2004年のトピックス           10 11 12

3月31日
分裂したテコンドーの二つの団体は、結局、JOCが期限とした3月31日までに一本化することはできませんでした。岡本依子選手をアテネへ送り出すために、なんとかしてほしかったんですけど、結局は分裂状態のままでタイムリミットを迎えることになってしまいました。
JOCはすでに、統一されなければ派遣は見送る…と決めています。このままなら、岡本選手の派遣はなくなってしまいます。ただ、全日本テコンドー協会は、個人の資格でエントリーできるよう、今後も働きかけていくとのこと(日本テコンドー連合のほうは、どういう考えなのか知らないですけど…)。団体に資格がないのなら、個人として送り出せばいいやん!って思うのですが、JOC的にはそうはいかないのでしょうか。集まった約9万5000人分の署名や、河村文部科学相もの発言なんかが、追い風になってくれればいいんですけどねー。
一般社会では必ずしも、がんばった人、結果を出した人が評価される…とは限らないじゃないですか。いつも貧乏くじばかり引いてる人もいるし、理不尽なことって、本当に数え切れないくらいありますよね。だけど、スポーツの世界では、実力、努力、結果etc.が、かなりストレートに評価してもらえる…(完全に、ではないですけど)。それがいいところだと思うんです。
だからこそ、こんな理不尽な理由で、岡本選手の派遣をとりやめにしてほしくないんですよ。自分が実力でとってきた出場枠が無駄にされるなんて、あってはならないんじゃないか…と思うわけです。
あまりうまく言えないですけど、なんとか岡本選手がアテネの舞台に立てることを祈ってます。
全日本アマチュア野球連盟が、アテネ五輪の野球日本代表1次登録メンバーをJOCに提出しました。現在のところ、監督、コーチを除いて36名がリストアップされているようです。ここから最終的に24名にまで絞るわけですね。現時点で、名前は発表されていませんが、私の希望としては「勝てるメンバーで臨んでほしい」これだけですね。

3月30日
団体の分裂で、依然として五輪へ行けるかどうかわからない…という状況のなか、岡本依子選手が帰国しました。この日はこぞって各局が岡本選手や家族、支援者の映像を流してましたけど、事態はそれほど好転したわけではなさそうです。街頭署名は約9万人分が集まったし、河村文部科学相も「がんばった人が出られないのはおかしい」みたいな発言をしてくれてたし(うろ覚えなので、まちがってたらお許しを)、なんとかJOCには柔軟な対応を見せてほしいですね。
分裂した団体トップのコメントとかを聞いてると、選手のことなんて全然考えてなくて、とても希望は持てそうにないんですよねー。あんな団体が存在していること自体、おかしいと思うのは、私だけではない…はず。本当に、なんとかして!って感じです。
ホッケー女子の五輪予選で優勝した、日本チームが帰国しました。注目度「ほとんどゼロ」から、一気に「メダル有望種目」へと飛躍した感がありますね。ホッケー協会は、少ない資金の中から報奨金を出すらしいですが、それくらいのことはしていいかも。どうせなら本番でもメダルをとって、JOCに「うれしい悲鳴」を上げさせてほしいもんです。
アテネの「屋根」関係のニュースです。本当に完成するのかどうか、謎につつまれている?五輪スタジアムの大屋根ですが、いちおう6月末までに設置されて、そのあと電気関係などの工事に入り、最終的には7月27日にすべて完成するとのことです。この前までは7月20日といわれてたんですけど、数日間でまた1週間伸びてしまいましたねー。この分だと、8月にずれ込む危険性大ですね…。でも、さすがに7月中には終わらせてほしいですよねー。危なすぎ。
それでも、自転車競技会場の屋根のほうは、先週末、無事につけることができたそうで…。この調子で、ほかの施設についてもちゃっちゃと工事を進めてほしいもんです。
あとは、結局「屋根なし」となった競泳会場ですが、こちらには代わりに「日よけ」をつけるそうです。どういうものかはよくわかりませんが、今からとりかかって完成は…するんでしょうね?

3月29日
フェンシング・男子フルーレの太田雄貴選手と、女子エペの原田めぐみ選手が、国際フェンシング連盟のランキングにより五輪出場権を獲得しました。3月末までのランキングで決まるのですが、現時点で対象となるW杯はすべて終了しているので、もう変わることはないそうです。
フェンシングでは団体の出場を逃していて、あとは個人しかなかったわけですが、とりあえずは順当に2人が切符を確保できて、良かった…というところでしょうか。まだ、4月のアジア・オセアニア地区最終予選が残っているので、さらに何人かをアテネに送り込めればいいですねー。
五輪出場枠を獲得しながら、国内団体の分裂でアテネ行きが絶望的になっている、テコンドーの岡本依子選手ですが…。この日、父の浩氏をはじめ、関係者が日本オリンピック委員会事務局を訪れて、9万4762人分の署名を提出したとのことです。JOC側は幹部不在を理由に受理せず、一時預かりの形としたようですが、これは預かってもらえただけでも良かったかも。
最近は、岡本選手の派遣について前向きな発言も出てきているだけに、今後の対応に期待したいものです。自分の力でとってきた出場枠を、全然知らないところで起きている抗争のせいで無駄にされちゃったら、そんな悲しいことはないですよね。
国内予選で失格し、競泳男子400m自由形の五輪出場を逃したイアン・ソープ選手ですが、ここへきて、同種目での五輪出場に可能性が出てきました。オーストラリア水泳連盟の会長によると「まだ何が起きるか分からない」のだとか。この種目には、ソープ選手とグラント・ハケット選手がいて、オーストラリアの1、2位がかなり有力なだけに、豪水連としてもあっさり切り捨てたくはないんでしょうねー。
ちなみにソープ選手は、200m自由形では順当に優勝して切符を手に入れたようですが…。最も得意とする400での出場は、果たして叶うのでしょうか?
国際陸連のディアク会長がアテネで会見し、遅れが指摘されている五輪スタジアムの屋根について、予定通り設置されるだろう…との見方を示しました。これが、希望的観測でなければいいのですが…。
アテネで世界陸上が行われたときの暑さって、相当すごかったような記憶があるんですよね。蒸し暑い日本に慣れているはずの選手からも、そういう声があがってましたから…。できれは屋根は、ついてくれたほうがいいんですけどねー。

3月28日
ホッケー女子のアテネ五輪予選、日本は決勝でスペインを1−0で下し、見事に優勝を飾りました。スペインは、日本が予選リーグで唯一の黒星を喫した国で、世界ランク6位の強豪なんですよね。決勝で、しっかり予選の借りを返して優勝してしまうあたり、すごい!の一言です。
五輪では、すでに各大陸枠を獲得している強豪国も加わるので、今回の予選と同じ…というわけにはいかないでしょうけど、それでも日本女子にメダルは充分期待できると思います。本番でも、今回みたいな試合をしてほしいですね。
ソフトボールの日本代表が、27日にアテネのソフトボール競技場を視察しました。これは、イタリアでの強化合宿から帰国する際、ギリシャに立ち寄ったもの。遅れが指摘される会場は多いのですが、幸いこの競技場にはすでに芝も植えられて、準備はほぼ整っている様子です。宇津木監督や選手たちも、いよいよ実感がわいてきたんじゃないでしょうか。監督は「ここで胴上げされたい」と語ったそうですが、本当にぜひ、その光景を見せてほしいものですねー。

3月27日
あのイアン・ソープ選手が、世界記録を持っている男子400m自由形での、アテネ五輪出場を逃してしまいました。なんと、予選でフライングを犯し、失格となってしまったそうで…。しかも、フライングというよりは「プールに落ちた」という感じだったようだし…。予選なんて、半分くらいの力で泳げば通ったでしょうにねー。本当に強い人が出てこないのは、どの競技でもやっぱつまんないですよね。

3月26日
国内団体の分裂問題で、岡本依子選手の五輪派遣が難しくなっているテコンドーですが、ここへきて希望が生まれてきました。河村建夫文部科学相が、選手の派遣と分裂問題は切り離して考えるようJOCに申し入れ、JOCの竹田恒和会長も、再検討する姿勢を示しているそうです。一時は絶望的と思われていたのが、希望の光が差してきた…というところでしょうか。
分裂問題と岡本選手は一切関係ないので、そんなことで選手が犠牲になるのって、やりきれないですよね。なんとか出場が実現することを願っておきます。そのうえで、分裂問題にもきっちりと決着をつけてほしいです。
ホッケー女子の五輪最終予選、日本は準決勝でドイツに3−0で勝って、決勝進出を果たしました。前半に先制点をあげ、後半に2点を加点。かなりいい勝ち方だったようです。これで残すは決勝のみ。28日、スペインと対戦しますが、ここで勝ったら凄いかも…。一躍、メダル有望種目になりそうな感じです。

3月25日
25日、オリンピアの遺跡で聖火の採火式が行われました。ニュースでもこのもようが放送されていましたが、なんだか本当に「いよいよだなー」という気分にさせられますね。巫女?姿の女性(女優さんだそうですね)が、鏡で太陽の光を集めて生まれた聖火は、古代五輪の競技場に運ばれて、第1走者のコンスタンティノス・ガツィウディス選手(ギリシャのやり投げ選手)に渡され、聖火リレーがスタートしたそうです。第1日は、競泳のアレクサンダー・ポポフ選手(ロシア)などが走ったそうですが、できればその様子なんかも見てみたかったなー。これから回る五大陸の各都市では、きっと過去の有名選手などがこぞって参加するんでしょうね。
フェンシングの団体種目(男子3、女子1)で、日本はひとつも五輪出場権をとることができませんでした。…といっても、シドニーでもそうだったので、今回特に「レベルが落ちた」ってことではないと思います。
個人では今のところ、3月末までの国際フェンシング連盟(FIE)のランキングで、女子エペの原田めぐみ選手は出場権獲得がほぼ確実とのこと。ほかにも、可能性のあるいくつかの種目でW杯に出場し、出場権獲得を目指すそうです。あと一歩の選手もいるみたいなんで、がんばって1人でも多くアテネに行ってほしいですね。
なお、FIEランクで出場権をとれなかった種目については、4月に行われるアジア・オセアニア地区最終予選に回るそうです。

3月24日
ホッケー女子の、アテネ五輪出場が決まりました! 1次リーグ最後の試合、日本は韓国に4−0で勝ってB組1位となり、この大会の4位以内が確定。5位までに与えられる出場権を獲得しました。女子ホッケーで日本が五輪に出場するのは、これが初めて。試合終了の瞬間がニュースで流れていましたが、選手の喜びかたを見ていると、なんだかこちらまで感動してしまいました。
それにしても、格上と見られていた韓国に快勝したということで、日本チームの実力自体が上がってると思っていいんでしょうね。せっかく1次リーグ1位で通過したんだし、決勝トーナメントでもがんばってもらって、アテネへ向けて弾みをつけてほしいです。なお、26日の準決勝では、A組2位のドイツと対戦します。
ボクシングでは、五輪アジア2次予選が行われましたが、残念ながら日本勢は1人も五輪出場を決めることはできませんでした。ライトフライ級の五十嵐俊幸選手は、あとひとつ…というところまで勝ち進んでいたのですが…。残念でした。
ボクシングの五輪予選はあと1回、3次を残すのみです。日本はまだ1枠も獲得できていないのですが、なんとか最後のチャンスに懸けてほしいです。
テニスの杉山愛選手が、一時は「出ない」としていた五輪へ、出場する意向とのこと。どうやら日本テニス協会が、ずっと出場要請をしていたみたいですねー。杉山選手自身がかなり消極的だったので、無理矢理出てもなーと思っていたのですが…。出ると決めたからには、気持ちを切り替えて五輪に臨んでほしいです。
なお、テニスの場合、枠は6月14日時点の世界ランキングで、48位以内(1か国4人まで)に入っていればいいのですが、これについては現在10位とまったく問題なし。ダブルスにも出るらしいのですが、だれと組むのか気になるところです。
サッカー女子の五輪アジア予選は、4月18日から日本で開催されますが、直前の強化合宿に参加する日本代表候補の20人が発表になりました。アジア予選の登録メンバーは20人なので、おそらくこのメンバーが、そのまま予選に出場するものと思われます。サッカー男子に続いて、ぜひ女子もアテネ行きを決めてほしいですね。候補選手は次のとおり。
山郷のぞみ、小野寺志保、大部由美、磯崎浩美、宮崎有香、山岸靖代、矢野喬子、下小鶴綾、酒井與惠、小林弥生、安藤梢、川上直子、山本絵美、柳田美幸、宮本ともみ、荒川恵理子、永里優、丸山桂里奈、大谷未央、澤穂希。

3月23日
ホッケー女子の五輪最終予選、日本はスペインに0−1で敗れました。勝っていればアテネ行きが決まってたんですけどねー。前半は0−0だったのですが、後半は堅守もわずかに及ばず…。僅差だっただけに、よけい残念でした。
これで日本の通算成績は2勝1敗。24日の韓国戦で勝つか引き分けるかすれば、アテネに行けることになります。韓国は強敵ですが、今大会の調子の良さからすれば、可能性は充分あります。勝って、出場を決めてほしいですね。
柔道女子の日本代表合宿が公開されました。最終選考会の全日本体重別選手権は、来月の11日に行われます。まだ先のことだと思っていたのに、もう半月とちょっとしかないんですよねー。当然、各選手とも、熱の入った練習を見せてくれたんじゃないでしょうか?
報道のほうは、相変わらずヤワラちゃんこと谷亮子選手(どうも「田村」じゃないと違和感が残るなー)一辺倒ですけど、代表争いが熾烈な階級はいくつかあるので、そのあたりの選手の好不調なんかも知りたかったですね。
国際水泳連盟は、五輪競泳会場の屋根建設を断念したことについて、強い調子でギリシャ政府とアテネ五輪組織委員会を非難する声明を出したそうです。そういえば、少し前に「断念」と報じられたときにも、「絶対に必要」と言い張ってましたからねー。
でも、いろいろと事情を聞いてみれば、国際水連が怒るのも無理はないみたい。2001年の時点では、ギリシャ政府は「屋根の設置は保証」していたそうだし、今月の3日にも政府担当者は「7月15日までに準備を終える」と確約してたらしいですから。「信じちゃいけなかったのね」といったところかなー。
遅れを指摘する声は、ずいぶん前からあがっていたのに、結局最後まで取り戻すことができなかったのは、やっぱ見通しが甘かったんだろうし、管理能力も不足してたんでしょうね。
懸念事項が続出しているアテネで、また新たな問題が発生しました。なんでも、競技施設にネズミが住みついて、その数が増えてきているのだとか…。ちなみに、駆除が必要なのはガラツィ・ホール(卓球と新体操の会場)、アノリオシア・ホール(柔道、レスリング会場)、イラクリオンとボロスにあるサッカー会場…だそうです。いちおう、各施設ごとに40万円の費用を投入して、駆除を図るとのことですが、本当にちゃんとやってくれるのかなぁ…。柔道の試合の最中に、畳の隙間からネズミが現れたりすることがありませんように…。

3月22日
野球のアテネ五輪1次リーグの、対戦日程が決まりました。日本は8月15日の初戦でイタリアと対戦し、続いて16日にオランダ、17日キューバ、18日オーストラリア、20日カナダ、21日台湾、22日ギリシャ、となっています。やはり注目は、17日のキューバ戦でしょう。本当の勝負は決勝トーナメントだと思いますが、予選の試合も見逃せませんよね。
野球についての話題をもうひとつ。プロ野球実行委員会で、アテネ代表候補の1次登録リストが、各球団に配布されたそうです。ここから絞り込みを行い、最終的には24人が派遣されることになります。最終決定は6月25日だそうですが、それまで候補選手の名前などは、一切外部には公表されないとか。とりあえず、勝てるメンバーを選んでくれてる…はずですよね?

3月21日
クレー射撃女子ダブルトラップの五輪代表に、井上恵選手が内定しました。井上選手は2月に行われたアジア選手権の、この種目で優勝して枠を獲得し、代表入りは確実と見られていました。
同じ射撃でも、ライフル射撃のほうは多くの枠を獲得できたのですが、クレーでは1枠のみ。ただ、8年前のアトランタ五輪では6位入賞している(吉良佳子選手)種目だし、世界に通用しないことはないと思います。レベルの高いアジアのチャンピオンになって、枠を獲得したんだから、堂々と戦ってきてほしいです。
福井で行われているフェンシングのW杯最終日、男子フルーレ個人戦で太田雄貴選手と山口徹選手が準決勝まで勝ち進み、ともに3位となりました。これは、日本勢のW杯過去最高タイの成績なんだそうです。2人のアテネ行きも、ぐっと近づいてきましたね。このあとも、好成績を挙げてくれることを期待しておきます。また、女子では菅原智恵子選手が準々決勝まで進出したのですが、残念ながらそこで敗れてしまいました。
フェンシングの五輪枠は、3月末までのW杯ランキングなどをもとに決められます。あと少し…そのときには何人かの名前が、「代表選手」のページに追加できればいいですねー。
陸上の世界クロスカントリー選手権、ジュニア男子8kmで佐藤秀和選手が17位、北村聡選手は24位、松岡佑起選手28位、上野裕一郎選手36位…となって、日本は団体で5位に入りました。ちなみに、男子12kmのほうでは団体15位…。女子もそうなんですけど、なんでジュニアではそこそこの成績がとれるのに、シニアになるととたんに順位が下がってしまうのでしょう…。個人でも大津誠選手の40位が最高で、三津谷佑選手は73位、大島健太選手は78位…(以下略)。三津谷選手も大島選手も、今注目の若手だし、もう少し上の順位でゴールしてほしかったですねー。
女子4kmは、大越一恵選手の25位が最高。ただ、大越選手は前日の8kmでは64位に終わっているので、それよりは大幅に順位アップしてますね。彼女は、ロードに強い選手…という印象があるのですが、トラックの10000mでは距離が短すぎ、かといってマラソンでは長すぎるように思えてしまいます。どっちに適性があるんでしょう…?
陸上の為末大選手(男子400mハードルの日本記録保持者)が、アジアパートナーシップファンドという会社と、所属契約を結んだそうです。為末選手は2001年の世界陸上で銅メダルを獲得したものの、以来伸び悩み、昨年は準決勝で敗退。その後、所属企業を退社し、母校の法大に練習拠点を移していました。とりあえずは、所属先が決まってほっとしたんじゃないかなー。これからはアテネに向けて、集中していってほしいですね。

3月20日
ホッケー女子の五輪最終予選第2日、日本はアメリカに3−1で勝って、これで開幕2連勝。アテネが少し、近づいてきた感じです。
ちなみに日本の世界ランクは11位で、予選B組の中では5か国中4番目なんですね。トップが韓国の6位で、以下、7位スペイン、10位アメリカ、次が日本で、一番下が17位のロシアとなっています。今のところ、ロシアとアメリカという、ランクが下のほうの国には勝っているので、あとはスペインか韓国のどちらかに勝てば…というところですー。
日本の次の試合は23日。ここでいよいよスペインと対戦します。勝って、アテネへ行ってもらいたいですね。
陸上の世界クロスカントリー選手権第1日、ジュニア女子6kmで宮井仁美選手が10位、野原優子選手が11位となりました。以下、新谷仁美選手19位、寺田恵選手は27位…などとなっています。上位4人のタイムで争う団体では3位に入っていて、私のイメージとしては、「指定席確保」というところでしょうか。ただ、一般の女子8kmでは、市川良子選手の37位が最高なんですよね。ジュニアではそこそこ良い成績がとれるのに、なんで年齢が上がるとこんなに差がついてしまうんでしょう…。このあたりの差が、トラック種目だともろに出てくるんですよねー。
また、男子4kmに出場した岩水嘉孝選手は、96位に終わってしまいました。もうちょっと、上が狙えると思ったんですけどねー。残念です。
アテネ五輪組織委員会はついに、競泳会場の屋根については「設置を断念する」と発表しました。少し前にも「断念」と報道されていたのが、国際水泳連盟などの反対もあって、再度設置する方向に行っていたんですけどねー。このままだと、テスト大会さえ開催できなくなるかもしれないし、結局は「無理」となったようです。
これにより、日中のレースを避けるため、競技時間が変更されるかもしれないそうです。ひとつ予定が狂うと、いろいろ影響が出てきますよねー。
ちなみにここまで遅れた理由は、「請負業者が、技術的な問題を理由に撤退したから」だそうです。そんなんだったら、最初から請け負わなきゃいいのに…。てゆーか、そんな業者に発注した組織委員会?も、甘かったor見る目がなかった、ってことですかねー。

3月19日
ホッケー女子の五輪予選が始まりました。先日行われた男子の予選では、日本は残念ながら出場権を逃してしまいましたが、女子は第1戦でロシアに6−1と圧勝し、うれしい白星スタートを切りました。予戦リーグB組の日本は、このあとアメリカ、スペイン、韓国と対戦。ここで2位以内になって決勝トーナメントに進出すれば、その時点で五輪出場が決まる…はずです(たぶん)。女子はなんとか頑張ってほしいですね。
アテネでは、体操の組み合わせ抽選が行われました。最近はいろいろと細かいことが、決まるようになってきましたねー。で、注目の日本男子なのですが、幸運にも最終の3班で演技できることになりました〜。しかも同じ班には、実力No.1の中国が入っているとあって、高得点が出やすいのもなかなか良い感じです。ちなみに、メダルを争うと見られるアメリカ、ロシアはひとつ前の2班。なんとかこの2か国より高得点をとってもらって、いい位置で決勝に臨んでほしいですねー。
なお、日本の女子は団体出場がないため、個人総合へ2名のみの参加となります。日本は1班の混成チームで演技することが決まりました。苦しいとは思いますが、なんとか1人は個人総合の決勝に残ってほしいですね。
国際オリンピック委員会が、アテネ五輪には史上最多の202か国・地域が参加する、と発表しました。イラクの参加が決まったことで、最後にひとつ増えたようですねー。準備の遅れやテロの不安など、いろいろと問題はありますけど、組織委員会はちゃんと成功に導いてほしいものです。ちなみに、同じアテネで開かれた、第1回大会(1896年)では、たったの14だったそうで…。いったいどんな感じだったんでしょう?

3月18日
サッカーのアテネ五輪出場が決まりました。バーレーンに負けたときは、ちょっとひやっとしましたけど、この日のUAE戦はいい試合ができましたねー。前半にセットプレーから2点を奪い、後半にも1点を追加。3−0で快勝しました。
やっぱ、サッカーにはだれもが期待してたわけで、いろいろ大変だったとは思いますが、本番でも前回より上を目指してほしいなぁ…。予選リーグの組分けが、今から気になるところです。
テコンドーでは、唯一、岡本依子選手だけが、五輪出場枠を獲得しているのですが、このままではアテネに行けない可能性が高くなってしまいました。ずっと分裂が続いたままの全日本テコンドー協会と日本テコンドー連合が、3月末までに一本化されなければ、派遣を見送る…というのを、JOCが正式に決定したとか。
でも、今までさんざん協議してきて、それでも一本化できなかったのに、あと10日でまとまるなんて思えないですよね。でも、それができなければ、岡本選手はせっかく枠を獲得したにもかかわらず、五輪には出られないんです。
こんな理不尽なことってあるのか…と思いますけどね。本来なら選手をサポートすべき団体が、ここまで足を引っぱっていいものなんでしょうか…?
アテネ五輪のメーンスタジアムの大屋根といえば、競泳会場の屋根と並んで「本当に開幕までに完成するのかどうか」が注目されている施設なのですが…。工事が終わるのは、なんと開会式の約3週間前、7月20日になるんだそうです。計画では4月にできる「はず」だったらしいのに、なんでここまでずれ込んでしまったんでしょうねー。このぶんだと、7月20日という「現時点での予定」も、また狂う可能性だってあるわけで…。果たして開会式が行われるときに、屋根はついているのかなー。
ところで、この屋根がどういうものかというと、なんでも特殊ガラスでできていて、これによって熱を遮るのが目的なんだそうです。ものすごく暑いアテネの夏対策、といったところでしょうか。ただ、「絶対に必要」というわけでもないので、不可能だとはっきりわかったら、早めにあきらめてほしいものです。
ちなみに競泳会場の、屋根の完成予定は7月末とのこと。一時は「屋根なしに決定」と報道されましたが、結局はつけるようですね。でも、テスト大会もやらなきゃならないのに、日程も決まってないそうだし…。いちおう、「工期の合間をぬって」行われることにはなっているそうですが、本当にできるのかどうか、かなり不安になってきました。

3月17日
女子レスリングの強化合宿が公開されました。実戦練習以外に、筋力トレーニングも披露したとか。代表に決まった3人の選手は、特に力が入っているでしょうねー。これからますます注目されていきそうだし、重圧なんかも感じてくるでしょうけど、「実力世界一」の日本代表としてがんばってほしいですよね(月並みですが)。
なお、まだ代表が決定していない48kg級については、4月13日に伊調千春選手と坂本真喜子選手の間でプレーオフを行うことになっています。こちらの結果も要注目ですね。

3月16日
日本陸連会長の河野洋平氏が、今回の選考について「正しかった」と発言。しかも「この方法は変えない」とまで言ったとか。選ばれた選手についてはともかく、今回みたいな条件、出場選手、展開その他をすべて無視した、意味のない「タイム重視」を、4年後もやるおつもりなんでしょうか? そんなことをしたら、特に女子では最初に行われる東京なんて、だれも出なくなっちゃいますよ(コースは一番きついし)。ほかにもいろいろと書きたいことはありますけど、「なんだかなぁ〜」って感じですかね。
サッカーの五輪アジア最終予選、日本は2−1でレバノンに勝って、なんとか首位を保ちました。日本は先制するも途中で追いつかれる…という、ちょっと嫌な展開となりましたが、後半24分に勝ち越し点をあげてそのまま逃げ切り。とりあえずは良かったです。
ただ、勝ち点は10で、バーレーンと並んでますからねー。得失点差ではかなり日本のほうが有利ですけど。18日に行われるUAEとの最終戦では、「点をたくさんとって、勝ってくれ〜」ってところでしょうか。
聖火リレーの、東京でのルートが明らかになりました。6〜7時間かけて、レインボーブリッジ→東京タワー→銀座→浅草→東京ドーム→駒沢オリンピック公園→渋谷→新宿・東京都庁、と走るそうです。東京の地理にはあまり詳しくない私ですが、このくらいなら少しは把握できるかな。浅草を疾走(というほど速くないけど)する聖火ランナーなんて、ちょっとおもしろいかも…。走る姿を想像しただけで、なんだかワクワクしてきました(笑)。
ギリシャのロドゥサキス駐日大使が記者会見し、「安全な五輪の開催を約束」したそうです。とにかく、その言葉通りになってもらわなきゃ、シャレにならないので…。実際の関係者は、めちゃくちゃ大変だと思いますけどねー。

3月15日
マラソンの五輪代表が決まりました。女子は内定済みの野口みずき選手に加えて、土佐礼子選手、坂本直子選手が選ばれ、前回金の高橋尚子選手はアテネ行きを逃しました。また、男子は国近友昭選手、油谷繁選手、諏訪利成選手となりました。補欠は千葉真子選手と高岡寿成選手に決まっています。
女子は…最終的にこの3人に決定したことについては、特に異論はないです。高橋選手が選ばれなかったことについては、「仕方がない」としかいいようがないですね。私も大阪が終わった時点では、名古屋がああいう結果になるなんて予測がつきませんでしたから。今回に限って名古屋にほとんど風がなかった…のも予想外だったし、ケガ続きの土佐選手があれだけ走れた…というのも同様です。高橋選手が「名古屋に出ない」という決断を下したときは、それもアリかな、と思いましたもん。
ただ、私としては、できれば選考レースをもうひとつ走ってほしかったですね(別に大阪でも名古屋でも可)。これまでの彼女なら、走ってたと思うし…。4年前、彼女が名古屋を走ったときは、五輪に対する「執念」みたいなものがうかがえたんですけど、今回はそれが感じられなかったです。
ただ、意外だったのは今回の選考で、2つの枠のまず最初に土佐選手が決まった…ということです。優勝した土佐選手と坂本選手を比較して、単純にタイムのいい土佐選手を最初に選んだというのは解せません。大阪については、牽制しあうあまり、序盤がスローペースになったことが原因だし…。そのペースの遅さも、有力選手が集まったがためですからねー。気象条件も悪かった(あの日は極寒でした)し、その大阪と、条件の良かった今回の名古屋を、同列に扱っていいのかなーと思います。
最初から、タイムをそれほど重視するのがわかっていたら、大阪でももう少しペースが上がっていただろうし、高橋選手だって2回目にチャレンジしていたかもしれません。マラソンはタイムも重要だけれど、単純にそれだけで決めていいとは思えません。やっぱり、レース内容とか、参加選手の顔ぶれとかをちゃんと考慮してほしいです。
もちろん、土佐選手が選ばれたことは、順当だと思ってます(自分で引っぱって、走りやすいペースに持っていったのは彼女自身ですから)。ただ、大阪よりも「上」として扱うのは、ちょっと納得がいかなかったですね。
ちなみに私は、特に選手の好き嫌いとかはないです。全然ないわけじゃないけど、それよりもやはり、「選ばれるべき選手」「本当に力のある選手」が代表になってほしいと思ってます。だから、やはり高橋選手には代表入りしてほしかった…という気持ちはありました。けれど、彼女は自分で「再チャレンジ」という選択肢を切り捨ててしまったんだから、それはもう仕方がないですね。とにかく、選ばれた選手は、ほかの選手のぶんまでしっかり走ってほしいです。
男子については、コメントのしようがないです。女子の場合は、思うとおりに書いても特に問題はない(たぶん)んですけど、男子でそれをやってしまうと、明日からこのサイトを閉鎖するはめになるかもしれないので、自粛しておきます…。
自転車のトラック種目W杯第2戦、最終日に行われた男子チームスプリントで、日本チーム(伏見俊昭、井上昌己、長塚智広の3選手)が2位に入りました。日本自転車競技連盟のサイトによると、日本は予選を2位で通過。決勝では、予選1位のフランスには及ばなかったものの、2着でゴールした…とのことです。アテネでも、同じような結果が出ればいいですねー。
五輪野球日本代表のスタッフ会議が開かれて、アテネへは長嶋茂雄監督でいくことを確認したそうです。そんなの、会議で決めても意味ないと思うんですけど…。とりあえず、もう少し様子を見てみないことには、なんともいえませんからねー。

3月14日
名古屋国際女子マラソンは、土佐礼子選手の優勝で幕を閉じました。2位は田中めぐみ選手、3位は藤川亜希選手でした。くわしくは「陸上競技観戦記」のページでどうぞ。
レスリングのグレコローマン、五輪第2次予選第2ステージで、55kg級の豊田雅俊選手と84kg級の松本慎吾選手が準決勝に進出し、この時点で4位以内に与えられる出場枠の獲得が決まりました。これでグレコローマンの予選は終了。日本は7階級中4階級の枠を確保したことになります。女子ばかりが注目されるレスリングですが、男子もアテネでは意地を見せてほしいもんですねー。なお、代表については、枠を獲得してきた選手が4月の全日本選抜選手権で優勝すればそれで決まり、もし敗れた場合は、優勝した選手とプレーオフを行って決めるそうです。
サッカーの五輪アジア最終予選B組の、第2ラウンドが開幕しました。…が、日本はバーレーンに0−1で敗れて、初黒星を喫してしまいました。バーレーンとは、第1ラウンドでも引き分けてますからねー。体調不良とか代表の入れ替えとか、いろいろあったとは思いますが…。負けちゃいましたか。
試合を見ていないのでよくわからないのですが、日本優位の展開だったのに点をとることができず、反対に後半得点を許してそのまま逃げ切られた…ようですね。なんで日本のサッカーって、いつも決定力が不足してるんでしょ?(←このへんが、シロートなのでわからない)
ちなみにもうひとつの試合のUAE×レバノンは、2−2で引き分け。日本は得失点差で首位を守ってはいます。サッカーは…みんな期待してると思うし、やっぱアテネに行ってもらいたいですよねー。
競泳の萩原智子選手が、短水路の100m自由形で、53秒95の短水路日本新記録を樹立しました。萩原選手は2月にも54秒33の日本新を出しているので、好調なのはまちがいないようです。来月の日本選手権では、完全復活した姿が見られそうですね。
自転車のトラック種目W杯第2戦、男子スプリントで永井清史選手が5位に入り、2月の第1戦での10位に続いて好成績を収めました。W杯の総合ポイントで枠が決まってくるらしいので、このまま順調に行ってほしいものです。また、女子500mタイムトライアルに出場した大菅小百合選手は12位。ただ、タイムは35秒894で、第1戦の36秒367よりはかなりよくなってきてます。できればこのW杯の何試合かで、35秒496の日本記録を更新してほしいですね。なお、男子3万mポイントレースの飯島規之選手は13位でした。
フェンシングのアテネ五輪プレ大会を兼ねた、グランプリ大会のアクロポリス・カップが開幕。、女子フルーレに出場した日本勢では、菅原智恵子選手、川西真紀選手、田窪あゆみ選手が決勝トーナメントに進出。藤原仁美選手は予選リーグで敗れました。日本はまだ、フェンシングではひとつも枠を獲得していないんですけど、ちゃんと本番でもこの地に立ってくれることを願っておきましょう〜。
国際オリンピック委員会のロゲ会長が、ギリシャのカラマンリス新首相らと会談し、スタジアムの大屋根、競泳プール会場の屋根(屋根ばっか)など遅れが見られる部分について、2週間以内に適切な決断を下すよう要請したとのこと。2週間後にどんな判断が下されるのか…ちょっと怖いものがありますね。このさい、なくても大丈夫なものは潔くあきらめて、絶対必要なものに全力を注いでほしいと思うんですけど、そう簡単にはいかないんでしょうね。

3月13日
自転車トラックのW杯第2戦、男子ケイリン決勝で伏見俊昭選手が4位に入りました。トラック種目の場合、今年2〜5月にかけて行われるW杯の成績で出場枠が決まります。当然今回の大会も、そのなかのひとつなわけで…。次もこの調子で行ってほしいですねー。特にケイリンは、日本生まれのはずなのに、全然日本人が勝てない種目ですから。
また、男子1000mタイムトライアルに出場した矢口啓一郎選手は、9位となっています。
新体操の北京五輪強化委員会の強化本部長に、山崎浩子さんの就任が決まりました。山崎さんの現役時代(ロス五輪8位でした)もちゃんと知っている私にとっては、ちょっと驚き。なんだかまだまだお若いイメージがあるので、「強化本部長」という言葉の響きに、そぐわない感じがするんですよね。
でも今回の、個人は1枠しかとれず、団体に至っては出場権を逃してしまう…という事態を打開するには、若返り人事のほうがいいような気がします。組織が旧態依然じゃ、ズルズルと落ちていく一方になりそうだし。
ただ、不安なのが女子体操なんですよね。ずーっと低迷が続いてて、上昇のきざしもほとんど見えないんですけど…。しかも、課題が見えている部分もあるのに改善されないあたり、今のままで大丈夫なのかなぁ…。
ギリシャ文化省のアテネ五輪担当庁長官に、アテネ五輪組織委員会のカプラロス常務理事が就任することになりました。前任のカルタリス長官は先日辞任。その代わりというわけですが、どんな人かと思ったら、水球の元オリンピック選手なのだとか。
しかし今、アテネの準備は遅れに遅れてますからねー。「体育会系」のノリで、なんとか工事を担当する業者の、お尻をひっぱたいてほしいもんです。ギリシャにそんなノリがあれば…の話ですけど。

3月12日
一時は出場を逃したか…と思われていたトランポリン女子で、五輪出場枠1を獲得したことがわかりました。昨年10月の世界選手権では惜しくも枠がとれなかったのですが、未決定の推薦枠が残っていて、日本は非常に微妙なところにいたんですよね。とにかく「待つ」しかないと、いいほうに転ぶことに望みをかけていたのですが…。結果的にはIOCが推薦枠(ワイルドカード)を放棄したため、日本に出場枠が回ってきたそうです。
なにはともあれ、良かったですよねー。1枠とゼロじゃ、全然ちがいますもん。せっかく転がり込んできた出場枠、幸運な代表に決まった人は、ぜひぜひ開き直ってがんばってほしいもんです。
ちなみに代表選考は、4月2日からの第2次選考会と、その後に行われる最終選考会(具体的な日は未定)で行われ、8人の候補の中から1人を選ぶそうです。
バレーボールの五輪世界最終予選は、5月に行われるのですが、そこで日本が出場権を獲得した場合は、なんと日本バレーボール協会から、選手に「ボーナス」が支給されるんだそうです。もちろんメダルをとった選手には、日本オリンピック委員会や、各競技団体から報奨金が贈られますが、「出ただけ」で支給というのはちょっと驚きです。こうなったら、男女とも出場権をとってもらって、協会に大きな出費をさせてほしいもんですねー。
ギリシャ政府が、アテネ五輪の警備に北大西洋条約機構(NATO)の協力を要請するそうです。空と海の警備、それから核や生物化学兵器による攻撃への防御を担当してもらうとか。たしかに、11日にはマドリードで列車爆破テロなんかもあったりして、不安は増すばかりですもんねー。それにしても、FBIだけでなくNATOまで「参加」とは…。なんだか、往年のスパイ映画みたいになってきそうです。

3月11日
ホッケー男子のアテネ五輪予選、9−12位決定戦に回った日本はここでもマレーシアに2−3で敗れ、カナダとの11位決定戦へ回ることになりました。ちなみに日本は予選Aグループの最下位、カナダはBグループの最下位です。どちらもまだ1勝もあげていないのですが、やはりここは日本に勝ってほしいですよね。だって、最初は出場権をとることも不可能ではない…と思われていたのに、1勝もできないまま終わってしまうのは、あまりに悲しいですからねー。
サッカーの五輪アジア最終予選は、14日から行われるのですが、体調不良により一部の選手が交替することになりました。10日のトピックスにも書いたとおり、UAEラウンドの最中に多くの選手が下痢に見舞われたそうなのですが、成岡翔選手と菊地直哉選手の2人は現在も症状が重いため、近藤直也選手と根本裕一選手を追加招集することにしたそうです。それにしても、こんなに大量に(それもひどく)選手がお腹をこわすなんて、普通からしたら考えられないですよね。
ケニアのマラソン代表が決まりました。男子は、すでに内定していた世界記録保持者のポール・テルガト選手に加えて、サミー・コリル選手と、日本のコニカミノルタに所属しているエリック・ワイナイナ選手(シドニー銀)に決定。東京で優勝したダニエル・ジェンガ選手が、もれてしまったのが残念です。ワイナイナ選手に大差をつけて勝ってたんですけどねー。
また女子は、こちらもすでに決まっていたキャサリン・ヌデレバ選手とマーガレット・オカヨ選手、そして残りの1人はアリス・チェラガト選手となりました。聞いたことのない選手ですけど、陸上強国ケニアの代表だけに、あなどれないですよねー。
日本オリンピック委員会は、2004年度の予算案で、五輪メダリストへの報奨金として1億8千万円を計上したそうです。金額はこれまでと変わらず、金300万円、銀200万円、銅100万円なのですが、JOCがうれしい悲鳴をあげるくらい、メダリストの数が多くなればなーと思いますわ。
アテネ五輪のマラソンコースは、請負業者の賃金未払いが発生したせいで、整備がかなり遅れています。アテネ側は、業者を替える…としていたのですが、その新業者が10日の入札でやっと決まったらしいです。とりあえず、コースは7月上旬から中旬には完成するそうなので(あくまで予定ですが)、今後はスムーズに進んでくれるよう祈るしかないですねー。
もうひとつ、アテネ関係の話題ですが、ギリシャのカルタリス五輪担当庁長官が辞任したそうです。新首相が慰留したにもかかわらず、の辞任なので、「工事の遅れの責任をとって」というわけではなさそう。まあ、建前かもしれないですけど。それか、あまりにも思いどおりにいかないので、嫌気がさしたんだったりして…(すべて憶測ですので、信用しないように)。でも、この影響でまた工事が遅れたら悲惨ですよね。

3月10日
バスケット女子の日本代表は、3日の内定どおり、予選に臨んだ12人とすることが正式に承認されました。大人数となる団体球技では、初めての代表決定です。アテネでは、五輪予選の韓国戦みたいな試合を、「ここ」っていうところで見せてほしいですねー。
代表選手は次のとおりです。浜口典子、大山妙子、紺野麻里、川畑宏美、楠田香穂里、矢野良子、立川真紗美、大神雄子、永田睦子、江口真紀、藪内夏美、矢代直美。
先日のUAEラウンドは見事に首位で折り返した、サッカーの23歳以下日本代表の面々なのですが…。ここにきて不安になる事態が起こってしまいました。なんと、敵地UAEでの試合期間中に、多くの選手が腹痛や下痢などに襲われ、点滴治療を受けた選手もいたそうなのです。原因が不明なため適切な対処がとれず、現在でも影響は残っているとか。14日からは日本での試合が始まるんですけど、大丈夫なのかなぁ。
しかし、原因(ウイルスor細菌)もですが、なんでそういうことが起こったのか…も気にかかりますよねー。サッカーのアウエイでの試合って、想像を絶することが起こるらしいし…。
まあ、憶測はこのくらいにしといて、14日の試合にちゃんと間に合ってくれることを、祈っておきます。
野口みずき選手が、14日の全日本実業団ハーフマラソンを欠場することになりました。「なにか大きなケガでも…」と、ちょっと心配になったのですが、それほどのものではないみたい。左ひざに少し違和感があるので、大事をとるようです。確かに、無理して出て、悪化させたらなんにもならないですからねー。
次のレースの予定は、4月25日に行われる兵庫リレーカーニバルの10000mだとか。これはやはり、見に行かずにはおれません…って感じでしょうか(笑)。

3月9日
ホッケー男子の五輪最終予選、第8日には予選リーグの最後の試合が行われましたが、日本はオランダに3−9で完敗。通算4敗1分、勝ち点1でリーグ最下位が決まり、同時にアテネの出場権も逃すことになりました。日本の世界ランクは12位で、五輪に出場できるのは12か国。つまり日本は、出場権をとれる位置にいたんですけどねー。
ただ、オランダは、アトランタとシドニーで金を獲得している強豪国。さすがに、勝てといっても酷でしょう。ここにくるまでに、勝てる試合をとっておかなきゃいけなかったんですね。
このあと日本は、9−12位決定戦に回ります。ここでせめて、1勝してほしいです。
日本のミズノとイギリスのスピード社が共同で開発した、「アテネモデル」ともいうべき新型水着の発表が行われました。シドニーで登場して話題を呼んだ「サメ皮水着」を、さらに進化させたものだそうで、細かい説明は省きますが、とにかく「より動きやすく」「さらに水の抵抗を減らした」デザインと素材なんだそうです。
日本選手では北島康介選手が、これを着ることが決まっているそうです。着用することで、具体的にどのくらいタイムが縮められるものなんでしょうね。

3月8日
柔道の、全日本体重別選手(4月4日)と、全日本女子体重別選手権(4月11日)の組み合わせが発表されました。もちろんこれが、アテネ代表選考で最も重視される試合です。男子の重量級(100kg級と100kg超級)と、女子の78kg級以外の階級は、この大会が終われば代表が決まることになります。
最も注目されるのは、やはり男子100kg級。やはりというか当然というか、順調ならば決勝で、井上康生選手と鈴木桂治選手が当たることになります。この階級の代表は、4月29日の全日本選手権が終わるまで保留…ということになっているのですが、ここでの勝敗が大きく影響するのはまちがいないでしょう。
ただ、マスコミ関係者には詳しいトーナメント表が配布されているのでしょうが、残念ながら、柔道連盟のサイトにはまだupされてないんですよねー。できれば男子81kg級を見てみたかったんですが…。やっぱ、秋山選手、瀧本選手、中村選手がどこでどう対戦するのか、知りたいですねー。いったいだれが代表の座を掴むんでしょう。
陸上の世界室内選手権最終日、女子800mでマリア・ムトラ選手(モザンビーク)が、この大会六度目の優勝を果たしました。相変わらず、彼女は強いですねー。まあ、最初から自分でレースを引っぱって、それでも勝ってしまう人ですからね(800mで普通はありえない)。この分では、オリンピック2連覇は堅いかな。
また、男子三段跳びではクリスチャン・オルソン選手(スウェーデン)が、17m83の室内世界タイ記録をマーク。女子1600mリレーでも、ロシアが3分23秒88の室内世界新で優勝しています。
体操のW杯、コトブス国際競技会で、鹿島丈博選手が平行棒で3位に入りました。9.637点という得点からすると、かなり良い出来だったんでしょう。
ただ、世界選手権で金をとったあん馬は予選13位、鉄棒は予選9位で、残念ながらこの日の決勝には進めず。あん馬の得点は9.350点だったので、これはなにか失敗があったんでしょうね。でも、ささいなミスでも、世界チャンピオンが予選落ちしてしまうんですよねー。
日本陸連は、五輪のマラソン代表(男女とも)には、強化費を特別に「手厚く」支給する方針だそうです。マラソンは海外で高地トレーニングなどを行う必要があるため、どうしても費用がかさみがち。それを補助するため、とのことです。それはそうだろうなーとは思うんですけど、やっぱこれは、マラソン代表に対する期待の表れなのかも。

3月7日
泣いても笑ってもこれが最後の選考会。マラソン男子の五輪代表を決める、びわ湖毎日マラソンが行われ、小島忠幸選手が日本人トップの2位でゴール。有力候補に名乗りをあげました。小島選手とともに「有力」と見られていた佐藤敦之選手は4位で、代表の座には手が届きませんでした。くわしくは「陸上競技観戦記」のページでどうぞ。
陸上の世界室内選手権、女子三段跳びでロシアのタチアナ・レベデワ選手が、15m36の室内世界新で優勝しました。また、女子棒高跳びでも、同じくロシアのエレーナ・イシンバエワ選手が4m86の室内世界新を記録。この二つは、五輪や世界選手権で実施されるようになったのが、比較的最近の種目なんですよね。だから、まだもう少し、記録の伸びは続きそうかな? 日本選手も、どんどん日本記録を更新してってほしいんですが、これはそう簡単にはいかなそうです。
また、男子60mハードルでは、アレン・ジョンソン選手(アメリカ)が優勝。織田裕二氏がいうところの「ハードルなぎ倒し男」なわけですけど(もう、好きに呼んでください)、今年もインドアから好調のようです。この分だと、アテネでもやっぱり金をさらっていくんでしょうか。
ホッケー男子の五輪最終予選第6日、日本は南アフリカに、1−2で逆転負けを喫しました。これで日本は、通算3敗1分で勝ち点1。1次リーグ4位以内(五輪出場圏内)は難しくなってしまいました。いちおう、まだ完全にダメ、というわけではないのですが…。ほとんど絶望的な状況です。
バレーボールのVリーグ男子決勝ラウンド最終日、サントリー×JTの優勝決定戦が行われ、前日に1勝を挙げていたサントリーが、この日も3−0でストレート勝ち。5季連続六度目の優勝を手にしました。テレビでちょこっとだけ放送を見たのですが、やっぱりサントリーは、ジルソン選手の存在が大きいですよねー。あの強打は、ちょっと受けられないですもん。5季連続の最高殊勲選手に選ばれたそうですが、「もう当然」って感じですね。
また、前日に行われた3位決定戦では、松下電器が堺を3−1で下しています。

3月6日
陸上の世界室内選手権が、ハンガリーのブダペストで開幕しました。初日の5日は男女60mの決勝などが行われて、女子ではなんと37歳のゲイル・ディバース選手(アメリカ)が優勝。女子では40を超えたオッティ選手がまだがんばっていますが、ディバース選手もそれに続きそうな勢いですよねー。彼女の場合はスタートから前半でリードして、後半いかに持ちこたえるか…というレースをする選手なので、室内の60mという距離はぴったり、というのもあるんでしょうけど。また、男子60mのほうは、イギリスのジェーソン・ガードナー選手が制しました。
それから、2日目の結果も入ってきていて、男子60mハードルに出場した内藤真人選手は、予選で7秒77の室内日本新をマークしたものの、残念ながら予選落ち。女子走り幅跳びの池田久美子選手も、6m35で予選A組11位となり、やはり予選で敗れました。男子棒高跳びの澤野大地選手も5m55で、これはかなり惜しい予選落ち。
結局日本勢は、全員予選で終わっちゃいました。でも、日本新も出たことだし、収穫はあったんじゃないでしょうか。
水泳の北島康介選手が、5日、アメリカでの高地トレーニングに出発しました。これから約1か月、かなり密度の濃い練習を行うようです。特にスタートの改善は図りたいようで、これでタイムを少しでも縮めることができれば…というところでしょうか。帰国してすぐに日本選手権に臨むことになりますが、そこでどんなレースを見せてくれるでしょうね。

3月5日
サッカーの五輪アジア最終予選、日本はこの日、B組最大のライバルであるUAEと対戦し、2−0で勝利を挙げました。前半に点がとれなかったので、「相変わらずの決定力不足…」と思っていたら、終盤に連続して得点できましたねー。とりあえずは勝てて良かったです。勝ち点も7となってUAEを逆転したし、日本で行われる14日からの第2ラウンドでは、すっきりと勝ってアテネ行きを決めてほしいですね。ちなみに日程は、14日…バーレーン、16日…レバノン、18日…UAEとなっています。
卓球の世界選手権団体戦第5日、日本女子は決勝進出をかけて香港と対戦しました。予選では接戦の末、香港から勝利を挙げた日本ですが、この決勝トーナメントでは1試合も勝てず。しかも、梅村礼選手、福原愛選手、藤沼亜衣の3人とも1セットもとることができず、まさに「完敗」となってしまいました。
前日の中国戦では善戦したんですけどねー。負けて緊張の糸が切れてしまったのでしょうか…。予選リーグでは勝っていただけに、残念です。でも、世界ランクでは相手のほうがずっと上だし、ここは香港が意地を見せたのかも。
これで日本女子は、前回に続いての銅メダル獲得が決まりました。最後に連敗してしまったのは悔しかったけど、いろいろと成果はあったんじゃないでしょうか。
ただ、男子は予選リーグ全敗、順位決定戦でも敗れて、結局最下位の12位に終わりました。1回ぐらいは勝ってほしかったし、チャンスがなかったわけじゃないんですけどねー。残念でした。
ホッケー男子の五輪最終予選第4日、日本はイギリスに0−1で惜しくも敗れました。これで日本の成績は2敗1分。だんだんと苦しくなってきてしまいました。せめて1勝を…!と思うのですが…。次は7日、南アフリカとの対戦です。もう後がないんで、ここでは勝ってほしいです。
野球の五輪監督である長嶋茂雄氏が、脳梗塞で倒れてしまいました。アテネにかける意気込みは相当なものだったし、すごくお元気そうだったんですけどねー。ただ、考えてみればもう68歳、あまり無理をしてはダメな年齢なのかな。今後の状況がいろいろと気になります。

3月4日
卓球の世界選手権団体戦、第4日はいよいよ決勝トーナメントが始まりました。予選B組を見事1位で通過した日本は、まずA組1位の中国と対戦。ここで勝てば決勝進出が決定します。…が、いくらなんでも中国には勝てないだろう、と予想していたら…やっぱりそのとおりでした。
でも、結果を見てびっくり。なんと「日本2−3中国」なんです。つまり5試合のうち、二つは勝ったってことですよね。1勝もできないんじゃないか、と思ってたらなんのなんの、最後の最後まで粘ってるじゃないですか〜。
で、例によって例のごとく、公式サイトにアクセスしてみました。それによると、対戦成績は次のとおりになってます(カッコ内は世界ランク)。
梅村礼(13)2−3王楠(2)
福原愛(30)0−3張怡寧(1)
藤沼亜衣(36)3−2李菊(8)
梅村礼(13)3−2張怡寧(1)
福原愛(30)0−3王楠(2)
これを書いている時点で、日本卓球協会のサイトがまだ更新されていないため、英文の公式サイトを見ているのですが、いくら英語の苦手な私でも、このくらいならわかります(笑)。つまり日本選手では、藤沼亜衣選手が世界ランク8位の李菊選手に、そして梅村礼選手が、世界1位(!)の張怡寧選手に勝ったってことです〜。
ちょっと、ではなく、かなりびっくりしました。こんなことって、あるんですねー。梅村選手にとっては、ものすごい自信になったんじゃないでしょうか。
決勝トーナメントのもう1試合は、A組2位の韓国とB組2位の香港の対戦だったのですが、こちらは香港が3−2で勝利を収めています。この結果、韓国の4位が決定。5日に香港と日本が戦い、勝てば決勝へ進出して中国と対戦、負ければ3位が決まることになります(ソフトボールの決勝トーナメントと、同じ方式ですね)。予選リーグで勝っている香港には、やっぱり負けてほしくないなー。ここで勝って、でもって、もう一度中国に挑んでほしいですね。
シドニーで行われている射撃のW杯、クレーの女子ダブルトラップで、井上恵選手が3位に入りました。井上選手は、2月のアジア選手権のこの種目で優勝し、五輪出場枠を獲得しています。当然、代表に選ばれることが濃厚なわけですが、W杯3位となったことで、アテネでの活躍も期待されそうですねー。
バレーボール女子の日本代表候補18選手が、5月の五輪世界最終予選に向けていよいよ始動。まずは東京で練習を開始しました。今後は宮崎と大阪で強化合宿を行い、4月には中国遠征も予定されているそうです。やっぱ女子は、アテネに行ってほしいですからねー。いいチームを作って、最終予選に臨んでほしいです。
14日の名古屋国際女子マラソンまで、秒読み段階となってきましたねー。土佐礼子選手も、中国・昆明から帰国。1月に痛めた右のかかとが、どのくらい良くなっているか気にかかるところですが、なんと3日前には風邪もひいてしまったそうで…。治りきってない足に、微熱まである…としたら、練習さえままならないのではないでしょうか。14日、土佐選手はちゃんとスタートラインに立つことができるのかなぁ…。
一方、代表に内定している野口みずき選手は、名古屋国際と同日に行われる、全日本実業団ハーフマラソンに出場するそうです。こちらはアテネに向けて、着々と準備が進んでる…という感じですねー。
陸上の長距離ランナーとして活躍した花田勝彦選手が、今月で現役を引退し、4月からは上武大の駅伝部監督に就任するそうです。引退する…というのは聞いていたのですが、今後どうするのかは知らなかったので…。駅伝部、つまりは「箱根を目指せ」ってことなんでしょうけど、新しくチームを作って、箱根に出られるレベルにするには、けっこう大変なのではないでしょうか。
ただ、最近は若い監督が増えてるし、それに結果も出してるんですよね。箱根の勢力図も少しずつ変わってきてるので、花田選手が監督としてどのくらいの力量を発揮できるか、かなり楽しみです。

3月3日
世界卓球選手権団体戦第3日、日本女子は強豪・香港を破って通算成績を4勝1敗とし、B組1位で決勝トーナメント進出が決定。これで3位以内が確定しました。
この日の日本チームは、まずはベラルーシと対戦。ここで1セットも落とさずに勝って、予選リーグ最後の試合となる香港戦に挑みます。香港の3人のメンバーは世界ランク6位、12位、21位。日本の3人は13位、30位、43位と、数字だけ見れば明らかに劣っているんですよね。苦戦は必至と見られたのですが…。それがなんと、世界6位の帖雅娜選手から、梅村礼選手、福原愛選手の2人ともが白星を挙げるといううれしい誤算。結局3−1でこの試合をものにすることができました。
スコアを見てみると、福原選手が帖選手に逆転で勝ったのが大きかったようです。最初の2セットを簡単にとられながら、残りの3セットを奪い返して、ここで波に乗ったんじゃないでしょうか。
4日には、優勝をかけてA組1位の中国と対戦します。さすがにこれは、勝つのは難しいでしょうけど…。できれば、いい試合をしてほしいですねー。
また、日本男子はフランスに1−3で敗れて4連敗。できれば最後のイタリア戦、勝って締めくくってもらいたいですね。
サッカーの五輪アジア最終予選、日本はレバノンに4−0で勝ち、勝ち点3を挙げました。初戦と合わせて、これで日本の勝ち点は4となっています。ライバル・UAE(アラブ首長国連邦)はここまで2連勝。5日の対戦で、日本はちゃんと勝つことができるのでしょうか。
2日、ホッケー男子の五輪予選会がスペインで開幕しました。12か国が参加したこの予選、まずは6か国ずつABに分かれてリーグ戦を行うのですが、各リーグで上位2チームまでに入れば、4位以内となり五輪出場が確定。リーグ3、4位なら5−8位決定戦に回って、そこで6位以内となればやはり五輪切符が獲得できます(開催国ギリシャが「出場権をくれ!」と提訴しているため、7位になると微妙)。
つまりは、予選リーグでなんとしてでも6チーム中4位以内に入らなければならない…のですが、ここまで2試合を終わって、日本は1敗1分。いい出だしとはいえないですよねー。ただ、初戦のスペイン戦は1−6と完敗したんですが、3日のポーランド戦では終了間際に同点に追いついて、4−4で引き分け。勝つと引き分けとじゃ大違いなんで、これは次につながる結果なんじゃないでしょうか。次の試合は5日、日本はイギリスと対戦します。
日本バスケットボール協会によると、五輪の女子日本代表には、1月のアジア選手権の代表メンバー12人を、そのまま選出する方針だそうです。ほかにも何人か候補はいたようですが、結局は「五輪切符を掴んだ選手」で構成するのがいいと判断したのかな。たしかに、そのほうがいい雰囲気で本番に臨めるかもしれませんねー。正式に承認されるのは、10日の理事会となるようです。
日本オリンピック委員会によると、五輪日本代表選手団の公式応援歌を、KOKIAさんが担当するそうです。すみませんが、歌番組というのをほとんど見ない私には、「だれ、それ?」って感じなんですけど(失礼なヤツですみません)。ニュースによると「香港などで活躍する日本の女性シンガーソングライター」だとか…。
ご本人いわく「五つの輪を連想する曲」「アテネの選手に届くような元気のある曲」を作りたいとのこと。そのとおり、歌で選手の後押しをしてほしいですねー。

3月2日
世界卓球選手権団体戦の第2日、日本女子はルーマニアに3−2、ハンガリーに3−1と2連勝し、通算成績を2勝1敗としました。しかも、前日に日本を破っているイタリアは、この日ルーマニアと香港に敗れて一歩後退。日本の決勝トーナメント進出の可能性が、かなりふくらんできました。
日本はこの日、まずはルーマニアと対戦。ルーマニアの世界ランク16位シュテフ選手には、福原選手、梅村選手ともフルセットの末負けてしまったのですが、残りの試合をきっちりとって勝利をものに。続くハンガリー戦では、梅村選手(世界ランク13位)がランク79位の選手に敗れる波乱はありましたが、落としたのはそれだけで、まずは確実に勝った…という感じです。
予選リーグ3日目にはベラルーシ、そしていよいよ強豪香港との対戦が待っています。まずはベラルーシにしっかり勝ってほしいですねー。香港には…やっぱ負けちゃうかな?
また、中国と当たった日本男子は、さすがに歯が立たず。0−3で完敗しました。この日はオーストリアとも対戦する予定になっているのですが、これを書いている時点ではまだ結果が入ってきていません。でも、せめて1人でもいいから勝ってほしいですねー。
名古屋国際女子マラソンの招待選手が発表され、予想どおり、世界陸上代表の大南敬美選手、2時間22分台の記録を持つ土佐礼子選手、昨年のベルリンマラソン優勝の橋本康子選手らが名を連ねました。有力選手の集まる大阪を回避し、あえて名古屋に回ったということで、五輪代表となるには「勝つ」だけでなく「記録」も必要になるでしょうが…。アテネ代表となる選手は、果たして出てくるでしょうか?

3月1日
射撃のW杯、女子エアライフルで、三崎宏美選手が優勝しました。三崎選手は昨年7月にもW杯で優勝していて、そのときに五輪枠も獲得しています。代表が決まるのは4月の選考会のあとですが、順当にアテネに行ってほしいですよねー。W杯で二度も優勝となれば、メダルが充分狙えるってことですもんね。
また、クレーの女子トラップでは、竹葉多重子選手が3位に入りました。ただ、この種目に関しては五輪枠がとれていないんですよね。竹葉選手の五輪出場は絶望的ということで、うれしいけれど、ちょっと悔しい3位でした。
サッカーの五輪アジア最終予選が始まりました。さすがに最終予選とあっては、ふだん避けて通っているサッカーにも触れないわけにはいかない…のですが、試合自体を見ていないので開き直って結果だけ書いておくことにします。
アラブ首長国連邦でのB組第1ラウンドの初戦、日本はバーレーンと対戦し、0−0の引き分けとなりました。…なんというか、バーレーン相手に引き分けで、大丈夫なんですか…? このあと日本は3日にレバノン、5日にUAEと対戦するわけですけど、ちゃんとUAEに勝ってくれるんでしょうか(いくら私でも、UAEがそこそこ強いことぐらいはわかるので)。
世界卓球選手権団体戦が、カタールのドーハで開幕しました。前回3位の日本女子は、1次リーグ初戦でイタリアと対戦。かなりの接戦だったのですが、残念ながら2−3で敗れてしまいました。試合は5試合のうち3試合に勝てばいいのですが、2−2となった5試合目で福原愛選手がストレート負けし、敗戦が決まりました。ちなみに対戦成績は、福原選手…1勝1敗、梅村礼選手…1勝1敗、平野早矢香選手…1敗でした。
日本は予選リーグのB組に入っているのですが、同じ組の香港はダントツの実力を有しています。各組2位以内でないと決勝トーナメントには進めないため、日本は香港以外の国には勝っておきたいところでしたが…。まあ、まだまだ大会はこれからだし、なんとか勝ちを積み重ねていってほしいです。
なお、初戦で強豪韓国と対戦した男子は、松下浩二選手、遊沢亮選手、新井周選手の3人とも1勝もできず、0−3で敗れました。残念だけど、仕方ないかなー。スコアを見てみると、松下選手だけはフルセットまでもつれ込んでいるので、ちょっと惜しかったんですけどね。
日本陸連から、今月20、21日にベルギーで行われる、世界クロスカントリー選手権の代表選手が発表されました。クロカンは、日本にとってはちょっと厳しい種目ですが、五輪前にいい経験を積んでほしいところです。選手名は以下のとおり。
シニア男子…岩水嘉孝、三津谷祐、大津誠、小畑昌之、大島健太。シニア女子…市川良子、吉松久恵、野田頭美穂、佐藤由美、大越一恵。ジュニア男子…上野裕一郎、佐藤悠基、北村聡、松岡佑起、佐藤秀和、伊達秀晃。ジュニア女子…宮井仁美、寺田恵、新谷仁美、勝又美咲、稲富友香、野原優子、藤田奈津美、牧島さおり。 
日本バレーボール協会から、五輪世界最終予選兼アジア予選の、登録メンバー男女各18人が発表されました。実際に出場するメンバーは、ここからさらに12人に絞られるとのこと。話題は、ブラジルから帰化した男子の杉山マルコス選手、それから女子では中学3年生の狩野舞子選手というところでしょうか。狩野選手は12人の中に残れるのかなー。
代表選手は以下のとおりです。
男子…山村宏太、宇佐美大輔、伊藤信博、細川延由、直弘龍治、小林敦、真鍋政義、津曲勝利、杉山マルコス、諸隈直樹、加藤陽一、山本健之、甲斐祐之、山本隆弘、齋藤信治、越川優、阿部裕太、越谷章。女子…吉原知子、辻知恵、成田郁久美、佐々木みき、大村加奈子、狩野舞子、竹下佳江、鈴木洋美、高橋みゆき、宝来麻紀子、佐野優子、杉山祥子、大友愛、大山加奈、有田沙織、栗原恵、荒木絵里香、木村沙織。

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