手側の意見を反映させることだそう。ぜひともこれから活躍してほしいもんです。。
※先日、性転換手術を受けた場合、変わったほうの性で五輪に出場できるように…との方針が発表されたのですが、23日、その具体的な内容が明らかにされました。なんでも、十分なホルモン治療をしてから適合手術を受け、術後2年が経過すればオリンピックに出られるんだそうです。現在、五輪選手には厳密な性別のチェックがされてるはず。生まれてからずっと女性として育ってきたのに、実は染色体上は男性だった…ってことも、まれにありますからね。そういうのは認められなくて、手術を受けた選手の場合はOKというのは、ちょっと解せない気分です。
11月23日
※バレーボールのW杯第6日、日本はベネズエラに0−3で敗れました。加藤選手は風邪で体調不良、山本選手は捻挫。ここまで善戦できたのは、2人の存在によるところが大きいだけに、その2人ともが先発メンバーから外れてしまっては、戦えなかったですね。
現在、ブラジルとセルビア・モンテネグロが6連勝中。イタリアとアメリカが5勝1敗となっています。
※射撃の中重勝選手が、五輪代表に内定しました。中重選手は6月のW杯で男子エアピストルの枠を獲得していて、その後も好成績を維持。準備期間を充分にとるためにも、早いうちに内定を出したようです。これで中重選手は、3大会連続の五輪代表。アテネでは、その経験を生かしてほしいですね。
※重量挙げの世界選手権が終わり、日本の男子は国別対抗で28位となってしまい、27位までに与えられる五輪出場枠をとることができませんでした。正直いって「まさか」という感じです。目標の13位以内は苦しい…というのは聞いていたけど、いくらなんでも27位には入れると思っていたんですよね。でも、期待された選手が次々に失敗して、順位なしに終わってしまったのが痛かったです。あとはアジア予選で枠をとるしかないんですけど、まさかそうなるとは予想してなかったので、何枠とれるかが、ちょっとわからないです…。
※卓球のスウェーデンオープン、21歳以下女子シングルスで福原愛選手が優勝しました。ハンガリーの選手に4−0のストレートで勝ったというから、けっこう楽な試合だったのかも(スコアはわかりませんが)。本当に最近の福原選手は、中国系の選手以外なら勝てる…って感じになってきました。
また、男子シングルス2回戦で、世界ランク1位の馬琳選手を破った田崎俊雄選手ですが、3回戦は2−4で敗退。ここで勝ち上がってほしかったなぁ…。
※中国で行われた体操のアジア選手権、男子団体総合で日本は中国に続いて2位となりました。ただ、個人総合は中国が3位までを独占。斎藤良宏選手の4位が日本勢の最高でした。
11月22日
※先日ここに「陸上の砲丸投げだけ、古代遺跡の中で行われるかもしれない…」と書いたのですが、それがどうやら、実現に向けて前進しそう。国際陸連もオリンピアでの実施を承認したそうです。IOCの了承がないと、正式には決定されないのですが、可能性が高くなってきたのは事実。本当にやれたら、古代のムードたっぷりの試合になりそうですねー。
※重量挙げの世界選手権の結果により、日本女子の五輪枠は2となりました。目標の数字「3」には、届かなかったのが残念です。
※卓球のスウェーデン・オープン、男子シングルスの2回戦で、田崎俊雄選手が世界ランク1位、中国の馬琳選手を4−1で破りました。これは、かなりうれしいです。ここ最近、中国選手に勝つことってなかったですからねー。
※新種のステロイドに関して、世界陸上で得たサンプルを再検査していましたが、国際陸連は結果として、2選手の尿から陽性反応が出たことを発表しました。選手名はまだ公表されてないですけど、それがだれなのか、めちゃ気になります。しかし、2人というのは思ったより少ない数で、これは「良かった」というべきなのかな…。
11月21日
※バレーボールのW杯第5日、日本はシドニーの覇者、セルビア・モンテネグロに戦いを挑みましたが、善戦むなしく1−3で敗れました。正直いって、かる〜くいなされちゃうかなーと思っていたのですが、意外に(失礼!)健闘してくれましたよね。まさか、1セット目をとれるとは…。ただ、肝心なところでミスが出るのが痛いですね。第4セットなんて、とれててもおかしくなかったのに、最後にきて崩れちゃった感じです。
では、ここでいつもの「バレーボール大好き子さん」のお助けレポを…。
「予想通り、金メダルチームは強かった。でも、でも、今回の試合で、『新生全日本いけるかも?!』って感じました。昨日のアメリカ戦より、全然健闘してましたもん!
つくづくバレーボールってリズムだと思います。全日本も、第1セットのように、ずっとリラックスできていたらね。あせりがでると、今回も勝てない相手ではなかったようなのに、ちょっとしたミスでガタガタとなってしまう悪いパターン…。
まだまだ強い相手国ばかりですけど、かなり楽しみになってきましたよん。今日のような試合運びなら、奇跡も起こるかも?!」
…だそうです。ずっと見てきて、負けるのに慣れている(重ね重ね失礼!)人でも、こんなふうに感じるんですねー。
これで日本は3勝2敗。少しでも白星を積み重ねられるよう、願っておくことにします。なお、現在無敗なのはセルビア・モンテネグロとブラジル。さすがに、五輪チャンピオンと世界チャンピオンですよね。
※高橋尚子選手が、来年1月から五輪に向けた準備に入る…ということなんですけど、本当でしょうか。このまま大阪も名古屋も走らず、選ばれるのを待つつもりなのかな。でも、大阪で2、3人が20分前後で走ったら、さすがにちょっと厳しいと思うんですけどねー。
世間では、「五輪出場or引退」みたいに言う人がいますけど、別に五輪に出られなくても、いくらでも強さを示すことはできるわけで、私は引退はしてほしくないんですよね。ただ、あの走りで選ばれてしまったとしたら、ちょっと納得がいかないのも事実です。もちろん、東京のコースは大阪より難しいし、暑かったし、風も強かったということで、条件が最悪だったのはわかってるんですけど。せめて、24分ぐらいでゴールしてたらなぁ…。
まあ、今のところは「大阪待ち」ってところでしょうか。たしかに、もうひとつ選考レースを走るのは、五輪本番のことを考えると、あまり得策じゃないですからね。
※北島康介選手が、世界新を出した世界選手権以来、初めてレースに登場しました。所属する東京SCで行われた記録会の、男子100m平泳ぎに出場。1分2秒33で1位となりました。もちろん、59秒78には全然及ばないですけど、世界選手権からここまでは休養と身体作りに充ててたし、こんなものでしょう。北島選手自身、納得していたらしいし。今後のスケジュールとしては、アリゾナでの高地合宿とか、来年1月にオーストラリアでレースに出るとか聞いてます(というか、以前のトピックスに書きました)。いい練習を積んでほしいです。
※新種のステロイドを使ったドーピングがアメリカで発覚したのは、記憶に新しいところですが、これを受けて、世界陸上で採種したサンプルについても再検査が行われています。すでに90%は終わっていて、そのなかの数件が陽性反応を示しているとか。最終的な結果の発表が、待たれるところです。
11月20日
※バレーボールのW杯第4日、日本はアメリカに1−3で敗れました。1セット目をとったときは、ちょっと喜んだのですが…。結局残りの3セットを、立て続けにとられちゃいましたね。世界ランク10位の国にも歯が立たないということで、改めて日本男子のレベルを思い知らされた感じです。
…では、このへんでゲスト執筆者?の「バレーボール大好き子さん」に、ご登場を願いましょう。
「アメリカ戦、今見終わって、がっくりしてるとこです。世界ランク10位のアメリカに善戦した第1セットを、手をパチパチしながら見てたのに…やっぱしねって感じの試合展開になっちゃいました。
技術的な感想は今回はなし。だって、たいして力の差はなかったから! でも、アメリカのブロックは高い!
それから、サーブミスなどミスが多くて、自滅っぽい試合運びだったような…。
明日は、ランキング2位のセルビア・モンテネグロ! 健闘を祈ります!」
…以上です。確かに、サーブミスは目立ちましたよねー。厳しいところを狙っていってるから、しかたがない面もあるのでしょうが…。あんな簡単に、相手に点をやることもないですよね。
金曜の相手はセルビア・モンテネグロですが、あまり一方的な展開にならないよう、私も祈ることにします。
※重量挙げの世界選手権、女子63kg級で二つの世界新が誕生しました。スナッチではハンナ・バチューシュカ選手(ベラルーシ)が113.5kg、ジャークではナタリヤ・スカクン選手(ウクライナ)が138kgを挙げて、それぞれ記録を樹立。優勝はスカクン選手で、トータルは247.5kgでした。ちなみに、日本から出場している北村芳子選手は、トータル190kgで26位。ちょっと、力の差を思い知らされてしましました。
11月19日
※聖火が東京へやってくるのは、来年の6月6日日曜日になりそうです。まだ正式決定ではないのですが、予定では、オーストラリアのシドニーとメルボルンを経て6日の朝、日本に到着。東京で120人のランナーにリレーされて、7日にソウルへ…となるそうです。きっと過去の有名選手とかも走るんでしょうねー。なんだか、見に行きたくなってしまいました(←絶対ムリだけど)。ちなみに、全経路と日程が発表されるのは26日。どういうコースになるのか、とっても楽しみです。
※12月7日に行われる福岡国際マラソンの、招待選手が発表されました。アテネに向けて、男子選手の戦いも、まもなく開幕します。
最大の注目は、いうまでもなく日本最高記録保持者の高岡寿成選手。マラソンだけでなく、5000m、10000mの日本記録も持っており、シドニーの10000mでは7位入賞も果たしている、まさに日本長距離界の第一人者。二度目のマラソンで日本最高をマークした高岡選手が、五輪がかかる三度目は、どんな走りを見せてくれるでしょうか?
また、世界選手権12位の尾方剛選手、2時間9分台の記録を持つ諏訪利成選手、あと岩佐敏弘選手、国近友昭選手、櫛部静二選手なども名を連ねてます。櫛部選手は、今は城西大のコーチがメイン?のはずですけど、どう考えてもSBにいた頃より、成績が上がってるので、地味に期待。
ほかには小島忠幸選手も出るんで、活躍して欲しいけど、きっとまた前半だけ前のほうにいて、後半はあっというまに遅れてってしまうんだろうなー。それから、八番麺屋所属の間野敏男選手は、いつも日本人2、3番手に入っているので、けっこう注目かな。エリートランナーじゃない選手が好走してくれると、楽しかったりするんですよね。
また、今回は初めて「認められたペースメーカーが走る」というのも、要注目。設定タイム(ペース配分)については、レースの2日前に発表されるそうです。ペースメーカーについては、はっきりと知らせたほうがわかりやすいので、私は歓迎ですね。どうせ、今までも存在してたんだし。
とまあ、いろいろと書きましたが、やはり一番の注目は高岡選手。首尾良く好タイムでゴールすることができるでしょうか? 12月7日が楽しみです。
11月18日
※バレーボールのW杯第3日、日本はカナダと対戦。3−2で辛くも勝利を挙げました。はじめの2セットを連取して、これは楽勝か?と思いきや、第3、第4セットを取り返されるいや〜な展開。これでまた、いつものようにズルズルと負けてしまうのかな?と思ったのですが…。最終セットの途中からは、常に日本が1、2点先行する展開になり、その差をどうにか保って逃げ切ることができました。
とりあえずは、良かったです。勝てる国からは、きっちり白星を挙げてほしいですからね。
とまあ、私の素人な感想はこのへんにしといて、あとは「バレーボール大好き子さん」の、お助けテレビ観戦レポをば…。
「今回のワールドカップの出場国は、日本の男子バレーの世界ランキングが19位ということを思うと、ほとんどが上位国。昨日のカナダは、20位なので、数少ない下位国ですが、爆弾選手を控えにおきながら、それであの善戦。
確かに、ラリーポイント制になってから、不利な面もあるんですけど、前のルールなら、3セット連取できたかも。あの3セット目からのカナダペースには参っちゃいました。あの3セットはとらなきゃ! とれたはずのセットを落として、おまけに敵を波に乗せてしまって、フルセットに持ち込まれちゃったんですものね。
ただ、今回、今までの全日本と違うなと思うのは、かなり追い詰められても、ずるずると引っ張られなくなったこと。今までのパターンなら、昨日の5セット目はとれてません。
ということは、若い、かえって未経験の選手の強みでしょうか。山本選手、加藤選手の決定率はかなりだし、他の選手もボールに対する執着度は上がってるような気がします。
あと、8試合。チュニジア以外は、すべて上位国なので、これからの試合次第で、新生全日本の正しい評価ができるのでは?」
とのことです。そーなのか。とりあえずは、ちょっとは戦えていることを知って、安心しました。ここで3位以内を…とまでは期待はしていませんが、せめて以前より少しはレベルアップしててほしいですもんね。
※テニスの杉山愛選手は、やはり五輪は回避するもよう。「98〜99%出ない」ということで、意志は固そうです。先日、やっとトップ10入りを果たして、来季さらに上を狙おうとするなら、コンディションの面からも五輪は出ないほうがいいんでしょうね。
杉山選手も、もう28歳。プロテニスプレーヤーとしては、それほど先があるわけではありません。やはり、最後の勝負所ですから、ツアーに集中してもらったほうがいいのかも。
11月17日
※信じられない敗戦から一夜が明けて、高橋尚子選手が会見を行いました。この様子に関しては、さんざんニュースで流れたので、今さら…という気もしないでもないのですが…。彼女の気持ちとしては、「アテネには行きたいけど、選考レースを走ることは、今は考えられない」という感じでしょうか。力を使い果たした(脚は使っていないでしょうが)あとだけに、次のことを考えるのは、「身体が拒否している」のかもしれません。
ただ、選考レースに出る可能性は、ゼロではないもよう。巷では、「出るなら名古屋」というふうに言われてますけど、私としては大阪で走って欲しいなぁ…。脚へのダメージは少ないと思うので、もう一度身体を作り直すよりは、このままの調子で持っていける大阪のほうがいいような気がするんですよね。そしたら、アテネまでの準備期間もそこそことれるし…。
まあ、マスコミや世間だけでなく、小出監督ですら「高橋選手の決断待ち」みたいなので、とりあえず彼女が落ち着くのを待つしかないんでしょうね。
※バレーボールのW杯男子大会の第2日、日本は中国に3−1で逆転勝ちしました。1セット目は落としたもの、続く3セットを連取して、まずは一安心…かと思ったら…。友人の「バレーボール大好き子さん」によると、「中国チームはまだ出来上がっていない。若いチームなので、ミスに助けられた感じ。この先が心配」とのことです。やっぱ、私みたいに「とりあえず勝てて良かった」なんて、いいかげんな感想ではないのだわ。とりあえず、はじめのほうに当たるのは、そんなに強くないチームなので、なんとか勝っていってほしいです。
※東日本実業団駅伝は、やはり大本命・コニカミノルタが勝ちました。この大会は、元旦の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選も兼ねているんですが、そのニューイヤー駅伝では、コニカはここ何年か、ぶっちぎりで勝ち続けてるんですよね。正直いって、あまりに強すぎるので興味がなくなるくらい。ただ、今回はオール日本人選手でオーダーを組んだので、ほかのチームにもつけいる隙はあるかと思ったんですけどねー。7区間のうち4つで区間賞をとられたら、どうしようもないかな。2位の日清食品、3位のホンダetc.には元旦にがんばってもらって、少しでもレースを盛り上げてほしいです。あ、もちろんほかの地区のチームも…ですけどね。
※重量挙げの世界選手権第3日は、女子53キロ級で松宮紅美恵選手が、スナッチで82.5kgの日本タイ記録をマーク。トータル187.5kgで10位となり、三宅宏美選手も185kgで11位に入りました。男子69kg級は、新谷義人選手の20位が最高。シドニー五輪11位の宮路由久選手は、ジャークで失敗して順位なしに終わってしまいました。軽量級である程度上位に入っておかなければ、日本としては非常に苦しくなってしまうのですが…。
※柔道の、ヨーロッパでの国際大会に派遣される、男子選手が決まりました。100kg級での代表争いが注目される鈴木桂治選手は、2月21日からのドイツ国際にエントリー。鈴木選手としてはここできっちり優勝して、体重別選手権へはずみをつけたいところ。井上康生選手を抑えて代表になるには、選考会までにもっと評価を高めておく必要がありますからね。
また、100kg超級の棟田康幸選手もドイツ国際へ。アテネでは五輪三連覇がかかる60kg級の野村忠宏選手は、2月7日からのフランス国際へ。世界選手権で思わぬ敗戦を喫してしまった野村選手にも、しっかり勝って欲しいです。
大混戦の81kg級は、秋山成勲選手がフランス国際、中村兼三選手がドイツ国際、滝本誠選手が1月24日からのロシア国際にそれぞれ派遣されます。講道館杯では3人とも優勝を逃しているだけに、各国での戦いが非常に注目されるところです。
11月16日
※東京国際女子マラソンは、予想もしなかった結果で幕を閉じました。レース前の記者会見では、近年にない好調ぶりをアピールしていた高橋尚子選手が、後半まさかの失速。2時間27分21秒という、とても彼女のものとは思えないタイムで、2位となってしまいました。くわしくは「陸上競技観戦記」のページでどうぞ。
※バレーボールのW杯は、女子が終わったと思ったら、休む間もなく男子大会が開始。結局、今月いっぱいは、日本の勝敗を気にしながら過ごさなくてはいけないようです。
そして、初日の結果は…まずはエジプトに3−0で快勝。まあ、勝っておかなければいけない相手だと思うので、順当ってところでしょうか。私が、バレーにはイマイチ弱いので、友人の「バレーボール大好き子さん」(←この名前は、本人の希望によるものです)に聞いてみたところ…。「勝ったけれども、点を与え過ぎ」とのこと。確かに、第3セットなんて23点もとられちゃってますもんねー。ここは軽〜く勝つぐらいでないと、だめなのかも。
※体操の全日本選手権、最終日は男女の種目別が行われました。
まず、なんといっても驚かされたのが、鉄棒の優勝者。星陽輔選手って、「だれ、それ?」状態だったんですけど、なんとまだ18歳の高校生なんですねー。でもって、9.750も出すんだから、大したもんだ!って感じです。体操協会のHPによると、コールマンをきれいに決めて、大逆手エンドー1回ひねり(←すみません、どんな技なのか名前と動きが結びつきません…)も良くて、着地の瞬間はガッツポーズだった…ということは、ぴたっと止まったんでしょうね。もちろん、過去にも高校生で結果を出した選手はいましたけど、最近はあまり聞かない感じだったので…。ベテランと若手がバランス良く配置されたチームが一番いいと思うので、今後の伸びに期待したいです。
床運動は米田功選手が2年ぶりに優勝。あん馬は笠松昭宏選手、つり輪は山田辰也選手、跳馬は関口栄一選手、平行棒は小川泰弘選手がそれぞれ勝っています。あん馬の笠松選手とつり輪の山田選手については、「やっぱり」ってところでしょうか。なお、あん馬で世界選手権金の鹿島丈博選手は、右肩痛のため棄権したとのこと。しっかり治して、次の第2次選考会に出てきてほしいです。
また、女子は跳馬と平均台で大島杏子選手が2冠を獲得し、個人総合を制した石坂真奈美選手はゆかで優勝。段違い平行棒は14歳の黒田真由選手が2連覇しました。14歳ということは、アテネは出られないのかな? 勢いのある若い選手が、どんどん出てきてくれたらいいんですけどね。
※柔道の講道館杯は前日の女子に続いて、この日は男子の試合が行われました。強豪3人がひしめく注目の81kg級、勝ったのは意外にも谷口徹選手でした。中村兼三選手(アトランタ金)は3位。秋山成勲選手(世界選手権代表)はその3位決定戦で中村選手に敗れました。また、瀧本誠選手は(シドニー金)は敗者復活最終戦で秋山選手に敗れています。3人のうちだれかが優勝する、と思っていただけに、かなり驚きました。しかし、ただでさえ熾烈な代表争いを繰り広げるこの階級に、またまた有力候補が出てきてしまいましたねー。
また、66kg級では、60kg級からひとつ階級を上げた内柴正人選手が優勝。世界選手権代表の鳥居智男選手を破りました。60kg級で野村選手と争うよりは、日本が厳しい位置に置かれている66kg級に変えたほうが、いろんな面でプラスになるかも。
※重量挙げの世界選手権第2日、男子62kg級の斉藤和己選手は15位、富永憲志選手は16位。女子48kg級では大城みさき選手の19位が最高でした。 |