2004年のトピックス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
8月31日
※今日、日本選手団本隊が帰国しました。成田空港には、800人以上の人が出迎えに詰めかけたとか。もう、フラッシュの嵐でしたね。
室伏選手が黄色いネクタイをしていたのには、ちょっと笑ってしまいました。そういえば、ふつうメダルをとった人は、首にかけて出てきますもんね。でも、室伏選手は、銀メダルはもう返してしまったし、金は手元に来てないしで、かけるものがナイ。そのかわりというわけですか。その発想は良いのですが、ネクタイとしてはあまり趣味のいいものではないので(失礼!)、いったいどこで見つけたんだろう…と、不思議に思ってしまったのでした(笑)。
あと、井上康生選手もすぐあとに出てきたし、ほかにバレーボール陣とか、浜口京子選手が映ってました。それにしても、浜口親子は相変わらずインパクトありますねー。お父さんに抱きつかれるところが、とってもほほえましかったです。
8月30日
※閉会式から一夜が明けました。感慨にひたる間もなく、日本選手団本隊は帰国の途に…。今のバタバタした雰囲気が収まれば、アテネの街は久々に落ち着きを取り戻すんでしょうねー。反対に、本隊が帰国したら、日本はまたにぎやかになるのかしら?
※こうして、アテネ五輪は華やかに終わりを告げたのですが…。ここへきても、この話題は終わらなかった。自転車女子ポイントレースで銅を獲得していた、コロンビアのカジェ選手が、興奮剤のヘプタミノルという薬物に陽性反応を示したそうです。当然、メダルは剥奪。4位だったミラベラ選手(アメリカ)が、繰り上がることになりました。
アヌシュ選手の金剥奪で、この問題もそろそろ終わりかなーと思っていたのですが、なんのなんの…。このぶんでは、五輪が完全に終わってからも、1人や2人は発覚する選手が出てきそうな感じです。
※男子マラソンのレース途中で、飛び出してきた観客に妨害され、その影響もあってか銅になってしまったブラジルのリマ選手ですが…。ブラジル五輪委は、アテネ五輪組織委の過失として、国際陸連に金メダルを要求するそうです。たしかにあれは、気の毒な出来事だったし、あれがなかったとしたら、結果も変わってたかもしれないですからねー。ただ、絶対に金だった、とも言い切れないので、難しいところではあります。
問題の人物はアイルランド人の元司祭で、これまでにも前科アリ。周囲の人は、彼がアテネに行くと知って止めなかったんでしょうか。それにしても、あんな人がよくもまあ、人に説教なんてしてましたよねー。
なお、国際オリンピック委員会からは、フェアプレーを讃えて「ピエール・クーベルタン・メダル」が贈られるそうですが、そりよりもやはり、本物の金メダルがいいんでしょうねー。
8月29日
今日の日本選手のメダル
銅 レスリング男子フリースタイル60kg級 井上謙二
※井上選手が、レスリング男子2個目のメダルを獲得しました。正直、最後まで勝てると思えなかったです。あんな接戦、よくものにできたなぁ…。そして、厳密にいえばこの日のメダルではないのですが、ハンマー投げの室伏選手の金もようやく確定。結局、金16、銀9、銅12という、開幕前にはだれも予想しなかった好成績で幕を閉じました。その他、くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
※↑にあるとおり、アヌシュ選手のメダル剥奪と、室伏選手の金が決まりました。まさか、東京大会に並ぶ金16個目が、こういう決まり方をするとは…って感じです。
この日の事情聴取に、やはりアヌシュ選手は現れず。「体調不良」とのことですけど、ようは、顔を出せなかったんでしょうね。代理人としてハンガリー五輪委会長が出席し、アヌシュ選手の正当性を主張したそうですけど、IOCの規律委はアヌシュ選手のドーピング違反を認定。その結果を受けて、理事会はアヌシュ選手の金メダル剥奪を決定しました。
これで、やっと室伏選手の金が決まったわけですが…。正直、複雑な気持ちです。もちろん、うれしくないといえば嘘になりますけど、どこかにモヤモヤした気持ちが残るのです。せめてアヌシュ選手には、ここまできたらちゃんと真実を話してほしかった。または、ドーピング検査を受け直してほしかったです。
それを拒否することで、いつまでも「自分は悪くない。被害者であり、本当は金メダリストだ」と主張し続けられる。そんなことが、許されていいはずはありません(だれも信じないでしょうけど)。ドーピング違反が発覚したあとで、すべてを告白して出直す選手も多いなか、アヌシュ選手は最後まで卑劣な人で終わってしまいました。
そして、室伏選手は、金メダリストにはなりましたが、満員の観衆の前で表彰台の中央に上がり、賞賛の拍手を受けること、君が代を聞くこと、そしてなにより、勝利を決めた瞬間のあの喜びを味わうこと、そういった、金メダリストだけに許される数々の栄誉は奪われたままになってしまいました。アヌシュ選手さえまともに競技に臨んでくれれば、それらは最初から室伏選手のものだったのに…。
思えば競技の最中から、少し「おかしいな」と思っていた部分はありました。なぜなら、アヌシュ選手がほとんどすべての投擲で、室伏選手を上回ってきたからです。優勝候補といわれた室伏選手、アヌシュ選手、ティホン選手の中で、6回の投擲すべてを高レベルでまとめられる人は、室伏選手以外にはいないはずでした。
ティホン選手なども「一発にかけてくる」タイプで、6回のうち、何回か「ひっかかった」投擲があればいい…という感じで投げています。ちなみに昨年の世界陸上で優勝したときも、6回のうち3回はファウルでした。
アヌシュ選手の場合は、ティホン選手よりさらに「ひっかかった」投擲が少ない選手、というイメージがありました。だから、室伏選手がアヌシュ選手やティホン選手に負けるとしたら、不運にしてそういう「ひっかかった」投擲が出てしまったときだけだ…と思っていたのです(…というよりも、ティホン選手に負けることはあっても、アヌシュ選手に上に行かれることはないだろう、と考えてましたから)。
ところが、今回のアヌシュ選手は、さっきも書いたようにほとんどすべての投擲を、高アベレージでまとめてきました。正直、「いつのまに、こんなに安定した投擲ができるようになったんだろう」と思いました。少なくとも、昨年までのアヌシュ選手に、これほどの力はなかったのです。
ただ、私もそうそうアヌシュ選手の投擲を、何度も見ているわけではありません。今回は、特別調子が良かったんだろう。まさか、薬物を使っているとは予想もしなかった私は、単純にそう考えて自分を納得させていたのです。だから、薬物疑惑が出たとき、驚きはしましたけど、同時に「そういうわけだったのか…」と納得した部分も多かったのでした。
(追記)アヌシュ選手は、競技前に抜き打ちの検査を受けていて、そのときは陰性、そして問題の競技直後の検査でも、やはり陰性だったのですが…。その二つの尿が、別人のものだと、すでに判明してたんですね。だから、IOCもあれだけ断固たる態度で臨めたわけだ…。
アヌシュ選手は「提訴する」と言ってるようですけど、「別人の尿」というはっきりした結果が出ているのに、なんでそこまでゴネるかなぁ。これ以上抵抗しても、どんどん自分が哀れになっていくだけだと思うのですが…。
※メダルをとった選手には、規定の報奨金に加えて、各競技団体からもいくらか支給されることが多いようですが、その額は競技団体のふところ事情によってかなりちがいます。それでも、たいては金なら数百万、という程度でしょうか。そんななか、桁外れの額を支給する団体が現れました。自転車のチームスプリントで銀を獲得した3人に、なんと総額1億(!)のボーナスが贈られるそうなのです。3で割っても3000万以上。さすが、プロの競輪選手というべきでしょうか。
ただ、五輪のために、長いこと賞金のとれるレースに出られなかった(本来のお仕事ができなかった)、その穴埋めの意味もあるみたいです。たしかに、これでメダルがとれなかったら、まさに「ただ働き」になっちゃうところでしたからねー。でも、やっぱ、結果を出した人が報われるのはいいもんですね。
※アテネのマラソンが始まる、その12時間前、日本では北海道マラソンが行われました。結果、男子はカギカ選手、女子は千葉真子選手が優勝。特に千葉選手は、結局五輪には出られなかっただけに、この日に走ることに特別の感慨があったでしょうねー(といっても、アテネで行われたのは、男子マラソンですけど)。タイムは、風の影響もあって2時間26分50秒にとどまりましたが、途中からはいっしょに走ってくれる男子選手すらいなくなってしまったし、1人旅&夏マラソンにしてはまずまずの記録だったのではないでしょうか。
ところで、千葉選手は来年の世界陸上を目指しているそうで、「野口選手や高橋選手と走りたい」とのこと。その勝負って、ものすごく見たいんですけど…。開催地はヘルシンキ(フィンランド)だから涼しいだろうし、暑さと難コースには勝てなかったラドクリフ選手なんかも出てきたら、さらにおもしろいかも。
8月28日
今日の日本選手のメダル
銅 レスリング男子フリースタイル55kg級 田南部力
※田南部選手が、3位決定戦で地元・ギリシャの選手に圧勝し、銅を獲得しました。決勝に行けなかったのは残念ですが、あれだけ力の差を見せつけてくれるとスッキリ(笑)。そして陸上男子では、4×100m、4×400mリレーとも過去最高の4位入賞を果たしました。…けど、惜しかった〜。どちらもメダルまであと一歩。でも、その一歩が遠かったですねー。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
※再検査を拒否したのかと思えば、いや、実は国内の施設で尿検体を提出してある、とかいうし、事情聴取に出席して潔白を主張する、と強気に出たかと思いきや、体調不良で出ていけない、と前言を翻すし、報道されるたびにコロコロ変わる、ハンマー投げの金メダリスト、アドリアン・アヌシュ選手ですが…。とりあえず、国際オリンピック委員会が、29日に事情聴取を行うことは決まったようです(ただし、本人が出席するかどうかはわかりませんが)。
疑惑がささやかれるようになってから今まで、ありとあらゆる「ドーピング技術」が報道されてきましたが、なんというか「そこまでやるか」というような方法でもって、逃れようとするんですねー。他人の尿とすりかえるにしても、以前は、自分の膀胱に他人の尿を入れておいて…みたいなやり方ぐらいしかなかったと思うんですけど、今ではもっと進んだ器具?も登場しているらしいし…。
IOCの医事委員長によれば、この日中に決着がつくとのことですが、どちらに持っていこうとしているんでしょう。最初は「問題ない」と言っていたIOC側も、さすがにここ数日のアヌシュ選手の態度には、不信感を抱いていると思うのですが…(潔白を信じる人がいたとしたら、ある意味スゴイ)。
事情聴取は現地時間の午前11時、日本時間だと午後5時から行われます。室伏選手は、決着がつくのを待つため、再度帰国を延長したとか。日本人として、室伏選手に金が行ってほしいとは思いますが、それよりもまず、「はっきりとした事実」が明らかになるよう望みたいです。
8月27日
今日の日本選手のメダル
銀 シンクロナイズドスイミングチーム 日本
※ロシアの壁厚し…というよりは、審判の壁厚し…って感じです。ロシアが勝つことが決まっていたとしても、もうちょっとなんとかならんのかなー。でも、日本の選手の演技はすばらしかったし、ロシアより何倍も楽しませてくれたので、よしとしたいです。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
※陸上男子ハンマー投げの金メダルが、室伏選手に回ってくる可能性が高くなってきました。ドーピング疑惑の渦中にあるアヌシュ選手(ハンガリー)は、再検査を拒否。もちろんこれは、拒否できるもんじゃないんで、その場合はドーピング違反を犯したのと同じことになります。となると当然、メダル剥奪→2位の室伏選手が繰り上がりで金、となるわけです。
それにしても、この問題が起こってからのアヌシュ選手の態度はひどいですよね。「傷ついた。引退する」とか、「検査を受け直したら、捏造されて違反にされてしまう」とか、よくもまあ、こんなバカバカしいこと言えたもんです。本当にやってないなら、意地でも引退なんてしないだろうし、なんとしてでも潔白を証明しようとする…と思うんですけど。それにこの言い方だったら、過去にドーピングでメダルを剥奪された人はみんな、結果を捏造されたから…になるじゃないですか(んなバカな)。
とにかく、決められた提出期限までに、アヌシュ選手が尿検体を提出しなかったのは事実です。あとは、裁定が出るのを待つだけですね。ほかに、いろいろ書きたいこともありますが、とりあえずは結果が出るのを待ちます。
※続いての話題は、またもドーピング違反によるメダル剥奪なんですけど…。しかも、またまたハンガリーの選手です。ウエイトリフティング男子105kg級で銀メダルを獲得したジュルコビッチ選手が、禁止薬物に陽性反応を示したとか。違反が確定すれば、当然メダルが剥奪されます。
今大会、ハンガリー選手のメダル剥奪って、何回目でしたっけ。メダルをとってないけど違反が発覚した選手もいるし、全部合わせたらかなりの数になりますよね。ここまでくると、ハンガリーの選手というだけで、疑いの目で見てしまいそうです。
※体操男子個人総合の決勝では、採点ミスによって、金メダルがアメリカのポール・ハム選手のところに転がり込みました。当初、ミスはあっても順位は覆らないとしていましたが、一点、国際体操連盟は、ハム選手に金メダル返還の要請をしたそうです。ただ、アメリカのオリンピック委員会は、要請文書をハム選手に渡すことを拒否したそうですけど。以前、ハム選手は「返してもいい」みたいなことを言ってたんですけどねー。こちらの金の行方も気になるところです。
※日本女子サッカーチームが、スウェーデンチームとともに、アテネ五輪のフェアプレー賞を受賞したそうです。これは国際サッカー連盟が定めるもので、警告や退場の数などをポイント化して決めるとか。この大会では準々決勝で負けてしまったけど、こういう賞をもらうのは気持ちがいいもんですよね。
8月26日
今日の日本選手のメダル
なし
※メダルはとれなくても、見てて気持ちいい試合があった反面、納得のいかない判定に泣いた場面も…。誤審はもうたくさん、なんですけどね。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
※室伏選手が銀を獲得した男子ハンマー投げに、波乱が巻き起こっています。圧倒的な強さで金を獲得したアヌシュ選手に、ドーピングの疑いがかけられているのです。なんでも、尿の量が規定に足りなかったらしいんですね。同様の理由で、すでに円盤投げのファゼカシュ選手が金を剥奪されているので、もし「足りなかった」のが本当なら、なぜアヌシュ選手だけ見逃されてしまったのか…ちょっと釈然としないものがあります。アヌシュ選手とファゼカシュ選手が、ともにハンガリーの選手だということも、いっそう疑いを深めているみたいですね(しかも、コーチまで同じらしい)。
ギリシャの地元紙には、アヌシュ選手はドーピング検査のさい、「輪ゴムで締めつけて、量を少なくしていた」と報じたところもあるらしくて、「ひえぇ〜っ」と思っちゃいましたよ。もし事実なら、「なんで見逃すねん!」って感じですからね。
最初は「問題ない」みたいなことを言ってたIOCも、どうやら再検査の方向で行くみたいだし、結果が注目されますね。なんたって、室伏選手のメダルの色が変わる可能性があるんですから。ちなみに室伏選手も、予定を変更してアテネにもう少しとどまるみたいだし、できれば室伏選手が現地にいるうちに結果がわかればいいんですけど。
※ここに書くのは、日本選手のメダル獲得状況とドーピング関連だけかい!と言われそうですが、またもやドーピング発覚→メダル剥奪のニュースです。ボート女子クオドルプルスカルスカルで3位に入った、ウクライナチームのオレフィレンコ選手が、興奮剤に陽性反応を示したため、同国のメダルが剥奪されることになりました。
1人が違反を犯したために全員のメダルがなくなるのは、ちょっと気の毒ではありますが…。しかも、チームドクターが処方した薬に禁止薬物が含まれていたとのことで、本当ならば本人に責任はないわけですからね。ただ、これを見逃してしまうことができないのはわかりますけど。しかし、チームドクターって、日々新たに追加される「禁止薬物リスト」を頭にたたき込んでおかなきゃならないわけで、かなり大変そうです。
8月25日
今日の日本選手のメダル
銀 シンクロナイズドスイミングデュエット 立花美哉/武田美保
銅 野球 日本
※金は無理でも、観客を味方につけてほしい…。立花/武田組は、まさにそういう演技を見せてくれました。いい演技でしたね。野球も、メダルがとれて良かったと素直に喜びたいです。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
これでメダルの総数は34となって、過去最多だったロサンゼルスを上回りました。金15個は、参加国中の4位。アメリカ、中国、オーストラリアに次ぐ位置です。ロシアより上というのが信じられないですねー(たぶん、もう抜かれるとは思いますが)。
8月24日
今日の日本選手のメダル
なし
※大会を通じて、初めて日本選手のメダルがない日になってしまいました。野球、バレーボールの負けも決まっちゃったし、なんとなく「ちょっとお休み」って感じですね。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
ただ、そろそろ金のとれそうな種目が見あたらなくなってきました。東京五輪の金16個まであと1個。一番可能性の高そうなのは野球だったんですが、残念ながら負けちゃったし、東京を超えるのはやはり無理なのかなぁ…。
※陸上の男子円盤投げで金を獲得した、ハンガリーのファゼカシュ選手にもドーピングの疑いが浮上しました。この前は女子砲丸投げだったし、陸上競技の投擲種目というヤツは、よほど薬物を使ったときの効果が大きいんでしょうねー。
ただ、この人一応、「尿が規定の量に足りなくて、それ以上出すのを拒否した」ということなんで、本当に薬物を使ったのかどうかはわからないのですが…。まあ、検査を拒否した=薬物を使用した、とみなされるんで、結局は金メダル剥奪になってしまうのかな。
金をとった選手が、たいてい飲み物を持って、飲みながらインタビューに答えているのは、のどが渇いているから…というよりは、ドーピング検査で尿を出さなきゃならないから、なんですよね。競技のあとだから当然汗もかいてるし、身体から水分は失われてるのに、それでも出す必要があるから、選手はけっこう大変みたいですね。
※現在は10チームで実施されているサッカー女子ですが、北京五輪からは12チームに増えるそうです。これはほぼ決定しているらしいですね。今回、初戦を勝って日本での注目度は一気にアップしたし、世界的にも興味を持つ人が増えてきてるんでしょうか。
8月23日
今日の日本選手のメダル
金 レスリング女子55kg級 吉田沙保里
金 レスリング女子63kg級 伊調 馨
銀 レスリング女子48kg級 伊調千春
銀 体操男子種目別平行棒 冨田洋之
銅 レスリング女子72kg級 浜口京子
銅 体操男子種目別鉄棒 米田 功
※期待の女子レスリングは、全階級でメダル獲得となりました。また、体操では、個人総合でメダルに届かなかった冨田選手と米田選手が、銀と銅を獲得。最後に米田選手が安堵の笑みを浮かべたのを見て、私もほっとしました。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
さて、これで金は15個。果たして「東京超え」はなるでしょうか?
8月22日
今日の日本選手のメダル
金 陸上女子マラソン 野口みずき
金 陸上男子ハンマー投げ 室伏広治
銅 ソフトボール 日本
銅 体操男子種目別あん馬 鹿島丈博
※驚いた…。まさか、金をとるとは思ってなかったです(なんか、最近この言葉ばっか書いてるような気がする…)。野口選手、よく最後まで逃げ切ってくれました。こんなにハラハラしながら見守ることも、そうそうないですよね。例によって例のごとく、私の予想は見事に外れてしまいましたが、こんな外れ方だったら大歓迎です(笑)。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
(追記)当初、金を獲得したと思われていたアヌシュ選手は、ドーピングによりメダル剥奪が決定。室伏選手が、「真の金メダリスト」となりました。
※女子砲丸投げ金メダルのコルジャネンコ(ロシア)選手に、ドーピングの疑いです。筋肉増強剤のスタノゾロールに陽性反応を示したとか。予備のBサンプルでも同様の結果が出れば、金メダルが剥奪されることになります。
今回、重量挙げなどでちらほらとドーピング発覚のニュースは伝わっていますが、さすがに金メダルの剥奪は初めて。残念ですね。2位の選手も、繰り上がって金をもらえるにしても、表彰式で中央に上がって国歌を聞く、あの感動は味わえないままだし…。
なお、コルジャネンコ選手は、一度ドーピングで出場停止処分を受けているため、今回の違反が確定すれば、もう永久に競技会には出場できないことになります。そんな危険を犯してでも、薬物を使いたかったんでしょうか。
8月21日
今日の日本選手のメダル
銀 男子チームスプリント 日本(伏見、長塚、井上)
銅 セーリング男子470級 関一人/轟賢二郎組
銅 競泳男子4×100mメドレーリレー 日本(森田、北島、山本、奥村)
※この日もまた、メダルを新たに3個獲得しました。好調すぎて怖いくらいです。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
8月20日
今日の日本選手のメダル
金 柔道男子100kg超級 鈴木桂治
金 柔道女子78kg超級 塚田真希
金 競泳女子800m自由形 柴田亜衣
銅 競泳女子200m背泳ぎ 中村礼子
※この日の金メダリスト3人の「金獲得率」は、鈴木選手60%、塚田選手20%、そして柴田選手5%(大会前なら0.01%)ぐらいだと思ってました。つまり、「金がとれても鈴木選手ぐらいだろうなー」と予想していたわけで、あとの2人がとれるとは、正直、全然考えてなかったのです。それでも、塚田選手ならまだわかります。…が、柴田選手の場合はもう、「まさか」としかいいようがないです。レースを見ながら目を丸くしてました。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
8月19日
今日の日本選手のメダル
金 柔道女子78kg級 阿武教子
銀 アーチェリー男子個人 山本博
※やっと、この大舞台で実力が発揮できた阿武選手。対照的だったのが、まったく精彩を欠いていた井上選手でした。あんな動きの悪い井上選手は、初めて見ました…。
アーチェリーの山本選手は大健闘! 2回戦で世界チャンピオンに勝ったと聞いて、勝ち上がれたらいいなーとは思っていましたが、本当に決勝まで行ったのを知って驚きました。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
8月18日
今日の日本選手のメダル
金 柔道女子70kg級 上野雅恵
金 競泳男子200m平泳ぎ 北島康介
銀 柔道男子90kg級 泉 浩
銅 競泳女子200mバタフライ 中西悠子
※連日の金メダル獲得に、「応援はするけど期待しすぎない」ようにしていた私も、「もっととれるんじゃないか」という気持ちが沸いてきました(笑)。柔道なんて、とれそうな階級は根こそぎとっていってる感じですもんねー。こんなに強い日本選手団は、本当に初めて見ました。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
※女子マラソンの野口みずき選手と坂本直子選手が、それぞれ合宿先からアテネに入りました。野口選手からは「絶好調宣言」も出たそうで、昨年の世界陸上銀メダル獲得時よりも、一段と力がついたようです。坂本選手は「調子は良くも、悪くもない」という、ちょっとぼかした言い方だったみたいですが、本当のところはどうなんでしょう。あの爆発力がアテネで出せれば、おもしろいのですが…。
この日は陸上男子短距離陣もアテネに到着。後半の競技の選手も、そろそろアテネに集結してきました。
※事故を理由に、抜き打ちのドーピング検査を回避している、ギリシャのケンデリス選手とサヌ選手ですが…。2人は、五輪を出場辞退することになったようです。ただし、ドーピングを認めたわけではなく、あくまで「混乱させた責任をとって」ということですが。で、国際オリンピックは、これを受け入れたとのこと。
だけど、抜き打ち検査の前に突如選手村から姿を消し、事故を起こしたとして入院。それだけでも怪しいのに、肝心の事故の痕跡は、どこにもないそうですからねー。「病院にかくまわれた」と見られてもしょうがない…というより、だれが考えてもそれしかないと思うんですけど。時間を稼いで、その間になんとか対処しようとあがいてるんでしょうけど、それって許されていいことなんでしょうか。
8月17日
今日の日本選手のメダル
金 柔道女子63kg級 谷本歩実
銀 競泳男子200mバタフライ 山本貴司
※谷本選手の金メダルには、驚かされました。昨年とはイメージが全然変わってましたから…。たぶん、これまでで一番意外な金です(失礼!)。1年でこんなに変わるものなんですねー。
それから、山本選手の好調な泳ぎは、決勝でも同様でしたねー。ゴールしたときのうれしそうな顔は、格別ものものがありました。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。
8月16日
今日の日本選手のメダル
金 体操男子団体総合 日本(米田、冨田、水鳥、塚原、鹿島、中野)
銅 競泳男子100m背泳ぎ 森田智己
※大接戦の末、森田選手が銅メダルを獲得! 北島選手に負けず劣らず、興奮させてくれたレースでした。体操は、寝不足でヘロヘロになりながら、生中継を見てました。感動した!…けど疲れました。くわしくは「アテネオリンピック」のページでどうぞ。 |