2004年のトピックス           10 11 12

5月31日
ホッケー女子の五輪代表メンバーが決まりました。資金難をのりこえ、予想もしなかった最終予選の1位通過。その後マクドナルドがスポンサーに決まり、もう遠征費の心配もないことだし、これから開幕まで競技に集中してほしいものです。でも、ハングリー精神だけは、なくさないでほしいなぁ…。
代表選手は、次のとおりです。
GK…寺園理恵、宮崎奈美。DF…三浦恵子、加藤明美、木村千恵、石田利佳、桜井絵美。MF…山本由佳理、斎藤尚子、喜多田明子、中川未由希。FW…岩尾幸美、森本さかえ、千葉香織、小森皆実、駒沢李佳。
野球の五輪監督は、やはり長嶋さんのままで変更しないそうです。仮にご本人がアテネに行けなくても、監督としては長嶋さんを登録し、別の肩書きの人物が実際に指揮をとるようです。なんか、そこまで固執する必要があるのかなーって感じもするんですけどね。名前だけの存在でもいいんかしら。監督にはやはり、本当の指揮官がなるべきだと思うのは私だけ?

5月30日
バレーボール男子の五輪最終予選も最終日。日本は韓国に3−0で勝って通算2勝5敗、8チーム中6位という結果になりました。事前には、この試合でアジア枠が埋まる…なんて想定していたのかなーとも思いますが、日本も韓国もあまりにも早く脱落してしまいましたからねー。まあ、何事も予想どおりには進まないのだわ。
それでは、このへんで「バレー好き子さん」の感想を。
「毎回のことなんですが、ホントにバレーを応援するのは、ヒヤヒヤもんです。リードしていても、安心出来ないですもの。いつからこんなふうになっちゃったのかなあ?
でも、今日の最終戦の日韓戦、勝ててよかったです。それもストレートでの勝利はとっても価値がありますよね!リズムというか、こんなに調子がいいのに、この調子が最初から出ていればと悔やまれます(←多分選手はもっと思ってるでしょうね)。2、3、4戦のフルセットが勝てていれば、アテネはもちろん、女子と同じく1位もあり得たのに…。
今回の責任をとって、田中監督も、協会の役員も総入れ替えとのことですが、辞めて終わりじゃなく、何とか男子バレーを強くすることを考えて下さい!! とにかくお疲れさまでした」
そういえば、監督が変わってしまうのでした。次はだれになるんでしょう? メンバーもかなり入れ替わるのかなー。願わくば、女子のようにベテラン、中堅、若手というように、バランスのとれたチームを作ってほしいです。
このほかの試合結果は、イラン3−0オーストラリア、中国3−0カナダ、フランス3−0でした。結局、オーストラリアがアジア枠をとってしまったんですね…。
ウエイトリフティング(重量挙げ)の五輪代表が決まりました。枠は男子3、女子1で、日本協会が作成した独自の世界ランキングより、選出したとのこと。
特に、女子の1枠を掴んだ48kg級の三宅宏実選手は、お父上がメキシコ五輪の銅メダリスト・三宅義行氏であることから、かなり注目が集まってました。彼女がこの競技を始めたのはシドニー後のことで、その2年後ぐらいには、早くもマスコミの話題に上るようになってて…。そして、それからさらに2年で五輪代表ですからねー。やはり「カエルの子はカエル」ということでしょうか。今回はさすがに、メダルには届かないでしょうけど、いい経験を積んでもらいたいです。
また、男子の3枠には、56kg級の山田政晴選手、62kg級の今村俊雄選手、105kg超級の岩崎宇信選手が決まっています。
自転車トラックの世界選手権も最終日。この日、飯島誠選手が男子ポイントレースの出場権を獲得しました。飯島選手は、すでに行われたポイントレースでは6位に終わり、4位までに与えられる出場権は逃していました。ただ、4位に入ってアテネ出場権を得た国のうち、3か国がこの日の男子マディソンで権利を得たため、ポイントレースの枠は空くことに。その分、飯島選手が繰り上がった…ということのようです。よくわかんないけど、マディソンの出場権を得たら、自動的にポイントレースの権利もくっついてくるみたいですね。
なお、規定により、飯島選手は同時に五輪代表にも内定。6位ということは、充分入賞の可能性はあり…と思うので、がんばってほしいもんです。それにしても、自転車の規則ってよくわかんないです…。そのほかの代表選手は、6月9日に決まるそうです。
もうひとつ自転車です。マウンテンバイクの五輪代表選考会が開かれて、1枠を獲得している男子は竹谷賢二選手が、五輪代表の座を勝ちとりました。また、女子では中込由香里選手が優勝していて、今後ワイルドカードで枠が得られた場合は、代表に決まります。でも、ワイルドカード適用の可能性って、どのくらいあるんでしょうねー。

5月29日
バレーボール男子の五輪世界最終予選、日本はこの日強豪フランスと対戦し、善戦はしたものの、残念ながらフルセットで敗れてしまいました。正直、ここまで善戦するとは思ってなかったので、「よくやった〜!」という気持ちはあるのですが…。甲斐選手の活躍も光ってたし…。
ただ、最終セット、あと一歩のところまで追い上げて、もう少し…という大事な場面でミスを連発してしまったのは、やはりいただけなかったです。「ここでサーブミスしてちゃ、どうにもならんだろ!」って感じ。確かに、世界ランクから考えたら(4位と19位)、フルセットまで持ち込んだのは善戦ですけど、でも、勝つチャンスは充分あった試合でした。だけど、最後は日本チームが「善戦」で満足してしまったような気がします。「絶対勝つ」っていう気迫はなかったですね。
ただ、「フランスと互角に戦えた」ということで、自信にはなっただろうし、この結果が今後の糧となればなーと思います。
ではここで、恒例の「バレー好き子さん」の感想を…。
「またまたフルセットの試合。でも、今日のフルセットは、今までの3戦とは中身の濃さが違ってましたよね。ランキング4位のフランス相手に、あそこまで戦える力を持っていながら、コンスタントにその調子を維持できないのが男子バレーの弱さなんでしょうか??? 昨日のカナダ戦は、はっきり言って、「全然ダメ!」と言い切っちゃいますが…。応援するほうも、連日のフルセット戦、本当に疲れてます。
だけど、今日の調子が保てれば、明日の韓国戦は望みが出てきましたね。フランスのアテネ行きが決定して、アジア枠はオーストラリアか中国かですが、オーストラリアのほうが固いかな。明日の韓国戦は、お互いにアテネは関係ないけど、最後は勝って終わりましょう!
しっかし、アジア枠と言いながら、日本、中国(まだ決定じゃないけど)、韓国が出られないオリンピックって、今までにありましたっけ???」
↑にもあるにように、これでフランスの1位が確定。五輪出場を決めました。そのほかの試合結果は、オーストラリア3−0中国、イラン3−0アルジェリア、カナダ3−1韓国。中国が、ここまであっさりオーストラリアに敗れたのは、少し意外でした。
近代五種の世界選手権で、日本から出場した男子の3選手(黒臼昭二選手、村上佳宏選手、斎藤英之選手)は全員が予選で敗退。五輪出場権も獲得できませんでした。この大会で、上位9名に入ればアテネに行けるんですけど(すでに権利を獲得している選手は除いて数えます)、決勝進出者だけで32名もいるのに、その中にすら入れなかったということで、もう望みはないそうです。
少し前、日本近代五種・バイアスロン連合が、資金難に苦しんでいる…というニュースがありましたけど、もしかしたら強化費すらロクに出ないような状態なのかも。そうだとしたら、これからも国際舞台で活躍するのは難しいのかなぁ。
陸上の女子棒高跳びで、近藤高代選手が4m35の日本新記録をマークしました。今季に入ってからは中野真実選手が日本新を連発し、記録は4m31まで伸びていたのですが、近藤選手がそれをさらに更新。五輪のA標準(4m40)突破も視野に入ってきました。
昨シーズンまでは、棒高跳びの日本記録はずっと小野真澄選手が持っていたのですが、このところちょっと記録が伸び悩んできたかなーと思っていた矢先の、日本新連発。しかも、2人の選手が交互に出しているとなると、今後もさらなる伸びが期待できるかもしれません。近藤選手と中野選手の争いに、小野選手も加わってくれば、三つどもえの戦い?が繰り広げられるかも。

5月28日
日本の男子バレーは、どうしてこうも弱くなってしまったのか…。世界最終予選の第5日、日本はカナダと対戦。0−3のストレートで敗れました。W杯では3−2で勝っているし、充分勝ち目はあると思っていたのですが…。いや、勝てないまでも正直、「ストレートはないだろう」という感じです。
もちろん、前回勝てたからといって、次も同じ結果が出せる保証はなにひとつないわけですけど、それにしても…。結局今日の試合は、出だしで大差をつけられてしまったのが、最後まで響きましたね。次のセットから流れを変える…なんてこともできず、そのままズルズルと負けてしまいました。せめて、3セット目はとってほしかったなぁ。
とにかく、この原因はどこにあるのか、きっちりと見極めてほしいです。小手先の強化策じゃなくて。しかし、高さとパワーで負けてるうえに、精神面でも弱かったらお話にならないですよね。別に「根性でなんとかなる」と信じているわけじゃないけど、あまりに脆すぎます。
ほかの試合の結果は、オーストラリア3−1韓国、フランス3−0イラン、中国3−0アルジェリア。2枚の切符の行方は、1枚(世界最終予選枠)はフランスとして、アジア枠は中国、それともオーストラリアでしょうか。
自転車トラックの世界選手権第3日、男子ケイリンなどが行われましたが、すでに得ている出場枠をさらに増やすことはできませんでした。ケイリンに出場した3選手(山田裕仁選手、矢口啓一郎選手、伏見俊昭選手)はすべて1回戦で敗れ、敗者復活戦に回りましたがそこでも敗退。結局、ケイリンの枠は1のままと決まりました。
日本生まれのケイリンではありますが、競技としてはすでに「別物」らしいので…。しょうがない、ということかな。ただ、国内の競輪でたくさん賞金を獲得してても、世界に通用しないというのは、なんだかなーという感じではあります。
日本オリンピック委員会の監督会議で、アテネ五輪までの準備日程などが報告されました。7月16日に再度監督会議を開き、24日には結団式、8月7日には選手団の本隊が出発するそうです。結団式では、主将や旗手に決まった選手の「決意表明」なんかも聞かれるんでしょうか。たぶんそのころには、五輪ムード一色になってくるんでしょうねー。

5月27日
自転車のトラック種目世界選手権第2日、男子1000mタイムトライアルで井上昌己選手は13位、矢口啓一郎選手は17位に終わりました。井上選手は、今月中旬のW杯ではこの種目で3位に入っていたのですが…。やっぱ、毎回好成績をとれるわけでもないんですねー。前日のチームスプリントの結果により、この1000mタイムトライアルの1枠は得ているのですが、さらに上積みすることはできませんでした。4位以上で枠獲得…というのは、かなり高いハードルだったかも。

5月26日
バレーボール男子の五輪世界最終予選、日本はこの日イランと対戦しましたが、またもやフルセットの末に敗れました。これで日本は1勝3敗となり、アテネ行きは絶望となってしまいました。
それにしても、負けたのがすべてフルセットなんて…歯がゆいです…。バレー大好き子さんからメールが届きましたが、彼女もかなり落ち込んでいるもよう。以下、そのメールです(相変わらずの事後承諾です)。
「男子バレー、中国、オーストラリア、イランと、連日フルセット、ギリギリ負け…。もう疲れて、本当にストレスがたまってたまって…。でも、もうこれで男子はアテネの望みは無くなりましたね。男女揃って、出場して欲しかったのになあ〜〜。
明日は休息日なので、残るは金土日の3試合のみ。でも、唯一勝てるかもと思えるのは、金曜日のカナダ戦くらい。これも厳しいかな。フランス、韓国には、まず無理でしょう。こうなったら、もうガイチさんの解説の声だけに集中して観戦することにします(←かなり投げやり)。
何でかなあ…。いま一歩のところで勝てないこと、観ている私たち以上に、選手のみんなは感じてるでしょうね。何が違うのか、何が劣ってるのか。
昨日のオーストラリア戦も、今日のイラン戦も、サーブミスが多すぎるし、タッチネットや、パッシングセンターラインとか、細かいミスが頻発してて、イライラさせられました。
ラリーポイント制って嫌いです。こちらのミスが、そのまま相手の得点になるんですもん。連続ポイントもなかなかとれなかったですしね。
勝手なことばかり書くな、お前がやってみろと言われたら、もちろんできないんだけど、泣くくらい悔しいんなら、意地を見せて欲しい!と思っちゃいました。」
本当に、意地を見せて、せめてあと1勝してほしいですねー。
そのほかの結果は、フランス3−0中国、オーストラリア3−0カナダ、韓国3−0アルジェリア。フランスが全勝を守り、これでアテネは決まったかなーという感じ。アジア1位はまだわからないけれど、それでもやはり、中国が一番近いところにいるんでしょうね。
自転車トラック種目の世界選手権が始まりました。ちなみにW杯と、この世界選手権の結果でアテネの枠が決まります。
その初日に行われた男子チームスプリントで、日本は予選を7位で通過。これで10位以内が確定したため、同種目の五輪出場枠を獲得しました。ただ、1回戦ではイギリスに敗れて、結局は7位にとどまりましたが…。
自転車トラック種目の場合、枠を獲得するのはそれほど難しくはなさそうですが、どうもそこから上への壁がかなり厚いようです。
(追記)チームスプリントで出場枠を獲得したことにより、1000mタイムトライアル、スプリント、ケイリンの枠各1も得たそうです。どういう決まりになっているのか、不明なのですが…。

5月25日
バレーボール男子の五輪世界最終予選で、日本は第3日もフルセットの末、オーストラリアに敗れてしまいました。試合につていはちらりと見ただけなのですが、かなりの接戦で、日本が勝てるチャンスは充分あったと思います。せっかく第4セットをとって、最終の第5セットも13−13までもっていったのに、そこで相手に2点を許してしまうあたり、肝心なところで弱いとしかいいようがないです。
これで日本は通算1勝2敗。しかも、アジアの出場枠を争う国に連敗したことで、五輪出場はかなり厳しくなってしまいました。
そのほかの試合結果は、中国3−1イラン、フランス3−0韓国、カナダ3−0アルジェリア。フランスと中国が全勝を守り、五輪がかなり近づいてきた感じです。
24日、五輪のメーン会場となる五輪スタジアム(なんとか屋根がつきそうな、あの施設のこと)の最寄り駅、地下鉄1号線の「イリニ駅」が営業を再開しました。なんでも、約1年前から閉鎖して改装工事などが行われていたそうですが…。でも、営業再開ということで、やっと工事も終わったんだろう…と思ったら、そうではなかった…! なんと、駅構内やプラットホームなどは、まだ未完成のままなんだそうです。いったいどのくらいの完成度なのかはわかりませんが、あと3か月弱はあるんだし、なんとか開幕にはまにあう…と信じたいです(そんな施設ばっか)。

5月24日
クレー射撃の女子トラップ五輪代表に、竹葉多重子選手が決まりました。クレー射撃で枠を獲得できていたのは、当初は女子ダブルトラップだけだったのですが、4月末になって女子トラップで推薦枠「1」を獲得。数人の候補の中から、竹葉選手を代表に選出しました。
竹葉選手は、4月に行われたアテネでのW杯で6位に入っていて、当初から有力と見られていたし、まずは順当な選考といったところ。五輪でも、W杯と同じくらいの成績がとれれば、万々歳なんですけどねー。
レスリング女子72kg級のアメリカ五輪代表に、トッカラ・モンゴメリ選手が決まりました。この階級の世界チャンピオンは日本の浜口京子選手で、もちろん五輪でも優勝候補筆頭だとは思うのですが、モンゴメリ選手はその浜口選手に勝つ可能性がある、数少ない選手なんですよね(昨年10月のW杯では、負けてる)。なので、アメリカ代表になるのは至極当然なんですけど、「やっぱ出てくるんだなー」という感じです。

5月23日
バレーボール男子の五輪世界最終予選(兼アジア予選)第2日、日本は中国と対戦し、フルセットの末、敗戦を喫しました。中国は、アジア枠を獲得する…と見られていた韓国を初戦で撃破。つまり、この中国に勝てれば、日本のアテネ行きの可能性がふくらむところだったのですが…。25−27、25−20、22−25、25−22、16−18という、スコアからもわかる大激戦の結果、敗れてしまいました。どんなに接戦でも、というよりは接戦であればあるほど、負けは悔しいですね。
私はこの試合は所用で見られなかったのですが、幸いにも友人の「バレー大好き子さん」からお助けメールが! 昨年のW杯に引き続き、バレーファン(中垣内ファン)の彼女の感想を載っけさせていただきます(←ちなみに、事後承諾だったりする…)
「昨日の、男子バレー、vs中国戦。もうすっごく疲れました。フルセットの末に負けると、それもぎりぎりで負けちゃったから、余計にストレスたまりまくり〜。
杉山選手が、絶好調の時のガイチさんを彷彿とさせてたのに、1人感動しておりました。あの下を子供が走れそうなくらい、高いジャンプ!!!
しかし、中国があんなに強いなんて正直ビックリ!
チョウショウ選手(←漢字が思い出せません)って、ガイチさんが全日本の時代とほぼかぶっていて、その頃から何となく、好きくなかったんですが(妙にうまいし)、今回、一度引退してまた復帰して、それであのプレー! ガイチさんが万が一復帰しても、残念ながら、同じようなことはできないでしょうね。それだけに、あの崩れ舘ひろしのような風貌にまで、むかついておりました」
…とのこと。「崩れ舘ひろし」には、笑ってしまいました。
なお、ほかの試合の結果は、オーストラリア3−0アルジェリア、フランス3−0カナダ、イラン3−0韓国、でした。韓国が2連敗とは、いったいどうなってしまったんだろう…。
現在のところ、全勝はフランスと中国。フランスは予想どおりですが、中国には驚きです。日本は…とにかくこれから、一戦一戦大事に戦っていくしかないですね。
レスリング女子のアジア選手権で、日本は五輪実施の全階級を制しました。といっても、昨年の世界選手権で、五輪実施4階級のうち3階級を制しているので、ここは「勝って当然」という気もします。出場した、48kg級の伊調千春選手(世界選手権では51kg級で金)、55kg級の吉田沙保里選手、63kg級の伊調馨選手、72kg級の浜口京子選手の4人は、全員五輪代表&世界チャンピオンなんだし…。アテネでも、同様の活躍を見せてほしいもんですね。

5月22日
バレーボール男子の五輪世界最終予選(兼アジア予選)が始まりました。初戦、日本はアルジェリアと対戦し、3−0と白星スタートを切りました。アルジェリアは世界ランク30位で、日本(19位)よりはかなり下だし、当然勝たなければならない試合でしたからねー。ストレートで勝てて、まずはほっとしました。
エース・山本選手は好調のようだし、帰化して全日本に加わった杉山マルコス選手も存在感を見せてくれました。杉山選手って身長は低いほうだけど、運動能力はずば抜けてますよね。やはり、チーム力もupしているのでしょうか。とにかく、少しでも上を目指して戦ってほしいです。
ちなみに、この大会には8チームが出場し、その中でまず1位の国が世界予選枠で出場権を獲得、次にアジア最上位の国がアジア枠で獲得できることになっています。ただ、なんせ日本の世界ランキングは19位ですから、実力でいくととうてい無理。特に、この大会1位はいくらなんでも不可能なので、可能性としてはアジア枠がなんとかとれれば…というところでしょう。といっても、それもかなり難しいんですけどねー。
アジアの枠を目指す出場国は、韓国(7位)、中国(17位)、オーストラリア(21位)、イラン(24位)(カッコ内は世界ランク)。昨年秋のW杯で、日本は韓国に完敗しています。ただ、中国には勝っているので、韓国が1位になって世界最終予選枠をとり、韓国を除くアジア1位に日本が入れば出場権がとれる…と思っていたのですが…。
それが、初日から波乱が起こってしまったんですねー。なんと韓国が中国に負けてしまったのです。完全に当初のもくろみが崩れてしまったのですが、その分、アジア枠の行方は混沌としてきた感じです。こうなると、日本もアジア1位になる可能性は充分あるし、まずは23日の中国戦がカギになりそうです。
なお、アジア以外の出場国は、フランス(4位)、カナダ(10位)、アルジェリア(30位)。フランスの優位は動きそうにないですねー。
最後に、今日の試合結果をざっと書いておきます(日本以外)。カナダ3−0イラン、中国3−0韓国、フランス3−0オーストラリア。中国×韓国戦を除けば、まずはランキングどおりかな。
一時は中止も危ぶまれたアテネ五輪のサッカーですが、原因であるFIFA(国際サッカー連盟)とWADA(世界反ドーピング機関)の対立はえらくあっさり解消。サッカーは予定どおり行われることになりました。
どうせ、どこかで妥協するだろうとは思ってましたけど、それにしても早かったなーというのが感想です。結局はFIFA側が歩み寄った形みたいですけど、それだったら最初から、こんな問題になる前にそうすればよかったのに…。やっぱ、「よーわからん」というのが正直なところです。

5月21日
バレーボール女子の、五輪1次リーグでの組分けがわかりました。日本は開催国ギリシャなどと同じA組で、どちらかといえばラッキーな組に入ったような気がします。世界ランク3位のブラジルは強敵ですが、4位のイタリアにはこの前勝って、勝負できるところを見せてくれましたからねー(とはいえ、次も勝てる保証はなにもないのですが…)。逆にB組は、ランク1位の中国、2位のアメリカ、5位のロシアと強豪揃い。こっちに入らなくて良かったです。
決勝トーナメントに進めるのは、各リーグの上位4チーム。1次リーグをギリギリで通過した場合、準々決勝でいきなり強豪国と当たることになるので、なんとか余裕を持って通過してほしいもんです。1次リーグの対戦日程は6月7日に決まります。
組分けは、以下のとおりです。
A組…ギリシャ、ブラジル、イタリア、日本、韓国、ケニア。B組…中国、アメリカ、ロシア、キューバ、ドイツ、ドミニカ共和国。
22日からは、男子バレーボールの五輪世界最終予選(兼アジア予選)が始まります。…が、開幕を目前に思わぬ事態が起こってしまいました。加藤陽一選手が20日の練習中に腰を痛め、初戦のアルジェリア戦は欠場することになったそうです。なんでも、軽いぎっくり腰とのことですが、初戦を休むだけで済むことを願っておきます。
五輪の自転車女子ロードレースでは、日本は1枠の獲得が決まっていて、沖美穂選手が代表となっているのですが、この枠数が2枠になったことがわかりました。5月上旬の国別ランキングで日本は19位だったのですが、17〜20位までの国には2枠が与えられると決まったのだそうです。同じ枠の変動でも、減るのは嫌だけど増えるのは大歓迎ですからねー。まずは良かったです。なお代表は、6月9日の日本自転車競技連盟の選考委員会で決めるそうです。
聖火リレーのルートに、2012年夏季五輪の候補として、最後の5都市に残ったマドリードが新たに加わることになり、これでリレーが行われるのは34都市ということになりました。招致に漏れたライプチヒとハバナは除外されました。
招致に負けると、こんなことにも影響が出てくるものなんですねー。やはり、オリンピックは敗者には風当たりが強いのかも?

5月20日
ヨットのレーザー級世界選手権が終了し、61位で日本勢最上位に入った鈴木国央選手が、五輪代表に決まりました。これで日本のヨット(セーリング)の枠と代表が確定。あとは今月29日の承認を待つだけとなりました。
ただ、枠を獲得して代表を送り込めたとしても、苦しい戦いを強いられる種目が多そうです。日本では競技を続けるのも大変みたいだし…。アトランタで銀をとった女子470級の重/木下組は、大会前に数百万の借金をしてヨットを造ったというのを聞いて、驚いた記憶がありますからねー。オリンピックに行くだけでも、かなりの覚悟が必要なようです。
FIFA(国際サッカー連盟)とWADA(世界反ドーピング機関)の対立で、もしやサッカーが中止に…?と心配されましたが、FIFAとWADAの会長同士の会談で、一気に問題解決へと向かいそうです。どういう話し合いが持たれたのかは知りませんが、会談後に2人とも楽観的なコメントを出してるし、今後どうにか折り合いをつけていくんでしょう。無事に開催されることを祈りますわ。
アテネでは、競泳会場に屋根がつかないことで、いろいろと変更が出ることが予想されてましたけど、まずは競泳決勝の時刻が30分ずれることになりました。これは「テレビのため」の変更だそうで、ようは、キレイに撮るには少しでも日差しが弱いほうがいいから…とのこと。別に、日差しなんてあまり気にならないんですけど、実際に放送に携わる側としたら、そういうわけにもいかないんでしょうねー。私にとっては、「だれが実況を担当するか」のほうが、ずっと重要なもんですから(笑)。
昨年の世界陸上では女子100mと200mで2冠を獲得したものの、その後興奮剤の使用が発覚し、金メダルが剥奪されていたケリー・ホワイト選手(アメリカ)。薬物が興奮剤だったということで、なんとか「その試合のみ」の処分で済んでいたのですが…。結局は、筋肉増強剤なども使用していたことを認めたため、2年間の出場停止処分が課せられることになり、アテネへの道も閉ざされました。しかも、ドーピングを行っていた2000年12月15日以降は、すべての記録が無効となるそうです。ホワイト選手は「おろかだった」というコメントを発表していますが、やっぱ、薬を使ってでも速く走りたい、勝ちたい、という誘惑に負けてしまったんでしょうねー。
アメリカでドーピング問題が広がっている背景には、「バルコ」という栄養補助食品会社が、禁止薬物を多くの選手(陸上だけでなく)に提供していたことにあるようです。ドーピング検査にもひっかからない薬物を、あちこちにバラまかれているとしたら、いったいアメリカではどのくらいの選手が使っているのか…。すべてが判明したら、おそろしいことになりそうです。
7月13日〜9月12日まで、東京ドームでは「JOC がんばれ!ニッポン!パークin東京ドームシティ」というイベントが開かれるそうです(もちろん、球場内ではなく敷地内)。なんでも200インチの大画面で過去の五輪映像を紹介、五輪開催中はアテネからの生中継も映し出されるんだそうです。自宅のちっちゃいテレビじゃなくて、大きな画面で、しかも大勢の人と一緒に見たら、かなり盛り上がるでしょうねー。それで金メダルの瞬間なんて見ちゃったら、そこいら中の人と抱き合って喜んでしまうかも。ほかには、五輪に関する品も展示されているんだそうで、東京近郊にお住まいの方は、一度行かれてみてはいかがでしょう。

5月19日
テコンドーの岡本依子選手を個人資格で五輪へ派遣することについて、国際オリンピック委員会(IOC)の承認が得られ、これで晴れてアテネ行きが正式に決定しました。IOCの意向は確認していたものの、やはりちゃんと承認されるまでは不安でしたからねー。岡本選手も記者会見を開いて、「すべてを出し切って金メダルを」と決意を述べたとのこと。結果はともかく、本当にすべてを出し切ってほしい…と思います。月並みですけど、受けた応援を力にかえてほしいです。
カヌー女子で、未定だった1枠の五輪代表に白田美由希選手が決まりました。これでカヌーの代表枠はすべて埋まり、あとは五輪に向けて走るだけ(「漕ぐ」だけ?)になりましたねー。出られない男子の分まで、がんばってほしいものです。

5月18日
ホッケーの高円宮牌で、日本女子は決勝で中国を2−1で破って優勝しを果たしました。日本は前半1点、後半1点と小刻みに得点。その後、中国に1点を許しましたが、1点差を最後まで守りきりました。最終予選は1位で通過したということで、強くなったとは思っていましたが、それでもよく中国に勝てましたよねー。なんせ、中国は世界ランク4位で、アジア大会で優勝していち早くアテネ出場を決めた国ですから…。正直、韓国に負けたときは、「最終予選は勢いで1位をとったのかなー」なんて思ったんですけど、予選も決勝も中国に勝てるとは、やはり日本の実力は本物だったようです。
なお、男子は韓国が優勝、2位がインドで、日本は3位となっています。
2012年の夏季五輪開催には9都市が立候補していましたが、国際オリンピック委員会(IOC)が1次選考を行った結果、パリ、ニューヨーク、モスクワ、ロンドン、マドリードの5都市が正式候補に決まりました。ハバナ、ライプチヒ(ドイツ)、リオデジャネイロ(ブラジル)、イスタンブール(トルコ)の4都市は、残念ながらここで落選。ライプチヒなんて旧東ドイツの工業都市で、すごい不況だから五輪誘致を…みたいな涙ぐましい動機だったのに、あえなく1次で落ちてしまったんですねー。
今回の選考では、11項目(政府の支援、市民の関心、社会基盤、競技施設…など)の採点結果により、パリが最高点を獲得、以下マドリード、ロンドン、ニューヨーク、モスクワの順だったそうです。私の超個人的感想を書かせてもらうなら(つーか、いつも超個人的感想ばっかりですけど)、アメリカはもういいやん!という感じ。だって、日本は1964年の東京オリンピックを最後に、88年の名古屋、08年の大阪と連敗してるのに、アメリカは1980年以降、80年ロサンゼルス、96年アトランタと、二度も開催してるんですよ。しかも、冬季も80年のレークプラシッド、02年には記憶に新しいソルトレークシティーがあったし、これって多すぎじゃないでしょうか。
いや、多すぎるとかいうよりも、私は正直あの「USAコール」が聞きたくないのです。別に私は反米思想の持ち主ではありませんが、あれだけは一種全体主義的なにおいが感じられて、うんざりしてしまうんですよね。なので、とりあえずはニューヨーク以外でお願いしたいです。まあ、私のお願いなんぞ、聞き入れられるわけもないのですが。
あとは、けっこう最近開催したスペインはどうでしょう。92年はバルセロナ、今回立候補しているのはマドリードと、都市は違いますけど…。まあこれは、「日本が誘致に失敗しているあいだに、2回も開催するなんてズルイ」という、至極勝手な理由からなんですけどね。
それにしても、なんで今回に限り、ニューヨーク、パリ、ロンドンなんていう、世界に名だたる都市が揃ったんでしょう。開催地が決まるのは来年の7月になりますが、本当にどこが勝ちとるんでしょうねー。
もしかしたら、アテネ五輪でサッカーが中止になるかもしれない…という事態が巻き起こっているらしいです。細かいことはよくわからないのですが、ようはFIFA(国際サッカー連盟)とWADA(世界反ドーピング機構)の間で、なにやら問題があるみたいなんですね。WADAは「ドーピングが発覚した選手は2年間の出場停止」としてるんですが、サッカーだけは「事例ごとに処分を検討」というFIFA側の主張をのんできたらしい…。それが今回「発言権を巡って衝突が生じた」ということですが、具体的にどうなっているのか、報道内容だけではもうひとつ飲み込めない私です。
とりあえず、サッカーがなくなったら、日本国民のうちかなりの人が落胆することは確実で、「もうオリンピックなんて見ない!」という人も出てくるだろうし、それは私にとっては好ましくない現象ですからねー。それに、IOCとしてもサッカーがなくなるのは避けたいでしょうから、最終的にはなんとかするのでしょうが。正直、そんなことになったとしたら、世界中の旅行会社が悲鳴を上げそうですもんね。
アテネ後の存続が危ぶまれていた野球、ソフトボール、近代五種ですが、再三の訴えが報われて2012年の大会までは存続できることになりました。期限つきではありますが、とりあえずは北京とその次は大丈夫と決まって、関係者は心底ほっとしたのではないでしょうか。日本にとっても、野球とソフトはかなり高い確率でメダルが計算できる競技だし、なくなってしまうのは悲しいものがありますからねー。特にソフトはなくなってほしくない…!というのは、私の個人的意見なんですけど。
野球については、そのうち五輪で本当の「世界一決定戦」ができればいいなーとは思ってます。大リーグの一番強い球団を決める試合が「ワールドシリーズ」と呼ばれていることに、甚だしく違和感を感じてる人間ですので。
競泳の北島康介選手が、高地トレーニングのためスペインへ出発しました。約2週間の合宿のあと、イタリアでの全日本合宿にも参加。また、6月9〜13日にかけては、欧州グランプリのバルセロナ大会とローマ大会にも出場するそうです。
4月の日本選手権では、ストローク数を増やしたことから本来の良さが失われ、記録は低迷しました。その後、ストローク数を減らして一かきの伸びを大きくする、以前の泳ぎに修正してきましたが、合宿ではそのチェックをしたいとのこと。満足いく結果を出すためには、この合宿で是が非でも成果を上げてほしいところです。
アテネ五輪から、性転換手術を受けた選手が、出場できることになるそうです。いちおう、ちゃんと条件を満たす必要があって、なんでも「解剖学的見地からも完全な性転換が行われていること」や「性転換手術後、性別による有利さがなくなるまで、最低2年間の期間を経ること」などだとか。ただ、「解剖学的見地」といわれても、もひとつよくわからないんですけどねー。
これって結局、女性→男性になったとしても、世界レベルでまず通用するはずはないし、問題は男性→女性の場合ですよね。実は陸上でも、凄すぎて絶対破られないだろう…という記録がいくつか存在していて、その中の何個かは「本当は男だったのでは」といわれている人が出したものです。これで本当に男だったと証明されれば、記録は抹消されるはずですが、そちらはダメで性転換はOKというのは、なんだか腑に落ちないものがあるんですけどねー。
ただ、生まれてからずっと女として育ってきたのに、実は男だった…という人もいるわけで、そういう人が(有利さをなくしたうえで)女性として出場できるのは、いいことなのかなーと思ったりもします。

5月17日
ボクシングでは、三度のアジア予選が行われるも、日本はひとつも枠を獲得できなかった…はずだったのですが、ここへきて少し希望が見えてきました。ライトフライ級の切符を得ていたパキスタン選手が、故障のため辞退。そのかわりに最終予選の準決勝で、優勝した選手に負けた五十嵐俊幸選手が、繰り上げで出場できることになったそうなのです。完全に決まったわけではないようですが、本当だったらかなりラッキーですよね。ケガで辞退したパキスタン選手のほうは気の毒ですが、ここは日本のために喜んでしまおう…。確定が待たれるところです。
(追記)掲示板を確認したら、「決まった」と書き込んでいただいてました! とにかく、出られて良かったです。
ヨットの470級世界選手権が終了し、日本勢では女子は吉迫由香/佐竹美都子組が12位、男子は関一人/轟賢二郎組が17位と、日本勢の最上位が決定。規定によりアテネ五輪代表に決まりました。男子470級は、ヨットの中でもいちはやく出場枠を獲得していた種目なんですよね。男女とも日本のヨット競技では最も期待できる種目だし、アテネでは入賞を目指してほしいですねー。
卓球女子ダブルスの福原愛/小西杏組は、結局アテネ出場を逃してしまいました。アジア予選で福原/小西組よりも上位に入った手台湾ペアの1人が、シングルスでも五輪出場権を獲得したことで、日本ペアの可能性は消えました。ただ、この最終予選で出場権を得るのは、本来なら2人のはずなんですよね(1位の選手と敗者復活戦を勝ち抜いた選手)。それがなぜか今回、決勝進出の2名と、敗者復活の1名の計3名に権利が与えられたという、なんとも不透明な結果となってしまいました。
日本卓球協会はこの件について、国際卓球連盟に質問状を送付したそうです。なぜちゃんと、最初の規定どおり2名に絞らないのか…。もし決勝があったとしたら、その台湾選手が負ける可能性もあるわけで、そうなると日本ペアにダブルス出場権が回ってくるんですから、勝手に「3名がアテネへ」なんて決めてもらっちゃ困りますもんねー。この決定が覆ることは、おそらくないのでしょうが、これからのこともあるし、しっかり確認だけはしておくほうがいいのかも。
日本近代五種・バイアスロン連合が、財政難に陥っているようです。なんでも、組織の存続さえ危ない状況だそうで…。総会では年会費アップの案も出たようですが、反対意見が多く、結局のところ、特別委員会を発足させて、寄付金や協賛金を集める…という方向でいくそうです。
ただ、一口に寄付金といっても、そうそうすんなり集まるもんじゃないですからねー。一時、女子ホッケーの資金難も話題になりましたが、あちらはマクドナルドがスポンサーについたということで、ひとまず安泰の様子。でも、近代五種は…といえば、いまだに1人の枠も獲得できてないんですよねー。資金(スポンサー)が欲しければ強くなれ…といわれても、強化するにはやはり先立つものが必要ですから…。なんとかうまくいけばいいんですけど…。

5月16日
柔道アジア選手権での最大の課題は、女子57kg級と男子66kg級の出場枠をとること。そしてこの日行われた試合で、日下部基栄選手は3位、内柴正人選手は5位となり、アテネ行きを決めました。柔道は五輪種目に採用されてから、まだ一度も枠を落としたことがないんですよね。だれもが当然のように「獲得できるもの」と思っているだろうし、選手にはかなりなプレッシャーになったんじゃないでしょうか。
全階級、五輪前年の世界選手権で獲得できればいいですけど(5位以上)、さすがにそううまくいくものでもないですからねー。それに、いつまでもすべての枠がとり続けられるかといったら、そんな保証はないし、近い将来「枠落とす!」なんていう事態もありうるんだろうなーと思ってます。
…なんて考えてたら、おめでたい話題なのに暗くなってきました。たぶん、今回のアジア選手権は、五輪代表が出場している階級も多いのに、優勝できた選手が少ないから、なのかな。五輪で柔道陣に寄せられる期待は、半端なものじゃないし(たぶん、すべての種目の中で一番だと思う)、いっそうプレッシャーがかかってくるでしょうけど、それに押しつぶされないように精神的に強くなってほしいですね。逃れられるものじゃないですから。
なお、男子73kg級に出場した高松正裕選手は3位で、五輪には出られない女子48kg級の北田佳世選手だけが、この日ただ1人の優勝者となりました。北田選手は、出られれば五輪で金の可能性も充分あるんですけど、いかんせんこの階級には谷亮子選手がいますからねー。なんで強い人が、ひとつの階級に固まってしまうんでしょうね。もったいない…。
バレーボール女子の五輪世界最終予選、前日にこの大会の1位が決まり、全勝通過を目指した日本でしたが…。最終日のロシア戦は相手の高さに圧倒され、25−20、25−18、25−19とストレート負けを喫してしまいました。
第3セットなんて、出だしは全然点がとれなくて、どうなっちゃうのかなーとハラハラしてしまいました。それでも、途中から入った大山選手らの活躍もあって、追い上げを見せてくれたんで、まだ良かったんですけど…。もうちょっと早く彼女を投入したほうが良かったのかも。
まあ、最後にきてちょっと気がぬけてたところもあったのかなー。前日の台湾戦もそんな感じでしたけど…。それに、いろいろと課題も見つかって、変に全勝で通過するよりいい面もあったんじゃないでしょうか。とにかく、1位で出場権がとれて良かったです。
カヌー・レーシングの五輪アジア予選、最終日の16日は男女計3種目が行われ、女子カヤックシングル500mで北本忍選手が1位となって枠を獲得しました。北本選手は、初日に枠をとったカヤックフォア500mのメンバーとしてすでにアテネ代表を決めていて、これで合計5人の枠がとれたようです。残り1枠は週明けに決まるそうですが、実は、どうもカヌーの枠というのがよくわからなくて困ってます。
当然ながら、日本で一番力があるのが北本選手だから、彼女がこの種目でアジア選手権に出場したんだと思いますが、そこでとった枠については新たに選考…なんですね。かといって、北本選手がアテネでこの種目に出ないとは考えられないし…。ということは、カヌーでは種目ごとにとった枠の数だけエントリーできるのではなく、枠数の選手が派遣できて、でもって、ほかの種目にエントリーしてもかまわないということなのでしょうか…。なんともわかりにくい書き方で申し訳ないんですけど。競技や種目によって考え方が違うので、かなりとまどっている今日この頃です。
なお、男子は結局、すべての種目で枠を逃しました。これまで、不参加のモスクワを除いて、40年前の東京大会から出場を続けていたのですが…。残念だけど、北京目指して仕切り直し、ってところでしょうか。
トライアスロンの五輪代表が、正式決定しました。男子2、女子3の枠が決まり、残るは選考のみ…といっても、本当に未定だったのは男子の1枠だけ。今月9日の世界選手権で、女子は中西真知子選手が6位に入って内定し、3枠が確実視されていたことから10位の関根明子選手と17位の庭田清美選手もほぼ決まり。男子も田山寛豪選手が9位となって選考基準を満たし、あとは何枠獲得できるか、新たに獲得できた枠の代表がだれになるのか…が、焦点になっていました。
が、トライアスロンに詳しい方なら、西内洋行選手になると予想はついていたようです。世界選手権ではふるいませんでしたが、日本男子の中では世界ランクが一番上だし、4月のW杯石垣島大会では6位に入ってましたから。というわけで、至極順当な代表選考となりました。
トライアスロンって、理由はよくわからないのですが、試合によって順位の変動が激しいんですよね。私が注目しているのは日本選手くらいなのですが、ある大会ですばらしい成績を挙げたかと思ったら、次は突然、何十位に沈んだり…。その大会のコースと選手の得意種目とで、微妙に変わってくるのかなーとも思うのですが(信用しないでください)。アテネのコースと日本選手との相性が、バッチリだといいんですけどねー。
卓球の五輪アジア予選男子ダブルスで5位となり、五輪への出場は、上位の香港ペアの1人が、世界最終予選でシングルス出場権をとれるかどうか…にかかっていた、田崎俊雄/鬼頭明組。アジア予選で彼らより上位に入り、ダブルス出場権をとった香港選手が、今回の最終予選でシングルスの枠を獲得できれば、ダブルスの枠がひとつ空くわけで、そうなると田崎/鬼頭組が出場できる…と。こちらもかなり複雑なのですが、ようは香港選手を応援しよう!ってことなんですね。
そして今回の世界最終予選、注目の香港選手は1位で見事に出場権を獲得! めでたく田崎/鬼頭組のアテネ出場が決まった、というわけなのでした。
ただ、同じく他力本願の女子ダブルス・小西/福原組は、出場が絶望的になってしまいました。「アジア予選で小西/福原組より上位だった台湾選手が、今回の世界最終予選で負けること」が条件だったのですが…。一度はアテネに行けると大喜びしただけに、よけい残念でしたね。
アトランタ五輪のヨット(女子470級)で銀メダルを獲得し、シドニーまで3大会連続で五輪に出場していた重由美子選手は、ペアを組む木下選手のケガ(だったかな?)により、今回は同級での出場を断念。かわって新種目となった女子イングリング級に、名倉海子選手、中村光恵選手とともに挑戦していたのですが…。世界選手権では31位に終わり、残念ながらアテネ五輪出場権は獲得できませんでした。権利を得られるのは上位4か国のみ(すでに枠を獲得している国は除いて数えます)で、さすがにそのハードルは高かったようです。
重選手についてはよく知っているわけではありませんが(銀をとったときに、何度かテレビで見かけたぐらい)、聞こえてくるニュースなどから、ヨットへの情熱は人一倍たくさん持っているんだろうなーと感じていました。なので、アテネには出られないけど、またチャレンジしてってほしいなーと思いましたね。

5月15日
バレーボール女子の五輪世界最終予選、日本は台湾相手に第1セットを落としたものの、残る3セットを連取してこれで6連勝。最終のロシア戦を残して、この大会の1位が確定しました。
前夜にアテネ行きを決めたばかりの日本チームは、やはり地に足がついていない部分があったのでしょうか。第1セットは思いもよらぬ苦戦を強いられます。途中からは常に台湾に先行を許し、日本が追いかけてようやく並ぶ…という展開。しかも、やっと並んでも次に得点を入れるのは台湾で、またもや日本はリードされてしまいます。結局1セット目は、21−23からなんとか23−23までもっていったものの、そのあと25−25から2点を許して、このセットを台湾に奪われました。
正直、台湾相手にセットを落とすとは思ってなかったです。前日にストレート勝ちした韓国のほうが、明らかに実力は上だし、それに日本はこの大会、初戦でイタリアに2セットをとられた以外は、すべてストレートで勝ってますからねー。やっぱ、ちょっとフワフワした状態で、試合に臨んでしまったのかも。
それでも、続く第2セットを25−11で簡単に奪い返すと、第3、第4セットも連取。4セット目は台湾に迫られて、もつれる場面もありましたけど、最後は「力でねじ伏せた」感じでした。本当はストレートで勝ってほしかったけど、これは仕方ないということで…。2セット目は「夢から覚めた」みたいだし、五輪本番に向けて、いい教訓にもなったんではないでしょうか。
なお、そのほかの結果は、タイ3―0プエルトリコ、イタリア3―2ロシア、韓国3―0ナイジェリアで、なかでもイタリアはロシアに2セットを先取されながら、残りの3セットを取り返して勝利をものにした…とのこと。今回イタリアは、世界ランクが一番上(4位)のはずが、日本、韓国に敗れるなど、予想外に苦戦してましたからねー。ここは意地で勝ったのかも。
これで、最終戦を残して日本の1位通過と、現在2位の韓国、3位ロシア、4位イタリアのアテネ行きが決まりました。でも、どうせならロシアにもしっかり勝って、全勝で有終の美を飾ってほしいですよね。
カヌー・レーシングの五輪アジア地区最終予選、第2日は3種目が行われて、日本チームは出場した男子カヤックペア500m、男子カナディアンペア500mでいずれも3位に終わり、残念ながら五輪出場権は獲得できませんでした。カヤックペアのほうは1〜3位まではかなり僅差で、写真判定にまでもつれこんだそうなのですが…。なにせ、アテネに行けるのは1位だけなので、いくら僅差であっても3位ではどうしようもないんですよねー。本当に残念でした。
また、もう1種目の女子カヤックペア500mは、日本は前日のフォアで出場枠を獲得したため、こちらは欠場したとのこと。フォアで枠をとれればペアでも出られるのか、それともアテネでフォアに専念するためなのか、どっちなのかよくわからないんですけど…(情報求む!)。いずれにせよ、これまで1枠もとれていない男子と違って、余裕が感じられるなーと思ってしまったのでした。
アテネ出場枠をとる最後のチャンス、柔道のアジア選手権が始まりました。日本がまだ枠を獲得できていないのは、男子66kg級と女子57kg級なのですが、初日はその二つではなく、すでに日本がアテネ行きを決めている男女四つの階級(計8階級)が行われました。
この中で最大の注目は、4月の全日本で優勝して、男子100kg超級の代表に決まった鈴木桂治選手だったのですが…。残念ながら今回は優勝ならず。決勝で韓国の選手に敗れて2位となりました。この大会に出なければアテネの代表になれなくなる…ということで、急遽出場が決まった鈴木選手でしたが、指のケガがまだ完治していないうえに、鈴木選手より二回りぐらい大きな選手との対戦と、いろいろ不利なことも重なったようです。もともとが1階級下の選手ですからねー。これから8月までに、大きな選手との戦い方を研究してってほしいです。
また、男子81kg級の塘内将彦選手と90kg級の泉浩選手は3位で、これはアテネでも少々苦戦を強いられそう…かな。正直、最軽量の野村選手と重量級の井上選手、鈴木選手以外は、なんとかメダルに届いてくれれば…というところなんですよねー。五輪までに劇的に飛躍してくれる選手が、出てきてくれたらいいのですが。
女子は、70kg級の上野雅恵選手、63kg級の谷本歩実選手がともに優勝。上野選手はなぜ選考会で優勝できなかったのか、それが不思議なほど強い選手なのですが、今回も実力を証明した…という感じです。アテネでもこの調子でお願いしたいです。それから谷本選手は、昨年の世界選手権のときと比べてどのくらい成長しているのかが楽しみ。全日本体重別では、彼女の試合をまともに見ることができませんでしたからねー(カットだらけで)。力強さを増しててくれたらなーと思います。
自転車のトラック競技W杯第3日、男子チームスプリントで日本チームが3位に入りました。すでにお伝えしましたが、初日には1kmタイムトライアルで井上昌己選手が銅をとり、さらに、前日(第2日)の男子スプリントでは金子貴志選手が3位となるなど、ここのところの自転車競技では、思いもよらぬ(失礼!)好成績が続出してますねー。アテネでも少しは期待していいでしょうか。
バスケット女子の五輪用ユニホームのテーマは、「天女のように舞う」なんだそうです。なかなかスゴいネーミングなのですが、ノースリーブで下に「見せるインナー」を着るという、ちょっとセクシー系?のユニフォームのようです。これを着て、アテネでもコートを華麗に舞ってほしいもんです。
アメリカのオリンピック委員会によると、アテネ五輪でのメダルは100個を予想しているんだとか。しかも、ドーピング疑惑が起こってるため、少なく見積もっての100で、それがなければ110個だったというから…。日本とは文字通り「桁違い」ですよねー。でも、こんなに人数が多かったら、金でもとらないと注目なんてしてもらえないんだろうなー。それよりは日本のほうがいいかな…とは思いますが、ささやかな願いとしては、片手では足りない程度に金をとってもらえたらなぁ…なんて思ってます。

5月14日
バレーボール女子のアテネ行きが、ついに決まりました。ここまで4戦全勝と波に乗る日本は、この日同じく全勝の韓国と対戦。接戦は避けられない…と見ていましたが、結果は3−0と、意外にも日本が韓国を圧倒。これで4位以上が確定し、めでたく切符獲得となりました。
それにしても、まさかここまであっさりと勝ってしまうとは…。昨年11月のW杯では、勝ったとはいえかなり接戦だったし、それに韓国は、日本が相手となると必要以上に闘志を燃やしてきますからねー。負ける可能性もゼロではないと、だれもが考えてたんじゃないでしょうか。
それが、ゲームが始まってみれば、接戦だったのは1セット目の最初だけ。途中から入った佐々木選手の活躍などで、あっというまに韓国を引き離し、25−19でこのセットをとると、2セット目も25−19、3セット目は25−15でストレート勝ちを収めました。2セット目は点差はそんなについてないですけど、終始日本が圧倒してて、なんていうか「負ける感じがしなかった」ですね。
だけど、日本っていつのまに、こんなに強くなってたんでしょう。少なくとも、W杯の時点よりは、数段力がついてますよね。やはり、柳本監督の就任が功を奏したんでしょうか。監督になってからわずか1年と少しで、ここまでもってこられたんですからねー。団体競技って、結局は指導者の力量がものをいうんでしょうね。
正直、W杯の時点で「メダルを狙う」とか言われたら、「…」って感じだったと思いますけど、たった半年でここまで強くなってると、期待もしてしまいますね。本番では強豪は多いですけど、できるだけ上を目指してほしいです。
ほかの試合の結果は、ロシア3−0タイ、イタリア3−0台湾、プエルトリコ3−0ナイジェリアとなっていて、これで首位はもちろん日本、2位ロシア、3位韓国、4位イタリアとなっています。
カヌー・レーシングの、五輪アジア地区最終予選が始まりました。カヌーにはレーシングとスラロームの2種類があるのですが、レーシングは別名フラットウォーターともいって、競技場?というか、そういうところで行われる種目です(われながらスゴイ説明)。ちなみにスラロームは、岩とかがあるような急流で行われるのですが、こちらでは結局、日本は枠をとることができませんでした。今回の大会はカヌーでは最後のチャンスで、各種目で1位になればアテネに行けることになっています。
そして、初日に行われた種目のなかでは、女子カヤックフォア500mで日本チーム(北本忍、鈴木祐美子、竹屋美紀子、足立美穂)が1位となり、出場枠を獲得することができました。なお、アテネ代表には4人の選手が、そのまま決まったそうです。
この日はほかに五つの男子種目(カヤックシングル1000m、カヤックペア1000m、カヤックフォア1000m、カナディアンシングル1000m、カナディアンペア1000m)が行われましたが、こちらは枠をとることができませんでした。
大会はあと2日残ってますけど、あといくつ枠がとれるでしょうか。
自転車トラック競技のW杯第4戦、1kmタイムトライアルで井上昌己選手が銅メダルを獲得しました。この種目では、アトランタ五輪で十文字貴信選手が銅メダルをとっているのですが、どうもそれ以来は、目立った成績が残せていないようなんですね。アテネでは、メダルとまではいかなくても、少しは上位に入ってきてほしいです。
また、男子ケイリンで矢口啓一郎選手は6位、女子スプリントには大菅小百合選手が出場しましたが、予選の200mタイムトライアルは17位で、1回戦に進出することができませんでした。
アテネ五輪のメーン会場であるスタジアムの大屋根は、先日ようやく取り付け工事が始まった…のですが、それが早くも片側の移動作業が完了したそうで…。反対側も数日中に取り付けられるとのことで、あれだけ「遅れてる」と言われてたわりには、始まってみればあっけなく終わるのね、って感じです。まあ、プールの屋根がナシになって、メーンスタジアムまでも…となれば、さすがに悲しいものがありますからねー。この調子でマラソンコースとか鉄道とかも、どんどん完成させていってほしいものです。

5月13日
金メダルを目指す、ソフトボールの五輪代表が発表されました。一時は引退を表明しながら、アテネでの金獲得のために現役を続行している宇津木麗華選手や、シドニーのエース高山樹里選手などよく知った名前が並ぶなかで、代表からもれた有力選手もいるのが少し残念。もちろん、ずっと同じメンバーじゃいけないのは、わかってるんですけどねー。
とにかく、ソフトボール陣には、今回なんとか金をとってもらいたいんですよね。前回の借りを返してほしいし、もしかしたらこれがソフトボール最後の五輪になるかもしれませんから…。ライバル・アメリカとの、ここのところの対戦では、日本はことごとく負けてしまってますけど、アテネの大舞台で宿敵を上回ってほしいです。
代表選手は次のとおりです。
投手…上野由岐子(日立&ルネサス高崎)、坂井寛子(戸田中央総合病院)、坂本直子(日立&ルネサス高崎)、高山樹里(豊田自動織機)。捕手…乾絵美(日立&ルネサス高崎)、山路典子(太陽誘電)。内野手…伊藤良恵、宇津木麗華(以上日立&ルネサス高崎)、佐藤理恵(レオパレス21)、内藤恵美(豊田自動織機)、三科真澄(日立&ルネサス高崎)。外野手…岩渕有美(日立&ルネサス高崎)、斎藤春香(日立ソフトウェア)、佐藤由希(レオパレス21)、山田恵里(日立ソフトウェア)。
余談ですが、ソフトボールにも「坂本直子」さんがいるんですね。マラソン代表の坂本さんと、字まで同じとは…。
サッカーの五輪アジア最終予選では、A組が韓国、B組は日本が出場権を獲得しているのですが、12日にはC組の試合が終了。最後の1枠は、イラクがサウジアラビアに逆転で勝って、14年ぶりの出場を決めました。
正直、「イラク」と聞いて驚きました。国がああいう状況で、出場権を掴むとは…。この結果が国の復興にも一役買ってくれればいいですねー。
バドミントン女子のユーバー杯で、14年ぶりのメダル獲得が確定した日本ですが、準決勝では残念ながら中国にストレート負け。これで3位が決まりました。なんでも、シングルスの米倉加奈子選手、森かおり選手、ダブルスの山本静香/山田青子組と、すべて敗れてしまったそうで、やはり中国との実力差はあるんだなーというのが実感ですね。
6月6日に東京で聖火をリレーする、123人の名前と概要が発表されました。当日は午前11時にスタートし、レインボーブリッジから、浅草、駒沢オリンピック公園、渋谷などを経て、夕方6時すぎには都庁へゴール、となる予定です。ランナーとしては、卓球の福原愛選手、サッカーの田中達也選手、競泳(平泳ぎ)のバルセロナ金メダリスト岩崎恭子さん、同じくバルセロナ金の柔道の古賀稔彦さん、ロサンゼルスで体操金の具志堅幸司さん…などだそうです。本当は全員の名前を確認したかったんですが、載っているサイトが見つけられなくて…。どんな過去の名選手が顔を見せてくれるんでしょう?
日本オリンピック委員会は、テコンドーの岡本依子選手について、17日からの国際オリンピック委員会理事会で承認が得られれば、派遣を正式決定することを確認しました。当初、世界テコンドー連盟とIOCの承認が必要…とされていましたが、連盟の承認はすでに得られているため、残るはIOCのみ…ということになります。いちおう、4月に「個人資格で派遣」を決めた時点で、IOCの意向は内々に確認しているし、今さらダメということはないでしょうが、どうせなら早く「問題なし」となってほしいものです。
ところで、1か月ほど前に分裂した一方の団体の人たちが、選考会を開くように申し立てて却下され、「訴える」みたいなことを言ってたのですが、いったいあれはどうなったんでしょう。本当に訴えたら、ある意味スゴイと思ったんですけどねー。これ以上、自分たちの立場を悪くしたくないなら、黙っているほうが得策でしょう。
日本オリンピック委員会はアテネ五輪でのテロ対策として、綜合警備保障の人物を選手団の役員に加えるとのこと。こういうことは、プロにまかせるのが一番…ってことなんでしょう。アテネでは、あれだけいろんな対策をとってても、テロが起こってますからねー。とにかく効果的にやってほしいもんです。
2003年度のJOC(日本オリンピック委員会)スポーツ賞が決まり、体操の鹿島丈博選手が最優秀賞に輝きました。たしかに、昨年の世界選手権での活躍(種目別金2個)は、「体操ニッポン復活か!?」と、かなり話題になりましたからねー。金から遠ざかって久しかったですから、そのなかでの2個は快挙でした。アテネで同様の結果を出すのは、それほど簡単ではないでしょうけど(金メダル候補No.1というわけではないので)、あの美しい演技で観衆をうならせてくれればなーと思います。
なお、その他の受賞者は次のとおりです。
優秀賞…伊調千春、伊調馨、棟田康幸。特別功労賞…末續慎吾、剣道の世界選手権日本代表チーム。新人賞…村守実、岸川聖也。

5月12日
バレーボール女子の五輪世界最終予選第4日、日本はプエルトリコに3−0で勝って通算4勝0敗とし、8チーム中の上位4チームに入れる可能性が高くなりました。ご存じのように、4位までに入れば出場権を獲得できるため、これでアテネ行きがかなり濃厚になってきました。
第1セット、いきなりプエルトリコに3点を許し、「大丈夫かいな」と心配になりましたが、その後すぐに逆転。常にリードを保ってゲームを進めます。ただ、プエルトリコの高さと破壊力のある攻撃に、少々手を焼いているようでした。それが2セット目は一転、クイックなどが気持ちいいくらい決まって大量リードを奪い、このセットを楽にものにします。
このまま圧勝となれば…と思いましたが、第3セットはまたもや接戦に。しかも、1セット目とは違って、しばしばプエルトリコにリードを許してしまいます。向こうのバレーは明らかに日本より雑なのに、日本はそのプエルトリコを引き離すことができないのです。それでもようやく20点を超えたあたりで、これで決まりか…と思ったのですが、最後にジャッジミスなどもあって24−23まで詰め寄られることに…。ここで得点を許せば危ないところでしたが、最後は大友選手の強打で、ようやくこの試合を決めることができました。
正直、かなりヒヤヒヤしましたけど、それでもストレートで決めてくれてよかったです。ただ、一度くらい最初から最後まで安心して見ていられる試合はないものか…と思いますけど。
なお、そのほかの結果は、韓国3−2イタリア、タイ3−0ナイジェリア、ロシア3−0チャイニーズタイペイで、順位は日本、韓国、ロシア、イタリアと、前日と変わらず。世界ランク4位のイタリアが、予想外に苦戦してますねー。
トライアスロンの国別枠は、5月14日に判明するはずだったのですが、こちらに寄せていただいた情報によると、すでに国際トライアスロン連合のHPに枠数が掲載されているらしいのです。そこで、急いでアクセスしてみたら…。たしかにちゃんと載ってました。女子は予想どおり3枠、男子は2枠を獲得したようです。14日のはずが、なんで12日に発表されているのかは謎ですが(現時点で、まだニュースにも出てないし)、せっかくのうれしい話題、書かずにはおれましょうか…って感じです。
代表については、女子は一昨日のトピックスでも書いたとおり、内定ずみの中西真知子選手と関根明子選手、庭田清美選手に決まることは確実で、男子は世界選手権9位の田山寛豪選手と、もう1人はおそらくランキングトップの西内洋行選手になるだろう…とのこと。正式発表が待たれます。
ボクシングの五輪アジア最終予選、ここで決勝に進出すれば、枠を獲得することができたのですが…。準決勝まで進んでいたライトフライ級の五十嵐俊幸選手、フライ級の村橋薫選手、フェザー級の正山照門選手、ミドル級の佐藤幸治選手は、全員がここで敗退。残念ながら日本は、ボクシングで1人も代表を送ることができなくなりました。正直、4人のうち1人くらいは行けるだろう…と思ってたんですけどねー。まさか、全員がここで負けてしまうとは。ただただ、残念です。
バドミントン女子のユーバー杯(国別対抗戦)準々決勝、日本は台湾に3−2で勝って準決勝に進出。これで3位以上が確定しました。なんとこれは日本にとって、1990年に3位に入って以来のメダルになるそうです。バドミントンの国際大会では、このところ個人でも、いい位置まで勝ち進む選手が見られるんですよね。これらをアテネにつなげられればいいですねー。
アテネ五輪の準備状況について、IOCのオズワルド五輪調整委員長は「今はすべて確実に進んでいる」と話したそうです。この調整委の視察に合わせて、メーンスタジアムの大屋根の取り付けを開始したり、アテネ側もがんばってるようですけど、なんかあんまりIOCの言葉も信用できないんですよねー。これまで何度も、「大丈夫」というコメントが聞かれたあとで、工事の遅れが露呈してきましたから。「せっかく視察に行くなら、もうちょっとちゃんと見といてよ!」と、お願いしたいですわ。

5月11日
バレーボール女子の五輪世界最終予選第3日、日本はナイジェリアと対戦し、3−0で勝って首位に浮上しました。ナイジェリアについては「あまり強くない」と聞いていましたが、日本チームは途中からここぞとばかりに選手を入れ替えてきて、いろいろと試していたようですねー。過去2試合は出場の機会がなかった大山加奈選手もようやくコートに立てて、思い切り打てたみたいだし、これが次につながると良いのですが。やっぱ、W杯で大活躍してた選手が試合に出ていないのは、寂しいものがありましたからねー。
試合内容は「完勝」でしたが、明らかにナイジェリアの力は劣ってたし、当然といえば当然かも。ただ、そのわりには3セット目の序盤が接戦になってしまったのは、ちょっといただけなかったですね。最後まで隙を見せないでほしかったです。
なお、そのほかの試合結果は、タイ3−0チャイニーズタイペイ、韓国3−2ロシア、イタリア3−0プエルトリコ。はじめに書いたように日本はこれで首位に立ち、韓国が2位、ロシア3位、イタリア4位となっています。12日の対戦相手はプエルトリコですが、ここはぜひストレートで勝って、次の韓国戦へ勢いをもってってほしいです。
アテネ五輪日本選手団の公式応援ソング「夢がチカラ」が発表されました。KOKIAさんが作詞作曲し、歌っているそうですが、どんな感じの曲なんでしょう。日本選手の力になれるような、元気あふれる曲」だといいですねー。なお、CDの発売は6月23日だそうです。
資金不足で一般からの募金も募っていたホッケー女子チームですが、このほど、めでたく日本マクドナルドがスポンサーにつくことに決定しました。聞くところによると、せっかく念願の五輪出場を決めたにもかかわらず、懐事情は厳しくて、合宿のさいも大学の合宿所のようなところに泊まるという状態(うろおぼえなので、まちがってたらすみません)だったとか。でも、これでようやく、余分なことに神経を使わずに競技に打ち込めそうです。不遇な環境のなか、最終予選をトップで通過しただけに、環境が整えばさらなる飛躍も期待できるかも?

5月10日
トライアスロンの世界選手権女子エリートで、中西真知子選手が6位となり、日本トライアスロン連合の選考規定によって、代表内定が決まりました。規定は、「20位以内に入って日本人最上位=内定」なので、6位は文句なしですね。今のところ、日本女子の獲得している枠はひとつだけですが、最終的に3枠とれることは確実なようで、そうなるとこの大会10位の関根明子選手と17位の庭田清美選手も、晴れて代表入り…ということになります。
また、男子エリートでは田山寛豪選手が9位に入りました。いつもは、女子に比べて男子の成績は今ひとつ。それが、この大事な大会で好成績を残したということで、かなり希望が見えてきました。ただ、男子はまだ枠がとれていないんですね。トライアスロン連合のHPを見ても、「男子は5月14日まで人数の確定ができない状況」だそうだし…。とりあえず、待つしかないって感じでしょうか。
なお、男女とも枠が確定するのは↑にも書きましたが5月14日、代表が決まるのは2日後の16日になるとのことです。
(追記:お寄せいただいた情報によると、男子の1枠は確実で、今回の田山選手の活躍により、それが2枠になるか3枠になるか…という状況だそうです。というわけで、田山選手は「内定ほぼ確実」に訂正させていただきますね)
日本サッカー協会は、先月のアジア予選で五輪出場を決めた日本女子代表に、一律40万円のボーナスを支給するそうです。このところ、団体出場権を次々と獲得しているおかげで、こういう話がよく聞かれるのはうれしいですねー。やっぱ、なんらかの「ご褒美」は欲しいものですよね。ただ、その団体によって懐事情が異なるため、支給金額もかなり違うみいですけど…。
アテネの五輪会場といえば「工事の遅れ」、その中でも最も懸念されているのがメーンスタジアムの大屋根なのですが、この日、ついにその移動工事が始まったそうです。少し前に、「競技場の両側に屋根が置かれて、取り付けを待っている状態」と報道されていたので、いつになったらつり上げて設置作業に入れるんだろう…と思っていたのですが、「ついに」というか「ようやく」というか「やっと」というか、そんな感じ(笑)ですね。
ただ、この日から国際オリンピック委員会・五輪調整委員会の視察が始まったそうで、そのデモンストレーションの意味合いもあるようです。とりあえず、視察団に「工事、進んでます」ってアピールしておこう…ということですよね。見せかけだけじゃなくて、視察団が去ったあとも工事を継続してくれることを願います。晴れて6月末には完成となるのでしょうか。
日本オリンピック委員会は、アテネ五輪の日本選手団本部に女性スタッフを増やすとのこと。今回、女子が次々に出場権(枠)を獲得していて、現時点で女子が男子を上回ることは確実のようです。そこで、医師やトレーナーなどに女性を…となったとか。スタッフ増員は選手にとってありがたいことですが、私は「女子が上回ることが確実」というのにちょっとびっくり。そういう時代になったのね…って感じです。この調子で、成績のほうでも男子を上回ってほしいもんです。

5月9日
バレーボール女子の五輪世界最終予選第2日、日本はタイに3−0で勝って、アテネへまた一歩前進しました。ただ、第1セットは25−10、第2セットは25−14でとって、もう楽勝と思いきや、最終セットはかなり手こずってしまいましたねー。タイにほとんど互角の戦いを強いられ、一時はこのセットを落とすのではないか…とヒヤヒヤしながら見てました。が、最後は意地?で得点を重ねてタイを突き放し、この試合をものにすることができました!
本当いうと、あそこまで詰め寄られちゃイカンだろ、と思うのですが…。1、2セットがあまりに簡単にとれたもんで、気がゆるんじゃったんでしょうか? それとも、吉原キャプテンがベンチに引っ込んだ影響があったのかなぁ…。それでも、このセットを落とさなかったので、まだ良かったですけどね。順位を決めるさいの、セット率にも関係してくるんだし…。それにバレーって、ちょっとしたことで流れが相手チームに行ってしまうから、そのきっかけを与えないようにしてもらいたいです。
なお、そのほかの結果は、韓国3−0台湾、ロシア3−0プエルトリコ、イタリア3−0ナイジェリアでした。今のところ、日本、韓国、ロシアが2戦全勝で並んでいますが、セット率で1位ロシア、2位韓国、3位日本となっています。初戦で日本に敗れたイタリアが4位で、どうやら最終的にはこのあたりの国が、出場権を獲得しそうですね。
陸上の中部実業団対抗の女子ハンマー投げで、綾真澄選手が自らの日本記録を4cm更新する66m31で優勝しました。昨年に引き続き、今年もやはり好調のようです。ただ、A標準は67m50で、まだ1m以上足りないんですね。確実に五輪に出場するためには、できればA標準は越えておきたいところですが…(Bだと微妙)。でも、記録を順調に伸ばし続けられれば、それも夢じゃないですからねー。
なお、今回この種目では、室伏由佳選手も64m14を投げてB標準を突破。彼女には早く綾選手に追いついてもらって、2人で日本のレベルを引き上げてほしいです。
重量挙げの全日本選手権最終日は、男女5階級が行われました。優勝したのは、女子は69kg級が齋藤里香選手、75kg級が今鉾一恵選手、75k超g級が鶴野裕子選手。男子は105kg級が門脇創一選手、男子105kg級が岩崎宇信選手でした。この結果、女子の1枠は、一番軽い48kg級で勝った三宅宏実選手の五輪出場が濃厚になったとか。男子の3枠の配分は全然わからないんですけど、果たしてだれが代表になるんでしょうか。
ちなみにウエイトリフティングは、たしか1階級1人ではなかったはず。詳しいことはわからないんですが、全体で○人…というように枠が与えられるようです。つまり、同一階級から2人の出場もありうるわけですね(たぶん)。代表の発表は30日なので、有力選手には気のもめる日が続きそうです。
飛び込みのFINAグランプリ・アメリカ大会で、男子3m飛び板飛び込みに出場した寺内健選手が3位に入りました。寺内選手はこの前のカナダ大会では優勝、今回も3位ということで、安定して好成績を挙げているのは心強いです。もちろん、有力選手が全員出場しているわけじゃないでしょうけど、アテネでの好結果も期待できそう…かな。

5月8日
やたらと天気が良くて暑いぐらいだった土曜日、国際グランプリ陸上大阪大会を見に行ってきました。はっきりいって、こんなに埋まった観客席を見たのは初めて!というほどの盛況ぶり。五輪前ということで、関心の高さをうかがわせました。くわしくは「陸上競技観戦記」のページでどうぞ。
女子マラソン代表の坂本直子選手が、予定していた日本選手権10000mへの出場をとりやめることになりました。坂本選手は現在アメリカで高地トレーニング中なのですが、練習が予定より少々遅れているらしいんですね。それで、「出場しても意味なし」となったようです。
別に五輪で10000mに出るのが目標じゃないし、確かに無理しても意味ないですもんね。ただ、大阪であの驚異的なスパートを見せた彼女が、10000mを走ったらどれくらいのタイムが出せるのか楽しみだったんで、それがちょっと残念。また五輪後にトラックに挑戦してほしいです。
バレーボール女子の五輪出場をかけた、世界最終予選が始まりました。日本は初戦でいきなり、世界ランク4位の強豪イタリアと対戦。ここで勝てればアテネが大きく見えてくる…という大事な一戦で、日本チームは力を存分に発揮。フルセットの末イタリアを破り、五輪出場に向けて大きく前進しました。
昨年11月のW杯では、日本はイタリアに完敗してましたよね。途中で善戦したところもありましたが、結局はセットカウント1−3で負けてしまって、しかも最後の第4セットはわずか11点しか奪えなかったんですから…。今回も苦戦は必至と見られましたが、日本チームはがんばってくれました!
第4セット、一時はイタリアに大きくリードを許しながら、最後で追い上げてあと一歩のところまで詰めよると、第5セットは終始リードを保って勝利を掴みました。第4セットの後半、あそこまで追い上げたにもかかわらず、結局セットを落としてしまったんですけど、これまでならここで「プツン」と切れてしまうというか、そんな感じがあったんですよね。でも、この日は、最後まで集中力を切らしませんでした。15点勝負の最終セットで、焦らずにリードを保ち続けたあたり、この数か月での成長ぶりがうかがえましたねー。
この試合には大興奮させてもらいました。こうなったら、なにがなんでも出場を果たしてほしいですよね。五輪に出場できるのは、公式サイトによると、 1.最上位(優勝)チーム、2.1の最上位チームを除くアジア1位のチーム、3.1と2のチームを除く上位2チーム、とのことです。ようは、4位までに入れば問題はないんですけどね。
なお、そのほかの結果は、プエルトリコ3ー1台湾、韓国3ー1タイ、ロシア3ー0ナイジェリアとなっています。
重量挙げの全日本選手権第2日、男子77kg級は三宅敏博選手が優勝。前日に女子48kg級を制した三宅宏実選手と、兄妹で全日本チャンピオンとなりました。妹の宏美選手のほうはよく名前を聞いていたのですが、お兄さんも重量挙げをやってたとは知りませんでした。ただ、記録が平凡だったため、五輪出場は難しいとのこと。妹さんのほうはかなり有力みたいなのですが…。男子も枠が三つしかないので、全日本で優勝しただけではダメなんですねー。
なお、そのほかの階級の優勝者は、次のとおりです。女子58kg級北村芳子選手、女子63kg級橋田麻由選手、男子85kg級鈴木和美選手、男子94kg級山本茂令選手。

5月7日
重量挙げの全日本選手権(兼アテネ五輪最終選考会)が始まりました。初日は男女5階級が行われ、女子48kg級では二世選手として知られる三宅宏実選手(彼女のお父上は、メキシコ五輪銅メダリストの三宅義行氏)が、トータル180kgの大会新で初優勝。特にスナッチでは日本タイの80kgを挙げて強さを見せつけ、1枠しかない女子の代表に大きくアピールしました。
彼女は先日のアジア選手権でも、日本女子で一番いい成績をあげていたはず。晴れて親子二代の五輪選手となれる…かな。
なお、女子53kg級は沼田洋子選手、男子56kg級は大会新で山田政晴選手、男子62kg級は今村俊雄選手、男子69kg級は上村琢選手がそれぞれ優勝しています。男子の枠も3しかないので、こちらの代表争いも大変そうですね。
8日からは、いよいよ女子バレーボールの五輪世界最終予選が始まります。日本の初戦の相手は強豪イタリア。できればここで勝って、勢いをつけてほしいもの。参加するのはアジアの4チームを含む8チーム、与えられる枠はアジア枠1と最終予選枠3です。女子だけはぜひともとってほしいですね。

5月6日
日本バレーボール協会から、五輪世界最終予選の日本代表選手、男女各12人が発表されました。W杯メンバーを基本に、男子は日本国籍を取得した杉山マルコス選手、女子では成田郁久美選手が新たに加わったようです。苦戦が予想される男子ですが、杉山選手の加入はかなりな効果だと思うので、なんとか出場権を掴んでほしいですねー。なお、試合は女子が8〜16日、男子が22〜30日となっています。
代表メンバーは以下のとおりです。
男子…山村宏太、津曲勝利、宇佐美大輔、細川延由、小林敦、斎藤信治、阿部裕太、越谷章、杉山マルコス、甲斐祐之、加藤陽一、山本隆弘。
女子…吉原知子、佐々木みき、辻知恵、成田郁久美、大村加奈子、竹下佳江、高橋みゆき、杉山祥子、大友愛、栗原恵、大山加奈、木村沙織。
レスリング男子五輪代表の「100日合宿」が始まりました。アジア選手権に出場する選手を除く、7人が参加しているとのこと。100日ということは、五輪開幕まで続くってことですね。休みなしだとしたら、かなりハードそうです。
このところは、金メダル量産が期待される女子ばかりが注目されてますけど、男子だって昔は金をいくつもとってきましたからねー。今回、久々の金メダル獲得が見られるでしょうか。
高橋尚子選手が、秋のマラソンで日本記録更新を目指すことを、改めて明らかにしました。目標を「五輪金」からはっきりと「記録更新」に置き換えたようです。インタビューの断片を読んだだけですが、なにかふっきれたような感じで、また走ることへの情熱が復活してきているような感じがしました。
やっぱ、「走ることがなにより好き」な彼女だからこそ、これまでの活躍があったと思うんですよね。痛々しい感じで走るところは見たくないです。
今月の中旬から、さっそくボルダー入りして、秋のベルリンかシカゴを目指すとのこと。いい練習ができれば…と思ってます。

5月5日
陸上の水戸国際、女子棒高跳びで中野真実選手が、1日に自己が出したばかりの日本記録を1cm上回る4m31の日本新で優勝しました。これだけコンスタントに、このレベルの記録を出せるということは、まちがいなく「自力がついた」ことの表れだと思います。五輪A標準は4m40ですが、この突破も見えてきたのではないでしょうか。
また、女子ハンマー投げでは、綾真澄選手がB標準を越える64m93を記録。彼女も、今季は出だしから好調そうです。
シンクロの日本選手権兼ジャパンオープンの最終日、デュエットは立花美哉/武田美保組が優勝しました。ソロは立花選手、チームは日本代表がそれぞれ勝って、初日からのトップを維持した…という感じです。
強豪外国選手の参加がなかったため、優勝は当然のこと。どちらかといえば、演技を再確認する目的が大きかったようです。パワーを重視したため、同調性に欠ける面もあったとのことですが、パワーを保ちながらぴったり揃うように修正してってほしいですね。
シンクロの練習はハードなことで知られていて、浮力を得るためある程度脂肪が必要なのに、キツすぎてどんどんやせていっちゃうそうなんですね。で、無理矢理ケーキを食べさせられるのが、ものすごく苦痛なんだとか。きっとこれから五輪まで、そういう日々が続くんだろうなぁ…。
5日未明、アテネの中心部で時限爆弾3個が相次いで爆発。近くにあった警察署がかなりの被害を受け、民家にも及んだとか。5日は開幕までちょうど「100日」となるだけに、狙った感じがしますよね。
少し前から「警備増強」とか「大がかりな演習」とか、その手のニュースがやたら目についてたんですけど、それなのにこんなにあっさり爆発物を仕掛けられちゃったら、どないすんねん、って感じです。ロイター通信によると、警官1人が軽傷を負ったとのこと。人命が失われなかったのは不幸中の幸いですが、運が悪ければ、だれか亡くなっててもおかしくないですからねー。
警備の人数を増やすのも、軍事演習を行うのもいいけれど、テロを防御するにはもっと緻密な活動が必要な気がします。爆弾の発見とか不審者の洗いだしには、結局は「ちょっとしたことでも見逃さない」という姿勢が大事なんじゃないかと思うので。
とにかく、起こってしまったことは仕方ないんで、これをいい教訓として、警備にいっそう力を入れてってほしいです。

5月4日
国際自転車競技連合が4日に発表した、ロードレースのポイントランキングにより五輪出場枠が決定。日本勢では女子51位の沖美穂選手が出場枠を獲得し、日本自転車競技連盟の選考基準により代表に内定しました。
彼女は2月のW杯でこの種目の3位に入る…という快挙をなしとげ、シドニーに続く五輪出場が期待されていた選手です。五輪でもW杯と同じような成績を、と望むのは少し期待が過ぎるかもしれませんが、なんとか近い成績はとってほしいですねー。
シンクロの日本選手権兼ジャパンオープンは第2日は、各種目の予選後半フリールーティンが行われました。結果、順位は前日と変わらず。デュエットは立花美哉/武田美保組、ソロは立花美哉選手、チームでは日本五輪代表がトップをキープしています。
デュエットでは、モチーフの「歌舞伎」が、イマイチ外国人には理解してもらえなかったことをふまえて、いろいろ変更してきたようですね。同調性や距離感など、改善すべきところは改善して、なんとか宿敵ロシアに迫ってもらいたいです。
五輪の聖火リレーは、6月4日からいよいよオーストラリアで始まる…ことになっていたのですが、本当にこの国でリレーができるのか、雲行きが怪しくなってきました。詳しい事情はわからないのですが、アテネ五輪組織委員会から現地に派遣されることになっている警備組織が、州政府の法律に違反しているんだそうです。
なんというか、「今さらそんなことを言われても…」って感じなんですけどねー。五大陸を巡る聖火リレーの出発点で、しかも第一走者はシドニーの最終点火者・フリーマンさんと、いろいろ演出も考えてたはずなのに…。なんらかの打開策は講じるとは思いますが…。本当にボツになったら悲しすぎます。
もうひとつ、聖火リレーの話題です。サッカー日本代表監督のジーコ氏が、6月13日、故郷のリオデジャネイロで聖火ランナーを務めることになったとか。ほかには、ペレ氏やロナウド氏なども走るようで、さすがにブラジルでのリレーはサッカー色が強くなりそうです。
また、北米ではカール・ルイス氏、マイケル・ジョンソン氏、ゲール・ディバースさん、エドウィン・モーゼス氏など、名だたる陸上選手が登場するらしく、陸上好きの私としては、こちらのほうも見てみたいですね。

5月3日
体操のNHK杯兼五輪代表最終選考会が終わり、男女の五輪代表が出揃いました。この日は男女個人総合の2回目が行われ、男子は米田功選手が6年ぶり2回目の優勝を果たし、女子は石坂真奈美選手が大差で2連覇。2人とも、選考会では終始トップに立って、強さを見せつけてくれました。
男子の米田選手は、まさに「復活」を遂げてくれた感じです。昨年の世界選手権で代表落ち(補欠)したときは、意外な気もしましたけど、それがかえって発憤材料になったみたいですね。ニュースではいろんな逸話が聞かれて、たとえば「努力をするのはカッコ悪い」と思っていたのが、その努力をするようになったとか、軍艦マーチの誘惑(笑)に負けなくなったとか、完璧主義をやめて「70%の演技」を目指すとか…(ただ、テレビで紹介された彼の部屋は、気持ち悪いくらいに片づいていた…。私生活では完璧主義はやめてないようです)。けっこうユニークな人のような気がします。
でも、その体操を見れば、昔から「天才」といわれていたのも納得してしまいますね。美しさと力強さを併せ持つというのでしょうか。きれいなんだけど、線が太いんですね。相変わらず、技の細かい難度はわからないので、印象だけになっちゃうんですけど…。特に大きな穴もないし、オリンピックでは個人総合のメダルも狙えるんじゃないでしょうか。
2位の冨田洋之選手は、世界選手権の個人総合銅メダリスト。この人も体線がきれいな選手で、一見それほど力強さがあるようには見えないのですが、実際はつり輪で一番点を稼げる選手なんですね。今回の布陣では最大の弱点がつり輪なので、冨田選手にかかる責任はかなり大きくなりそうです。
最後の種目で3位に浮上した水鳥寿思選手は、派手な大技と安定感が持ち味のようです。攻めていく体操なのに、ミスが少ないのは強みですねー。ただ、美しさにはちょっと欠けるのが難点(私はどんな競技でも、動きのきれいな人が好きなのです)。
逆に、最後で4位に落ちてしまった塚原直也選手は、このところいつも鉄棒で失敗しているのが気がかりです。世界選手権の個人総合でも、5種目を終えた時点でメダル圏内につけていたのに、最後の鉄棒で落下して、ほとんど手にしかけていたメダルがこぼれ落ちてってしまったし…。あまり得意じゃないのかなぁ…。
なんでも、新聞で読んだところでは「鉄棒が苦手だと思いたくなかった」とのこと。お父上が最も得意としていた種目だし、なによりもオールラウンダーだという意識がある以上、苦手種目の存在を認めたくなかったんでしょう。でも、今回苦手だとはっきり認めたことで、かえって進歩があるんじゃないかと思ってます。
お次は5位に入って、種目別のポイントで選ばれた鹿島丈博選手。残り2名は跳馬とゆかに重点を置いた選考になっていて、この二つは鹿島選手にとって得意とはいえない種目なのですが…。さすがにあん馬と鉄棒でたたき出した高得点がものをいって、5〜8位の選手の中ではダントツの22ポイントを獲得。代表入りを果たしました。
ただ、鹿島選手の戦績からすれば、本当は5位じゃなくて、もっと上位にきてもらわないと…って感じはあるんですけどねー。初日に平行棒で失敗し、9.000を出してしまったのが大きかったようです。あと、つり輪が足をひっぱるのはお約束とはいえ、2日間とも8.750というのはもう少しなんとかならんのかなぁとは思うのですが…。
でも、最終種目の鉄棒では、まさに本領発揮!とでもいうべきすばらしい演技を見せてくれたので、よしとしましょう。米田選手や冨田選手なんかも、身体の線はきれいなんですけど、鹿島選手の美しさってやっぱ違うなーと思います。うまくいえないんですけど、ただ整ってるだけじゃなくて芸術の域に達してるというか、本当に見てて惚れ惚れするんですよね。アテネでも、その美しさを存分にアピールしてほしいです。
それから、最後のひとつの枠には、7位の中野大輔選手が滑り込みました。6位の佐野選手は17ポイント、中野選手は18ポイントと、わずか1ポイントの差で中野選手が切符を手にすることになりました。中野選手は平行棒の降りで月面をやる…というのは聞いていましたが、実際見てみるとかなりすごい、というか難しそう。でも、最後の1人には、こういう「一発に賭ける」みたいな選手が選ばれるのもアリではないでしょうか。
以上が今回決まった代表ですが、全体に力の均衡のとれた陣容になったと思います。難をいえば、さっきも書いたようにつり輪がちょっと弱いんですけどね。それでも、世界選手権の団体銅を上回るのも不可能じゃないんで、大いに期待したいです。
なお女子は、優勝した石坂選手と2位の大島杏子選手が代表に決まりました。とりあえず目標は、個人総合の決勝進出でしょう。石坂選手は変なミスがなければ充分可能だと思うのですが、どうも大舞台に出るとその「変なミス」をしてしまうようなのが気がかりです。あと、大島選手はちょこちょこ見られる小さなミスをなくしてほしいですね。国内じゃさほど減点されなくても、世界に行くとバッサリ…となっちやいますから。
陸上の静岡国際は、五輪選考会のひとつになっているだけあって、なかなかの好記録が出た大会となりました。
記録をざっと見てまず目についたのが、棒高跳びの澤野大地選手の5m60。室内の大会でも好調だったのですが、アウトドアになっても勢いは変わってないですねー。ちなみに昨年の世界陸上では、この記録で決勝進出を果たしています。できれば、もう10cm上を安定して飛べるようになれば、五輪でも確実に決勝に行けるんですけどねー。日本選手権では、そのくらいの記録で優勝してほしいです。
それから、男子200mの大前祐介選手は、追い風参考ながら五輪A標準を上回る20秒52で優勝。男子短距離(ショートスプリント)は、末續慎吾選手と朝原宣治選手以外は代表争いが混沌としているだけに、いいアピールになったのではないでしょうか。
女子走り幅跳びでは池田久美子選手が6m42で勝ちましたが、なんと彼女は1回目にこの距離を跳んで、その後は5回連続ファウルだったとか。おそらくは記録(A標準)を狙っていったのでしょうが、今季、踏切前の助走を少し変えたことも影響しているんでしょうか。早く、いい感触を掴んでほしいです。
また、女子砲丸投げの森千夏選手は17m70の大会新と、先月記録したばかりの18m22の日本記録には及びませんでしたが、相変わらず好調そう。彼女には、なんとか18m55のA標準を突破してもらって、五輪出場を果たしてほしいですねー。
マラソン五輪代表の補欠となっている高岡寿成選手が、トラック種目での五輪出場を目指すそうです。6月の日本選手権では5000m、10000mにエントリーするとか。マラソンでは、選考レースの福岡で3位となり、惜しくも補欠に甘んじてしまいましたが、高岡選手が長距離種目の第一人者であることはだれもが認めるところです。トラック種目の現状は、代表を出せるかどうかも微妙な感じなので、高岡選手の参戦は歓迎したいですねー。ただ、トラックで代表に決まってしまうと、マラソン補欠のほうはどうなっちゃうんでしょう?
シンクロの日本選手権兼ジャパンオープンが開幕し、初日にはソロ、デュエット、チームのテクニカルルーティンが行われました。このうちデュエットでは、五輪代表の立花美哉/武田美保組がトップに立ち、ソロは立花選手、チームは五輪日本代表がそれぞれ順当に首位につけています。
女子サッカー日本代表のエース、沢穂希選手が「右ひざ半月板損傷」で全治2か月のケガを負っていることが明らかになりました。とりあえず五輪本番には間に合う…とのことですが、その間は練習が満足にできないだろうし、影響は避けられないでしょうねー。とにかく、しっかり治療をしてほしいですね。

5月2日
体操の五輪最終選考会となる、NHK杯が開幕しました。今日、明日の2日間で、体操も代表が決まることになります。
初日は男女個人総合の1回目が行われ、男子は米田功選手が第2次選考会までのトップを守り、世界選手権個人総合銅メダルの冨田洋之選手が2位、塚原直也選手は3位、4位は水鳥寿思選手で、世界選手権2冠の鹿島丈博選手は5位に後退しました。
米田選手は、あん馬とつり輪で若干点が伸び悩んだものの、ほかの種目では安定して高得点をたたき出し、この日の成績だけでも首位。冨田選手は跳馬の9.000点が響きましたが、僅差の2位で逆転は充分可能な位置です。3位の塚原選手までは、1種目の出来不出来ですぐに順位が入れ替わりそうですね。鹿島選手は、世界選手権を制したあん馬の、9.750点はさすがだったのですが、つり輪で8点台を出してしまったのが痛かったですねー。あいかわらず、この種目がネックになっているようです。まさか…とは思いますが、代表落ちなんていう事態だけは、起こらないように願いたいですね。
また、女子では石坂真奈美選手が1位で、以下、大島杏子選手、溝口絵里加選手となっています。男子は団体出場権があるので、代表には6人が選ばれるんですけど、女子は個人総合の2人のみ。でも、1次選考会からまったく順位の変動がないので、このまま決まってしまいそうかな。
飛び込みのFINAグランプリ・カナダ大会、男子3m飛板飛び込みで寺内健選手が優勝しました。出場選手を見てみると、昨年の世界選手権で寺内選手(7位)より上位だった選手もけっこういるみたいなんですよね。ここで優勝できたということは、今後に向けて大きな自信になるのではないでしょうか。
なお、ほかの日本勢の個人種目の結果は…。女子高飛び込みの宮崎多紀理選手は準決勝まで進出したものの、A組5位となって決勝へは進めず。同種目の中川真依選手は18位、女子3m飛板飛び込みの西井亮子選手は22位、山下美沙子選手は27位で、いずれも予選で敗れてしまいました。五輪代表の宮崎選手には、決勝まで行ってほしかったですけど…。すぐにアメリカで試合があるので、そちらのほうでがんばってもらいたいです。
アジアでは、一足先に日本が五輪出場を決めた男子サッカー、グループAでは韓国が出場権を手にしました。韓国は1日に中国を2−0で下し、2位のイランとの最終戦を待たずにアテネ行きを決めました。これは、予想どおりの結果というところでしょうか。
柔道女子の強化合宿が公開されました。今回は1〜6日まで、1日5時間以上の本格的な練習が行われるとか。代表も出揃って、「いよいよ」って感じなんでしょうねー。話題の中心はやはり48kg級の谷亮子選手ですが、本人によると「ケガもなく順調」だそう。この調子で開幕まで突っ走ってほしいですねー。

5月1日
この日、国際バドミントン連盟は最新ランキングを発表し、これにより五輪出場選手が確定しました。日本からは女子7人、男子4人がアテネ行きを決めています。
期待できるのは、やはり女子でしょうか。特にダブルスは、昨年の世界選手権で山本静香/山田青子組が銅メダルを獲得、中山智香子/吉冨桂子組もベスト8に入っています。シングルスでも、世界ランク11位の米倉加奈子選手、13位の森かおり選手など、上位に行けそうな選手がいるんで、そのあたりに注目したいです。
代表選手は、以下のとおりです。
女子シングルス…米倉加奈子、森かおり、田中美保。女子ダブルス…山本静香、山田青子、中山智香子、吉冨桂子。男子シングルス…山田英孝、佐藤翔治。男子ダブルス…舛田圭太、大束忠司。混合ダブルス…(山本静香)、(大束忠司)。
ヨットのイエール五輪レガッタ最終日、ヨーロッパ級で佐藤麻衣子選手が総合29位に入り、五輪出場枠を獲得。同時に代表にも内定しました。新地いずみ選手は80位でした。
ヨットでは、出場枠がとれた種目も増えてきて、代表選手も出揃ってきました。枠のある種目で代表が決まっていないのは、あとは男女の470級ぐらいで、これは5月4〜16日に行われる世界選手権で決まることになっています。日本人でトップになった組に自動的に内定が出るわけですが、果たしてだれの手に…?
陸上の香川選手権、女子棒高跳びで中野真実選手が4m30の日本新記録をマーク。五輪のB標準も突破しました。中野選手は確か高校時代にも日本記録を出していて、そのときはまだ3m台だったと記憶しているのですが…。その後はあまり名前を聞くこともなく、正直、ほとんど存在を忘れかけていました…。なので、この復活には少し驚いてます。日本の女子棒高跳びは、小野真澄選手と近藤高代選手の2人が競いあってましたけど、ここに中野選手が加わって、いっそうのレベルアップが望めそうな感じです。
射撃のW杯も最終日、クレーのスキート男子で折原研二選手は67位に終わり、決勝に進めませんでした。クレーは、女子は良いのですが(アテネでも、2種目で出場枠をとってるし)、男子はかなり世界との距離がありそうな感じです。この距離を詰めるのは、簡単ではなさそう。

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